JP2011135608A - 無線lan装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作モードの設定を切り換えることによって、無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置の動作モードの設定を自動化する。
【解決手段】無線LAN装置10は、起動時に、DHCPDISCOVERパケットを、LANスイッチ130から有線デバイスに送信する機能と、プローブ要求パケットを、RFデバイス140がアンテナ150を経由して他の無線LAN装置に送信する機能とを有するパケット送信制御部102と、DHCPOFFERパケットを受信した場合に、無線LAN装置10がアクセスポイントとして動作するように、無線LAN装置10の動作モードを設定することが可能な第1起動制御部104と、プローブ応答パケットを受信した場合に、無線LAN装置10がクライアントとして動作するように、無線LAN装置10の動作モードを設定することが可能な第2起動制御部106と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線LAN装置に関するものである。
インターネットの普及に伴い、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続可能な種々のネットワーク装置が普及している。このようなネットワーク装置には、ネットワークに有線接続される有線ネットワーク装置や、ネットワークに無線接続される無線ネットワーク装置がある。
近年では、有線ネットワーク装置と無線ネットワーク装置との通信を中継する無線LAN装置が普及している。この無線LAN装置は、有線ネットワーク装置との通信を行うための有線通信装置と、無線ネットワーク装置との通信を行うための無線通信装置とを備えている。そして、このような無線LAN装置としては、例えば、無線LANにおいて、いわゆる無線親機として機能するアクセスポイント(ブリッジ)や、いわゆる無線子機(クライアント)として機能する無線LANコンバータ(例えば、イーサネットコンバータ(「イーサネット」は登録商標))等が挙げられる。さらに、動作モードの設定を切り換えることによって、無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置も普及している(例えば、下記非特許文献1参照)。
BUFFALO製品情報>ネットワーク>無線LAN>無線LAN子機、インターネット<URL:http://buffalo.jp/products/catalog/network/wli-uc-g/>
ところで、上述した無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置では、上記動作モードの設定の切り換えをユーザが行う必要がある。このため、無線LAN装置に不慣れなユーザにとっては、上述した無線LAN装置について、動作モードの切り換えを含む設定が煩雑であったり、困難であったりする。また、無線LAN装置に精通したユーザであっても、上記設定の内容を間違える場合がある。そこで、上述した無線LAN装置の設定を自動化することが求められていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、動作モードの設定を切り換えることによって、無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置の動作モードの設定を自動化することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]第1のネットワーク装置と有線接続されるとともに、第2のネットワーク装置と無線接続され、前記第1のネットワーク装置と前記第2のネットワーク装置との通信を中継する無線LAN装置であって、前記第1のネットワーク装置と通信を行うための有線通信装置と、前記第2のネットワーク装置と通信を行うための無線通信装置と、前記無線LAN装置が無線LANのアクセスポイントまたはクライアントとして動作するように、前記無線LAN装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、所定のタイミングで、DHCPDISCOVERパケットを、前記有線通信装置から前記第1のネットワーク装置に送信する機能と、プローブ要求パケットを、前記無線通信装置から前記第2のネットワーク装置に送信する機能とを有するパケット送信制御部と、前記有線通信装置が、前記DHCPDISCOVERパケットに対する応答として、前記第1のネットワーク装置からDHCPOFFERパケットを受信した場合に、前記無線LAN装置が前記アクセスポイントとして動作するように、前記無線LAN装置の動作を制御することが可能な第1の動作制御部と、前記無線通信装置が、前記プローブ要求パケットに対する応答として、前記第2のネットワーク装置からプローブ応答パケットを受信した場合に、前記無線LAN装置が前記クライアントとして動作するように、前記無線LAN装置の動作を制御することが可能な第2の動作制御部と、を備える無線LAN装置。
上記第1のネットワーク装置が動的ホスト設定プロトコル(DHCP:Dynamic Host Configuration Protocol)サーバの機能を有するネットワーク装置である場合には、上記第1のネットワーク装置は、DHCPDISCOVERパケットを受信すると、その応答として、DHCPDISCOVERパケットの送信元の無線LAN装置にDHCPOFFERパケットを返信する。一方、上記第1のネットワーク装置がDHCPサーバの機能を有していないネットワーク装置である場合には、上記第1のネットワーク装置は、DHCPDISCOVERパケットを受信しても、DHCPDISCOVERパケットの送信元の無線LAN装置にDHCPOFFERパケットを返信できない。また、上記第2のネットワーク装置がアクセスポイント(無線親機)である場合には、上記第2のネットワーク装置は、プローブ要求パケットを受信すると、その応答として、プローブ要求パケットの送信元の無線LAN装置にプローブ応答パケットを返信する。一方、上記第2のネットワーク装置がアクセスポイント(無線親機)でない場合には、上記第2のネットワーク装置は、プローブ要求パケットを受信しても、プローブ要求パケットの送信元の無線LAN装置にプローブ応答パケットを返信できない。
適用例1の無線LAN装置において、DHCPDISCOVERパケットに対する応答として、上記第1のネットワーク装置からDHCPOFFERパケットを受信した場合には、当該無線LAN装置には、DHCPサーバの機能を有するネットワーク装置が接続されていることになる。この場合、適用例1の無線LAN装置では、上記第1の動作制御部が、当該無線LAN装置がアクセスポイント(無線親機)として動作するように、アクセスポイントモード(無線親機モード)で、無線LAN装置の動作を制御することができる。また、適用例1の無線LAN装置において、プローブ要求パケットに対する応答として、上記第2のネットワーク装置からプローブ応答パケットを受信した場合には、無線LANには、既にアクセスポイント(無線親機)が存在していることになる。この場合、適用例1の無線LAN装置では、上記第2の動作制御部が、当該無線LAN装置がクライアント(無線子機)として動作するように、クライアントモード(無線子機モード)で、無線LAN装置の動作を制御することができる。したがって、適用例1の無線LAN装置では、当該無線LAN装置を無線親機として動作させるか無線子機として動作させるかの動作モードの設定をユーザが行う必要がない。つまり、本適用例の無線LAN装置によって、動作モードの設定を切り換えることによって無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置の動作モードの設定を自動化することができる。なお、本適用例の無線LAN装置は、上述したように、動作モードの設定が自動化され、人為的な動作モードの設定の間違いが回避されるので、特に、1台の無線親機(アクセスポイント)と複数の無線子機(クライアント)とを含むスター型の無線LANを構築する場合に有効である。
[適用例2]適用例1記載の無線LAN装置であって、前記所定のタイミングは、前記無線LAN装置の起動時である、無線LAN装置。
適用例2の無線LAN装置では、無線LAN装置の起動時に、当該無線LAN装置の動作モードの設定を、ユーザの設定作業によらずに、自動的に行うことができる。
[適用例3]適用例1または2記載の無線LAN装置であって、前記有線通信装置が、前記DHCPDISCOVERパケットに対する応答として、前記DHCPOFFERパケットを受信し、かつ、前記無線通信装置が、前記プローブ要求パケットの応答として、前記プローブ応答パケットを受信した場合に、前記第2の動作制御部が、前記無線LAN装置が前記クライアントとして動作するように前記無線LAN装置の動作を制御することなく、前記第1の動作制御部が、前記無線LAN装置が前記アクセスポイントとして動作するように前記無線LAN装置の動作を制御する、無線LAN装置。
無線LAN装置がDHCPOFFERパケットを受信するのは、無線LAN装置に有線接続された第1のネットワーク装置がDHCPサーバの機能を有する第1のネットワーク装置である場合である。そして、無線LAN装置のユーザが、無線LAN装置に、第1のネットワーク装置を接続した場合には、ユーザは、無線LANに既にアクセスポイントが存在する場合であっても、当該無線LAN装置を新たなアクセスポイント(無線親機)として利用しようという意図を持っていると考えられる。適用例3の無線LAN装置では、上述したユーザの意図を反映することができる。
[適用例4]適用例1ないし3のいずれかに記載の無線LAN装置であって、前記パケット送信制御部は、前記DHCPDISCOVERパケットの送信と、前記プローブ要求パケットの送信と、を並列して行う、無線LAN装置。
適用例4の無線LAN装置では、DHCPDISCOVERパケットの送信と、プローブ要求パケットの送信と、を直列的に行う場合よりも、無線LAN装置の動作モードの設定に要する時間を短縮することができる。
[適用例5]適用例1ないし3のいずれかに記載の無線LAN装置であって、前記パケット送信制御部は、前記DHCPDISCOVERパケットの送信、および、前記プローブ要求パケットの送信を、一方のパケットの送信を行った後に、他方のパケットの送信を行う、無線LAN装置。
適用例5の無線LAN装置では、DHCPDISCOVERパケットの送信と、前記プローブ要求パケットの送信と、を並列して行う場合よりも、上記制御部の単位時間当たりの負荷を軽減することができる。
[適用例6]適用例5記載の無線LAN装置であって、前記パケット送信制御部は、前記DHCPDISCOVERパケットの送信を行った後に、前記プローブ要求パケットの送信を行う、無線LAN装置。
適用例6の無線LAN装置では、DHCPDISCOVERパケットの送信に対する応答として、DHCPOFFERパケットを受信した場合には、プローブ要求パケットの送信を行う処理を省略して、当該無線LAN装置をアクセスポイントとして起動することができる。したがって、無線LAN装置の動作モード設定に要する時間を短縮することができる。
[適用例7]適用例6記載の無線LAN装置であって、前記制御部は、さらに、前記パケット送信制御部が前記プローブ要求パケットの送信を行う前に、前記無線LAN内に存在する他の無線LAN装置から送信されるビーコンパケットを、パッシブスキャンによって検出するビーコン検出部を備え、前記第2の動作制御部は、前記ビーコン検出部によって、自機と同じSSID(Service Set ID)を有する前記ビーコンパケットが検出された場合に、親機が他に存在すると認識し、前記パケット送信制御部による前記プローブ要求パケットの送信および前記無線通信装置による前記プローブ応答パケットの受信を行うことなく、前記無線LAN装置が前記クライアントとして動作するように前記無線LAN装置の動作を制御する、無線LAN装置。
一般に、無線LAN装置では、種々の周波数帯域の電波を無線通信に使用することができる。しかし、電波干渉を防止するため、船舶用、航空機用、軍用などの移動レーダーや、気象用の固定レーダーなどの各種レーダーが優先的に使用する周波数帯域(例えば、W53,W56)を無線LAN内における無線通信に使用する場合には、特定の制約を受けることがある。このような環境下では、無線LAN装置は、上述した使用できない周波数帯域の電波を用いてプローブ要求パケットを送信することを回避する必要がある。また、他の理由によって、無線LAN装置が、プローブ要求パケットを他の無線LAN装置に送信できない場合も生じ得る。
適用例7の無線LAN装置では、プローブ要求パケットの送信に先立って、無線LAN内に存在する他の無線LAN装置から送信される自機と同じSSIDを有するビーコンパケットを検出することによって、既に無線LAN内に自機に対する無線親機が存在することを認識することができる。そして、本適用例の無線LAN装置は、上記ビーコンパケットを検出した場合には、プローブ要求パケットの送信およびプローブ応答パケットの受信を行うことなく、クライアント(無線子機)として動作する。つまり、本適用例の無線LAN装置は、プローブ要求パケットの送信を行わない。したがって、上述した使用できない周波数帯域の電波を用いてプローブ要求パケットを送信することを回避することができる。また、本適用例の無線LAN装置は、他の無線LAN装置にプローブ要求パケットを送信できない場合であっても、ビーコンパケットを検出することによって、無線子機として動作することができる。
[適用例8]適用例6記載の無線LAN装置であって、前記制御部は、さらに、前記パケット送信制御部が前記プローブ要求パケットの送信を行う前に、前記無線LAN内に存在する他の無線LAN装置から送信されるビーコンパケットを、パッシブスキャンによって検出するビーコン検出部を備え、前記パケット送信制御部は、前記ビーコン検出部によって、前記ビーコンパケットが検出された後に、前記プローブ要求パケットの送信を行い、前記第2の動作制御部は、前記プローブ応答パケットを受信した場合に、前記無線LAN装置が前記クライアントとして動作するように前記無線LAN装置の動作を制御する、無線LAN装置。
適用例7と同様に、各種レーダーがW53,W56等の周波数帯域を使用している場合には、無線LAN装置が該当する周波数帯域の電波を送信することができないため、パッシブスキャンによるビーコンパケットの検出を行う必要がある。しかしながら、例えば、無線LAN内に複数の無線親機が存在する場合、自機と同じSSIDを有するビーコンパケットを検出するため、上記ビーコン検出部は、複数のビーコンパケットを検出することになる。この場合、コリジョン(信号の衝突)を防止するためのCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)の手順上、上記ビーコン検出部が、当該無線LAN装置と同じSSIDを有する無線親機が送信したビーコンパケットを検出するまでに待ち時間がかかる。さらに、上記ビーコン検出部が検出した各ビーコンパケットにそれぞれ含まれるSSIDを識別するためにも時間がかかる。また、上記ビーコン検出部がビーコンパケットを検出しても、そのビーコンパケットを送信した無線親機がAny接続を拒否する設定がなされている無線親機である場合には、そのビーコンパケットにはSSIDが含まれていないため、当該無線LAN装置と同じSSIDを有する無線親機であるかを識別することができない。
適用例8の無線LAN装置では、上記ビーコンパケットが1つでも検出された場合に、上記ビーコンパケットの送信元の親機が自機に対する無線親機である可能性があると判断し、各ビーコンパケットの解析を行うことなく、プローブ要求パケットの送信およびプローブ応答パケットの受信を行い、プローブ応答パケットを受信した場合に、クライアント(無線子機)として動作する。したがって、上述した待ち時間や、ビーコンパケットに含まれるSSIDの識別に要する時間を短縮することができる。また、無線親機において、Any接続を拒絶する設定がなされていても、接続することができる。
本発明は、上述の無線LAN装置としての構成の他、無線LAN装置の制御方法の発明として構成することもできる。また、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加的要素を適用することが可能である。
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、無線LAN装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
本発明の一実施例としての無線LAN装置を適用したネットワークシステム1000の概略構成を示す説明図である。 無線LAN装置10の概略構成を示す説明図である。 第1実施例の無線LAN装置10の起動制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例の無線LAN装置10の起動制御処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施例の無線LAN装置10Bの概略構成を示す説明図である。 第3実施例における無線LAN装置10Bの起動制御処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施例における無線LAN装置10Bの起動制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明する。
A.第1実施例:
A1.ネットワークシステムの構成:
図1は、本発明の一実施例としての無線LAN装置を適用したネットワークシステム1000の概略構成を示す説明図である。図示するように、本実施例のネットワークシステム1000では、インターネットINTと無線LANとがルータ20RTを介して接続されている。なお、ルータ20RTは、DHCP(DHCP:Dynamic Host Configuration Protocol)サーバの機能、すなわち、例えば、DHCPDISCOVERパケットを受信したときに、その応答として、DHCPDISCOVERパケットの送信元に、IPアドレスを含むDHCPOFFERパケットを返信し、IPアドレスを割り当てる機能を有している。
ネットワークシステム1000において、無線LANは、LANケーブルCABを介してルータ20RTに接続されたアクセスポイント10APと、イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcとを備えている。そして、イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcには、それぞれ、LANケーブルCABを介して、テレビ受像機20a、パーソナルコンピュータ(PC)20b、プリンタ20cが接続されている。テレビ受像機20a、パーソナルコンピュータ(PC)20b、プリンタ20cは、それぞれ、LANポート等を含む有線通信装置を備えており、ネットワークに接続可能な機器である。また、アクセスポイント10APと、イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcとは、無線接続されている。なお、これら各種機器の数は、任意に設定可能である。
イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcは、それぞれ、テレビ受像機20a、パーソナルコンピュータ20b、プリンタ20cから受信した有線パケットを無線パケットに変換して、アクセスポイント10APに送信する。また、イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcは、それぞれ、アクセスポイント10APから受信した無線パケットを有線パケットに変換して、テレビ受像機20a、パーソナルコンピュータ20b、プリンタ20cに送信する。
なお、本実施例では、後述するように、アクセスポイント10APと、イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcとは、同じ構成を備えている。そして、これらは、動作モードの設定を切り換えることによって、無線親機(アクセスポイント)としても無線子機(クライアント)としても利用可能な無線LAN装置である。これらは、[課題を解決するための手段]における無線LAN装置に相当する。以下では、アクセスポイント10APと、イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcとを総称して、無線LAN装置10とも呼ぶ。また、以下では、ルータ20RTと、テレビ受像機20aと、パーソナルコンピュータ20bと、プリンタ20cとを総称して、有線デバイス20とも呼ぶ。
アクセスポイント10APを[課題を解決するための手段]における無線LAN装置として把握した場合、ルータ20RTが、[課題を解決するための手段]における第1のネットワーク装置に相当し、イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcが、第2のネットワーク装置に相当する。また、イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcを[課題を解決するための手段]における無線LAN装置として把握した場合、テレビ受像機20a,パーソナルコンピュータ20b,プリンタ20cが、それぞれ、[課題を解決するための手段]における第1のネットワーク装置に相当し、アクセスポイント10APが、第2のネットワーク装置に相当する。
A2.無線LAN装置の構成:
図2は、無線LAN装置10の概略構成を示す説明図である。図示するように、無線LAN装置10は、CPU100と、ROM110と、RAM120と、LANスイッチ130と、RFデバイス140と、アンテナ150とを備えている。なお、図示は省略しているが、無線LAN装置10は、動的周波数選択(DFS:Dynamic Frequency Selection)の機能も備えている。
LANスイッチ130は、複数のLANポート132を備えており、これらには、それぞれ、LANケーブルCABが接続される。LANスイッチ130は、LANケーブルCABを介して、接続された有線デバイス20との通信を行う。LANスイッチ130は、[課題を解決するための手段]における有線通信装置に相当する。なお、本実施例の無線LAN装置10は、複数のLANポート132を備えるLANスイッチ130を備えるものとしたが、この代わりに、1ポートの有線LANポートを用いるようにしてもよい。
RFデバイス140、および、アンテナ150は、他の無線LAN装置と無線通信を行う。RFデバイス140は、アンテナ150を介して、無線信号の送受信を行う装置である。RFデバイス140、および、アンテナ150は、[課題を解決するための手段]における無線通信装置に相当する。
CPU100は、無線LAN装置10の全体の制御を行う。また、CPU100は、ROM110に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することによって、パケット送信制御部102と、第1起動制御部104と、第2起動制御部106とを備える制御部として機能し、後述する起動制御処理を実行する。
パケット送信制御部102は、無線LAN装置10の起動時に、DHCPサーバを探索するためのDHCPDISCOVERパケットを、LANスイッチ130から有線デバイス20に送信する機能と、無線通信可能な無線LANのアクセスポイントを探索するためのプローブ要求パケットを、RFデバイス140がアンテナ150を経由して他の無線LAN装置に送信する機能とを有している。
第1起動制御部104は、無線LAN装置10の起動時に、LANスイッチ130が、DHCPDISCOVERパケットに対する応答として、有線デバイス20からDHCPOFFERパケットを受信した場合に、アクセスポイントモード(無線親機モード)で当該無線LAN装置10を起動する機能を有している。LANスイッチ130が、DHCPOFFERパケットを受信するのは、有線デバイス20がDHCPサーバの機能を有するネットワーク装置(例えば、ルータ20RT)である場合である。なお、アクセスポイントモード(無線親機モード)とは、無線LAN装置10が無線LANのアクセスポイント(無線親機)として動作する動作モードである。第1起動制御部104は、[課題を解決するための手段]における第1の動作制御部に相当する。
第2起動制御部106は、無線LAN装置10の起動時に、RFデバイス140がアンテナ150を経由して、プローブ要求パケットに対する応答として、アクセスポイント10APからプローブ応答パケットを受信した場合に、クライアントモード(無線子機モード)で当該無線LAN装置を起動する機能を有している。なお、クライアントモード(無線子機モード)とは、無線LAN装置10が無線LANのクライアント(無線子機)として動作する動作モードである。第2起動制御部106は、[課題を解決するための手段]における第2の動作制御部に相当する。
A3.起動制御処理:
図3は、第1実施例の無線LAN装置10の起動制御処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、無線LAN装置10が備えるCPU100(パケット送信制御部102、第1起動制御部104、第2起動制御部106)が、無線LAN装置10の起動時に実行する処理である。
まず、無線LAN装置10に電源が投入されると、パケット送信制御部102は、DHCPDISCOVERパケットを、LANスイッチ130から接続された有線デバイス20に送信する。また、パケット送信制御部102は、DHCPDISCOVERパケットと並列して、プローブ要求パケットを、RFデバイス140がアンテナ150を経由して他の無線LAN装置に送信する(ステップS100)。
そして、CPU100は、DHCPOFFERパケット、および、プローブ応答パケットの少なくとも一方を受信したか否かを判断する(ステップS110)。DHCPDISCOVERパケットの送信先である有線デバイス20がDHCPサーバの機能を有するネットワーク装置である場合には、無線LAN装置10は、DHCPDISCOVERパケットに対する応答として、DHCPOFFERパケットを受信することになる。一方、有線デバイス20がDHCPサーバの機能を有していないネットワーク装置である場合には、無線LAN装置10は、DHCPOFFERパケットを受信できない。また、プローブ要求パケットの送信先の他の無線LAN装置がアクセスポイントである場合には、無線LAN装置10は、プローブ要求パケットに対する応答として、プローブ応答パケットを受信することになる。一方、他の無線LAN装置がアクセスポイントでない場合には、無線LAN装置10は、プローブ応答パケットを受信できない。
ステップS110において、DHCPOFFERパケットのみを受信した場合には、第1起動制御部104は、DHCPOFFERパケットに含まれるIPアドレスを取得し、無線LAN装置10をアクセスポイント(無線親機)として起動する(ステップS120)。そして、CPU100は、起動制御処理を終了する。また、DHCPOFEERとプローブ応答パケットとの双方を受信した場合にも、第1起動制御部104は、DHCPOFFERパケットに含まれるIPアドレスを取得し、無線LAN装置10をアクセスポイント(無線親機)として起動する(ステップS120)。そして、CPU100は、起動制御処理を終了する。この後、無線LAN装置10は、アクセスポイントとして、SSID(Service Set ID)を含むビーコンパケットを送信する。
無線LAN装置10がDHCPOFFERパケットを受信するのは、無線LAN装置10に有線接続された有線デバイス20がDHCPサーバの機能を有する有線デバイス20(例えば、ルータ20RT)である場合である。そして、無線LAN装置10のユーザが、無線LAN装置10に、DHCPサーバの機能を有する有線デバイス20(例えば、ルータ20RT)を接続した場合には、ユーザは、無線LANに既にアクセスポイントが存在する場合であっても、当該無線LAN装置10を新たなアクセスポイント(無線親機)として利用しようという意図を持っていると考えられる。起動制御処理において、ステップ110,120を実行することによって、上述したユーザの意図を反映することができる。
ステップS110において、プローブ応答パケットのみを受信した場合には、第2起動制御部106は、無線LAN装置10をイーサネットコンバータ(無線子機)として起動して(ステップS130)、起動制御処理を終了する。この後、無線LAN装置10は、イーサネットコンバータとして、アクセスポイントとの無線通信接続を確立するための接続処理を行う。この接続処理には、例えば、AOSS(登録商標)を適用できる。なお、ステップS110において、DHCPOFFERパケットもプローブ応答パケットも受信しなかった場合には(ステップS110:NO)、CPU100は、ステップS100に戻る。
以上説明した第1実施例の無線LAN装置10では、当該無線LAN装置10を無線親機として動作させるか無線子機として動作させるかの動作モードの設定をユーザが行う必要がない。つまり、第1実施例の無線LAN装置10によれば、動作モードの設定を切り換えることによって無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置の動作モードの設定を自動化することができる。なお、第1実施例の無線LAN装置10は、上述したように、動作モードの設定が自動化され、人為的な動作モードの設定の間違いが回避されるので、特に、1台の無線親機(アクセスポイント)と複数の無線子機(クライアント)とを含むスター型の無線LANを構築する場合に有効である。
また、第1実施例の無線LAN装置10では、図3に示した起動制御処理において、DHCPDISCOVERパケットの送信およびDHCPOFFERパケットの受信と、プローブ要求パケットの送信およびプローブ応答パケットの受信と、を並列して行っている。したがって、DHCPDISCOVERパケットの送信およびDHCPOFFERパケットの受信と、プローブ要求パケットの送信およびプローブ応答パケットの受信と、を直列的に行う場合よりも、無線LAN装置の動作モードの設定に要する時間を短縮することができる。
B.第2実施例:
第2実施例のネットワークシステム1000の構成、および、無線LAN装置10の構成は、第1実施例と同じである。そして、第2実施例では、無線LAN装置10の起動制御処理が、第1実施例と異なっている。以下、第2実施例の無線LAN装置10の起動制御処理について説明する。
図4は、第2実施例の無線LAN装置10の起動制御処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、無線LAN装置10が備えるCPU100(パケット送信制御部102、第1起動制御部104、第2起動制御部106)が、無線LAN装置10の起動時に実行する処理である。
まず、無線LAN装置10に電源が投入されると、パケット送信制御部102は、DHCPDISCOVERパケットを、LANスイッチ130から有線デバイス20に送信する(ステップS200)。そして、CPU100は、DHCPOFFERパケットを受信したか否かを判断する(ステップS210)。DHCPDISCOVERパケットの送信先である有線デバイス20がDHCPサーバの機能を有するネットワーク装置である場合には、無線LAN装置10は、DHCPDISCOVERパケットに対する応答として、DHCPOFFERパケットを受信することになる。
ステップS210において、DHCPOFFERパケットを受信した場合には(ステップS210:YES)、第1起動制御部104は、DHCPOFFERパケットに含まれるIPアドレスを取得し、無線LAN装置10をアクセスポイント(無線親機)として起動して(ステップS220)、起動制御処理を終了する。この後、無線LAN装置10は、アクセスポイントとして、SSIDを含むビーコンパケットを送信する。
一方、ステップS210において、DHCPOFFERパケットを受信しなかった場合には(ステップS210:NO)、パケット送信制御部102は、プローブ要求パケットを、RFデバイス140がアンテナ150を経由して他の無線LAN装置に送信する(ステップS230)。そして、CPU100は、プローブ応答パケットを受信したか否かを判断する(ステップS240)。プローブ要求パケットの送信先の他の無線LAN装置がアクセスポイントである場合には、無線LAN装置10は、プローブ要求パケットに対する応答として、プローブ応答パケットを受信することになる。
ステップS240において、プローブ応答パケットを受信した場合には(ステップS240:YES)、第2起動制御部106は、無線LAN装置10をイーサネットコンバータ(無線子機)として起動して(ステップS250)、起動制御処理を終了する。この後、無線LAN装置10は、イーサネットコンバータとして、アクセスポイントとの無線通信接続を確立するための接続処理を行う。この接続処理には、例えば、AOSS(登録商標)を適用できる。なお、ステップS240において、プローブ応答パケットを受信しなかった場合には(ステップS240:NO)、CPU100は、ステップS200に戻る。
以上説明した第2実施例の無線LAN装置10によっても、第1実施例の無線LAN装置10と同様に、動作モードの設定を切り換えることによって無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置の動作モードの設定を自動化することができる。
また、第2実施例の無線LAN装置10では、図4に示した起動制御処理において、DHCPDISCOVERパケットの送信およびDHCPOFFERパケットの受信と、プローブ要求パケットの送信およびプローブ応答パケットの受信と、を直列的に行っている。したがって、DHCPDISCOVERパケットの送信およびDHCPOFFERパケットの受信と、プローブ要求パケットの送信およびプローブ応答パケットの受信と、を並行して行う場合よりも、CPU100の単位時間当たりの負荷を軽減することができる。また、第2実施例の無線LAN装置10では、起動制御処理において、DHCPDISCOVERパケットの送信に対する応答として、DHCPOFFERパケットを受信した場合には、プローブ要求パケットの送信を行う処理を省略して、当該無線LAN装置10をアクセスポイントとして起動することができる。
C.第3実施例:
第3実施例のネットワークシステム1000の構成は、第1実施例と同じである。そして、第3実施例では、無線LAN装置10Bの構成、および、起動制御処理が、第1実施例の無線LAN装置10の構成、および、起動制御処理と異なっている。以下、第3実施例の無線LAN装置10Bの構成、および、起動制御処理について説明する。
図5は、第3実施例における無線LAN装置10Bの概略構成を示す説明図である。図5と図2との比較から分かるように、無線LAN装置10Bのハードウェア構成は、第1実施例における無線LAN装置10のハードウェア構成と同じである。ただし、第3実施例の無線LAN装置10Bでは、CPU100は、起動制御処理を行うための機能ブロックとして、第1実施例の無線LAN装置10における第2起動制御部106の代わりに、第2起動制御部106Bを備えている。また、CPU100は、ビーコン検出部108を備えている。ビーコン検出部108は、他の無線LAN装置(無線親機)から送信されたビーコンパケットを、RFデバイス140がアンテナ150を経由して受信し、検出する。またビーコン検出部108は、ビーコンパケットの内容の解析(例えば、SSIDの識別等)を行うこともできる。
図6は、第3実施例の無線LAN装置10Bの起動制御処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、無線LAN装置10Bが備えるCPU100(パケット送信制御部102、第1起動制御部104、第2起動制御部106B、ビーコン検出部108)が、無線LAN装置10Bの起動時に実行する処理である。
まず、無線LAN装置10Bに電源が投入されると、パケット送信制御部102は、DHCPDISCOVERパケットを、LANスイッチ130から有線デバイス20に送信する(ステップS300)。そして、CPU100は、DHCPOFFERパケットを受信したか否かを判断する(ステップS310)。DHCPOFFERパケットを受信した場合には(ステップS310:YES)、第1起動制御部104は、DHCPOFFERパケットに含まれるIPアドレスを取得し、無線LAN装置10Bをアクセスポイント(無線親機)として起動して(ステップS320)、起動制御処理を終了する。
一方、ステップS310において、DHCPOFFERパケットを受信しなかった場合には(ステップS310:NO)、ビーコン検出部108は、他の無線LAN装置から送信されるビーコンパケットを検出し(ステップS330)、ビーコンパケットが検出されたか否かを判断する(ステップS340)。ビーコンパケットが検出されなかった場合には(ステップS340:NO)、CPU100は、ステップS300に戻る。一方、ビーコンパケットが検出された場合には(ステップS340:YES)、第2起動制御部106Bは、検出されたビーコンパケットが自機と同じSSIDを有しているかを解析する(ステップS350)。
ステップS350において、ビーコンパケットが自機と同じSSIDを有している場合には(ステップS350:YES)、第2起動制御部106Bは、無線LAN装置10Bをイーサネットコンバータ(無線子機)として起動して(ステップS360)、起動制御処理を終了する。ステップS350において、ビーコンパケットが自機と同じSSIDを有していない場合には(ステップS350:NO)、CPU100は、ステップS330に戻る。
以上説明した第3実施例の無線LAN装置10Bによっても、第1,2実施例の無線LAN装置10と同様に、動作モードの設定を切り換えることによって無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置の動作モードの設定を自動化することができる。
また、一般に、無線LAN装置では、種々の周波数帯域の電波を無線通信に使用することができる。しかし、電波干渉を防止するため、船舶用、航空機用、軍用などの移動レーダーや、気象用の固定レーダーなどの各種レーダーが優先的に使用する周波数帯域(例えば、W53,W56)を無線LAN内における無線通信に使用する場合には、特定の制約を受けることがある。このような環境下では、無線LAN装置は、上述した使用できない周波数帯域の電波を用いてプローブ要求パケットを送信することを回避する必要がある。また、他の理由によって、無線LAN装置が、プローブ要求パケットを他の無線LAN装置に送信できない場合も生じ得る。
第3実施例の無線LAN装置10Bでは、図6に示した起動制御処理において、プローブ要求パケットの送信に先立って、無線LAN内に存在する他の無線LAN装置(無線親機)から送信される自機と同じSSIDを有するビーコンパケットを検出することによって、既に無線LAN内に自機に対する無線親機が存在することを認識することができる。そして、本実施例の無線LAN装置10Bは、上記ビーコンパケットを検出した場合には、プローブ要求パケットの送信およびプローブ応答パケットの受信を行うことなく、クライアント(無線子機)として動作する。つまり、本実施例の無線LAN装置10Bは、プローブ要求パケットの送信を行わない。したがって、上述した無線LAN内で使用できない周波数帯域の電波を用いてプローブ要求パケットを送信することを回避することができる。また、本実施例の無線LAN装置10Bは、他の無線LAN装置にプローブ要求パケットを送信できない場合であっても、ビーコンパケットを検出することによって、無線子機として動作することができる。
D.第4実施例:
第4実施例のネットワークシステム1000の構成、および、無線LAN装置10Bの構成は、第3実施例と同じである。そして、第4実施例では、無線LAN装置10Bの起動制御処理が、第3実施例と異なっている。以下、第4実施例における無線LAN装置10Bの起動制御処理について説明する。
図7は、第4実施例における無線LAN装置10Bの起動制御処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、無線LAN装置10Bが備えるCPU100(パケット送信制御部102、第1起動制御部104、第2起動制御部106B、ビーコン検出部108)が、無線LAN装置10Bの起動時に実行する処理である。
まず、無線LAN装置10Bに電源が投入されると、パケット送信制御部102は、DHCPDISCOVERパケットを、LANスイッチ130から有線デバイス20に送信する(ステップS400)。そして、CPU100は、DHCPOFFERパケットを受信したか否かを判断する(ステップS410)。DHCPOFFERパケットを受信した場合には(ステップS410:YES)、第1起動制御部104は、DHCPOFFERパケットに含まれるIPアドレスを取得し、無線LAN装置10Bをアクセスポイント(無線親機)として起動して(ステップS420)、起動制御処理を終了する。
一方、ステップS410において、DHCPOFFERパケットを受信しなかった場合には(ステップS410:NO)、ビーコン検出部108は、他の無線LAN装置から送信されるビーコンパケットを検出し(ステップS430)、ビーコンパケットが検出されたか否かを判断する(ステップS440)。ビーコンパケットが検出されなかった場合には(ステップS440:NO)、CPU100は、ステップS400に戻る。
ステップS440において、ビーコンパケットが1つでも検出された場合には(ステップS440:YES)、パケット送信制御部102は、ビーコンパケットの送信元の親機が自機に対する無線親機である可能性があると判断して、検出された各ビーコンパケットの内容の解析を行わずに、プローブ要求パケットを、RFデバイス140がアンテナ150を経由して他の無線LAN装置に送信する(ステップS450)。そして、CPU100は、プローブ応答パケットを受信したか否かを判断する(ステップS460)。
ステップS460において、プローブ応答パケットを受信した場合には(ステップS460:YES)、第2起動制御部106Bは、無線LAN装置10Bをイーサネットコンバータ(無線子機)として起動して(ステップS470)、起動制御処理を終了する。ステップS460において、プローブ応答パケットを受信しなかった場合には(ステップS460:NO)、CPU100は、ステップS400に戻る。
以上説明した第4実施例の無線LAN装置10によっても、第1ないし第3実施例の無線LAN装置10,10Bと同様に、動作モードの設定を切り換えることによって無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置の動作モードの設定を自動化することができる。
また、例えば、無線LAN内に複数の無線親機が存在する場合、無線LAN装置10Bが備えるビーコン検出部108は、複数のビーコンパケットを検出することになる。この場合、コリジョン(信号の衝突)を防止するためのCSMA/CAの手順上、ビーコン検出部108が、無線LAN装置10Bと同じSSIDを有する無線親機が送信したビーコンパケットを検出するまでに待ち時間がかかる。さらに、ビーコン検出部108が検出した各ビーコンパケットにそれぞれ含まれるSSIDを識別するためにも時間がかかる。また、ビーコン検出部108がビーコンパケットを検出しても、そのビーコンパケットを送信した無線親機がAny接続を拒否する設定がなされている無線親機である場合には、そのビーコンパケットにはSSIDが含まれていないため、無線LAN装置10Bと同じSSIDを有する無線親機を識別することができない。
第4実施例の無線LAN装置10Bでは、図7に示した起動制御処理において、上記ビーコンパケットが1つでも検出された場合に、ビーコンパケットの送信元の親機が自機に対する無線親機である可能性があると判断して、ビーコンパケットの解析を行うことなく、プローブ要求パケットの送信およびプローブ応答パケットの受信を行い、プローブ応答パケットを受信した場合に、クライアント(無線子機)として動作する。したがって、上述した待ち時間や、ビーコンパケットに含まれるSSIDの識別に要する時間を短縮することができる。また、送信するビーコンパケットにSSIDが含まれないAny接続拒絶の設定がなされた無線親機であっても接続することができる。
E.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形が可能である。
E1.変形例1:
上記実施例では、本発明の無線LAN装置を、アクセスポイント10AP、および、イーサネットコンバータ10ECa,10ECb,10ECcに適用した例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明は、一般に、有線ネットワーク装置と無線ネットワーク装置との通信を中継する無線LAN装置であって、動作モードを切り換えることによって、無線親機としても無線子機としても利用可能な無線LAN装置に適用可能である。例えば、有線ネットワーク装置(有線デバイス20)と無線LAN装置10との接続に、LANポート132や、LANケーブルCABの代わりに、USBポートや、USBケーブル等を用いるようにしてもよい。
E2.変形例2:
上記実施例では、無線LAN装置10,10Bの起動制御処理を、無線LAN装置10,10Bの起動ごとに実行するものとしたが、本発明は、これに限られない。例えば、無線LAN装置10,10Bが設置されて、初回に実行した起動制御処理の結果(動作モード)を記憶するようにし、次回以降の無線LAN装置10,10Bの起動時には、記憶した動作モードで起動するようにしてもよい。さらに、無線LAN装置10,10Bの起動時に、LANスイッチ130に接続された有線デバイス20が変更されているか否かを検出するようにし、LANスイッチ130に接続された有線デバイス20が変更されている場合に、新たに起動制御処理を実行するようにしてもよい。LANスイッチ130に接続された有線デバイス20が変更されているか否かは、有線デバイス20に固有の識別情報に基づいて検出可能である。
E3.変形例3:
上記実施例では、無線LAN装置10,10Bの動作モードの設定を、起動制御処理として、無線LAN装置10,10Bの起動時(電源投入時)に行うものとしたが、本発明は、これに限られない。例えば、無線LAN装置10,10Bにリセットボタンを設け、このリセットボタンが押下されたときに、無線LAN装置10,10Bの動作モードの設定を行うようにしてもよい。また、LANスイッチ130に新たな有線デバイス20が接続されたときに、無線LAN装置10の動作モードの設定を行うようにしてもよい。
E4.変形例4:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
1000…ネットワークシステム
10,10B…無線LAN装置
10AP…アクセスポイント
10ECa,10ECb,10ECc…イーサネットコンバータ
20…有線デバイス
20RT…ルータ
20a…テレビ受像機
20b…パーソナルコンピュータ
20c…プリンタ
100…CPU
102…パケット送信制御部
104…第1起動制御部
106,106B…第2起動制御部
108…パケット検出部
110…ROM
120…RAM
130…LANスイッチ
132…LANポート
140…RFデバイス
150…アンテナ
CAB…LANケーブル
INT…インターネット

Claims (8)

  1. 第1のネットワーク装置と有線接続されるとともに、第2のネットワーク装置と無線接続され、前記第1のネットワーク装置と前記第2のネットワーク装置との通信を中継する無線LAN装置であって、
    前記第1のネットワーク装置と通信を行うための有線通信装置と、
    前記第2のネットワーク装置と通信を行うための無線通信装置と、
    前記無線LAN装置が無線LANのアクセスポイントまたはクライアントとして動作するように、前記無線LAN装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    所定のタイミングで、DHCPDISCOVERパケットを、前記有線通信装置から前記第1のネットワーク装置に送信する機能と、プローブ要求パケットを、前記無線通信装置から前記第2のネットワーク装置に送信する機能とを有するパケット送信制御部と、
    前記有線通信装置が、前記DHCPDISCOVERパケットに対する応答として、前記第1のネットワーク装置からDHCPOFFERパケットを受信した場合に、前記無線LAN装置が前記アクセスポイントとして動作するように、前記無線LAN装置の動作を制御することが可能な第1の動作制御部と、
    前記無線通信装置が、前記プローブ要求パケットに対する応答として、前記第2のネットワーク装置からプローブ応答パケットを受信した場合に、前記無線LAN装置が前記クライアントとして動作するように、前記無線LAN装置の動作を制御することが可能な第2の動作制御部と、
    を備える無線LAN装置。
  2. 請求項1記載の無線LAN装置であって、
    前記所定のタイミングは、前記無線LAN装置の起動時である、
    無線LAN装置。
  3. 請求項1または2記載の無線LAN装置であって、
    前記有線通信装置が、前記DHCPDISCOVERパケットに対する応答として、前記DHCPOFFERパケットを受信し、かつ、前記無線通信装置が、前記プローブ要求パケットの応答として、前記プローブ応答パケットを受信した場合に、前記第2の動作制御部が、前記無線LAN装置が前記クライアントとして動作するように前記無線LAN装置の動作を制御することなく、前記第1の動作制御部が、前記無線LAN装置が前記アクセスポイントとして動作するように前記無線LAN装置の動作を制御する、
    無線LAN装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の無線LAN装置であって、
    前記パケット送信制御部は、前記DHCPDISCOVERパケットの送信、および、前記プローブ要求パケットの送信を、並列して行う、
    無線LAN装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の無線LAN装置であって、
    前記パケット送信制御部は、前記DHCPDISCOVERパケットの送信、および、前記プローブ要求パケットの送信を、一方のパケットの送信を行った後に、他方のパケットの送信を行う、
    無線LAN装置。
  6. 請求項5記載の無線LAN装置であって、
    前記パケット送信制御部は、前記DHCPDISCOVERパケットの送信を行った後に、前記プローブ要求パケットの送信を行う、
    無線LAN装置。
  7. 請求項6記載の無線LAN装置であって、
    前記制御部は、さらに、前記パケット送信制御部が前記プローブ要求パケットの送信を行う前に、前記無線LAN内に存在する他の無線LAN装置から送信されるビーコンパケットを、パッシブスキャンによって検出するビーコン検出部を備え、
    前記第2の動作制御部は、前記ビーコン検出部によって、自機と同じSSID(Service Set ID)を有する前記ビーコンパケットが検出された場合に、前記パケット送信制御部による前記プローブ要求パケットの送信、および、前記無線通信装置による前記プローブ応答パケットの受信を行うことなく、前記無線LAN装置が前記クライアントとして動作するように前記無線LAN装置の動作を制御する、
    無線LAN装置。
  8. 請求項6記載の無線LAN装置であって、
    前記制御部は、さらに、前記パケット送信制御部が前記プローブ要求パケットの送信を行う前に、前記無線LAN内に存在する他の無線LAN装置から送信されるビーコンパケットを、パッシブスキャンによって検出するビーコン検出部を備え、
    前記パケット送信制御部は、前記ビーコン検出部によって、前記ビーコンパケットが検出された後に、前記プローブ要求パケットの送信を行い、
    前記第2の動作制御部は、前記プローブ応答パケットを受信した場合に、前記無線LAN装置が前記クライアントとして動作するように前記無線LAN装置の動作を制御する、
    無線LAN装置。
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