JP2011132133A - エアゾール型メーキャップ用化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲル化せず再分散性に優れるとともに、伸びがよく、ぬめりもなく、塗布中における冷却感から清涼感への転相感に優れるエアゾール型の油中水型乳化メーキャップ用化粧料を提供する。
【解決手段】油中水型乳化組成物からなる原液と、噴射剤を容器内に充填してなるエアゾール型メーキャップ用化粧料であって、前記原液中に乳化剤として下記式(I)で表されるポリグリセリン変性シリコーンを含有することを特徴とするエアゾール型メーキャップ用化粧料。
Figure 2011132133

〔式中、R1はC1-12の直鎖または分岐鎖のアルキル基、若しくはフェニル基;R2はC2-11のアルキレン基;pは10〜120の数;qは1〜11の数を示す。〕
【選択図】なし

Description

本発明はエアゾール型メーキャップ用化粧料に関する。さらに詳しくは、再分散性(ゲル化のしにくさ)、使用性(転相感、ぬめりのなさ、伸び)に優れるエアゾール型の油中水型乳化メーキャップ用化粧料に関する。
化粧下地、ファンデーション等のメーキャップ用化粧料では、耐汗性、耐水性、化粧もち等の点から油中水型乳化タイプのものが多用されている。近年、これらメーキャップ用化粧料、とりわけ化粧下地などのベースメーキャップ化粧料においては、べたつかず軽い使用感が好まれる傾向にある。また手軽に使用できるスプレー式の化粧料の需要が高まってきている。
エアゾールタイプのスプレー式化粧料では、一般に、原液と噴射剤(例えば、LPG、DME等)を容器内に充填し、吐出ノズルを押圧して内容物を噴霧して使用する。噴射剤のガスを適宜選択することで、ガスの気化熱で冷却感などを創出することができる。
しかし、油中水型乳化系のスプレータイプのメーキャップ用化粧料の処方では、油分や粉末を多配合するため、べたつき感を生じたり、使用感も重くなる方向に向かう。また分散安定性の面においても、エマルション(内容物)が容器内でゲル化して残りがちとなり、そのため全容量を使い切ることができないという問題や、容器内に吐出ノズル部近傍部位で粉末凝集物によるスプレー詰まり等が懸念される。したがって、これらの問題点を解消し、使用性にも優れる製品の開発が望まれている。
本発明の化粧料に近い従来技術として、例えば以下の特許文献1〜2に記載の化粧料が挙げられる。
すなわち、特許文献1には、長鎖アルキル基含有ポリグリセリン変性シリコーン化合物を含有する油性化粧料が記載されている。しかし特許文献1には、化粧料をエアゾール剤型に応用することや、エアゾール剤型ならではの問題点(例えば、粉末の凝集や内容物のゲル化による詰まりの懸念)の解消や、伸び、転相感といった使用性向上等についての記載・示唆がない。
特許文献2には、EO・POグラフトポリエーテル変性シリコーンを活性剤とした油中水型乳化物を原液とし、該原液と噴射剤とからなるエアゾール組成物が記載されている。そしてこのエアゾール組成物について、再分散性、使用性などの効果について論じているが、上記活性剤では、その効果は十分に満足し得るまでには至っていない。
国際公開第03/075864号パンフレット 特開2000−80017号公報
本発明が上記事情に鑑みてなされたもので、ゲル化せず再分散性に優れるとともに、伸びがよく、ぬめりもなく、塗布中における冷却感から清涼感への転相感に優れるエアゾール型の油中水型乳化メーキャップ用化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、油中水型乳化組成物からなる原液と、噴射剤を容器内に充填してなるエアゾール型メーキャップ用化粧料であって、前記原液中に乳化剤として下記式(I)で表されるポリグリセリン変性シリコーンを含有することを特徴とするエアゾール型メーキャップ用化粧料を提供する。
Figure 2011132133
〔式(I)中、R1は炭素原子数1〜12の直鎖または分岐鎖のアルキル基、若しくはフェニル基を示し;R2は炭素原子数2〜11のアルキレン基を示し;pは10〜120の数であり;qは1〜11の数である。〕
また本発明は、上記式(I)で表されるポリグリセリン変性シリコーンを原液中に0.1〜5質量%含有する、上記エアゾール型メーキャップ用化粧料を提供する。
また本発明は、原液と噴射剤を1:99〜99:1(質量比)の割合で含有する、上記エアゾール型メーキャップ用化粧料を提供する。
本発明のエアゾール型の油中水型乳化メーキャップ用化粧料は、ゲル化せず再分散性に優れるとともに、伸びがよく、ぬめりもなく、塗布中における冷却感から清涼感への転相感に優れるという効果を奏する。
以下、本発明について詳述する。
[原液]
原液は油中水型乳化組成物であり、本発明では乳化剤として下記式(I)に示す直鎖型のポリグリセリン変性シリコーン(=両末端シリコーン化ポリグリセリン)を用いる点に特徴がある。
Figure 2011132133
式(I)中、R1は炭素原子数1〜12の直鎖または分岐鎖のアルキル基、若しくはフェニル基を示し、R2は炭素原子数2〜11のアルキレン基を示し、pは10〜120の数であり、qは1〜11の数である。
上記式(I)で示すコポリマーの製造は、例えば、ポリグリセリンジアリルエーテルと片末端水素化ジメチルポリシロキサンの混合液中に塩化白金酸イソプロピルアルコール溶液を加え、これを加熱・反応させ、ここに塩酸水溶液を添加し、過熱加水分解した後、重曹水を加えて中和した後、精製し、エバポレーションして得ることができる。ただしこの製造方法に限定されるものでない。
上記式(I)で示すコポリマーの配合量は、原液である油中水型乳化組成物を乳化し得るに足る量であれば特に限定されるものでないが、原液中に0.1〜5質量%配合するのが好ましく、より好ましくは0.3〜4質量%、特に好ましくは0.4〜3質量%である。該コポリマーは1種または2種以上を用いることができる。
本発明化粧料の油中水型乳化系原液中には、通常メーキャップ用化粧料に配合し得る油性成分、水性成分、粉末成分等が配合される。
本発明化粧料の原液に配合し得る油性成分としては、通常化粧料に配合され得る油性成分であれば特に限定されるものでなく、例えば、油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン油等が挙げられる。
油脂としては、アボガド油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油脂;カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂などが例示される。
ロウ類としては、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテルなどが例示される。
炭化水素油としては、流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックスなどが例示される。
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などが例示される。
高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール;モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の分枝鎖アルコールなどが例示される。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリー2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−クチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル、クロタミトン(C1317NO)などが例示される。
シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサン等の環状ポリシロキサン;3次元網目構造を形成しているシリコ−ン樹脂、シリコーンゴムなどが例示される。
これら油性成分(油相)は、本発明化粧料の原液中、好ましくは10〜70質量%であり、より好ましくは10〜50質量%である。
本発明化粧料の原液に配合し得る水性成分としては、水や水溶性成分などが挙げられる。水溶性成分としては、例えば低級アルコール、保湿剤、水溶性高分子(天然、半合成、合成、無機)などが挙げられる。
低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノールなどが例示される。
保湿剤としては、グリセリン、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ヘキシレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、エラスチン、アミノ酸、核酸、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イサイヨバラ抽出物、セイヨウノキギリソウ抽出物、メリロート抽出物などが例示される。
天然の水溶性高分子としては、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、ローカストビーンガム、タマリントガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系水溶性高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグリカン、ブルラン等の微生物系水溶性高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系水溶性高分子などが例示される。
半合成水溶性高分子としては、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系水溶性高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系水溶性高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系水溶性高分子などが例示される。
合成水溶性高分子としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カーボポール)等のビニル系水溶性高分子;ポリエチレングリコール20,000、同4,000,000、同600,000等のポリオキシエチレン系水溶性高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合系水溶性高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系水溶性高分子のほか、ポリエチレンイミン、カチオンポリマーなどが例示される。
無機の水溶性高分子としては、ベントナイト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸などが例示される。
これら水性成分(水相)は、本発明化粧料の原液中、好ましくは20〜89質量%であり、より好ましくは40〜89質量%である。
なお本発明化粧料における水相と油相の配合比率は、本発明効果をバランスよく効率的に上げるという点から、水相/油相(質量比)を概ね2〜8とするのが好ましく、より好ましくは2〜6である。
本発明化粧料の原液に配合し得る粉末成分としては、疎水性粉末、親水性粉末のいずれも用いることができるが、好ましくは疎水性粉末である。疎水性粉末は、粉末自体が疎水性のもののみならず、親水性粉末等であっても粉末表面を疎水化処理した疎水化処理粉末も含む。
疎水性の粉末としては、具体的には、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末などの有機粉末や、トリメチルシルセスキオキサン粉末などのシリコーン粉末等が例示される。
疎水化処理粉末の粉末成分としては、例えばタルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウムなど)、窒化ホウ素等の無機粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボンブラック、低次二酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、バルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;二酸化チタンコーテッドマイカ、二酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、二酸化チタンコーテッドタルク、着色二酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料等が挙げられる。これら粉末成分を疎水化処理する方法としては、疎水化処理方法としては、撥水性を付与できる方法であればいかなるものでもよく、その方法は問わないが、例えば気相法、液相法、オートクレーブ法、メカノケミカル法等、通常の表面処理方法を用いることができる。疎水化処理剤としては、特に限定されるものではないが、脂肪酸デキストリン処理粉末、トリメチルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性トリメチルシロキシ珪酸処理粉末、メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の低粘度〜高粘度油状ポリシロキサン処理粉末、ガム状ポリシロキサン処理粉末、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、フッ素変性メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、メチルトリクロルシラン、メチルトリアルコキシシラン、ヘキサメチルジシラン、ジメチルジクロルシラン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルアルコキシシラン等の有機シリル化合物あるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、エチルトリクロルシラン、エチルトリアルコキシシラン、プロピルトリクロルシラン、プロピルトリアルコキシシラン、ヘキシルトリクロルシラン、ヘキシルトリアルコキシシラン、長鎖アルキルトリクロルシラン、長鎖アルキルトリエトキシシラン等の有機変性シランあるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、アミノ変性ポリシロキサン処理粉末、フッ素変性ポリシロキサン処理粉末、フッ化アルキルリン酸処理粉末等が挙げられる。
疎水性粉末は撥水性が強く、実際に乳化物に適用した場合も、水や汗に強く、化粧くずれが最も起きにくいため効果の持続性に優れる。また乳化粒子が緻密で長期安定性も最も優れている。
粉末成分の配合量は、本発明化粧料の用途(下地用、メイク用、等)等にもより一概にいえるものでないが、本発明化粧料の原液中、概ね1〜20質量%が好ましく、より好ましくは1〜10質量%である。配合量が少なすぎる場合は隠蔽性(カバー力)が低下し、メーキャップ用化粧料としては不適であり、一方、配合量が多すぎると、粉っぽさが著しく、また安定性も悪くなりがちである。メーキャップ用化粧料では、このように粉末成分が多配合されるが、本発明では容器内での内容物のゲル化がしにくく、再分散性に優れ、ノズル詰まりが生じない等の効果がある。
上記例示した成分以外のその他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等);紫外線吸収剤等が挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
[噴射剤]
噴射剤としては、エアゾール化粧料等に用いられ得るものであれば特に限定されるものでないが、本発明では、例えばジクロロジフルオロメタン、ジフルオロモノクロロエタン、モノクロロジフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、テトラフルオロエタン、ジメチルエーテル(DME)、プロパン、イソブタン、n−ブタン、液化石油ガス(LPG;プロパン、イソブタン、n−ブタンを主成分とする)またはこれらの混合物等が挙げられる。噴射剤は1種または2種以上を用いることができる。中でも液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)等が好ましく用いられる。
[エアゾール容器への充填]
本発明の化粧料は霧状に噴霧される形態のエアゾール型メーキャップ用化粧料である。本発明のエアゾール型メーキャップ用化粧料は、例えば、上記原液を公知のエアゾール用の耐圧容器内に収容した後、エアパージ・クリンチし、次いで噴射剤を容器内に充填する等の方法により製造することができる。
原液と、噴射剤の配合比率は、好ましくは1:99〜99:1(質量比)であり、より好ましくは10:90〜90:10である。該混合比が上記範囲外では均一に塗布(噴射)できなくなり、好ましくない。
原液の粘度は、エアゾール容器から噴霧できる程度の粘度であれば特に限定されるものでないが、100〜500,000mPa・s(30℃、B型粘度計)が好ましく、より好ましくは1000〜200,000mPa・sである。粘度が高すぎると噴霧しづらく、またゲル化の懸念があり、一方、粘度が低すぎると肌へ噴霧した際に液だれが生じやすくなる等のおそれがある。
本発明化粧料は、下地化粧料(ベースメーキャップ化粧料)、液状ファンデーション、クリームファンデーション、サンケア用品等として好適に用いられる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限りすべて質量%である。
まず、本発明に用いた評価方法について説明する。
[再分散性(ゲル化のしにくさ)]
原液と噴射剤(LPG)を1:1(質量比)の割合で耐圧ガラス瓶に充填した後、遠心分離機を用いて1000rpm、30分間回転させた。その後、横向きで10回攪拌した際の組成物の状態を確認した。
(評価)
A:粉末凝集物やゲル組成物が残らず、均一な状態であった
B:粉末凝集物やゲル組成物がわずかに残っていたが、実用上問題ない程度であった
C:粉末凝集物やゲル組成物がほとんど残っていた
[転相感]
女性パネル(10名)が実施例、比較例の各試料について、塗布中における冷却感から清涼感への転相感について、下記の評価基準に基づいて評価した。
(評価)
◎:8名以上が転相感を実感したと回答
○:6〜7名が転相感を実感したと回答
△:3〜5名が転相感を実感したと回答
×:2名以下が転相感を実感したと回答
[ぬめりのなさ]
女性パネル(10名)が各実施例、比較例の各試料について、塗布時のぬめりのなさについて、下記の評価基準に基づいて評価した。
(評価)
◎:8名以上がぬめりのなさを実感したと回答
○:6〜7名がぬめりのなさを実感したと回答
△:3〜5名がぬめりのなさを実感したと回答
×:2名以下がぬめりのなさを実感したと回答
[伸び]
女性パネル(10名)が各実施例、比較例の各試料について、塗布時の伸びのよさについて、下記の評価基準に基づいて評価した。
(評価)
◎:8名以上が伸びのよさを実感したと回答
○:6〜7名が伸びのよさを実感したと回答
△:3〜5名が伸びのよさを実感したと回答
×:2名以下が伸びのよさを実感したと回答
(実施例1〜5、比較例1〜3)
下記表1に示す組成の原液(油中水型乳化組成物)を常法により製造し、これら原掖と噴射剤(LPG)を1:1(質量比)の割合で耐圧ガラス瓶に充填したものを試料として、上記評価方法に従い、再分散性(ゲル化のしにくさ)、転相感、ぬめりのなさ、伸びのよさについて評価した。結果を表1に示す。
なお表1中、以下に示す成分は下記化合物を用いた。後掲の処方例においても同様である。
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(*1):「KF−6017」(信越化学工業(株)製)
ポリグリセリン変性シリコーン(*2):上記式(I)に示す共重合体(ただし式中、R1=C49、R2=C36、p=60、q=3)
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・ブチレン・メチルポリキシロキサン共重合体(*3):「FZ−2233」(東レ・ダウコーニング(株)製)
シリコーン樹脂微粒子粉末(*4):「トスパール145A」(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)
Figure 2011132133
表1の結果から明らかなように、実施例1〜5では再分散性(ゲル化のしにくさ)、転相感、ぬめりのなさ、伸びのよさの効果を併せもつことが確認された。一方、比較例1〜3ではこれら効果を併せもつことができなかった。
以下に、さらに本発明の処方例を示す。
(処方例1)
(配 合 成 分) (質量%)
デカメチルシクロペンタポリシロキサン 19
ポリグリセリン変性シリコーン(*2)
ビタミンEアセテート 0.02
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)エチル
ヘキサン酸セチル(「エルデュウPS-203」;味の素(株)製) 0.1
エチルヘキサン酸エチルヘキシル 2
シリコーン樹脂微粒子粉末(*4)
二酸化チタン 0.01
酸化スズ 0.01
含水シリカ 0.01
イオン交換水 残余
EDTA−3Na 0.2
ポリエチレングリコール(N=400) 4
1,3−ブチレングリコール 4
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル 0.01
メチルパラベン 0.15
合成アルコール(95度) 10
(処方例2)
(配 合 成 分) (質量%)
デカメチルシクロペンタポリシロキサン 15
ドデカメチルシクロヘキサポリシロキサン 3
ジメチコン 2
ポリグリセリン変性シリコーン(*2)
エチルヘキサン酸セチル 0.1
シリコーン樹脂微粒子粉末(*4)
メタクリル酸メチルクロスポリマー 2
イオン交換水 残余
EDTA−3Na 0.2
ポリエチレングリコール(N=400) 4
ジプロピレングリコール 4
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル 0.01
フェノキシエタノール 0.15
合成アルコール(95度) 10
(処方例3)
(配 合 成 分) (質量%)
デカメチルシクロペンタポリシロキサン 20
ポリグリセリン変性シリコーン(*2)
エチルヘキサン酸セチル 0.1
シリコーン樹脂微粒子粉末(*4)
メタクリル酸メチルクロスポリマー 1
イオン交換水 残余
EDTA−3Na 0.2
ポリエチレングリコール(N=400) 4
ジプロピレングリコール 4
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル 0.01
フェノキシエタノール 0.15
合成アルコール(95度) 10
本発明のエアゾール型の油中水型乳化メーキャップ用化粧料は、ゲル化せず再分散性に優れるとともに、伸びがよく、ぬめりもなく、塗布中における冷却感から清涼感への転相感に優れる。

Claims (3)

  1. 油中水型乳化組成物からなる原液と、噴射剤を容器内に充填してなるエアゾール型メーキャップ用化粧料であって、前記原液中に乳化剤として下記式(I)で表されるポリグリセリン変性シリコーンを含有することを特徴とするエアゾール型メーキャップ用化粧料。
    Figure 2011132133
    〔式(I)中、R1は炭素原子数1〜12の直鎖または分岐鎖のアルキル基、若しくはフェニル基を示し;R2は炭素原子数2〜11のアルキレン基を示し;pは10〜120の数であり;qは1〜11の数である。〕
  2. 上記式(I)で表されるポリグリセリン変性シリコーンを原液中に0.1〜5質量%含有する、請求項1記載のエアゾール型メーキャップ用化粧料。
  3. 原液と噴射剤を1:99〜99:1(質量比)の割合で含有する、請求項1または2記載のエアゾール型メーキャップ用化粧料。
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