JP2011134765A - 太陽電池の交換方法および太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】損傷した太陽電池を交換する工程を簡略化することが可能な太陽電池の交換方法を提供する。
【解決手段】この太陽電池の交換方法は、裏面側接続配線9を半田ごて11によって加熱することにより、裏面側接続配線9と太陽電池13の他方面との間に配置された半田層9bを溶融して裏面側接続配線9を太陽電池13の他方面に接続するとともに、半田ごて11から裏面側接続配線9を介して太陽電池13の一方面側に伝達された熱により、表面側接続配線8と太陽電池13の一方面との間に配置された半田層8cを溶融して表面側接続配線8を太陽電池13の一方面に接続する工程を備える。
【選択図】図19
【解決手段】この太陽電池の交換方法は、裏面側接続配線9を半田ごて11によって加熱することにより、裏面側接続配線9と太陽電池13の他方面との間に配置された半田層9bを溶融して裏面側接続配線9を太陽電池13の他方面に接続するとともに、半田ごて11から裏面側接続配線9を介して太陽電池13の一方面側に伝達された熱により、表面側接続配線8と太陽電池13の一方面との間に配置された半田層8cを溶融して表面側接続配線8を太陽電池13の一方面に接続する工程を備える。
【選択図】図19
Description
本発明は、太陽電池の交換方法および太陽電池モジュールの製造方法に関し、特に、複数の太陽電池を含む太陽電池ユニットを備えた太陽電池の交換方法に関する。
従来、互いに並列に接続された複数の太陽電池を含む太陽電池ユニットを備え、複数の太陽電池ユニットを電気的に直列接続した太陽電池モジュールが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、2つの太陽電池をインターコネクタ(接続配線)により並列に接続することにより構成される太陽電池ユニットを備える太陽電池モジュールが開示されている。つまり、上記特許文献1に記載の太陽電池ユニットでは、2つの太陽電池の表面(正極)同士がインターコネクタによって接続されるとともに、裏面(負極)同士がインターコネクタによって接続されている。これにより、2つの太陽電池は、表面側に配置されるインターコネクタと、裏面側に配置されるインターコネクタとに挟まれた状態となる。そして、複数の太陽電池ユニットを隣接するように配置して、隣接する太陽電池ユニットのうちの一方の表面側に配置されるインターコネクタと、他方の裏面側に配置されるインターコネクタとを直列に接続することにより、太陽電池モジュールが構成されている。
このような従来の太陽電池モジュールにおいて、太陽電池ユニットに含まれる2つの太陽電池のうちの一方が損傷し、損傷した太陽電池を交換する場合、下記の手順が考えられる。まず、損傷した太陽電池に接続される表面側のインターコネクタと裏面側のインターコネクタとを損傷した太陽電池から取り外し、新たな太陽電池を表面側のインターコネクタと裏面側のインターコネクタとの間に配置する。そして、半田ごてにより表面側のインターコネクタと太陽電池の表面とを半田接続した後、半田ごてにより裏面側のインターコネクタと太陽電池の裏面側とを半田接続する。
しかしながら、上記特許文献1に開示された太陽電池モジュールの太陽電池ユニットにおいて、損傷した太陽電池を交換する場合、2回の半田付けを行う必要があるため、損傷した太陽電池を交換する工程の簡略化が求められている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、損傷した太陽電池を交換する工程を簡略化することが可能な太陽電池の交換方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における太陽電池の交換方法は、一方面同士が第1接続配線によって接続され、他方面同士が第2接続配線によって接続される複数の第1太陽電池を含む太陽電池ユニットを構成する複数の第1太陽電池のうち、損傷した第1太陽電池から第1接続配線と第2接続配線とを取り外す工程と、損傷した第1太陽電池を取り外す工程と、損傷していない交換用の第2太陽電池を第1接続配線と第2接続配線との間に配置する工程と、第2接続配線を局所加熱器によって加熱することにより、第2接続配線と第2太陽電池の他方面との間に配置された融着層を溶融して第2接続配線を第2太陽電池の他方面に接続するとともに、局所加熱器から第2接続配線を介して第2太陽電池の一方面側に伝達された熱により、第1接続配線と第2太陽電池の一方面との間に配置された融着層を溶融して第1接続配線を第2太陽電池の一方面に接続する工程とを備える。
この発明の第1の局面による太陽電池の交換方法では、上記のように、第2接続配線を局所加熱器によって加熱することにより、第2接続配線と第2太陽電池の他方面との間に配置された融着層を溶融して第2接続配線を第2太陽電池の他方面に接続するとともに、局所加熱器から第2接続配線を介して第2太陽電池の一方面側に伝達された熱により、第1接続配線と第2太陽電池の一方面との間に配置された融着層を溶融して第1接続配線を第2太陽電池の一方面に接続する工程を備えることによって、第1接続配線を局所加熱器によって加熱することなく第1接続配線を第2太陽電池の一方面に接続することができる。これにより、第1接続配線と第2接続配線とをそれぞれ局所加熱器によって加熱して、第1接続配線と第2接続配線とを第2太陽電池に接続する場合と異なり、局所加熱器によって加熱する回数を2回から1回に減らすことができるので、損傷した太陽電池を交換する工程を簡略化することができる。
上記第1の局面による太陽電池の交換方法において、好ましくは、融着層は、半田層を含み、局所加熱器は、半田ごてを含み、第1接続配線と第2接続配線との間に配置された損傷していない第2太陽電池の一方面と他方面とにそれぞれフラックスを塗布する工程をさらに備え、その後、第2接続配線に半田ごてを当接させることによって加熱することにより、第2接続配線と第2太陽電池の他方面との間に配置された半田層を溶融して第2接続配線を第2太陽電池の他方面に半田接続するとともに、半田ごてから第2接続配線を介して第2太陽電池の一方面側に伝達された熱により、第1接続配線と第2太陽電池の一方面との間に配置された半田層を溶融して第1接続配線を第2太陽電池の一方面に半田接続するように構成されている。このように構成すれば、容易に、第2接続配線を第2太陽電池の他方面に半田接続することができるとともに、第1接続配線に半田ごてを当接することなしに第1接続配線を第2太陽電池の一方面に半田接続することができる。
この場合、好ましくは、第2接続配線に半田ごてを当接させることによって加熱することにより、第2接続配線と第1接続配線とを第2太陽電池に半田接続する工程は、第1接続配線が下方になるとともに第2接続配線が上方になるように、第1接続配線、第2太陽電池、および、第2接続配線を配置して、第2接続配線に半田ごてを当接させることによって加熱する工程を含む。このように構成すれば、半田ごてが当接される第2接続配線が上方に配置されるので、第2接続配線に半田ごてを当接する作業の作業性を向上させることができる。
上記第1の局面による太陽電池の交換方法において、好ましくは、第1接続配線の表面上に設けられる光拡散部をさらに備え、光拡散部は、第1接続配線の第2太陽電池とは反対側の表面に設けられており、第2接続配線を局所加熱器によって加熱することにより、第2接続配線を第2太陽電池の他方面に接続するとともに、第1接続配線の光拡散部が設けられない側を第2太陽電池の一方面に接続する。このように構成すれば、光拡散部が設けられる第1接続配線に局所加熱器を当接することなしに第1接続配線の光拡散部が設けられない側を第2太陽電池の一方面に接続することができる。これにより、第1接続配線を第2太陽電池の一方面に接続するために局所加熱器を第1接続配線に当接させる場合と異なり、局所加熱器が第1接続配線の光拡散部に当接することに起因する光拡散部の損傷を抑制することができる。
上記第1の局面による太陽電池の交換方法において、好ましくは、損傷した第1太陽電池から第1接続配線および第2接続配線を取り外す工程は、第2接続配線を加熱器によって加熱することにより、第2接続配線と第1太陽電池の他方面との間に配置された融着層を溶融して第2接続配線を第1太陽電池の他方面から取り外すとともに、加熱器から第2接続配線を介して第1太陽電池の一方面側に伝達された熱により、第1接続配線と第1太陽電池の一方面との間に配置された融着層を溶融して第1接続配線を第1太陽電池の一方面から取り外す工程を含む。このように構成すれば、第1接続配線を加熱器によって加熱することなく第1接続配線を第1太陽電池の一方面から取り外すことができるので、第1接続配線と第2接続配線とをそれぞれ加熱器によって加熱して、第1接続配線と第2接続配線とを第1太陽電池から取り外す場合と異なり、加熱器によって加熱する回数を2回から1回に減らすことができる。これにより、第1接続配線と第2接続配線とを取り外す工程を簡略化することができる。
上記第1の局面による太陽電池の交換方法において、好ましくは、損傷した第1太陽電池を取り外す工程は、少なくとも第1接続配線または第2接続配線の一方を第1太陽電池から離れる方向に折り曲げた後、損傷した第1太陽電池を取り外す工程を含み、第2接続配線を局所加熱器によって加熱することにより、第2接続配線と第1接続配線とを第2太陽電池に接続する工程に先立って、第1太陽電池から離れる方向に折り曲げられた少なくとも第1接続配線または第2接続配線の一方を直線状にする工程をさらに備える。このように構成すれば、少なくとも第1接続配線または第2接続配線の一方が第1太陽電池から離れる方向に折り曲げられるので、少なくとも第1接続配線または第2接続配線の一方と第1太陽電池との間の間隔が大きくなる。これにより、損傷した第1太陽電池の取り外し作業の作業性を向上させることができる。また、第2接続配線と第1接続配線とを第2太陽電池に接続する工程に先立って、第2太陽電池から離れる方向に折り曲げられた少なくとも第1接続配線または第2接続配線の一方を直線状にすることによって、第1接続配線および第2接続配線を第2太陽電池に密着させることができるので、第2接続配線と第1接続配線とを第2太陽電池に接続する作業の作業性を向上させることができる。
上記第1の局面による太陽電池の交換方法において、好ましくは、太陽電池ユニットは、隣接するように複数設けられ、隣接する太陽電池ユニットは、隣接する太陽電池ユニットのうちの一方の太陽電池ユニットの第1接続配線と、他方の太陽電池ユニットの第2接続配線とが融着層を介して接続されることにより、電気的に接続されるように構成されており、損傷した第1太陽電池から第1接続配線と第2接続配線とを取り外す工程に先立って、隣接する太陽電池ユニットのうちの一方の太陽電池ユニットの第1接続配線と他方の太陽電池ユニットの第2接続配線との接続を、融着層を溶融して切り離すことにより、複数の太陽電池ユニットのうち、損傷した第1太陽電池を含む太陽電池ユニットを取り外す工程をさらに備える。このように構成すれば、複数の太陽電池ユニットから、損傷した第1太陽電池を含む太陽電池ユニットが取り外されるので、損傷した第1太陽電池を含む太陽電池ユニットが複数の太陽電池ユニットに含まれた状態で、損傷した第1太陽電池の交換作業を行う場合と異なり、交換作業の作業性を向上させることができる。
この発明の第2の局面による太陽電池モジュールの製造方法は、複数の第1太陽電池の一方面同士を第1接続配線によって接続し、他方面同士を第2接続配線によって接続することにより太陽電池ユニットを作成する工程と、複数の太陽電池ユニットを電気的に接続する工程とを有する太陽電池モジュールの製造方法であって、上記のいずれかの太陽電池の交換方法を備える。このように構成すれば、損傷した太陽電池を交換する工程を簡略化することが可能な太陽電池モジュールの製造方法を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態による太陽電池モジュール100は、白板強化ガラス等の透明な部材からなる表面側カバー1(図2参照)と、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルムからなる耐候性の裏面側カバー2と、表面側カバー1と裏面側カバー2との間に配置され、一対(2つ)の太陽電池3からなる太陽電池ユニット4(図1参照)と、表面側カバー1(裏面側カバー2)と太陽電池ユニット4との間に設けられる充填材5と、アルミニウム等からなる金属製枠体6とから構成されている。また、裏面側カバー2の表面には、図示しない端子ボックスが設けられている。なお、太陽光は、矢印Z1方向側から入射する。また、太陽電池3は、本発明の「第1太陽電池」の一例である。
また、図3に示すように、1つの太陽電池3は、略六角形形状を有する1つの太陽電池7を分割線に沿って4つに分割することにより形成されている。
また、図4に示すように、太陽電池3では、n型の単結晶シリコンからなる基板31の矢印Z1方向側の表面上には、真性非晶質シリコンからなるi型層32が形成されている。また、i型層32の表面上には、p型非晶質シリコンからなるp型層33が形成されている。また、p型層33の表面上には、透明導電膜34が形成されている。また、透明導電膜34の表面上には、複数のフィンガー電極35およびバスバー電極36が形成されている。
また、基板31の裏面上(矢印Z2方向側)には、真性非晶質シリコンからなるi型層37が形成されている。また、i型層37の裏面上には、n型非晶質シリコンからなるn型層38が形成されている。また、n型層38の裏面上には、透明導電膜39が形成されている。また、透明導電膜39の裏面上には、複数のフィンガー電極40およびバスバー電極41が形成されている。
また、図5に示すように、4つに分割された太陽電池3は、略扇形形状に形成されている。そして、略扇形形状の太陽電池3の円周状部3aが互いに対向するように、2つの太陽電池3が配置される。これら2つの太陽電池3から構成される太陽電池ユニット4は、略長方形形状の外形を有する。そして、図6に示すように、隣接する2つの太陽電池3の表面側(矢印Z1方向側)同士を、表面側接続配線8によって接続するとともに、裏面側(矢印Z2方向側)同士を、裏面側接続配線9によって接続する。なお、図7に示すように、2つの太陽電池3は、正極(+)側同士が表面側接続配線8によって接続されるとともに、負極(−)側同士が裏面側接続配線9によって接続される。これにより、2つの太陽電池3は、並列に接続される。なお、図8に示すように、2つの太陽電池3の表面側同士は、2本の表面側接続配線8によって接続されている。また、図9に示すように、2つの太陽電池3の裏面側同士は、2本の裏面側接続配線9によって接続されている。なお、表面側接続配線8と裏面側接続配線9とは、それぞれ、本発明の「第1接続配線」および「第2接続配線」の一例である。
また、図10に示すように、表面側接続配線8は、約0.5mm以上約1.5mm以下の幅W1を有しており、銅配線8aを母材とする。また、銅配線8aの矢印Z1方向側(太陽光入射側)の表面上には、光拡散部8bが形成されているとともに、銅配線8aの矢印Z2方向側の表面上には、半田層8cが形成されている。なお、半田層8cは、本発明の「融着層」の一例である。また、銅配線8aは、約140μm以上約200μm以下の厚みt1を有するとともに、半田層8cは、約15μm以上約50μm以下の厚みt2を有する。また、光拡散部8bは、矢印Z1方向側から入射される光を表面側カバー1側に拡散して反射する機能を有している。そして、光拡散部8bによって反射された光は、主にガラス等の透明な部材からなる表面側カバー1(図2参照)と空気との界面において反射されることにより、太陽電池3に入射されるように構成されている。なお、図6に示すように、表面側接続配線8の矢印Y1方向側の部分は、太陽電池3の端部近傍で矢印Z2方向側に折り曲げられているとともに、隣接する太陽電池ユニット4の下方(矢印Z2方向側)に配置される裏面側接続配線9と重なるように、矢印Y1方向に折り曲げられている。
また、図11に示すように、裏面側接続配線9は、銅配線9aを母材とし、表面側接続配線8の幅W1と同じか幅W1よりも大きい約1.5mm以上約2.5mm以下の幅W2を有している。また、銅配線9aの周囲は、半田層9bに覆われている。これにより、銅配線9aの矢印Z1方向側および矢印Z2方向側の両方に半田層9bが形成される。なお、銅配線9aは、約140μm以上約200μmの厚みt3を有するとともに、銅配線9aの矢印Z1方向側および矢印Z2方向側に形成される半田層9bは、約15μm以上約50μm以下の厚みt4を有する。また、半田層9bは、本発明の「融着層」の一例である。
そして、図6に示すように、表面側接続配線8の半田層8cが溶融することにより、表面側接続配線8が太陽電池3の表面側(表面側バスバー電極36、図4参照)に半田接続されるように構成されている。また、裏面側接続配線9の半田層9bが溶融することにより、裏面側接続配線9が太陽電池3の裏面側(裏面側バスバー電極41、図4参照)に半田接続されるように構成されている。また、太陽電池ユニット4は、Y方向に沿って複数配置されており、隣接する太陽電池ユニット4のうちの一方の太陽電池ユニット4の表面側接続配線8の光拡散部8bと、他方の太陽電池ユニット4の裏面側接続配線9の半田層9bとが接続されるように構成されている。これにより、複数の太陽電池ユニット4は、直列に接続される。なお、図2に示すように、直列に接続された複数の太陽電池ユニット4のうちの端部に配置される太陽電池ユニット4の表面側接続配線8(または裏面側接続配線9)には、配線10が接続されており、配線10を介して太陽電池ユニット4により発電された電力が、外部に取り出されるように構成されている。
また、図1に示すように、直列に接続された太陽電池ユニット4は、Y方向に複数(図1では6個)配置されることにより、太陽電池ユニット群4aを構成している。また、太陽電池ユニット群4aは、X方向に複数(図1では、20個)配置されている。そして、X方向に複数配置されている太陽電池ユニット群4aは、図1の破線Aで示されるように、隣接する2つの太陽電池ユニット群4a同士で、並列に接続されている。また、並列に接続された太陽電池ユニット群4a同士が、直列に接続されている。
次に、図12〜図19を参照して、本実施形態における太陽電池ユニット4に含まれる損傷した太陽電池3bの交換方法について説明する。
図12に示すように、太陽電池ユニット4に含まれる太陽電池3bが、割れなどにより損傷したと仮定する。
まず、図13に示すように、直列に接続された複数の太陽電池ユニット4から、損傷した太陽電池3bを含む太陽電池ユニット4を取り外す。具体的には、図12に示すように、太陽電池ユニット4の表面側接続配線8と、太陽電池ユニット4の矢印Y1方向側に隣接する太陽電池ユニット4の裏面側接続配線9との間の半田接続を、半田ごて11などを用いて裏面側接続配線9の半田層9bを溶融することにより切り離す。同様に、太陽電池ユニット4の裏面側接続配線9と、太陽電池ユニット4の矢印Y2方向側に隣接する太陽電池ユニット4の表面側接続配線8との間の半田接続を、半田ごて11などを用いて切り離す。
次に、図14に示すように、矢印Z2方向側から、太陽電池ユニット4の裏面側接続配線9にホットプレート12を当接して、損傷した太陽電池3bに接続される裏面側接続配線9の半田層9bを溶融することにより、損傷した太陽電池3bの裏面側(矢印Z2方向側)から裏面側接続配線9を取り外す。このとき、ホットプレート12の熱は、裏面側接続配線9を介して太陽電池3bの表面側(矢印Z1方向側)に伝達される。これにより、太陽電池3bに接続される表面側接続配線8の半田層8cが溶融する。その結果、太陽電池3bの表面側から表面側接続配線8が取り外される。なお、裏面側接続配線9は、太陽電池ユニット4ごとに2本づつ設けられており(図9参照)、2本の裏面側接続配線9の両方が、ホットプレート12によって加熱されるとともに取り外される。また、表面側接続配線8は、太陽電池ユニット4ごとに2本づつ設けられており(図8参照)、2本の表面側接続配線8の両方が、裏面側接続配線9を介して太陽電池3bの表面側に伝達されるホットプレート12の熱によって加熱されるとともに取り外される。なお、ホットプレート12は、本発明の「加熱器」の一例である。
そして、図15に示すように、表面側接続配線8を矢印Z1方向側に折り曲げるとともに、裏面側接続配線9を矢印Z2方向側に折り曲げる。これにより、図16に示すように、表面側接続配線8が、太陽電池3bの表面側から離れた状態となるとともに、裏面側接続配線9が、太陽電池3bの裏面側から離れた状態となる。その後、損傷した太陽電池3bを取り外す。
次に、図17に示すように、交換用の太陽電池13を、表面側接続配線8と裏面側接続配線9との間に配置する。なお、太陽電池13は、本発明の「第2太陽電池」の一例である。そして、太陽電池13の表面側と裏面側との両方にフラックス14を塗布する。なお、フラックス14は、半田付けされる金属表面の酸化膜を除去して、金属表面を半田付け可能な表面にする機能を有する。
次に、図18に示すように、表面側接続配線8を矢印Z2方向側に折り曲げて直線状にするとともに、裏面側接続配線9を矢印Z1方向側に折り曲げて直線状にすることにより、表面側接続配線8と裏面側接続配線9とを太陽電池13に密着させる。その後、太陽電池ユニット4の上下を反転させる。つまり、裏面側接続配線9が矢印Z1方向側に配置されるとともに、表面側接続配線8が矢印Z2方向側に配置される。
次に、図19に示すように、本実施形態では、矢印Z1方向側から約400℃の温度を有する半田ごて11を裏面側接続配線9に当接させることにより、裏面側接続配線9の半田層9bを溶融させる。なお、半田層9bは、約200℃で再溶融する。これにより、裏面側接続配線9と太陽電池13の矢印Z1方向側の表面とを接続する。このとき、半田ごて11の熱は、裏面側接続配線9を介して太陽電池13の矢印Z2方向側の表面に伝達される。その結果、表面側接続配線8の半田層8cが再溶融されることにより、表面側接続配線8と太陽電池13の矢印Z2方向側の表面とが接続される。なお、半田ごて11は、本発明の「局所加熱器」の一例である。
最後に、交換用の太陽電池13が取り付けられた太陽電池ユニット4を、複数の直列接続される太陽電池ユニット4に接続することにより、太陽電池ユニット4に含まれる損傷した太陽電池3bの交換作業が終了する。
本実施形態では、上記のように、裏面側接続配線9を半田ごて11によって加熱することにより、裏面側接続配線9と太陽電池13の他方面(矢印Z1方向側)との間に配置された半田層9bを溶融して裏面側接続配線9を太陽電池13の他方面に接続するとともに、半田ごて11から裏面側接続配線9を介して太陽電池13の一方面側に伝達された熱により、表面側接続配線8と太陽電池13の一方面(矢印Z2方向側)との間に配置された半田層8cを溶融して表面側接続配線8を太陽電池13の一方面に接続する工程を備えることによって、表面側接続配線8を半田ごて11によって加熱することなく表面側接続配線8を太陽電池13の一方面に接続することができる。これにより、表面側接続配線8と裏面側接続配線9とをそれぞれ半田ごて11によって加熱して、表面側接続配線8と裏面側接続配線9とを太陽電池13に接続する場合と異なり、半田ごて11によって加熱する回数を2回から1回に減らすことができるので、損傷した太陽電池13を交換する工程を簡略化することができる。
また、本実施形態では、太陽電池13に半田ごて11を押し付ける回数を2回から1回に減らすことができることにより、半田ごて11を押し付けることによって生じる太陽電池13の割れや欠けなどの悪影響を抑制することができる。特に、太陽電池13を構成する単結晶シリコン基板や多結晶シリコン基板などの半導体基板として厚みが約180μm以下の薄い基板を用いた場合には、割れや欠けなどが発生しやすくなるので、本発明は、特に有効である。
また、本実施形態では、上記のように、表面側接続配線8と裏面側接続配線9との間に配置された損傷していない太陽電池13の一方面と他方面とにそれぞれフラックス14を塗布する工程を備えて、その後、裏面側接続配線9に半田ごて11を当接させることによって加熱することにより、裏面側接続配線9と太陽電池13の他方面との間に配置された半田層9bを溶融して裏面側接続配線9を太陽電池13の他方面に半田接続するとともに、半田ごて11から裏面側接続配線9を介して太陽電池13の一方面側に伝達された熱により、表面側接続配線8と太陽電池13の一方面との間に配置された半田層8cを溶融して表面側接続配線8を太陽電池13の一方面に半田接続するように構成した。これにより、容易に、裏面側接続配線9を太陽電池13の他方面に半田接続することができるとともに、表面側接続配線8に半田ごて11を当接することなしに表面側接続配線8を太陽電池13の一方面に半田接続することができる。
また、本実施形態では、上記のように、表面側接続配線8が下方になるとともに裏面側接続配線9が上方になるように、表面側接続配線8、太陽電池13、および、裏面側接続配線9を配置して、裏面側接続配線9に半田ごて11を当接させることによって加熱する工程を備えることによって、半田ごて11が当接される裏面側接続配線9が上方に配置されるので、裏面側接続配線9に半田ごて11を当接する作業の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、光拡散部8bは、表面側接続配線8の太陽電池13とは反対側の表面に設けられており、裏面側接続配線9を半田ごて11によって加熱することにより、裏面側接続配線9を太陽電池13の他方面に接続するとともに、表面側接続配線8の光拡散部8bが設けられない側を太陽電池13の一方面に接続した。これにより、光拡散部8bが設けられる表面側接続配線8に半田ごて11を当接することなしに表面側接続配線8の光拡散部8bが設けられない側を太陽電池13の一方面に接続することができる。その結果、表面側接続配線8を太陽電池13の一方面に接続するために半田ごて11を表面側接続配線8に当接させる場合と異なり、半田ごて11が表面側接続配線8の光拡散部8bに当接することに起因する光拡散部8bの損傷を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、裏面側接続配線9をホットプレート12によって加熱することにより、裏面側接続配線9と太陽電池3bの他方面との間に配置された半田層9bを溶融して裏面側接続配線9を太陽電池3bの他方面から取り外すとともに、ホットプレート12から裏面側接続配線9を介して太陽電池3bの一方面側に伝達された熱により、表面側接続配線8と太陽電池3bの一方面との間に配置された半田層8cを溶融して表面側接続配線8を太陽電池3bの一方面から取り外す工程を備えた。これにより、表面側接続配線8をホットプレート12によって加熱することなく表面側接続配線8を太陽電池3bの一方面から取り外すことができるので、表面側接続配線8と裏面側接続配線9とをそれぞれホットプレート12によって加熱して、表面側接続配線8と裏面側接続配線9とを太陽電池3bから取り外す場合と異なり、ホットプレート12によって加熱する回数を2回から1回に減らすことができる。これにより、表面側接続配線8と裏面側接続配線9とを取り外す工程を簡略化することができる。
また、本実施形態では、上記のように、表面側接続配線8および裏面側接続配線9を太陽電池3bから離れる方向に折り曲げた後、損傷した太陽電池3bを取り外す工程を備え、裏面側接続配線9を半田ごて11によって加熱することにより、裏面側接続配線9と表面側接続配線8とを太陽電池13に接続する工程に先立って、折り曲げられた表面側接続配線8および裏面側接続配線9を直線状にする工程を備えた。これにより、表面側接続配線8および裏面側接続配線9が太陽電池3bから離れる方向に折り曲げられるので、表面側接続配線8および裏面側接続配線9と太陽電池3bとの間の間隔が大きくなる。その結果、損傷した太陽電池3bの取り外し作業の作業性を向上させることができる。また、裏面側接続配線9と表面側接続配線8とを太陽電池13に接続する工程に先立って、折り曲げられた表面側接続配線8および裏面側接続配線9を直線状にすることによって、表面側接続配線8および裏面側接続配線9を太陽電池13に密着させることができるので、裏面側接続配線9と表面側接続配線8とを太陽電池13に接続する作業の作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、損傷した太陽電池3bから表面側接続配線8と裏面側接続配線9とを取り外す工程に先立って、隣接する太陽電池ユニット4のうちの一方の太陽電池ユニット4の表面側接続配線8と他方の太陽電池ユニット4の裏面側接続配線9との接続を、半田層9bを溶融して切り離すことにより、複数の太陽電池ユニット4のうち、損傷した太陽電池3bを含む太陽電池ユニット4を取り外す工程を設けた。これにより、複数の太陽電池ユニット4から、損傷した太陽電池3bを含む太陽電池ユニット4が取り外されるので、損傷した太陽電池3bを含む太陽電池ユニット4が複数の太陽電池ユニット4に含まれた状態で、損傷した太陽電池3bの交換作業を行う場合と異なり、交換作業の作業性を向上させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、1つの太陽電池ユニットに、2つの(一対の)太陽電池が含まれる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、1つの太陽電池ユニットに、3つ以上の太陽電池が含まれていてもよい。
また、上記実施形態では、裏面側接続配線に半田ごてを当接させることにより裏面側接続配線を太陽電池に接続するとともに、半田ごてから裏面側接続配線を介して太陽電池に伝達された熱により、表面側接続配線を太陽電池に接続する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、表面側接続配線に光拡散部が設けられない場合には、表面側接続配線に半田ごてを当接させることにより表面側接続配線を太陽電池に接続するとともに、半田ごてから表面側接続配線を介して太陽電池に伝達された熱により、裏面側接続配線を太陽電池に接続してもよい。
また、上記実施形態では、太陽電池ユニットに含まれる2つの太陽電池のうち、表面側接続配線が折り曲げられない(直線状の)側の太陽電池が損傷して、交換される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、太陽電池ユニットに含まれる2つの太陽電池のうち、隣接する太陽電池ユニットの裏面側接続配線に接続するように、表面側接続配線が折り曲げられている側の太陽電池が損傷した場合にも適用可能である。
また、上記実施形態では、表面側接続配線(裏面側接続配線)を、半田ごてによって半田層を溶融することにより、太陽電池に取り付ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、レーザなどの半田ごて以外の局所加熱器によって半田層を溶融することにより、表面側接続配線(裏面側接続配線)を太陽電池に取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、表面側接続配線と裏面側接続配線との両方を太陽電池から離れる方向に折り曲げた後、太陽電池を交換する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、表面側接続配線または裏面側接続配線のうちの一方を太陽電池から離れる方向に折り曲げた後、太陽電池を交換してもよい。
また、上記実施形態では、略六角形形状を有する1つの太陽電池を分割した略扇形形状の太陽電池を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、略扇形形状に限らず、たとえば略矩形形状など、略扇形形状以外の様々な形状の太陽電池にも適用可能である。
3 太陽電池(第1太陽電池)
4 太陽電池ユニット
8 表面側接続配線(第1接続配線)
8b 光拡散部
8c、9b 半田層(融着層)
9 裏面側接続配線(第2接続配線)
11 半田ごて(局所加熱器)
12 ホットプレート(加熱器)
13 太陽電池(第2太陽電池)
14 フラックス
4 太陽電池ユニット
8 表面側接続配線(第1接続配線)
8b 光拡散部
8c、9b 半田層(融着層)
9 裏面側接続配線(第2接続配線)
11 半田ごて(局所加熱器)
12 ホットプレート(加熱器)
13 太陽電池(第2太陽電池)
14 フラックス
Claims (8)
- 一方面同士が第1接続配線によって接続され、他方面同士が第2接続配線によって接続される複数の第1太陽電池を含む太陽電池ユニットを構成する前記複数の第1太陽電池のうち、損傷した前記第1太陽電池から前記第1接続配線と前記第2接続配線とを取り外す工程と、
前記損傷した第1太陽電池を取り外す工程と、
損傷していない交換用の第2太陽電池を前記第1接続配線と前記第2接続配線との間に配置する工程と、
前記第2接続配線を局所加熱器によって加熱することにより、前記第2接続配線と前記第2太陽電池の他方面との間に配置された融着層を溶融して前記第2接続配線を前記第2太陽電池の他方面に接続するとともに、前記局所加熱器から前記第2接続配線を介して前記第2太陽電池の一方面側に伝達された熱により、前記第1接続配線と前記第2太陽電池の一方面との間に配置された融着層を溶融して前記第1接続配線を前記第2太陽電池の一方面に接続する工程とを備える、太陽電池の交換方法。 - 前記融着層は、半田層を含み、
前記局所加熱器は、半田ごてを含み、
前記第1接続配線と前記第2接続配線との間に配置された前記損傷していない第2太陽電池の一方面と他方面とにそれぞれフラックスを塗布する工程をさらに備え、
その後、前記第2接続配線に前記半田ごてを当接させることによって加熱することにより、前記第2接続配線と前記第2太陽電池の他方面との間に配置された前記半田層を溶融して前記第2接続配線を前記第2太陽電池の他方面に半田接続するとともに、前記半田ごてから前記第2接続配線を介して前記第2太陽電池の一方面側に伝達された熱により、前記第1接続配線と前記第2太陽電池の一方面との間に配置された前記半田層を溶融して前記第1接続配線を前記第2太陽電池の一方面に半田接続するように構成されている、請求項1に記載の太陽電池の交換方法。 - 前記第2接続配線に前記半田ごてを当接させることによって加熱することにより、前記第2接続配線と前記第1接続配線とを前記第2太陽電池に半田接続する工程は、前記第1接続配線が下方になるとともに前記第2接続配線が上方になるように、前記第1接続配線、前記第2太陽電池、および、前記第2接続配線を配置して、前記第2接続配線に前記半田ごてを当接させることによって加熱する工程を含む、請求項2に記載の太陽電池の交換方法。
- 前記第1接続配線の表面上に形成される光拡散部をさらに備え、
前記光拡散部は、前記第1接続配線の前記第2太陽電池とは反対側の表面に設けられており、
前記第2接続配線を前記局所加熱器によって加熱することにより、前記第2接続配線を前記第2太陽電池の他方面に接続するとともに、前記第1接続配線の前記光拡散部が設けられない側を前記第2太陽電池の一方面に接続する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池の交換方法。 - 前記損傷した第1太陽電池から前記第1接続配線および前記第2接続配線を取り外す工程は、前記第2接続配線を加熱器によって加熱することにより、前記第2接続配線と前記第1太陽電池の他方面との間に配置された前記融着層を溶融して前記第2接続配線を前記第1太陽電池の他方面から取り外すとともに、前記加熱器から前記第2接続配線を介して前記第1太陽電池の一方面側に伝達された熱により、前記第1接続配線と前記第1太陽電池の一方面との間に配置された前記融着層を溶融して前記第1接続配線を前記第1太陽電池の一方面から取り外す工程を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池の交換方法。
- 前記損傷した第1太陽電池を取り外す工程は、少なくとも前記第1接続配線または前記第2接続配線の一方を前記第1太陽電池から離れる方向に折り曲げた後、前記損傷した第1太陽電池を取り外す工程を含み、
前記第2接続配線を前記局所加熱器によって加熱することにより、前記第2接続配線と前記第1接続配線とを前記第2太陽電池に接続する工程に先立って、折り曲げられた少なくとも前記第1接続配線または前記第2接続配線の一方を直線状にする工程をさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池の交換方法。 - 前記太陽電池ユニットは、隣接するように複数設けられ、
前記隣接する太陽電池ユニットは、前記隣接する太陽電池ユニットのうちの一方の前記太陽電池ユニットの前記第1接続配線と、他方の前記太陽電池ユニットの前記第2接続配線とが融着層を介して接続されることにより、電気的に接続されるように構成されており、
前記損傷した第1太陽電池から前記第1接続配線と前記第2接続配線とを取り外す工程に先立って、前記隣接する太陽電池ユニットのうちの一方の前記太陽電池ユニットの前記第1接続配線と他方の前記太陽電池ユニットの前記第2接続配線との接続を、前記融着層を溶融して切り離すことにより、前記複数の太陽電池ユニットのうち、前記損傷した第1太陽電池を含む前記太陽電池ユニットを取り外す工程をさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の太陽電池の交換方法。 - 複数の第1太陽電池の一方面同士を第1接続配線によって接続し、他方面同士を第2接続配線によって接続することにより太陽電池ユニットを作成する工程と、複数の前記太陽電池ユニットを電気的に接続する工程とを有する太陽電池モジュールの製造方法であって、
請求項1〜7のいずれかの方法により、前記複数の太陽電池のうち損傷した太陽電池を交換する工程を備える、太陽電池モジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009290575A JP2011134765A (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 太陽電池の交換方法および太陽電池モジュールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=44347216
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JP2009290575A Pending JP2011134765A (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 太陽電池の交換方法および太陽電池モジュールの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013031297A1 (ja) | 2011-08-31 | 2013-03-07 | 三洋電機株式会社 | 太陽電池モジュールの製造方法 |
WO2022075308A1 (ja) * | 2020-10-05 | 2022-04-14 | 株式会社カネカ | 太陽電池セル |
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2009
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JPWO2013031297A1 (ja) * | 2011-08-31 | 2015-03-23 | 三洋電機株式会社 | 太陽電池モジュールの製造方法 |
US9391228B2 (en) | 2011-08-31 | 2016-07-12 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Solar module manufacturing method |
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