JP2011131146A - 中空糸膜モジュールの製造方法。 - Google Patents
中空糸膜モジュールの製造方法。 Download PDFInfo
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Abstract
封止工程を省略し、さらには中空糸膜屑量を低減させることのできる中空糸膜モジュールの製造方法を提供する。
【解決手段】
中空糸膜束が湾曲して筒状ケースに収納され、前記筒状ケースの一方の開口部にポッティングされてなる中空糸膜モジュールの製造方法において、中空糸膜を巻き取り、両端部が湾曲している略楕円状の中空糸膜束とした後、該中空糸膜束の一方の湾曲した端部を前記筒状ケースから該筒状ケースの長手方向外側に向けて突出させるように前記中空糸膜束を前記筒状ケースに挿入して、前記突出した端部突出させた湾曲した端部を前記筒状ケースの開口部にポッティングし、次いで前記突出した端部突出させた湾曲した端部を切断除去することを特徴とする中空糸膜モジュールの製造方法。
【選択図】 図1
Description
図5に示す装置を用いて、カセ軸101間の距離が80mm、張力100g、巻取回転速度75rpmの条件にて、外径が460μm、内径が300μmのポリスルホン製中空糸膜を略楕円状に巻き取った。巻き取った中空糸膜束は456本の中空糸膜1からなり、内径が20mmである筒状ケース2に、図1に示すように、端糸11がはみ出している側の湾曲部を筒状ケース2から突出させた形態に挿入した。中空糸膜1の糸束を筒状ケース2に挿入した組立体は、図9に示すように注型キャップ8、ポッティング容器9を取り付けた後、ポリウレタン樹脂を注入して硬化させ、突出している一方の中空糸膜1側を筒状ケース2に固定させた。その後、注型キャップ8、ポッティング容器9を取り外し、筒状ケース2から突出している部分を切断した。
[比較例1]
実施例1と同じ中空糸膜1および筒状ケース2を用いて、図3(a)〜(f)に示す従来の手法にて中空糸膜モジュールを製造した。尚、ポッティング材7には実施例1と同様にポリウレタン樹脂を用い、中空糸膜1を筒状ケース2に固定した。
実施例1同様、サンプルを50個用意したところ、中空糸膜1の中空部にポッティング材7が侵入し、不通となった中空糸膜1を1つでも含む中空糸膜モジュールは3つあった。また、1つの糸束にて、筒状ケース2から突出したケース方向の中空糸膜1長さは18mmで、屑処分となってしまった中空糸膜1の糸屑長は総計15m程度、ポッティング材7の屑量は13.3gであった。
1a:中空糸膜開口端面
2:筒状ケース
3:糸束把持機構
4:カッター刃
5:押圧板
6:封止部
7:ポッティング材
8:注型キャップ
9:ポッティング容器
10:供給ノズル
11:端糸
12:位置決めプレート
13:圧縮空気噴射ノズル
14:圧縮空気
101:カセ軸
102:カセ長規制冶具
103:スクロール溝
104:トラバースロール
105:糸条案内ガイド
106:レール枠
A:糸束を切断することで中空糸膜開口部がさばけてしまう部分
B:圧潰或いは溶融により封止した部分
C:封止に伴い形状が変質してしまった部分
D:本発明の製造方法により屑となる突出させた湾曲した端部
L1:中空糸膜モジュールに流入する流体
L2:濾過流体
X:従来の工程手法におけるカセ軸間距離
Y:本発明におけるカセ軸間距離
Claims (8)
- 中空糸膜束が湾曲して筒状ケースに収納され、前記筒状ケースの一方の開口部にポッティングされてなる中空糸膜モジュールの製造方法において、中空糸膜を巻き取り、両端部が湾曲している略楕円状の中空糸膜束とした後、該中空糸膜束の一方の湾曲した端部を前記筒状ケースから該筒状ケースの長手方向外側に向けて突出させるように前記中空糸膜束を前記筒状ケースに挿入して、前記突出させた湾曲した端部を前記筒状ケースの開口部にポッティングし、次いで前記ポッティングされた前記突出させた湾曲した端部を切断除去することを特徴とする中空糸膜モジュールの製造方法。
- 前記中空糸膜束を、前記筒状ケースから該筒状ケースの長手方向外側に向けて突出させるように挿入した後、ポッティングする前に、ポッティング処理を施す端部をさばき処理する請求項1に記載の中空糸膜モジュールの製造方法。
- 前記さばき処理を圧縮空気の噴射により行う請求項2に記載の中空糸膜モジュールの製造方法。
- 前記さばき処理を金網表面に摩擦接触させて行う請求項2に記載の中空糸膜モジュールの製造方法。
- 中空糸膜束がストレート状に筒状ケースに収納され、前記筒状ケースの両端の開口部にポッティングされてなる中空糸膜モジュールの製造方法において、中空糸膜を巻き取り、両端部が湾曲している略楕円状の中空糸膜束とした後、該中空糸膜束の湾曲した両端部を前記筒状のケースから該筒状ケースの長手方向外側に向けて突出させるように挿入して、前記突出させた湾曲した両端部を前記筒状ケースの開口部にポッティングし、次いで前記ポッティングされた前記突出させた湾曲した両端部を切断除去することを特徴とする中空糸膜モジュールの製造方法。
- 前記中空糸膜束を、前記筒状のケースから該筒状ケースの長手方向外側に向けて突出させるように挿入した後、ポッティングする前に、ポッティング処理を施す両端部をさばき処理する請求項5に記載の中空糸膜モジュールの製造方法。
- 前記さばき処理を圧縮空気の噴射により行う請求項6に記載の中空糸膜モジュールの製造方法。
- 前記さばき処理を金網表面に摩擦接触させて行う請求項6に記載の中空糸膜モジュールの製造方法。
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2009
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