JP2011129965A - 画像処理装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えばディザ法や誤差拡散法などの擬似階調処理が施された画像の背景領域に任意の画像を合成することができる画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】原画像において、処理対象画素の周辺の所定領域内に黒画素が存在するか否かを判断し、黒画素が存在すると判断された場合に原画像の画素値を選択し、黒画素が存在しないと判断された場合に合成画像の画素値を選択して、選択された画素値を出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、原画像の背景領域に任意の画像を合成する画像処理装置及び画像形成装置に関する。
従来、所定の原画像に任意の画像を合成するための方法として、原画像において所定以上の明るさをもつ領域を背景領域として判別し、判別された背景領域の画像を他の画像と置き換えるものが用いられている。図7(d)は、図7(a)に示す原画像の背景領域に図7(b)に示す合成画像を合成した結果を示す図である。図7(d)では、原画像うちの明るい領域にのみ合成画像が合成されていることがわかる。
特許文献1には、所定の原画像に任意の画像を合成するための技術として、上記明るさに対応して所定のしきい値と原画像の画素値とを比較し、しきい値よりも低い画素値の画素を背景領域、しきい値よりも高い画素値の画素を物体領域と判別して、背景領域の画像を他の画像と置き換える技術が記載されている。
特開平9−44642号公報
一方、原画像には、画素値として例えば0〜255のいずれかの値を持ついわゆる多値画像と、画素値として0または1の値を持つ2値画像とがある。2値画像は、多値画像に対しディザ法や誤差拡散法などの擬似階調処理を施すことにより得られる。
特許文献1に記載された技術は、原画像が多値画像である場合には背景領域に適切に画像を合成することができる。しかし、その技術を擬似階調処理が施された2値画像に用いると、本来意図されている背景領域以外の画像が他の画像と置き換えられてしまい、所望の結果を得ることが出来ないという問題があった。
擬似階調処理が施された2値画像は単位面積当たりの黒ドットの個数により階調を再現するところ、特許文献1に記載された技術は画素単位で画素値としきい値とを比較するため、本来背景領域に含まれない画素を誤って背景領域として認識してしまうからである。
図7(c)は、図7(a)に示す原画像が擬似階調処理が施された2値画像である場合に、特許文献1に記載された技術を用い、原画像の背景領域に図7(b)に示す合成画像を合成した結果を示す。
本来ならば、図7(d)に示すように、所定の明るさをもつ背景領域にのみ合成画像が合成されなければならないところ、擬似階調処理が施された2値画像に対して特許文献1の技術を用いると、図7(c)に示されるように、所定の明るさをもつ背景領域だけでなく画像全体に合成画像が合成されてしまうという問題があった。この問題は、特に中間的な明度の領域を多くもつ画像で目立つ傾向がある。
本発明の目的は、例えばディザ法や誤差拡散法などの擬似階調処理が施された画像の背景領域に任意の画像を適切に合成することができる画像処理装置及びその画像処理装置を備える画像形成装置を提供することにある。
上記課題は、以下の構成によって解決される。
(1)所定の原画像に任意の合成画像を合成し、合成後の画像を出力する画像処理装置であって、前記原画像において、処理対象画素を含む所定領域内に黒画素が存在するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、黒画素が存在すると判断された場合に前記原画像の画素値を選択し、黒画素が存在しないと判断された場合に前記合成画像の画素値を選択して、前記選択された画素値を前記合成後の画像における前記処理対象画素の画素値として出力する選択手段とを備える画像処理装置。
(2)前記所定領域の大きさを、処理対象画素の画素属性に応じて切り替える判別領域切替手段を更に備える(1)に記載の画像処理装置。
(3) 前記画素属性は少なくとも文字属性と写真属性とを含み、前記判断手段は、前記画素属性が文字属性である場合の前記所定領域の大きさを、前記画素属性が写真属性である場合の前記所定領域の大きさよりも小さくすることを特徴とする(2)に記載の画像処理装置。
(4)(1)〜(3)のいずれかに記載の画像処理装置と、当該画像処理装置から出力される前記合成後の画像に基づいて画像形成を行なう画像形成部とを備える画像形成装置。
本発明によると、原画像に対してディザ法や誤差拡散法などの擬似階調処理が施されていても、原画像の背景領域に適切に合成画像を合成することができる。
本発明に係る画像処理装置3を備えたMFP1の構成を示す摸式断面図である。 画像処理装置3の処理内容を示すブロック図である。 画像合成部35の処理内容を示すブロック図である。 3×3Maxフィルタ部355、5×5Maxフィルタ部356で施されるフィルタ処理の内容を示す図である。 フィルタ選択部353における処理結果を示す図である。 画像処理装置3による画像合成処理結果を示す図である。 従来技術の問題点を説明する図である。
以下に本発明の実施形態について説明する。以下の説明においては、同一の構成には同一の記号を付し、それらの名称と機能は同一である。よって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は本発明に係る画像処理装置3を備えた画像形成装置であるMulti Functional Peripheral(以下、MFPという)1の構成を示す摸式断面図である。MFP1は、コピー機能、スキャン機能、ファクス機能、ネットワークプリント機能を備え、大きくはスキャナ部2と外部インターフェース部10と画像処理装置3と画像形成部4とから構成される。
スキャナ部2は、原稿を搬送する原稿搬送部5と原稿の画像を読み取る画像読取部6とを備える。画像読取部6は、原稿を読み取った光をR(赤)・G(緑)・B(青)色に対応するアナログ電気信号に変換した後に、RGB各色のアナログ信号をデジタルデータに変換し、変換されたRGB各色のデジタルデータ(以下、スキャンデータという)を画像処理装置3に出力する。
外部インターフェース部10は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット等の図示省略のネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の装置との間でデータの送受信を行う。
具体的には、外部インターフェース部10は、ネットワークに接続された図示省略のパーソナルコンピュータ(PC)から送信されたプリントデータを受信し、ネットワークに接続された図示省略のメールサーバへメールデータを送信し、ネットワークに接続された図示省略のパーソナルコンピュータ(PC)との間で、HTTP(HyperText Transfer Protocol)を利用して、所定の情報の送受信を行う。MFP1を利用するユーザは、PCで実行されるWEBブラウザソフトを用いて、MFP1と所定の情報を送受信することができる。
外部インターフェース部10は、更に、図示省略の公衆電話交換回線網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)に接続され、PSTNに接続された他のファクス装置との間でファクスデータの送受信を行う。
画像処理装置3は、画像読取部6から出力されたスキャンデータ、外部インターフェース部10により受信されたプリントデータ・ファクスデータに対して所定の画像処理を施す。画像処理装置3が行う画像処理の一つとして、前記スキャンデータ・プリントデータ・ファクスデータの背景領域に任意の画像を合成する画像合成処理がある。画像合成処理後の画像データは、画像形成部4で紙などの記憶媒体上に画像形成される。また、画像合成処理後の画像データは、外部インターフェース部10を介して、メールデータとしてメールサーバへ送信され、またはファクスデータとして他のファクス装置へ送信される。
画像形成部4は、紙などの記録媒体に画像を形成する作像部7と、画像形成される前の記録媒体を格納する給紙カセット8と、画像形成された後の記録媒体が排出される排出トレイ9とを備える。作像部7は、画像処理装置3から出力された画像データに基づいて半導体レーザを駆動して感光体上に静電潜像を形成し、形成された静電潜像をY(イエロー)・M(マゼンタ)・C(シアン)・K(ブラック)色のトナーで現像した後に、現像されたトナー像を記録媒体に転写・定着することにより、記録媒体に画像を形成する。
図2は、画像処理装置3の処理内容を示すブロック図である。
図2を参照して、画像処理装置3は、入力画像データの色変換を行う色変換部31と、色変換された画像データに誤差拡散処理を施して2値データに変換する誤差拡散部32と、合成画像データを記憶する合成画像記憶部33と、入力画像データを構成する各画素の属性を判別する領域判別部34と、誤差拡散部32から出力された画像データの背景領域に、合成画像記憶部33に記憶された合成画像データを合成する画像合成部35とを備える。
色変換部31は、入力画像データであるRGBデータをYMCKデータ(Y1,M1,C1,K1)に変換する。色変換部31で用いられる色変換方式は、例えば、マスキング行列を用いたマスキング方式や、ルックアップテーブル(LUT)を用いたルックアップテーブル方式等の一般的な方式を用いることができ、特に限定されない。
誤差拡散部32は、色変換部31により色変換されたYMCKデータ(Y1,M1,C1,K1)に誤差拡散処理を施して、2値のYMCKデータ(Y2,M2,C2,K2)に変換する。なお、以下において、誤差拡散部32から出力されるデータを誤差拡散データと示すことがある。
合成画像記憶部33には合成画像データが予め記憶されている。合成画像データは、例えば、以下の方法により合成画像記憶部33に記憶される。
合成画像データの元となる原稿を用意し、その原稿を画像読取部6により読み取り、読み取られたデータを色変換部31によりYMCKデータに変換し、変換されたYMCKデータを誤差拡散部32により2値化し、2値化されたデータを合成画像記憶部33に記憶する。
また、ネットワークに接続されたPCからプリンタドライバを介して送信されたプリントデータを外部インタフェース10で受信し、受信されたプリントデータを色変換部31によりYMCKデータに変換し、変換されたYMCKデータを誤差拡散部32により2値化し、2値化されたデータを合成画像データとして合成画像記憶部33に記憶することもできる。
また、ネットワークに接続されたPCから、WEBブラウザを介して送信された所定のファイル形式の画像データファイルを外部インタフェース10で受信し、受信された画像データファイルに対して前記と同様の処理を行い、処理されたデータを合成画像記憶部33に記憶することもできる。
なお、合成画像記憶部33に記憶する前に、必ずしも、画像読取部6により読み取られたデータや、PCから受信されたプリントデータ・画像データファイルをYMCKデータに色変換する必要はなく、例えば、色変換は行わずにRGBデータのまま合成画像記憶部33に記憶しても良いし、モノクロデータに変換した後に合成画像記憶部33に記憶しても良く、合成画像記憶部33に記憶する画像データの色空間は特に限定されない。
また、合成画像記憶部33に記憶する前に、必ずしも、画像読取部6により読み取られたデータや、PCから受信されたプリントデータ・画像データファイルに、誤差拡散法などの擬似階調処理を施して2値化する必要はなく、擬似階調処理を施さずにそのまま合成画像記憶部33に記憶しても良いし、多値ディザ法や多値誤差拡散法などの多値データに変換する擬似階調処理を施した後に合成画像記憶部33に記憶しても良い。
領域判別部34は、入力画像データを構成する画素各々について、画素周辺の所定領域における画像の特徴に基づいて属性を判別する。具体的には、文字領域に含まれる画素(以下、単に、文字領域画素と示す)か、写真領域に含まれる画素(以下、単に、写真領域画素と示す)かを判別し、各画素ごとに属性信号(JDG)を出力する。領域判別部34は、処理対象画素を文字領域画素と判別した場合には属性信号(JDG)として0を出力し、写真領域画素と判別した場合には属性信号(JDG)として1を出力する。
画像合成部35は、誤差拡散部32から出力された誤差拡散データ(Y2,M2,C2,K2)と、合成画像記憶部33に記憶された合成画像データ(Y3,M3,C3,K3)と、領域判別部34から出力された属性信号(JDG)とに基づいて、出力画像データ(Y4,M4,C4,K4)を生成する。
図3は、画像合成部35の処理内容を示すブロック図である。
図3を参照して、画像合成部35は、大きくは、誤差拡散データ(Y2,M2,C2,K2)と合成画像データ(Y3,M3,C3,K3)とから出力画像データとすべき画像データを選択する画像データ選択部352と、画像データ選択部352において画像データの選択を制御するために用いられる画像選択信号I_SELを生成する選択信号生成部351とから構成される。
選択信号生成部351は、Y色用フィルタ選択部353_Y、M色用フィルタ選択部353_M、C色用フィルタ選択部353_C、K色用フィルタ選択部353_K(以下、これらを総称して、フィルタ選択部353と示すことがある)と、各色用のフィルタ選択部353の出力データの論理和(OR)を求める論理演算部354とから構成される。
Y色用フィルタ選択部353_Yは、Y色誤差拡散データ(Y2)に対して、所定のマトリクスサイズのMaxフィルタ処理を施す3×3Maxフィルタ部355_Y・5×5Maxフィルタ部356_Yと、属性信号(JDG)に基づいて3×3Maxフィルタ部355_Yの出力データ(Y5)と5×5Maxフィルタ部356_Yの出力データ(Y6)のいずれか一方を選択するセレクタαY357_Yとから構成される。
なお、M色用フィルタ選択部353_M、C色用フィルタ選択部353_C、K色用フィルタ選択部353_Kは、Y色用フィルタ選択部353_Yと同様の構成を備える。
図4(a)は、3×3Maxフィルタ部355_Yで施されるフィルタ処理の内容を説明する図である。3×3Maxフィルタ部355_Yでは、処理対象画素D33(網掛け表示)を中心とした縦3画素×横3画素の範囲に含まれる画素の画素値の最大値が算出される。入力される誤差拡散データ(Y2)は、0または1の画素値をとる2値データであるから、3×3Maxフィルタ部355_Yの処理によって、1の画素値を持つ画素(以下、黒画素と示すことがある)の画素領域が外側に1画素ずつ拡張される。
図4(b)は、5×5Maxフィルタ部356_Yで施されるフィルタ処理の内容を説明する図である。5×5Maxフィルタ部356_Yでは処理対象画素D33(網掛け表示)を中心とした縦5画素×横5画素の範囲に含まれる画素の画素値の最大値が算出される。5×5Maxフィルタ部356_Yの処理によって、黒画素の画素領域が外側に2画素ずつ拡張される。
図5(c)は、図5(a)に示すY色誤差拡散データ(Y2)が入力された場合の、3×3Maxフィルタ部355_Yの出力結果(Y5)を示す。図5(a)においては、黒画素が塗りつぶし表示されている。
図5(c)において、塗りつぶし表示された領域はY色誤差拡散データ(Y2)において元々黒画素であった画素を示し、網掛け表示された領域は3×3Maxフィルタ部355_Yによって黒画素に変換された領域を示す。
同様に、図5(d)は、5×5Maxフィルタ部356_Yの出力結果(Y6)を示す。
図3に戻り、セレクタαY357_Yは、属性信号(JDG)が0の場合(処理対象画素が文字領域画素の場合)には3×3Maxフィルタ部355_Yの出力データ(Y5)を選択し、属性信号(JDG)が1の場合(処理対象画素が写真領域画素の場合)には、5×5Maxフィルタ部356_Yの出力データ(Y6)を選択し、選択したデータをY_SELとして出力する。
図5(e)は、Y色用フィルタ選択部353_Yに、図5(a)に示すY色誤差拡散データ(Y2)と図5(b)に示す属性信号(JDG)とが入力された場合に、Y色用フィルタ選択部353_Yから出力されるデータY_SELを示す。なお、図5(b)においては、文字領域画素を白で表示し、写真領域画素を網掛け表示している。
Y色用フィルタ選択部353_Yは、前述のように、Y色誤差拡散データ(Y2)の黒画素領域を所定幅(1画素または2画素)拡張する処理を行うが、この処理を言い換えると、処理対象画素を含む所定領域の中に黒画素が存在するか否かを判断する処理を行っていると言うことができる。なぜなら、例えば、処理対象画素が、1画素幅の拡張処理が施された画像において黒画素となる場合には、拡張処理が施される前の画像において、その処理対象画素は、自画素または自画素に隣接する画素の少なくとも1つが黒画素であった事を意味するからである。
よって、Y色用フィルタ選択部353_Yは、処理対象画素を含む所定領域内に黒画素が存在するか否かを判別する黒画素判別部として機能する。
また、セレクタαY357_Yは、前述のように、属性信号(JDG)に基づいて、3×3Maxフィルタ部355_Yの出力データ(Y5)か5×5Maxフィルタ部356_Yの出力データ(Y6)かを選択する処理を行うが、この処理を言い換えると、前記黒画素判別部(フィルタ選択部353)において、黒画素が存在するか否かを判別する際の所定領域の大きさを、処理対象画素の属性に応じて切り替える処理を行っていると言うことができる。
よって、セレクタαY357_Yは、黒画素判別部(フィルタ選択部353)における判別領域の大きさを切り替える判別領域切替部として機能する。
前述のように、処理対象画素が文字領域画素の場合に黒画素判別部(フィルタ選択部353)における判別領域の大きさを小さくすることによって、黒画素が集中している文字領域において、適切に合成画像データが合成されるようにしている。
M色用フィルタ選択部353_M、C色用フィルタ選択部353_C、K色用フィルタ選択部353_Kは、Y色用フィルタ選択部353_Yと同様の構成を備え、各フィルタ選択部353において前述と同様の処理が行われて、M_SEL、C_SEL、K_SELが出力される。
論理演算部354では、各フィルタ選択部353から出力されたY_SEL、M_SEL、C_SEL、K_SELの論理和が演算され、演算結果が画像選択信号I_SELとして出力される。つまり、I_SELは、Y_SEL、M_SEL、C_SEL、K_SELの全てが0である場合にのみ0の値となり、Y_SEL、M_SEL、C_SEL、K_SELのうちの少なくとも1つが1である場合には1の値となる。
画像データ選択部352においては、誤差拡散データ(Y2,M2,C2,K2)と合成画像データ(Y3,M3,C3,K3)のいずれか一方が、画像選択信号I_SELに基づいて選択され、選択された画像データが出力画像データ(Y4,M4,C4,K4)として出力される。
具体的には、画像選択信号I_SELが0の場合には合成画像データ(Y3,M3,C3,K3)が選択され、画像選択信号I_SELが1の場合には誤差拡散データ(Y2,M2,C2,K2)が選択される。
つまり、処理対象画素を含む所定領域の中に黒画素が存在する場合には、誤差拡散データ(Y2,M2,C2,K2)が選択され、処理対象画素を含む所定領域の中に黒画素が存在しない場合には、合成画像データ(Y3,M3,C3,K3)が選択される。
以下に、図2・3を参照しながら画像処理装置の処理の流れを説明する。
図2を参照し、画像処理部3に入力された入力画像データ(R,G,B)は領域判別部34と色変換部31に入力される。領域判別部34は、画像ごとに文字領域画素か写真領域画素かを判別し属性信号(JDG)を出力する。色変換部31は入力画像データ(R,G,B)をYMCKデータに変換し、色変換後のデータ(Y1,M1,C1,K1)を出力する。
誤差拡散部32は、色変換部31から出力された色変換後のデータ(Y1,M1,C1,K1)に誤差拡散処理を施し、2値の誤差拡散データ(Y2,M2,C2,K2)を出力する。
合成画像記憶部33は、予め記憶していた合成画像データ(Y3,M3,C3,K3)を出力する。
画像合成部35は、領域判別部34から出力された属性信号(JDG)、誤差拡散部32から出力された誤差拡散データ(Y2,M2,C2,K2)、合成画像記憶部33から出力された合成画像データ(Y3,M3,C3,K3)に基づき画像合成処理を行なう。
図3を参照して、Y色用フィルタ選択部353_Yは、Y色誤差拡散データ(Y2)において処理対象画素を含む所定領域の中に黒画素があるか否かを判断し、その結果(Y_SEL)を出力する。Y色用フィルタ選択部353_Yは、所定領域の中に黒画素がある場合はY_SELとして1を出力し、黒画素がない場合は0を出力する。
また、Y色用フィルタ選択部353_Yは、黒画素が存在するか否かを判別する際の所定領域の大きさを、処理対象画素の属性信号(JDG)に応じて切り替える。具体的には、処理対象画素が文字領域画素の場合(属性信号(JDG)が0の場合)は所定領域を小さく(3×3マトリクス)、処理対象画素が写真領域画素の場合(属性信号(JDG)が1の場合)は所定領域を大きく(5×5マトリクス)する。
M色用フィルタ選択部353_M、C色用フィルタ選択部353_C、K色用フィルタ選択部353_Kも、同様に、M色誤差拡散データ(M2)、C色誤差拡散データ(C2)、K色誤差拡散データ(K2)における処理対象画素を含む所定領域の中に黒画素があるか否かを判断し、その結果(M_SEL、C_SEL、K_SEL)をそれぞれ出力する。
論理演算部354は、Y・M・C・K色フィルタ選択部353から出力されたY_SEL、M_SEL、C_SEL、K_SELの論理和を演算し、画素選択信号(I_SEL)を出力する。すなわち、論理演算部354は、処理対象画素を含む所定領域の中に、Y・M・C・K色いずれかの黒画素がある場合には画素選択信号(I_SEL)として1を出力し、Y・M・C・K色いずれの黒画素もない場合には0を出力する。
画像データ選択部352は、画素選択信号(I_SEL)が1の場合、つまり処理対象画素を含む所定領域の中に、Y・M・C・K色いずれかの黒画素がある場合には誤差拡散データ(Y2,M2,C2,K2)を出力し、画素選択信号(I_SEL)が0の場合、つまり処理対象画素を含む所定領域の中に、Y・M・C・K色いずれの黒画素もない場合には合成画像データ(Y3,M3,C3,K3)を出力する。そして、画像データ選択部352から出力されるデータが、画像処理部3の出力データ(Y4,M4,C4,K4)となる。
図6は、画像処理装置3により、図7(a)に示す2値化された原画像の背景領域に、図7(b)に示す背景画像を合成した結果を示す。
前述のように、本実施形態の構成によると、例えばディザ法や誤差拡散法などの擬似階調処理が施された画像の背景領域に任意の画像を適切に合成することができる。
また、本実施形態の構成によると、処理対象画素の属性に応じて黒画素が存在するか否かを判断する所定領域の大きさを切り替える。よって、原画像が異なる画素属性を持つ画素によって構成されている場合であっても適切に画像合成を行なうことができる。
また、本実施形態の構成によると、処理対象画素が文字領域画素の場合に、黒画素が存在するか否かを判断する所定領域の大きさを、写真領域画素の場合よりも小さくする。よって、文字及び文字周辺の画像領域に対しても適切に画像合成を行なうことができる。
前述の実施形態では、誤差拡散部32が、色変換部31から出力されたYMCKデータ(Y1,M1,C1,K1)を2値のYMCKデータ(Y2,M2,C2,K2)に変換することとしたが、必ずしも2値データに変換する必要はなく、誤差拡散部32が多値誤差拡散処理を行ってN値(Nは任意の整数)データに変換するようにしてもよい。
その場合には、3×3Maxフィルタ部355と5×5Maxフィルタ部356の前に、N値の誤差拡散データを2値化する構成を追加すれば良い。具体的には、所定のしきい値以上の画素値を持つ画素の画素値を1とし、それ以外の画素の画素値を0とした後に、そのデータを3×3Maxフィルタ部355と5×5Maxフィルタ部356とに入力すれば良い。
前述の実施形態では、擬似階調処理として誤差拡散法を用いることとしたが、擬似階調処理として例えばディザ法を用いてもよく、擬似階調処理の方法は特に限定されない。
前述の実施形態では、色変換部31において明度データであるRGBデータを濃度データであるYMCKデータに変換した後に、画像合成部35において画像合成処理を行う構成としたが、RGBデータをYMCKデータに変換せずに、RGBデータに対して画像合成処理を行うこともできる。
RGBデータに対して画像合成処理を行う場合には、図3において、Y色・M色・C色に対応する画像データラインに、R色・B色・G色の画像データを流すとともに、3×3Maxフィルタ部355、5×5Maxフィルタ部356の前に誤差拡散データの画素値を反転する構成を追加すれば良い。具体的には、0の画素値を持つ画素の画素値を1とし、1の画素値を持つ画素の画素値を0とした後に、そのデータを3×3Maxフィルタ部355と5×5Maxフィルタ部356とに入力すれば良い。
3×3Maxフィルタ部355、5×5Maxフィルタ部356に入力される誤差拡散データの画素値を反転する理由は、濃度データにおいては黒画素の画素値が1となるのに対して、明度データにおいては黒画素の画素値が0となるためである。
前述の実施形態では、属性信号(JDG)は、Y・M・C・K各色で共通としたが、Y・M・C・K色各々に対応する属性信号を生成し、例えば、Y色用セレクタYα357_Yにおいて、Y色に対応する属性信号に基づいて3×3Maxフィルタ部355_Yの出力データ(Y5)と5×5Maxフィルタ部356_Yの出力データ(Y6)のいずれか一方を選択し、M・C・K色においても同様に各色に対応する属性信号に基づいてデータを選択するようにしても良い。
前述の実施形態では、属性信号(JDG)を領域判別部34で生成することとしたが、例えば、MFP1がネットワークプリントを行う場合には、プリント指示を行うPCから、プリントデータとして画像データと属性データとを受信し、受信された属性データを属性信号(JDG)として利用するようにしても良い。
なお、前述の実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
1 MFP
2 スキャナ部
3 画像処理装置
4 画像形成部
5 原稿搬送部
6 画像読取部
10 外部インターフェース部
31 色変換部
32 誤差拡散部
33 合成画像記憶部
34 領域判別部
35 画像合成部
351 選択信号生成部
352 画像データ選択部
353 フィルタ選択部(黒画素判別部)
357 セレクタα(判別領域切替部)

Claims (4)

  1. 所定の原画像に任意の合成画像を合成し、合成後の画像を出力する画像処理装置であって、
    前記原画像において、処理対象画素を含む所定領域内に黒画素が存在するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、黒画素が存在すると判断された場合に前記原画像の画素値を選択し、黒画素が存在しないと判断された場合に前記合成画像の画素値を選択して、前記選択された画素値を前記合成後の画像における前記処理対象画素の画素値として出力する選択手段と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記所定領域の大きさを、処理対象画素の画素属性に応じて切り替える判別領域切替手段を更に備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画素属性は少なくとも文字属性と写真属性とを含み、
    前記判断手段は、前記画素属性が文字属性である場合の前記所定領域の大きさを、前記画素属性が写真属性である場合の前記所定領域の大きさよりも小さくすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置と、当該画像処理装置から出力される前記合成後の画像に基づいて画像形成を行なう画像形成部とを備える画像形成装置。
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