JP2011139695A - 水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置。 - Google Patents

水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】 腰水用の水盤及び植木鉢用の水受容器の灌水または観賞魚などの飼育用水槽に水足しを自動で行うと共にそれぞれの各用途に転用できる水足し注水用水位調整装置を得ること。
【解決手段】 貯水容器からサイホン管及び水位調節管で水受容器の管理水位を設定し、該貯水容器の最低水位位置が、上記管理水位より上位となるように該貯水容器を貯水容器配置台で所定位置に配置し、腰水用植木鉢または植木鉢の水受容器または観賞魚などの飼育用水槽用の、灌水用または水槽の水足し用として使用し、また、貯水容器の高さ位置を適宜変更可能なように、貯水容器配置台内部の載置部を位置変更可能に設け、さらに、浸潤する水受容器または水受容器に設けられた毛細管現象を有する灌水紐であって、それらから植木鉢に灌水できるように該植木鉢の用土の中若しくは近傍に該水受容器を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、腰水(ここで記載する腰水とは、容器に張った水に植木鉢を所定位置まで浸漬して、浸潤による灌水することを言う。)用の水受け容器(ここで記載する水受け容器とは、水盤または毛細管を有する紐などを通して植木鉢に灌水する該植木鉢の近傍に配置した水を一時留め置く容器を言う)または植木鉢用の水受け容器用または観賞魚などの飼育用水槽の水足し注水用水位調整装置に関する。
従来、一般市販される植木鉢のように、水道から直結して電動の自動灌水装置またはペットボトルからサイホン管、重力、内圧または毛細管を利用したものなど様々なものが有るが、その植木鉢用は一定時間ごとに注水するもの、また腰水用植木鉢の水受け容器用としては、その水受け容器の水位管理ではなく、管理者が自ら確認して水受け容器に注水していた。
また、水生小動物の飼育用水槽用の注水用水位調整装置は、一般的に熱帯魚に見られる水槽などに使用される循環装置での水位管理はあるが、水位が下がると足し水できるものは提供されて無く、管理者が自ら確認して飼育用水槽に水足し注水し、特に、小型の金魚鉢のような水槽用は無く、管理者自らが行っていた。
さらに、植木鉢用の水受け容器用の注水は、先行技術の先願例として、貯水タンクから滴下される水で貯水容器内を定液面とし、該貯水容器より下方の位置にトラップ構成容器を配置し、サイホン管の一端は貯水容器に、他端はトラップ構成容器に挿入され、密封容器とサイホン管は通気管で連絡して構成され、外気温変化により密封容器内の膨張収縮により自動でトラップ構成容器外周壁の配管口から配管チューブにより各所に散水する、とした実施例を示す「灌水装置」がある。(例えば、特許文献1参照)
加えて、他の先行技術の先願例として、貯蔵容器から流出する液体の流量を貯蔵容器中の液体レベルとは独立して制御する流量レギュレータと、該流量レギュレータから流出する液体をそれが一定量に達するまで蓄積し、この蓄積が生じたときに液体を配給する液体タイミング配給アセンブリとによって作用させる2つの流れ制御段階を用いて、植物に対する散水・栄養分の付与など周期的に液体を配給する、とした実施例を示す「自動液体配給装置」がある。(例えば、特許文献2参照)
特開2000−106772 特開平8−37963
上述した従来の植木鉢用は、高価な電動の自動灌水装置からペットボトルを利用した簡易な植木鉢専用ものが提供されているが、それらは、腰水用植木鉢の水受け容器または観賞魚などの飼育用水槽用には転用できないことから簡易に水位管理して、灌水用、水槽の水足し用に使用できるものが求められ、特に熱帯魚など温度調節をしている水槽は、水位が下がると水温管理用のヒーターがむき出しとなり、過熱して火災の原因ともなり危険であり、その改善が求められていた。
しかして、上述した先行技術の特許文献1の「灌水装置」は、外気温変化により密封容器内の膨張収縮により自動でトラップ構成容器外周壁の配管口から配管チューブにより各所に散水する事としているので、植木鉢等灌水に使用できるが、上記課題の観賞魚などの飼育用水槽用には水位調整の水位管理が必要な事から転用できず、もっぱら灌水用に特化されるものであった。
また、上述した他の先行技術の特許文献2の「自動液体配給装置」は、液体をそれが一定量に達するまで蓄積し、この蓄積が生じたときに液体を配給する液体タイミング配給アセンブリとによって作用させる2つの流れ制御段階を用いて、植物に対する散水・栄養分の付与など周期的に液体を配給するもので、上記文献1と同様、灌水には使用できるが、単に、周期的に液体を配給するもので、水位調整が必要な水位管理はできなかった。
本発明は、上記課題を有効に達成するために、第1の解決手段として、貯水容器にサイホン管を連通すると共に該サイホン管の排水口が水槽または水受け容器に注水できるように設け、該水槽または水受け容器の適正水位を管理水位とし、また該水槽または水受け容器を管理容器と見たときの該管理水位を設定する水位調節管の先端を、該水槽または水受け容器の管理水位に対応する所定位置に配置し、該基端側を上記貯水容器の空間位置に挿通すると共に該貯水容器の最低水位位置を上記管理水位より上位となるように該貯水容器を貯水容器載置台に載置したことで、
灌水用または水槽の水足し用として、腰水用植木鉢または植木鉢の水受け容器、または観賞魚などの飼育用水槽用の水位管理に使用するとしている。
また、第2の解決手段は、貯水容器の載置高さであって、該貯水容器の最低水位が、水槽または水受け容器の管理水位より上位位置で載置できるように、貯水容器載置台を設けると共に該貯水容器載置台で、貯水容器の高さ位置を適宜変更可能なように、貯水容器載置台内部の載置部を位置変更可能に設けたことで、
水位管理の高さが違う、腰水用植木鉢または植木鉢の水受け容器または観賞魚などの飼育用水槽の高さに対応させて、貯水容器載置台の高さを適宜変更して使用する事としている。
また、第3の解決手段は、管理水位の水槽を、観賞魚などの飼育用水槽としたことで、
観賞魚などの飼育用水槽の水位管理をする事としている。
また、第4の解決手段は、管理水位の水受け容器を、腰水用の水盤としたことで、
腰水用の水盤の水位管理をする事としている。
また、第5の解決手段は、水受け容器を、植木鉢用の水受け容器として該植木鉢の用土の中若しくは近傍に設け、該水受け容器から植木鉢に灌水できるように、該水受け容器を浸潤する容器体とし、若しくは毛細管現象を有する灌水紐を該水受け容器と植木鉢に架設状に設け、該浸潤する容器体または該灌水紐の一方端が植木鉢の用土の中に配置されるように設けたことで、
植木鉢の灌水管理をする事としている。
本発明は、上述したそれぞれの手段によって有効な効果が得られるようにしたもので、特に、貯水容器にサイホン管の一方端を挿入すると共に他端の排水口を、水槽または水受け容器に注水できるようにそれぞれ配置し、該水槽または水受け容器の適正水位を管理水位とし、該管理水位を設定する水位調節管の先端を、該水槽または水受け容器の管理水位に対応する所定位置に配置すると共に該基端側を上記貯水容器の空間位置に挿通し、また該貯水容器の最低水位位置を上記管理水位より上位となるように貯水容器載置台内で該貯水容器を載置する第1の解決手段により、
観賞魚などの飼育用水槽用、灌水用の植木鉢または腰水用植木鉢の水受け容器として、それぞれ水槽、灌水用の水足し注水用に転用でき、簡易で安価に水位管理ができる水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置として使用できる。
また、第2の解決手段の貯水容器の最低水位が、水槽または水受け容器の管理水位より上位位置で該貯水容器を載置できるように、貯水容器載置台及びその内部に載置部を設けると共に貯水容器の高さ位置を適宜変更可能なように、該載置部の位置を変更可能に設けたことにより、
水位調整するための貯水容器の載置高さが容易に変更できるので、貯水容器の水をサイホン管により使用用途に合わせて各水受け容器へ送水でき、よって水位管理が容易となり、またその貯水容器の載置高さを変更する貯水容器載置台を貯水容器のカバーとして使用できるので、無機質な容器をむき出しで使用することなく、特に部屋置きなどでは、デザインを考慮した装飾品としても使用できる。
さらに、第3の解決手段の管理水位の水槽を、観賞魚などの飼育用水槽としたことにより、
観賞魚などの飼育用水槽の水位管理ができるので、特に小さい金魚鉢などは水量が少なくなるのが早く、水位低下による酸素不足で観賞魚などを死なせることなく、また旅行などで長期に家を留守にするときなど、特に効果的に使用できる。
加えて、第4の解決手段の管理水位の水受け容器を、腰水用の水盤としたことにより、
腰水用の水盤の水位管理ができるので、水盤の中の腰水用植木鉢で植栽される植物の灌水管理が容易となり、また旅行などで長期に家を留守にするときなど、特に効果的に使用できる。
さらに加えて、第5の解決手段の植木鉢用の水受け容器として該植木鉢の用土の中、またはその近傍に設け、該水受け容器から植木鉢に灌水できるように、該水受け容器を浸潤する容器体として植木鉢の用土に埋設状に配置し、若しくは毛細管現象を有する灌水紐を該水受け容器と植木鉢に架設状に設けると共に該灌水紐のそれぞれの端部が、水受け容器の水と植木鉢の用土に埋設状に配置するように設けたことにより、
植木鉢用の灌水管理ができるので、植木鉢で植栽される植物の灌水管理が容易となり、また旅行などで長期に家を留守にするときなど、特に効果的に使用できる。
これらのことから、水足し注水用または灌水用として、それぞれ水槽、水盤、水受け容器に転用でき、簡易に水位管理ができる水槽、水盤または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置として使用できるので、本発明は、実用上著大な効果を奏するものである。
本発明の腰水用植木鉢に使用する第一実施例の要部切断の正面図である。 本発明の第一実施例の腰水用水盤8の要部の断面図である。 本発明の第一実施例の水位調整装置1の要部の断面図である。 本発明を植木鉢用に使用する第二実施例の要部切断の正面図である。 本発明の第二実施例の植木鉢15の要部の断面図である 本発明を植木鉢用に使用する第二実施例の他の実施例の要部切断の正面図である。 本発明を水槽用に使用する第三実施例の要部切断の正面図である。 本発明の貯水容器載置台5の要部を示す正面断面図である。 本発明の高さ調整用の載置部材12aの平面図である。 本発明の貯水容器載置台5の正面断面図である。
第一に、貯水容器にサイホン管を連通すると共に該サイホン管の排水口が水槽または水受け容器に注水できるように設け、該水槽または水受け容器の適正水位を管理水位とし、また該水槽または水受け容器の水位を設定する水位調節管の先端を、該水槽または水受け容器の管理水位位置に配置し、該基端側を上記貯水容器の空間位置に挿通すると共に該貯水容器の最低水位を上記管理水位より上位となるように貯水容器載置台に載置したことで、観賞魚などの飼育用水槽用、灌水用の植木鉢または腰水用植木鉢の水受け容器として、それぞれ水槽、灌水用の水足し注水用に転用でき、簡易に水位管理ができる水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置を実現させた。
また第二に、貯水容器の載置高さを、所定位置に載置できるように、貯水容器載置台を設けると共にその高さ位置を適宜変更可能なように、該載置台内部に載置部を変更可能に設けたことで、使用用途に合わせて、水位調整するための貯水容器の載置高さが容易に変更でき、またその貯水容器載置台を貯水容器のカバーとして使用できる水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置を実現させた。
また第三に、管理水位の水槽を、観賞魚などの飼育用水槽としたことで、観賞魚などの飼育用水槽の水位管理ができ、水位低下による酸素不足で観賞魚などを死なせることなく、また旅行などで長期に家を留守にするときなどに使用できる水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置を実現させた。
また第四に、管理水位の水受け容器を、腰水用の水盤としたことで、腰水用の水盤の水位管理ができるので、水盤の腰水用植木鉢で植栽される植物の灌水管理ができ、また旅行などで長期に家を留守にするときなどに使用できる水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置を実現させた。
また第五に、水受け容器から植木鉢に灌水できるように、該水受け容器を浸潤する容器体を植木鉢の用土に埋設状に配置し、若しくは毛細管現象を有する灌水紐を該水受け容器と植木鉢に架設状に設けると共に該灌水紐の両端が水受け容器の水と植木鉢の用土に埋設状に配置したことで、植木鉢用の灌水管理ができ、また旅行などで長期に家を留守にするときなどに使用できる水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置を実現させた。
本発明の第一の実施例を図面に基づいて説明すると、図1において、植木鉢を腰水で使用する実施例で、1は水位調整装置で、該水位調整装置1は、貯水容器2、サイホン管3、水位調節管4、貯水容器載置台5を有している。
そこで、該水位調整装置1の貯水容器2は、ペットボトルなどの容器体を使用し、該貯水容器2の口部6に密閉栓7を嵌合させ、該密閉栓7より貯水容器2内にサイホン管3及び水位調節管4をそれぞれ挿通し、そして挿通される該サイホン管3は貯水容器2の底部近傍と、水位調節管4は密閉栓7近傍の貯水容器2内の空間部にそれぞれ配設している。
またそのサイホン管3及び水位調節管4の他方の先端側において、該サイホン管3の先端口3aは、水受け容器である腰水用水盤8内の底部近傍に配設し、また水位調節管4の先端口4aは、腰水用水盤8の管理水位の水面9にそれぞれ配設すると共に前記それぞれの位置に保持できるように、図2で示す、腰水用水盤8の上端縁に管固定具10でサイホン管3と共に水位調節管4を保持している。
なお、図1に示す貯水容器2の口部6に、図3に示すように保持キャップ11を該口部6に冠着して、サイホン管3及び水位調節管4を該口部6近傍に保持している。
また、図1及び図3に示す貯水容器載置台5は、筒状で該貯水容器載置台5内に載置部12を設け、該載置部12の高さ位置は、載置される貯水容器2の底部位置に対応するその内有される水の最小水位位置が、前記腰水用水盤8の管理水位の水面9より高い位置で該貯水容器2を載置できるように設定される。
また、図1及び図2に示す腰水用植木鉢13は、腰水用水盤8内で浸潤により灌水される腰水用植木鉢13で、苔その他水を多く好む植物が植栽される。
しかして、本発明の第二の実施例の植木鉢用の水位調整装置1は、上記第一実施例と同様のもので、相違点において、図4及び図5に示すように、前記水受け容器の腰水用水盤8に換えて埋設浸潤容器14とし、該埋設浸潤容器14を植木鉢用としている。
そこで、該埋設浸潤容器14は、上記第一実施例で説明したサイホン管3及び水位調節管4と、本実施例の埋設浸潤容器14の関係が略同様の構成であり、相違において、微少穴が多数有する素焼き、伊予石などで埋設浸潤容器14を形成し、該埋設浸潤容器14から水が浸潤することにより植木鉢15の用土に自動で灌水する。
また、埋設浸潤容器14の浸潤する容器体は、素焼きまたは自然石の伊予石など微少穴を多数有することで、該埋設浸潤容器14内の水が湿潤により容器外へ染み出して植木鉢の用土に灌水する。
なお、図4及び図5の管固定具10aは、上記第一の実施例の管固定具10と略同様の機能で使用され、具体的には図5に示すように、植木鉢15の上端部に挟持すると共にサイホン管3及び水位調節管4をそれぞれ所定位置に保持している。
しかして、上記第二の実施例に関連する他の実施例で、図6に示すように、上述植木鉢15に埋設する埋設浸潤容器14に換えて植木鉢用水受け容器16とし、該植木鉢用水受け容器16を植木鉢15の外周上端部に設けている。
該植木鉢用水受け容器16は、上記埋設浸潤容器14と略同様で、相違において、灌水紐17の毛細管を利用して該灌水紐17の浸潤により植木鉢15の用土に灌水する。
そこで、該灌水紐17は、不織布など毛細管を利用して浸潤するもので、灌水紐17の一方端を植木鉢用水受け容器16内に水没させると共に他端を植木鉢15の用土に埋設して該灌水紐17の浸潤により灌水する。
これは上述第二実施例の埋設浸潤容器14が、湿潤により植木鉢15の用土に自動で灌水することと略同様である。
また、植木鉢用水受け容器16を植木鉢15に保持することにおいて、管固定具10bで植木鉢15の外周上端部に挟持すると共にサイホン管3及び水位調節管4をそれぞれ保持させ、該灌水紐17は、植木鉢用水受け容器16と植木鉢15に架設状に設けると共に管固定具10bから逆L字型に突出する灌水紐誘導管18により、該灌水紐17を植木鉢15の用土に埋設させると共に該灌水紐17から中途で水の蒸発を防いで使用する。
しかして、本発明の第三の実施例の水槽用の注水管理に使用するものを図面に基づいて説明すると、図7において、水位調整装置1は上記第一実施例と同様で、前記水受け容器に対応する第一及び第二実施例の腰水用水盤8、埋設浸潤容器14、植木鉢用水受け容器16に対して水槽19としている構成が相違する。
そこで、該水槽19は、一般的に市販される観賞魚などの飼育用角形の水槽を例示し、該水槽19の上部に蓋20を載置して、該蓋20に挿通するように上記サイホン管3及び水位調節管4をそれぞれ挿入し、該蓋20で管理水位位置の水面9にサイホン管3と共に水位調節管4を保持している。
また、該水槽19の管理水位の設定において、該水槽19の管理水位に合わせて貯水容器2の高さを貯水容器載置台5の載置部材12aの位置により調整する。
その高さ調整は、図8に示すように、筒状の貯水容器載置台5に所定間隔で外周から貫通するように支持穴21,21,…が開設され、該所定位置の支持穴21,21に載置部材12aを挿通して、該載置部材12aの上に貯水容器2が載置されることで行われる。
なお、図8及び図9に示す載置部材12aは、板状で基単側にストッパー22が設けられている。
また、図10に示す他の高さ調整の貯水容器載置台5において、あらかじめ設定される二通りの高さ位置を貯水容器載置台5内の載置部12の位置で求められるように、貯水容器載置台5の各両端からの距離を、図示するA,Bの所定位置に設定して載置部12を設け、貯水容器載置台5を天地逆転させて使用することで、載置部12の高さが変わることで簡易に高さ調整ができる。
しかして、第一の実施例の腰水用の植木鉢13に、水位調整装置1及び腰水用水盤8を使用するときの水位調整において、貯水容器2内の水がサイホン管3を通して腰水用水盤8内に注水され、一方、そのサイホン管3を通して注水されることで、先端口4aから空気が貯水容器2に流入し、そして、図2に示すように該腰水用水盤8の水位が上って水位調節管4の先端口4aに水面9が接っすると、貯水容器2に流入している空気が水面9の上昇により先端口4aが塞がれて止まり、貯水容器2に流入している空気が止まると、該貯水容器2内の気圧が負圧となり、サイホン管3を通して腰水用水盤8内の注水も止まり、注水が止まることで管理水位が調整できる。
この一連の動きで、水足し注水用の水位調整装置1として使用しており、そして該管理水位に調整された腰水用水盤8内で浸潤により灌水される腰水用植木鉢13で、苔その他水を多く好む植物が植栽される。
また、第二、第三のそれぞれの実施例も同様に、植木鉢15用の埋設浸潤容器14及び植木鉢用水受け容器16の水面9の水位、また水槽19の水面9の水位のそれぞれ管理水位に調整され、植木鉢15及び観賞魚などの飼育用水槽19の水足し注水用の水位調整装置1として使用される。
なお、貯水容器載置台5の載置部12及び載置部材12aを設けず、該貯水容器載置台5内部に求める所定高さの載置台を適宜、内設することで、簡易に高さ調整しても好ましいが、図示は省略した。
また、貯水容器載置台5の外周面に、写真またはデザインされた色彩などを施すことで、部屋置き、特に、近年、注目されるミニ盆栽、苔玉などの灌水に水位調整装置1を使用するとき、デザインされた貯水容器載置台5を使用することで、部屋の雰囲気を壊すことなく使用できる。
さらに、上記腰水用の水受け容器または植木鉢用の水受け容器用または観賞魚などの飼育用水槽に限らず、灌水または水足し注水など、貯水容器に対応する容量の容器の水位管理に使用しても良いが、特に図示は省略した。
本発明の水足し注水用水位調整装置は、各灌水及び水足しの管理が自動で行われるので、腰水用の水受け容器の水盤、植木鉢用の水受け容器または観賞魚などの飼育用水槽の灌水または水足し注水用に使用できる。
1 水位調整装置
2 貯水容器
3 サイホン管
4 水位調節管
5 貯水容器載置台
8 腰水用水盤
9 水面
10、10a、10b 管固定具
12 載置部
12a 載置部材
13 腰水用植木鉢
14 埋設浸潤容器
15 植木鉢
16 植木鉢用水受け容器
17 灌水紐
19 水槽
21 支持穴。

Claims (5)

  1. 貯水容器にサイホン管の一方端を挿入すると共に他端の排水口を、水槽または水受け容器に注水できるようにそれぞれ配置し、該水槽または水受け容器の適正水位を管理水位とし、該管理水位を設定する水位調節管の先端を、該水槽または水受け容器の管理水位に対応する所定位置に配置すると共に該基端側を上記貯水容器の空間位置に挿通し、また該貯水容器の最低水位位置を上記管理水位より上位となるように貯水容器載置台内で該貯水容器を載置することを特徴とした水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置。
  2. 請求項1記載の貯水容器の最低水位が、水槽または水受け容器の管理水位より上位位置で該貯水容器を載置できるように、貯水容器載置台及びその内部に載置部を設けると共に貯水容器の高さ位置を適宜変更可能なように、該載置部の位置を変更可能に設けたことを特徴とする水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置。
  3. 請求項1または2記載の管理水位の水槽を、観賞魚などの飼育用水槽としたことを特徴とする水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置。
  4. 請求項1または2記載の管理水位の水受け容器を、腰水用の水盤としたことを特徴とする水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置。
  5. 請求項1または2記載の植木鉢用の水受け容器として該植木鉢の用土の中、またはその近傍に設け、該水受け容器から植木鉢に灌水できるように、該水受け容器を浸潤する容器体として植木鉢の用土に埋設状に配置し、若しくは毛細管現象を有する灌水紐を該水受け容器と植木鉢に架設状に設けると共に該灌水紐のそれぞれの端部が、水受け容器の水と植木鉢の用土に埋設状に配置するように設けたことを特徴とする水槽または水受け容器用の水足し注水用水位調整装置。
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