JP2014189295A - 保管容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】上蓋の閉状態におけるロックに対するロック解除防止効果の高い保管容器の提供を目的とする。
【解決手段】容器本体11の壁部外面には、上蓋21の閉状態時に把持片本体爪29、29と係合する把持片本体爪受け部19、19を有し、容器本体11の壁部外面に、閉状態の上蓋21の把持片25を外側から覆う大きさのロックカバー部材52が回動可能に取り付けられ、ロックカバー部材52には、起立時に上蓋21の把持片本体部26の側部に係合する側部係合爪57、57が設けられ、起立状態とされたロックカバー部材52の両側部間に解除キーのキー本体部を挿入することにより、側部係合爪57、57による係合を解除する。
【選択図】図3

Description

本発明は、牛乳ビンやヨーグルト容器、ジュース等を一時的に収容し、上蓋を閉じた状態でロックすることが可能な保管容器に関する。
従来、玄関等に保管容器を設け、配達される牛乳ビンやヨーグルト容器等を保管容器に収容して一時的に保管することが行われている。
前記保管容器は、上面が開口して内部が物品保管部とされた容器本体と、容器本体の上面開口部を開閉可能な上蓋とで構成されている。
また、保管容器は玄関等の屋外に配置されることが多く、配達された牛乳ビン等を家人が取り出す前に盗難に会うおそれがあるため、上蓋の開放を防止するロック機構を設けたものが提案されている。
しかし、ロック機構を有する従来の保管容器は、細長い板状の解除キーを挿入して、一箇所の係合爪を押すことによってロックを解除するものであるため、他の細長い板状体を挿入してもロックを解除することが可能であり、ロック解除防止が充分とは言いがたかった。
特開2004−10092号公報
本発明は前記の問題に鑑みてなされたものであり、正しい解除キーを使用しなければロック解除が難しい、ロック解除防止効果の高い保管容器の提供を目的とする。
請求項1の発明は、上面が開口した容器本体と、前記容器本体の上面開口部を開閉可能な上蓋と、前記上蓋による閉状態をロックするロック装置とを備え、解除キーによって前記閉状態のロックを解除する保管容器において、前記上蓋は、一端側が前記容器本体の上面開口部の外側に回動可能に取り付けられ、反対側の縁から下方へ延設された把持片本体部で構成される把持片を有し、前記把持片は、前記把持片本体部の容器本体側の面に該容器本体側へ突出する把持片本体爪を有し、前記容器本体の壁部外面には、前記上蓋の閉状態時に前記把持片本体爪と係合する把持片本体爪受け部を有し、前記把持片本体爪受け部は、前記上蓋の回動による閉によって、前記把持片本体爪が前記把持片本体爪受け部の下に進入して前記把持片本体爪受け部と前記把持片本体爪が上下に重なる位置に設けられ、前記ロック装置は、前記容器本体の壁部外面に沿う起立状態と前記容器本体の壁部外面から上部側が離れて倒れた傾斜状態間を下部側を回動支点として回動可能に前記容器本体の壁部外面に取り付けられたロックカバー部材を有し、前記ロックカバー部材は、前記起立状態とされた際に前記閉状態の前記上蓋の把持片を外側から覆うことのできる大きさからなり、前記ロックカバー部材の両側部には前記起立状態とされた際に前記閉状態の上蓋の把持片本体部の側部に外側から係合して該ロックカバー部材の回動を防止する側部係合爪を有し、前記解除キーは、前記上蓋の閉状態において起立状態とされた前記ロックカバー部材の両側部間に上方から挿入可能なキー本体部を備え、前記キー本体部には、前記側部係合爪間を押し拡げて前記上蓋の把持片本体部の側部に対する前記側部係合爪の係合を解除する第一ロック解除部を備え、前記上蓋の閉状態で前記ロックカバー部材を起立させることによって前記閉状態がロックされたロック状態において、前記ロックカバー部材の両側部間に前記キー本体部を挿入することによって、前記側部係合爪間が押し拡げられて前記閉状態のロックが解除されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記把持片は、前記把持片本体部の下部から該把持片本体部の前面に対して外方へ突出した把持片先端部を有し、前記ロック状態では、前記把持片先端部の先端と前記ロックカバー部材の前側壁部との隙間が、前記把持片本体爪と前記把持片本体爪受け部との重なり寸法より小さくなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記ロックカバー部材の上部内面には、前記起立状態とされた際に前記閉状態の上蓋の前記把持片先端部に係合して前記把持片先端部の上方移動を防止する上部突起を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1において、前記ロックカバー部材の上部内面には、前記起立状態とされた際に前記閉状態の上蓋の前記把持片本体部へ向けて突出する上部突起を有し、前記ロック状態では、前記把持片本体部と前記上部突起との隙間が前記把持片本体爪と前記把持片本体爪受け部との重なり寸法より小さくなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記キー本体部は、前記側部係合爪の係合解除後に前記ロックカバー部材の上部側を該ロックカバー部材の倒れる方向へ押して前記ロックカバー部材を倒す第二ロック解除部を備えていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から5の何れか一項において、前記ロックカバー部材の前側壁部の外面には、前記ロックカバー部材の起立状態時に上部となる位置に解除キーガイド入り口部が上向き筒状に形成され、前記解除キーは、前記第一ロック解除部が前記ロックカバー部材の両側部間に挿入される際に前記解除キーガイド入り口部に挿入される解除キーガイド部を備えていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から6の何れか一項において、前記ロック装置は、ロック装置プレートに前記ロックカバー部材が設けられ、前記ロック装置プレートが前記容器本体の壁部外面に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上蓋による閉状態時にロックカバー部材を起立させて上蓋の把持片を覆うことにより、把持片本体部の側部にロックカバー部材の側部係合爪が係合するため、閉状態のロックを容易に行うことができる。また、閉状態のロックを解除するには、把持片本体部の側部の係合を解除する事が可能な解除キーを用いなければならず、正しい解除キーを用いない場合にはロック解除が容易ではなく、ロック解除防止効果を高めることができる。
さらに請求項7の発明によれば、保管容器の使用者の要求に応じてロック装置を容器本体に設けたり、設けないようにしたりすることが簡単に可能となる。
本発明の一実施形態に係る保管容器の分解斜視図である。 ロック装置と解除キーの斜視図である。 ロック装置が取り付けられた保管容器の斜視図である。 ロック前の閉状態を示す保管容器の斜視図である。 ロック状態を示す保管容器の斜視図と右側面図である。 ロック状態を示す保管容器の正面図である。 図6−のA−A断面図である。 図6のB部拡大図である。 解除キーを挿入する際を示す保管容器と解除キーの斜視図である。 解除キーを挿入する際の右側面図と解除キー挿入途中の斜視図である。 他の実施形態の保管容器におけるロック状態を示す断面図である。
図1及び図3に示す本発明の一実施形態の保管容器10は、容器本体11、上蓋21、ロック装置41及びポケット部材65で構成され、前記容器本体11に対する上蓋の閉状態のロックを、図2に示す解除キー81によって解除可能なものである。
前記容器本体11は、上面が開口して内部が物品保管部となった箱体からなり、平面視外形が長方形からなる。前記容器本体11は、プラスチック製の外壁部14と内壁部15とその間に挟まれた発泡体(図示せず)とよりなる三層構造からなり、前記発泡体により良好な保冷性を有する。前記容器本体11の外壁部14の前側外面16には、略下半部の左右の縁にポケット部材取付孔17が上下4箇所に形成されている。また、前記容器本体11の上端外周にはフランジ18が形成され、前記フランジ18の下部には、前記容器本体11の前面側の位置に、把持片本体爪受け部19、19が下向きに形成されている。前記把持片本体爪受け部19、19の下面は孔になっており、後述のロック装置プレート42の上部固定用突部47、47の挿入に利用される。
一方、前記上蓋21は、前記容器本体11の上面開口部12に被さる大きさからなり、後端側22が前記容器本体11の上面開口部12の後部外側にヒンジ部材(図5及び図10の符号91で示す)で回動可能に取り付けられ、反対の前端側(すなわち自由端側)23には把持片25を有する。前記把持片25は、前記前端側23の縁から下方へ延設された把持片本体部26と、前記把持片本体部26の下部から該把持片本体部26の前面27に対して外方(前方)へ突出した把持片先端部28とで構成されている。前記把持片本体部26の容器本体11側の面(背面)には、該容器本体11側へ突出する把持片本体爪29、29を横方向に離れて有する。前記把持片本体爪29、29は、前記上蓋21を回動により閉じた際に、図7及び図8に示すように、前記容器本体11の把持片本体爪受け部19、19の下側に進入して前記把持片本体爪受け部19、19と前記把持片本体爪29、29が上下に重なって係合する位置に設けられている。前記上蓋21は、ロック解除状態で、前記把持片先端部28を使用者が外方へ曲げるようにして上げることにより、前記把持片本体爪受け部19、19と前記把持片本体爪29、29の係合を解除することができ、その状態で前記上蓋21を上方へ回動させることにより、前記容器本体11の上面開口部12を開口させることができる。前記上蓋21はプラスチック製の外層部材とその内面に設けられた発泡体とからなり、発泡体によって保冷性が高められている。
前記ロック装置41は、本実施例では、ロック装置プレート42とロックカバー部材52とよりなる。図2にロック装置プレート42とロックカバー部材52を拡大して示す。
前記ロック装置プレート42は、略長方形の下半部43と、該下半部43よりも横幅が大の略台形の上半部44が一連に形成されたプラスチック製板体からなり、前記上半部44の前面に2つの軸支部45、45が横方向に所定距離離して立設されている。前記軸支部45、45は、横方向に軸挿入孔46、46が形成され、該軸挿入孔46、46にロックカバー部材52が下部で回動可能に軸着されている。前記ロック装置プレート42は、上端に上部固定用突部47、47が形成され、また下端に複数の下部固定用突部48が所定間隔で形成されている。前記上部固定用突部47、47を、前記容器本体11のフランジ18に下向きに形成されている前記把持片本体爪受け部19、19の下面の孔に挿入し、前記下部固定用突部48を後述のポケット部材65の底面壁部68の係合用凹部70に係合させ、その状態でポケット部材65を容器本体11の外壁部14の前側外面16に形成されている4箇所のポケット部材取付孔17に固定することにより、前記容器本体11の前側外面16に前記ロック装置プレート42がロックカバー部材52と共に取り付けられる。
前記ロックカバー部材52は、プラスチック製からなり、起立状態時に前側となる前側壁部53と、前記前側壁部53の両側部から背面方向へ延設された側部壁部54、54と、前側壁部53の下端から背面方向へ延設された底部壁部55とよりなり、前記ロックカバー部材52の起立状態時に、閉状態の前記上蓋21の把持片25を外側(前面側)から覆うことのできる大きさとされている。前記ロックカバー部材52の側部壁部54、54の外面には、ロックカバー部材52の起立状態時に下部となる位置に、回動用軸(図示せず)が形成され、前記回動用軸が前記ロック装置プレート42の軸支部45、45における軸挿入孔46、46に挿入されることにより、前記ロックカバー部材52が下部を支点として起立状態(図5の状態)と、前記ロック装置プレート42及び前記容器本体11の前側外面16から上部が離れて倒れた傾斜状態(図3及び図4の状態)間を回動可能に取り付けられている。
前記ロックカバー部材52の両側の側部壁部54、54における自由端側(起立時の上端側)には、前記ロックカバー部材52が起立状態とされた際に、閉状態の上蓋21の把持片本体部26の側部26a、26aに外側から係合して該ロックカバー部材52の回動を防止する側部係合爪57、57が内向きに形成されている。前記側部係合爪57、57の先端の間隔は、前記把持片本体部26の側部26a、26a間の距離(把持片本体部26の幅)よりも所定寸法(例えば3〜5mm)狭くされている。さらに、前記側部係合爪57、57は、前記上蓋21が閉状態とされた状態で、前記ロックカバー部材52が倒れた傾斜状態から起立状態へ回動されて前記把持片本体部26の側部26a、26aに係合する際に、前記側部係合爪57、57が前記把持片本体部26の側部26a、26aを乗り越えて係合し易いように、前記係合時に前記把持片本体部26の側部26a、26aと当たる背面の部分については先端へ向かって傾斜した傾斜面57a、57aで形成されている。なお、前記側部係合爪57、57における前記傾斜面57a、57aとは反対の内面については、前記把持片本体部26の側部26a、26aと前記側部係合爪57、57が係合した状態で、前記ロックカバー部材52に倒れる方向の回動力を加えても、前記把持片本体部26の側部26a、26aと前記側部係合爪57、57の係合が外れ難いように、平面で構成されている。
また、前記ロックカバー部材52の前側壁部53の内面には、前記ロックカバー部材52の起立状態時に上部となる位置に、前記閉状態の上蓋21の把持片先端部28の上面28aに乗って前記把持片先端部28と係合し、前記把持片先端部28の上方移動、すなわち上蓋21の上方回動を防止する上部突起58を有する。なお、本実施形態では、前記上部突起58が前記上蓋21の把持片先端部28の上面28aに乗ることが係合となっている。さらに、前記ロックカバー部材52の前側壁部53の外面(前面)には、前記ロックカバー部材52の起立状態時に上部となる位置に、解除キーガイド入り口部59が上向き筒状に形成されている。
また、前記ロックカバー部材52と前記上蓋21の把持片先端部28は、前記上蓋21の閉状態で前記ロックカバー部材52を起立させることによって前記閉状態がロックされたロック状態では、図7及び図8に示すように、前記把持片先端部28の先端28bと前記ロックカバー部材52の前側壁部53との隙間bが、前記把持片本体爪29と前記把持片本体爪受け部19との重なり寸法aより小さくなるように、前記把持片先端部28の長さ及び起立状態の前記ロックカバー部材52の前側壁部53の位置が設定されている。
ポケット部材65は、プラスチック製からなり、前側壁部66と、前側壁部66の両側部から背面方向へ延設された側部壁部67、67と、前側壁部66の下部から背面方向へ延設された底面壁部68とで構成されている。前記側部壁部67、67には4個のポケット部材係合突起69が形成され、また、前記底面壁部68の先端には、複数の係合用凹部70が形成されている。前記ポケット部材65は、前記底面壁部68の複数の係合用凹部70に前記ロック装置プレート42の下端の複数の下部固定用突部48を係合させ、前記側部壁部67、67の4個のポケット部材係合突起69を、前記容器本体11の前側外面16における4箇所のポケット部材取付孔17に挿入し係合させることにより、前記ロック装置プレート42及びロックカバー部材52と共に前記容器本体11の前側外面16に固定される。前記容器本体11の前側外面16の外面と前記ポケット部材65の内面間は、請求書や、パンフレット等の収容部として使用される。
前記解除キー81は、本実施例ではプラスチック製からなり、図2に示すように、キー本体部82に第一ロック解除部85、85と解除キーガイド部86と第二ロック解除部87が形成されている。
前記キー本体部82は、図示の例では略A形状からなり、両側部83、83の下部には、起立状態の前記カバー部材52の前記側部壁部54、54間に挿入可能な突部84、84が下向きに延設されている。前記両側部83、83間の幅(距離)は、前記突部84、84の下端位置で前記カバー部材52の前記側部壁部54、54間の距離よりも小とされている。また、前記両側部83、83は、前記突部84、84の下端より上方位置に、前記カバー部材52の前記側部壁部54、54を外方へ押して前記側部係合爪57、57間を押し拡げ、前記上蓋21の把持片本体部26の側部26a、26aに対する前記側部係合爪57、57の係合を解除する前記第一ロック解除部85、85が外方へ突出形成されている。
前記突部83.83の前面に前記第二ロック解除部87、87が形成されている。前記第二ロック解除部87、87は、前記突部83、83の下端の前面から上方へ向けて前方(外方)へ傾斜した前記突部83、83の前面で構成されている。前記第二ロック解除部87、87は、前記解除キー81の挿入時、前記第一ロック解除部85、85による前記側部係合爪57、57の係合解除後に、前記ロックカバー部材52の上部側を該ロックカバー部材52の倒れる方向へ押し、前記ロックカバー部材52を倒して前記上蓋21の把持片先端部28に対する前記上部突起58の係合を解除するように構成されている。
前記キー本体部82の下部には前記突部84、84間の位置に前記解除キーガイド部86が形成されている。前記解除キーガイド部86は、前記解除キー81の挿入をガイドするものであり、下向きの爪片からなり、起立状態の前記ロックカバー部材52の前記側部壁部54、54間に前記キー本体部82の下部の突部84、84が挿入される際、前記解除キーガイド入り口部59に挿入可能に形成されている。前記解除キーガイド部86は、上部側(基部側)が下端側(自由端側)よりもキー本体部82の前面外方への突出が大にされた屈曲形状からなり、前記解除キー81を前記ロックカバー部材52の倒す方向へ押し易く構成されている。
前記解除キー81による作用を説明する。起立状態の前記ロックカバー部材52の前記解除キーガイド入り口部59に前記解除キー81の解除キーガイド部86が挿入されると共に、前記側部壁部54、54間に前記キー本体部82の下部の前記突部84、84が挿入されることにより、まず、前記上蓋21の把持片本体部26の側部26a、26aに対する前記側部係合爪57、57の係合が前記第一ロック解除部85、85によって解除される。そして、前記側部係合爪57、57の係合が解除された状態で前記キー本体部82の挿入がさらに進むと、前記第二ロック解除部87により前記ロックカバー部材52の前側壁部53が外方(容器本体11の前方)へ押され、それによって図4のように前記ロックカバー部材52が倒れ、前記把持片本体部26の側部26a、26aから前記側部係合爪57、57が離れると共に、前記把持片先端部28の上面28aに対する上部突起58の係合が解除され、これによって閉状態のロックが解除される。
前記保管容器10の閉状態時のロックについて説明する。図3に示すように前記ロックカバー部材52が倒れた傾斜状態で、前記上蓋21を回動させて、図4のように前記容器本体11の上面開口部に被せて閉状態とする。前記回動による上蓋21の閉時、前記上蓋21の把持片本体部26に形成されている前記把持片本体爪29、29は、前記容器本体11の外面の把持片本体爪受け部19、19の外側下部に一旦衝突し、さらに上蓋21を閉方向に回動させることにより、前記把持片25が弾性変形して前記把持片本体爪29、29が前記把持片本体爪受け部19、19の下側に進入する。これにより、前記把持片本体爪受け部19、19と把持片本体爪29、29が上下に重なって係合する。次に、図5ないし図8に示すように、前記ロックカバー部材52を起立させて前記容器本体11の前側壁面16側へ押し付ける。これにより、前記ロックカバー部材52の側部係合爪57、57が、前記閉状態の上蓋21の把持片本体部26の側部26a、26aを外側から挟むようにして該側部26a、26aに係合し、前記ロックカバー部材52の倒れる方向への回動を防止すると共に、前記ロックカバー部材52の前側壁部53における上部内面の上部突起58が、前記閉状態の上蓋21の把持片先端部28の上面28aに乗って前記把持片先端部28と係合し、さらに前記把持片先端部28の先端28bと前記ロックカバー部材52の前側壁部53との隙間bが、前記把持片本体爪29と前記把持片本体爪受け部19との重なり寸法aより小さくなるため、これらによって前記把持片先端部28の外方変位を防止して閉状態をロックする。
一方、閉状態でロックされた前記保管容器のロック解除には、図9及び図10に示すように、前記解除キー81のキー本体部82の下部を、前記上蓋21の把持片本体部26の前面と前記ロックカバー部材52の前側壁部53の内面間における上部内面間における前記側部壁部54、54間に挿入すると共に、前記解除キー81の解除キーガイド部86を、前記ロックカバー部材52の前記解除キーガイド入り口部59に挿入する。前記解除キー81のキー本体部82の下部の挿入により、前記側部係合爪57、57間が前記第一ロック解除部85、85により拡げられて前記把持片本体部26の側部26a、26aに対する係合が解除される。その後に前記第二ロック解除部87によって前記ロックカバー部材52の上部側がロックカバー部材の倒れる方向へ押され、前記ロックカバー部材52が図4のように倒れて前記上蓋21の閉状態のロックが解除される。
なお、前記ロックカバー部材52には、前記上部突起58を設けなくてもよい。前記ロックカバー部材52が前記上蓋21の把持片25を覆っているので、前記把持片25に触れることができず、前記把持片25を変形させて前記把持片本体爪29と前記把持片本体爪受け部19との係合を外すことができなくなるため、前記上蓋21の閉状態をロックすることができる。
前記実施形態では、前記ロックカバー部材52が起立したロック状態時、前記把持片先端部28の先端28bと前記ロックカバー部材52の前側壁部53との隙間bが、前記把持片本体爪29と前記把持片本体爪受け部19との重なり寸法aより小さくなるように構成されているが、図11に示す他の実施形態の保管容器10Aのように、上蓋21Aの把持片25Aにおける把持片本体部26Aとロックカバー部材52Aの上部突起58Aとの隙間dが、前記把持片本体部26Aの把持片本体爪29Aと、容器本体11Aの把持片本体爪受け部19Aとの重なり寸法cより小さくなるように構成してもよい。なお、前記保管容器10Aの構成部分は、符号にAを付記して先の実施形態の保管容器10と区別したが、前記した把持片25Aの構成以外については、先の前記保管容器10における構成、例えば前記容器本体10、前記上蓋21、前記ロック装置41及び前記解除キー81等の構成と同様の構成からなる。
このように、実施形態の保管容器は、上蓋による閉状態時にロックカバー部材を起立させて上蓋の把持片を覆うことにより、閉状態をロックすることができ、ロックを容易に行うことができる。しかも、把持片本体部における側部にロックカバー部材が係合するため、正しい解除キーを用いない場合にはロック解除が容易ではなく、ロック解除防止効果が高い。また、実施形態の保管容器は、保管容器の使用者の要求に応じてロック装置を容器本体に設けたり、設けないようにしたりすることが簡単に可能となり、しかも、ロック装置を設けない場合にも、ロック装置の取付用孔などがポケット部材で隠されて露出することがなく、外観が損なわれることもない。なお、本発明は、前記ロック装置プレートを介することなく、ロックカバー部材を容器本体に直接取り付けるようにしてもよい。
10、10A 保管容器
11、11A 容器本体
19、19A 把持片本体爪受け部
21、21A 上蓋
26、26A 把持片本体部
28 把持片先端部
29、29A 把持片本体爪
41、41A ロック装置
42、42A ロック装置プレート
52、52A ロックカバー部材
57 側部係合爪
58、58A 上部突起
59、59A 解除キーガイド入り口部
65、65A ポケット部材
81 解除キー
82 キー本体部
85 第一ロック解除部
86 解除キーガイド部
87 第二ロック解除部

Claims (7)

  1. 上面が開口した容器本体と、前記容器本体の上面開口部を開閉可能な上蓋と、前記上蓋による閉状態をロックするロック装置とを備え、解除キーによって前記閉状態のロックを解除する保管容器において、
    前記上蓋は、一端側が前記容器本体の上面開口部の外側に回動可能に取り付けられ、反対側の縁から下方へ延設された把持片本体部で構成される把持片を有し、
    前記把持片は、前記把持片本体部の容器本体側の面に該容器本体側へ突出する把持片本体爪を有し、
    前記容器本体の壁部外面には、前記上蓋の閉状態時に前記把持片本体爪と係合する把持片本体爪受け部を有し、
    前記把持片本体爪受け部は、前記上蓋の回動による閉によって、前記把持片本体爪が前記把持片本体爪受け部の下に進入して前記把持片本体爪受け部と前記把持片本体爪が上下に重なる位置に設けられ、
    前記ロック装置は、前記容器本体の壁部外面に沿う起立状態と前記容器本体の壁部外面から上部側が離れて倒れた傾斜状態間を下部側を回動支点として回動可能に前記容器本体の壁部外面に取り付けられたロックカバー部材を有し、
    前記ロックカバー部材は、前記起立状態とされた際に前記閉状態の前記上蓋の把持片を外側から覆うことのできる大きさからなり、前記ロックカバー部材の両側部には前記起立状態とされた際に前記閉状態の上蓋の把持片本体部の側部に外側から係合して該ロックカバー部材の回動を防止する側部係合爪を有し、
    前記解除キーは、前記上蓋の閉状態において起立状態とされた前記ロックカバー部材の両側部間に上方から挿入可能なキー本体部を備え、
    前記キー本体部には、前記側部係合爪間を押し拡げて前記上蓋の把持片本体部の側部に対する前記側部係合爪の係合を解除する第一ロック解除部を備え、
    前記上蓋の閉状態で前記ロックカバー部材を起立させることによって前記閉状態がロックされたロック状態において、前記ロックカバー部材の両側部間に前記キー本体部を挿入することによって、前記側部係合爪間が押し拡げられて前記閉状態のロックが解除されることを特徴とする保管容器。
  2. 前記把持片は、前記把持片本体部の下部から該把持片本体部の前面に対して外方へ突出した把持片先端部を有し、前記ロック状態では、前記把持片先端部の先端と前記ロックカバー部材の前側壁部との隙間が、前記把持片本体爪と前記把持片本体爪受け部との重なり寸法より小さくなることを特徴とする請求項1に記載の保管容器。
  3. 前記ロックカバー部材の上部内面には、前記起立状態とされた際に前記閉状態の上蓋の前記把持片先端部に係合して前記把持片先端部の上方移動を防止する上部突起を有することを特徴とする請求項2に記載の保管容器。
  4. 前記ロックカバー部材の上部内面には、前記起立状態とされた際に前記閉状態の上蓋の前記把持片本体部へ向けて突出する上部突起を有し、前記ロック状態では、前記把持片本体部と前記上部突起との隙間が前記把持片本体爪と前記把持片本体爪受け部との重なり寸法より小さくなることを特徴とする請求項1に記載の保管容器。
  5. 前記キー本体部は、前記側部係合爪の係合解除後に前記ロックカバー部材の上部側を該ロックカバー部材の倒れる方向へ押して前記ロックカバー部材を倒す第二ロック解除部を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の保管容器。
  6. 前記ロックカバー部材の前側壁部の外面には、前記ロックカバー部材の起立状態時に上部となる位置に解除キーガイド入り口部が上向き筒状に形成され、
    前記解除キーは、前記第一ロック解除部が前記ロックカバー部材の両側部間に挿入される際に前記解除キーガイド入り口部に挿入される解除キーガイド部を備えていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の保管容器。
  7. 前記ロック装置は、ロック装置プレートに前記ロックカバー部材が設けられ、前記ロック装置プレートが前記容器本体の壁部外面に取り付けられていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の保管容器。
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