JP2011137921A - 画面切替方法、画像形成装置、情報処理装置および画面切替制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置の表示部に表示させた画面遷移時の「画面ちらつき」発生防止を容易にする。
【解決手段】 機器Aにおいて、ブラウザによって画面情報を可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームとで表示可能に形成された表示部7aにあって、第1、第2の表示フレームを表示する。表示部7aの第1の表示フレームにおける画面情報への操作指示を検出部15で検出する。操作指示の要求に基づき、画像応答制御部27が、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を第2の表示フレームに対して応答する。第2の表示フレームにおける次画面情報の描画完了をブラウザが検出したとき、表示制御部13は、第2の表示フレームの次画面情報を第1の表示フレームに入れ替えて表示部7aに可視表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 機器Aにおいて、ブラウザによって画面情報を可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームとで表示可能に形成された表示部7aにあって、第1、第2の表示フレームを表示する。表示部7aの第1の表示フレームにおける画面情報への操作指示を検出部15で検出する。操作指示の要求に基づき、画像応答制御部27が、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を第2の表示フレームに対して応答する。第2の表示フレームにおける次画面情報の描画完了をブラウザが検出したとき、表示制御部13は、第2の表示フレームの次画面情報を第1の表示フレームに入れ替えて表示部7aに可視表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は画面切替方法、画像形成装置、情報処理装置および画面切替制御システムに係り、電子機器、特に、ブラウザを搭載した複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらの機能を有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral)等の画像形成装置に関する画面切替方法、当該画像形成装置、情報処理装置および画面切替制御システムの改良に関する。
従来、複合機等の画像形成装置においては、機能の豊富化に伴い、多数の表示項目を操作パネル部に表示したり、表示した操作パネル部にタッチするなどして操作指示する機能を有する構成が提供されている。
このよう多機能の画像形成装置では、Web(World Wide Web)ブラウザ(ブラウザと略称する。)を搭載し、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに対し、HTTP(HyperText Transfer Protocol)規約に従って要求メッセージを送信し、これに応じた応答メッセージを受信し、ブラウザがその応答メッセージを解析して表示部に画像画面を切り替え表示する構成が提供されている。
ところが、ブラウザは、サーバコンピュータから受信した応答メッセージを解析し、1頁の画像を形成する複数の画像パーツのうち、解析終了した画像パーツから画面にはめ込んで表示するので、次画面の切り替わりに際し、画面パーツのはめ込みが少ない状態から多い状態に変遷しながら1頁分の画面が形成され、視覚的に見栄えが低下し易い。
このような事態を防ぐため、例えば特開2006−127173号公報(特許文献1)のような自動取引装置が提案されている。
この特許文献1は、ブラウザの表示フレームを表裏の二重構造とし、片方を表フレーム(可視)、他方を裏フレーム(不可視)とし、表示している表フレームからの入力により別の次画面を表示する際、不可視の裏フレームからサーバ等に通信を行い、裏フレームにて次画面の描画処理を実行し、描画が完了した時点で、表フレームと裏フレームの役割逆転させる構成を有し、ブラウザを用いた画面表示処理において、画面表示を切り替える際、操作者に表示(描画)途中の画面を見せないようにして視覚的な障害を防止したものである。
しかしながら、上述した特許文献1では、表裏2個のフレームの切り替えをHTML(HyperText Markup Language)記述言語のiFrameタグで実現する場合に、ブラウザのソース表示機能やリロード機能を使うことができないという課題があり、画像形成装置の画面表示を切り替え遷移制御するためのWebアプリケーションプログラムを開発する際の制約となり、不便である。
複合機のような画像形成装置は、一般的なコンピュータ(パソコン)に比べてブラウザを処理する速度が遅く、画面遷移時に各画像パーツがぱらぱらと表示される状態、いわゆる「画面のちらつき」が生じ易く、画像形成装置の画面表示を切り替え遷移制御するWebアプリケーションプログラムの開発に際し、画面遷移時の「画面のちらつき」を防止することが必須の課題である。
特に、近年、画像形成装置において、出荷した後にユーザがアプリケーションプログラムをカスタマイズし易いよう、製造メーカ側がWebアプリケーションプログラム開発用の作成ツール(SDK:software development kit)を提供するようになってきており、「画面のちらつき」を抑えることが望まれている。
本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、表示部における画面遷移時の「画面ちらつき」の発生防止が容易で、これを意識させることなくアプリケーションプログラムの作成も可能な画面切替方法、画像形成装置、情報処理装置および画面切替制御システムの提供を目的とする。
そのような課題を解決するために本発明の請求項1に係る画面切替方法は、機器において、ブラウザによって種々の画面情報を表示フレームで表示するとともに当該表示フレームを可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームとで表示可能に形成された表示部にあって、その第1の表示フレームを表示する第1の表示工程と、その表示部の第1の表示フレームにおける画面情報への操作指示を検出する検出工程と、その操作指示に基づく次画面情報を要求する要求工程と、その操作指示の要求に基づき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を第2の表示フレームに対して応答する画面応答工程と、その第2の表示フレームにおける次画面情報の描画完了を上記ブラウザが検出したとき、その第2の表示フレームの次画面情報を第1の表示フレームに入れ替えて表示部に可視表示する入替表示工程と、を具備している。
本発明の請求項2に係る画面切替方法は、上記画面応答工程が、可視と不可視の区別のない表示フレームからの操作指示の要求を受けたとき、そのWebアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を操作指示の要求元表示フレームに対応して応答する構成である。
本発明の請求項3に係る画面切替方法は、上記第1の表示工程および入替表示工程が上記機器としての画像形成装置におけるものであり、上記画面応答工程が画像形成装置に接続された情報処理装置におけるものである構成を有している。
本発明の請求項4に係る画面切替方法は、上記画面応答工程が、当該情報処理装置における可視と不可視の区別のない表示フレームからの操作指示に対し、その次画面情報を要求元の表示フレームに対応して応答する構成である。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、画像データからこれを画像形成する画像形成部と、ブラウザに基づき、その画像データに係る種々の画面情報を表示フレームで表示するとともに当該表示フレームを可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームとで表示する表示部と、この表示部の第1の表示フレームにおける画面情報への操作指示を検出する検出部と、その操作指示を外部に送信するとともにこれに基づく次画面情報を受信する通信部と、その第1の表示フレームを表示制御するとともに、その操作指示の要求に基づき受信された次画面情報であって第2の表示フレームに対して応答された次画面情報について、その第2の表示フレームにおける次画面情報の描画完了を上記ブラウザが検出したとき、その第2の表示フレームの次画面情報を第1の表示フレームに入れ替えて表示部に可視表示制御する表示制御部と、を具備している。
本発明の請求項6に係る情報処理装置は、画像データからこれを画像形成する画像形成部を有する画像形成装置に接続され、当該画像形成装置を制御する情報処理装置であって、その画像形成装置においてブラウザに基づき表示される表示フレームとして表示される可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームのうち、その第1の表示フレームでの表示項目への操作指示を画像形成装置から受け、その操作指示の要求に基づき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を第2の表示フレームに対して応答する画面応答制御部を具備している。
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、上記画面応答制御部が、当該情報処理装置における可視と不可視の区別のない表示フレームからの操作指示を受けたとき、その次画面情報を要求元表示フレームに対応して応答する構成を有している。
本発明の請求項8に係る画面切替制御システムは、上記請求項5記載の画像形成装置と、これにネットワークを介して接続された上記請求項6又は7記載の情報処理装置とを具備している。
このような本発明の請求項1に係る画面切替方法では、機器において、ブラウザによって種々の画面情報を第1の表示フレームによって表示部に表示し、その第1の表示フレームにおける画面情報への操作指示を検出し、その操作指示に基づく次画面情報を要求し、その操作指示の要求に基づき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を第2の表示フレームに対して応答し、その第2の表示フレームにおける次画面情報の描画完了を上記ブラウザが検出したとき、その第2の表示フレームの次画面情報を第1の表示フレームに入れ替えて表示部に可視表示するから、表示部における画面遷移時の「画面ちらつき」の発生防止が容易であり、これを意識させることなくアプリケーションプログラムの作成も可能となる。
本発明の請求項2に係る画面切替方法では、可視と不可視の区別のない表示フレームからの操作指示の要求を受けたとき、そのWebアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を操作指示の要求元表示フレームに対応して応答するから、要求元のブラウザによって不可視の表示フレームに応答するか可視の表示フレームかを指定せずに、要求元表示フレームに自動応答することが可能である。
本発明の請求項3に係る画面切替方法では、上記第1の表示フレームの表示および入替表示を上記機器としての画像形成装置にて行い、これに接続された情報処理装置にて画面応答を行うから、情報処理装置におけるWebアプリケーションプログラムによって画像形成装置の画像表示の円滑な画面遷移制御が可能である。
本発明の請求項4に係る画面切替方法では、当該情報処理装置における可視と不可視の区別のない表示フレームからの操作指示に対し、その次画面情報を要求元の表示フレームに対応して応答するから、画像形成装置と当該情報処理装置の操作指示の要求に応じ、要求元表示フレームに自動応答することが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、本発明に係る画面切替方法、画像形成装置および情報処理装置は画面切替制御システムを説明する過程で説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置および情報処理装置の実施の一形態を画面切替制御システムとともに示す概略ブロック図である。
図1において、画面切替制御システムは、画像形成装置AとこれにネットワークNTを介して接続された情報処理装置Bとを有して構成されている。
まず、画像形成装置Aの構成から説明する。
図1において、画像形成装置Aは、主制御部1を中心にして画像読取部3、記憶部5、操作パネル部7、印刷部9および通信部11を有し、例えば複合機(MFP)を構成している。画像形成装置Aとしてはこれ以外にも種々の構成を有するが、本発明の要部ではないので説明および図示を省略する。
主制御部1は、画像読取部3、記憶部5、操作パネル部7、印刷部9および通信部11その他を制御するものである。
画像読取部3は、画像形成装置Aにおいて、主制御部1の制御の下、例えば印刷された原稿から画像を光学的に読み込み、フィルタ処理等をして電子的画像データを生成する公知のスキャナー等であり、生成した画像データが原稿の頁毎に記憶部5に順次記憶されるようになっている。
記憶部5は、画像読取部3からの画像データ、主制御部1の動作プログラム、後述する画像表示制御プログラムプログラムやブラウザ等を格納する読み書き可能な例えばハードディスク(HDD)である。
操作パネル部7は、画像形成装置Aの動作状態を画像画面で表示する表示部7aとして機能するとともに、印刷する用紙である用紙の選択、印刷形態の選択、印刷部数の選択、印刷の実行又は中止等の指示入力部としての機能を有しており、主制御部1によって制御される。
表示部7aは、主制御部1の制御の下、HTML文書の画像画面を表示させるプログラムであるブラウザ(例えば、Microsoft社のInternet Explorer(商標))の動作に基づき、種々の画面情報を表示フレームで表示するとともに当該表示フレームを可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームとを表示可能に形成されている。
それら第1、第2の表示フレームを含む表示フレームの形成やこれらの切換え表示制御する画像表示制御プログラムは、例えばJava(Sun Microsystems社の商標)アプレットやJavaスクリプト等によって予め作成され、ブラウザとともに画像形成装置Aの供給時に予めこれに設定されている。なお、可視の第1の表示フレームおよび不可視の第2の表示フレームの例は後述する。
印刷部9は、図示はしないが、主制御部1の制御の下、用紙のセットされる複数の給紙段と、給紙段から1次給紙された用紙を2次給紙するとともに、2次給紙された用紙に対し、画像データに基づき形成したトナー像を転写する画像形成部と、トナー像の転写された用紙を加熱定着する定着部その他を有して形成されている。
通信部11は、主制御部1の制御の下、これにネットワークNTを介して上述した情報処理装置Bに対し、所定のプロトコル例えばHTTP規約に従って要求メッセージ(HTTPリクエスト)を送信し、情報処理装置Bからの応答メッセージ(HTTPレスポンス)によるHTML文書を受信する機能を有している。
主制御部1は、CPU(central processing unit)、このCPUの起動プログラムを格納した作業用メモリ部、入出力インターフェース(いずれも図示せず。)を有し、上述した画像読取部3、記憶部5、操作パネル部7、印刷部9および通信部11その他を制御するとともに、以下のように表示制御部13および検出部15としての機能を有している。
表示制御部13は、ブラウザに基づき動作し、通信部11を介して入力した情報処理装置Bからの応答メッセージ(HTTPレスポンス)にあるHTML文書を解析し、得られた表示画像を不可視の第2の表示フレームに不可視描画して表示部7aに表示制御する機能を有している。
すなわち、表示制御部13は、後述するように、操作指示の要求に対応する次画面情報であって第2の表示フレームに対して応答された当該次画面情報を解析し、第2の表示フレームにおける次画面情報の描画完了をブラウザが検出したとき、第2の表示フレームの次画面情報を第1の表示フレームに入れ替えて表示部7aに可視表示制御する機能を有している。なお、第2の表示フレームにおける次画面情報の描画完了は、例えばHTML文書規約における「onload」によれば良い。
検出部15は、表示部7aにおける第1の表示フレームを表示中に、当該第1の表示フレームにおける画面情報(表示項目)への操作指示を検出し、検出された操作指示の要求を要求メッセージ(HTTPリクエスト)として通信部11に出力する機能を有している。
次に、情報処理装置Bを説明する。
情報処理装置Bは、図1に示すように、主制御部17、記憶部19、入力操作部21、表示部23、通信部25および画面応答制御部27を有し、例えばサーバコンピュータである。情報処理装置Bとしてはこれ以外にも種々の構成を有するが、本発明の要部ではないので説明および図示を省略する。
主制御部17は図示しないCPU、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)を有してなり、記憶部19、入力操作部21、表示部23、通信部25および画面応答制御部27その他を制御するものである。
記憶部19は、情報処理装置Bの動作プログラム、Webアプリケーションプログラムプログラムを格納した例えばハードディスクである。
Webアプリケーションプログラムは、画像形成装置Aの画像表示制御するプログラムであり、アプリケーションプログラムを開発するための作成ツール(SDK)により、後述する表示フレーム等の画面情報を有して情報処理装置B又は図示しないコンピュータで作成される。
画面情報は、画像形成装置Aや当該情報処理装置Bで表示させる以下の画面パーツを含むものであり、例えば図2に示すように、作成ツール(SDK)を情報処理装置Bで実行させ、種々の画面パーツ(表示部品)である背景画面としてのパネルコントロールF1、ボタン(次へ(NEXT))F2、ボタン(カラー印刷)F3、ボタン(片面印刷)F4、ボタン(両面印刷)F5等の一覧であるツールボックスBOXを表示部23に表示させ、パネルコントロールF1をドラッグして同一画面中のワークエリアWork中にドロップして背景画面を設定するとともに、上述したボタンF2〜F5をドラッグしてパネルコントロールF1上にドロップして作成し、これらを1画面としてファイル化することにより作成される。
作成された当該画面に関連して表示されるも次画面も同様にして順次作成され(後述する図3参照)、Webアプリケーションプログラムの一部として構成される。
なお、作成ツール(SDK)は、図示はしないが、製造メーカのWebサイト等からダウンロードして記憶する。
図1の入力操作部21は、例えばキーボードおよびマウスであり、主制御部17の制御の下、上述したパネルコントロールF1、ボタンF2〜F5をドラッグしてドロップする機能、表示部23に表示された表示フレームにおいて表示項目への操作指示を入力指示する機能、その他の入力指示機能を有している。
表示部23は、情報処理装置Bの動作状態等の画像画面をブラウザに基づき、可視と不可視の区別のない上述した表示フレームを表示するディスプレイであり、主制御部17によって表示制御される。
通信部25は、主制御部17の制御の下、これにネットワークNTを介して上述した画像形成装置Aに接続され、画像形成装置Aからの要求メッセージ(HTTPリクエスト)を受信し、次画面情報を含む対応する応答メッセージ(HTTPレスポンス)を画像形成装置Aに送信する機能を有するインターフェースである。
画面応答制御部27は、画像形成装置Aにおいてブラウザに基づき表示される表示フレームとして表示される可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームのうち、その第1の表示フレームでの画面情報への操作指示を画像形成装置Aから受け、操作指示の要求に基づき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を第2の表示フレームに対して応答する機能を有している。
画面応答制御部27は、画像形成装置Aにおいて第1の表示フレームにおける画面情報への操作指示を画像形成装置Aから受け、操作指示の要求に基づき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を第2の表示フレームに対して順次応答する機能も有している。
画面応答制御部27は、当該情報処理装置Bの表示部23における表示フレームにおける画面情報への操作指示を受けたとき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報をその操作指示の要求元表示フレームに対応し、主制御部17を介して表示部23に応答する機能も有している。
すなわち、画面応答制御部27は、画像形成装置Aのブラウザからの要求か情報処理装置Bのブラウザからの要求かの判別機能を有し、要求元のブラウザに合わせた次画面情報で対応する機能を有している。
次に、本発明の画面切替制御システムの動作を図3および図4を参照して説明する。
便宜上、情報処理装置Bからの応答メッセージ(HTTPレスポンス)により、予め画像形成装置Aの表示部7aにはブラウザに基づき図3Aのような第1の表示フレーム(例えば、ログイン画面)が表示されており、図示はしないが、情報処理装置Bの表示部23にも表示フレームによって画像画面が表示されている(第1の表示工程)、として説明する。
動作プログラムが起動し、ステップS1にて表示部7aにおける第1の表示フレームのボタンがクリックされると、検出部15が当該第1の表示フレームにおける画面情報への操作指示を検出し(検出工程)、ステップS2にて検出部15が操作指示の要求メッセージ(HTTPリクエスト)を情報処理装置B側へ送信して次画面情報を画面要求し(要求工程)、ステップS3に移る。
ステップS3では要求メッセージ(HTTPリクエスト)が画像形成装置Aからの要求であるか否か画面応答制御部27が判別し(判別工程)、画像形成装置Aからの要求であると判別したときステップS4に移り、ステップS4にて画面応答制御部27が操作指示の要求に基づき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を第2の表示フレームに対して画面応答する応答メッセージ(HTTPレスポンス)を画像形成装置Aに応答する(画面応答工程)。
続くステップS5にて表示制御部13が、次画面情報であって第2の表示フレームに対して応答された当該次画面情報を解析し、第2の表示フレームにおける次画面情報の不可視描画を完了させ、ステップS6にて表示制御部13が第2の表示フレームの次画面情報を第1の表示フレームに入れ替え、図3Bのように表示部7aに可視表示し(入替表示工程)、終了する。
ステップS3にて画像形成装置A以外からの要求であると判別されたときにはステップS7に移り、ステップS7にて表示制御部13がWebアプリケーションプログラムによって単なる要求元表示フレームに対応する次画面情報を表示部23側へ応答し、表示部23にてその次画面情報を表示させて終了する。
画像形成装置A以外からの要求としては、当該情報処理装置Bにおけるブラウザからの要求が考えられる。
これらの主要な工程が本発明に係る画面切替方法を構成する。
このように本発明の画面切替制御システムは、画像形成装置AとこれにネットワークNTを介して接続された情報処理装置Bを有し、これらは以下の構成を有している。
すなわち、画像形成装置Aは、画像データからこれを画像形成する印刷部(画像形成部)9と、ブラウザに基づき、その画像データに係る種々の画面情報を表示フレームで表示するとともに当該表示フレームを可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームとで表示する表示部7a、この表示部7aの第1の表示フレームにおける表示項目への操作指示を検出する検出部15と、その操作指示を外部に送信するとともにこれに基づく次画面情報を受信する通信部11と、第1の表示フレームを表示制御するとともにその操作指示の要求に基づき受信された次画面情報であって第2の表示フレームに対して応答された次画面情報について、その第2の表示フレームにおける次画面情報の描画完了を上記ブラウザが検出したとき、その第2の表示フレームの次画面情報を第1の表示フレームに入れ替えて表示部7aに可視表示制御する表示制御部13とを具備している。
また、情報処理装置Bは、画像形成装置Aにおいてブラウザに基づき表示される表示フレームとして表示される可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームのうち、その第1の表示フレームでの表示項目への操作指示を画像形成装置Aから受け、その操作指示の要求に基づき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を第2の表示フレームに対して応答する画面応答制御部27を具備している。
そのため、情報処理装置Bからの画面情報を表示させる画像形成装置Aの表示部7aにおいて、画面遷移時の「画面ちらつき」発生防止が容易で、これを意識させることなくWebアプリケーションプログラムの作成も可能である。
しかも、情報処理装置Bの画面応答制御部27は、可視と不可視との区別のない表示フレームからの操作指示に対し、当該操作指示に対応する次画面情報を操作指示の要求元表示フレームに対応して応答するから、1個のWebアプリケーションプログラムによって要求元のブラウザによって、表示フレームを指定せずに、要求元表示フレームに自動応答することが可能である。
特に、情報処理装置Bにおける可視、不可視の区別のない表示フレームからの操作指示に対し、次画面情報を要求元の前記表示フレームに対応して応答することが可能であり、1個のWebアプリケーションプログラムで素早く対応可能である。
この点、上述した特許文献1では、HTTP規約中のiFrameタグを用いて「画面ちらつき」を防止させるが、「ソースの表示」機能はアクティブなフレームのソースを表示することになるため、Webアプリケーションプログラムのデバッグ時はソースを表示したいiFrameを選択してアクティブにした状態でソースを表示する必要があり、ブラウザにおける「ソースの表示」機能が扱い難い難点があった。
これに対し、本発明においては、情報処理装置B上でのデバッグ時は、表示する場合にフレームを使用せずに済むのでそのような問題が発生しない。
さらに、HTTP規約中のiFrameタグを使って本機能を実現する場合、情報処理装置Bのブラウザのリロードを行うと、第1、第2の表示フレームの区別が困難で、意図しない画面がリロードされる場合もあり、情報処理装置B上でのデバッグが困難となり易いが、本発明ではそのような事態が発生し難い。
そして、本発明の画面切替方法、画像形成装置A、情報処理装置Bにおいても、上述した画面切替制御システムの効果と同様の効果が得られる。
なお、本発明の情報処理装置Bは、複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらの機能を有する複合機(MFP)等の画像形成装置の画像表示制御に限定されず、種々の電子機器に応用可能である。
1、17 主制御部
3 画像読取部
5、19 記憶部
7 操作パネル部
7a、23 表示部
9 印刷部
11、25 通信部
13 表示制御部
15 検出部
21 入力操作部
27 画面応答制御部
A 画像形成装置
B 情報処理装置(サーバコンピュータ)
F1、F2、F3、F4、F5 画面情報
NT ネットワーク
3 画像読取部
5、19 記憶部
7 操作パネル部
7a、23 表示部
9 印刷部
11、25 通信部
13 表示制御部
15 検出部
21 入力操作部
27 画面応答制御部
A 画像形成装置
B 情報処理装置(サーバコンピュータ)
F1、F2、F3、F4、F5 画面情報
NT ネットワーク
Claims (8)
- 機器において、ブラウザによって種々の画面情報を表示フレームで表示するとともに当該表示フレームを可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームとで表示可能に形成された表示部にあって、前記第1の表示フレームを表示する第1の表示工程と、
前記表示部の前記第1の表示フレームにおける前記画面情報への操作指示を検出する検出工程と、
前記操作指示に基づく次画面情報を要求する要求工程と、
前記操作指示の要求に基づき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する前記次画面情報を前記第2の表示フレームに対して応答する画面応答工程と、
前記第2の表示フレームにおける前記次画面情報の描画完了を前記ブラウザが検出したとき、前記第2の表示フレームの前記次画面情報を前記第1の表示フレームに入れ替えて前記表示部に可視表示する入替表示工程と、
を具備することを特徴とする画面切替方法。 - 前記画面応答工程は、可視と不可視の区別のない表示フレームからの操作指示の要求を受けたとき、前記Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を前記操作指示の要求元表示フレームに対応して応答する請求項1記載の画面切替方法。
- 前記第1の表示工程および前記入替表示工程は前記機器としての画像形成装置におけるものであり、前記画面応答工程は前記画像形成装置に接続された情報処理装置におけるものである請求項1又は2記載の画面切替方法。
- 前記画面応答工程は、当該情報処理装置における可視と不可視の区別のない表示フレームからの前記操作指示に対し、前記次画面情報を要求元の前記表示フレームに対応して応答する請求項3記載の画面切替方法。
- 画像データからこれを画像形成する画像形成部と、
ブラウザに基づき、前記画像データに係る種々の画面情報を表示フレームで表示するとともに当該表示フレームを可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームとで表示する表示部と、
この表示部の前記第1の表示フレームにおける前記画面情報への操作指示を検出する検出部と、
前記操作指示を外部に送信するとともにこれに基づく次画面情報を受信する通信部と、
前記第1の表示フレームを表示制御するとともに、前記操作指示の要求に基づき受信された前記次画面情報であって前記第2の表示フレームに対して応答された前記次画面情報について、前記第2の表示フレームにおける前記次画面情報の描画完了を前記ブラウザが検出したとき、前記第2の表示フレームの前記次画面情報を前記第1の表示フレームに入れ替えて前記表示部に可視表示制御する表示制御部と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 画像データからこれを画像形成する画像形成部を有する画像形成装置に接続され、当該画像形成装置を制御する情報処理装置であって、
前記画像形成装置においてブラウザに基づき表示される表示フレームとして表示される可視の第1の表示フレームと不可視の第2の表示フレームのうち、前記第1の表示フレームでの表示項目への操作指示を前記画像形成装置から受け、前記操作指示の要求に基づき、Webアプリケーションプログラムによって当該操作指示に対応する次画面情報を前記第2の表示フレームに対して応答する画面応答制御部を具備することを特徴とする情報処理装置。 - 前記画面応答制御部は、当該情報処理装置における可視と不可視の区別のない表示フレームからの操作指示を受けたとき、前記次画面情報を要求元表示フレームに対応して応答する請求項6記載の画像形成装置の画像表示を制御する情報処理装置。
- 前記請求項5記載の画像形成装置と、これにネットワークを介して接続された前記請求項6又は7記載の情報処理装置とを具備する画面切替制御システム。
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JP2009296970A Pending JP2011137921A (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | 画面切替方法、画像形成装置、情報処理装置および画面切替制御システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015158803A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム |
KR20170075347A (ko) * | 2015-12-23 | 2017-07-03 | 주식회사 케이티 | 셋톱 박스에서 수행되는 블링킹(blinking) 이슈 해소 방법, 셋톱 박스 및 컴퓨팅 장치 |
KR20170081361A (ko) * | 2016-01-04 | 2017-07-12 | 주식회사 케이티 | 셋톱 박스에서 수행되는 영상 처리 방법, 셋톱 박스 및 영상 처리 시스템 |
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2009
- 2009-12-28 JP JP2009296970A patent/JP2011137921A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015158803A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム |
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KR102002032B1 (ko) * | 2015-12-23 | 2019-07-19 | 주식회사 케이티 | 셋톱 박스에서 수행되는 블링킹(blinking) 이슈 해소 방법, 셋톱 박스 및 컴퓨팅 장치 |
KR20170081361A (ko) * | 2016-01-04 | 2017-07-12 | 주식회사 케이티 | 셋톱 박스에서 수행되는 영상 처리 방법, 셋톱 박스 및 영상 처리 시스템 |
KR102212588B1 (ko) * | 2016-01-04 | 2021-02-05 | 주식회사 케이티 | 셋톱 박스에서 수행되는 영상 처리 방법, 셋톱 박스 및 영상 처리 시스템 |
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