JP2011136299A - 油中異物除去装置及び方法 - Google Patents
油中異物除去装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011136299A JP2011136299A JP2009298896A JP2009298896A JP2011136299A JP 2011136299 A JP2011136299 A JP 2011136299A JP 2009298896 A JP2009298896 A JP 2009298896A JP 2009298896 A JP2009298896 A JP 2009298896A JP 2011136299 A JP2011136299 A JP 2011136299A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- cylinder
- inner cylinder
- moisture
- foreign matter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
【解決手段】水分Wを含有する油11を所定量充填する内筒12と外筒13と、内筒12と外筒13との内部に水分Wを含有する油を供給及び排出する供給通路15及び排出通路16と、内筒12と外筒13とを一体として回転させる回転手段とを具備すると共に、前記内筒12が、スリット孔14を有する固定筒と、前記スリット孔14と同位置にスリット孔14を有するスライド筒との二層構造からなり、軸方向に前記スライド筒をスライドさせる際にはスリット孔14、14が合致して外筒と内筒とを連通してなる。
【選択図】図1
Description
図1乃至図3に示すように、本実施例に係る油中異物除去装置10Aは、水分Wを含有する油11を所定量充填する内筒12と外筒13と、内筒12と外筒13との内部に水分Wを含有する油11を供給及び排出する供給通路15及び排出通路16と、内筒12と外筒13とを一体として回転19させる回転手段(図示せず)とを具備すると共に、前記内筒12が、スリット孔14aを有する固定筒12aと、前記スリット孔14aと同位置にスリット孔14bを有するスライド筒12bとの二層構造からなり、軸方向に前記スライド筒12bをスライドさせる際にはスリット孔14a、14bが合致して外筒13と内筒12とを連通してなるものである。
図2は、油中から水分を分離除去する様子を示している。
1) 図1乃至図3に示すように、先ず、内筒12のスライド筒12bを移動させて、スリット孔14a、14bを開口状態とし(図3中、上段の様子)、内筒12と外筒13との内部を油11が連通自在としている。
2) このような状態において、供給通路15から内筒12と外筒13との内部に水分Wを含有する油11を所定量充満させる。
3) その後、内筒12を外筒13とを一体として図示しない回転手段により回転させ、水分Wを遠心力により内筒12内部から外筒13内部に移行させる(図2中、上段の様子)。
所定回数と所定時間回転させると、外筒13の壁面近傍が水分Wの多い状態となる(図2中、中段の様子)。
なお、回転手段による回転は、2000〜6000rpmの間とするのがよく、油の種類により適宜変更すればよい。
4) その後、スライド筒12bを移動させて、スリット孔14a、14bを閉じて(図3中、下段)、内筒12と外筒13との連通状態を停止する。この結果、内筒12の内部は水分Wが無い状態の油11Aが存在し、これに対して、外筒13の内部は水分Wが多い状態の油11Bが存在することとなり、両者が分離される(図2中、下段の様子)。
5) 次いで、水分Wの含有量が多い油11Bを外筒13に設けたドレン栓18を開放して、外部に排出するようにしている。
図4に示すように、外筒13の内面に水分吸着フィルタ50及び磁石51を有するものである。
水分Wが移行した際に、水分吸着フィルタ50により、内部においても水分を吸着するようにしている。
また、磁石51を設けることにより、油中に存在する金属粉等の劣化要因を除去することができる。
図5に示すように、実施例1の油中異物除去装置10Aで、油から水分Wを除去した油11Aを凍結手段60により、残存する水分Wを凍結させ、その後分離手段61により、氷62を分離して、さらに水分Wが除去された凍結処理後の油11Cを得るようにしている。
この結果、油中異物除去装置10Aで水分Wが除去された油11Aからさらに、微粒の水分を除去することができ、精密機械で用いる油として用いることができる。
図6乃至8に示すように、本実施例に係る油中異物除去装置10Bは、水分Wを含有する油11を所定量充填する内筒12と、内筒12の周囲に所定間隔を持って設けられる外筒13と、内筒12内部に水分Wを含有する油11を供給及び排出する供給通路15及び排出通路16と、内筒12を回転させる回転手段とを具備すると共に、前記内筒12が、スリット孔14aを有する固定筒12aと、前記スリット孔14aと同位置にスリット孔14bを有するスライド筒12bとの二層構造からなり、軸方向に前記スライド筒12bをスライドさせる際にはスリット孔14a、14bが合致して外筒13と内筒12とを連通してなるものである。
2) 供給通路15を介して、内筒12の内部に水分Wを含有する油11を所定量充満させる。
3) 内筒12のみを回転手段により回転させ、水分Wを内筒12内部の壁面近傍に向かって移行させる(図7中、上段の様子)。
4) 回転を続けていくと、水分Wが内筒12内部の壁面近傍に集中する(図7中中段の様子;図8中上段の様子)。
5) その後、内筒12が回転している状態で、スライド筒12bを移動させて、スリット孔14a、14bをほんの僅か開放させる(図7中下段の様子)。
6) この開放されたスリット孔14a、14bから水分W含有量が多い油11Bを外筒13内部に排出させる(図7中下段の様子;図8中下段の様子)。
このように、内筒12の内部には、水分が除去された油11Aのみが残存し、この水分が除去された油11Aを排出通路16から外部に排出し、この油を用いることができる。
11 油
11A 水分Wが無い状態の油
11B 水分Wが多い状態の油
11C 凍結処理後の油
12 内筒
13 外筒
14a、14b スリット孔
15 供給通路
16 排出通路
Claims (6)
- 水分を含有する油を所定量充填する内筒と外筒と、
内筒と外筒との内部に水分を含有する油を供給及び排出する供給通路及び排出通路と、
内筒と外筒とを一体として回転させる回転手段とを具備すると共に、
前記内筒が、スリット孔を有する固定筒と、前記スリット孔と同位置にスリット孔を有するスライド筒との二層構造からなり、軸方向に前記スライド筒をスライドさせる際にはスリット孔が合致して外筒と内筒とを連通してなることを特徴とする油中異物除去装置。 - 請求項1の油中異物除去装置を用いて、水分を含有する油を除去する方法において、
内筒のスライド筒を移動させて、スリット孔を開口状態とし、内筒と外筒との内部に水分を含有する油を所定量充満し、
内筒と外筒とを一体として回転手段により回転させ、水分を遠心力により内筒内部から外筒内部に移行させ、その後スライド筒を移動させて、スリット孔を閉じ、
次いで、水分含有量が多い油を外筒から外部に排出することを特徴とする油中から水分を除去する油中異物除去方法。 - 水分を含有する油を所定量充填する内筒と、内筒の周囲に所定間隔を持って設けられる外筒と、
内筒内部に水分を含有する油を供給及び排出する供給通路及び排出通路と、
内筒を回転させる回転手段とを具備すると共に、
前記内筒が、スリット孔を有する固定筒と、前記スリット孔と同位置にスリット孔を有するスライド筒との二層構造からなり、軸方向に前記スライド筒をスライドさせる際にはスリット孔が合致して外筒と内筒とを連通してなることを特徴とする油中異物除去装置。 - 請求項3の油中異物除去装置を用いて、水分を含有する油を除去する方法において、
内筒のスライド筒を移動させて、スリット孔を閉塞状態とし、内筒の内部に水分を含有する油を所定量充満し、
内筒を回転手段により回転させ、水分を内筒内部の壁面近傍に移行させ、その後スライド筒を移動させて、スリット孔を開放させ、
水分含有量が多い油を外筒側に排出することを特徴とする油中から水分を除去する油中異物除去方法。 - 請求項1において、
前記外筒の内部に水分吸着フィルタ及び磁石を有することを特徴とする油中異物除去装置。 - 請求項2又は4において、
水分を除去した油を凍結させ、さらに残存する水分を凍結除去することを特徴とする油中異物除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009298896A JP5439166B2 (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | 油中異物除去装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009298896A JP5439166B2 (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | 油中異物除去装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011136299A true JP2011136299A (ja) | 2011-07-14 |
JP5439166B2 JP5439166B2 (ja) | 2014-03-12 |
Family
ID=44348264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009298896A Expired - Fee Related JP5439166B2 (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | 油中異物除去装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5439166B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4996480A (ja) * | 1973-01-20 | 1974-09-12 | ||
JPS61263661A (ja) * | 1985-05-16 | 1986-11-21 | Keishirou Katou | 遠心力式の油水分離方法並びにその油水分離機 |
JPS62286509A (ja) * | 1986-06-04 | 1987-12-12 | Kotobuki Senpaku Shoji:Kk | 潤滑油等の清浄装置 |
JPH04334505A (ja) * | 1991-05-13 | 1992-11-20 | Hitachi Ltd | 水分除去装置 |
-
2009
- 2009-12-28 JP JP2009298896A patent/JP5439166B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4996480A (ja) * | 1973-01-20 | 1974-09-12 | ||
JPS61263661A (ja) * | 1985-05-16 | 1986-11-21 | Keishirou Katou | 遠心力式の油水分離方法並びにその油水分離機 |
JPS62286509A (ja) * | 1986-06-04 | 1987-12-12 | Kotobuki Senpaku Shoji:Kk | 潤滑油等の清浄装置 |
JPH04334505A (ja) * | 1991-05-13 | 1992-11-20 | Hitachi Ltd | 水分除去装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5439166B2 (ja) | 2014-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5364570B2 (ja) | 油中異物除去装置 | |
JP6316951B2 (ja) | スクリューコンベア型分離装置および排水処理システム | |
RU2708592C1 (ru) | Сепаратор твердой и жидкой фаз и система разделения твердой и жидкой фаз | |
US20080251435A1 (en) | Contaminated fluid recovery apparatus | |
WO2013143985A2 (de) | Separatoranordnung | |
US9511309B2 (en) | Mixed liquid separation appartus | |
KR101495906B1 (ko) | 협잡물 탈수성능을 향상시킨 협잡물 처리기 | |
JP2010505617A (ja) | 液液分離装置 | |
JP2017159240A5 (ja) | ||
JP5439166B2 (ja) | 油中異物除去装置及び方法 | |
KR20160078415A (ko) | 유기성 오니의 탈수 시스템 | |
KR20190011779A (ko) | 유체를 위한 필터 디바이스 | |
CA2942707C (en) | Decanter centrifuge with double axial sealing | |
JP2007244925A (ja) | 遠心型液液分離装置及び分離方法 | |
JP3172467U7 (ja) | ||
CN112423890A (zh) | 磁筒及磁分离装置 | |
JP3172467U (ja) | 三相分離のできる遠心分離機 | |
JP2005058880A (ja) | スラッジ分離装置 | |
JP2019037926A (ja) | 固液分離装置 | |
FI121794B (fi) | Laite kuitususpension käsittelemiseksi | |
JP2008253959A (ja) | 電解処理槽の電極清掃機構 | |
KR101161212B1 (ko) | 지하수 여과 장치 | |
KR20190130224A (ko) | 윈치 기어오일 수분제거장치 | |
KR102378221B1 (ko) | 잠수함의 유압장비 해수 분리 시스템 | |
JP2009248002A (ja) | トランスミッション潤滑油とアクチュエータ作動油の共用油圧回路及び共用方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131119 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131216 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5439166 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |