JP2011132870A - 車両用排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通電により加熱される触媒装置の熱を有効に利用することで、流体をエンジンの始動直後であっても効率的に昇温できる車両用排気装置を得る。
【解決手段】排気管20には、排気中の有害物質を浄化する触媒コンバータ装置12が設けられ、さらにその下流側で、触媒コンバータ装置12に近接した位置には、エンジン冷却水を加熱・昇温する排熱回収器22が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの排気管に設けられる車両用排気装置に関する。
エンジンで生じた排気を浄化するために排気管に設けられる触媒装置では、たとえば特許文献1や特許文献2に記載されているように、触媒を担持する触媒担体を通電して昇温させ、十分な触媒効果が得られるようにしたものがある。しかし、通電時の電力は、単に触媒担体の加熱にのみ用いられているため、このエネルギーのより効率的な利用が望まれる。
また、排気管に排熱回収器を設け、車両のエンジン冷却水をこの排熱回収器で加熱(昇温)させるようにした構造のものが、特許文献3に記載されている。しかし、エンジン始動直後等、排気の温度が十分に高くなっていないときには、エンジン冷却水を昇温させることが難しく、エンジン冷却水を確実に昇温できるようにすることが好ましい。たとえば、あらたにヒーターを設けてエンジン冷却水を加熱することも考えられるが、部品点数の増加を招く。
特開平5−253491号公報 特開平11−257058号公報 特開2006−77741号公報
本発明は上記事実を考慮し、通電により加熱される触媒装置の熱を有効に利用することで、流体をエンジンの始動直後であっても効率的に昇温できる車両用排気装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、排気管に設けられ、エンジンから排出される排気を浄化するための触媒を担持すると共に通電によって加熱される触媒装置と、前記排気管において前記触媒装置よりも下流側に設けられ、流入された液体を排気によって加熱した後に流出させる加熱装置と、を有する。
この車両用排気装置では、排気管に設けられた触媒装置の触媒により、エンジンから排出される排気が浄化される。特に、触媒装置は、通電によって加熱されるので、触媒による浄化効果をより高く発揮させることが可能になる。
排気管には、加熱装置が設けられている。この加熱装置により、流入された液体、たとえばエンジンの冷却水が排気によって加熱され、その後にこの液体が加熱装置から流出される。特に、本発明では、加熱装置が触媒装置よりも下流側に設けられている。したがって、通電により加熱された触媒装置の熱が、伝熱、輻射熱で作用する。さらには、触媒装置によって加熱された浄化済みの排気が下流側に流れることで、この排気を介して触媒装置の熱が加熱装置に作用する。このように、触媒装置の熱を効果的に利用して、加熱装置により液体を加熱することができる。たとえば、エンジン始動直後であっても、触媒装置の熱を利用して、液体を効率的に昇温できる。
請求項2に記載の発明では、排気管に設けられ、エンジンから排出される排気を浄化するための触媒を担持すると共に通電によって加熱される触媒装置と、前記排気管において前記触媒装置の外周側に設けられ、流入された液体を排気によって加熱した後に流出させる加熱装置と、を有する。
この車両用排気装置では、排気管に設けられた触媒装置の触媒により、エンジンから排出される排気が浄化される。特に、触媒装置は、通電によって加熱されるので、触媒による浄化効果をより高く発揮させることが可能になる。
排気管には、加熱装置が設けられている。この加熱装置により、流入された液体、たとえばエンジンの冷却水が排気によって加熱され、その後にこの液体が加熱装置から流出される。特に、本発明では、加熱装置が触媒装置の外周側に設けられている。したがって、通電により加熱された触媒装置の熱が、伝熱、輻射熱で作用することに加えて放射熱によっても作用する。このように、触媒装置の熱を効果的に利用して、加熱装置により液体を加熱することができる。たとえば、エンジン始動直後であっても、触媒装置の熱を利用して、液体を効率的に昇温できる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記排気管の内部において前記触媒装置よりも下流側に導入口及び排出口が設けられ、導入口から排気を導入して前記触媒装置の外周側を通過させた後に排出口から排出可能な排気通路と、前記導入口よりも下流側で前記排気管の内部に設けられた排気の通過口と、前記通過口を開閉可能とし、閉塞状態では前記導入口に排気を導入すると共に開放状態では通過口に排気を通過させる開閉機構と、を有する。
したがって、触媒装置によって加熱された浄化済みの排気が触媒装置の下流側に流れると、開閉機構の閉塞状態では、触媒装置よりも下流側の導入口からこの排気が排気通路に導入される。さらにこの排気は、排気通路により触媒装置の外周側を通過され、触媒装置からの伝熱、輻射熱及び放射熱で加熱される。このように、十分に加熱された排気の熱を利用して、より高い効率で液体を加熱することができる。
しかも、通過口は開閉機構で開閉されるようになっており、液体を加熱する必要がない場合には、排気通路へ導入することなく通過口を通過させて排気管内を流すことができる。すなわち、液体の加熱が必要な場合のみ加熱させることができる。
本発明は上記構成としたので、通電により加熱される触媒装置の熱を有効に利用することで、流体をエンジンの始動直後であっても効率的に昇温できる。
本発明の第1実施形態の車両用排気装置の概略構成を排気管への取付状態で中心線を含む断面で示す断面図である。 参考例の車両用排気装置の概略構成を排気管への取付状態で中心線を含む断面で示す断面図である。 第1比較例、第2比較例及び本発明の第1実施形態において、エンジン冷却水の温度の時間変化を定性的に示すグラフである。 本発明の第2実施形態の車両用排気装置概略構成をエンジン冷却水を加熱していない状態で示す断面図である。 本発明の第2実施形態の車両用排気装置概略構成をエンジン冷却水を加熱している状態で示す断面図である。
図1には、本発明の第1実施形態の車両用排気装置10が排気管20への装着状態で示されている。この図1に示すように、車両用排気装置10は、触媒コンバータ装置12と、排気管20において、触媒コンバータ装置12の下流に配置された排熱回収器22と、を有している。
触媒コンバータ装置12は、導電性及び剛性を有する材料(導電性セラミック、導電性樹脂や金属等)によって形成された触媒担体14を有している。触媒担体14は、ハニカム状または波状等とした薄板を渦巻状あるは同心円状等に構成することで材料の表面積が増大された円柱状あるいは円筒状に形成されており、表面には触媒本体(白金、パラジウム、ロジウム等)が付着された状態で担持されている。触媒本体は、排気管20内を流れる排気(流れ方向を矢印F1で示す)中の有害物質を浄化する作用を有している。なお、触媒担体14の表面積を増大させる構造は、上記したハニカム状や波状に限定されるものではない。
触媒担体14には2枚の電極16A、16Bが貼着され、さらに電極16A、16Bにはそれぞれ端子18A、18Bが接続されている。この端子18A、18Bから電極16A、16Bを通じて触媒担体14に通電することで、触媒担体14を加熱できる。そして、この加熱により、表面に担持された触媒本体を昇温させることで、触媒本体の浄化作用を高く発揮させることができるようになっている。
触媒担体14の外周には、略円筒状のマット層26が配置されている。さらに、マット層26の外周には、ステンレス等の金属で略円筒状に成形されたケース筒体28の小径部28Sが配置されており、ケース筒体28と触媒担体14との間に配置されたマット層26により、触媒担体14がケース筒体28の内部に、同心(中心線CL)で保持されている。ケース筒体28及びマット層26には、端子18A、18Bが貫通される貫通孔36が形成されている。なお、ケース筒体28は、実質的に本発明に係る排気管の一部を兼ねている。
ケース筒体28は、上記した小径部28Sよりも下流側に、径が漸増されたテーパー部28Tが形成され、さらにテーパー部28Tよりも下流側に、小径部28Sよりも大径の大径部28Lが形成されている。
大径部28L、すなわち触媒コンバータ装置12の下流側で、且つ触媒コンバータ装置12に近接した位置には、排熱回収器22が備えられている。排熱回収器22には、エンジン冷却水を流入させる流入配管30と、エンジン冷却水を流出させる流出配管32とが接続されている。排熱回収器22は、排気の熱を回収し、流入配管30を通じて流入したエンジン冷却水を加熱する。そして、加熱により昇温されたエンジン冷却水が、流出配管32から流出する。このように昇温されたエンジン冷却水は、たとえば、自動車の車室内を暖房するために使用される。
次に、本実施形態の車両用排気装置10の作用を説明する。
図1から分かるように、エンジンからの排気は、排気管20内において、まず、触媒コンバータ装置12を通過し、これによって排気中の排気中の有害物質が浄化される。特に、本実施形態の触媒コンバータ装置12では、端子18A、18Bから電極16A、16Bを通じて触媒担体14に通電し、触媒担体14を加熱することで、触媒担体14に担持された触媒本体を昇温させ、浄化作用をより高く発揮させることができる。たとえば、エンジンの始動直後等、排気の温度が低い場合には、あらかじめ触媒担体14への通電加熱を積極的に行うことで、エンジン始動初期における触媒本体の浄化性能を高く確保できる。
排気管20において、触媒コンバータ装置12の下流側で、且つ触媒コンバータ装置12に近接した位置には、排熱回収器22が設けられており、この排熱回収器22によって、エンジン冷却水を効率的に加熱して昇温することが可能である。すなわち、排熱回収器22には、触媒コンバータ装置12の熱が、伝熱あるいは輻射熱として作用する。さらに、触媒コンバータ装置12の触媒担体14が加熱されると、触媒担体14を通過した排気も加熱されているため、昇温された排気が下流側の排熱回収器22に流れることになる。このように、本実施形態では、触媒コンバータ装置12からの伝熱や輻射熱だけでなく、触媒コンバータ装置12によって昇温された排気の熱も利用して、排熱回収器22によりエンジン冷却水を加熱・昇温できる。
ここで、図2には、参考例の車両用排気装置110が示されている。この車両用排気装置110では、排熱回収器22が触媒コンバータ装置12の上流側で、且つ触媒コンバータ装置12に近接した位置に配置されている点のみが上記実施形態と異なるが、それ以外は上記実施形態と同一の構成とされている。
この参考例の車両用排気装置110によっても、触媒コンバータ装置12からの伝熱や輻射熱は排熱回収器22に作用する。しかしながら、排熱回収器22が触媒コンバータ装置12の上流側に配置されているので、触媒コンバータ装置12によって加熱・昇温された排気が下流側に流れると、上流側の排熱回収器22には排気からの熱が作用しない。すなわち、参考例の車両用排気装置110と比較して、上記実施形態の車両用排気装置10では、より効率的に排熱回収器22によってエンジン冷却水を加熱・昇温することができる。
図3には、第1比較例、第2比較例及び本実施形態の構成における、エンジン始動開始からの経過時間(t)と、エンジン冷却水の温度(T)との関係が定性的に示されている。ここで、二点鎖線で示した第1比較例は、排気管に排熱回収器が設けられておらず、エンジン冷却水は、エンジンのみによって加熱・昇温される構成である。また、一点鎖線で示した第2比較例は、排気管20に排熱回収器22は設けられているが、触媒コンバータ装置12は設けられていない構成である。
このグラフから分かるように、排熱回収器によってエンジン冷却水を加熱しない第1比較例の構成では、エンジン始動開始直後のエンジン冷却水の温度が本実施形態と比較して低く、しかも、温度上昇の勾配も緩やかであるため、所定の温度T1に達するまでに長い時間(t1)を要している。
排熱回収器によってエンジン冷却水を加熱する(ただし、触媒コンバータ装置は設けられていない)第2比較例の構成では、エンジン始動開始から所定時間(t3)までは、第1比較例よりもエンジン冷却水の温度が低くなっている。これは、排熱回収器も所定の熱容量を有しているため、エンジンからの排気の熱により、まず排熱回収器自体が加熱され、その後にエンジン冷却水が加熱されるためである。しかし、一旦排熱回収器が十分に加熱されると、以降の温度上昇の勾配は、第1比較例よりも急になる。ただし、第2比較例においても、所定の温度T1に達するまでの時間(t2)は、本実施形態よりも長くなっている。
これに対し、本実施形態では、エンジン始動直後の、排気の温度が十分に高くなっていないタイミングであっても、触媒コンバータ装置12からの熱が排熱回収器22に作用する。しかも、触媒コンバータ装置12は、極めて短時間で高温になる(たとえば20秒程度で約500℃に達する)ので、排気の温度が上昇していない状態(エンジン始動直後など)において、触媒コンバータ装置12に通電すれば、エンジン始動直後の短い時間で、排熱回収器22の昇温が促進され、エンジン冷却水の温度上昇の勾配が急になる。また、ハイブリッド自動車では、いわゆるレディモード等のエンジンが停止している状態においても、触媒コンバータ装置12の熱を排熱回収器22に作用させて昇温を促進し、エンジン冷却水を短時間(t0)で所定温度(T1)まで昇温することで可能になる。これにより、エンジン始動直後の暖機性を向上させ、燃費の向上にも寄与できる。
なお、第1実施形態の車両用排気装置10において、触媒コンバータ装置12と排熱回収器22との間隔L1は特に限定されないが、触媒コンバータ装置12の熱を効率的に排熱回収器22に作用させるためには、たとえば150mm以下とすればよい。
図4及び図5には、本発明の第2実施形態の車両用排気装置50が示されている。第2実施形態において、第1実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第2実施形態では、ケース筒体28には、第1実施形態に係るテーパー部28Tや大径部28Lは形成されておらず、排気管の上流側に位置する小径部28Sが、実質的に最も大きな径を有する部分となっている。ケース筒体28には、小径部28S(触媒コンバータ装置12)よりも下流側に、小径部28Sよりもさらに小径となるように絞られた縮径部28Mが形成されている。縮径部28Mの下流側端部は開放されて通過口66といるが、開閉弁60によって、この通過口66は、図4に示す開放状態と、図5に示す閉塞状態とを切替可能とされている。なお、開閉弁60は図示しない制御装置によって開閉制御される。また、縮径部28Mの外周には、縮径部28Mよりもさらに小さい内径を有する導入口62が形成されている。
第2実施形態では、排熱回収器52が触媒コンバータ装置12の外周側に設けられている。すなわち、排熱回収器52は、ケース筒体28の小径部28Sから縮径部28Mに至る部分を外周側から包囲する外筒54を有しており、外筒54とケース筒体28との間に所定の隙間が構成されている。さらにこの隙間が、縮径部28Mよりも下流側において縮径部28Mの外周から上流側に延出された隔壁56によって、径方向内側通路58Aと径方向外側通路58Bとに隔てられている。ただし、隔壁56は、外筒54の上流側端面54Tには達しておらず、径方向内側通路58Aから径方向外側通路58Bへの排気の流れが可能な排気通路58が、触媒コンバータ装置12の外周側に構成されている。径方向外側通路58Bは、下流側には開放されており、開放部分は排出口64とされている。
このような構成とされた第2実施形態の車両用排気装置50においても、第1実施形態の車両用排気装置10と同様に、エンジンからの排気中の有害物質が触媒コンバータ装置12によって浄化される。触媒担体14を加熱することで、触媒担体14に担持された触媒本体を昇温させ、浄化作用をより高く発揮させることができる点も、第1実施形態と同様である。
ここで、第2実施形態では、排熱回収器52を用いてエンジン冷却水を加熱する必要がない場合には、図示しない制御装置は、図4に示すように、開閉弁60を開放状態とし、通過口66を開放する。縮径部28M及び通過口66の内径は導入口62の内径よりも大きく、流動抵抗が小さいので、排気は導入口62から排気通路58(径方向内側通路58A)には殆ど流れず、矢印F2で示すように、通過口66を通過して排気管20内を下流へと流れていく。
これに対し、排熱回収器52を用いてエンジン冷却水を加熱する必要がある場合には、図示しない制御装置は、図5に示すように、開閉弁60を閉塞状態とし、通過口66を閉塞する。これにより、触媒コンバータ装置12で加熱された排気は、矢印F3で示すように、通過口66を通過せず、導入口62から排気通路58を経て排出口64から排気管20内に排出される。
ここで、第2実施形態の車両用排気装置50では、第1実施形態の車両用排気装置10と同様に、触媒コンバータ装置12からの伝熱や輻射熱が排熱回収器52に作用するが、さらに、排気通路58は、触媒コンバータ装置12の外周側に位置しているので、触媒コンバータ装置12の外周部分からの放射熱も、排熱回収器52に作用し、エンジン冷却水の加熱・昇温に用いることができるので、さらに効率的にエンジン冷却水を加熱・昇温できる。
しかも、導入口62は触媒コンバータ装置14の下流側に設けられているので、触媒コンバータ装置12によって昇温された排気の熱も利用して、排熱回収器52によりエンジン冷却水を加熱・昇温できる。
なお、上記各実施形態において、どのような条件あるいはタイミングで、触媒コンバータ装置12への通電を行うか、という点は、触媒コンバータ装置12に求められる浄化性能や、排熱回収器22による排熱回収(エンジン冷却水の加熱)の必要性等によって決められるものである。ただし、排熱回収器22による排熱回収が不要の場合であっても、排気中の有害物質の除去を効率的に行う必要性が高い場合があると考えられる。したがって、排熱回収器22による排熱回収の必要性の有無に係らず、まず、触媒コンバータ装置12への通電加熱が必要であるか否かを判断し、必要である場合には、触媒コンバータ装置12への通電加熱を行う。また、排気からの有害物質の効率的除去という観点からは触媒コンバータ装置12への通電加熱が不要である場合でも、排熱回収器22による排熱回収を効率的に行う(たとえばエンジン始動直後に短時間でエンジン冷却水を昇温させる)必要がある場合には、触媒コンバータ装置12への通電加熱を行えばよい。
10 車両用排気装置
12 触媒コンバータ装置
20 排気管
22 排熱回収器
30 流入配管
32 流出配管
50 車両用排気装置
52 排熱回収器
54 外筒
58 排気通路
60 開閉弁
62 導入口
64 排出口
66 通過口

Claims (3)

  1. 排気管に設けられ、エンジンから排出される排気を浄化するための触媒を担持すると共に通電によって加熱される触媒装置と、
    前記排気管において前記触媒装置よりも下流側に設けられ、流入された液体を排気によって加熱した後に流出させる加熱装置と、
    を有する車両用排気装置。
  2. 排気管に設けられ、エンジンから排出される排気を浄化するための触媒を担持すると共に通電によって加熱される触媒装置と、
    前記排気管において前記触媒装置の外周側に設けられ、流入された液体を排気によって加熱した後に流出させる加熱装置と、
    を有する車両用排気装置。
  3. 前記排気管の内部において前記触媒装置よりも下流側に導入口及び排出口が設けられ、導入口から排気を導入して前記触媒装置の外周側を通過させた後に排出口から排出可能な排気通路と、
    前記導入口よりも下流側で前記排気管の内部に設けられた排気の通過口と、
    前記通過口を開閉可能とし、閉塞状態では前記導入口に排気を導入すると共に開放状態では通過口に排気を通過させる開閉機構と、
    を有する請求項2に記載の車両用排気装置。
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