JP2011134880A - 素子封止型電子部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースの開口部に効率よく容易に覆い板を挿入して取り付けることができ、これによって製造が容易に行える素子封止型電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】ヒューズ抵抗器本体11と、ヒューズ抵抗器本体11を収納する筒状のケース31と、ケース31の開口部33内に挿入される覆い板41を覆い板41の外周から突出する連結部133を介して保持してなる覆い板連結体130とを用意する。ケース31内にヒューズ抵抗器本体11を収納するとともに、ケース31の開口部33を覆い板連結体130の覆い板41にて覆い、さらにケース31の開口部33内に覆い板41の部分を押し込むことで覆い板41周囲の連結部133を切断しながら覆い板41をケース31の開口部33内に取り付ける。
【選択図】図9

Description

本発明は、ヒューズ抵抗器やサージアブソーバや固定抵抗器等の、素子を筒状のケース内に収納してなる構造の素子封止型電子部品の製造方法に関するものである。
従来例えば、定格動作時には一般の抵抗器と同等に作用し、異常電流が流れたときには抵抗皮膜の発熱により速やかに溶断して電気回路を保護するヒューズ抵抗器が実用化されている。この種のヒューズ抵抗器は、例えば特許文献1に示すように、両端にキャップ(17)を取り付けた棒状の抵抗体(13)の両キャップ(17)にそれぞれ引き出しリード線(21)を取り付けたものを筒状のケース(31)内に収納し、ケース(13)の両端の開口(33)を樹脂材(51)で封止してなる構造を有している。特に特許文献1のヒューズ抵抗器は、ケース(31)の両端の開口(33)内に仕切り板(41)を押し込み、その際仕切り板(41)の中央に設けた孔(43)に引き出しリード線(21)を貫通させることで抵抗体(13)をケース(31)内の中心位置に位置決めし、押し込んだ仕切り板(41)とケース(31)の開口(33)の間の空間に樹脂材(51)を充填する構成となっている。このヒューズ抵抗器によれば、樹脂材(51)が仕切り板(41)よりもケース(31)内部に侵入せず、従ってヒューズ抵抗器の抵抗体(13)表面やキャップ(17)表面に樹脂材(51)が付着せず、これらのことからその溶断、断線が確実で、溶断時間も一定にできる。
特開平8−88107号公報
しかしながら上記特許文献1に示すヒューズ抵抗器においては、例えばその図4に示すように、個品化した仕切り板(41)を1枚ずつケース(31)内に挿入していたので、挿入作業が煩雑であった。特にヒューズ抵抗器が小型化されればされるほど、仕切り板(41)やこれを挿入するケース(31)の開口(33)が小さくなり、この問題は大きくなる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、ケースの開口部に効率よく容易に覆い板(仕切り板)を挿入して取り付けることができ、これによって製造が容易に行える素子封止型電子部品の製造方法を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、電気的機能を有する素子と、前記素子を収納する筒状のケースと、前記ケースの開口部内に挿入される覆い板を覆い板の外周から突出する連結部を介して保持してなる覆い板連結体とを用意し、前記ケース内に素子を収納するとともに、前記ケースの開口部を前記覆い板連結体の覆い板にて覆い、さらに覆い板周囲の連結部を切断しながら覆い板をケースの開口部内に取り付けることを特徴とする素子封止型電子部品の製造方法にある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の素子封止型電子部品の製造方法において、前記ケースの開口部内に挿入される突出部を有する覆い板連結体載置治具を用意し、前記覆い板連結体載置治具の突出部の表面に前記覆い板が当接するように覆い板連結体を設置し、前記覆い板の前記突出部が当接している反対側の表面にケースの開口部を配置することでケースの開口部を覆い板にて覆い、さらに前記突出部によって覆い板周囲の連結部を切断しながら覆い板をケースの開口部内に取り付けることを特徴とする素子封止型電子部品の製造方法にある。
本願請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の素子封止型電子部品の製造方法において、前記素子はその両端にリード線が接続されていて、両リード線は前記覆い板によってケース両端の開口部を覆った際に覆い板に設けた挿通孔を貫通してケースの外部に突出し、さらに前記ケースの開口部内に覆い板を取り付けた後に、前記ケースの開口部と覆い板の間に封止材を充填したことを特徴とする素子封止型電子部品の製造方法にある。
請求項1に記載の発明によれば、覆い板を予め個品化しておく必要がなく、覆い板連結体に連結した覆い板を直接ケースの開口部内に取り付けるので、ケースの開口部に効率よく容易に覆い板を挿入して取り付けることができ、これによって素子封止型電子部品の製造が容易に行える。さらに覆い板連結体に連結した覆い板をケースの開口部内に取り付ける際は、ケースの開口部の端辺を覆い板連結体の支持に用いることができるので、ヒューズ抵抗器の製造が容易に行える。
請求項2に記載の発明によれば、突出部を有する覆い板連結体載置治具を用いることで、ケースの開口部内にさらに効率よく容易に覆い板を取り付けることができ、これによって素子封止型電子部品の製造が容易に行える。
請求項3に記載の発明によれば、両端にリード線が接続された素子をケース内に挿入してケースの両端の開口部内に封止材を充填してなる素子封止型電子部品の製造が容易に行える。
ヒューズ抵抗器1の概略側断面図である。 ヒューズ抵抗器1の製造方法説明図である。 覆い板連結体130の一部を示す平面図である。 覆い板41の部分を拡大して示す拡大平面図である。 図4のA−A断面図である。 連結部133とケース係止部43−2とを連結した部分の拡大断面図である。 ヒューズ抵抗器1の製造方法説明図である。 ヒューズ抵抗器1の製造方法説明図である。 ヒューズ抵抗器1の製造方法説明図である。 ヒューズ抵抗器1の製造方法説明図である。 ヒューズ抵抗器1の製造方法説明図である。 ヒューズ抵抗器1の製造方法説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明を用いて製造したヒューズ抵抗器1の概略側断面図である。同図に示すようにヒューズ抵抗器1は、ヒューズ抵抗器本体(素子)11を、ケース31内に収納し、2枚の覆い板41,41をそれぞれケース31の両端の開口部33,33からその内部に所定距離押し込み、押し込んだ覆い板41,41とケース31の開口33,33の間の空間にそれぞれ封止材51,51を充填して内部を封止して構成されている。以下ヒューズ抵抗器1の製造方法を、各構成部材の説明とともに説明する。なお以下の説明において、「上」とは下記する覆い板連結体載置治具100から覆い板連結体130側を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
図2,図7〜図12はヒューズ抵抗器1の製造方法説明図、図3は覆い板連結体130の一部を示す平面図、図4は1つの覆い板41の部分を拡大して示す拡大平面図、図5は図4のA−A断面図である。
ヒューズ抵抗器1を製造するには、例えば図8に示すように、覆い板連結体載置治具100と、覆い板連結体130と、ヒューズ抵抗器本体11と、ケース31と、押え治具170とを用意する。
ここで覆い板連結体載置治具100は金属製の治具であり、平面状の表面101から突出部103を突出して構成されている。突出部103は円形の突起からなり、下記するケース31の開口部33内に挿入される寸法に形成されている。つまり突出部103の外径は、開口部33の内径よりも小さく構成されている。突出部103の中央には、上下方向(表面101に対して垂直な方向)に向かう直線状の長孔からなるリード線収納部105が設けられている。リード線収納部105は下記するヒューズ抵抗器本体11のリード線21を略ぴったり挿入できる内径寸法に形成されている。リード線収納部105の突出部103表面側の開口部分には、円錐状に広がるテーパ面107が設けられている。突出部103の表面101からの高さは、覆い板41のケース31内に収納される押し込み深さとほぼ同一である。言い換えれば、押し込み深さに応じて突出部103の高さを決めればよい。
図3に示すように覆い板連結体130は、帯状の金属板(例えばステンレス板)中に、等間隔に連続して複数の覆い板41をプレス加工などの切断工程によって形成して構成されている。各覆い板41はその周囲に形成された開口131内に配置され、覆い板41の外周から突出する4本(複数本であるが単数でも良い)の連結部133を介して覆い板連結体130に保持されている。4本の連結部133は細帯状で等間隔(90°間隔)に設けられている。図4に示すように覆い板41はその外周から等間隔に複数本ずつ交互にケース係止部43−1,43−2を突出し、またその中心位置に円形の挿通孔45を設けて構成されている。ケース係止部43−1は、根元側の幅の太い基部47と、先端側の幅の細い先端部49とを有しており、その途中には図5に示すように下側(図4の紙面奥側、この覆い板41をケース31内に押し込む反対方向)に向けて屈曲する屈曲辺48が設けられている。屈曲辺48の位置は下記するケース31の内径の位置よりも少し内側の位置となっている。一方ケース係止部43−2は略矩形状に形成されており、その先端辺51の位置は下記するケース31の内径の位置とほぼ同一の位置となっている。そしてこれらケース係止部43−2の内の4つのケース係止部43−2の先端辺51に前記連結部133が連結されている。連結部133とケース係止部43−2が接続されている部分には、図4に点線で示すようにハーフカット溝135が形成されている。この付近の部分を切断部Cとする。図6は連結部133とケース係止部43−2とを連結した部分の拡大断面図である。同図に示すようにハーフカット溝135は下面側(先端部49を折り曲げた側)に形成されており、金属板の厚みが略半分になるように略くさび型の凹状に形成されている。なお図3に示す137は覆い板連結体送り孔である。
ヒューズ抵抗器本体11は、セラミック製の円柱棒の外周側面に抵抗皮膜(ニッケル・リン合金皮膜や、銅・ニッケル・リン合金皮膜など)15を無電解メッキした抵抗体13を具備し、この抵抗体13の両端に金属製のキャップ17,17を取り付け、両キャップ17,17の端面にそれぞれリード線21,21を溶接などによって取り付けて構成されている。
なお前記抵抗皮膜15は、定格電力の時(例えば0.5Wの時)には一般の抵抗器と同等に作用し、異常電力(例えば定格電力の20倍の電力10W)が消費されたときにはそれ自体の発熱によってすみやかに(例えば60秒以内に)溶断する材質、厚みに構成されている。
次にケース31はアルミナなどのセラミックを円筒状に形成して構成されており、その両端に開口部33,33を有している。また樹脂材51,51はシリコン樹脂(シリコンをキシレン系の溶剤で溶かしてその中にフィラーとしてSiO2の粉末を混入したもの)によって構成されている。
押え治具170は、金属製の治具であり、平面状の表面171に円形凹溝状のケースガイド部173を設けるとともに、ケースガイド部173の中央に上下方向(表面171に対して垂直な方向)に向かう直線状の長孔からなるリード線収納部175を設けて構成されている。ケースガイド部173は前記ケース31の端部を挿入ガイドする寸法に形成されている。リード線収納部175はリード線21を略ぴったり挿入できる内径寸法に形成されている。リード線収納部175の開口部分には、円錐状に広がるテーパ面177が設けられている。
ヒューズ抵抗器1を製造するには、まず図2,図7に示すように、覆い板連結体載置治具100の上に覆い板連結体130を載置する。このとき覆い板連結体130の覆い板41の部分を覆い板連結体載置治具100の突出部103上に位置させ、リード線収納部105の真上に覆い板41の挿通孔45を位置させる。
次に覆い板41の上からその挿通孔45にヒューズ抵抗器本体11の一方のリード線21を挿入して覆い板連結体載置治具100のリード線収納部105に挿入し、図7に示すように一方のキャップ17の端面に覆い板40の表面を当接させる。
そして図8に示すように、ヒューズ抵抗器本体11の上からケース31を被せることでケース31内にヒューズ抵抗器本体11を収納する(素子収納工程)。
このときケース31の一方(下側)の開口部33が覆い板連結体130の覆い板41の部分によって覆われる。同時にケース31の上端側の開口部33上に押え治具170を載置して、押え治具170のケースガイド部173にケース31の上端辺部分を挿入・ガイドし、もう一方のリード線21を押え治具170のリード線収納部175に挿入した状態で、押え治具170を真下方向(覆い板連結体載置治具100方向)に押圧してケース31の開口部33内に覆い板41の部分を押し込むことで、図9に示すように、覆い板41の周囲の連結部133(ハーフカット溝135の部分、即ち切断部Cの部分)を切断しながら覆い板41をケース31の開口部33内に取り付ける(覆い板取付工程)。この例では連結部133にハーフカット溝135(図4参照)を設けているので、連結部133の切断が容易且つ所望の位置にて確実に行われる。このとき覆い板41は突出部103の高さ寸法分だけ開口部33からその内部に押し込まれる。またこのとき図4に示す各ケース係止部43−1は屈曲辺48の部分がさらに折れ曲がりながら、その先端がケース31の内周壁に強く係止(弾接)される。同時に各ケース係止部43−2の先端辺51はケース31の内周壁に当接または近接することで覆い板41の挿通孔45を正確にケース31の中心位置に位置決めする。
次に押え治具170を上方に向けて取り外し、ヒューズ抵抗器本体11及びこれを収納したケース31を覆い板連結体載置治具100及び覆い板連結体130から上方に引き抜く。次に図10に示すように同一または別の覆い板連結体載置治具100上に載置した同一又は別の覆い板連結体130の覆い板40上に、上下を逆転した前記ヒューズ抵抗器本体11及びこれを収納したケース31を設置し、その際覆い板41の挿通孔45と覆い板連結体載置治具100のリード線収納部105とにヒューズ抵抗器本体11のもう一方のリード線21を挿入し、もう一方のキャップ17の端面に覆い板41の表面を当接させる。これによってケース31のもう一方の開口部33が覆い板40によって覆われる。
そして前記と同一の方法により、ケース31の上端側の開口部33上に押え治具170を載置して、押え治具170を真下方向に押圧してケース31の下端側の開口部33内に覆い板41の部分を押し込むことで、図11に示すように、覆い板41の周囲の連結部133の部分を切断しながら覆い板41をケース31の開口部33内に取り付ける(覆い板取付工程)。
そして覆い板連結体載置治具100と覆い板連結体130と押え治具170とを取り外せば、図12に示すような、ケース31の両端の開口部33内に覆い板41を挿入して取り付けた構造になる。そして押し込んだ覆い板41,41とケース31の開口部33,33の間の空間に封止材51,51を充填して内部を封止すれば、図1に示すヒューズ抵抗器1が完成する。
以上説明したように本発明によれば、ヒューズ抵抗器本体11と、ヒューズ抵抗器本体11を収納する筒状のケース31と、ケース31の開口部33内に挿入される覆い板41を覆い板41の外周から突出する連結部133を介して保持してなる覆い板連結体130とを用意し、ケース31内にヒューズ抵抗器本体11を収納するとともに、ケース31の開口部33を覆い板連結体130の覆い板41にて覆い、さらにケース31の開口部33内に覆い板41の部分を押し込むことで覆い板41周囲の連結部133の切断部Cを切断しながら覆い板41をケース31の開口部33内に取り付けることでヒューズ抵抗器1を製造している。
このように構成することで、覆い板41を予め個品化しておく必要がなく、覆い板連結体130に連結した覆い板41を直接ケース31の開口部33内に押し込んで取り付けることができるので、ケース31の開口部33に効率よく容易に覆い板41を挿入して取り付けることができ、これによってヒューズ抵抗器1の製造が容易に行える。さらに覆い板連結体130に連結した覆い板41をケース31の開口部33内に押し込む際は、ケース31の開口部33の端辺を覆い板連結体130の支持(支点)に用いることができるので、ヒューズ抵抗器1の製造が容易に行える。
またこの実施形態においては、ケース31の開口部33内に挿入される突出部103を有する覆い板連結体載置治具100を用意し、覆い板連結体載置治具100の突出部103の表面に覆い板41が当接するように覆い板連結体130を設置し、覆い板41の突出部103が当接している反対側の表面にケース31の開口部33を配置することでケース31の開口部33を覆い板41にて覆い、さらに突出部103をケース31の開口部33内に押し込むことで覆い板41周囲の連結部133の切断部Cを切断しながら覆い板41をケース31の開口部33内に取り付けるように構成している。
このように突出部103を有する覆い板連結体載置治具130を用いたので、ケース31の開口部33にさらに効率よく容易に覆い板41を挿入して取り付けることができ、これによってヒューズ抵抗器1の製造が容易に行えるようになる。
さらにこの実施形態においては、ヒューズ抵抗器1はその両端にリード線21が接続されていて、両リード線21は覆い板41によってケース31両端の開口部33を覆った際に覆い板41に設けた挿通孔45を貫通してケース31の外部に突出し、さらにケース31の開口部33内に覆い板41を取り付けた後に、ケース31の開口部33と覆い板41の間に封止材51を充填して構成されている。
このように構成することで両端にリード線51が接続されたヒューズ抵抗器本体11をケース31内に挿入してケース31の両端の開口部33内に封止材51を充填してなるヒューズ抵抗器1の製造が容易に行える。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記例では、本発明を適用する素子封止型電子部品としてヒューズ抵抗器本体11を用いたが、本発明はこれに限定されず、サージアブソーバ(例えば、サージ吸収素子をガスを充填したケース〔ガラス管〕内に収容し、ケースの両端を封止電極で封止すると共に封止電極をサージ吸収素子の両端に取り付けた端子電極に当接して構成されているもの。サージ吸収素子は、例えば棒状の絶縁体の表面に導電性皮膜を形成し、その中央に導電性皮膜を分割する放電トリガーギャップを設け、さらに両端にキャップ状の端子電極を取り付けて構成されている。)や、固定抵抗器(例えば、前記抵抗皮膜15としてそれ自身の発熱では溶断しないものなど)等の他の各種素子封止型電子部品にも同様に適用できる。
またケース31は必ずしも円筒状でなくても良く、例えば四角筒等の多角筒でも、それ以外の各種形状であっても良い。また上記例ではケース31の両開口部33に覆い板41を取り付ける例を示したが、一方の開口部のみに覆い板を取り付けても良い。また連結部133の数に種々の変更が可能であることは言うまでもない。
また上記例では連結部133の切断部Cにハーフカット溝135を設けることで、切断部Cの切断が容易に行えるようにしているが、切断部Cの切断が容易に行えるのであれば、ハーフカット溝135は必ずしも形成する必要はない。また厚みを薄くする上記ハーフカット溝135の代りに例えば連結部の幅をその他の部分よりも狭くすることでカットし易くしてなる切断部でも良い。また上記例では切断部Cを、ケース係止部43−2の先端辺51の部分、つまりケース31の内周辺に対向する位置に設けたが、それ以外の部分(例えばケース31の先端辺外側のケース31から外方に突出する部分)に設けても良い。
また上記例では覆い板連結体載置治具100に設けた突出部103によってケース31内に覆い板41を押し込んだが、覆い板連結体載置治具100を用いないで、例えば棒状の押圧治具によってケース31内に覆い板41を押し込んでもよい。
1 ヒューズ抵抗器 (素子封止型電子部品)
11 ヒューズ抵抗器本体(素子)
21 リード線
31 ケース
33 開口部
41 覆い板
45 挿通孔
51 封止材
100 覆い板連結体載置治具
103 突出部
130 覆い板連結体
133 連結部

Claims (3)

  1. 電気的機能を有する素子と、前記素子を収納する筒状のケースと、前記ケースの開口部内に挿入される覆い板を覆い板の外周から突出する連結部を介して保持してなる覆い板連結体とを用意し、
    前記ケース内に素子を収納するとともに、前記ケースの開口部を前記覆い板連結体の覆い板にて覆い、さらに覆い板周囲の連結部を切断しながら覆い板をケースの開口部内に取り付けることを特徴とする素子封止型電子部品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の素子封止型電子部品の製造方法において、
    前記ケースの開口部内に挿入される突出部を有する覆い板連結体載置治具を用意し、
    前記覆い板連結体載置治具の突出部の表面に前記覆い板が当接するように覆い板連結体を設置し、前記覆い板の前記突出部が当接している反対側の表面にケースの開口部を配置することでケースの開口部を覆い板にて覆い、
    さらに前記突出部によって覆い板周囲の連結部を切断しながら覆い板をケースの開口部内に取り付けることを特徴とする素子封止型電子部品の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の素子封止型電子部品の製造方法において、
    前記素子はその両端にリード線が接続されていて、両リード線は前記覆い板によってケース両端の開口部を覆った際に覆い板に設けた挿通孔を貫通してケースの外部に突出し、
    さらに前記ケースの開口部内に覆い板を取り付けた後に、前記ケースの開口部と覆い板の間に封止材を充填したことを特徴とする素子封止型電子部品の製造方法。
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