JP2010052195A - 画像形成装置および電圧管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力の低減を図りつつデバイスへの供給電圧が動作保証電圧の最低値を下回ることを防止することが可能な画像形成装置および電圧管理装置を提供する。
【解決手段】節電状態の場合に(S101)、リセットICは、供給電圧が閾値を下回ったかどうかを判断し(S102)、下回ったと判断すると、ASICにリセット信号を出力する(S103)。リセット信号を受信したASICは、電源制御回路に出力電圧を上げるように指示する(S104)。電源制御回路は、ASICからの指示を受けると、出力電圧を調整値となるように設定を変更する(S105)。電源制御回路は、調整値に設定変更したことを記憶する(S106)。
【選択図】図4
【解決手段】節電状態の場合に(S101)、リセットICは、供給電圧が閾値を下回ったかどうかを判断し(S102)、下回ったと判断すると、ASICにリセット信号を出力する(S103)。リセット信号を受信したASICは、電源制御回路に出力電圧を上げるように指示する(S104)。電源制御回路は、ASICからの指示を受けると、出力電圧を調整値となるように設定を変更する(S105)。電源制御回路は、調整値に設定変更したことを記憶する(S106)。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置および電圧管理装置に関するものである。
例えば、特許文献1は、電子デバイスへの電源供給をオフにするための省エネルギーモード時に他の電子デバイスの動作保証電圧の最低値に電圧を落とす技術を提案している。すなわち、特許文献1には、第1の電子デバイスへの省エネルギーモードの設定に基づいて第1の電子デバイスへの電源供給をオフする手段と、省エネルギーモードの設定により電源供給がオフすると同時に第2の電子デバイスの電圧範囲の最低電圧の電源を出力するように電源供給を制御する手段と、を備えた電力供給装置が開示されている。
ここで、デバイスへの供給電圧を動作保証電圧の最低値に設定する場合に、消費電力の低減を図ることができる。しかしながら、例えばデバイス動作時の電気ノイズの発生や温度等の周囲環境の変化の諸要因によってデバイスへの供給電圧が瞬間的に動作保証電圧の最低値を下回る可能性がある。
本発明は、消費電力の低減を図りつつデバイスへの供給電圧が動作保証電圧の最低値を下回ることを防止することが可能な画像形成装置および電圧管理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、画像形成装置本体が有する機能を制御するためのCPUと、第1の電圧値で動作保証される電源制御用のASICを含み、供給される電力を消費する電力消費部と、出力電圧可変に構成され、前記ASICの指示に基づいて第2の電圧値または当該第2の電圧値よりも低く前記第1の電圧値よりも高い第3の電圧値の電圧で電力を出力し、前記CPUおよび前記電力消費部に電力を供給する電源部と、前記電源部から出力される電力の電圧を前記第2の電圧値から前記第3の電圧値に変更することの指示に伴ってなされる前記ASICからの指示に応じて前記CPUへの電力供給を遮断する電力遮断部と、前記電力消費部に供給される電力の電圧が前記第1の電圧値よりも高く前記第3の電圧値よりも低い閾値を下回ったか否かを検出する検出部と、を含み、前記ASICは、前記検出部による前記閾値を下回ったことの検出結果を取得すると、前記第3の電圧値よりも高く前記第2の電圧値よりも低い第4の電圧値を前記電源部の出力電圧とするように制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記ASICにより前記第4の電圧値を出力電圧にすることの制御を行った情報を格納する格納部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記検出部は、前記電力消費部の中の前記電源部から遠い位置に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記検出部は、リセットICであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記ASICにより前記第4の電圧値を出力電圧にすることの制御を行った情報を格納する格納部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記検出部は、前記電力消費部の中の前記電源部から遠い位置に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記検出部は、リセットICであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、出力電圧可変に構成され、CPUに電力を供給する電源回路と、第1の電圧値で動作保証され、第2の電圧値または当該第2の電圧値よりも低く当該第1の電圧値よりも高い第3の電圧値の電圧で電力を出力することを前記電源回路に指示する電源制御用のASICと、前記ASICを含み、前記電源回路から電力が供給される電力消費部と、前記電力消費部に供給される電力の電圧が前記第1の電圧値よりも高く前記第3の電圧値よりも低い閾値を下回ったか否かを前記ASICに出力するフィードバック回路と、を含み、前記ASICは、前記フィードバック回路による前記閾値を下回ったことの検出結果を取得すると、前記第3の電圧値よりも高く前記第2の電圧値よりも低い第4の電圧値を出力電圧とするように前記電源回路に指示することを特徴とする電圧管理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記ASICにより前記第4の電圧値を出力電圧にすることの指示を行った情報を格納する格納部をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の電圧管理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記フィードバック回路は、前記電力消費部の中の前記電源回路から遠い位置の電圧が前記閾値を下回ったか否かを前記ASICに出力することを特徴とする請求項5または6に記載の電圧管理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記ASICにより前記第4の電圧値を出力電圧にすることの指示を行った情報を格納する格納部をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の電圧管理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記フィードバック回路は、前記電力消費部の中の前記電源回路から遠い位置の電圧が前記閾値を下回ったか否かを前記ASICに出力することを特徴とする請求項5または6に記載の電圧管理装置である。
請求項1によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力の低減を図りつつデバイスへの供給電圧が動作保証電圧の最低値を下回ることを防止することが可能になる。
請求項2によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力を低減しつつ、動作保証電圧を下回ることをより確実に防止することが可能になる。
請求項3によれば、本発明を適用しない場合に比べて、動作保証電圧を下回ることをより一層確実に防止することが可能になる。
請求項4によれば、検出部の追加に伴う消費電力の増加を抑制することが可能になる。
請求項5によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力の低減を図りつつデバイスへの供給電圧が動作保証電圧の最低値を下回ることを防止することが可能になる。
請求項6によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力を低減しつつ、動作保証電圧を下回ることをより確実に防止することが可能になる。
請求項7によれば、本発明を適用しない場合に比べて、動作保証電圧を下回ることをより一層確実に防止することが可能になる。
請求項2によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力を低減しつつ、動作保証電圧を下回ることをより確実に防止することが可能になる。
請求項3によれば、本発明を適用しない場合に比べて、動作保証電圧を下回ることをより一層確実に防止することが可能になる。
請求項4によれば、検出部の追加に伴う消費電力の増加を抑制することが可能になる。
請求項5によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力の低減を図りつつデバイスへの供給電圧が動作保証電圧の最低値を下回ることを防止することが可能になる。
請求項6によれば、本発明を適用しない場合に比べて、消費電力を低減しつつ、動作保証電圧を下回ることをより確実に防止することが可能になる。
請求項7によれば、本発明を適用しない場合に比べて、動作保証電圧を下回ることをより一層確実に防止することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、各色の画像データ(画像情報)に基づき画像形成を行う画像形成ユニット2と、原稿の画像を読み取って画像データを生成し画像形成ユニット2に送る画像読取ユニット3と、を備えている。また、画像形成装置1は、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース(UI)ユニット4と、例えば公衆電話回線を介して画像情報の送受信を行なうファクシミリ(FAX)ユニット5と、を備えている。さらに、画像形成装置1は、画像形成ユニット2の筐体内部、または画像形成ユニット2に外付けで設けられ、画像形成ユニット2に用紙を供給するトレイ(Tray)ユニット6と、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等で構成される外部記憶装置であるメモリユニット7と、を備えている。またさらに、画像形成装置1は、画像形成装置1全体の動作や通信回線を介した通信等を制御するシステム制御(System Cont.)ユニット8と、各部に電力を供給する電力供給ユニット9と、を備えている。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、各色の画像データ(画像情報)に基づき画像形成を行う画像形成ユニット2と、原稿の画像を読み取って画像データを生成し画像形成ユニット2に送る画像読取ユニット3と、を備えている。また、画像形成装置1は、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース(UI)ユニット4と、例えば公衆電話回線を介して画像情報の送受信を行なうファクシミリ(FAX)ユニット5と、を備えている。さらに、画像形成装置1は、画像形成ユニット2の筐体内部、または画像形成ユニット2に外付けで設けられ、画像形成ユニット2に用紙を供給するトレイ(Tray)ユニット6と、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等で構成される外部記憶装置であるメモリユニット7と、を備えている。またさらに、画像形成装置1は、画像形成装置1全体の動作や通信回線を介した通信等を制御するシステム制御(System Cont.)ユニット8と、各部に電力を供給する電力供給ユニット9と、を備えている。
図2は、図1に示す画像形成装置1の機能構成を説明するための図である。本実施の形態では、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7およびシステム制御ユニット8が、機内通信手段の一例である機内LAN10に接続されている。本実施の形態では、各制御機能部、画像形成機能部で構成されるユニット間を1本のバス(機内LAN10)に接続し、ユニット間の通信を実現している。この点において、各ユニット間の通信を異なる制御バスによって接続していた従来の技術とは異なる。
また、本実施の形態では、外部の機器(外部機器)とは、システム制御ユニット8を介して外部LAN12によって接続されている。
また、本実施の形態では、外部の機器(外部機器)とは、システム制御ユニット8を介して外部LAN12によって接続されている。
各ユニットには、後述するような電源供給・停止状態の判断や電源供給・停止の制御を各々、実行するための制御部が設けられている。この制御部として、図2に示すように、画像形成ユニット2には画像形成制御手段(制御手段)の一例としての画像形成制御部92、画像読取ユニット3には機能部制御手段(制御手段)の一例としての画像読取制御部93、UIユニット4には機能部制御手段(制御手段)の一例としてのUI制御部94、FAXユニット5には機能部制御手段(制御手段)の一例としてのFAX制御部95、トレイユニット6には機能部制御手段の一例としてのトレイ制御部96、メモリユニット7には機能部制御手段(制御手段)の一例としてのメモリ制御部97、システム制御ユニット8には機能部制御手段(制御手段)の一例としてのシステム制御ユニット制御部98が設けられている。
また、画像形成装置1の画像形成ユニット2および他のユニット(画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7およびシステム制御ユニット8)には電力ライン11が接続されており、この電力ライン11に接続されている電力供給ユニット9を介して電力が供給される。電力供給ユニット9は、常夜電源として、予め定めた電圧(24V)の電力を常に供給する。
画像形成機能部である画像形成ユニット2、各種制御機能部である画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7およびシステム制御ユニット8は、電源モードの制御が可能な単位である。例えば、
(i)システム・スリープ時の電源オフ(OFF)、
(ii)スタンバイ時の電力5V、
(iii)ジョブ実行時の電力24V
などの電源モードをもって制御する。これら電源モードの制御では、画像形成機能部、各種制御機能部自身がシステム状態、もしくは、適切な時間経過を判断して、電源モードを遷移させる。すなわち、画像形成ユニット2の画像形成制御部92、各種制御機能部(画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8)の制御部(画像読取制御部93、UI制御部94、FAX制御部95、トレイ制御部96、メモリ制御部97、システム制御ユニット制御部98)は、機内通信手段(機内LAN10)を介して得られる情報から自身の電源供給・停止状態を自ら判断し、電力供給手段である電力供給ユニット9からの電源供給・停止の制御を自ら実施している。したがって、画像形成制御部92および制御部(画像読取制御部93、UI制御部94、FAX制御部95、トレイ制御部96、メモリ制御部97、システム制御ユニット制御部98)は、機内通信手段(機内LAN10)を介して送信される情報を取得する。以下、制御部92〜98を制御部30ということがある。
(i)システム・スリープ時の電源オフ(OFF)、
(ii)スタンバイ時の電力5V、
(iii)ジョブ実行時の電力24V
などの電源モードをもって制御する。これら電源モードの制御では、画像形成機能部、各種制御機能部自身がシステム状態、もしくは、適切な時間経過を判断して、電源モードを遷移させる。すなわち、画像形成ユニット2の画像形成制御部92、各種制御機能部(画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8)の制御部(画像読取制御部93、UI制御部94、FAX制御部95、トレイ制御部96、メモリ制御部97、システム制御ユニット制御部98)は、機内通信手段(機内LAN10)を介して得られる情報から自身の電源供給・停止状態を自ら判断し、電力供給手段である電力供給ユニット9からの電源供給・停止の制御を自ら実施している。したがって、画像形成制御部92および制御部(画像読取制御部93、UI制御部94、FAX制御部95、トレイ制御部96、メモリ制御部97、システム制御ユニット制御部98)は、機内通信手段(機内LAN10)を介して送信される情報を取得する。以下、制御部92〜98を制御部30ということがある。
なお、このような電源供給・停止の制御は、各ユニットの間で行なわれる他、この各ユニットを構成するユニット内の各デバイス(各構成要素)の間においても実行される。すなわち、各ユニットを構成する各デバイスは、各デバイス間を接続するユニット内LAN(後述)に各々、接続されている。そして、各デバイスに設けられた制御部によって、自身の電源供給・停止状態を自ら判断し、電源供給・停止の制御を自ら実施するように構成することが可能である。
図3は、制御部30の構成を説明するブロック図である。
同図に示すように、制御部30は、予め定められた電圧で電源を供給する電源回路31と、電源回路31から電源が供給され、CPU(Central Processing Unit)32を有する電源ブロック33と、を備えている。
電源回路31は、出力電圧を変更できるように構成されている。出力電圧の電圧値については、後述する。この電源回路31は、データを格納するための格納部38を有する。格納部38は、不揮発性メモリ(NVM(Non Volatile Memory))であり、データの書き換えと電源を切った後のデータ保持が可能である。格納部38としては、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などを用いることができる。
また、制御部30は、電源回路31と電源ブロック33との間に配置され、スイッチング素子として機能するFET(Field effect transistor)34を備えている。
同図に示すように、制御部30は、予め定められた電圧で電源を供給する電源回路31と、電源回路31から電源が供給され、CPU(Central Processing Unit)32を有する電源ブロック33と、を備えている。
電源回路31は、出力電圧を変更できるように構成されている。出力電圧の電圧値については、後述する。この電源回路31は、データを格納するための格納部38を有する。格納部38は、不揮発性メモリ(NVM(Non Volatile Memory))であり、データの書き換えと電源を切った後のデータ保持が可能である。格納部38としては、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などを用いることができる。
また、制御部30は、電源回路31と電源ブロック33との間に配置され、スイッチング素子として機能するFET(Field effect transistor)34を備えている。
また、制御部30は、電源回路31から電源が供給され、電圧制御を司るASIC(Application Specific IC。特定用途向け集積回路)35を有する電源ブロック36を備えている。また、制御部30は、電源ブロック36への供給電圧を監視する電圧監視機能付きのリセットIC(Reset IC)37を備えている。
ここで、リセットIC37は、電源ブロック36の中の最も電圧が下がる個所に設置されている。そのような個所の一例としては、例えば、電源回路31から最も遠い位置をあげることができる。
ここで、リセットIC37は、電源ブロック36の中の最も電圧が下がる個所に設置されている。そのような個所の一例としては、例えば、電源回路31から最も遠い位置をあげることができる。
また、制御部30は、ASIC35から電源回路31への信号を送信するための信号線41と、ASIC35からFET34への信号を送信するための信号線42と、を備えている。また、制御部30は、リセットIC37からASIC35への信号を送信するための信号線43を備えている。
電源回路31は、通常状態では、ASIC35の動作保証電圧の最低値(第1の電圧値)v0よりも十分にマージンを持った第2の電圧値としての標準値v4が出力電圧値となるように設定されている。そして、電源回路31は、通常状態よりも消費電力が低い節電状態では、ASIC35の動作保証電圧の最低値v0よりも大きいと共に標準値v4よりも小さい第3の電圧値としての節電値v2(v0<v2<v4)が出力電圧値となるように設定されている。
さらに説明すると、電源回路31は、ASIC35からの信号線41を介した指示に応じて、出力電圧値を標準値v4としたり節電値v2としたり標準値v4および節電値v2以外の値(例えば、後述の調整値v3)としたりして出力電圧を変える。
ここで、標準値v4および節電値v2について具体的な数値を示すと、ASIC35の動作保証電圧の最低値v0が例えば3.1V(v0=3.1)のときには、標準値v4を3.3V(v4=3.3)とし、節電値v2を3.15V(v2=3.15)とすることが考えられる。
さらに説明すると、電源回路31は、ASIC35からの信号線41を介した指示に応じて、出力電圧値を標準値v4としたり節電値v2としたり標準値v4および節電値v2以外の値(例えば、後述の調整値v3)としたりして出力電圧を変える。
ここで、標準値v4および節電値v2について具体的な数値を示すと、ASIC35の動作保証電圧の最低値v0が例えば3.1V(v0=3.1)のときには、標準値v4を3.3V(v4=3.3)とし、節電値v2を3.15V(v2=3.15)とすることが考えられる。
FET34は、ASIC35から信号線42を介した指示に応じて、CPU32を含む電源ブロック33へ電源供給を行う状態と電源ブロック33へ電源供給を遮断する状態とのいずれか一方を選択する。
さらに説明すると、FET34を介して電源ブロック33へ電源供給が行われている状態が上述の通常状態であり、FET34によって電源ブロック33へ電源供給が遮断されている状態が上述の節電状態である。節電状態では、FET34の切断によって電源ブロック33の消費電力がなくなることから、電源ブロック36へ電源供給されるだけになり、通常状態よりも消費電力が少ない。
さらに説明すると、FET34を介して電源ブロック33へ電源供給が行われている状態が上述の通常状態であり、FET34によって電源ブロック33へ電源供給が遮断されている状態が上述の節電状態である。節電状態では、FET34の切断によって電源ブロック33の消費電力がなくなることから、電源ブロック36へ電源供給されるだけになり、通常状態よりも消費電力が少ない。
このように、ASIC35は、通常状態から節電状態(省エネ状態)に遷移するときには、信号線42を介してFET34にオフ信号を出力すると共に、信号線41を介して電源回路31に出力電圧値を節電値v2とする指示を行う。
そして、ASIC35は、節電状態から通常状態に遷移するときには、信号線41を介して電源回路31に出力電圧値を標準値v4とする指示を行うと共に、信号線42を介してFET34にオン信号を出力する。
そして、ASIC35は、節電状態から通常状態に遷移するときには、信号線41を介して電源回路31に出力電圧値を標準値v4とする指示を行うと共に、信号線42を介してFET34にオン信号を出力する。
ここで、制御部30が節電状態のときには、電源回路31から電源ブロック36に節電値v2で電源供給される。ところが、電源ブロック36へ電源供給される電圧は、温度等の周囲環境によって変動する。したがって、節電状態の場合に、電源ブロック36への供給電圧がASIC35の動作保証電圧の最低値v0を下回らないように電圧管理することが必要になる。本実施の形態では、リセットIC37を含むフィードバック回路を構成している。次に、節電状態の場合の電圧管理について説明する。
図4は、節電状態の電圧管理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートでは、制御部30において、FET34がオフになって電源ブロック33への電源供給が遮断され、かつ、電源回路31の出力電圧が標準値v4から節電値v2に変更されると、制御部30が節電状態になる(ステップ101)。制御部30が節電状態になると、リセットIC37は、電源ブロック36への供給電圧が、ASIC35の動作保証電圧の最低値v0よりも大きいと共に節電値v2よりも小さい値である閾値v1(v0<v1<v2)を下回ったかどうかを判断する(ステップ102)。
リセットIC37は、電源ブロック36への出力電圧(供給電圧)が閾値v1を下回ったと判断すると(ステップ102でYes)、ASIC35にリセット信号を出力する(ステップ103)。すなわち、リセットIC37は、節電状態のときに電源ブロック36全体が閾値v1よりも低い電圧になったことを最初に検出し、ASIC35に通知する。ここで、閾値v1について具体的な数値を示すと、ASIC35の動作保証電圧の最低値v0が例えば3.1V(v0=3.1)のときには、閾値v1を3.12V(v1=3.12)とすることが考えられる。
図4は、節電状態の電圧管理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートでは、制御部30において、FET34がオフになって電源ブロック33への電源供給が遮断され、かつ、電源回路31の出力電圧が標準値v4から節電値v2に変更されると、制御部30が節電状態になる(ステップ101)。制御部30が節電状態になると、リセットIC37は、電源ブロック36への供給電圧が、ASIC35の動作保証電圧の最低値v0よりも大きいと共に節電値v2よりも小さい値である閾値v1(v0<v1<v2)を下回ったかどうかを判断する(ステップ102)。
リセットIC37は、電源ブロック36への出力電圧(供給電圧)が閾値v1を下回ったと判断すると(ステップ102でYes)、ASIC35にリセット信号を出力する(ステップ103)。すなわち、リセットIC37は、節電状態のときに電源ブロック36全体が閾値v1よりも低い電圧になったことを最初に検出し、ASIC35に通知する。ここで、閾値v1について具体的な数値を示すと、ASIC35の動作保証電圧の最低値v0が例えば3.1V(v0=3.1)のときには、閾値v1を3.12V(v1=3.12)とすることが考えられる。
ASIC35は、リセットIC37からのリセット信号を受信すると、電源回路31に出力電圧を上げるように指示する(ステップ104)。そして、電源回路31は、ASIC35から出力電圧を上げる指示を受けると、出力電圧を節電値v2から、節電値v2よりも大きいと共に標準値v4よりも小さい第4の電圧値としての調整値v3(v2<v3<v4)となるように設定を変更する(ステップ105)。これにより、ASIC35への供給電圧が動作保証電圧の最低値v0を下回ることが防止される。
ここで、調整値v3について具体的な数値を示すと、ASIC35の動作保証電圧の最低値v0が例えば3.1V(v0=3.1)のときには、調整値v3を3.2V(v3=3.2)とすることが考えられる。
ここで、調整値v3について具体的な数値を示すと、ASIC35の動作保証電圧の最低値v0が例えば3.1V(v0=3.1)のときには、調整値v3を3.2V(v3=3.2)とすることが考えられる。
電源回路31は、調整値v3に設定変更したことの情報を格納部38に格納する(ステップ106)。さらに説明すると、節電状態から通常状態に遷移した後に再び節電状態に遷移する際に、電源回路31は、格納部38に格納した情報を基に出力電圧を、節電値v2ではなく、設定変更した調整値v3となるように制御する。
なお、本実施の形態では、節電値v2を調整値v3に設定変更する場合を説明したが、調整値v3のほかに、調整値v3よりも大きいと共に標準値v4よりも小さい他の調整値に設定変更する構成を採用することも考えられる。すなわち、動作保証電圧の最低値v0を下回りそうなときには、出力電圧を少しずつ上げていく制御例が考えられる。なお、その場合には、リセットIC37の数を増やすことで対応することが考えられる。
また、本実施の形態では、リセットIC37のリセット信号はASIC35に出力する構成例であるが、電源回路31にリセット信号を出力し、リセット信号を受信した電源回路31は、予め定められた調整値v3に設定変更する構成例も考えられる。
また、本実施の形態では、リセットIC37のリセット信号はASIC35に出力する構成例であるが、電源回路31にリセット信号を出力し、リセット信号を受信した電源回路31は、予め定められた調整値v3に設定変更する構成例も考えられる。
このように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、画像形成装置本体が有する機能を制御するためのCPU32と、第1の電圧値(3.1V)で動作保証される電源制御用のASIC35を含み、供給される電力を消費する電力消費部としての電源ブロック36と、出力電圧可変に構成され、ASIC35の指示に基づいて第2の電圧値(3.3V)または第2の電圧値よりも低く第1の電圧値よりも高い第3の電圧値(3.15V)の電圧で電力を出力し、CPU32および電力消費部に電力を供給する電源部としての電源回路31と、電源部から出力される電力の電圧を第2の電圧値から第3の電圧値に変更することの指示に伴ってなされるASIC35からの指示に応じてCPU32への電力供給を遮断する電力遮断部としてのFET34と、電力消費部に供給される電力の電圧が第1の電圧値よりも高く第3の電圧値よりも低い閾値(3.12V)を下回ったか否かを検出する検出部としてのリセットIC37と、を含み、ASIC35は、検出部による閾値を下回ったことの検出結果を取得すると、第3の電圧値よりも高く第2の電圧値よりも低い第4の電圧値(3.2V)を電源部の出力電圧とするように制御することを特徴とするものである。
1…画像形成装置、30…制御部、31…電源回路、32…CPU、33,36…電源ブロック、34…FET、35…ASIC、37…リセットIC、38…格納部、41,42,43…信号線
Claims (7)
- 画像形成装置本体が有する機能を制御するためのCPUと、
第1の電圧値で動作保証される電源制御用のASICを含み、供給される電力を消費する電力消費部と、
出力電圧可変に構成され、前記ASICの指示に基づいて第2の電圧値または当該第2の電圧値よりも低く前記第1の電圧値よりも高い第3の電圧値の電圧で電力を出力し、前記CPUおよび前記電力消費部に電力を供給する電源部と、
前記電源部から出力される電力の電圧を前記第2の電圧値から前記第3の電圧値に変更することの指示に伴ってなされる前記ASICからの指示に応じて前記CPUへの電力供給を遮断する電力遮断部と、
前記電力消費部に供給される電力の電圧が前記第1の電圧値よりも高く前記第3の電圧値よりも低い閾値を下回ったか否かを検出する検出部と、
を含み、
前記ASICは、前記検出部による前記閾値を下回ったことの検出結果を取得すると、前記第3の電圧値よりも高く前記第2の電圧値よりも低い第4の電圧値を前記電源部の出力電圧とするように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 前記ASICにより前記第4の電圧値を出力電圧にすることの制御を行った情報を格納する格納部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記検出部は、前記電力消費部の中の前記電源部から遠い位置に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記検出部は、リセットICであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 出力電圧可変に構成され、CPUに電力を供給する電源回路と、
第1の電圧値で動作保証され、第2の電圧値または当該第2の電圧値よりも低く当該第1の電圧値よりも高い第3の電圧値の電圧で電力を出力することを前記電源回路に指示する電源制御用のASICと、
前記ASICを含み、前記電源回路から電力が供給される電力消費部と、
前記電力消費部に供給される電力の電圧が前記第1の電圧値よりも高く前記第3の電圧値よりも低い閾値を下回ったか否かを前記ASICに出力するフィードバック回路と、
を含み、
前記ASICは、前記フィードバック回路による前記閾値を下回ったことの検出結果を取得すると、前記第3の電圧値よりも高く前記第2の電圧値よりも低い第4の電圧値を出力電圧とするように前記電源回路に指示することを特徴とする電圧管理装置。 - 前記ASICにより前記第4の電圧値を出力電圧にすることの指示を行った情報を格納する格納部をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の電圧管理装置。
- 前記フィードバック回路は、前記電力消費部の中の前記電源回路から遠い位置の電圧が前記閾値を下回ったか否かを前記ASICに出力することを特徴とする請求項5または6に記載の電圧管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008217491A JP2010052195A (ja) | 2008-08-27 | 2008-08-27 | 画像形成装置および電圧管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008217491A JP2010052195A (ja) | 2008-08-27 | 2008-08-27 | 画像形成装置および電圧管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010052195A true JP2010052195A (ja) | 2010-03-11 |
Family
ID=42068644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008217491A Pending JP2010052195A (ja) | 2008-08-27 | 2008-08-27 | 画像形成装置および電圧管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010052195A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013114172A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成システムおよび電源制御方法 |
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2008
- 2008-08-27 JP JP2008217491A patent/JP2010052195A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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