JP2009111034A - 太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽電池装置 - Google Patents

太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽電池装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
太陽電池素子間、及び接合される接続部材間での短絡や半田たまりなどによる歩留まりの低下を抑制することができ、製造歩留まりのよい太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽電池装置を提供することである。
【解決手段】
太陽電池素子5、5の下面上の集電極19のバスバー部19a、19aに第1の接続部材21、21を接合する。そして該太陽電池素子5、5を直列に配置して下面上の第1の接続部材21、21を第2の接続部材22を用いて接続すると共に離隔部23を設ける。さらに太陽電池素子5、5の上面上の集電極15のバスバー部15a、15aを第3の接続部材26で電気的に並列に接続し、太陽電池素子群6を構成し、該太陽電池素子群6により太陽電池モジュール1を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の太陽電池素子を備えた太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽電池装置に関する。
従来の太陽電池装置は、例えば、1または2以上の複数の太陽電池モジュールから構成される。例えば太陽電池モジュールは、複数の太陽電池素子が直列配列されて構成されてなるストリングスの複数を並列に配置し且つ電気的に直列接続するように構成される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−278905号公報 太陽電池モジュールにおいて、システム構成等により、より大きな発電の電流値が要求される場合があり、斯かる場合、複数の太陽電池素子を電気的に並列接続することが知られている(例えば、特許文献2参照。)。 特開2003−086819号公報 斯かる太陽電池モジュールでは、並列接続する太陽電池素子の個数等により比較的電流値の設定に幅を持たせることができる。図17は、従来の太陽電池モジュールの概略上面図であり、図18は該太陽電池モジュールにおける太陽電池素子の並列接続を示す概略断面図である。
図中、100は太陽電池モジュールであり、該太陽電池モジュール100は、透明な表面保護材101、裏面保護材102、前記表面保護材101と前記裏面保護材102の間に充填材103を介して配置される太陽電池構成体104とこれらを支持する金属製枠体105と、上記裏面保護材102上に設けられた図示しない外部出力線が接続されてなる端子ボックスとから構成されている。
前記太陽電池構成体104は、ストリングス106、・・・が6列に並列配置されて構成されており、該各ストリングス106は、3つの太陽電池素子107、107、107が互いに所定間隔をもって直列に配列され且つ電気的に並列接続されてなる太陽電池素子群108、108、・・・が2段に直列接続されて構成されている。
一方側の所定の各ストリングス106、106間は接続部材109で接続され、
他方側の所定の各ストリングス106、106間には接続部材110が接続されると共に、最外に位置する前記ストリングス106、106には、出力取り出し用接続部材111がそれぞれ接続されている。
前記各太陽電池素子群108は、その各素子107、107、107の表面側に設けられた電極(図示せず)が半田ディッピィングされた銅の薄板等の接続部材112により接続されていると共に、各素子107、107、107の裏面側に設けられた電極(図示せず)が半田ディッピィングされた銅の薄板等の接続部材113により接続されることにより、これら3つの太陽電池素子107、107、107が直列配置され、且つ電気的に並列接続されている。
しかしながら、従来の太陽電池モジュール100では、太陽電池素子群108中の各隣り合う太陽電池素子107、107間において、接続部材112と接続部材113が図17の紙面垂直方向から見て重なるように配置されている。
このため、接続部材112及び接続部材113を該太陽電池素子107、107、107に半田接続する工程において、前記隣り合う太陽電池素子107、107間に半田が流れ込み、該半田により、接続部材112と接続部材113が短絡するといった問題が生じ、結果として、太陽電池モジュールの製造歩留まりが悪くなるといった問題があった。
本発明は上述の課題を鑑み、製造歩留まりのよい太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽電池装置を提供することを目的とする。
本発明の太陽電池モジュールは、少なくとも2つの隣り合う太陽電池素子と、該隣り合う太陽電池素子の表面側どうしを電気的に接続するための表面側接続部材と、該隣り合う太陽電池素子の裏面側どうしを電気的に接続するための裏面側接続部材と、を備えた太陽電池モジュールであって、前記表面側接続部材と前記裏面側接続部材が隣り合う太陽電池素子間において、前記表面側接続部材と前記裏面側接続部材の接合面が太陽電池素子の受光面に対し、垂直方向に太陽電池素子厚以上離隔されて配置される。
さらに本発明では、前記表面側接続部材および前記裏面側接続部材の少なくとも一方は凹部を有し、該凹部が前記隣り合う太陽電池素子間上に配置されていることを特徴とする。
加えて、前記表面側接続部材および前記裏面側接続部材の少なくとも一方は前記隣り合う太陽電池素子間上に離隔部を有するように構成される。
前記凹部は少なくとも一方の太陽電池素子の側部側に他の導電性接着材たまり用の凹部を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
また、前記表面側接続部材および前記裏面側接続部材の少なくとも一方は凹部を有し、該凹部を有する前記表面側接続部材もしくは前記裏面側接続部材の少なくとも一方の接合部材が複数の接合部材から構成されていてもよい。
この構成の場合、前記凹部を有する表面側接続部材または前記裏面側接続部材の太陽電池素子上への接合に導電性接着材を用いる場合、該接合時に導電性接着材の垂れが生じても、垂れた導電性接着材の一部を前記側部側の他の凹部にも格納するようにできるので、より不所望な短絡を防止することができる。
なお、前記表面側接続部材と前記裏面側接続部材とは、対向配置されていてもよい。
また、前記表面側接続部材および前記裏面側接続部材の少なくとも一方は凹部を有し、該凹部を有する前記表面側接続部材もしくは前記裏面側接続部材の少なくとも一方の接合部材を柔軟な表面保護材もしくは裏面保護材に対向するよう配置されたことを特徴とする。
太陽電池モジュールの表面保護材が裏面保護材に比べ硬質の材料からなる場合、裏面側接続部材に凹部を有する表面側接続部材もしくは裏面側接続部材を配置した形態の方が、不所望な力が太陽電池素子に加わるのを抑制できるので、好ましい。
また、上記裏面側接続部材に凹部を設ける形態の方が、太陽電池モジュールの受光面側に該凹部に起因する意匠性の低下が防止できる
前記導電性接着材としては、鉛フリーの半田などの半田等を適宜使用でき、前記離隔部を構成する表面側接続部材または前記裏面側接続部材は、導電性接着材が被覆されていてもよい。
本発明の太陽電池装置は、上記太陽電池モジュールを用いたことを特徴とする。
本発明によれば、半田などの導電性接着材による短絡に起因する歩留まりの低下を抑制することができ、製造歩留まりのよい太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽電池装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の第1実施形態に係る太陽電池モジュールつき、図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係る太陽電池モジュールの概略断面図、図2及び図3はそれぞれ該太陽電池モジュール中の太陽電池素子の接続を説明するための上面側概略構成図及び裏面側概略構成図、図4は該太陽電池モジュールの裏面図、図5(a)、(b)はそれぞれ該太陽電池モジュール中の太陽電池素子の上面図及び裏面図、図6は該太陽電池素子の断面要部構成図及び図7は該太陽電池モジュールの端子ボックス内での配線構成図である。
図1及至図4中、1は太陽電池モジュールであり、該太陽電池モジュール1は、受光面側となる白板強化ガラス等の透明な表面保護材2、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルム間にアルミニウム箔等の金属箔などを有する耐候性の前記裏面保護材3、前記表面保護材2と裏面保護材3の間にエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の充填材4を介して配置される隣り合う2つの太陽電池素子5、5が直列に配列され、且つ電気的に並列に接続されてなる太陽電池群6、6、・・・が電気的に直列接続されてなる太陽電池構成体7と、これらを支持するアルミニウム等からなる金属製枠体8と、上記裏面保護材3上に設けられた端子ボックス9と、該端子ボックス9から引き出されている外部出力線10、10から構成されている。
図5及び図6に示すように、上記太陽電池素子5、5、・・・は、上面及び下面にそれぞれ数μmから数十μmの高さを有するピラミッド状凹凸を有するn型単結晶シリコン基板11の該上面上にi型非晶質シリコン層12、p型非晶質シリコン13及び酸化インジウムスズ(ITO)膜等の透明電導膜14がこの順序で形成されている。
そして、前記透明電導膜14の上面上には、銀(Ag)ペーストが硬化されてなる集電極15が形成されており、該集電極15は互いに平行な2本の幅約1.5mm、厚さ約50μmの直線状のバスバー部15a、15aとフィンガー部15bで構成されている。
また、前記n型単結晶シリコン基板11の前記下面上には、i型非晶質シリコン層16、n型非晶質シリコン層17、及びITO膜等の透明電導膜18がこの順序で形成されている。
そして前記透明電導膜18上には、銀ペーストが硬化されてなる集電極19が形成されており、該集電極は互いに平行な2本の幅約3.0mm、厚さ約25μmの直線状のバスバー部19a、19aとフィンガー部19bで構成されている。
上記各太陽電池素子群6、6、・・・は、上述したように隣り合う2つの太陽電池素子5、5が互いに所定の幅の間隔部20をもって配置されている。本実施形態では、太陽電池素子群6、6、・・・が前記間隔部20、20、・・・を有する構成であり、製造工程において前記隣り合う太陽電池素子5、5、・・・同士が接触することや該太陽電池素子5、5、・・・の破損を防ぐことができる。
さらに、前記裏面保護材3に白色等の光を反射するものを用いることにより、受光面側から入射し、前記間隔部20、20を介して、裏面保護材3、表面保護材2により反射された光も太陽電池素子5に入射するため、太陽電池モジュール1の発電効率を向上させることができる。
なお、本実施形態において、太陽電池素子5、5、・・・は125mm角の略正方形の形状であり、上記間隔部20、20、・・・の距離は0.5mm〜5mm程度である。
前記各太陽電池素子群6の各太陽電池素子5、5の下面側の各バスバー部19a、19a、・・・上には、該バスバー部19a、19a、19a、19aの全長より短い長さの半田ディッピィングされた銅の薄板等からなる幅約2mm、厚さ約230μmからなる第1の接続部材21、21、21、21がそれぞれ半田により接合されている。
前記各太陽電池素子群6の一方の太陽電池素子5に設けられた第1の接続部材21と他方の太陽電池素子5に設けられた第1の接続部材21とには、これらを接続するように半田ディッピィングされた銅の薄板等からなる幅約2mm、厚さ約230μmからなる第2の接続部材22が半田を介して接合されている。該半田による接合により第1、第2の接続部材21、22は一体化されて凹部を有する裏面側接続部材を構成し、前記間隔部20上には、該凹部により離隔部23が形成されている。
さらに、各太陽電池素子群6において、前記一方の太陽電池素子5側には第1の接続部材21、21、第2の接続部材22、22及びバスバー部19a、19aにより離隔部23には、凹部24、24が形成されると共に、前記他方の太陽電池素子5側には第1の接続部材21、21、第2の接続部材22、22及びバスバー部19a、19aにより凹部25、25が形成されている。
また、隣り合う太陽電池素子群6、6間は、半田ディッピィングされた銅の薄板等からなる幅約2mm、厚さ約230μmの第3の接続部材(表面側接続部材)26、26により電気的に並列に接続されている。
前記第3の接続部材26、26は一方の太陽電池素子群6の一方の太陽電池素子5の上面側のバスバー部15a、15a上と他方の太陽電池素子5の上面側のバスバー部15a、15a上にその直線部が半田により接合されると共に、その延在部が折り曲げられ、他方の太陽電池素子群6の隣り合う側の太陽電池素子5の下面上の第1の接続部材21の端部上にその端部が半田により接合されている。
従って、太陽電池素子群6の2つの太陽電池素子5、5は、第1の接続部材21、21、21、21と第2の接続部材22、22からなる上記裏面側接続部材及び第3の接続部材26、26により電気的に並列接続されている。
本実施形態の太陽電池構成体7は、上述のように、例えば隣り合う太陽電池素子群6、6間を第3の接続部材26、・・・で接続した太陽電池素子群6、6、・・・を6段直列接続してなるストリングス27、27、・・・を並列に6列配置し、構成されている。
前記各ストリングス27の一方の端側は、その最端の太陽電池素子5の第3の接続部材26の延在部が外側に突出しており、他方の端側はその最端の太陽電池素子5の第1の接続部材21、21に代えて、外側に突出するように第1の接続部材21より長い半田ディッピィングされた銅の薄板等からなる幅約2mm、厚さ約230μmの第4の接続部材28、28が設けられている。
所定の隣り合うストリングス27、27は、一方の端側において、一方のストリングス27の前記突出した第3の接続部材26の延在部と他方のストリングス27の第4の接続部材28には、半田ディッピィングされた銅の薄板等からなる接続部材29が半田によって接合され、電気的に直列に接続されている。
また、他の所定の隣り合うストリングス27、27、・・・は、他方の端側において、一方のストリングス27の前記突出した第3の接続部材26の延在部と他方のストリングス27の第4の接続部材28には、半田ディッピィングされた銅の薄板等からなるL字状の接続部材30a、30bが半田を介して接合され、電気的に直列に接続されている。
一方の最外部のストリングス27の最端の太陽電池素子5の前記突出した第3の接続部材26の延在部には、電力取り出し用の銅の薄板等からなるL字状の接続部材31aが半田により接合されており、他方の最外部のストリングス27の最端の太陽電池素子5の第4の接続部材28には電力取り出し用の半田ディッピィングされた銅の薄板等からなるL字状の接続部材31bが半田を介して接合されている。
前記太陽電池構成体7は、充填材4を介して透明な表面保護材2と耐候性の裏面保護材3の間に配置され、前記端子ボックス9は該裏面保護材3上に設けられている。
前記電力取り出し用部材31a、31bの端部及び前記接続部材30a、30bの端部は、前記充填材4及び前記裏面保護材3から引き出されている。
図7に配線構成図を示すように、前記端子ボックス9内で、前記電力取り出し用部材31a、31bの端部に外部出力線10、10の端部が半田により接続されると共に、太陽電池モジュール1の発電時において、太陽電池素子5が遮光され、電流が減少し、該太陽電池素子5に逆方向電圧が印加されて、該太陽電池素子5が破損することを防止するために、前記電力取り出し部材31aの端部と前記接続部材30aの端部の間、該接続部材30aの端部と前記接続部材30bの端部の間、及び前記電力取り出し部材31bの端部と前記接続部材30bの端部の間には、バイパスダイオード32、32、・・・がそれぞれ接続されている。
本実施形態の太陽電池モジュール1は、前記間隔部20上に所定の間隔をもって第2の接続部材22が配置されているため、即ち各第2の接続部材22を各1対の第1の接続部材21、21上に設ける構成により、離隔部23、23、・・・を備えるため、集電極19に第2の接続部材22を接合する際に第2の接続部材22から半田垂れが生じた場合でも、該第2の接続部材から溶融した半田が前記裏面側接続部材の凹部にその全部又は一部がとどまり、即ち前記離隔部23にその全部又は一部がとどまり、第3の接続部材26や太陽電池素子5の側面に達することを防止することができ、不所望の短絡を防止できる。
さらに、上述したように各太陽電池素子群6にバスバー部19a、19a、・・・の端部に対して、第1の接続部材21、21、・・・が内側に配置され、凹部24、24、25、25を備える。この結果、前記半田による接合工程において、第2の接続部材22から溶融した半田が第1の接続部材21の端部を伝い、垂れた場合、凹部24、24、25、25に溶融した半田を格納することが出来るため、よりよく不所望の短絡を防止できる。
また、前記バスバー部15a、15aと前記バスバー部19a、19aがn型単結晶シリコン基板11を介して対向配置され、また該バスバー部15aと該バスバー部15a、該バスバー部19aと該バスバー部19aが略中心対称に配置されており、且つこれらに第1の接続部材21、21、・・・、第3の接続部材26、26、・・・が接合されている。
このように本実施形態では、前記第2の接続部材22を前記第1の接続部材21、21に半田接合する工程において、第1の接続部材21、21、21、21、第2の接続部材22、22、第3の接続部材26、26及び太陽電池素子5、5で囲まれた空間部(離隔部23)を広くできるため、不所望の短絡をよりよく防止できる。
前記離隔部23を有することにより、第2の接続部材22、22と第3の接続部材26、26間の距離を大きくすることができ、半田垂れが生じた場合、第2の接続部材22、22と第3の接続部材26、26間で導通し、短絡することを防ぐことができる。
本実施形態とは異なり、太陽電池構成体7の前記表面側接続部材と前記裏面側接続部材が本実施形態と逆になるように配置する構成としてもよいが、本実施形態は、第1、第2の接続部材21、21、22、22により構成され凸形状を有する裏面側接続部材が裏面側に配置されているので、意匠性に優れると共に、前記裏面保護材3が柔軟性を有するので、前記裏面側接続部材の凸部からの太陽電池素子5、5にかかる力が逓減されるので、この点で本実施形態が好ましい。
次に、図8及び図9を用いて本実施形態の太陽電池モジュール1の製造方法を説明する。
まず最初に太陽電池素子5、5を準備する。
次に、所定の台33上に所定の位置で折り曲げられた第3の接続部材26、26を所定位置に並列配置した後、前記太陽電池素子5、5をそのバスバー部15a、15a、・・・が該第3の接続部材26、26とそれぞれ所定の位置で当接するように直列状に載置する。
続いて、前記太陽電池素子5、5の上部のバスバー部19a、19a、・・・上にその両端部が露出するように第1の接続部材21、21、・・・をそれぞれ配置した後、第2の接続部材22、22を一方の太陽電池素子5の前記第1の接続部材21、21上と他方の太陽電池素子5の前記第1の接続部材21、21上をそれぞれ跨るように載置する。
続いて、前記第1の接続部材21、21、・・・及び第2の接続部材22、22上をピン34等で押圧して、これらを固定した状態で、前記第1の接続部材21、21、・・・、前記第2の接続部材22、22及び前記第3の接続部材26、26の半田ディッピィングを溶融、接合して、太陽電池素子群6を作製する。なお、後述するストリングス27、27、・・・の端部に位置する太陽電池素子5は、第1の接続部材21、21に代えて、これらより長い長さの第4の接続部材28、28を用いて、その端部が外側へ突出するように配置された構成にして、上述と同様に作製される。
上述したように、前記第1の接続部材21、21、・・・及び前記第2の接続部材22、22、・・・を配置することにより、太陽電池素子群6を構成する一方の太陽電池素子5のバスバー部19a、19aと、該バスバー部19a、19aの上面上にそれぞれ配置された第1の接続部材21、21と、他方の太陽電池素子5のバスバー部19a、19aと、該バスバー部19a、19aの上面上にそれぞれ配置された第1の接続部材21、21と、これらの第1の接続部材21、21、21、21上に跨って配置された第2の接続部材22、22から構成される凹部24、24、25、25を備えた離隔部23が形成される。
前記離隔部23は、半田接合前は空間であり、上記半田工程後は、該空間部には、
不所望な半田が格納されたり、以下で詳述する第1、第2の充填材シート4a、4bの溶融・固化の工程後に充填材4が充填された形態でもよい。
続いて、上述のようにして作製した太陽電池素子群6を複数準備し、各太陽電池素子群6の第3の接続部材26の端部を、他の各太陽電池素子群6の端部の太陽電池素子5の第1の接続部材21上に半田接合してストリングス27を作製する。
そして、上述のようにして作製したストリングス27を複数準備する。
次に前記該ストリングス27、27、・・・を互い違いの方向に配置し、隣り合う該ストリングス27、27、・・・の一方の端部に位置する第3の接続部材26、26、・・・と第4の接続部材28、28、・・・を接続部材29、29、・・・で半田接合し、また他方の端部の第3の接続部材26、26、第4の接続部材28、28を接続部材30a、30bで半田を介して接合すると共に、太陽電池モジュール1の両端に位置する前記ストリングス27、27の端部に位置する第3の接続部材26及び第4の接続部材28に電力取り出し部材31a、31bをそれぞれ半田により接合して、図2及び図3に示す太陽電池構成体7を作製する。
続いて、前記接続部材30aと電力取り出し部31a、及び接続部材30bと電力取り出し部材31bの間には、図示しないPET等の絶縁部材を介在させる。
その後、耐候性の裏面保護材3、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の第1の充填材シート4a、前記太陽電池構成体7、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の第2の充填材シート4b、透明な表面保護材2をこの順に積層すると共に、前記接続部材30a、30b、及び電力取り出し部材31a、31bの端部を、前記裏面保護材3の所定位置に設けられた切り込みから外部に引き出し、斯かる状態で、加圧しつつ加熱して第1、第2の充填材シート4a、4bを溶融・固化させて充填材4とする(封止工程)。
次に、前記裏面保護材3の切り込み部分上に、端子ボックス9を設け、該端子ボックス9内で、前記露出した接続部材30a、30b、及び前記電力取り出し部材31a、31bの端部に、外部出力線10、10、及びバイバスダイオード32、32、・・・を接続した後、該端子ボックス9内に絶縁のためにシリコン樹脂を充填する。
最後に、表面保護材2、裏面保護材3、及び太陽電池構成体7を充填材4により固定したものの周囲に金属製枠体8を取り付け、図1〜図4に示す太陽電池モジュール1を完成する。
上述の太陽電池素子群6の製造工程では、第3の接続部材26、26、第1の接続部材21、21及び第2の接続部材22、22を所定の位置に配置・固定した状態で加熱し、これらの接合を同時に行う。
上述の本実施形態の製造方法のように、太陽電池素子5、5、・・・上面上に第1の接続部材21、21、・・・、及び第2の接続部材22、22、・・・を所定位置に配置することにより、前記凹部を有する裏面側接続部材が構成されて、前記間隔部20上に、離隔部23を設けることができる。この結果、半田接合工程において、離隔部23、即ち空間部分を設けることができ、バスバー部19aに第2の接続部材22を接合する際に第2の接続部材22から半田垂れが生じた場合でも、該半田が第3の接続部材26や太陽電池素子5の側面に達するのを防止することができ、不所望の短絡を防止できる。
加えて凹部24、24、・・・、25、25、・・・を有するので余分な半田を格納させることができ、半田がバスバー部19a、・・・と第1の接続部材21、・・・の端部を揃え、接合した際に第3の接続部材26側の面に回りこみ、発生する不所望の短絡を防止することができる。
次に、第2の実施形態を図10に示す太陽電池モジュールの概略断面図を用いて説明する。尚、上述の第1の実施形態と同一部分については、同一番号を付して、その説明を省略する。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態では各太陽電池素子群6、6、・・・の裏面側接続部材を構成する2つの第1の接続部材21、21と第2の接続部材22が半田接合前はそれぞれ別体であるが、本実施形態では、前記第1の接続部材21と前記第2の接続部材22に対応する第5の接続部材35が、L字部35aと直線部35bを有するように折曲されてなる幅約2mm、厚さ約230μmの半田ディッピィングされた銅の薄板等からなる一体成形体である。
本実施形態では、各第1の接続部材21の端部と各第5の接続部材35のL字部の端部が半田により接合されて裏面側接続部材を構成すると共に、該第1の接続部材21と該第5の接続部材35の直線部35bが隣り合う太陽電池素子5、5のバスバー部19a、19a、・・・にそれぞれ半田により接合されている。
本実施形態の太陽電池モジュールの製造は、例えば、第3の接続部材26、26、太陽電池素子5、5、第1の接続部材21、及び第5の接続部材35をこの順に載置し、第1の接続部材21、第5の接続部材35のL字部35aの端部及び直線部35bをピン34等で押圧した状態で、半田ディッピィングを溶融・固化する半田工程が用いられ、第1の実施形態と略同様に作製される。
本実施形態の太陽電池モジュールは、第1の実施形態と同様の効果を奏することが可能である他、本実施形態では裏面側接合部材が半田接合前は2つの構成部材と少ないので、半田接合工程において、これらの位置合わせが容易になることに加え、第5の接続部材35の間隔部20に対応する部分への加熱を抑制でき、半田垂れを第1の実施形態に比べて抑えることができ、該半田が第3の接続部材26や太陽電池素子5の側面側に達するのをより防止し、不所望な短絡をより防止可能である。
第3の実施形態を図11に示す太陽電池モジュールの概略断面図を用いて説明する。尚、上述の第2の実施形態と同一部分については、同一番号を付して、その説明を省略する。
本実施形態が第2の実施形態と異なる点は、第2の実施形態では図10に示すL字部35aと直線部35bを有する第5の接続部材35を用いているが、本実施形態では、図11に示すような湾曲させてなる略S字部36aと直線部36bを有する第6の接続部材36を用いる点である。
本実施形態の太陽電池モジュールは、第2の実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
次に、第4の実施形態を図12に示す太陽電池モジュールの概略断面図を用いて説明する。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態では各太陽電池素子群6、6、・・・の裏面側接続部材を構成する2つの第1の接続部材21、21と第2の接続部材22が半田接合前はそれぞれ、別体であるが、本実施形態では、裏面側接続部材、即ち第1の接続部材21、21と第2の接続部材22に対応する第7の接続部材37が、コの字部37aと直線部37b、37bを有するように折曲されてなる幅約2mm、厚さ約230μmの半田ディッピィングされた銅の薄板等からなる一体成形体である。
本実施形態では、第7の接続部材37の37bが隣り合う太陽電池素子5、5のバスバー部19a、19a、・・・にそれぞれ半田により接合されている。離隔部23を構成する前記第7の接続部材37のコの字部37aは、太陽電池素子群6の隣り合う太陽電池素子5、5の間の間隔部20に対向配置されている。
本実施形態の太陽電池モジュールは、例えば、第3の接続部材26、26、太陽電池素子5、5、及び第7の接続部材37をこの順に載置し、第7の接続部材の直線部37b、37bをピン34等で押圧した状態で、半田ディッピィングを溶融・固化する半田工程が用いられ、第1の実施形態と略同様に作製される。
本実施形態の太陽電池モジュールは、第2の実施形態と同様の効果を奏することが可能である他、本実施形態では裏面側接合部材が一体成形体であるので、半田接合工程において、これらの位置合わせがより容易になることに加え、第7の接続部材37の各直線部37b、37bを選択的に加熱すればよいので、第7の接続部材37の間隔部20に対応する部分への加熱を抑制でき、各コの字部37aでの半田垂れを抑えることができる。この結果、第1の実施形態比べ、半田が第3の接続部材26や太陽電池素子5の側面側に達するのをより防止することが可能であり、不所望な短絡をより防止可能である。
第5の実施形態を図13に示す太陽電池モジュールの概略断面図を用いて説明する。尚、上述の第4の実施形態と同一部分については、同一番号を付して、その説明を省略する。
本実施形態が第4の実施形態と異なる点は、第4の実施形態では図12に示すコの字部37aと直線部37b、37bを有する第7の接続部材37を用いているが、本実施形態では図12に示すような湾曲させてなる略弓型部38aと直線部38b、38bを有する第8の接続部材38を用いる点である。
本実施形態の太陽電池モジュールは、第4の実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
次に、第6の実施形態を図14に示す太陽電池モジュールの概略断面図を用いて説明する。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態では図1に示す直線状の第2の接続部材22を用いたが、本実施形態では、図14に示すように長手方向中央に山型に折曲された形状を持つ半田ディッピィングされた幅約2mm、厚さ約230μmの銅の薄板等からなる第9の接続部材39を用いる点である。
本実施形態では、第1実施形態と同様の効果の他、第9の接続部材39、39、・・・の間隔部20に対応する部分には前記山型の凹側が対向配置され、これにより、凹部24、24、・・・、凹部25、25、・・・を有する離隔部23が構成される。
本実施形態では、第9の接続部材39、39、・・・が前記山型の凹形状を有するので、第1実施形態と同等以上の効果を得ることが可能である。
本実施形態の太陽電池モジュールは、例えば、第1実施形態の第2の接続部材22に代えて第9の接続部材39を用いている場合を除き、第1の実施態様と同様に作製される。
この半田接合工程において、第9の接続部材39、39、・・・の前記山型の部分の凹側が下向きになるため、溶融した半田が凹部24、24、・・・、もしくは凹部25、25、・・・に向かって流れやすく、これらに余分な半田が格納されるので、本実施形態では、よりよく半田垂れを防止し、不所望な短絡を防ぐことができる。
次に、第7の実施形態を図15に示す太陽電池モジュールの概略断面図を用いて説明する。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態では図1に示す直線状の第2の接続部材22を用いたが、本実施形態では、図15のように接続部材中央部に略弓型の形状を持つ幅約2mm、厚さ約230μmの銅の薄板等からなる第10の接続部材40を用いる点である。
本実施形態では、第1実施形態と同様の効果の他、第10の接続部材40、40、・・・の間隔部20に対応する部分には前記略弓型の凹側が対向配置され、これにより離隔部23、凹部24、24、・・・、凹部25、25、・・・が構成される。
本実施形態では、第10の接続部材40、40、・・・が前記略弓型の凹形状を有するので、第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態の太陽電池モジュールは、例えば、第1実施形態の第2の接続部材22に代えて第10の接続部材40を用いている以外を除き、第1の実施形態と同様に作製される。
この半田工程において、第10の接続部材40、40、・・・の前記山型の部分の凹側が下向きになるため、溶融した半田が凹部24、24、・・・、もしくは25、25、・・・に向かって流れやすく、これらに余分な半田が格納されるので、本実施形態では、よりよく半田垂れを防止し、短絡を防ぐことができる。
また、第6の実施形態に比べ、本実施形態では、第10の接続部材40が折曲部を有していないため、裏面保護材3に力が加わっても力が分散されるので、好ましい。
次に、第8の実施形態を図16に示す太陽電池モジュール裏面概略構成図を用いて説明する。
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態では、図2及び図3に示すような略正方形の太陽電池素子5を用いたが、本実施形態では、図16に示すように略台形の太陽電池素子51を用いる点である。
本実施形態の太陽電池モジュールは、第1の実施形態と同様の製造方法で作製される。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
上述の各実施形態では、太陽電池素子に両面入射型の太陽電池素子を用いた例を挙げたが、両面入射型の太陽電池素子に限らず、片面入射型の太陽電池でもよく、また単結晶型太陽電池素子、多結晶型太陽電池素子もしくは非晶質型太陽電池等を用いてもよい。
上記各実施形態では、表面保護材2に裏面保護材3に比べ、白板強化ガラス等の硬質な材料を用いたが、表面保護材2及び裏面保護材3とも白板強化ガラス等の硬質な保護材料からなる太陽電池モジュール、若しくは柔軟な樹脂等の保護材からなるモジュールにも適用できる。
さらに、柔軟な裏面保護材3同様、表面保護材2を透明な柔軟な樹脂フィルムからなる樹脂フィルムにも適用できる。
また、上記各実施形態では、片面受光型太陽電池モジュールについて説明したが、両面受光型太陽電池モジュールにも適用できる。
また、上述の各実施形態では、2つの太陽電池素子を直列配置した太陽電池素子群を用いたが、3以上の太陽電池素子を直列配置した太陽電池素子群6からなる太陽電池モジュールにも適用できる。
また、上述の各実施形態では、各太陽電池素子群において、表面側接続部材および裏面側接続部材は各2本とし、太陽電池素子の基板を挟んで対向配置した形態であるが、例えば表面側接続部材を2本および裏面側接続部材3本等と適宜本数を変えた形態また対向配置しない形態にも適用でき、また太陽電池素子群の各太陽電池素子の裏面を覆うような面状の裏面側接続部材の形態にも適用できる。前記太陽電池素子の電極は、表面側接続部材および裏面側接続部材の数や形状に併せて適宜変更され、例えば、
該電極が上記実施形態と同様のバスバー部とフィンガー部から構成される場合、該バスバー部の数や形状を対応して構成してもよく、また、裏面電極は太陽電池素子の裏面上略全域に形成される形態も可能である。
これらの場合、表面側接続部材及び裏面側接続部材の少なくとも一方が凹部を有する形態とし、該凹部が太陽電池素子群の隣り合う太陽電池素子間上に配置されるようにすればよい。
太陽電池素子の側面部に不活性処理等の絶縁処理が施されている場合、太陽電池素子群の隣り合う太陽電池素子間に間隔部を設けない構成、即ち、太陽電池素子が隣接した構成にも適用可能である。斯かる場合、太陽電池素子の側面部の絶縁処理が十分になされていなかった場合、半田接続工程において、上述と同様に表面側接続部材又は裏面側接続部材あるいはこれらを構成する接続部材の半田ディッピィングを溶融させる際に半田が垂れても、半田格納のためとして機能する前記凹部、即ち前記離隔部に該半田の一部又は全部が格納されるため、不所望な短絡を防止することができ、歩留まりの向上が図れる。
なお、上記各実施形態では、半田接合をする際に、上述のように離隔部を構成する上記裏面側接続部材を上方に、上記表面側接続部材を下方に配置するようにし、半田接合を行なう方が離隔部に上方からの余分な溶融した半田を格納することができ、好ましいが、該表面側接続部材を上方、離隔部を構成する裏面側接続部材を下方にするように配置し、半田接合する場合でも、表側接続部材と裏面側接続部材との離隔距離が従来に比べ、大きくなっているため、従来より表側接続部材と裏面側接続部材間の半田垂れによる短絡が防止できる。
また、上記各実施形態では、裏面側接続部材に凹部を設け、離隔部を形成したが、表面側接続部材に凹部を設け、離隔部を形成する構成するようにもできる。
更には、上述では、導電性の表面側接続部材及び導電性の裏面側接続部材の一方に凹部を設け、離隔部を形成したが、導電性の表面側接続部材及び導電性の裏面側接続部材の両方に凹部を設け、太陽電池素子群の両面側に離隔部を形成するように構成してもよい。
更に、上記各実施形態では、上面側接続部材が隣り合う太陽電池素子群を接続する構成であるが、裏面側接続部材により隣り合う太陽電池素子群を接続するように裏面側接続部材を構成してもよく、隣り合う太陽電池素子群を接続についても適宜変更可能である。
また、上記各実施形態の製造方法において、表側接続部材、裏面側接続部材若しくはこれらを構成する接続部材のすべてを予め導電性接着材としての半田をディッピィングされたものを用いたが、上記凹部を有するための接続部材のみ導電性接着材をディッピィングした形態でもよい。
上記各実施形態は、太陽電池モジュールのストリング内の太陽電池素子の交換においても適用でき、一部の太陽電池素子群に適用することができる。さらに、太陽電池モジュール内の太陽電池素子交換時のみでなく、太陽電池モジュールの一部の太陽電池素子群に上記各実施形態を適用した構成としてもよい。
次に、本発明の太陽電池モジュールを用いた個人住宅用の太陽電池装置(太陽電池システム)について説明する。
本実施形態の太陽電池装置は、上記各実施形態のいずれかの太陽電池モジュールの複数が、個人用住宅等の屋根上に、固定用ビスを用いて固定され、また隣り合う太陽電池モジュールを互いに係合されて、軒側から棟側に向けて階段状に設置されると共に、これらの太陽電池モジュール及びこれらを制御するための制御装置が接続されて、太陽電池装置が構成される。
本実施形態の太陽電池装置では、半田などの導電性接着材による短絡に起因する歩留まりの低下を抑制することができ、製造歩留まりのよい太陽電池装置を提供することが可能となる。
上述の太陽電池装置では、例示として個人住宅用の屋根上に固定するものを挙げたが、本発明はこれに限ることなく、設置場所及び太陽電池モジュールの設置方法も適宜変更可能である。
本発明の第1の実施形態に係る太陽電池モジュールの概略断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る太陽電池モジュールの上面側概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る太陽電池モジュールの裏面側概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る太陽電池モジュールの裏面側構成図である。 (a)は本発明の第1の実施形態に係る太陽電池素子の上面図及び(b)は該太陽電池素子の裏面図である。 本発明の第1の実施形態に係る太陽電池素子の断面要部構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る太陽電池素子の概略接続図である。 本発明の第1の実施形態に係る太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る太陽電池モジュールの製造工程を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る太陽電池モジュールの概略断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る太陽電池モジュールの概略断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る太陽電池モジュールの概略断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る太陽電池モジュールの概略断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る太陽電池モジュールの概略断面図である 本発明の第7の実施形態に係る太陽電池モジュールの概略断面図である。 本発明の第8の実施形態に係る太陽電池モジュールの裏面概略断面図である。 従来の太陽電池モジュールの概略上面図である。 従来の太陽電池モジュールの概略断面図である。
符号の説明
1 太陽電池モジュール
5 太陽電池素子
6 太陽電池素子群
20 間隔部
21 第1の接続部材
22 第2の接続部材
23 離隔部
24 凹部
25 凹部
26 第3の接続部材
28 第4の接続部材
35 第5の接続部材
36 第6の接続部材
37 第7の接続部材
38 第8の接続部材
39 第9の接続部材
40 第10の接続部材

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの隣り合う太陽電池素子と、該隣り合う太陽電池素子の表面側どうしを電気的に接続するための表面側接続部材と、該隣り合う太陽電池素子の裏面側どうしを電気的に接続するための裏面側接続部材と、を備えた太陽電池モジュールであって、前記表面側接続部材と前記裏面側接続部材が隣り合う太陽電池素子間において、前記表面側接続部材と前記裏面側接続部材の接合面が太陽電池素子の受光面に対し、垂直方向に太陽電池素子厚以上離隔されて配置されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 少なくとも2つの隣り合う太陽電池素子と、該隣り合う太陽電池素子の表面側どうしを電気的に接続するための表面側接続部材と、該隣り合う太陽電池素子の裏面側どうしを電気的に接続するための裏面側接続部材と、を備えた太陽電池モジュールであって、
    前記凹部は少なくとも一方の太陽電池素子の側部側に他の導電性接着材たまり用の凹部を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 前記凹部を有する前記表面側接続部材および前記裏面側接続部材の少なくとも一方の接続部材は、複数の接合部材から構成されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 前記表面側接合部材及び前記裏面側接続部材によって電気的に接続された少なくとも2つの隣り合う太陽電池素子を含む複数の太陽電池素子群を有し、当該複数の太陽電池素子群は互いに電気的に接続されると共に表面保護材と裏面保護材との間に封止材によって封止されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記凹部を有する前記表面側接続部材および前記裏面側接続部材の少なくとも一方の接続部材は、前記表面保護材及び裏面保護材のうち柔軟性を有する保護材の側に配置されたことを特徴とする請求項4記載の太陽電池モジュール。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールを用いた太陽電池装置。
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