JP2011134882A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一の半導体基板上にゲート絶縁膜の膜厚の異なる半導体素子領域を容易に形成することが可能な半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とを画定する工程と、前記第2の半導体素子領域と前記第2の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を覆い、前記第1の半導体素子領域と前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を露出させるマスクを形成する工程と、前記マスクを用いて、前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程と、前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程の後、前記マスクを用いて前記第1の半導体素子領域に対して異方性エッチングを行う工程と、前記マスクを除去する工程と、前記マスクを除去した後に熱酸化により第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とにゲート酸化膜を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法により上記課題を解決する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
IC(Integrated Circuit)等の半導体装置の高集積化に伴い、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタの微細化、ゲート絶縁膜の薄膜化がなされている。MOSトランジスタは、ゲート酸化膜の薄膜化により性能は向上するものの、信頼性において問題が生じる場合がある。
現在、高性能のMOSトランジスタにおいては、ゲート酸化膜が1.2nm程度であることから、例えば、MOSトランジスタにより構成されるSRAMにおいては、データ反転等の問題が生じる。このようなデータ反転が生じる原因の一つとしては、ゲートリーク電流の揺らぎが生じることが挙げられる。ゲートリーク電流の揺らぎは、ゲート絶縁膜中のトラップや界面準位に電子又はホールといったキャリアが捕獲、放出されることにより生じるポテンシャルの変化が原因として考えられる。
このようなゲートリーク電流の揺らぎを抑制する方法としては、ゲート絶縁膜の膜中のトラップ・界面準位の低減を行う方法、ゲート酸化膜に印加される電界を低減する方法等が考えられる。ゲート絶縁膜の膜中のトラップ・界面準位の低減を行う方法では、MOSトランジスタにおける他の特性を維持しつつ、低減を行うことはきわめて困難であり実現性に乏しい。また、ゲート酸化膜に印加される電界を低減する方法では、MOSトランジスタを駆動するための電源電圧を低くする方法、ゲート絶縁膜の膜厚を厚くする方法等が考えられる。
Tsunehisa Sakoda, et al., 「1st quantitative failure-rate calculation for the actual large-scale SRAM using ultra-thin gate-dielectric with measured probability of the gate-current fluctuation and simulated circuit failure-rate」, 2007 Symposium on VLSI Technology Digest of Technical papers, p.26-27 M. Agostinelli, et al., 「Erratic Fluctuations of SRAM Cache Vmin at the 90nm Process Technology Node」, Tech. Digest IEDM 2005, p.671-674
しかしながら、MOSトランジスタを駆動するための電源電圧を低くする方法、ゲート絶縁膜の膜厚を厚くする方法等では、電源電圧は一般に規格等により定められている場合が多く、任意の電圧に設定することはできない。また、ゲート絶縁膜の膜厚を厚くする方法では、MOSトランジスタの性能の低下につながってしまう。例えば、高速動作の半導体素子領域と低速動作の半導体素子領域とを有する半導体装置において、ゲート絶縁膜の厚さを一律にした場合には、どちらか一方の半導体素子領域に弊害を及ぼしてしまう。
このため、機能の異なる半導体素子領域において、異なる厚さのゲート絶縁膜を有するMOSトランジスタを形成することにより、各々の領域におけるMOSトランジスタの性能を低下させることなく、所望の特性を有する半導体装置を得る方法が考えられる。
例えば、SRAM領域とLogic領域とが形成されている半導体装置において、SRAM領域に対して、Logic領域に形成されるMOSトランジスタのゲート絶縁膜の厚さを0.01〜0.03nm程度薄く形成する。Logic領域に形成される回路としては、SRAMのデコーダーとなる高速論理回路等が挙げられる。
このように形成されるMOSトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚が異なる膜厚となる半導体装置の製造方法として、形成されるMOSトランジスタに影響を与えることなく、低コストで、均一に形成することのできる実用的な方法がなかった。
例えば、最初にSiウエハに均一な酸化膜を形成し、次に、一方の領域の酸化膜をエッチングにより除去し、再度酸化させることにより、各々の領域に形成される酸化膜の膜厚を異なる厚さで形成する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、一方の領域に形成される酸化膜と他方の領域に形成される酸化膜とにおいて、膜厚差を均一に0.01〜0.03nmにすることは極めて困難であり。また酸化を二度行う必要があることから製造コストを上昇させてしまう。一方、最初にSiウエハに均一な酸化膜を形成し、次に
、一方の酸化膜をエッチングにより薄くする方法が考えられる。しかしながら、ウエットエッチングにより酸化膜を均一に0.01〜0.03nm程度薄くすることは極めて困難であり、また、ドライエッチングの場合では、絶縁膜にトラップが形成されてしまうため、形成されるMOSトランジスタに影響を与えてしまう。
更には、Siに異なる不純物を注入することにより、酸化の速度を変化させ、ゲート酸化膜の厚い領域と薄い領域とを形成する方法も考えられる。例えば、Siに不純物としてNを注入することにより酸化速度は遅くなり、Fを注入することにより酸化の速度は速くなる。しかしながら、ゲート酸化膜の膜厚を異ならせるために、このような不純物を注入した場合、これらの不純物により、MOSトランジスタにおける電子またはホールの移動度が大きく変化してしまい、信頼性が低下してしまう。
このため、機能の異なる2つの半導体素子領域を有する半導体装置において、双方のMOSトランジスタの特性に影響を与えることなく、一方の半導体素子領域に形成されるゲート絶縁膜の膜厚を他方ものよりも薄くする形成することができる方法が望まれている。
本実施の形態の一観点によれば、半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とを画定する工程と、前記第2の半導体素子領域と前記第2の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を覆い、前記第1の半導体素子領域と前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を露出させるマスクを形成する工程と、前記マスクを用いて、前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程と、前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程の後、前記マスクを用いて前記第1の半導体素子領域に対して異方性エッチングを行う工程と、前記マスクを除去する工程と、前記マスクを除去した後に熱酸化により第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とにゲート酸化膜を形成する工程と、を有することを特徴とする。
また、本実施の形態の他の観点によれば、半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とを画定する工程と、前記第2の半導体素子領域と前記第2の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を覆い、前記第1の半導体素子領域と前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を露出させるマスクを形成する工程と、前記マスクを用いて、前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程と、前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程の後、水素雰囲気、不活性ガス雰囲気において熱処理を行う工程と、前記熱処理の後に前記マスクを除去する工程と、前記マスクを除去した後に熱酸化によりゲート酸化膜を形成する工程と、を有することを特徴とする。
また、本実施の形態の他の観点によれば、半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の幅を有する第1の半導体素子領域と前記第1の幅よりも狭い第2の半導体素子領域とを画定する工程と、前記素子分離絶縁膜を形成した後に、前記第1の半導体素子領域に第1のゲート酸化膜を形成し、前記第2の半導体素子領域に第2のゲート酸化膜を形成する工程と、前記第1のゲート酸化膜及び前記第2のゲート酸化膜を形成した後、不活性ガス雰囲気中において、第1温度で第1の熱処理を行う工程と、を有することを特徴とする。
開示の半導体装置の製造方法によれば、機能の異なる2つの半導体素子領域を有する半導体装置において、MOSトランジスタの特性に影響を与えることなく、一方の半導体素子領域に形成されるゲート絶縁膜の膜厚を他方ものよりも薄くする形成することができる。これにより所定の半導体素子領域において、所望の特性のMOSトランジスタを各々形成することができる。
第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(1) 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(2) 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(3) 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(4) 図4(p)における上面図 第1の実施の形態における半導体装置のSRAM領域の製造方法の工程図 第1の実施の形態における半導体装置のLogic領域の製造方法の工程図 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(1) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(2) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(3) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(4) 図11(n)における上面図 第2の実施の形態における半導体装置のSRAM領域の製造方法の工程図 第2の実施の形態における半導体装置のLogic領域の製造方法の工程図
発明を実施するための形態について、以下に説明する。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態について説明する。本実施の形態は、SRAM領域とLogic領域とを有する半導体装置の製造方法であり、図1〜図7に基づき説明する。尚、図1〜図4においては、左側がSRAM領域の形成される第1の半導体素子領域であり、右側がLogic領域の形成される第2の半導体素子領域である。
最初に、図1(a)に示すように、Si基板11の表面上にSiN膜12を形成する。尚、Si基板11の表面(基板面)が、[100]、[010]、[001]、[110]、[101]、[011]のいずれかの面となる基板が用いられる。
次に、図1(b)に示すように、レジストパターン13及びSiNマスク12aを形成する。具体的には、SiN膜12上にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、レジストパターン13を形成する。この後、RIE(Reactive Ion Etching)等により、レジストパターン13の形成されていない領域におけるSiN膜12を除去することによりSiNマスク12aを形成する。
次に、図1(c)に示すように、STI(Shallow Trench Isolation)を形成するための溝14を形成する。具体的には、レジストパターン13を除去した後、SiNマスク12aをマスクとして、SiNマスク12aの形成されていない領域におけるSi基板11の表面を一部除去することにより溝14を形成する。
次に、図1(d)に示すように、形成された溝14の内部の表面にライナー15を形成する。具体的には、ライナー15は、熱酸化により酸化膜を形成することにより、または、CVD(Chemical Vapor Deposition)等により窒化膜を形成することにより形成する。
次に、図2(e)に示すように、酸化膜16を形成する。具体的には、CVD等によりSiO等の膜を形成する。この酸化膜16は、埋め込み酸化膜であり、溝14にSTIを形成するためのものである。この酸化膜16は、SiNマスク12aの表面が覆われるまで形成する。
次に、図2(f)に示すように、表面の酸化膜16を除去する。具体的には、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、SiNマスク12aの表面が露出するまで、表面に形成されている酸化膜16を除去する。これにより、溝14には残存している酸化膜16により埋め込み酸化膜16aが形成され、STIが形成される。
次に、図2(g)に示すように、SiNマスク12aを除去する。具体的には、リン酸等によるウエットエッチングによりSiNマスク12aを除去する。
次に、図2(h)に示すように、不純物を注入する。具体的には、ゲート電圧を調整するための不純物元素をイオン注入する。この際、イオン注入される不純物元素は、例えば、B(ボロン)、P(リン)、As(ヒ素)、Sb(アンチモン)、In(インジウム)等である。この後、アニールを行う。このアニールによりライナー15が窒化膜で形成されている場合には酸化膜となる。
次に、図3(i)に示すように、Logic領域となる領域にレジストパターン17を形成する。具体的には、フォトレジストを塗布した後、露光、現像を行うことにより、図面上右側におけるLogic領域のみフォトレジストからなるレジストパターン17を形成する。
次に、図3(j)に示すように、表面に形成されている酸化膜を除去する。具体的には、図面上左側におけるSRAM領域のSi基板11が露出しているSi領域11aの表面には、不図示の薄い酸化膜が自然酸化等により形成されているが、この自然酸化膜をウエットエッチングにより除去する。これによりSi領域11aの表面には、Siが露出する。尚、この際、埋め込み酸化膜16aの表面も除去される。また、ライナー15が窒化膜により形成されている場合においては、アニールにより酸化膜となるため露出しているライナー15は除去される。
次に、図3(k)に示すように、異方性エッチング又はアニールを行うことにより、Si領域11aの表面に、面方位が[311]、[111]となる面を露出させる。具体的には、異方性エッチングは、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)又はKOHによりウエットエッチングを行うことにより、Si領域11aにおいて[311]又は[111]面を露出させる。また、アニールを行う場合には、水素雰囲気、He雰囲気、Ar雰囲気、窒素雰囲気又は、真空中において、850℃〜1250℃の温度でアニールを行う。これにより、Si領域11aにおいて表面に[311]又は[111]面を露出させることができる。尚、マイグレーションにより、[311]又は[111]面を露出させやすくするためには、水素雰囲気、He雰囲気であることが好ましい。また、アニールを行う場合において、レジストパターン17を用いた場合について説明したが、Logic領域を覆うことができるものであれば、他のマスクパターン等を用いることも可能である。
次に、図3(l)に示すように、レジストパターン17を除去する。これにより、図面において右側のLogic領域におけるSi領域11bが露出する。尚、レジストパターン17を形成した状態のままで、アニールを行った場合には、アッシング等によりレジストパターン17を除去する。
次に、図4(m)に示すように、熱酸化によりゲート酸化膜を形成する。具体的には、減圧又は常圧の酸素雰囲気中において900℃で熱酸化を行う。熱酸化には、高速昇降温装置を用い、1〜2nmのゲート酸化膜を形成する。この際、左側のSRAM領域においてSiが露出しているSi領域11aと右側のLogic領域においてSiが露出しているSi領域11bとは、Si基板11における表面の面方位が異なるため、形成されるゲート酸化膜の膜厚が異なる。即ち、Si領域11aでは、[311]面等が露出しているため、酸化が進行しやすく厚いゲート酸化膜18aが形成される。一方、Si領域11bでは、[100]面等が露出しているため、酸化の進行は遅く、形成されるゲート酸化膜18bの膜厚は、ゲート酸化膜18aよりも薄い膜となる。これによりSRAM領域においては厚いゲート酸化膜18aを形成することができ、Logic領域においては薄いゲート酸化膜18bを形成することができる。尚、このようにして形成されるゲート酸化膜18aとゲート酸化膜18bとの膜厚差は、0.01〜0.03nmである。また、SRAM領域において形成されるゲート幅A1は、0.1〜0.3nmであり、Logic領域において形成されるゲート幅B1は、0.5μm以上である。
次に、図4(n)に示すように、ゲート電極を形成するためのポリシリコン膜19を成膜する。具体的には、SiHガスを用いて、CVDにより100〜150nm積層することにより形成する。
次に、図4(o)に示すように、ポリシリコン膜19上のゲート電極の形成される領域上にレジストパターン20を形成する。具体的には、ポリシリコン膜19上にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光及び現像を行うことにより、レジストパターン20を形成する。
次に、図4(p)に示すように、ゲート電極19a及び19bを形成する。具体的には、レジストパターン20の形成されていない領域におけるポリシリコン膜19をRIE等によるエッチングを行うことにより除去し、その後、レジストパターン20を有機溶剤等により除去することにより形成する。これによりSRAM領域には、厚いゲート絶縁膜18a上にゲート電極19aが形成され、Logic領域には、薄いゲート絶縁膜18b上にゲート電極19bが形成される。
図5は、図4(p)における状態の上面図である。この後の工程については、SRAM領域については、図6に基づき、Logic領域ついては、図7に基づき説明する。尚、図6は、図5における破線6A−6Bにおいて切断した断面における製造工程を示すものであり、図7は、図5における破線7A−7Bにおいて切断した断面における製造工程を示すものである。また、図6(q)は、図5における破線6A−6Bにおいて切断した断面図であり、図7(q)は、図5における破線7A−7Bにおいて切断した断面図である。
次に、図6(r)及び図7(r)に示すように、SRAM領域及びLogic領域においてイオン注入を行う。具体的には、SRAM領域におけるゲート電極19aの側面にサイドウォール酸化膜となる酸化膜21aを形成し、Logic領域におけるゲート電極19bの側面にサイドウォール酸化膜となる酸化膜21bを形成した後、イオン注入を行う。これにより、埋め込み酸化膜16a、ゲート電極19a及び19b、酸化膜21a及び21bの形成されていない領域におけるSi基板11の表面にはイオン注入がなされ、この領域に不図示のドレイン領域及びソース領域が形成される。この際、注入される不純物元素は、例えば、B、P、As、Sb、In等である。
次に、図6(s)及び図7(s)に示すように、シリサイド化を行う。具体的には、シリサイド化により、SRAM領域においては、ゲート電極19aの表面にはシリサイドゲート電極22aが形成され、Si基板11のソース領域にはソース電極23aが形成され、ドレイン領域にはドレイン電極24aが形成される。また、Logic領域においては、ゲート電極19bの表面にはシリサイドゲート電極22bが形成され、Si基板11のソース領域にはソース電極23bが形成され、ドレイン領域にはドレイン電極24bが形成される。尚、本実施の形態におけるシリサイドとしては、NiSi、又は、CoSi等が用いられる。
次に、図6(t)及び図7(t)に示すように、層間絶縁膜25を形成する。具体的には、SRAM領域及びLogic領域において、CVDによりSiO膜を成膜することにより層間絶縁膜25を形成する。尚、層間絶縁膜25は、層を分離するためのものであるため厚く形成する。
次に、図6(u)及び図7(u)に示すように、層間絶縁膜25にコンタクトホールを形成する。具体的には、SRAM領域においてコンタクトホール26aを、Logic領域においてコンタクトホール26bをRIEにより形成する。これにより、SRAM領域においては、シリサイドゲート電極22a、ソース電極23a及びドレイン電極24a上にコンタクトホール26aが形成される。また、Logic領域においては、シリサイドゲート電極22b、ソース電極23b及びドレイン電極24b上にコンタクトホール26bが形成される。
次に、図6(v)及び図7(v)に示すように、コンタクトホール26a及び26bに接続電極27a及び27bを形成する。具体的には、W等の材料をコンタクトホール26a及び26bに埋め込むことにより、接続電極27a及び27bを形成する。これにより、SRAM領域においては、シリサイドゲート電極22a、ソース電極23a及びドレイン電極24aの各々と接続される接続電極27aが形成される。また、Logic領域においては、シリサイドゲート電極22b、ソース電極23b及びドレイン電極24bの各々と接続される接続電極27bが形成される。
この後、層間絶縁膜25上において、不図示の配線層を形成することにより、本実施の形態における半導体装置を製造することができる。
本実施の形態における半導体装置の製造方法では、SRAM領域におけるSi領域11aのSiの表面の面方位と、Logic領域におけるSi領域11bのSiの表面の面方位とを異なる面方位とすることができる。これによりSi領域11aにおける酸化速度を高めることができるため、SRAM領域において形成されるゲート酸化膜18aの膜厚をLogic領域におけるゲート酸化膜18bよりも厚く形成することができる。
尚、本実施の形態では、SRAM領域におけるゲート幅A1は、Logic領域におけるゲート幅B1よりも長い場合について説明したが、ゲート幅A1とゲート幅B1とが同じ場合においても同様に形成することができる。
本実施の形態では、SRAM領域とLogic領域の2つの領域を有する半導体装置について説明したが、ゲート絶縁膜の膜厚が異なる半導体素子領域を有する半導体装置を製造する場合であれば、本実施の形態における製造方法により製造することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態とは異なるSRAM領域とLogic領域とを有する半導体装置の製造方法である。本実施の形態について、図8〜図14に基づき説明する。尚、図8〜図11においては、左側がSRAM領域の形成される第1の半導体素子領域であり、右側がLogic領域の形成される第2の半導体素子領域である。
最初に、図8(a)に示すように、Si基板111の表面上にSiN膜112を形成する。
次に、図8(b)に示すように、レジストパターン113及びSiNマスク112aを形成する。具体的には、SiN膜112上にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、レジストパターン113を形成する。この後、RIE(Reactive Ion Etching)等により、レジストパターン113の形成されていない領域におけるSiN膜112を除去することによりSiNマスク112aを形成する。
次に、図8(c)に示すように、STI(Shallow Trench Isolation)を形成するための溝114を形成する。具体的には、レジストパターン113を除去した後、SiNマスク112aをマスクとして、SiNマスク112aの形成されていない領域におけるSi基板111の表面を一部除去することにより溝114を形成する。
次に、図8(d)に示すように、形成された溝114の内部の表面にライナー115を形成する。具体的には、ライナー115は、熱酸化により酸化膜を形成することにより、または、CVD(Chemical Vapor Deposition)等により窒化膜を形成することにより形成する。
次に、図9(e)に示すように、酸化膜116を形成する。具体的には、CVD等によりSiO等の膜を形成する。この酸化膜116は、埋め込み酸化膜であり、溝114にSTIを形成するためのものである。この酸化膜116は、SiNマスク112aの表面が覆われるまで形成する。
次に、図9(f)に示すように、表面の酸化膜116を除去する。具体的には、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、SiNマスク112aの表面が露出するまで、表面に形成されている酸化膜116を除去する。これにより、溝114には残存している酸化膜116により埋め込み酸化膜116aが形成され、STIが形成される。
次に、図9(g)に示すように、SiNマスク112aを除去する。具体的には、リン酸等によるウエットエッチングによりSiNマスク112aを除去する。
次に、図9(h)に示すように、不純物を注入する。具体的には、ゲート電圧を調整するための不純物元素をイオン注入する。この際、イオン注入される不純物元素は、例えば、B、P、As、Sb、In等である。この後、アニールを行う。このアニールによりライナー115が窒化膜で形成されている場合には酸化膜となる。
次に、図10(i)に示すように、ゲート酸化前処理を行い、表面に形成されている酸化膜の除去を行う。具体的には、不純物の注入によりダメージを受けている表面の酸化膜をフッ酸等により除去する。これにより埋め込み酸化膜116aの表面の酸化膜、Si基板111のSi領域111a及び111bの表面に形成されている不図示の酸化膜が除去される。
次に、図10(j)に示すように、熱酸化によりゲート酸化膜を形成する。具体的には、減圧又は常圧の酸素雰囲気中において900℃で熱酸化を行う。熱酸化には、高速昇降温装置を用い、1〜2nmのゲート酸化膜を形成する。これによりSi基板において、左側のSRAM領域におけるSiが露出しているSi領域111aの表面にはゲート酸化膜118aが形成され、右側のLogic領域におけるSiが露出しているSi領域111bの表面にはゲート酸化膜118bが形成される。
次に、図10(k)に示すように、高温アニールを行う。具体的には、Ar、He、N等の不活性ガス雰囲気中においてアニールを行う。アニール温度は、ゲート酸化膜118a及び118bを形成する際の温度よりも高い温度において行う。即ち、850℃〜1050℃で行うことが好ましく、より好ましくは、1000℃〜1050℃で行う。これにより埋め込み酸化膜116a中における未結合の酸素により、埋め込み酸化膜116aと接するSi基板111におけるSiが酸化される。即ち、Si領域111aはゲート幅A2で形成されており、Si領域111bにおけるゲート幅B2よりも狭く形成されている。Si領域111a及びSi領域111bは周囲における埋め込み酸化膜116aの酸素成分より酸化されるため、幅の狭いゲート幅A2のSi領域111aでは、周囲からの酸化によりゲート酸化膜118aの厚さが厚く形成される。一方、Si領域111bでは、ゲート幅B2が広いためゲート酸化膜118bの全体の膜厚が厚くなるまでは酸化は進行しない。これによりSRAM領域となるSi領域111a上に形成されるゲート酸化膜118aの膜厚は、Logic領域となるSi領域111b上に形成されるゲート酸化膜118bの膜厚よりも厚く形成することができる。尚、この場合において、He雰囲気、Ar雰囲気、窒素雰囲気等における酸素濃度は、0.1%未満である。酸素濃度が0.1%以上の場合では、酸化が進行しゲート酸化膜118bの膜厚も厚くしてしまうからである。また、本実施の形態では、SRAM領域において形成されるゲート幅A2は、0.1〜0.3μmであり、Logic領域において形成されるゲート幅B2は、0.5μm以上である。
次に、図10(l)に示すように、ゲート電極を形成するためのポリシリコン膜119を成膜する。具体的には、SiHガスを用いて、CVDにより100〜150nm積層することにより形成する。
次に、図11(m)に示すように、ポリシリコン膜119上のゲート電極の形成される領域上にレジストパターン120を形成する。具体的には、ポリシリコン膜119上にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光及び現像を行うことにより、レジストパターン120を形成する。
次に、図11(n)に示すように、ゲート電極119a及び119bを形成する。具体的には、レジストパターン120の形成されていない領域におけるポリシリコン膜119をRIE等のエッチングにより除去し、その後、レジストパターン120を有機溶剤等により除去することにより形成する。これにより、SRAM領域には、厚いゲート絶縁膜118a上にゲート電極119aが形成され、Logic領域には、薄いゲート絶縁膜118b上にゲート電極119bが形成される。
図12は、図11(n)における状態の上面図である。この後の工程については、SRAM領域については、図13に基づき、Logic領域ついては、図14に基づき説明する。尚、図13は、図12における破線13A−13Bにおいて切断した断面における製造工程を示すものであり、図14は、図12における破線14A−14Bにおいて切断した断面における製造工程を示すものである。また、図13(o)は、図12における破線13A−13Bにおいて切断した断面図であり、図14(o)は、図12における破線14A−14Bにおいて切断した断面図である。
次に、図13(p)及び図14(p)に示すように、SRAM領域及びLogic領域においてイオン注入を行う。具体的には、SRAM領域におけるゲート電極119aの側面にサイドウォール酸化膜となる酸化膜121aを形成し、Logic領域におけるゲート電極119bの側面にサイドウォール酸化膜となる酸化膜121bを形成した後、イオン注入を行う。これにより、埋め込み酸化膜116a、ゲート電極119a及び119b、酸化膜121a及び121bの形成されていない領域におけるSi基板111の表面にはイオン注入がなされ、この領域に不図示のドレイン領域及びソース領域が形成される。この際、注入される不純物元素は、例えば、B、P、As、Sb、In等である。
次に、図13(q)及び図14(q)に示すように、シリサイド化を行う。具体的には、シリサイド化により、SRAM領域においては、ゲート電極119aの表面にはシリサイドゲート電極122aが形成され、Si基板111のソース領域にはソース電極123aが形成され、ドレイン領域にはドレイン電極124aが形成される。また、Logic領域においては、ゲート電極119bの表面にはシリサイドゲート電極122bが形成され、Si基板111のソース領域にはソース電極123bが形成され、ドレイン領域にはドレイン電極124bが形成される。尚、本実施の形態におけるシリサイドとしては、NiSi、又は、CoSi等が用いられる。
次に、図13(r)及び図14(r)に示すように、層間絶縁膜125を形成する。具体的には、SRAM領域及びLogic領域において、CVDによりSiO膜を成膜することにより層間絶縁膜125を形成する。尚、層間絶縁膜125は、層を分離するためのものであるため厚く形成する。
次に、図13(s)及び図14(s)に示すように、層間絶縁膜125にコンタクトホールを形成する。具体的には、SRAM領域においてコンタクトホール126aを、Logic領域においてコンタクトホール126bをRIEにより形成する。これにより、SRAM領域においては、シリサイドゲート電極122a、ソース電極123a及びドレイン電極124a上にコンタクトホール126aが形成される、また、Logic領域においては、シリサイドゲート電極122b、ソース電極123b及びドレイン電極124b上にコンタクトホール126bが形成される。
次に、図13(t)及び図14(t)に示すように、コンタクトホール126a及び126bに接続電極127a及び127bを形成する。具体的には、W等の材料をコンタクトホール126a及び126bに埋め込むことにより、接続電極127a及び127bを形成する。これにより、SRAM領域においては、シリサイドゲート電極122a、ソース電極123a及びドレイン電極124aの各々と接続される接続電極127aが形成される。また、Logic領域においては、シリサイドゲート電極122b、ソース電極123b及びドレイン電極124bの各々と接続される接続電極127bが形成される。
この後、層間絶縁膜125上において、不図示の配線層を形成することにより、本実施の形態における半導体装置を製造することができる。
本実施の形態における半導体装置の製造方法では、SRAM領域におけるゲート幅A2が、Logic領域におけるゲート幅B2よりも短く形成する。これによりSRAM領域において形成されるゲート酸化膜118aは、Logic領域におけるゲート酸化膜118bよりも厚く形成することができる。
本実施の形態では、SRAM領域とLogic領域の2つの領域を有する半導体装置について説明したが、ゲート絶縁膜の膜厚が異なる半導体素子領域を有する半導体装置を製造する場合であれば、本実施の形態における製造方法により製造することができる。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とを画定する工程と、
前記第2の半導体素子領域と前記第2の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を覆い、前記第1の半導体素子領域と前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を露出させるマスクを形成する工程と、
前記マスクを用いて、前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程と、
前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程の後、前記マスクを用いて前記第1の半導体素子領域に対して異方性エッチングを行う工程と、
前記マスクを除去する工程と、
前記マスクを除去した後に熱酸化により第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とにゲート酸化膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記異方性エッチングは、ウエットエッチングであることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記ウエットエッチングは、HMDSまたはKOHにより行うものであることを特徴とする付記2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とを画定する工程と、
前記第2の半導体素子領域と前記第2の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を覆い、前記第1の半導体素子領域と前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を露出させるマスクを形成する工程と、
前記マスクを用いて、前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程と、
前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程の後、水素雰囲気、不活性ガス雰囲気において熱処理を行う工程と、
前記熱処理の後に前記マスクを除去する工程と、
前記マスクを除去した後に熱酸化によりゲート酸化膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記熱処理の温度は、850℃〜1250℃であることを特徴とする付記4に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記半導体基板の基板面は、[100]、[010]、[001]、[110]、[101]、[011]面のいずれかであることを特徴とする付記1から5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記エッチングまたは前記熱処理が行われた後の半導体基板の前記第1の半導体素子領域における表面には、[311]または[111]面が形成されることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)
半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の幅を有する第1の半導体素子領域と前記第1の幅よりも狭い第2の半導体素子領域とを画定する工程と、
前記素子分離絶縁膜を形成した後に、前記第1の半導体素子領域に第1のゲート酸化膜を形成し、前記第2の半導体素子領域に第2のゲート酸化膜を形成する工程と、
前記第1のゲート酸化膜及び前記第2のゲート酸化膜を形成した後、不活性ガス雰囲気中において、第1温度で第1の熱処理を行う工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記9)
前記第1のゲート酸化膜及び前記第2のゲート酸化膜は、前記第1温度よりも低い第2温度で第2の熱処理により形成されることを特徴とする付記8に記載の半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記第1温度は、850℃〜1050℃であることを特徴とする付記8または9に記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記第1のゲート酸化膜の膜厚は、前記第2のゲート酸化膜の膜厚よりも、0.01〜0.03nm厚く形成されていることを特徴とする付記1から10に記載の半導体装置の製造方法。
11 Si基板
11a Si領域(SRAM領域における)
11b Si領域(Logic領域における)
12 SiN膜
12a SiNマスク
13 レジストパターン
14 溝
15 ライナー
16 酸化膜
16a 埋め込み酸化膜
17 フォトレジスト
18a ゲート酸化膜
18b ゲート酸化膜
19 ポリシリコン
19a ゲート電極
19b ゲート電極
20 レジストパターン
21a 酸化膜
21b 酸化膜
22a ゲートシリサイド電極
22b ゲートシリサイド電極
23a ソース電極
23b ソース電極
24a ドレイン電極
24b ドレイン電極
25 層間絶縁膜
26a コンタクトホール
26b コンタクトホール
27a 接続電極
27b 接続電極

Claims (7)

  1. 半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とを画定する工程と、
    前記第2の半導体素子領域と前記第2の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を覆い、前記第1の半導体素子領域と前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を露出させるマスクを形成する工程と、
    前記マスクを用いて、前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程と、
    前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程の後、前記マスクを用いて前記第1の半導体素子領域に対して異方性エッチングを行う工程と、
    前記マスクを除去する工程と、
    前記マスクを除去した後に熱酸化により第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とにゲート酸化膜を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記異方性エッチングは、ウエットエッチングであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の半導体素子領域と第2の半導体素子領域とを画定する工程と、
    前記第2の半導体素子領域と前記第2の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を覆い、前記第1の半導体素子領域と前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜を露出させるマスクを形成する工程と、
    前記マスクを用いて、前記第1の半導体素子領域を囲う前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程と、
    前記素子分離絶縁膜をエッチングする工程の後、水素雰囲気、不活性ガス雰囲気において熱処理を行う工程と、
    前記熱処理の後に前記マスクを除去する工程と、
    前記マスクを除去した後に熱酸化によりゲート酸化膜を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体基板の基板面は、[100]、[010]、[001]、[110]、[101]、[011]面のいずれかであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 半導体基板に素子分離絶縁膜を形成することにより、第1の幅を有する第1の半導体素子領域と前記第1の幅よりも狭い第2の半導体素子領域とを画定する工程と、
    前記素子分離絶縁膜を形成した後に、前記第1の半導体素子領域に第1のゲート酸化膜を形成し、前記第2の半導体素子領域に第2のゲート酸化膜を形成する工程と、
    前記第1のゲート酸化膜及び前記第2のゲート酸化膜を形成した後、不活性ガス雰囲気中において、第1温度で第1の熱処理を行う工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1のゲート酸化膜及び前記第2のゲート酸化膜は、前記第1温度よりも低い第2温度で第2の熱処理により形成されることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1のゲート酸化膜の膜厚は、前記第2のゲート酸化膜の膜厚よりも、0.01〜0.03nm厚く形成されていることを特徴とする請求項1から6に記載の半導体装置の製造方法。
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