JP2011131357A - 物品の収納ケース - Google Patents

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徹 堀山
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Abstract

【課題】主として電動工具用のプラスチック製収納ケースであって、本体蓋部に小物類を収容するための補助収納スペースが設けられた二段収納構造の収納ケースにおいて、従来補助収納スペースを閉じる補助蓋部が回動先端部を弾性係合させて閉じ状態を保持する構成であったので、取っ手を取り出す際等に誤って手が触れて不用意に開かれてしまうことがあった。本発明では、取っ手把持時に補助蓋部が不用意に開かれないようにする。
【解決手段】補助蓋部41をパッチン錠と称される補助ロック錠50で閉じ状態にロックする構成とし、この補助ロック錠50の操作レバー51の解錠方向を、取っ手16の取り出し方向とは逆の下向きにする。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばねじ締め用の電動工具やねじ締めビット等の小物類等の様々な物品を収納するための収納ケースに関する。
従来、この種の収納ケースとして、下記の非特許文献1に開示されているような二段収納構造のものが提供されている。この二段収納構造の収納ケースは、工具本体を収容するケース本体とこれを開閉する本体蓋部を備え、さらに本体蓋部の外側にはねじ締めビットやねじ類等の小物類を収容するスペースを別途備えており、本体蓋部の小物類収容スペースは、専用の蓋(小物類用の蓋、以下小蓋という。)で開閉されるようになっている。このような二段収納構造の収納ケースによれば、工具本体やバッテリパック等に加えて小物類も一緒に持ち運ぶことができるので、作業の効率化を図ることができる。
また、一般にこの種の収納ケースはプラスチック製(プラケース)であることから、小蓋は、その全体を撓ませる等して開閉先端側に設けた係合部を本体蓋部側に係脱させることにより開け閉めする構成となっていた。このため、小蓋はその先端係合部を本体蓋部側に押し込むことにより簡単に閉じることができ、逆に先端係合部を本体蓋部から引き離なす方向に押せばその係合を解除して簡単に開けることができた。
特開2004−174655号公報 特開2005−28463号公報
意匠登録第1268221号公報
しかしながら、上記非特許文献1に記載された二段収納構造の収納ケースについては、次のような問題があった。一般に、この種の収納ケースには持ち運び用の取っ手が設けられている。この取っ手は、本体ケースの正面(持ち運び時は上面)の中央に設けられている。従来この取っ手のすぐ横に小蓋の先端係合部が位置することとなっていた。
しかも、多くの場合この取っ手は、ケース本体が下側で本体蓋部が上側となる姿勢(横置き姿勢)で当該収納ケースを作業台や床上等に設置すると、下側へ回動して収納される構成となっている。このため、取っ手を把持しようとして上方へ回動(起立)させる際に、指先が誤って小蓋の先端係合部に当たってしまい、その結果当該先端係合部に開き方向の力が加わって当該小蓋が不用意に開放されてしまうことがあった。
そこで、本発明は、二段収納構造の収納ケースにおいて、例えば取っ手を把持する際等に小蓋が誤って開放されてしまうことがないようにすることを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構成の収納ケースとした。
請求項1記載の収納ケースによれば、その横置き姿勢(横に寝かせた姿勢)では、取っ手の上側に補助蓋部の補助ロック錠が位置する状態となる。補助ロック錠には、いわゆるパッチン錠が用いられている。当該収納ケースの横置き姿勢では、取っ手はその収納位置から上方へ回動させてその使用位置に取り出すことができる。また、この横置き姿勢では、操作レバーを下向きに回動操作すると補助ロック錠を解錠でき、上向きに回動操作すると補助ロック錠を施錠することができる。
このことから、使用者が収納位置の取っ手に手を掛けて上方の使用位置側に回動操作(具体的には持ち上げる操作)をする際に、手が当該補助蓋部の先端部あるいは補助ロック錠の操作レバーに触れてもその下側から上側へ向けて押す方向であって当該操作レバーの解錠操作方向とは逆であることから、当該操作レバーが誤って解錠操作されることはなく、従って補助蓋部が不用意に開放操作されてしまうことはない。
請求項2記載の収納ケースによれば、その横置き姿勢において補助ロック錠の操作レバーを解錠位置側(下向き)に回動操作すると当該補助ロック錠を解錠することができる。また、操作レバーを解錠操作すると、係合レバーがロック爪部から外れるとともに、この係合レバーが操作レバーに対してその自重(重力作用)によりぶら下がった状態で相対回転し、これによりロック爪部から離れる方向に変位する。
このように操作レバーを解錠操作すると、係合レバーがロック爪部から外れた後、さらにロック爪部から十分な距離だけ離れる方向に変位する。この際の変位量は、そのまま補助蓋部を上方へ回動させて開く過程において、当該係合レバーのロック爪部に対する干渉を回避し得る距離として設定される。
このことから、当該収納ケースの横置き姿勢において、補助蓋部を開ける場合には、補助ロック錠の操作レバーを解錠操作さえすればそのまま補助蓋部を上方へ開放することができるのであり、補助蓋部開放途中で係合レバーがロック爪部に引っ掛かってしまわないように例えば別途指先で係合レバーの位置を規制するといった手間を掛ける必要がないので、当該収納ケースの使い勝手を高めることができる。
請求項3記載の収納ケースによれば、その横置き姿勢で補助ロック錠の操作レバーが解錠操作された状態で、本体蓋部を上方へ開放しようとし、あるいは当該収納ケースを横置き姿勢から起立させようとすると、補助ロック錠の係合レバーが操作レバーに対して重力作用によりぶら下がった状態で上記とは逆方向に回転してロック爪部の下側(操作レバーを施錠位置側へ回動操作すればロック爪部に係合されることとなる位置)に移動する。このため、補助ロック錠が解錠されたままであることを忘れて、本体蓋部を開けても、あるいは収納ケースを起立さても補助蓋部が不用意に開放されてしまうことがなく、この点でも当該収納ケースの使い勝手を高めることができる。
請求項4記載の収納ケースによれば、その横置き姿勢において、開放した補助蓋部を閉じる過程で、係合レバーがロック爪部に上側から衝突して突き当てられた状態となり、その結果当該補助蓋部を完全に閉じることができなくなってしまう状態を回避することができ、この点で当該収納ケースの使い勝手を高めることができる。補助蓋部を閉じる過程において、操作レバーに重力作用によりぶら下がった状態の係合レバーがロック爪部に上側から衝突すると(突き当てられると)、補助蓋部のそれ以上の閉じ方向への回動が規制される。補助蓋部は、係合レバーの先端部がロック爪部を通過してその下側に変位すると、本体蓋部の収納スペースを完全に閉じることができる。
請求項4記載の収納ケースによれば、係合レバー若しくはロック爪部の一方又は双方に設けた案内面によって、補助蓋部を閉じる過程において係合レバーがロック爪部に干渉すると当該係合レバーがロック爪部から遠ざかる方向に案内されてその衝突が回避されて補助蓋部を完全に閉じることができる。
本実施形態の収納ケースの全体斜視図である。本図では、取っ手が使用位置に取り出され、本体ロック錠及び補助ロック錠が施錠された状態で示されている。本図は、収納ケースの横置き姿勢を示している。 本実施形態の収納ケースの全体斜視図である。本図では、取っ手が収納位置に収納され、本体ロック錠及び補助ロック錠が解錠された状態で示されている。本図は、収納ケースの横置き姿勢を示している。 図2の(III)-(III)線断面矢視図であって、解錠状態の補助ロック錠の縦断面図である。本図は、収納ケースの横置き姿勢を示している。 図1の(IV)-(IV)線断面矢視図であって、施錠状態の補助ロック錠の縦断面図である。本図は、収納ケースの横置き姿勢を示している。 本実施形態の収納ケースの全体斜視図である。本図では、補助蓋部が閉じられる途中の段階であって、補助ロック錠の操作レバーが施錠位置に戻された状態である結果係合レバーの先端部がロック爪部の上部に当接した状態が示されている。また、本図では、取っ手が収納位置に収納され、左右の本体ロック錠が解錠された状態が示されている。 本実施形態の収納ケースの全体斜視図である。本図では、補助ロック錠を解錠状態のまま本体蓋部を開放した結果、補助ロック錠の係合レバーがロック爪部に引っ掛かって補助蓋部がほぼ閉じ状態に保持された状態が示されている。なお、本図では、ケース本体内が簡略化して示されており、収容した物品をがたつきなく保持する区画壁等の図示が省略されている。本図は、収納ケースの横置き姿勢を示している。 図1の(VII)-(VII)線断面矢視図であって、施錠状態の本体ロック錠の縦断面図である。本図は、収納ケースの横置き姿勢を示している。
次に、本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る収納ケース1の全体を示している。
この収納ケース1は、一般にプラケースと称されるもので、例えば充電式インパクトドライバ等の電動工具本体やバッテリパック及びその充電器等に加えて小ねじ類等の小物も収容して一度に持ち運びできる二段収納構造を有している。この収納ケース1は、プラスチック製のケース本体10とこれを開閉する同じくプラスチック製の本体蓋部20を備えている。
ケース本体10は、正面部11、左右側部12,13、背面部14と底板部15を有する矩形で上方開放の箱体形状を有しており、電動工具本体やバッテリパック等の比較的大型の物品を収納できる容積を有している。このケース本体10の内部は、収容した電動工具本体等の物品ががたつきなく保持されるように区画壁等により区画されている。
本体蓋部20は、正面部21、左右側部22,23、背面部24と天板部25を有している。図3,4,7に示すようにケース本体10の背面部14と本体蓋部20の背面部24とがヒンジ部2を介して結合されて、本体蓋部20はその正面部21側を上下に変位させる方向に回動させて開閉される。図6には、本体蓋部20が開かれた状態が示されている。
図3,4,7に示すようにケース本体10の底板部15を作業台D上に接地させて当該ケース本体10が下側で本体蓋部20が上側となる当該収納ケース1の設置姿勢を、この明細書では横置き姿勢という。これに対して、ケース本体10の背面部14と本体蓋部20の背面部24を作業台上に接地させて当該収納ケース1を起立させた設置姿勢を縦置き姿勢という。図6に示すように本体蓋部20の開閉は、横置き姿勢で行われる。持ち運びは縦置き姿勢で行われる。
ケース本体10の正面部11の左右方向中央には、持ち運び用の取っ手16が設けられている。この取っ手16はコ字形を有するもので、その左右両側部を介して上下に約90°の範囲で回動可能に支持されている。図1,4に示すように取っ手16は上側(白抜き矢印(A)方向)へ回動させて正面部11からほぼ水平に張り出す使用位置に取り出すことができる。逆に、図2,3に示すように取っ手16は下側に回動させて正面部11に沿った収納位置に収納することができる。取っ手16は、使用者が回動させることにより、収納位置に収納することができ、逆に使用位置に取り出すことができる。また、当該収納ケース1を横置き姿勢に設置すれば、取っ手16はその自重によって収納位置に収納される。従って、収納位置に収納された取っ手16は使用者が白抜き矢印(A)方向に持ち上げることによってその使用位置に取り出すことができる。
ケース本体10の正面部11の左右両側には、一対の本体ロック錠30,30が設けられている。本体ロック錠30,30は、いわゆるパッチン錠と称されるもので、それぞれ操作レバー31と係合レバー32を備えている。操作レバー31は、ケース本体10の正面部11に上下に回動可能に支持されている。係合レバー32は、操作レバー31に回転軸線をずらせて上下に回動可能に支持されている。図7に示すように操作レバー31は、その支軸部31aを介してケース本体10の正面部11に上下に回動可能に支持されている。係合レバー32は、その支軸部32aを介して操作レバー31に回動可能に支持されている。係合レバー32の支軸部32aは、操作レバー31の支軸部31aに対して回動先端側にずれている。
左右の本体ロック錠30,30は、それぞれその係合レバー32の先端部を本体蓋部20の正面部21に設けたロック爪部21aに引き掛けて操作レバー31を下側へ回動させると施錠される。本体ロック錠30,30を施錠することによってケース本体10に対する本体蓋部20の閉じ状態がロックされる。図1,7は、左右の本体ロック錠30,30が施錠された状態を示している。逆に、左右の本体ロック錠30,30は、それぞれ操作レバー31を上側へ回動操作して係合レバー32のロック爪部21aに対する引っ掛かりを解除すれば解錠される。図2,5は、本体ロック錠30,30の解錠状態を示している。左右の本体ロック錠30,30を解錠することによって本体蓋部20を図6に示すように上方へ開放することができる。以上説明した取っ手16及び左右の本体ロック錠30,30については、従来構成と同様であり、本実施形態において特に変更を要しない。
本実施形態の収納ケース1は、二段収納構造を有するもので、本体ケース10の収納スペースに加えて、本体蓋部20の天板部25には例えば小ねじ類等の小物類を収容するための補助収納スペース40とこれを開閉するプラスチック製の補助蓋部41が設けられている。この補助蓋部41は矩形平板形状を有するもので、その背面側の後端縁に設けたヒンジ部41aを介して本体蓋部20の天板部25に上下に開閉可能に支持されている。この補助蓋部41が従来の小蓋に相当する。
補助蓋部41の正面部21の左右方向中央には、当該補助蓋部41の閉じ状態をロックするための一つの補助ロック錠50が、前記従来の先端係合部に代わって設けられている。この補助ロック錠50は、前記本体ロック錠30と同じくいわゆるパッチン錠と称されるもので、操作レバー51と係合レバー52を備えている。操作レバー51は、支軸部51aを介して補助蓋部41の正面部21の左右方向中央に上下に回動可能に支持されている。図2,3に示すように正面部21からほぼ水平に張り出す位置が当該操作レバー51の解錠位置であり、図1,4,5に示すように解錠位置から上側へ回動操作して正面部21にほぼ沿った位置が当該操作レバー51の施錠位置となっている。
係合レバー52はその支軸部52aを介して操作レバー51に回動可能に支持されている。係合レバー52の支軸部52aは、操作レバー51の支軸部51aに対して回動先端側にずれている。このため、操作レバー51の回動操作によって係合レバー52及びその支軸部52aが上下に大きく変位する。
係合レバー52の回動先端部には、係合爪部52bが設けられている。この係合爪部52bに対応して、本体蓋部20の正面部21の左右方向中央には、ロック爪部53が設けられている。図1,4に示すようにこのロック爪部53に対して係合爪部52bを下側から係合させた状態で操作レバー51を上側の施錠位置に回動操作すると、係合レバー52がロック爪部53に引き掛けられて補助蓋部41による補助収納スペース40の閉じ状態がロックされる。これに対して、図2,3に示すように操作レバー51を下側の解錠位置に回動操作(図1,4中の白抜き矢印(B)方向に回動操作)すると係合レバー52も下側に変位してその係合爪部52bがロック爪部53から外れて、当該補助ロック錠50が解錠される。
図3に示すように操作レバー51が解錠位置に回動操作されると、支軸部52aが正面側へ変位する結果、係合レバー52の全体が正面側へ変位する。しかも、係合レバー52は、その自重によって操作レバー51から真っ直ぐ下方へぶら下がった状態となるため、その係合爪部52bはロック爪部53から正面側へ退避する。このため、この解錠状態のまま補助蓋部41を上方へ回動させて開けても、係合レバー52の係合爪部52bはロック爪部53の正面側を通過して干渉しないようになっている。
このように、補助収納スペース41を開放する際には、操作レバー51を下側(白抜き矢印(B)方向)の解錠位置に回動操作さえすれば、係合レバー52がロック爪部53から十分な距離だけ確実に退避するため、そのまま補助蓋部41を上方へ回動して開けても当該係合レバー52がロック爪部53に干渉することなくその正面側を上方へ通過する。従って、使用者は、補助蓋部41を開ける際に、当該補助蓋部41を上方へ回動させる操作に加えて係合レバー52の係合爪部52bがロック爪部53に干渉しないよう当該係合レバー52を位置保持する手間を掛ける必要がないので、当該補助蓋部41を片手で簡単かつ迅速に開けることができる。
逆に、図3に示す解錠状態から操作レバー51を上側の施錠位置に回動操作すると、係合レバー52が支軸部52aを介して操作レバー51から真っ直ぐにぶら下がった状態のまま背面側斜め上方(図3において右斜め上方)へ向かって変位し、その後当該係合レバー52の係合爪部52bが図4に示すようにロック爪部53に対して下方から係合されて当該補助ロック錠50が施錠される。
次に、補助ロック錠50の操作レバー51が下側の解錠位置に回動操作されて当該補助ロック錠50が解錠状態のまま、本体蓋部20を上方へ開けると、補助ロック錠50の係合レバー52がその自重によって相対的に操作レバー51に対して回動し、これにより当該係合レバー52の係合爪部52bがロック爪部53の下側に変位する。このため、補助ロック錠50を解錠したまま本体蓋部20を上方へ回動させて開けても、補助ロック錠50の係合レバー52がロック爪部53に引っ掛かって補助蓋部41が不用意に開放されてしまうことが防止される。
また、ケース本体10に対する本体蓋部20の閉じ状態を本体ロック錠30,30でロックした状態で、かつ補助ロック錠50の操作レバー51が下側の解錠位置に回動操作されて当該補助ロック錠50が解錠状態のまま、当該収納ケース1を横置き姿勢から縦置き姿勢に起立させた場合も上記と同様、補助ロック錠50の係合レバー52がその自重により操作レバー51に対して相対回転してロック爪部53の下側に変位するため、補助蓋部41の不用意な開放が防止される。
このように、補助蓋部41は、使用者の意図的な開放操作によってのみ開くことができ、補助ロック錠50を解錠状態のまま本体蓋部20を開けた場合、あるいは収納ケース1を起立させた場合であっても不用意に開かれてしまうことが防止されて補助収容スペース40に収容した主として小物類等の散乱が未然に防止されるようになっている。
また、図3,5に示すように補助ロック錠50のロック爪部53には、案内面53aが設けられている。この案内面53aは、ロック爪部53の正面側上角部に設けられている。この案内面53aは、正面側へ下る方向に傾斜している。この案内面53aによれば、補助蓋部41を確実に閉じることができる。
例えば、図5に示すようにケース本体10に対して本体蓋部20を閉じた横置き姿勢で補助蓋部41を閉じる際に、下方へ変位する係合レバー52の先端部(係合爪部52b)がロック爪部53に対して上側から衝突(当接)しても、この案内面53aによって係合レバー52の先端部が当該ロック爪部53から離される方向に案内されるため、当該係合レバー52の先端部は図3に示すようにロック爪部53の下側へ確実に戻される。
特に、図5に示すように補助蓋部41を開けた状態で、補助ロック錠50の操作レバー51が誤って施錠位置に戻されると、係合レバー52が本体蓋部20の正面部21により接近した状態となることから、この場合にそのまま当該補助蓋部41を閉じると、係合レバー52がよりロック爪部53に当接しやすくなる。しかしながら、本実施形態におけるロック爪部53の上部には案内面53aが設けられて、係合レバー52の先端部がロック爪部53から遠ざかる方向に案内されてそのロック爪部53に対する衝突が回避されるようになっているので、補助蓋部41を確実に閉じ切ることができる。仮に、係合レバー52がロック爪部53の上部に衝突して突き当てられた状態になると補助蓋部41のそれ以上の閉じ動作ができなくなるため、使用者がわざわざ係合レバー52をロック爪部53から外す手間を掛ける必要があり、この点で当該収納ケース1の使い勝手が損なわれてしまう。この点本実施形態の補助ロック錠50では上記の手間を掛けることなく補助蓋部41を確実に閉じることができるので、収納ケース1の使い勝手を高めることができる。
以上のように構成した本実施形態の収納ケース1によれば、左右の本体ロック錠30,30によってケース本体10に対する本体蓋部20の閉じ状態がロックされる。本体ロック錠30,30はケース本体10側に設けられており、それぞれ操作レバー31を上側へ起立させるように回動操作することにより係合レバー32のロック爪部21aに対する係合を解除して本体蓋部20を上方へ開けることができる。これに対して、補助ロック錠50は補助蓋部41側に設けられており、その操作レバー51を下側に向けて回動操作することにより係合レバー52のロック爪部53に対する係合を解除して補助蓋部41を上方へ開けることができる。
一方、ケース本体10に設けられた取っ手16は、その自重によって図2に示す収納位置に収納される。使用者が横置き姿勢に設置した当該収納ケース1を持ち運ぼうとする場合には、使用者は先ず取っ手16を図2に示す収納位置から図1に示す白抜き矢印(A)方向の使用位置に取り出す操作を行う。この場合に、取っ手16を把持した使用者の手が当該取っ手16を下側の収納位置から上側の使用位置に回動させるため同じく白抜き矢印(A)方向(上方)へ変位する。このため、従来であれば、上方へ変位する使用者の手が小蓋(補助蓋部)の先端係合部に触れる等して当該小蓋が不用意に開いてしまう場合があったが、本実施形態によれば補助蓋部41は補助ロック錠50を解錠することにより開けられ、補助ロック錠50はその操作レバー51を使用者の手の移動方向(白抜き矢印(A)方向)とは逆方向(白抜き矢印(B)方向)となる下側に向けて回動操作することにより解錠される構成となっている。このことから、本実施形態の補助ロック錠50によれば、使用者が取っ手16をその使用位置に取り出す際に不用意に解錠されてしまうことがなく、これにより補助蓋部41が不用意に開けられてしまうことを防止することができる。
また、補助ロック錠50において、操作レバー51を解錠すると、係合レバー52が操作レバー51にぶら下がった状態でロック爪部53から十分な距離だけ離間した状態となるよう、主としてその支軸部52aの操作レバー51の支軸部51aに対する位置(軸間距離)が適切に設定されている。このため、使用者は操作レバー51を下向きに回動操作して当該補助ロック錠50を解錠すれば、係合レバー52のロック爪部53に対する干渉を気にすることなく、若しくは係合レバー52の係合爪部52bがロック爪部53に引っ掛かってしまわないように例えば指先で当該係合レバー52の位置を規制するといった手間を掛けることなく、補助蓋部41を簡単に開けることができ、この点で当該収納ケース1の使い勝手を高めることができる。
さらに、収納ケース1の横置き姿勢で補助ロック錠50の操作レバー51が解錠操作された状態のままで本体蓋部20を上方へ開放しようとし、あるいは補助ロック錠50の操作レバー51が解錠操作された状態のままで当該収納ケース1を横置き姿勢から起立させようとすると、補助ロック錠50の係合レバー52が操作レバー51に対して重力作用によりぶら下がった状態でロック爪部53に接近する方向に回動し、その後係合レバー52の係合爪部52bがロック爪部53に引っ掛かって係合される。このため、補助ロック錠50が解錠されたままであることを忘れて、本体蓋部20を開けても、あるいは収納ケース1を起立さても補助蓋部41が不用意に開放されてしまうことがなく、この点でも当該収納ケース1の使い勝手を高めることができる。
また、本実施形態の補助ロック錠50によれば、収納ケース1の横置き姿勢で補助蓋部41を閉じる過程において係合レバー52がロック爪部53の案内面53aに当接すると、当該係合レバー52がロック爪部53から遠ざかる方向に案内されてその衝突が回避されるため補助蓋部41を完全に閉じることができる。
仮に、案内面53aを設けない場合には、補助蓋部41を閉じる過程で、補助ロック錠50の係合レバー52がロック爪部53に上側から衝突して突き当てられた状態にロックされてしまうおそれがあり、この場合には補助蓋部41を完全に閉じることができなくなり、その結果当該補助ロック錠50を施錠することができなくなる。このため、使用者は、補助蓋部41の閉じ操作に加えて、係合レバー52を指先で移動させる等してロック爪部53の上面に突き当てられた状態を解消する手間を掛ける必要があり、この点で当該収納ケース1の使い勝手が損なわれてしまうが、案内面53aを設けることによりこのような手間を掛けることなく上記ロック状態を回避することができるので当該収納ケース1の使い勝手を高めることができる。
以上説明した実施形態には、種々変更を加えることができる。例えば、ロック爪部53に案内面53aを設けた構成を例示したが、係合レバー52側に案内面(傾斜面)を設けてそのロック爪部53の上面に対する衝突(突き当て状態にロックされること)を回避する構成としてもよい。また、係合レバー52側とロック爪部53側の双方に衝突回避用の案内面を設ける構成としてもよい。
また、補助蓋部41の閉じ状態を一つの補助ロック錠50でロックする構成を例示したが、2つ以上の補助ロック錠50〜50を用いる構成としてもよい。
さらに、本体ロック錠30,30の操作レバー31,31の解錠方向を上向きとする構成を例示したが、補助ロック錠50と同じく下向きにしてもよい。この場合には、操作レバー31,31を本体蓋部20の正面部21に支持し、ケース本体10の正面部11にロック爪部21aを設ける構成とすればよい。
1…収納ケース
D…作業台
2…ヒンジ部
10…ケース本体
11…正面部
12…左側面部
13…右側面部
14…背面部、15…底面部
16…取っ手
20…本体蓋部
21…正面部、21a…ロック爪部
22…左側面部、23…右側面部
24…背面部、25…天板部
30…本体ロック錠
31…操作レバー、31a…支軸部
32…係合レバー、32a…支軸部
40…補助収納部
41…補助蓋部、41a…ヒンジ部
50…補助ロック錠
51…操作レバー、51a…支軸部
52…係合レバー、52a…支軸部、52b…係合爪部
53…ロック爪部、53a…案内面

Claims (4)

  1. ケース本体とこれを開閉する本体蓋部と該本体蓋部の閉じ状態をロックするための本体ロック錠を備えた収納ケースであって、
    前記ケース本体の側部に持ち運び用の取っ手を備えており、該取っ手は前記ケース本体の側部に沿った収納位置と該収納位置から上方へ回動させて前記側部から突き出した使用位置との間を回動可能に設けられており、
    前記本体蓋部は、物品を収納するためのスペースと該収納スペースを開閉する補助蓋部と該補助蓋部の閉じ状態をロックする補助ロック錠を備えており、
    該補助ロック錠は、前記補助蓋部に解錠位置と施錠位置との間を回動操作可能に設けた操作レバーと、該操作レバーに回動支軸をずらせて回動可能に設けた係合レバーを備え、該係合レバーを前記操作レバーの施錠位置側への回動操作により前記本体蓋部に設けたロック爪部に引き掛けて該補助蓋部の前記本体蓋部に対する閉じ状態をロックする構成とされ、
    前記ケース本体を下側で、前記本体蓋部を上側にして該本体蓋部を上方へ移動させて開き、下方へ移動させて閉じることとなる横置き姿勢で当該収納ケースを設置した状態で、前記取っ手の上側に前記補助ロック錠が位置し、その操作レバーの解錠位置側への回動操作方向が前記取っ手の使用位置側への回動操作方向とは逆方向に設定された収納ケース。
  2. 請求項1記載の収納ケースであって、当該収納ケースの横置き姿勢の状態で、前記補助ロック錠の操作レバーを解錠操作すると、前記係合レバーが前記ロック爪部の下方から退避し、該退避状態で前記補助蓋部を上方へ開放可能な構成とした収納ケース。
  3. 請求項2記載の収納ケースであって、前記本体蓋部は前記ケース本体に対して背面側でヒンジ結合されて上下に開閉可能であり、当該収納ケースの横置き姿勢の状態かつ前記補助ロック錠の解錠状態で、前記本体蓋部を上方へ回動させて開放し、若しくは当該収納ケースを前記横置き姿勢から起立させると、前記補助ロック錠の係合レバーが前記操作レバーに対して相対的に回動して前記ロック爪部に係合される構成とした収納ケース。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載した収納ケースであって、前記補助蓋部は前記本体蓋部に対して背面側でヒンジ結合されて上下に開閉可能であり、当該収納ケースの横置き姿勢の状態で、前記補助蓋部を下方へ回動させて閉じる過程において前記補助ロック錠の係合レバー若しくはロック爪部のいずれか一方又は双方に、当該係合レバーを前記ロック爪部から遠ざける方向に案内して当該係合レバーの前記ロック爪部に対する上方からの衝突を回避する案内面を設けた収納ケース。
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