JP2011139370A - 電子機器とその制御方法 - Google Patents

電子機器とその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011139370A
JP2011139370A JP2009298828A JP2009298828A JP2011139370A JP 2011139370 A JP2011139370 A JP 2011139370A JP 2009298828 A JP2009298828 A JP 2009298828A JP 2009298828 A JP2009298828 A JP 2009298828A JP 2011139370 A JP2011139370 A JP 2011139370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply voltage
circuit
circuit data
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009298828A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011139370A5 (ja
Inventor
Naohiro Yamamoto
直宏 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009298828A priority Critical patent/JP2011139370A/ja
Priority to US12/949,534 priority patent/US8203358B2/en
Publication of JP2011139370A publication Critical patent/JP2011139370A/ja
Publication of JP2011139370A5 publication Critical patent/JP2011139370A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00369Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00369Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters
    • H03K19/00384Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters in field effect transistor circuits

Abstract

【課題】供給電圧が不安定な状態にあっても、書き換え可能デバイスの動作に伴うシステムの不安定状態を回避する技術を提供する。
【解決手段】回路データの書き込み可能デバイスを有する電子機器は、書き込み可能デバイスへ供給される電源電圧の変動の範囲に対応付けた、書き込み用回路データを格納する格納手段と、書き込み可能デバイスに電源電圧を供給する電源供給手段と、供給された電源電圧の変動を監視し、電源電圧が、供給されていた電源電圧の範囲から外れた場合に、外れた電源電圧範囲に対応付けられた書き込み用回路データを格納された書き込み用回路データから選択する選択手段と、選択した書き込み用回路データを書き込み可能デバイスに書き込む書き込み手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、書き換え可能デバイスへ供給する電源の電圧変動に伴う動作不良を回避するための電子機器の回路技術に関する。
近年の電子機器の低消費電力化、低電圧化に伴い、FPGA等に代表される書き換え可能デバイスへ供給される電源電圧の低電圧化が進んでいる。また、書き換えデバイスに対する回路動作の多機能化の進展に伴い、書き換え可能デバイスへ供給される電圧レベルも一種類に限らず複数種類存在することで、多電源化が進んでいる。そのため、書き換え可能デバイスに対する供給電圧の許容変動幅が少なくなり、供給する電源電圧に安定した品質が求められている。
ユーザは、コンフィグレーション動作によって回路情報を書き換え可能デバイスに書き込むことが可能である。これによって、ユーザ定義の回路情報を書き換えデバイス上に実装でき、ユーザが所望する回路動作が実現される。コンフィグレーション動作により、書き換え可能デバイスへの電源投入後、ROMに代表されるメモリ内に予め格納されているユーザ定義の回路情報がデバイス書き込まれる。ただし、書き換え可能デバイスに供給される電源をシャットダウンし再度電源を立ち上げる場合には、書き換え可能デバイスは初期状態に戻るので、再度コンフィグレーション動作によりユーザ定義の回路情報をデバイスに書き込むことが必要となる。
コンフィグレーション動作には、格納されたユーザ定義の回路情報のデータを書き換え可能デバイスへ転送するため、書き換えデバイスとは別のROMなどのメモリを必要とする場合が多い。また、書き換え可能デバイスは、デバイス内部の回路ブロック毎に供給電源の領域を定義でき、その領域毎に電源制御を行うことが可能である。この場合、
デバイス内部に書き込む回路ブロックを同一供給電源の領域にマッピングするように指定し回路データを生成しておく。そして、その回路データを予めROMなどのメモリ上に格納し、コンフィグレーション動作により、特定の供給電源毎に回路ブロックを生成することが可能となる。
書き換え可能デバイスには、複数のモードに対応する機能セルを保有している場合があり、電圧レベルが通常のセルより低いときがある。書き換え可能デバイスは、通常、動作セルの駆動電圧より低い電圧レベルで動作するが、この場合、動作スピードは、通常動作のセルより低くなる。そのため、低消費電力セルを使用した場合には、書き込んだユーザ回路の動作周波数は、通常の動作セルの動作周波数より遅くなる。しかし、ユーザが電圧レベルを考慮して書き込み可能デバイスを稼動させる場合には、低消費電力セルを使用する場合でも、その電圧レベルに対応した動作周波数の回路を設定すれば、書き込み可能デバイスは問題なく動作する。低消費電力セルと通常動作のセルを組み合わせて、ユーザの所望の回路データを組むことは可能である。この場合、ある特定回路は低消費電力セルで構成し、別の特定回路は通常動作のセルで構成することで、ユーザ回路のデータを生成する。
また、書き換え可能デバイスへの電源は、不安定な電源供給を行っている場合もあり、また電源供給が、書き換え可能デバイスの電圧許容範囲にない場合がある。たとえば、書き換え可能デバイスを組み込んだシステムを設置した場所の電源の状態が不安定な場合や、書き換え可能デバイスを実装した基板上の電源が不安定になる場合などが挙げられる。
特開2005−136956号公報
FPGA等に代表される書き換え可能なデバイスは、供給電圧がそのデバイスの使用範囲外の場合には、誤動作を起こす可能性がある。また、供給電源が規定より低いと、書き換え可能デバイスの内部回路は初期化されてしまうことがある。また、書き換え可能デバイスを組み込んだシステム上で、書き換え可能デバイスへの供給電圧が規定外のレベルになった場合、書き換え可能デバイス内の処理がロックされ、所望のデータが出力されない場合もある。その場合、書き換え可能デバイスに接続されている接続先の各回路は、特殊な状態に陥る。つまり、この状態が発生することで、更にシステム全体の誤動作を引き起こし、場合によっては、システム全体のハングアップが発生する。
このようなハングアップが発生した場合、システムを復帰させるために、システムリセットを行うか、電源の立ち上げを再度行う必要がある。しかしながら、供給する電源電圧が復帰前と同じ状態であれば、書き換え可能デバイスは再び不安定な状態に陥る。
従って、本願発明はかかる課題に鑑み、供給電圧が不安定な状態にあっても、書き換え可能デバイスの動作に伴うシステムの不安定状態を回避する技術を提供する。
以上の課題を解決するために、回路データの書き込み可能デバイスを有する電子機器は、前記書き込み可能デバイスへ供給される電源電圧の変動の範囲に対応付けた、書き込み用回路データを格納する格納手段と、前記書き込み可能デバイスに電源電圧を供給する電源供給手段と、前記供給された電源電圧の変動を監視し、該変動した電源電圧範囲に対応付けられた書き込み用回路データを前記格納手段に格納された前記書き込み用回路データから選択する選択手段と、前記選択した書き込み用回路データを前記書き込み可能デバイスに書き込む書き込み手段とを備える。
本発明によれば、供給電圧が不安定な状態にあっても、システムの不安定状態を回避する技術を提供することが可能となる。
電圧参照動作を行う装置の構成を示す図。 データ処理部の構成を示す図。 回路データの格納記録部を説明する図。 電源電圧の変動を説明する図。 電源電圧の変動時の書き換え動作の説明図。 電源電圧の監視に対する説明図。 回路データの書き換え方法を説明する図。 回路データの書き換え方法のフロー図。 多電源電圧での電圧制御領域を説明する図。 ユーザインタフェースの例を示した図。 回路データの書き換え方法のフロー図。
<実施形態1>
本発明の各実施形態を実現する電子機器の構成について説明する。
[複合機]
図1は、本実施形態の電子機器である複合機の構成を示す図である。
複合機100は、例えば、複数種類の機能を実現する画像データ処理装置で実現される。また、複合機100は、ネットワーク108を介してネットワークに接続され、ネットワークを利用して画像データや装置情報の送受信が可能である。画像読み取り部105は、原稿台とオートドキュメントフィーダ(ADF)とを含む。印刷部107は、紙などの記録媒体に画像データを印刷する複写機能を有する。
プリンタコントローラ103は、印刷部107の各種印刷制御を行う。操作部104は、操作者の指示を複合機100へ取り込む。また、表示部102は、操作入力の状態表示及び処理中の画像データの表示を行う。記録部106は、画像データの処理されたビットマップデータ等のデータを格納する。
データ処理部101は、以上の機能部に対する入出力動作の制御および取り込んだデータの処理を行う。尚、電圧参照装置100では、後述する各種処理を実行するためのユーザインタフェースを、表示部102及び操作部104によって実現している。
[データ処理部]
次に、データ処理部101の構成について図2を用いて説明する。図2は本実施形態のデータ処理部の詳細な構成を示す図である。データ処理部101は、CPU201と接続されたデバイス1とデバイス2と書き換え可能デバイス203と回路デバイス206と記録媒体207と電源回路202とを備える。
CPU201は、操作部104から指示されたモードに応じて、画像データに対する制御を行う。CPU201の制御は、予めCPU201用のROMに格納されている制御プログラムに基づき実行される。このROMに格納されている制御プログラムは、システムクロックによってタスクと称されるロードモジュール単位に時分割制御を行うためのOS(オペレーティングシステム)のもとで実行される。また、制御プログラムには、このOSによって機能単位に実行制御される複数のロードモジュールがある。
デバイス1およびデバイス2は、書き換え可能デバイス203とは別のASICなどのハードデバイスを用い、画像データに対して画像処理を行う。書き換え可能デバイス203は、ユーザ回路を複数回、書き込むことができるデバイスである。つまり、ユーザが定義した書き換え用回路データに基づきデバイス上に書き込むことでユーザ定義の回路動作を実現するデバイスである。一度書き込み、書き換え可能デバイス203に規定範囲内の電源供給がされていれば回路の動作は保証される。しかし、書き込み可能デバイスに対して書き込み後、供給される電源が規定範囲外になると、書き込み可能デバイスの動作は保証されない。特に書き込み可能デバイスに対する電源が遮断された場合には、書き込み可能デバイスの動作は初期化される。そのため、この場合には、書き込み動作(コンフィグレーション動作)が再度必要になる。
記録媒体207は、書き換え可能デバイス203へ書き込む、電源電圧の変動に対応付けられた複数のユーザ定義の回路データを格納する。記録媒体207には、フラッシュROMなどが用いられる。書き換え可能デバイス203へ供給される電源電圧の範囲に対応付けられた回路データのパターンを複数個用意し、これを記録媒体207に格納しておく。
電源回路202は、各デバイスに電源供給を行うブロックである。図2では、書き換え可能デバイス203に対して電源Aと電源Bという形で接続している例を示している。電源Aおよび電源Bは、回路デバイス206にも接続されている。これは後述する書き換え可能デバイス203の参照電圧として利用するためのものである。電源回路202は、電源Aおよび電源Bのほか、複合機100内で必要される複数の電源を供給する。また、電源回路202は、各デバイスの規格内に変動幅を抑えて各デバイスに電源電圧を供給する。ただし、複合機100の設置環境や、データ処理部101のハードウェアの構成によって、電源回路202は、各デバイスの規格を満たす電圧レベルを保てない場合が発生する場合がある。
たとえば、電源回路202に供給されるソース電源の品質が保たれておらず、電源回路202に対して保証範囲外の電圧が入力されてしまうときに各デバイスの規格を満たす電圧レベルを保てない場合が発生する。あるいは、データ処理部101が複数の回路基板で構成され、電源回路202と書き換え可能デバイス203とが別の回路基板に実装されてしまい、その基板間がコネクタで接続されるときにも発生する。すなわち、回路基板間での電圧損失、シグナルインテグリティの対処が適切に施されていない場合には、電源回路202の出力電圧と、書き換え可能デバイス203の入力電圧との間に電圧の差分が発生する。その差分により、書き換え可能デバイス203への入力電圧の規格値を満たせない場合が発生する。
回路デバイス206は、書き換え可能デバイス203へのユーザ定義の回路データの書き換え制御と、書き換え可能デバイス203への供給電圧の監視を行う。書き換え可能デバイス203またはCPU201からの要求に従って、所定のユーザ定義の回路データが記録媒体207から読み出し書き換え可能デバイス203に書き込まれる。回路データの書き込みは、書き換え可能デバイス203への電源投入後、もしくは、書き換え可能デバイス203への供給電圧のレベル値が規定範囲外となったときに行なわれる。
書き換え可能デバイス203は、電源投入時には必ず初期化(コンフィグレーション)動作が必要であるため、電源投入時には、回路デバイスは、必ず回路データの書き込み動作を行う。書き換え可能デバイス203の供給電圧の電圧レベルが規定範囲外となった場合の書き換え動作は、後述する機構に従って、回路デバイス206は、書き換え可能デバイスに回路データを書き込む。書き換え可能デバイス203は、その回路内に複数の異なる電源電圧の範囲に対応可能な機能セルを備える。
[ユーザ回路パターン]
記録媒体207は、複数の回路データを保持できるように、複数のバンクを備え、バンクごとに回路データを保持するようにメモリ管理が行なわれている。読み出す回路データには、複数の回路データのパターンを持たせる。書き換え用回路データのパターンの例を図3に示す。バンク内の回路データは、以下のようなデータを含む。
・全ての回路データを通常電圧の機能セルで駆動させた回路構成を組んだ回路データ。
・全ての回路の機能セルを低消費電力の機能セルで実装した回路データ。
・一部の回路の機能セルを低消費電力の機能セルで実装した回路データ。
・一部の回路の機能セルを使用しない構成で実装した回路データ。
・I/O部のみ駆動させて、内部回路の機能セルを全て使用しない構成で実装した回路データ。
これらの回路データを予め用意し、記録媒体207に格納する。格納する場合には、特定の回路データのみを読み出せるように、記録媒体207内のバンク切り替えによる格納領域を決めておく。また、各回路データの一部に、ヘッダー情報として読み出すデータの回路パターンの情報とスタートアドレスとエンドアドレスを記録しておく。
回路デバイス206は、ヘッダー情報に基づき、記録媒体内の各回路データパターンにおける所望の回路データを選択し、その回路データのみを読み出し、書き換え可能デバイス203への書き込みを行う。
[回路デバイスでの電圧参照の方法]
書き換え可能デバイス203へ供給される電源電圧は、回路デバイス206で参照することでモニタされる。図2に示すように、電源回路202から供給されている書き換え可能デバイスへの電源は、回路デバイス206にも接続される。
図4に、電源供給の電圧変動の例を示す。図4の例では、書き換え可能デバイスのコアの回路に対する電圧値は、通常動作で1.1Vとしている。電圧値が0.9Vから1.1Vの範囲内の場合には、電圧値は低電圧の動作範囲とし、0.9V未満の場合には、回路動作の保証は行なわれない。この場合、1.1V以上の電源電圧であれば、通常動作、あるいは低消費電力の機能セルで構成されたユーザ回路の動作が保証される。1.1V未満で0.9V以上の範囲の電源電圧であれば、低消費電力の機能セルで構成されたユーザ回路の動作が保証される。
図5に、電源供給の電圧変動に従った回路データの書き換え例を示す。所定の1.1V未満の電源電圧の範囲から、所定の1.1V以上の電源電圧の範囲に移行した場合には、通常動作の機能セルで構成された回路データに切り替えるか、もしくは低消費電力の機能セルで構成された回路データとする。1.1V以上の電源電圧から1.1V未満で0.9V以上の電源電圧の範囲に移行した場合には、この電源電圧に対応付けられた、低消費電力の機能セルで構成された回路データに切り替える。0.9V未満の電源電圧の範囲に移行した場合には、回路動作保証がされないため、I/O部のみ駆動させて、この電源電圧の範囲に対応付けられた、内部の回路の機能セルを全て使用しない構成の回路データに切り替える。このとき、I/O部の電源は別電源で構成され、通常3.3Vなどのコアの回路に供給される電源電圧のレベルよりも高い。
図6を参照して、図2の回路デバイス206内での電源電圧の参照方法を説明する。電源Aおよび電源Bは、回路デバイス206内で基準電圧303、304と比較器301および302を用いて比較される。比較器301と302で、基準電圧303、304の範囲を超える場合には、書き換え指示信号として書き換え指示を出す信号をCPU201(図2)へ出力する。基準電圧303、304は、予め書き換え可能デバイス203(図2)によって一意に決まる規定値を元にする電圧レベル値である。これは、参照する電圧毎に用意して比較を行う。基準電圧303、304の値は、回路デバイス206内にレジスタを用意して可変に設定できるように実装してもよい。
[書き換え可能デバイスの電圧参照による回路書き換え]
図7を参照して、図2の書き換え可能デバイス203についての回路データの書き換えを説明する。図7(a)は、書き換え可能デバイス203の構成例である。この構成で、書き換え可能デバイス203のI/Oの電源電圧は、3.3Vであり、処理機能の入っているコアブロックの電源電圧は、1.1Vである。
図7(a)では、I/O電源、コア電源として、それぞれ規定値を満たすように電源電圧が保たれている。そのため、通常動作の機能セルで構成されている回路をコアブロックに書き込むことも可能であるし、低消費電力動作の機能セルで構成されている回路を書き込むことも可能である。
図7(b)は、コアブロックに供給される電源電圧が1.1Vから0.9Vに変動した場合を示している。コア電源が0.9Vに低下すると、書き換え可能デバイス203のコアブロックは、通常動作のセル構成の回路では、回路動作が保証できない。そのため、書き換え可能デバイス203は、コア電源の変動に伴い不安定な状態に陥る。
図7(c)は、コアブロックを低消費電力動作の機能セルに置き換えた場合を示している。コア電源が0.9Vへ低下したことにより、回路デバイス206が書き換え可能デバイス203の回路データを書き換えている。つまり、書き換え可能デバイス203内のコアブロックの回路データが、通常動作のセル構成の回路から0.9Vで駆動できる低消費電力のセル構成の回路に書き換えられている。これにより、コア電源が0.9Vでも、書き換え可能デバイス203の動作は保証される状態に移行する。
[制御フロー]
図8は、本実施形態の動作制御のフロー図である。S402で、回路デバイス206は、図2の書き換え可能デバイス203の電源電圧のモニタリングを開始する。S403において、電源回路202(図2)は、書き換え可能デバイス203への電源投入を開始する。
書き換え可能デバイスの電源投入後、S404において、CPU201(図2)は、書き換え可能デバイスの初期化(コンフィグレーション)を行う。ここで、ユーザ定義の回路データが、回路デバイス206(図2)を介して書き換え可能デバイス203へ書き込まれる。このとき書き込まれる回路データは、デフォルトで予め決められた設定の回路データである。
その後、S405において、回路デバイス206は、書き換え可能デバイス203に対しての動作を開始する。S406において、回路デバイス206は、電源電圧の電圧レベルの監視を続け、電圧レベルが書き換え可能デバイス203の規定範囲外になった場合には、回路データの書き換え選択の作業を行うためS407へ移行する。電圧レベルが書き換え可能デバイス203の規定範囲内であれば、S412において、動作終了まで電圧レベルの監視を続ける。
S407において、回路デバイス206は、予め用意された回路データパターンの中から、保証範囲内の回路データを選択する。選択が完了したら、S408において、書き換え可能デバイス203に対して書き込み可能な状態になったかを確認する。書き換え可能な状態であれば、S409において、回路データの書き換えを開始する。
S410において、回路デバイス206は、回路データの書き換えが終了したら、S411において、書き換え可能デバイスに対する供給電圧の監視動作を再開する。回路データの書き換え完了は、S404での書き換え可能デバイス203の初期化完了と同様に、書き換え完了の通知情報に基づき判断される。
[内部電圧領域が複数存在する場合]
図9は、書き換え可能デバイス203の内部が、複数の電圧で制御されている場合を示す。図7では、書き換え可能デバイス203の内部、コアブロックは、一つの単一電圧で制御されている場合を説明した。図9の例では、書き換え可能デバイス203は、コアブロック1からコアブロック5までの回路ブロックと、予めマクロ定義された回路ブロックのマクロブロックを備えている。
この場合、コアブロック1とコアブロック2は、電源電圧1.1Vで、コアブロック5は、電源電圧1.8Vで動作する。また、コアブロック3とコアブロック4は、電源電圧0.9V、マクロブロックは、電源電圧1.3Vで動作する回路構成となっている。しかし、いまコアブロック1、コアブロック2、コアブロック3およびコアブロック4用に供給する電源電圧が変動し、0.9Vになっている。また、コアブロック5用に供給する電源電圧については、1.7V、マクロブロック用に供給する電源電圧は、1.2Vと変動している。このため、この書き換え可能デバイス203のうち、コアブロック1、コアブロック2、コアブロック5、およびマクロブロックの動作保証がなされない状態に陥る。
回路デバイス206は、電源電圧のレベルが足りないブロックの回路データを、供給されている電源電圧で動作可能な回路データに書き換える。すなわち、コアブロック1およびコアブロック2は、0.9Vで駆動する低消費電力動作の機能セルで構成する。コアブロック5は、1.1Vで駆動する低消費電力動作の機能セルで構成する。また、マクロブロックは、1.2Vでの駆動できる機能セルが用意されていない場合には、マクロブロック部を未使用のモードに切り替え、マクロブロックの入出力I/Fの処理のみを行った未使用の状態で構成される回路に置き換える。
これにより、書き換え可能デバイス203の動作は、供給される電源電圧範囲内で保証される状態に移行する。ただし、この場合、マクロブロックの使用を禁止する動作になり、書き換え可能デバイス203に書き込む回路機能のうち、一部の動作制限は、発生する。
<実施形態2>
実施形態2を実現する電子機器の構成は、実施形態1と同じ構成をとる。ここでは実施形態1と異なる部分を中心に説明を行う。
[低消費電力のモード選択]
動作開始前の初期段階で、図2におけるデータ処理部101内の電源回路202から書き換え可能デバイス203へ供給される電圧レベルを判別する。つまり、回路デバイス206は、電源投入時に、書き換え可能デバイス203へ供給される電圧レベルを監視しその電圧レベルを判断する。その際、書き換え可能デバイス206に供給される電圧が、低消費電力の機能セル用に対する供給電圧の規定の範囲内であるか否かを判断する。
その結果、供給電圧のレベルが低消費電力セル用に対する供給電圧の規定の範囲内にあれば、低消費電力用の機能セルを用いた回路データを用いるか、あるいは通常動作の機能セルを用いた回路データを用いるかの選択を行う。
供給電圧レベルの結果の通知情報を、図2におけるCPU201を介して表示部102へ送信する。表示部102にて、ユーザに消費電力を抑えた動作モードが可能であることを通知する。そして、消費電力を抑えた動作モードを使用するか、通常動作モードで動作を使用するかの選択表示を行い、ユーザが選択できるようにユーザインタフェースを構成する。
図10にユーザインタフェースの例を示す。ユーザは、ユーザインタフェース上に表示された動作モードのうち、通常動作か、低消費動作か、どちらかのモードを選択することができる。ユーザから消費電力を抑えた動作モード、すなわち、低消費動作が選択された場合には、図2における表示部102からCPU201を介して、低消費電力セルの選択要求の情報を回路デバイス206に送る。回路デバイス206は、低消費電力セルの選択要求を受け付け、記録媒体207から低消費電力セルで構成された回路データを読み込み、書き換え可能デバイスへの書き込みを開始する。
また、ユーザからの選択通知が無い場合には、例えば、デフォルトの動作設定を予め定義することで、デフォルトの動作設定を優先して、動作モードを決定させることも可能である。この場合、回路デバイス206は、記録媒体207に記録されている回路データのうち、デフォルトで定義されている回路データを選択して書き込み可能デバイス203へ書き込みを行う。
[動作フロー]
図11に、実施形態2での動作フローを示す。S502において、図2の回路デバイス206は、書き換え可能デバイス203の電源電圧のモニタリングを開始する。S503において、図2の電源回路202が、書き換え可能デバイス203の電源投入を開始する。
S504において、回路デバイス206は、電源電圧の電圧レベルを監視する。電圧レベルが書き換え可能デバイス203の低消費電力用の機能セルで構成した回路データが動作保証できる範囲内であった場合には、S506において、低消費電力用の機能セルを用いた回路構成の回路データを選択する。あるいは、図2の表示部102が、消費電力を抑えた動作モードを使用できることを表示することでユーザに通知する。ユーザが通常の動作セルでの稼動を選択した場合には、S505において通常動作の機能セルで構成した回路データを選択する。
S507において、選択された回路データに基づき、回路デバイス206は、書き換え可能デバイス203の初期化を行う。この初期化で、選択した回路データを書き込み可能なデバイスに書き込み、所望の回路構成を実装する。S508において、初期化が終了すると、書き換え可能デバイス203は動作を開始する。
以上のように、実施形態2では、ユーザに消費電力を抑えた動作モードが可能であることを通知することにより、ユーザが、消費電力を抑えた動作モードを使用するか選択できるようなユーザインタフェースを備えることで、ユーザにとってフレキシブルな電源電圧の選択を供給することが可能となる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (4)

  1. 回路データの書き込み可能デバイスを有する電子機器であって、
    前記書き込み可能デバイスへ供給される電源電圧の範囲と書き込み用回路データとを対応付けて格納する格納手段と、
    前記書き込み可能デバイスに電源電圧を供給する電源供給手段と、
    前記供給された電源電圧の変動を監視し、該監視した電源電圧が、所定の電源電圧の範囲から外れた場合に、該外れた電源電圧範囲に対応付けられた書き込み用回路データを前記格納手段に格納された前記書き込み用回路データから選択する選択手段と、
    前記選択した書き込み用回路データを前記書き込み可能デバイスに書き込む書き込み手段と
    を備える電子機器。
  2. 前記書き込み可能デバイスは、複数の異なる電源電圧の範囲に各々対応可能な、複数の機能セルを有し、
    前記電源供給手段は、前記複数の機能セルの各々に電源電圧を供給し、
    前記格納手段は、前記複数の異なる電源電圧の範囲と前記複数の機能セルとに対応付けた書き込み用回路データを格納し、
    前記選択手段は、前記複数の機能セルに各々供給された電源電圧の範囲の各々の変動を監視し、該電源電圧が、前記供給されていた電源電圧の範囲から外れた場合に、該外れた電源電圧の範囲に対応付けられた書き込み用回路データを前記格納手段に格納された前記書き込み用回路データから選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 更に、前記機能セルの対応可能な複数の電源電圧の範囲を表示する表示手段と、
    前記表示された複数の電源電圧の範囲の中から選択された電源電圧を入力する入力手段とを備え、
    前記入力手段は、前記機能セルへ供給されていた電源電圧が、前記供給されていた電源電圧の範囲から外れた場合に、前記機能セルが対応可能な複数の電源電圧の範囲を表示し、該表示された複数の電源電圧の範囲の中から選択された電源電圧の範囲を入力し、
    前記選択手段が、前記入力された電源電圧を優先して選択することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 回路データの書き込み可能デバイスを有する電子機器の制御方法であって、
    格納手段が、前記書き込み可能デバイスへ供給される電源電圧の範囲と書き込み用回路データとを対応付けて格納する格納工程と、
    電源供給手段が、前記書き込み可能デバイスに電源電圧を供給する電源供給工程と、
    前記供給された電源電圧の変動を監視し、該監視した電源電圧が、所定の電源電圧の範囲から外れた場合に、選択手段が、前記外れた電源電圧範囲に対応付けられた書き込み用回路データを前記格納手段に格納された前記書き込み用回路データから選択する選択工程と、
    書き込み手段が、前記選択した書き込み用回路データを前記書き込み可能デバイスに書き込む工程と
    を備える制御方法。
JP2009298828A 2009-12-28 2009-12-28 電子機器とその制御方法 Pending JP2011139370A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009298828A JP2011139370A (ja) 2009-12-28 2009-12-28 電子機器とその制御方法
US12/949,534 US8203358B2 (en) 2009-12-28 2010-11-18 Image processing apparatus, control method, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009298828A JP2011139370A (ja) 2009-12-28 2009-12-28 電子機器とその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011139370A true JP2011139370A (ja) 2011-07-14
JP2011139370A5 JP2011139370A5 (ja) 2013-02-14

Family

ID=44186728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009298828A Pending JP2011139370A (ja) 2009-12-28 2009-12-28 電子機器とその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8203358B2 (ja)
JP (1) JP2011139370A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1195994A (ja) * 1997-09-18 1999-04-09 Fujitsu Ltd プログラマブル・ゲートアレイのコンフィグレーション方法及びプログラマブル・ゲートアレイ装置
JP2007053761A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Altera Corp プログラマブルロジックデバイスの性能最適化装置および方法
JP2007194940A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Fuji Xerox Co Ltd フィールドプログラマブルゲートアレイ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2002331774A1 (en) * 2001-08-29 2003-03-18 Analog Devices, Inc. Methods and apparatus utilizing flash burst mode to improve processor performance
JP4124692B2 (ja) * 2003-04-25 2008-07-23 シャープ株式会社 不揮発性半導体記憶装置
JP3966873B2 (ja) 2003-10-08 2007-08-29 株式会社東芝 論理回路装置、動作電圧変更方法
US7936184B2 (en) * 2006-02-24 2011-05-03 Altera Corporation Apparatus and methods for adjusting performance of programmable logic devices

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1195994A (ja) * 1997-09-18 1999-04-09 Fujitsu Ltd プログラマブル・ゲートアレイのコンフィグレーション方法及びプログラマブル・ゲートアレイ装置
JP2007053761A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Altera Corp プログラマブルロジックデバイスの性能最適化装置および方法
JP2007194940A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Fuji Xerox Co Ltd フィールドプログラマブルゲートアレイ

Also Published As

Publication number Publication date
US8203358B2 (en) 2012-06-19
US20110156751A1 (en) 2011-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9519329B2 (en) Image forming apparatus and power control method thereof
KR101515260B1 (ko) 셧다운 처리를 적절하게 실행할 수 있는 정보 처리 장치, 정보 처리 장치의 제어 방법, 및 저장 매체
CN101989123B (zh) 信息处理装置及信息处理装置的控制方法
JP2012155533A (ja) 情報処理装置、その制御方法、および制御プログラム
CN103917924A (zh) 图像形成装置、图像形成装置的控制方法、以及程序
US9423857B2 (en) Apparatus and method for extending life of a storage unit by delaying transitioning to a hibernation state for a predetermined time calculated based on a number of writing times of the storage unit
JP2013092940A (ja) 電子機器及びその電力制御方法
US8533364B2 (en) Apparatus that prevent a malfunction of the circuit and reduce power consumption
CN107526426B (zh) 信息处理装置、其控制方法和存储介质
CN107068177B (zh) 控制存储器的控制设备及其控制方法
JP5701043B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
JP2011139370A (ja) 電子機器とその制御方法
JP2020107233A (ja) ストレージ制御装置及びその制御方法、並びにプログラム
US8537405B2 (en) Controller, control apparatus, and image-forming apparatus
JP6842641B2 (ja) 画像形成装置
JP4965161B2 (ja) メモリーカードコントローラ
JP6532240B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法
JP2012198690A (ja) 情報処理装置、通信制御装置、処理実行方法および処理実行プログラム
JP7387281B2 (ja) 電子機器、および、電子機器の制御方法
US11531580B2 (en) Electronic apparatus equipped with HDD, control method therefor, and storage medium
US20230280934A1 (en) Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and non-transitory storage medium
JP2017004070A (ja) 画像形成装置に搭載されるcpuの省電力制御
JP2016132197A (ja) 画像形成装置及びジョブ処理制御方法並びにジョブ処理制御プログラム
JP2010052195A (ja) 画像形成装置および電圧管理装置
JP2012227821A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、省電力方法、省電力プログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140207