JP2010166222A - 無線lan装置、無線lan親機/子機切り換え方法、無線lan装置用プログラム - Google Patents

無線lan装置、無線lan親機/子機切り換え方法、無線lan装置用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置を複雑にすることなく、プログラムを変更する程度の容易な変更によって、無線LAN親機の用途を多様化し、製品の長寿命化を図る。
【解決手段】有線LANポート2及び無線LANポート3を備えるともに、無線LAN親機及び無線LAN子機として動作可能な無線LAN装置1であり、有線LANポート2及び/又は無線LANポート3から受信したフレームにて、所定のプロトコルのパケットを検出し、受信したLANポート2、3及び検出したパケットの種別にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断し、この判断結果に応じて、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、有線LANポート及び無線LANポートを備えるともに、無線LAN親機及び無線LAN子機として動作可能な無線LAN装置、無線LAN親機/子機切り換え方法、無線LAN装置用プログラムに関する。
無線LANシステム(Wireless Local Area Network System)に用いる無線LAN装置としては、無線LAN親機や無線LAN子機が知られている。
無線LAN親機は、ルータ機能を持つアクセスポイントが主流であり、通常、有線LAN規格であるEthernet(Ethernetは登録商標である。以下同じ。)に接続するための有線LANポートを備えている。
これに対して無線LAN子機は、通常、PC(パーソナルコンピュータ)などの端末に内蔵または接続することを想定しているため、インタフェースとしてCardBusやUSB(Universal Serial Bus)を備えているが、有線LANポートは備えていない。
また、無線LAN親機及び無線LAN子機として動作可能な無線LAN装置も提案されている。
例えば、特許文献1には、親機または子機に変更可能な複数の無線端末の間で通信を行い、前記複数の無線端末のうち1つの無線端末だけが親機に設定され、残りの無線端末が子機に設定される無線LANシステムにおいて、親機が全無線端末の送受信情報を監視し、前記送受信情報をデータベースに蓄え、前記データベースから端末ごとの総送受信データ量を求め、最も総送受信データ量が多い端末を親機として選定し、ネットワークの再構築を行うことが示されている。
特開2002−152216号公報
近年、ネットワークの多様化により、PC以外の民生用機器(HDDレコーダなど)を無線LANシステムに組み込むケースが増えている。
この場合、PC以外の民生用機器に無線LAN子機を内蔵または接続する必要があるが、一般的な無線LAN子機は、PCへの内蔵または接続を想定したCardBus接続タイプやUSB接続タイプであるため、CardBusやUSBを備えていないPC以外の民生用機器ではセットアップが困難であった。
そこで、CardBusやUSBを備えていないPC以外の民生用機器のために、Ethernet接続タイプの無線LAN子機が求められているが、専用性が高くなってしまうため、製品価格が高くなるという問題があった。
一方、無線LAN親機にあっては、無線LAN子機よりも高価であるものの、低価格化が進んでいるので、使用環境やネットワーク規模の変化に応じて、新製品に交換されるケースが増えている。
これは、無線LAN親機の製品寿命が短くなっていることを意味し、地球環境問題などの視点においては、好ましいことではない。
そこで、無線LAN親機の用途を多様化し、製品の長寿命化を図ることが考えられるが、そのようなものは未だ実用化されていない。
なお、ネットワーク機器の属性識別を行うためのプロトコルとして、SNMP(Simple Network Management Protocol)が知られている。
無線LAN親機を多機能化し、このようなプロトコルを搭載すれば、装置の転用が容易になると考えられるが、この場合、装置自身がSNMPを処理できる必要があるとともに、そのためにIP(Internet Protocol)の処理も必要になるので、OSI参照モデル第3層以上のネットワーク処理ができないネットワーク中継機器に適用するのは困難である。
また、SNMPには、v1とv2が存在し、両方に対応することが求められるので、実装上非効率である。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、SNMPのようなプロトコルの処理を行うことなく、DHCP、PPPoEなどの汎用性の高いプロトコルのパケット検出にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断し、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行うことができ、その結果、装置を複雑にすることなく、プログラムを変更する程度の容易な変更によって、無線LAN親機の用途を多様化し、製品の長寿命化を図ることができる無線LAN装置、無線LAN親機/子機切り換え方法、無線LAN装置用プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため本発明の無線LAN装置は、有線LANポートと、無線LANポートと、装置を無線LAN親機として動作させる無線LAN親機処理手段と、装置を無線LAN子機として動作させる無線LAN子機処理手段と、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを行う親機/子機切り換え手段と、を備え、前記親機/子機切り換え手段は、前記有線LANポート及び/又は前記無線LANポートから受信したフレームにて、所定のプロトコルのパケットを検出するとともに、受信したLANポート及び検出したパケットの種別にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断し、この判断結果に応じて、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行う構成としてある。
また、上記目的を達成するため本発明の無線LAN親機/子機切り換え方法は、有線LANポート及び無線LANポートを備えるともに、無線LAN親機及び無線LAN子機として動作可能な無線LAN装置の無線LAN親機/子機切り換え方法であり、前記有線LANポート及び/又は前記無線LANポートから受信したフレームにて、所定のプロトコルのパケットを検出し、受信したLANポート及び検出したパケットの種別にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断し、この判断結果に応じて、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行う方法としてある。
また、上記目的を達成するため本発明の無線LAN装置用プログラムは、有線LANポート及び無線LANポートを備えるともに、無線LAN親機及び無線LAN子機として動作可能な無線LAN装置を構成するコンピュータを、前記有線LANポート及び/又は前記無線LANポートから受信したフレームにて、所定のプロトコルのパケットを検出させる手段、受信したLANポート及び検出したパケットの種別にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断させる手段、この判断結果に応じて、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行わせる手段、として機能させるためのプログラムとしてある。
本発明によれば、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行うことができ、装置の構成等を複雑にすることなく、プログラムを変更する程度の容易な変更によって、無線LAN親機の用途を多様化できるとともに、製品の長寿命化を図ることができる。
本発明の第一実施形態に係る無線LAN装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態に係る無線LAN装置の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態に係る無線LAN装置において、無線LAN親機から無線LAN子機へ切り換える場合の動作説明図である。 DHCP DISCOVERパケットの判定方法を示す説明図である。 本発明の第一実施形態に係る無線LAN装置において、無線LAN親機のまま動作する場合の動作説明図である。 本発明の第二実施形態に係る無線LAN装置において、無線LAN子機として動作する場合と、無線LAN親機として動作する場合を示す動作説明図である。 本発明の第三実施形態に係る無線LAN装置において、PADIパケットの判定方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態に係る無線LAN装置の概要について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る無線LAN装置の概略構成を示すブロック図、図2は、本発明の第一実施形態に係る無線LAN装置の制御手順を示すフローチャートである。
これらの図に示すように、本発明の実施形態に係る無線LAN装置1は、有線LANポート2と、無線LANポート3と、装置を無線LAN親機として動作させる無線LAN親機処理手段(図2のS6)と、装置を無線LAN子機として動作させる無線LAN子機処理手段(図2のS7)と、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを行う親機/子機切り換え手段(図2のS1〜S5)と、を備えている。
親機/子機切り換え手段は、有線LANポート2及び/又は無線LANポート3から受信したフレームにて、所定のプロトコルのパケットを検出するとともに、受信したLANポート2、3及び検出したパケットの種別にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断し、この判断結果に応じて、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行う。
例えば、有線LANポート2から受信したフレームにて、前記プロトコルのクライアント側から送信されるパケットを検出した場合に、装置が子機位置であると判断し、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えを自動的に行う。
このようにすると、SNMPのようなプロトコルの処理を行うことなく、DHCP、PPPoEなどの汎用性の高いプロトコルのパケット検出にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断し、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行うことができ、その結果、装置を複雑にすることなく、プログラムを変更する程度の容易な変更によって、無線LAN親機の用途を多様化し、製品の長寿命化を図ることができる。
また、親機/子機切り換え手段は、初期状態では装置を無線LAN親機として動作させ、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えのみを自動的に行うことができる。
このようにすると、無線LAN親機と無線LAN子機の頻繁な切り換えを制限し、動作の安定性を向上させることができる。
つぎに、本実施形態に係る無線LAN装置の制御手順について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、無線LAN装置1が起動すると、まず、動作モードを無線LAN親機とした後(S1)、有線LANポート2から受信したフレームにて、所定のプロトコルのクライアント側から送信されるパケットの検出を行う(S2)。
そして、このパケットを検出したら(S3)、動作モードを無線LAN子機とする(S4)。
その後、動作モードを判断し(S5)、ここで動作モードが無線LAN親機である場合は、無線LAN親機処理(S6)を実行する。
一方、動作モードが無線LAN子機である場合は、無線LAN子機処理(S7)を実行する。
なお、上記の処理は、S2〜S7の範囲で無限に繰り返される。
[本実施形態に係る無線LAN装置の詳細]
つぎに、本発明の第一実施形態に係る無線LAN装置の詳細について、図3〜図5を参照して説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る無線LAN装置において、無線LAN親機から無線LAN子機へ切り換える場合の動作説明図、図4は、DHCP DISCOVERパケットの判定方法を示す説明図、図5は、本発明の実施形態に係る無線LAN装置において、無線LAN親機のまま動作する場合の動作説明図である。
これらの図に示す本実施形態の無線LAN装置1Bは、図1及び図2に示す無線LAN装置1と同様に、有線LANポート2と、無線LANポート3と、装置を無線LAN親機として動作させる無線LAN親機処理手段と、装置を無線LAN子機として動作させる無線LAN子機処理手段と、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを行う親機/子機切り換え手段と、を備えている。
具体的に説明すると、本実施形態の無線LAN装置1Bは、ルータ機能を持たず、OSI参照モデルの第2層まで対応するブリッジ機器であり、有線LANポート2を1つだけ持つ構成となっている。
また、無線LAN装置1Bは、自身が存在するネットワーク内において確実に有効となるIPアドレスを持たない(自身のマネジメント用のみに有効なIPアドレスの有無はここでは考えない)。
そして、動作モードのデフォルト設定を無線LAN親機とし、無線LAN子機への切り換えを自動的に行う。
無線LANシステムの構成としては、例えば、PC4と無線LAN装置1Bを有線LANで接続し、無線LAN親機を別に準備する。この時点で無線LAN装置1Bは親機である。
ここで、無線LAN装置1Bは、PC4の位置を検出し、自身が子機位置にいることを判別する。
判別方法としては、PC4から送信されるDHCP DISCOVERパケットを対象とした判別を行う。
つまり、汎用性が高いプロトコルであるDHCPにおいて、DHCPクライアント側から送信されるパケットであるDHCP DISCOVERパケットを検出する。
ただし、ルータ機能及び有効なIPアドレスを持たないネットワーク中継機器は、OSI参照モデルの第3層より上位に位置するDHCPの識別には対応できないので、以下に示す手順にて、OSI参照モデルの第3層以上に対する処理を行うことなく、DHCPパケットの判別を行う。
図2の左側には、実際のパケットの構成が示されている。
判別対象となるパケットは、OSI参照モデルの第2層であるEthernetヘッダの宛先MACアドレスがブロードキャスト(同報送信)である。
ここで、Ethertypeパラメータの内容が「0800」であることから、OSI参照モデルの第3層がIPであることは容易に判別可能である。
OSI参照モデルの第3層に位置するIPヘッダは、通常固定フォーマットであるため、宛先IPアドレスがDHCPで用いるIPブロードキャストであることや、OSI参照モデルの第4層がUDP(User Datagram Protocol)であることは、Ethernetフレーム内のデータの特定エリアを読み出すことで確認する。
フレーム先頭から数えると、Ethernetヘッダ分の14バイトを加算し、さらに9バイト目がOSI参照モデルの第4層を示すため、これがUDPを意味する「17」であることと、16−19バイト目がIPブロードキャストを示す「255.255.255.255」であることを確認する。
宛先IPアドレスがブロードキャストであり、かつ、UDPの場合、UDPヘッダの宛先ポート/送信元ポートからDHCPを検出する。
OSI参照モデルの第4層に位置するUDPヘッダも固定フォーマットであるため、特定エリアのデータを確認することで判別する。
フレーム先頭から数えると、Ethernetヘッダ分とIPヘッダ分の34バイトを加算し、0−1バイト目がbootp clientを意味する「68」であること、2−3バイト目がbootp serverを意味する「67」であることを確認する。
DHCPヘッダは、可変長であり、また、DHCP DISCOVERパケットを明示的に識別するオプションは、可変長であるオプション領域に存在するため、ヘッダ解析を行わない限り、識別は困難である。
ただし、ここでは、DHCP DISCOVERパケットに対して正しく処理を行うのではなく、端末、つまり、下位ネットワークがどこに存在するかを識別するのが目的であるため、簡略化する。
DHCP DISCOVERパケットにおいては、送信元IPアドレスが「0.0.0.0」となるため、IPヘッダにおいてこれを検出した場合に、子機位置であると判断することができる。
したがって、フレーム先頭から数えると、Ethernetヘッダ分の14バイトを加算し、さらに12−15バイト目が「0.0.0.0」であることを確認する。
これらの条件に全てに合致しないパケットは無視して通常の通信処理のみ行い、全てに合致したパケットを受信した場合に、DHCP DISCOVERパケットと判断する。
ここで、DHCPパケットが有線LAN側から受信されることで、有線LAN側を下位ネットワーク、無線LAN側が上位ネットワークと判断される。
これにより、無線LAN装置1Bは、自身の位置を子機と判断して無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えを自動的に行い、その後、無線LAN子機として動作し、アクセスポイントへの接続を開始する。
なぜならば、この装置構成において、この装置が無線LAN親機として動作する場合は、図5に示すように、上位ネットワークが有線LAN側であり、DHCP DISCOVERパケットは、下位ネットワークである無線LAN側から受けることになるためである。
なお、動作モードを無線LAN親機に戻す場合は、装置を初期化(再起動)すればよい。
[第二実施形態]
つぎに、本発明の第二実施形態に係る無線LAN装置1Cについて、図6を参照して説明する。
図6は、本発明の第二実施形態に係る無線LAN装置において、無線LAN子機として動作する場合と、無線LAN親機として動作する場合を示す動作説明図である。
この図に示すように、第二実施形態の無線LAN装置1Cは、有線LANポート2を複数備えており、一の有線LANポートA2から受信したフレームにて、DHCP DISCOVERパケットを検出しても、他の有線LANポートB2から受信したフレームにて、DHCP OFFERパケットを検出した場合は、装置が親機位置であると判断し、無線LAN親機として動作させる点が前記実施形態と相違している。
このようにすると、有線LANポート2を複数備える無線LAN装置1Cにおいて、無線LAN親機から無線LAN子機への誤った切り換えを防止することができる。
具体的に説明すると、PC4を1台、無線LAN装置1Cの有線LANポートA2に接続し、PC4からDHCP DISCOVERパケットを送信させる。このとき、もう1つの有線LANポートB2からDHCP OFFERパケットが応答された場合、上位ネットワークは有線LANポートB2ということになる。
その理由は、DHCP DISCOVERパケットがDHCPサーバから送信されるパケットだからである。
したがって、無線LAN装置1Cは、無線LAN親機として動作すればよいことになる。
逆に、有線LANポートB2から応答がない場合は、有線LANの2つのポートを下位ネットワークとみなすことができるので、無線LAN子機として動作し、別途用意された無線LAN親機にアクセスすればよい。
DHCP OFFERパケットの判定方法は、図4に示したDHCP DISCOVERパケットの判定方法と同様である。
なお、ルータ機器に適用する場合は、無線LANルータとして動作することになるが、無線LANポート3がWANポートとなることはないため、ルータ動作を行う場合は、必ず無線LAN親機として動作することになる。
よって、ルータ機器に適用する場合は、自動判別機能によって無線LAN親機としての動作が選択された後に、ルータ機能を起動することで対応できる。
[第三実施形態]
つぎに、本発明の第三実施形態に係る無線LAN装置について、図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態に係る無線LAN装置におけるPADIパケットの判定方法を示す説明図である。
第三実施形態の無線LAN装置1Dは、第一実施形態の無線LAN装置1Bと同様に、有線LANポート2及び無線LANポート3をそれぞれ1つ備えるものであるが、有線LANポート2から受信したフレームにて、PPPoEプロトコルのPADIパケットを検出した場合に、装置が子機位置であると判断し、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えを自動的に行う点が第一実施形態と相違している。
つまり、第三実施形態の無線LAN装置は、DHCP DISCOVERパケットの代わりに、PPPoEプロトコルのPADIパケットを検出する。そして、PADIパケットは、PPPoEクライアントから送信されるものであり、PADIパケットが送信された側が必ず下位ネットワークに位置することが判別できる。
PADIパケットの検出は、DHCP DISCOVERパケットの検出と同様に、宛先MACアドレスがブロードキャストとなっているEthernetパケットを対象とする。そして、Ethertypeパラメータの内容が「8863」であることから、次のプロトコルがPPPoEであることが判定できる。
その後、PPPoEヘッダの内容から、PADIパケットであることを判定した場合に、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えを自動的に行う。
PADIパケットの判定は、Ethernetヘッダより後に存在するデータ(PPPoEヘッダ)で、先頭を0バイト目とした場合の1バイト目が「9」であり、2−3バイト目が「0」であるものをPADIパケットと判断する。
以上説明したように、上記第一〜第三実施形態に係る無線LAN装置によれば、SNMPのようなプロトコルの処理を行うことなく、DHCP、PPPoEなどの汎用性の高いプロトコルのパケット検出にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断し、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行うことが可能となる。
その結果、無線LAN装置の構成等を複雑にすることなく、プログラムを変更する程度の容易な変更によって、無線LAN親機の用途を多様化することができるとともに、製品の長寿命化等を図ることが可能となる。
以上、本発明に係る無線LAN装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
本発明は、有線LANポート及び無線LANポートを備えるともに、無線LAN親機及び無線LAN子機として動作可能な無線LAN装置、無線LAN親機/子機切り換え方法、無線LAN装置用プログラムにおいて適用することができ、特に、デフォルト設定では、無線LAN親機として動作し、必要に応じて無線LAN子機に転用可能なアクセスポイント、無線LANルータなどの無線LAN装置に好適に用いることができる。
1、1B、1C、1D 無線LAN装置
2 有線LANポート
3 無線LANポート
4 PC

Claims (10)

  1. 有線LANポートと、
    無線LANポートと、
    装置を無線LAN親機として動作させる無線LAN親機処理手段と、
    装置を無線LAN子機として動作させる無線LAN子機処理手段と、
    無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを行う親機/子機切り換え手段と、を備え、
    前記親機/子機切り換え手段は、
    前記有線LANポート及び/又は前記無線LANポートから受信したフレームにて、所定のプロトコルのパケットを検出するとともに、受信したLANポート及び検出したパケットの種別にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断し、この判断結果に応じて、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行う
    ことを特徴とする無線LAN装置。
  2. 前記親機/子機切り換え手段は、
    前記有線LANポートから受信したフレームにて、前記プロトコルのクライアント側から送信されるパケットを検出した場合に、装置が子機位置であると判断し、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えを自動的に行う
    ことを特徴とする請求項1記載の無線LAN装置。
  3. 前記プロトコルは、
    DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)であり、
    前記親機/子機切り換え手段は、
    前記有線LANポートから受信したフレームにて、DHCP DISCOVERパケットを検出した場合に、装置が子機位置であると判断し、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えを自動的に行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の無線LAN装置。
  4. 前記親機/子機切り換え手段は、
    前記有線LANポートが複数である場合、
    一の前記有線LANポートから受信したフレームにて、DHCP DISCOVERパケットを検出しても、他の前記有線LANポートから受信したフレームにて、DHCP OFFERパケットを検出した場合は、装置が親機位置であると判断し、無線LAN親機として動作させる
    ことを特徴とする請求項3記載の無線LAN装置。
  5. 前記プロトコルは、
    PPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)であり、
    前記親機/子機切り換え手段は、
    前記有線LANポートから受信したフレームにて、PADIパケットを検出した場合に、装置が子機位置であると判断し、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えを自動的に行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の無線LAN装置。
  6. 前記親機/子機切り換え手段は、
    初期状態では装置を無線LAN親機として動作させ、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えのみを自動的に行う
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の無線LAN装置。
  7. 有線LANポート及び無線LANポートを備えるともに、無線LAN親機及び無線LAN子機として動作可能な無線LAN装置の無線LAN親機/子機切り換え方法であり、
    前記有線LANポート及び/又は前記無線LANポートから受信したフレームにて、所定のプロトコルのパケットを検出し、
    受信したLANポート及び検出したパケットの種別にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断し、
    この判断結果に応じて、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行う
    ことを特徴とする無線LAN親機/子機切り換え方法。
  8. 前記有線LANポートから受信したフレームにて、前記プロトコルのクライアント側から送信されるパケットを検出した場合に、装置が子機位置であると判断し、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えを自動的に行う
    ことを特徴とする請求項7記載の無線LAN親機/子機切り換え方法。
  9. 有線LANポート及び無線LANポートを備えるともに、無線LAN親機及び無線LAN子機として動作可能な無線LAN装置を構成するコンピュータを、
    前記有線LANポート及び/又は前記無線LANポートから受信したフレームにて、所定のプロトコルのパケットを検出させる手段、
    受信したLANポート及び検出したパケットの種別にもとづいて、装置が親機位置であるか、子機位置であるかを判断させる手段、
    この判断結果に応じて、無線LAN親機と無線LAN子機の切り換えを自動的に行わせる手段、
    として機能させるための無線LAN装置用プログラム。
  10. 前記無線LAN装置を構成するコンピュータを、
    前記有線LANポートから受信したフレームにて、前記プロトコルのクライアント側から送信されるパケットを検出した場合に、装置が子機位置であると判断させ、無線LAN親機から無線LAN子機への切り換えを自動的に行わせる手段、
    として機能させるための請求項9記載の無線LAN装置用プログラム。
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