JP2011136074A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体振動を効果的に抑制することができるヒートポンプ乾燥方式による洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】衣類乾燥機は、筐体1と、筐体1内に支持された水槽2と、水槽2内に回転可能に内装され、乾燥対象の衣類を収容する有底筒状のドラム3と、筐体1内に配設され、ドラム3内の衣類を乾燥させるためのヒートポンプ装置30と、を含み、ヒートポンプ装置30は冷媒を圧縮する圧縮部31を含み、ヒートポンプ装置30は、筐体1内の上部に設けられ、筐体1の両側板1a及び1b間に架橋された支持部材61によって支持されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、ヒートポンプ機構を備えた洗濯乾燥機に関するものである。
ドラム式の洗濯乾燥機として、従来より、電力の消費が大きいヒータ式に代えてヒートポンプ機構を備え、ヒートポンプ乾燥方式で洗濯物を乾燥させるものが用いられている。ヒートポンプ乾燥方式は、冷却水を用いることなく、洗濯物から水分を蒸発させた後の湿った空気から熱を回収して再利用するため、ヒータ式に比べ、節水、省エネルギー化の点で有利である。
上記のヒートポンプ機構は、冷媒を圧縮する圧縮機と、加熱器及び除湿器からなる熱交換器と、圧縮機及び熱交換器を構成する各構成部材を接続する冷媒循環配管とからなる。従来のドラム式の洗濯乾燥機では、図12に示すように、上記ヒートポンプ機構が筐体内における下部空間に配置されている。
特開2006−110394号公報
しかしながら、上記のヒートポンプ機構を筐体内の下部空間に設けた従来のヒートポンプ乾燥方式によるドラム式洗濯乾燥機では、回転ドラムの運転期間中、ヒートポンプ機構の圧縮機自体の振動に加えて、当該圧縮機の振動よりもはるかに大きい水槽や回転ドラムからの振動が、水槽を支えるサスペンションを介して筐体に伝達され、ヒートポンプ機構が加振される。このように、ヒートポンプ機構が加振されてしまうと、例えば、冷媒循環配管に負荷がかかって配管が破損するといったヒートポンプ機構の故障を招来するといった問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、ドラムの回転による筐体振動を効果的に抑制することができるヒートポンプ乾燥方式による洗濯乾燥機を提供することを目的とするものである。
本発明の一局面に係る衣類乾燥機は、筐体と、前記筐体内に支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に内装され、乾燥対象の衣類を収容する有底筒状のドラムと、前記筐体内に配設され、前記ドラム内の衣類を乾燥させるためのヒートポンプ装置とを含み、前記ヒートポンプ装置は冷媒を圧縮する圧縮部を含み、当該ヒートポンプ装置は、前記筐体内の上方部に設けられ、当該筐体の両側板の少なくとも一方の上部に接続された支持部材に支持されている。
上記の構成において、ヒートポンプ装置は重量物である圧縮部を含んでいる。このヒートポンプ装置は、筐体内において、当該筐体の両側板の少なくとも一方の上部に接続された支持部材に支持されているので、重量物である圧縮部が受ける重力が側板に対して側板の上部から垂直下方向に作用することとなる。これによって、振動による側板上端の振れまわりをヒートポンプ装置が受ける重力が押さえつけて、振動振幅を抑制する効果が発生する。また、側板を含む振動系にヒートポンプ装置が加わることになるので、側板を含む振動系の重量が増えて、同一加振力に対する振動振幅が抑えられる。このように、圧縮部を含むヒートポンプ装置の重力を利用して側板を上方から押さえることにより、ドラムの回転等によって生じる筐体の側板の振動を効果的に抑制することができる。
また、筐体上部にヒートポンプ装置を配設することで、ヒートポンプ装置の修理メンテナンス時に、筐体天面を開放するだけでヒートポンプ装置をメンテナンスすることができるので、本体を設置場所から移動させるという準備と後始末に要する手間と労力をなくして作業を容易に行うことができる。また、ヒートポンプ装置を筐体内の上方部に配設しているので、洗濯時の洗濯液が循環風路に浸入することがなく、ヒートポンプ装置の構成部材(熱伝導のよい銅やアルミニウムなどの金属で構成される吸熱器および放熱器等)が、洗濯液中の洗剤、柔軟剤、漂白剤等による腐食を受けることを防止できる。また、乾燥中にヒートポンプ装置で発生する除湿水を、一般的に筐体下方に設けられる洗濯液などの排水口に排水する際に、ポンプなどの排水手段を使用することなく容易に排水することができる。
上記の構成において、前記外槽は、前記ドラムの形状に合わせて有底筒状に形成されており、前記圧縮部は、前記外槽の筒状外周面の上方に配されると共に、当該圧縮部の底面が前記外槽の底面の頂部よりも低い位置に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、外槽は有底筒状であり、当該外槽の筒状外周面の上方に圧縮部が配される。そして、外槽の底面の頂部よりも圧縮部の底面の位置が低くなるように配置することによって、外槽の筒状外周面上方に形成されるスペースを圧縮部の設置スペースとして有効に利用しながら、圧縮部を備えたヒートポンプ装置をコンパクトな筐体高さに納めることができる。これにより、ヒートポンプ装置を筐体内の上方に設置しても、衣類乾燥機の高さ方向のサイズが大きくなることを回避し、装置の小型化を図ることができる。
上記の構成において、乾燥用空気を送風する送風ファンと送風モータとを含む送風部と、前記外槽と前記ヒートポンプ装置とを連結して、前記送風部からの乾燥用空気を循環させる循環風路と、をさらに含み、前記送風部は、前記ヒートポンプ装置と締結されると共に、前記圧縮部の側部に近接して配設されていることが好ましい。
上記の構成によれば、ヒートポンプ装置に加えて送風部の重力をも利用して側板を上方から押さえることにより、ドラムの回転等によって生じる筐体の側板の振動を効果的に抑制することができる。加えて、重量物である圧縮部と、同様に送風モータを含むため重量物である送風部が近接して配設されるため、重量物である圧縮部を支持するための構成と送風部を支持するための構成を兼用することが可能となり、重量物支持構成を簡略化できるため、構成部材点数の低減や機体重量削減、コストダウンが可能となる。
上記の構成において、前記ヒートポンプ装置は、乾燥用空気から冷媒が熱を奪う吸熱部と、冷媒が放熱して乾燥用空気を加熱する放熱部と、を含み、前記吸熱部及び放熱部は、前記循環風路に沿って前記送風部と略直線状に配置されていることが好ましい。
上記の構成によれば、吸熱部及び放熱部と送風部とを略直線状に配置することにより、流れの屈曲による偏流発生を防止して、低圧損風路を形成することができる。これにより、循環風路内の乾燥用空気を送風する送風部の低消費電力化を図ることができる。また、流れの偏流発生を防止できることで、吸熱部を通過する流れに局所的に高風速になる箇所が発生することを防止できるため、吸熱部で発生する除湿水が高風速に乗って飛散して、送風部を通過してドラムまで戻り、衣類を濡らしてしまうことを防ぐことができる。
上記の構成において、前記送風モータが前記送風ファンより上方位置となるように当該送風部の回転軸が傾斜して設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、ヒートポンプ装置で除湿されて発生した除湿水が送風部まで飛散してきたとしても、送風モータが送風ファンより上方位置に設けられているので、回転軸に付着した除湿水は、重力によって送風モータとは逆方向に滴下して、送風部の回転軸を伝って除湿水が送風モータに入り込むことはない。よって、送風モータの故障を回避し、信頼性の向上を図ることができる。
上記の構成において、前記支持部材は、前記圧縮部の近傍に設けられて前記ヒートポンプ装置を下方から支持する第1支持部材と、前記ヒートポンプ装置を上方から支持する第2支持部材とを含むことが好ましい。
上記の構成によれば、重量物である圧縮部の近傍を第1支持部材が下方から支持することで、支持安定性が増加すると共に、第2支持部材がヒートポンプ装置を上方からも支持しているので、上下方向の振動に対してもヒートポンプ装置を安定して支持できる。
前記第2支持部材は、前記圧縮部から離間したヒートポンプ装置の部位を上方から支持することが好ましい。
上記の構成によれば、上下方向の振動が発生した場合に、ヒートポンプ装置における圧縮部(重量物)から離間した部位では浮き上がる方向にモーメントが働くので、圧縮部から離間したヒートポンプ装置の部位を上方から支持することにより、上下方向の振動に対して更に支持安定性が増加する。
本発明によれば、冷媒を圧縮する圧縮部を含むヒートポンプ装置の重力を利用して筐体の側板を上方から押さえることにより、ドラムの回転等によって生じる筐体の側板の振動を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機の概略構成を示す側面断面図である。 前記ドラム式洗濯乾燥機の前面の部分外観図である。 前記ドラム式洗濯乾燥機の内部の概略構成を示す斜視図である。 前記ドラム式洗濯乾燥機の要部上面図である。 図4のA−A線矢視断面図である。 前記ドラム式洗濯乾燥機の上部構成の概略を示す要部斜視図である。 前記ドラム式洗濯乾燥機における支持部材の概略構成を示す要部斜視図である。 前記ドラム式洗濯乾燥機の要部構成を示す斜視図である。 前記ドラム式洗濯乾燥機における他の支持部材の概略構成を示す要部斜視図である。 前記ドラム式洗濯乾燥機の要部構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るヒートポンプ乾燥方式の洗濯乾燥機の概略構成を示す説明図である。 従来のヒートポンプ乾燥方式の洗濯乾燥機の概略構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機の側面断面図である。図2は、本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機の前面の部分外観図である。
図1において、洗濯物を収容する前面開口で底面を有する筒状のドラム3(収容部)は、筐体1内に支持されて洗濯水を貯める筒状の水槽2に内包されている。水槽2の背面には、ドラム3の回転軸を前上がりに傾斜して回転させるドラム駆動モータ7が取り付けられている。
図2に示すように、筐体1の前板1eには、ドラム3の開口端側に対向させて扉体5が設けられており、使用者は、扉体5を開くことで、ドラム3に対して洗濯物(衣類)を出し入れすることができる。また、水槽2には、図示しない給水弁が設けられた給水管、および排水弁が設けられた排水管が接続されている。
筐体1の前板1eの上部には、左右に細長く、各種操作キーや表示器が配置された操作パネル4が設けられ、当該操作パネル4の側板1b側の下方には前方に引き出し式の洗剤投入部10が設置されている。洗剤投入部10は、その内部空間部に洗剤収容容器(不図示)を引き出し自在に収納している。上記洗剤収容容器は、図示しない粉末洗剤を収納するための粉末洗剤収容部と、液体洗剤を収容するための液体洗剤収容部と、柔軟仕上剤を収納するための柔軟仕上剤収容部との三つに区画されている。
また、図1に示すように、排出口11がドラム3の上方側に配設されており、衣類に接触後の乾燥用空気を効果的に上方へ排出できるようになっている。なお、洗濯機能のないドラム式衣類乾燥機においては排出口11をドラム3の上方以外の場所に設けることもできるが、ドラム式洗濯乾燥機においては洗濯水の影響を受けるので、洗濯水の水位よりも上方に設けることが望ましい。
水槽2の下方には、水槽2を支えると共に、脱水時等のドラム3内の衣類の偏りなどで発生する重量アンバランス状態でドラム3を回転した場合の水槽2の振動を減衰させるための図示しないダンパが設けられている。
本実施の形態のドラム式洗濯乾燥機はヒートポンプ方式の除湿および加熱を行う構成であり、図3ないし図6に示すように、ヒートポンプ装置30を備えている。
図3は、本ドラム式洗濯乾燥機の内部の概略構成を示す斜視図である。図4は、本ドラム式洗濯乾燥機の要部上面図である。図5は、図4のA−A線矢視縦断面図である。
本ドラム式洗濯乾燥機は、以下に詳細に説明するように、ヒートポンプ装置30を中心とした乾燥用空気の循環路を形成する構成部材が、筐体1内における水槽2の上方の狭い空間に集中して配置されている特徴的構成を有している。
本実施の形態では、図11に示すように、ヒートポンプ装置30が、筐体1内におけるドラム3の上部右側の空間に設けられている。このため、図12に示す従来の構成のように、ヒートポンプ装置130が、筐体内の下部空間に設けられた構成に比べ、フィルタ部40、ヒートポンプ装置30及び送風部9によって形成される乾燥用空気の循環路の長さを短縮することができる。また、フィルタ部40、ヒートポンプ装置30及び送風部9を接続する部品を削減、簡素化することができる。
本実施の形態では、上述の通り、乾燥用空気の循環路を構成する各構成要素を、筐体1内における上部の狭い空間に集中的に配置したことにより、本実施の形態に係る衣類乾燥機は、乾燥用空気の圧損を低減することができ、速い循環速度で効率よく所望の乾燥用空気の風量を確保することができる。
図3ないし図5に示すように、ヒートポンプ装置30は、冷媒を圧縮する圧縮部31と、熱交換器HEXと、高圧の冷媒の圧力を減圧するための膨張弁、もしくは、キャピラリーチューブからなる減圧部33とを含む。熱交換器HEXは、圧縮部31で圧縮されて高温高圧となった冷媒の熱を放熱する加熱部32(放熱部)と、減圧されて低圧となった冷媒によって周囲から熱を奪う除湿部34(吸熱部)とからなる。圧縮部31、熱交換器HEXを構成する加熱部32及び除湿部34、及び減圧部33は、管路20(図3)で連結されており、冷媒が管路20を循環するように構成されている。
圧縮部31は、水槽2の筒状外周面の上方に配されている。そして、圧縮部31は、図3に示すように、その底面31aの位置が、水槽2の底面の頂部2aよりも低くなるように配置されている。このように、水槽2の筒状外周面上部に形成されるスペースを圧縮部31の設置スペースとして有効に利用することで、圧縮部31を備えたヒートポンプ装置30をコンパクトな筐体高さに納めることができる。これにより、ヒートポンプ装置30を筐体1内の上方に設置しても、衣類乾燥洗濯機の高さ方向のサイズが大きくなることを回避し、装置の小型化を図ることができる。
圧縮部31により高温高圧に圧縮された冷媒が加熱部32に入り、周囲の空気(循環風路8内を通過する乾燥用空気)と熱交換して空気が加温されると共に、冷媒は冷却されて液化する。液化した高圧冷媒は、減圧部33にて減圧されて低温低圧の液冷媒となった後、除湿部34に入り、周囲の空気と熱交換して空気が除湿冷却されると共に、冷媒は加熱されて蒸気冷媒となって圧縮部31に戻る。
一方、送風部9により送り出された乾燥用空気は、水槽2を介してドラム3に入り、ドラム3内の衣類を乾燥させて多湿な空気となってヒートポンプ装置30に入る。ヒートポンプ装置30内では、まず除湿部34において乾燥用空気が除湿・冷却される。次に、乾燥用空気は、加熱部32へと流入して加温されて高温低湿な空気となり、送風部9へと戻る。
本実施の形態では、上記送風部9は、圧縮部31の側方に形成されている。このように、筐体1における圧縮部31の側方に形成されるスペースを送風部9の設置スペースとして有効に利用することで、送風部9をコンパクトな筐体高さに納めることができる。これにより、ヒートポンプ装置30および送風部9を筐体1内の上方に設置しても、衣類洗濯乾燥機の高さ方向のサイズが大きくなることを回避し、装置の小型化を図ることができる。
なお、ヒートポンプ装置30に適用される冷媒としては、HFC(ハイドロフルオロカーボン)系冷媒、HFO(ハイドロフルオロオレフィン)系冷媒、二酸化炭素冷媒などの一般的な冷媒を使用することができる。
次に、本ドラム式洗濯乾燥機のヒートポンプ装置30を筐体1に支持する支持機構について、図6ないし図10を参照し説明する。
本ドラム式洗濯乾燥機は、ヒートポンプ装置30を筐体1の両側板1a及び1bに支持する第1支持部材61及び第2支持部材62を備えている。図6、図7等に示すように、第1支持部材61は、ヒートポンプ装置30における圧縮部31の上流側端部を下側から支持するように、両側板1a及び1b間に架設されている。一方、第2支持部材62は、ヒートポンプ装置30における圧縮部31から離間した部位を、乾燥用空気の循環路を形成する構成部材の上流側端部に位置するフィルタ部40を介して、上方から支持するように、両側板1a及び1b間に架設されている。
上記のヒートポンプ装置30の支持機構によれば、ヒートポンプ装置30における圧縮部31近傍を支持する第1支持部材61を介して、重量物である圧縮部31の重力が両側板1a及び1bに対し、上方から垂直下方向に作用することとなる。これによって、振動による側板1a及び1bの上端の振れまわりをヒートポンプ装置30の重力で押さえつけて、振動振幅を抑制する効果が発生する。また、側板1a及び1bを含む振動系にヒートポンプ装置30の重量が加わることになるので、側板1a及び1bを含む振動系の重量が増えて、同一加振力に対する振動振幅が抑えられる。このように、筐体1の両側板1a及び1bに対し、上方から垂直下方向に大きな力が働く結果、ドラム3の回転等によって生じる、筐体1の両側板1a及び1bの振動を抑制することができる。これにより、筐体1全体の振動を低減することができる。
第1支持部材61を備えた上記の支持機構によれば、圧縮部31を含むヒートポンプ装置30の重力を利用して両側板1a及び1bを上方から押さえることにより、ドラム3の回転等によって生じる筐体1の側板1a及び1bの振動を効果的に抑制することができる。
なお、本実施の形態の第1支持部材61は、筐体1の両側板1a及び1b間に架設されているが、本発明の第1支持部材は、重量物である圧縮部31の重力が側板に対して垂直下方向に作用するように、ヒートポンプ装置30を支持する構成であれば、上記の構成に限定されるものではない。例えば、図9および図10に示すように、第1支持部材として、筐体1の圧縮部31が設けられている側の側板1aと裏板1dとの間に架設された第1支持部材63を用いてもよい。すなわち、この第1支持部材63は、筐体1の一方の側板1aと裏板1dとで形成されるコーナで、ヒートポンプ装置30における重量物である圧縮部31近傍を、下方から支持する構成であってもよい。このように、強度の強い側板1aと裏板1dとのコーナで、ヒートポンプ装置を支持すれば、落下、転倒等の衝撃に対しても、耐え得る支持機構を実現することができる。
また、本実施の形態では、前述の通り、送風部9が、ヒートポンプ装置30と締結されており、圧縮部31の側部に近接して配設されている。このため、ヒートポンプ装置30に加えて送風部9の重力をも利用して側板を上方から押さえることにより、ドラムの回転等によって生じる筐体1の側板の振動を効果的に抑制することができる。加えて、重量物である圧縮部31と、同様に送風モータを含むため重量物である送風部9が近接して配設されるため、重量物である圧縮部31を支持するための構成と送風部9を支持するための構成を兼用することが可能となり、重量物支持構成を簡略化できるため、構成部材点数の低減や機体重量削減、コストダウンが可能となる。
さらに、ヒートポンプ装置30は、第2支持部材62によって、ヒートポンプ装置30における圧縮部31から離間した部位が上方からも支持されている。
上記のように、重量物である圧縮部31を後方端部に設けた構成では、ヒートポンプ装置30における圧縮部31以外の軽量の構成部材(熱交換器HEX等)が設けられている前方側(上流側)が逆に浮き上がってしまう。そこで、本実施の形態では、上記のように、ヒートポンプ装置30の前方側(上流側)の浮き上がりを押さえるように、両側板1a及び1b間に架設された第2支持部材62によって、ヒートポンプ装置30の前方側を、フィルタ部40を介して支持している。すなわち、ヒートポンプ装置30の前方側にはフィルタ部40が接続されており、当該フィルタ部40を第2支持部材62で支持することにより、ヒートポンプ装置30の前方側を実質的に上方から支持する構成となっている。なお、フィルタ部40を介さずに、直接的に、ヒートポンプ装置30の前方側を第2支持部材62によって上方から支持してもよい。
上記の支持機構により、筐体1の上部空間に設けられたヒートポンプ装置30等の構成部材を、第1支持部材61によって下方より支持すると共に、第2支持部材62によって上方より支持することによって、上下方向の振動に対して安定して支持することができる。これにより、ドラム3の回転による、筐体1全体の振動を低減することができる。
また、上記の第1支持部材61および第2支持部材62による支持機構により、洗濯乾燥機の運搬中や設置中などにおける誤って製品落下時にも、ビス等の固定部材の破損等を招来することなく、ヒートポンプ装置30等の被支持部材を確実に保持することができる。以下、この点について説明する。
通常、洗濯乾燥機の筐体内の上部空間に部品を配置する場合、当該部品の上面を複数の支持部材で支持する。すなわち、部品の上面を保持する支持構造が一般的に用いられる。この場合、製品が誤って落下した場合、部品と支持部材とを締結する固定部材(ビス等)は、部品の重力によって引っ張り力を受けることになる。このため、固定部材(ビスまたはビス締めしているボスなど)が破損し易い。特に、部品の重量が大きいほど、固定部材に作用する引っ張り力も大きくなるので、固定部材が破損し易くなる。
これに対し、本実施の形態に係る支持機構は、ヒートポンプ装置30における重量物である圧縮部31近傍を第1支持部材61によって下方から支持すると共に、圧縮部31から離間したヒートポンプ装置30の部位を第2支持部材62によって上方から支持している。これにより、洗濯乾燥機(製品)が誤って落下した場合、第1支持部材61にはヒートポンプ装置30の重力によって上方からの圧縮力が加わる。このとき、第1支持部材61とヒートポンプ装置30とを締結しているビスやボス等の固定部材にも圧縮力が加わるが、引っ張り力は作用しないため、固定部材が破損する恐れはなくなる。なお、ヒートポンプ装置30における重量物である圧縮部31近傍を第1支持部材61によって下方から支持しているので、圧縮部31から離間した第2支持部材62における支持部位では、浮き上がる方向にモーメントが働く。ここで、第2支持部材62はヒートポンプ装置30を上方から支持しているので、第2支持部材62に対しては下方からの圧縮力が加わる。よって、第2支持部材62においても、ビスやボス等の固定部材が破損する恐れはない。
なお、通常、洗濯乾燥機の筐体内の上部空間において部品を下方から支持する場合は、支持部材を設けた分だけ、水槽と支持部材との距離が近づく。このため、洗濯乾燥機全体の高さを高くしなければならない。しかしながら、本実施の形態の洗濯乾燥機は、ドラム3および水槽2が傾斜して設けられており、当該傾斜により生じる筐体1内における上部後方のスペースを利用して、洗濯乾燥機全体の高さを高くすることなく、第1支持部材61をヒートポンプ装置30の下面に配置することができる。
また、本実施の形態では、図4に示すように、送風部9が締結部材38によってヒートポンプ装置30と締結されており、当該送風部9が圧縮部31の側部に近接して配設されている。これにより、ヒートポンプ装置30に加えて送風部9の重力をも利用して側板1a及び1bを上方から押さえることにより、ドラム3の回転等によって生じる筐体1の側板の振動を効果的に抑制することができる。加えて、重量物である圧縮部31と、同様に送風モータ9aを含むため重量物である送風部9とが近接して配設されるため、重量物である圧縮部31を支持するための構成(第1支持部材61等)と送風部9を支持するための構成とを兼用することが可能となり、重量物支持構成を簡略化できるため、構成部材点数の低減や機体重量削減、コストダウンが可能となる。
また、ヒートポンプ装置30を水槽2の上方に配設しているので、洗濯時の洗濯液が循環風路8に浸入することがなく、熱伝導のよい銅やアルミニウムなどの金属で構成される除湿部34及び加熱部32が、洗濯液中の洗剤、柔軟剤、漂白剤等による腐食を受けることを防止できる。
さらに、本実施の形態では、熱交換器HEXを構成する除湿部34及び加熱部32が、乾燥用空気の風路に沿って、送風部9と略直線状に配置されている望ましい構成となっている。この場合、流れの屈曲による偏流発生を防止して乾燥用空気の圧損をさらに低減することができ、無駄なく乾燥用空気を循環させることができるため、循環風路内の乾燥用空気を送風する送風部9の低消費電力化を図ることができる。また、流れの偏流発生を防止できることで、除湿部34を通過する乾燥用空気の流れが局所的に高風速になることを防止できるため、除湿部34で発生する除湿水が高風速の乾燥用空気に乗って飛散して、送風部9を通過してドラム3まで戻り、衣類を濡らしてしまうといった不都合な事態を防ぐことができる。
なお、循環風路8の乾燥用空気の風量が低下した場合、循環風路に配された除湿部34と乾燥用空気との熱交換量も低下する。そうなると、除湿部34において冷媒を完全に蒸気化できなくなるので、次段の圧縮部31で液冷媒を圧縮することとなり、圧縮部31の故障へとつながる危険性がある。本実施の形態では、上記の構成により、循環風路8内の乾燥用空気の所望の風量を効率よく確保することができるため、圧縮部31で液冷媒を圧縮して故障するといった不都合を回避でき、ヒートポンプ装置30を用いた洗濯乾燥機(または衣類乾燥機)の信頼性が向上する。そして、信頼性の向上により圧縮部31を停止させること無く連続的に除湿を行うことができるので、乾燥運転時間の短縮化が図れる。
また、送風部9は、送風モータ9aと送風ファン9bとからなり、送風モータ9a側が送風ファン9bよりも上側となるようにその回転軸が傾斜して設けられている。これにより、たとえ除湿水が送風部9まで飛散してきたとしても、回転軸に付着した除湿水は、重力によってモータ9bとは逆方向に滴下して、除湿水が飛散する位置よりも上方に位置する送風モータ9bに水分が入り込むことを防止できる。
また、本実施の形態では、図8等に示すように、筐体1内における洗剤投入部10の上方には、洗濯乾燥機の制御に必要な電気電子部品(各種の回路)を搭載した制御基板50が配設されている。
このため、制御基板50を筐体1内の下部に設けた構成に比べ、制御基板50と各部材とを電気的に接続するリード線を短縮することができる。また、このように、前方上部の操作し易い位置に制御基板50を設けることで、制御基板50のメンテナンスの際に、サービスマンは筐体1の前板1e側から立ったままメンテナンス操作可能であり、メンテナンス性の向上を図ることができる。
また、洗濯乾燥機において、洗濯物の乾燥工程で発生する糸屑等が熱交換器HEXに付着し、堆積すると目詰まりが起こり、熱交換率が低下してしまう。そこで、循環風路8における上記熱交換器HEXの上流側には、図4ないし図6に示すように、フィルタ部40を設けている。このフィルタ部40は、ドラム3内を通過する際に乾燥用空気に混入している糸屑、塵埃、花粉などの異物を、当該乾燥用空気が熱交換器HEXを通過する前に捕集して回収することにより、熱交換器HEXに埃が進入することを防止することができる。また、フィルタ部40は筐体1内における上部前方に設けられているので、当該フィルタ部40に溜まったリント等の埃を除去するメンテナンスの際に、使用者またはサービスマンは筐体1の前板1e側から立ったままメンテナンス操作可能であり、メンテナンス性の向上を図ることができる。
以下、フィルタ部40の構成の一例を示す。本実施の形態に係るフィルタ部40は、所定の大きさ以上の埃を捕集して回収する第1フィルタ40Aと、第1フィルタ40Aの下流側に設けられ、第1フィルタ40Aを通過した乾燥用空気内の微小リントや埃を捕集して回収する第2フィルタ40Bとから構成されている。これにより、リントや埃の付着によるヒートポンプ装置30や送風部9の性能低下を防ぐと共に、リントが装置外に排出されて装置設置場所近傍のリント飛散による汚れを防ぐことができる。
図2に示すように、筐体1の上板1cにおける前面側には、第1フィルタ部40Aを脱着するためのフィルタ用開口部40cが形成されており、第1フィルタ部40Aは循環風路8に対して脱着自在に構成されている。このため、使用者またはサービスマンは、筐体1の前板1e側から立ったまま第1フィルタ部40Aを筐体1に対し着脱することができるため、フィルタ交換時の操作性の向上を図ることができる。
一方、図5に示すように、第2フィルタ部40Bは、循環風路8内に固定されている。すなわち、本実施の形態では、第1フィルタ部40Aで、所定の大きさ以上の埃の捕集及び回収を略全て行えるように構成しているため、上記のように、第2フィルタ部40Bを循環風路8に固定することができる。この第2フィルタ部40Bのすぐ上流側には、熱交換器HEXが配置されている。この熱交換器HEXは、使用者またはサービスマンが容易に触れることができない構成とすることが好ましい。そこで、本実施の形態では、熱交換器HEXの前方(上流側)に設けられた第2フィルタ部40Bを循環風路8内に固定することで、使用者またはサービスマンが熱交換器HEXに容易に触れることができない構成としている。さらに、第2フィルタ部40Bを着脱自在とせずに固定とすることで、第2フィルタ部40Bのセットずれなどによる熱交換器HEXへのリントのリークを防ぐことができる。
また、本実施の形態に係るフィルタ部40は、図4及び図5に示すように、熱交換器HEXの直前の上流側に設けられている。よって、乾燥用空気がフィルタ部40を通過する際に受ける圧力損失により、乾燥用空気の速度分布が平滑化されて整流される。このフィルタ部40における乾燥用空気の整流化により、乾燥用空気を熱交換器HEXの入口へ導き整流するための風路を短縮することができる。そして、熱交換器HEXには整流された状態の乾燥用空気が導入されるので、熱交換に局所的な大きなむらが生じることなく、熱交換効率の向上を図ることができる。通常、循環風路を短縮化しコンパクト化した場合、当該循環風路内にストレート部等の整流機構を設置することは困難である。しかしながら、本実施の形態では、上記のように熱交換器HEXの上流側にフィルタ部40を設けることで、循環風路内にストレート部等の整流機構を設けることなく、乾燥用空気の整流を実現し、循環風路の短縮化を実現しているのである。
また、図1及び図5に示すように、フィルタ部40は、熱交換器HEXの除湿部34における送風導入面側近傍に設けられている。よって、フィルタ部40で整流された乾燥用空気が、短い風路でフィルタ部40のすぐ上流側に設けられた除湿部34に略直線的に送られるため、除湿部34での除湿水飛散を防止できる。すなわち、フィルタ部40の空気整流作用により乾燥用空気の流速が抑制され、その直後に略直線的に(流路の屈曲による偏流を生じることなく)乾燥用空気が除湿部34に流入する。このため、除湿部34を通過する乾燥用空気の流れが局所的に高風速になる事態を回避できるので、除湿部34で発生した除湿水の水飛びを効果的に防止することができる。その結果、図5に示すように、除湿部34の下部に設けられる除湿水飛散防止構造35を小型化でき、ひいては洗濯乾燥機の小型化を図れる。
上記の除湿水飛散防止構造35は、除湿部34で発生し、当該除湿部34の表面を伝って落下する除湿水の水滴を受ける凹部を含み、当該凹部は、乾燥用空気の風圧で吹き飛ばされる除湿水の水滴を受け止めることができる範囲に形成されている。上記のようにフィルタ部40の空気整流作用により除湿水の水飛びを効果的に防止できるので、除湿水の水滴を受ける凹部の形成範囲を縮小でき、これが除湿水飛散防止構造35の小型化となる。
また、除湿水飛散防止構造35によって飛散が防止された状態で回収される除湿水を洗濯乾燥機の外部へ排水する場合(例えば、筐体1内の下方に設けられる洗濯液などの排水口に排水する場合)、熱交換器HEXが筐体1における水槽2上方の空間に設けられているので、ポンプなどの排水手段を使用することなく、位置エネルギーを利用して容易に排水することが可能であり、この点でも洗濯乾燥機の小型化を図れる。
また、フィルタ部40を熱交換器HEXの直前の上流側に設けており、リント等の埃の熱交換器HEXへの流入を効果的に防止可能である。もし、長期的な使用により熱交換器HEXにリント等の埃が付着したり内部に溜まったりした場合でも、熱交換器HEXが筐体1内における上部に設けられているので、溜まったリント等の埃を除去するメンテナンスの際に、サービスマンは筐体1の前板1e側から立ったままメンテナンス操作可能であり、メンテナンス性の向上を図ることができる。
次に、フィルタ部40の構成例を、図5を参照しながらより詳細に説明する。フィルタ部40の第1フィルタ部40A(フィルタ)は、略円筒形状をなし、その円筒周面は所定の目の粗さを有するメッシュ状のフィルタ部材からなる。第1フィルタ部40Aの円筒周面の一部は乾燥用空気の流入部41として開口しており、ドラム3を通過して排出された乾燥用空気は、当該流入部41から第1フィルタ部40Aへと流入する。一方、第1フィルタ部40Aの下流に固設される第2フィルタ部40Bは、フラットな板状である。
第1フィルタ部40Aの上部には、蓋部42が設けられており、当該第1フィルタ部40Aが洗濯乾燥機にセットされた状態では、当該蓋部42が筐体1の上板1cに形成されたフィルタ用開口部40cに嵌装されるようになっている。この蓋部42は、使用者が第1フィルタ部40Aの装着を行う際の取っ手部材としても機能する。
第1フィルタ部40Aは、上記のように略円筒形状をなすので、フィルタ部を通過しようとする流れは、略円筒形状の半径方向に沿ったものとなる。すなわち、フィルタ部の圧力損失は、フィルタ部に流入する乾燥用空気の流れる方向が略円筒形状の半径方向に合致する部分が比較的小さくなるため、当該第1フィルタ部40Aに流入した乾燥用空気の圧力損失の分布は、当該第1フィルタ部40Aの上部および下部(図5中のLで示す領域)では圧損が比較的大きくなり、当該第1フィルタ部40Aの中央部(図5中のLで示す領域)ではそれよりも圧損が小さくなる。そして、このような圧損分布を有する第1フィルタ部40Aを通過した乾燥用空気は、熱交換器HEXに流入したとき、除湿部34における下部の方がその上部よりも相対的に流速が抑制されるようになっている。このように、除湿部34における下部の方がその上部よりも相対的に流速が抑制されるように第1フィルタ部40Aを略円筒形状とし、これを除湿部34の送風導入面側近傍に設けることが望ましい。これにより、除湿部34で発生する除湿水の飛散をより効果的に抑制できる。すなわち、除湿部34で発生する除湿水の水滴は、除湿部34の上部では比較的小さいが、除湿部34の表面を伝って下方に落下しながら水滴同士が結合して徐々に大きくなるので、除湿部34の下部の方がその上部よりも付着している水滴の粒がより大きい。このような水滴の大きさの分布に対し、除湿部34における下部の方がその上部よりも乾燥用空気の流速を相対的に遅くしているので、結果的に水滴の飛散範囲を縮小できるのである。よって、除湿部34の下方に設けられる除湿水飛散防止構造35をよりコンパクトにすることができる。
上述のように、本実施の形態の洗濯乾燥機は、フィルタ部40及びヒートポンプ装置30の熱交換器HEXは、共に筐体1における前記水槽2上部の空間に設けられるので、両者を近接して配することができる。そして、前記フィルタ部40、熱交換器HEX及び送風部9は、循環風路8の上流側よりこの順で配設されており、フィルタ部40を通過後の整流化された乾燥用空気を熱交換器HEXに導入し、当該熱交換器HEXで除湿・加熱された乾燥用空気を送風部9でドラム3へと送風する構成となっている。よって、本実施の形態の洗濯乾燥機は、従来の構成(筐体における外槽下方の空間にヒートポン装置が設けられている一方、筐体における外槽上方の空間にフィルタが設けられており、フィルタ、送風部及び熱交換器が、循環風路の上流側よりこの順で配設されている構成)に比べ、乾燥用空気を循環させる循環風路8の短縮化を図ることができる。これにより、低圧損風路を形成することができ、循環風路8内の乾燥用空気を送風する送風部9の低消費電力化を図ることができると共に、乾燥用空気の循環風量を増加させることが可能である。そして、短縮化された循環風路においても乾燥用空気の整流化を実現して熱交換効率を高めているので、単位時間当たりの熱交換量は従来よりも大幅に増加し、従来の構成よりも省電力化および乾燥時間の短縮化を図れる。
また、本実施の形態の洗濯乾燥機は、図5に示すように、循環風路8内の乾燥用空気の温度を検知する第1温度センサ36および第2温度センサ37を備えている。第1温度センサ36は、ドラム3を通過して熱交換器HEXに流入する前の乾燥用空気温度を検知する。一方、第2温度センサ37は、熱交換器HEXで除湿・加熱されてドラム3へ流入する前の乾燥用空気の温度を検知する。これら第1および第2温度センサ36および37の検知出力は、ヒートポンプ装置30の制御等に用いられる。
ここで、第1温度センサ36は、フィルタ部40と熱交換器HEXとの間に設けられており、特に、略円筒形状の第1フィルタ部40Aにおける圧損の大きい領域L(第1フィルタ部40Aの上部または下部)の近傍に設けられている。第1フィルタ部40Aにおける圧損の大きい領域Lは、それより圧損の小さい領域Lよりもリント等により目詰まりし難い。よって、上記領域Lの近傍に設けられた第1温度センサ36は、長期間にわたって精度よく温度検知が可能である。また、フィルタ部40でリント等により目詰まりが発生した場合は第1温度センサ36の検知温度が変化するので、第1温度センサ36の出力によってフィルタ部40の目詰まりの有無を検知できる。そして、第1温度センサ36を上記領域Lの近傍に設けることにより、フィルタ部40の目詰まりの有無を、長期間、精度良く検知可能である。
また、第2温度センサ37は、送風部9の下流側に設けられている。そして、本実施の形態では、上述のように短縮化された循環風路8の内部に、第1温度センサ36および第2温度センサ37をコンパクトに集約することができる。そして、循環風路8の短縮化により、リーク空気等の温度検出誤差要因も減少する。よって、集約して設けられた第1温度センサ36および第2温度センサ37によって、リーク空気等の影響の少ない、より正確な温度検知が可能となる。
本実施の形態においては、フィルタ部40として、第1フィルタ部40Aおよび第2フィルタ部40Bからなる2段構成のフィルタを例示したが、1段構成のフィルタまたは3段以上のフィルタであってもよい。また、フィルタ部40として略円筒型メッシュのフィルタ構成を示したが、これに限定されるものではなく、フラットな板状またはその他の形状のフィルタであってもよい。
また、本実施の形態においては、洗濯機能および衣類乾燥機能をともに具備するドラム式洗濯乾燥機について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、洗濯機能を具備しない衣類乾燥機にも適用できる。すなわち、本実施の形態の各構成は、洗濯乾燥機の乾燥工程においても作用効果を奏するものであり、衣類乾燥機単体においてもその機能を発揮できるものである。衣類乾燥機の構成例としては、図1に示すドラム式洗濯乾燥機から洗濯機能を除いた構成とすることができる。例えば、洗濯機能を具備しない衣類乾燥機としては、図1の水槽2には給水管や排水管を接続する必要がなく、水槽2を単なるドラム3の外槽として構成し、その他の基本構成を図1のドラム式洗濯乾燥機と同様とすればよい。
また、本実施の形態においては、本発明をドラム式の洗濯乾燥機に適用した例を説明したが、ドラム式に限定されるものではない。すなわち、本発明の衣類乾燥機および洗濯乾燥機は、ヒートポンプ装置の信頼性を高め、乾燥時間を短縮化し、低消費電力量の乾燥を可能とするものであるため、ドラム式以外の吊り干し乾燥の縦型洗濯乾燥等の用途にも適応できる。
本発明に係る衣類乾燥機および洗濯乾燥機は、ドラム式や吊り干し式等の様々な洗濯乾燥機に好適に利用することができる。
1 筐体
2 水槽(外槽)
3 ドラム(収容部)
4 操作パネル
8 循環風路
9 送風部
9a 送風モータ
9b 送風ファン
10 洗剤投入部
11 排出口
30 ヒートポンプ装置
31 圧縮部
32 加熱部(放熱部)
33 減圧部
34 除湿部(吸熱部)
35 除湿水飛散防止構造
40 フィルタ部
50 制御基板
61 第1支持部材
62 第2支持部材
63 第1支持部材
HEX 熱交換器

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に支持された外槽と、
    前記外槽内に回転可能に内装され、乾燥対象の衣類を収容する有底筒状のドラムと、
    前記筐体内に配設され、前記ドラム内の衣類を乾燥させるためのヒートポンプ装置と、を含み、
    前記ヒートポンプ装置は冷媒を圧縮する圧縮部を含み、当該ヒートポンプ装置は、前記筐体内の上方部に設けられ、当該筐体の両側板の少なくとも一方の上部に接続された支持部材に支持されていることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記外槽は、前記ドラムの形状に合わせて有底筒状に形成されており、
    前記圧縮部は、前記外槽の筒状外周面の上方に配されると共に、当該圧縮部の底面が前記外槽の底面の頂部よりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 乾燥用空気を送風する送風ファンと送風モータとを含む送風部と、
    前記外槽と前記ヒートポンプ装置とを連結して、前記送風部からの乾燥用空気を循環させる循環風路と、をさらに含み、
    前記送風部は、前記ヒートポンプ装置と締結されると共に、前記圧縮部の側部に近接して配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記ヒートポンプ装置は、乾燥用空気から冷媒が熱を奪う吸熱部と、冷媒が放熱して乾燥用空気を加熱する放熱部と、を含み、
    前記吸熱部及び放熱部は、前記循環風路に沿って前記送風部と略直線状に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記送風部は、前記送風モータが前記送風ファンより上方位置となるように当該送風部の回転軸が傾斜して設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の洗濯乾燥機。
  6. 前記持部材は、前記圧縮部の近傍に設けられて前記ヒートポンプ装置を下方から支持する第1支持部材と、前記ヒートポンプ装置を上方から支持する第2支持部材とを含むことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の洗濯乾燥機。
  7. 前記第2支持部材は、前記圧縮部から離間したヒートポンプ装置の部位を上方から支持することを特徴とする請求項6記載の洗濯乾燥機。
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