JP2011134840A - インプリント材及び処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】テンプレートに対するインプリント材の離型性を向上できるインプリント材及び処理方法を提供する。
【解決手段】インプリント材11は、テンプレート20の凹凸パターンと接触された状態でエネルギーを受けて、液体の状態から硬化される樹脂11と、樹脂11中に固体の状態で複数含有され、エネルギーを受けたときの体積収縮率が樹脂11とは異なる微粒子13と、を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、インプリント材及び処理方法に関する。
近年、微細パターンの形成方法としてインプリント法が提案されている(例えば、特許文献1、2)。インプリント法では、凹凸パターンが形成されたテンプレートを、基板上に塗布された有機材料に接触させ、例えば光照射を行って有機材料を硬化させることにより、有機材料にパターンが転写される。
有機材料はテンプレートのパターン凸部の側壁と接触した状態で硬化される。その硬化後、テンプレートを有機材料から引き離すときに、テンプレートのパターン凸部の側壁との摩擦力によって有機材料が変形や破損してしまうことがある。
特開2001−68411号公報 特開2000−194142号公報
本発明は、テンプレートに対するインプリント材の離型性を向上できるインプリント材及び処理方法を提供する。
本発明の一態様によれば、テンプレートの凹凸パターンと接触された状態でエネルギーを受けて、液体の状態から硬化される樹脂と、前記樹脂中に固体の状態で複数含有され、前記エネルギーを受けたときの体積収縮率が前記樹脂とは異なる微粒子と、を備えたことを特徴とするインプリント材が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、液体の樹脂と、前記樹脂中に固体の状態で複数含有され、前記樹脂を硬化させるエネルギーを受けたときの体積収縮率が前記樹脂とは異なる微粒子とを含むインプリント材を、下地層上に供給する工程と、前記インプリント材に、テンプレートの凹凸パターンを接触させる工程と、前記テンプレートと接触した状態で前記液体の樹脂に対して前記エネルギーを加えて前記樹脂を硬化させ、前記インプリント材に前記テンプレートの前記凹凸パターンの反転パターンを転写する工程と、前記樹脂の硬化後、前記テンプレートと前記インプリント材とを分離する工程と、前記テンプレートと前記インプリント材との分離後、前記インプリント材をマスクにして前記下地層に対する処理を行う工程と、を備えたことを特徴とする処理方法が提供される。
本発明によれば、テンプレートに対するインプリント材の離型性を向上できるインプリント材及び処理方法が提供される。
本発明の実施形態に係る処理方法のフローチャート。 同実施形態に係る処理方法において、インプリント材へのパターン転写工程を示す模式断面図。 図2に示す工程の拡大模式断面図。 本発明の実施形態に係るインプリント材の他の具体例を示す模式図。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る処理方法のフローチャートを示す。
図2は、本実施形態に係る処理方法において、インプリント材11へのパターン転写工程を示す模式断面図である。
まず、基板上に下地層10を形成する(ステップS1)。下地層10は、パターン転写されたインプリント材11をマスクにしてエッチングなどの処理が行われる処理対象層であり、絶縁層、半導体層、導電層などである。例えば、基板としてシリコン基板を、下地層10としてシリコン酸化膜を一例に挙げることができる。
次に、図2(a)に示すように、下地層10上にインプリント材11を供給する(ステップS2)。液状のインプリント材11を、例えばスピンコート法で下地層10上に塗布する。
次に、図2(b)に示すように、テンプレート20をインプリント材11に接触させる。テンプレート20には、凸部21と凹部22とを有する凹凸パターンが形成されている。その凹凸パターンがインプリント材11に対して押し付けられ、インプリント材11は凹部22内に充填される。その状態で、インプリント材11に、硬化させるためのエネルギーとして光を照射して、インプリント材11を硬化(固化)させる(ステップS3)。
後述するように、インプリント材11は光硬化性樹脂、より具体的には紫外線照射を受けて重合反応して硬化する樹脂を含む。そして、テンプレート20は、紫外線に対する透過性を有する材料からなる。したがって、テンプレート20の上方から紫外線が照射され、その紫外線はテンプレート20を透過してインプリント材11に到達する。これにより、インプリント材11(より正しくはインプリント材11に含まれる樹脂)が硬化する。
テンプレート20の凸部21はインプリント材11を押しのけるようにしてインプリント材11中に入り込み、凹部22にインプリント材11が充填された状態で、インプリント材11は硬化される。したがって、その硬化後、インプリント材11には、テンプレート20の凹凸パターンと凹凸が反転したパターンが転写される。
次に、図2(c)に示すように、テンプレート20をインプリント材11から引き上げて、テンプレート20に対してインプリント材11を離型する(ステップS4)。すなわち、インプリント材11がテンプレート20から分離される。
次に、ステップS5にて、対象となる領域のすべてに対しての上記パターン転写処理が終了しているか判断し、終了していれば次工程(ステップS6)へ進み、終了していなければステップS2に戻る。
次工程のステップS6では、凹凸パターンが転写形成されたインプリント材11をマスクにして、下地層10に対してエッチングまたはイオン注入などの処理を行う。
次に、図3を参照し、インプリント材11について詳細に説明する。
図3(a)は、テンプレート20とインプリント材11との接触部の拡大模式断面を示す。
インプリント材11は、紫外線照射を受けて重合反応して硬化する樹脂12と、その樹脂12中に含有された複数の微粒子13とを有する。樹脂12は硬化される前は液体である。微粒子13は樹脂12の硬化前も硬化後も、固体の状態で樹脂12中に存在する。
樹脂12は、例えば、アクリル酸エステル、アクリル酸塩、架橋剤および光開始剤を、それぞれ、50重量%、30重量%、15重量%、5重量%の比で混合して得た。
樹脂12中に含まれる複数の微粒子13の平均粒子径は、例えば5nmである。微粒子13は、例えば、有機材料を主原料とするモノマー溶液を重合反応させて固化して得たポリマー微粒子である。ポリマー微粒子を得る重合反応としては、例えば、乳化重合、分散重合、懸濁重合等が使用できる。
上記重合反応で得られたポリマー微粒子は、平均粒子径が約30nm程度であり、これを孔径5nmのセラミックフィルターに通すことにより、平均粒子径5nm以下の微粒子13が得られる。
樹脂12と微粒子13とは、それぞれ、例えば70重量%:30重量%の比で混合される。この混合物を十分に撹拌した後、場合によっては分散剤をさらに混合して分散機で分散させることで、インプリント材11が得られる。
樹脂12は紫外線照射を受けることで重合反応し硬化する。液体の樹脂12は体積収縮を伴って硬化する。その硬化時の樹脂12の体積収縮率は3〜5%程である。
これに対して、紫外線照射前からすでに固体の重合体として樹脂12中に含有されていた微粒子13は、上記紫外線照射時の体積収縮率が樹脂12よりも小さく、上記紫外線照射を受けてもほとんど体積収縮が起こらない。
図3(b)は、硬化後の状態を表す。硬化時における樹脂12と微粒子13との体積収縮率の違いから、テンプレート20の凸部21の側壁とインプリント材11との間に微小な隙間30が生じる。
樹脂12中に固体の微粒子13を含有させておくことで、樹脂12が液体の状態から硬化収縮しても、微粒子13によってインプリント材11とテンプレート20との接触を確保できる。すなわち、隙間30は、テンプレート20の凹部22の内壁面に沿って広くつながってはおらず、テンプレート20と微粒子13との接触部によって複数に分断された状態で存在する。このため、テンプレート20の凹部22内で硬化されたインプリント材11のパターン凸部の寸法や形状が大きく変動してしまうのを抑えることができる。
硬化後は、テンプレート20の凸部21の側壁と樹脂12との接触面積よりも、凸部21の側壁と複数の微粒子13との接触面積の方が大きく、インプリント材11は複数の微粒子13を介してテンプレート20の凸部21の側壁と点接触した状態となっている。このため、図3(c)に示すようにテンプレート20をインプリント材11に対して相対的に引き上げて離型するときに、インプリント材11のパターン凸部の側壁と、テンプレート20の凸部21の側壁との摩擦力が低減する。この結果、離型時にインプリント材11に作用する応力が低減し、インプリント材11のパターン凸部の変形、破損、断裂、倒れなどのパターン欠陥を抑制することができる。
さらに、樹脂12中に複数の固体の微粒子13を含有させることで、インプリント材11の機械的強度が向上し、このことによっても離型時におけるインプリント材11のパターン欠陥が生じにくくなる。
すなわち、本実施形態によれば、樹脂12の硬化時の体積収縮を利用して、テンプレート20とインプリント材11との密着性を低減して離型性を向上させつつ、樹脂12中に含有された複数の固体微粒子13によって、インプリント材11に転写されたパターンの所望の寸法や形状の確保が可能となる。
インプリント材11のパターンの形状や寸法の変動を所望の範囲内に抑えるために、上記隙間30のパターン幅方向の大きさは、インプリント材11の凸部パターン幅の10%以内に抑えることが望ましい。例えば、インプリント材11の凸部の幅が50nmであれば、その凸部の両側壁側における収縮量の合計が5nm以内であることが望ましい。
なお、微粒子13を構成するポリマーは、前述したもの以外にも、例えば、ラジカル重合法、イオン重合法で作成可能なモノマーから構成されるものでもよく、その成分は特に限定されない。また、粒子径が数十nmのアクリルポリマー微粒子などを用いてもよい。あるいは、微粒子13は、ポリマーに限らず、無機物であってもよい。無機物微粒子として、例えば、アルミナゾル、シリカゾル、酸化チタンなどが挙げられる。微粒子13は、液体の樹脂12中で固体微粒子として存在可能なものであればよい。
また、樹脂12と微粒子13との混合比(重量%比)も前述したものに限らない。微粒子13の粒径や混合比は、インプリント材11底部への光(紫外線等)の到達を妨げないように適切に設定される。また、微粒子13として、上記紫外線照射を受けた際の体積収縮率が樹脂12よりも大きいものを用いた場合には、微粒子13の混合比は比較的高めに設定可能である。
また、樹脂12として、光硬化性ではなく熱硬化性のものを用い、熱を加えることで樹脂12を硬化させるようにしてもよい。この場合、微粒子13としては、樹脂硬化時の熱を受けた際の体積収縮率が樹脂12とは異なるものを用いる。
樹脂12を光硬化させる場合は、熱硬化させる場合よりも、テンプレート20をインプリント材11に押し付ける圧力を低くでき、また室温で行えるためパターンが熱応力の影響を受けにくい。また、テンプレート20は紫外線に対する透過性を有し、可視光に対して透明である。したがって、テンプレート20とインプリント材11とを高精度に位置合わせしやすい。以上のことから、光硬化方式は、微細パターを高精度に形成する要求が高い半導体デバイスのパターン形成に特に適している。
次に、図4は、インプリント材11の他の具体例を示す。図4は、図3(b)に対応し、樹脂12の硬化後の状態を表す。
図4に示す実施形態では、樹脂12中に、2種類の微粒子14、15をそれぞれ複数含有させている。微粒子14、15は共に、紫外線照射前からすでに固体の重合体として樹脂12中に含有され、樹脂12の硬化前も硬化後も、固体の状態で樹脂12中に存在する。
微粒子14、15は、上記紫外線照射時の体積収縮率が樹脂12と異なる。さらに、微粒子14と微粒子15とは、上記紫外線照射時の体積収縮率が異なる。例えば、微粒子14の体積収縮率は10%であり、微粒子15の体積収縮率は30%である。
本実施形態においても、樹脂12の硬化収縮を利用して、テンプレート20の凸部21の側壁とインプリント材11との間に微小な隙間30を生じさせる。そして、樹脂12中に固体の微粒子14、15を含有させておくことで、樹脂12が液体の状態から硬化収縮しても、微粒子14、15によってインプリント材11とテンプレート20との接触を確保できる。すなわち、隙間30は、テンプレート20の凹部22の内壁面に沿って広くつながってはおらず、テンプレート20と微粒子14、15との接触部によって複数に分断された状態で存在する。このため、インプリント材11のパターン凸部の寸法や形状が大きく変動してしまうのを抑えることができる。
インプリント材11は複数の微粒子14、15を介してテンプレート20の凸部21の側壁と点接触した状態となっている。このため、テンプレート20をインプリント材11に対して相対的に引き上げて離型するときに、インプリント材11のパターン凸部の側壁と、テンプレート20の凸部21の側壁との摩擦力が低減する。この結果、離型時にインプリント材11に作用する応力が低減し、インプリント材11のパターン凸部の変形、破損、断裂、倒れなどのパターン欠陥を抑制することができる。
さらに、樹脂12中に複数の固体の微粒子14、15を含有させることで、インプリント材11の機械的強度が向上し、このことによっても離型時におけるインプリント材11のパターン欠陥が生じにくくなる。
離型性と、インプリント材11のパターン寸法や形状は、隙間30の大きさ、数、存在密度などに依存する。そして隙間30の大きさ、数、存在密度などは、樹脂12、微粒子14、15の体積収縮率に依存する。したがって、体積収縮率の異なる2種類の微粒子14、15を樹脂12中に混在させることで、隙間30の大きさ、数、存在密度などの調整パラメータが増え、離型性と、インプリント材11のパターン寸法や形状の変動との適切なバランスを考慮したインプリント材11の特性制御が容易になる。
ポリマー微粒子の体積収縮は、重合反応で高密度化して起こり、その重合反応が、例えばラジカルを反応中心としてポリマー鎖が伸張していく反応である場合、ポリマー鎖の数を増減することにより、ポリマー微粒子の体積収縮率を自由に変更することができる。体積収縮率が異なる微粒子の種類は、2種類に限らず3種類以上であってもよい。
また、樹脂12中に粒子径の異なる複数の微粒子を含有させてもよい。例えば、図4に示す実施形態において、微粒子14の粒子径は20nmであり、微粒子15の粒子径は5nmとする。この場合、微粒子14と微粒子15との体積収縮率が同じ(例えば30%)であっても、粒子径20nmの微粒子14は紫外線照射後に例えば6nm等方的に収縮し、粒子径5nmの微粒子15は紫外線照射後に例えば1.5nm等方的に収縮する。両微粒子14、15の収縮量の差によっても、隙間30の大きさ、数、存在密度などが変わる。
したがって、粒子径の異なる複数の微粒子14、15を樹脂12中に混在させることで、隙間30の大きさ、数、存在密度などの調整パラメータが増え、離型性と、インプリント材11のパターン寸法や形状変動との適切なバランスを考慮したインプリント材11の特性制御が容易になる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
本発明は、半導体デバイスのパターン形成に限らず、磁気ディスクなどのパターンドメディア、光学部品のパターン形成にも適用可能である。
10…下地層、11…インプリント材、12…樹脂、13〜15…微粒子、20…テンプレート

Claims (5)

  1. テンプレートの凹凸パターンと接触された状態でエネルギーを受けて、液体の状態から硬化される樹脂と、
    前記樹脂中に固体の状態で複数含有され、前記エネルギーを受けたときの体積収縮率が前記樹脂とは異なる微粒子と、
    を備えたことを特徴とするインプリント材。
  2. 前記微粒子の体積収縮率は、前記樹脂の体積収縮率よりも小さいことを特徴とする請求項1記載のインプリント材。
  3. 前記複数の微粒子は、前記体積収縮率が異なるものを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインプリント材。
  4. 前記複数の微粒子は、粒子径が異なるものを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のインプリント材。
  5. 液体の樹脂と、前記樹脂中に固体の状態で複数含有され、前記樹脂を硬化させるエネルギーを受けたときの体積収縮率が前記樹脂とは異なる微粒子とを含むインプリント材を、下地層上に供給する工程と、
    前記インプリント材に、テンプレートの凹凸パターンを接触させる工程と、
    前記テンプレートと接触した状態で前記液体の樹脂に対して前記エネルギーを加えて前記樹脂を硬化させ、前記インプリント材に前記テンプレートの前記凹凸パターンの反転パターンを転写する工程と、
    前記樹脂の硬化後、前記テンプレートと前記インプリント材とを分離する工程と、
    前記テンプレートと前記インプリント材との分離後、前記インプリント材をマスクにして前記下地層に対する処理を行う工程と、
    を備えたことを特徴とする処理方法。
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