JP2011133906A - オーディオ再生の効果付加方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゲイン付与回路12はオーディオ信号の正側波形部分、負側波形部分のそれぞれに対し、相互に異なる非線形な入出力レベル特性にゲイン付与する。該ゲイン付与による正側、負側の一方の波形部分の入出力レベル特性は、入力レベルが最小レベルのときに出力レベルが最小レベルまで下がらない特性を有する。該ゲイン付与による正側、負側の他方の波形部分の入出力レベル特性は、入力レベルが最小レベルから所定のレベルまで、出力レベルを最小レベルに保持する特性を有する。
【選択図】図1
Description
sinA・cosB=1/2{sin(A+B)+sin(A−B)}
の演算を行う。この周波数シフト演算によれば、前記高域成分sinAを高域側にシフトした成分sin(A+B)のほかに低域側にシフトした成分sin(A−B)が作成される。この低域側にシフトした成分は不要なので、図1のハイパスフィルタ50で除去する。その結果、高域成分作成回路40からは前記高域成分sinAを高域側にシフトした成分sin(A+B)が出力される。この出力信号は高域成分sinAを高域側にシフトした成分sin(A+B)であるので、高域成分sinAの高調波成分(倍音成分)を作成する場合と異なり、折り返し歪みなどの余分な歪み成分の少ない信号である。
オーディオ信号の正側波形部分と負側波形部分に対し、それぞれの入力レベル絶対値に応じて、正側波形部分の入力レベル絶対値が所定値よりも大きいときと負側波形部分の入力レベル絶対値が該所定値よりも大きいときとで共通のゲインを付与し、正側波形部分の入力レベル絶対値が前記所定値以下のときと負側波形部分の入力レベル絶対値が該所定値以下のときとで異なるゲインを付与し、前記ゲインが付与されたオーディオ信号の高域成分に基づいて該高域成分よりも高域のオーディオ信号成分を作成し、前記ゲインが付与されたオーディオ信号の低域成分に基づいて該低域成分よりも低域のオーディオ信号成分を作成し、前記ゲインが付与されたオーディオ信号と、前記作成された高域のオーディオ信号成分と、前記作成された低域のオーディオ信号成分とを加算合成して、効果音が付加されたオーディオ信号を作成する。
オーディオ信号の正側波形部分と負側波形部分に対し、それぞれの入力レベル絶対値に応じて、正側波形部分の入力レベル絶対値が所定値よりも大きいときと負側波形部分の入力レベル絶対値が該所定値よりも大きいときとで共通のゲインを付与し、正側波形部分の入力レベル絶対値が前記所定値以下のときと負側波形部分の入力レベル絶対値が該所定値以下のときとで異なるゲインを付与するゲイン付与回路と、前記ゲインが付与されたオーディオ信号の高域成分に基づいて該高域成分よりも高域のオーディオ信号成分を作成する高域成分作成回路と、前記ゲインが付与されたオーディオ信号の低域成分に基づいて該低域成分よりも低域のオーディオ信号成分を作成する低域成分作成回路と、前記ゲインが付与されたオーディオ信号と、前記作成された高域のオーディオ信号成分と、前記作成された低域のオーディオ信号成分とを加算合成して効果音が付加されたオーディオ信号を作成する加算合成回路とを具備する。
Claims (11)
- オーディオ信号の正側波形部分と負側波形部分に対し、それぞれの入力レベル絶対値に応じて、相互に異なるゲインを付与する効果付加方法であって、
前記ゲイン付与による正側、負側の一方の波形部分の入出力レベル特性が、入力レベルが最小レベルのときに出力レベルが最小レベルまで下がらない特性を有し、
前記ゲイン付与による正側、負側の他方の波形部分の入出力レベル特性が、入力レベルが最小レベルから所定のレベルまで、出力レベルを最小レベルに保持する特性を有する効果付加方法。 - オーディオ信号の正側波形部分と負側波形部分に対し、それぞれの入力レベル絶対値に応じて、正側波形部分の入力レベル絶対値が所定値以下のときと負側波形部分の入力レベル絶対値が該所定値以下のときとで異なるゲインを付与し、
前記ゲインが付与されたオーディオ信号の高域成分に基づいて該高域成分よりも高域のオーディオ信号成分を作成し、
前記ゲインが付与されたオーディオ信号の低域成分に基づいて該低域成分よりも低域のオーディオ信号成分を作成し、
前記ゲインが付与されたオーディオ信号と、前記作成された高域のオーディオ信号成分と、前記作成された低域のオーディオ信号成分とを加算合成して、
効果音が付加されたオーディオ信号を作成する効果付加方法。 - 正側波形部分の入力レベル絶対値が前記所定値よりも大きいときと負側波形部分の入力レベル絶対値が該所定値よりも大きいときとで共通のゲインを付与する請求項2記載の効果付加方法
- 前記正側波形部分の入力レベル絶対値に応じた該正側波形部分に対するゲイン付与を、該正側波形部分の入力波形の立ち下がりを所定のリリースタイムで緩やかにしたレベル絶対値に応じて行い、
前記負側波形部分の入力レベル絶対値に応じた該負側波形部分に対するゲイン付与を、該負側波形部分の入力波形の立ち下がりを所定のリリースタイムで緩やかにしたレベル絶対値に応じて行う請求項3記載の効果付加方法。 - 前記ゲイン付与による正側、負側の一方の波形部分の入出力レベル特性が、入力レベル絶対値が前記所定値よりも大きいときに入力レベルに対して出力レベルを線形に変化させる高レベル側線形領域と、入力レベル絶対値が前記所定値以下のときに前記高レベル側線形領域の低レベル側の端部に続いて、入力レベルに対して出力レベルが非線形に変化して、入力レベルが零のときに出力レベルが零まで下がらない特性にする低レベル側非線形領域とからなり、
前記ゲイン付与による正側、負側の他方の波形部分の入出力レベル特性が、入力レベル絶対値が前記所定値よりも大きいときに入力レベルに対して出力レベルを線形に変化させる、前記一方の波形部分の入出力レベル特性の前記高レベル側線形領域と共通の高レベル側線形領域と、入力レベル絶対値が前記所定値以下のときに前記高レベル側線形領域の低レベル側の端部に続いて、入力レベルに対して出力レベルが非線形に変化して、入力レベルが零から所定のレベルまで、出力レベルを零に保持する特性にする低レベル側非線形領域とからなる請求項34記載の効果付加方法。 - 前記ゲインが付与されたオーディオ信号の高域成分に基づいて該高域成分よりも高域のオーディオ信号成分を作成する処理が、前記ゲインが付与されたオーディオ信号から高域成分を抽出し、該抽出された高域成分に所定周波数の正弦波信号を乗算し、該乗算によって生成される低域側シフト成分および高域側シフト成分のうち低域側シフト成分を除去して残りの高域側シフト成分を前記高域のオーディオ信号成分として得る処理である請求項3から5のいずれかに記載の効果付加方法。
- 前記ゲインが付与されたオーディオ信号の高域成分に基づいて該高域成分よりも高域のオーディオ信号成分を作成した後、該作成された高域のオーディオ信号成分について、高レベル部分を低中レベル部分に対して相対的に圧縮することにより該低中レベル部分の信号レベルを相対的に増大させる処理を行い、
前記ゲインが付与されたオーディオ信号の低域成分に基づいて該低域成分よりも低域のオーディオ信号成分を作成した後、該作成された低域のオーディオ信号成分について、高レベル部分を低中レベル部分に対して相対的に圧縮することにより該低中レベル部分の信号レベルを相対的に増大させる処理を行い、
該処理がされた高域および低域のオーディオ信号成分を前記ゲインが付与されたオーディオ信号に加算合成する請求項3から6のいずれかに記載の効果付加方法。 - 前記ゲインが付与されたオーディオ信号、前記作成された高域のオーディオ信号成分、前記作成された低域のオーディオ信号成分の時間の先後関係を相互に調整した後、これら信号を加算合成する請求項3から7のいずれかに記載の効果付加方法。
- オーディオ信号の正側波形部分と負側波形部分に対し、それぞれの入力レベル絶対値に応じて、相互に異なるゲインを付与するゲイン付与回路を有し、
該ゲイン付与回路で付与するゲイン特性は、正側、負側の一方の波形部分の入出力レベル特性が、入力レベルが最小レベルのときに出力レベルが最小レベルまで下がらない特性を有し、正側、負側の他方の波形部分の入出力レベル特性が、入力レベルが最小レベルから所定のレベルまで、出力レベルを最小レベルに保持する特性を有する効果付加装置。 - オーディオ信号の正側波形部分と負側波形部分に対し、それぞれの入力レベル絶対値に応じて、正側波形部分の入力レベル絶対値が所定値以下のときと負側波形部分の入力レベル絶対値が該所定値以下のときとで異なるゲインを付与するゲイン付与回路と、
前記ゲインが付与されたオーディオ信号の高域成分に基づいて該高域成分よりも高域のオーディオ信号成分を作成する高域成分作成回路と、
前記ゲインが付与されたオーディオ信号の低域成分に基づいて該低域成分よりも低域のオーディオ信号成分を作成する低域成分作成回路と、
前記ゲインが付与されたオーディオ信号と、前記作成された高域のオーディオ信号成分と、前記作成された低域のオーディオ信号成分とを加算合成して効果音が付加されたオーディオ信号を作成する加算合成回路と
を具備してなる効果付加装置。 - 正側波形部分の入力レベル絶対値が前記所定値よりも大きいときと負側波形部分の入力レベル絶対値が該所定値よりも大きいときとで共通のゲインを付与する請求項10記載の効果付加装置。
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