JP2011138890A - 部品内蔵基板とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は電子部品を高密度に内蔵した部品内蔵基板を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、この課題を解決するために回路基板52と回路基板59との間に設けられた樹脂製のスペーサ54とを有し、このスペーサ54には、第1の接続パッドと対向して形成されるとともに、前記第1の接続パッドへ接続された第2の接続パッドと、この第2の接続パッドと前記第2の回路基板との間を接続する接続導体とを設け、前記第1の接続パッドと前記第2の接続パッドとの間は前記電子部品と同じ接続部材で接続されるとともに、前記樹脂部の上側には研磨面を有し、この研磨面には前記接続導体が前記樹脂部から露出する露出部を形成し、この露出部で前記接続導体と前記第2の回路基板とが電気的に接続されて、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板との間が電気的に接続されたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品が内蔵された部品内蔵基板に関するものである。
以下、従来の部品内蔵基板1について図面を用いて説明する。図9は従来の部品内蔵基板の断面図であり、図9において、回路基板2の上面には電子部品3がはんだによって実装されている。回路基板2の上面には、電子部品3を囲うように基材層4が積層されている。ここで基材層4は、ガラスクロスの基材にエポキシ樹脂が含浸されたものである。そして、この基材層4の上にさらに回路基板5が積層される。スルーホール6は、これら回路基板2、基材層4、回路基板5とを貫通するように形成され、回路基板2と回路基板5との間を電気的に接続する。ここで回路基板5と回路基板2及び基材層4で囲まれた領域には、樹脂7が充填されている。
次に、従来の部品内蔵基板1の製造方法について図面を用いて説明する。図10は従来の部品内蔵基板の製造フローチャートである。図10において、図9と同じものには同じ番号を用いて、その説明は簡略化している。
図10において、回路基板製造工程21では、複数個の回路基板2が連結されたシート状基板を製造する。一般的に回路基板製造工程21においては、生産性を重視して、シート状基板20の大きさは500mmx600mm以上(大板サイズという)の大きさである。実装工程22では、回路基板2上にはんだ23によって電子部品3を実装する。
なお、従来の実装工程22ではシート状基板20(大板サイズ)のままで、電子部品3が実装される。これは従来の部品内蔵基板1が、プリント基板を生産する工程を用いて製造されるためである。つまり従来の部品内蔵基板1において、回路基板2と回路基板5との間の接続は、スルーホール6によって行われている。ところが一般的なプリント基板の製造設備では、生産性の観点から、なるべく大きなシート状基板のサイズで生産が行われる。もし、このサイズを小さくし、回路基板2単位で製造しようとすると、一般のプリント基板を製造する汎用の設備が使用できなくなる上に、生産性も悪化し、非常に価格も高くなってしまうこととなる。したがって、従来の部品内蔵基板1においても大きなシート状基板によって製造されることとなるわけである。
積層工程24は実装工程22の後で、プリプレグ4aと回路基板5とをこの順で回路基板2上に積層する工程である。プリプレグ4aはガラスクロス基材に熱硬化性の樹脂7が含浸されたものであり、本実施の形態においては、樹脂7にはエポキシ樹脂が用いられている。ここで、プリプレグ4aはロの字型の形状であり、プリプレグ4aで電子部品3が囲われるように搭載される。なおこのロの字型のプリプレグ4aは、孔加工工程25において四角形のプリプレグ4aの中央部に四角形の孔を形成することで得られる。これにより回路基板2と回路基板5及びプリプレグ4aによって囲まれた空間が形成されることとなり、この空間内に電子部品3が設けられることとなる。
熱圧縮工程26は積層工程24の後で、回路基板2、プリプレグ4a、回路基板5との積層体の上下から熱を加えながら圧縮する工程である。これにより、プリプレグ4aに含浸された樹脂の粘度が低下してプリプレグ4aの樹脂分が流れ出し、空間内へ流れ込んで空間に樹脂7が充填される。そして、さらに加熱を続けることによって熱硬化性の樹脂7は硬化する。これにより、プリプレグ4aが硬化して基材層4が形成されるとともに、プリプレグ4aから流れ出た樹脂分が硬化し樹脂7で電子部品3が埋設される。
ビア孔加工工程27は、熱圧縮工程26の後でドリルなどによって回路基板2、基材層4、回路基板5とを貫通する孔を加工する工程である。めっき工程28は、ビア孔加工工程27の後で加工したビア孔にめっきを施し、回路基板2と回路基板5との間を接続するスルーホール6を形成する工程である。
そして最後に分割工程29では、ダイシングカッターなどによって、回路基板2同士の連結部分を切断して部品内蔵基板1が完成する。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−310871号公報 特開2005−310872号公報
しかしながら従来の部品内蔵基板1では、サイズの大きなシート状基板の状態で電子部品3が実装されるので、電子部品3の装着精度が悪くなり、電子部品3同士の距離を小さくできないという課題を有していた。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、実装する電子部品3間の間隔を小さくし、内蔵する電子部品3を高密度に実装できる部品内蔵基板を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために第1の回路基板の上面に形成された第1の接続パッドと、この第1の接続パッド上に装着されるとともに、前記第1の回路基板と第2の回路基板との間に設けられた樹脂製のスペーサとを有し、このスペーサには、前記第1の接続パッドと対向して形成されるとともに、前記第1の接続パッドへ接続された第2の接続パッドと、この第2の接続パッドと前記第2の回路基板との間を接続する接続導体とを設け、前記第1の接続パッドと前記第2の接続パッドとの間は前記電子部品と同じ接続部材で接続されるとともに、前記樹脂部の上側には研磨面を有し、この研磨面には前記接続導体が前記樹脂部から露出する露出部を形成し、この露出部で前記接続導体と前記第2の回路基板とが電気的に接続されて、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板との間が電気的に接続されたものである。これにより所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明によれば、第1の回路基板と、この第1の回路基板の上面に接続部材を介して装着された電子部品と、この電子部品を覆う樹脂部と、この樹脂部の上に形成された第2の回路基板とを備え、前記第1の回路基板の上面に形成された第1の接続パッドと、この第1の接続パッド上に装着されるとともに、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板との間に設けられた樹脂製のスペーサとを有し、このスペーサには、前記第1の接続パッドと対向して形成されるとともに、前記第1の接続パッドへ接続された第2の接続パッドと、この第2の接続パッドと前記第2の回路基板との間を接続する接続導体とを設け、前記第1の接続パッドと前記第2の接続パッドとの間は前記電子部品と同じ接続部材で接続されるとともに、前記樹脂部の上側には研磨面を有し、この研磨面には前記接続導体が前記樹脂部から露出する露出部を形成し、この露出部で前記接続導体と前記第2の回路基板とが電気的に接続されて、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板との間が電気的に接続された部品内蔵基板であり、第1の回路基板と第2の回路基板との間の接続は、第1の回路基板上に実装されたスペーサによって接続されるので、電子部品3を実装後にスルーホールを形成する必要がない。これにより、電子部品3の実装は、シート状態の基板を第1の回路基板単位などへ切断し、小さなサイズで行うことができる。これにより、電子部品3の装着精度を向上でき、電子部品3同士の間隔を小さくできる。したがって内蔵する電子部品3を高密度に実装した部品内蔵基板を実現できる。
本実施の形態における部品内蔵基板の断面図 (a)スペーサの下面図、(b)他の例のスペーサの下面図、(c)第3の例におけるスペーサの下面図 同、他の例における部品内蔵基板の断面図 本実施の形態における部品内蔵基板の製造フローチャート 同、実装工程における部品内蔵基板の断面図 同、樹脂部形成工程における部品内蔵基板の断面図 同、研磨工程における部品内蔵基板の断面図 同、積層工程における部品内蔵基板の断面図 従来の部品内蔵基板の断面図 同、製造フローチャート
(実施の形態)
以下、本実施の形態における部品内蔵基板51について図面を用いて説明する。図1は、本実施の形態における部品内蔵基板の断面図であり、図2(a)は、同スペーサの下面図、図2(b)は、他の例のスペーサの下面図であり、図2(c)は、第3の例におけるスペーサの下面図である。図1、図2(a)において、回路基板52は多層基板であり、上面には電子部品3が装着される装着ランド53と、スペーサ54が実装される接続パッド55や、これらを接続する配線導体が設けられ、一方下面にも配線導体などが形成されている。そしてこの回路基板52の上下は、スルーホールなどの導体によって接続される。ここで、電子部品3と装着ランド53との間は接続部材56で接続されている。本実施の形態においては、接続部材56として鉛フリーはんだが用いられている。
スペーサ54は樹脂によって形成されており、そのスペーサ54の下面には接続パッド54aが形成され、一方上面には接続パッド54bが形成される。そして、これら接続パッド54aと接続パッド54bとの間は、導体57(なお、ここでは接続パッド54bと導体57とで接続導体が構成されている)で電気的に接続されている。このようなスペーサ54は、接続パッド55と接続パッド54aとが対向するようにして装着され、この接続パッド54aと接続パッド55との間は、接続部材56によって接続される。
なお本実施の形態におけるスペーサ54は、中央に孔54cが形成されたロの字型の形状をなしている。また、スペーサ54は、図2(b)に示すようなI型の形状や、図2(c)に示すように接続パッド54a(あるいは接続パッド54b、接続導体57なども)を2列に並べて配列してもよい。さらにこれらのスペーサ54に設ける接続パッド54aの位置や数は接続パッド55の位置や数に応じて適宜変更すればよい。なお本実施の形態におけるスペーサ54は、スペーサ54を貫通する孔が形成され、この孔内に導体57が充填されたものであるが、この導体57はいわゆるスルーホールのようにめっきなどによって形成しても構わない。
回路基板52の上面には、樹脂部58が設けられている。この樹脂部58には、電子部品3やスペーサ54が埋設されている。ここで、樹脂部58の上面には研磨面58aが形成されている。そして接続パッド54bの上面と研磨面58aとは同一平面上にあり、この研磨面58aには接続パッド54bが樹脂部58から露出する露出部が形成される。
回路基板59は、樹脂部58の研磨面58a上に接着されている。このとき露出部において、スペーサ54の接続パッド54bと回路基板59とが電気的に接続される。これによって、回路基板52と回路基板59との間が電気的に接続されることとなる。本実施の形態では、回路基板59において、接続パッド54b(露出部)に対応する位置には少なくとも下方側に開口を有する孔が形成され、この孔に導電部材59aが充填されている。そしてこの導電部材59aが露出部において接続パッド54bと接続されることにより、回路基板59とスペーサ54とが電気的に接続される。なお、この導電部材59aは、回路基板59の上面に構成された配線導体とも電気的に接続されている。このようにスペーサ54の上面に接続パッド54bを設けているので、導体57と導電部材59aとの位置をずらして配置することも可能となる。したがって、回路基板52と回路基板59とを電気的に接続する位置の自由度を大きくできる。
以上の構成により、回路基板52と回路基板59との間の接続は、回路基板52上に実装されたスペーサ54によって接続されるので、電子部品3を実装後にスルーホールなどを形成する必要がない。したがって、電子部品3の実装は、大判サイズで行う必要がなく、大判サイズのシート状態の基板を切断し、小さなサイズで行うことができる。これにより、電子部品3の装着精度を向上でき、電子部品3同士の間隔を小さくできる。したがって内蔵する電子部品3を高密度に実装した部品内蔵基板を実現できる。
図3は、他の例における部品内蔵基板51の断面図である。図3において、図1と同じものには同じ番号を用い、その説明は簡略化している。この図3では、スペーサ54の上面には接続パッド54bを形成せず、導体57の上面を樹脂部58の研磨面58aから直接に露出させ、この導体57と回路基板59とを電気的に接続させたものである。なおこの場合、導体57と導電部材59aとが、ほぼ一直線上に並ぶような位置に配置する。
図4は本実施の形態における部品内蔵基板51の製造フローチャートであり、図5は実装工程における部品内蔵基板の断面図であり、図6は樹脂埋設工程における部品内蔵基板の断面図であり、図7は研磨工程における部品内蔵基板の断面図であり、図8は積層工程における部品内蔵基板の断面図である。なお、これら図4から図8において、図1と同じものには同じ番号を用い、その説明は簡略化している。では本実施の形態における部品内蔵基板51の製造方法について、図4の順序に従って説明する。
図4、図5において配線工程71では、大板サイズの状態でシート基板72の上面に接続パッド55を形成する。分割工程73は配線工程71の後で、このシート基板72を切断して分割シート基板52aへと分割する。実装工程74は分割工程73の後で、分割シート基板52aへ電子部品3やスペーサ54を接続部材56で実装する工程である。なお、電子部品3の電極が装着ランド53へ接続部材56によって接続され、一方スペーサ54の接続パッド54aは接続パッド55と対向して配置され、これらの間も接続部材56によって接続される。具体的には分割シート基板52aの状態で、装着ランド53や接続パッド55へクリーム状の接続部材56(はんだ)を塗布し、電子部品3やスペーサ54を汎用の実装機で実装し、電子部品3やスペーサ54をそれぞれの回路基板52へリフローはんだ付けする。ここで本実施の形態では、分割シート基板52aの大きさを100mm角程度の大きさとしている。このように分割シート基板52aをこの程度の大きさとしておけば、電子部品3同士の間隔を0.1mm程度の非常に高い密度での実装が可能となる。
ところが本実施の形態において各回路基板52の大きさは、約5mm角の大きさである。汎用の実装機では、このような小さなサイズの回路基板52へ実装することは困難である。そこで、本実施の形態における分割シート基板では、回路基板52同士が連結部によって連結された状態で、縦に15行、横に15列配置されている。なお、本実施の形態では複数の回路基板52を連結して分割シート基板を形成したが、回路基板52の大きさが実装工程で実装できる範囲の大きさであれば、1個の回路基板52を分割シート基板としても構わない。
図6は樹脂部成型工程における部品内蔵基板の断面図である。図4、図6において樹脂部形成工程75は、実装工程74の後で分割シート基板52a上に樹脂部58を形成する工程である。本実施の形態では、トランスファー成型機などを用いて行っている。具体的には、分割シート基板52aの上面に金型(図示せず)を被せ、分割シート基板52aと金型との間に設けられるキャビティ(空間)へ軟化した樹脂58bを流し込み、硬化させることで樹脂部58を形成する。なお本実施の形態では、トランスファー成型によって樹脂部58を形成したが、これは軟化して樹脂58bをディスペンサなどでポッティングする方法や、マスクなどで印刷し形成する方法でも良い。ただしいずれの方法においても、樹脂58bが電子部品3やスペーサ54を完全に覆うように樹脂58bを充填する。
図7は、本実施の形態の研磨工程における部品内蔵基板の断面図である。図4、図7において、研磨工程76は樹脂部形成工程75の後で、樹脂部58の上面を研磨機91などによって研磨し、樹脂部58の上面に研磨面58aを形成する工程である。このとき樹脂部58は、樹脂部58から接続パッド54bが露出する高さとなるまで研磨される。これにより、研磨面58aにおいて接続パッド54bが露出し、研磨面58aと接続パッド54b上面とが同一平面上に形成されることとなる。
本実施の形態においては、接続パッド54bが露出するまで研磨している。これにより、後工程で導電部材59aとの位置ずれの許容寸法を大きくできる。ところが、この場合研磨厚みのばらつきや回路基板52のそりを小さくする必要がある。そこで、図3に示すように導体57が露出するように研磨しても良い。これによれば、研磨の厚みや回路基板52にそりがあっても、確実に導体57を樹脂部58から露出させることができる。なお、この場合にはスペーサ54の上側に接続パッド54bを設ける必要はない。
図8は本実施の形態の積層工程における部品内蔵基板の断面図である。図4、図8において、積層工程77は、研磨工程76で形成された樹脂部58における研磨面58a上にプリプレグ101が積層され、その上に硬化済みの回路基板102が積層される。ここで、回路基板102には表裏に配線パターンが形成され、これら表裏の配線パターン同士は、スルーホールなどによって接続されている。また、プリプレグ101と回路基板102とは、あらかじめ分割シート基板52aと対応するサイズ(ほぼ同じ大きさ)へと切断されている。ここで、プリプレグ101の接続パッド54bに対応する位置には孔が形成され、この孔内に未硬化の導電部材59aが充填されている。これにより、導電部材59aの下側は、接続パッド54bへと接触し、導電部材59aの上側は回路基板102の裏面側の配線パターンへと接触された状態となる。なお、本実施の形態では、プリプレグ101を1層のみとしたが、これは2層以上重ねても良い。また、回路基板102は両面としたが、多層基板を用いても構わない。
ここで、積層工程77の前にプリプレグ準備工程78は、プリプレグ101を分割シート基板52aに対応する大きさに切断するとともに、接続パッド54bに対応する位置に孔を加工し、この孔に導電部材59aを充填する。
硬化工程79は、積層工程77で樹脂部58上に積層されたプリプレグを加熱するとともに、樹脂部58が形成された分割シート基板52a上にプリプレグ101と回路基板102とが積層された状態で、圧縮される。これによりプリプレグ101と導電部材59aとが硬化し、樹脂部58上に回路基板59が接着される。そしてこのとき、導電部材59aが接続パッド54bと回路基板102と電気的に接続されることとなる。
分割工程80は、硬化工程79の後で回路基板52同士を連結した連結部103を切断することによって、電子部品3が内蔵され、回路基板52と回路基板59とが電気的に接続された部品内蔵基板51が完成する。
以上のように回路基板52と回路基板59との間の接続は、回路基板52上に実装されたスペーサ54によって接続される。具体的には、スペーサ54の上面に設けられた接続パッド54bと導電部材59aとが接触し、回路基板59とスペーサ54との間が電気的に接続される。一方接続パッド55と接続パッド54aとの間が接続部材56で接続されることによって、スペーサ54は回路基板52と電気的に接続する。これにより、電子部品3の実装後にスルーホールなどを形成する必要がない。つまり電子部品3の実装は、分割シート基板52aへ切断し、小さなサイズで行うことができる。これにより、電子部品3の装着精度を向上でき、電子部品3同士の間隔を小さくできる。したがって高密度に電子部品3が内蔵された部品内蔵基板51を実現できる。また、スペーサ54は電子部品3と同時に回路基板52へ装着可能であり、費用に生産性も良好である。
なお、本実施の形態ではそれぞれの回路基板52にスペーサ54を実装したが、これはスペーサ54同士を連結したものを回路基板52上に装着しても良い。ただしこの場合、分割工程73において連結部の切断と同時にスペーサ54同士を連結する連結部も切断する。
本発明にかかる部品内蔵基板は、基板内に内蔵される電子部品の実装密度を高くできるという効果を有し、小型化を要求される携帯用機器などに用いられる基板等として用いると有用である。
3 電子部品
52 回路基板
54 スペーサ
54a 接続パッド
54b 接続パッド
55 接続パッド
56 接続部材
57 導体
58 樹脂部
58a 研磨面
59 回路基板

Claims (7)

  1. 第1の回路基板と、この第1の回路基板の上面に接続部材を介して装着された電子部品と、この電子部品を覆う樹脂部と、この樹脂部の上に形成された第2の回路基板とを備え、前記第1の回路基板の上面に形成された第1の接続パッドと、この接続第1のパッド上に装着されるとともに、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板との間に設けられた樹脂製のスペーサとを有し、このスペーサには、前記第1の接続パッドと対向して形成されるとともに、前記第1の接続パッドへ接続された第2の接続パッドと、この第2の接続パッドと前記第2の回路基板との間を接続する接続導体とを設け、前記第1の接続パッドと前記第2の接続パッドとの間は前記電子部品と同じ接続部材で接続されるとともに、前記樹脂部の上側には研磨面を有し、この研磨面には前記接続導体が前記樹脂部から露出する露出部を形成し、この露出部で前記接続導体と前記第2の回路基板とが電気的に接続されて、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板との間が電気的に接続された部品内蔵基板。
  2. 接続部材には鉛フリーはんだを用いた請求項1に記載の部品内蔵基板。
  3. 第2の回路基板には、接続導体に対応する位置に形成されるとともに、少なくとも下方側に開口を有した孔と、この孔内に充填された導電部材とが設けられ、この導電部材が前記接続導体へ接着されて、前記接続導体と前記第2の回路基板とが電気的に接続された部品内蔵基板。
  4. 請求項1に記載の部品内蔵基板の製造方法において、第1の回路基板が複数個連結された第1のシート基板の上面に第1の接続パッドを形成する工程と、この工程の後で前記第1のシート基板を切断し第2のシート基板を得る工程と、この工程の後で前記第1の回路基板の上面に接続部材で電子部品を実装するとともに、この電子部品と同じ接続部材で第1の接続パッドへスペーサを実装する工程と、この工程の後で前記電子部品と前記スペーサを覆うように前記基板上面に樹脂部を形成する工程と、この工程の後で前記樹脂部から接続導体が露出するように前記樹脂部の上面を研磨する工程と、この工程の後で前記樹脂部の上にプリプレグを積層する工程と、この工程の後で前記プリプレグと前記ペースト状の導電部材とを硬化させて第2の回路基板を形成させる工程と、前記プリプレグを積層する工程の前に設けられたプリプレグの準備工程とを有し、前記プリプレグの準備工程では、プリプレグに対し接続導体に対応する位置に形成された孔へペースト状の導電部材を充填するとともに、前記プリプレグを前記第2のシート基板に対応する大きさに切断し、前記第2の回路基板を形成する工程では、前記樹脂部と前記第2の回路基板とを接着するとともに、前記導電部材と前記接続導体とを接続させる部品内蔵基板の製造方法。
  5. プリプレグを積層する工程では、前記プリプレグの上に硬化済みであるとともに、あらかじめ第1の回路基板に対応する大きさに切断された第3の回路基板が積層され、第2の回路基板を形成する工程では、前記プリプレグとペースト状の導電部材を硬化させることにより、前記第3の回路基板と接続導体との間が接続される請求項4に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  6. 第2のシート基板は複数個の第1の回路基板が連結部によって連結されて形成され、プリプレグとペースト状の導電部材とを硬化させる工程の後で前記連結部を切断する請求項5に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  7. スペーサを実装する工程では、前記スペーサが複数個連結された状態で実装され、前記スペーサ間を連結する連結部は第1の回路基板の連結部を切断する工程で同時に切断される請求項6に記載の部品内蔵基板の製造方法。
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