JP2011129328A - 金属箔と金属板との接合方法 - Google Patents

金属箔と金属板との接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】集電体がさらに薄くなっても、集電体になる金属箔と集電板になる金属板との溶接において、溶接不良が少なく安定した溶接結果が得られる接合方法を提供する。
【解決手段】(工程1)金属箔111の端部111aが絶縁膜112の端部112aよりも外側に位置するように、金属箔111と絶縁膜112とを交互に積層して、各金属箔111の端部111aが全ての絶縁膜112の端部112aのいずれよりも外側に位置する積層構造物110を作製し、(工程2)金属板120が積層構造物110の端部に接触するまで、金属板120を垂直方向に移動させ、金属板120が積層構造物110の端部に接触した状態で、金属板120を積層方向にずらしながら、金属板120を積層構造物110に押し付け、(工程3)金属箔111の端部111aが積層方向に揃って曲がった状態で、金属箔111の端部111aと金属板120とを溶接する。
【選択図】図2

Description

本発明は、金属箔と金属板とを接合する接合方法に関し、特に、金属箔と絶縁膜とを有する層状構造物と金属板とを接合する接合方法に関する。
近年、携帯機器などの駆動用電源として、高容量のアルカリ蓄電池に代表される水系電解液二次電池、リチウムイオン二次電池に代表される非水系電解液二次電池などの密閉型二次電池が広く使用されている。また、電子機器のバックアップ電源などに、電気二重層コンデンサが広く使用されている。これらの密閉型二次電池と電気二重層コンデンサとが、ハイブリッド自動車または電気自動車の電源としても注目されている。このことから、これらの密閉型二次電池と電気二重層コンデンサとに対して、高容量、高信頼性、低コストへの要望が益々大きくなってきており、色々な技術が提案されている。その一つとして、集電効率が高く、充放電時の温度上昇を小さくすることができ、かつ安価な構成で安定的に充放電することができる二次電池が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
具体的には、図13に示すように、この二次電池では、厚み20μmのアルミ箔から成る正極集電体1bの両面に正極材料1aを塗工した正極板1と厚み14μmの銅箔から成る負極集電体2bの両面に負極材料2aを塗工した負極板2とがセパレータ3を介して積層されて渦巻き状に捲回されている。正極集電体1bの一側部(図では上側部)が正極材料1aの塗工部より突出しており、正極集電体1bの一側部を塑性変形させて形成された平坦部11に正極集電板8が接合されている。同様に、負極集電体2bの他側部(図では下側部)が負極材料2aの塗工部より突出しており、負極集電体2bの他側部を塑性変形させて形成された平坦部12に負極集電板9が接合されている。
このような二次電池を製造するにあたり、図14に示すように、正極板1と負極板2とをセパレータ3を介して積層して渦巻き状に捲回した極板群10が円筒容器状の成形治具13内に挿入配置される。成形治具13内に挿入配置された極板群10が成形治具13の一端開口から押圧具14で押圧される。これに伴い、正極集電体1bの突出部と負極集電体2bの突出部とが、図中の仮想線で示されるように、径方向内側に向けて略90°折れ曲がり、多少の皺を生じさせながらも平坦部11,12になる。このとき、正極板1と負極板2とが渦巻き状に捲回されていることから、正極集電体1bの突出部と負極集電体2bの突出部とが、径方向外側に向けて折れ曲がらず、全体が略均等に、逐次、径方向内側に向けて折れ曲がる。
そして、平坦部11、12が形成された極板群10が成形治具13から取り出される。集電板8、9が平坦部11、12に押し付けるように配置され、集電板8、9と平坦部11、12とがレーザ溶接される。
特開2000−294222号公報
しかしながら、従来の技術において、二次電池の高容量・小型化を図る上で、正極集電体1bまたは負極集電体2b(以下、総称して集電体と呼称する。)がさらに薄くなると、集電体の側部の高さを均一に揃えることが困難になる。特に、正極板1と負極板2とをセパレータ3を介して積層して渦巻き状に捲回した構造では、集電体の高さを精密に合わせることが不可能である。さらに、集電体の側部の高さが揃っていない状態で、押圧具14で極板群10を捲回軸心方向に押圧すると、集電体の側部の強度が得られないことから、集電体の側部が不規則に折れ曲がり、均一に折れ曲がった平坦部を形成することが困難になる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、集電体がさらに薄くなっても、集電体になる金属箔と集電板になる金属板との溶接において、溶接不良が少なく安定した溶接結果が得られる接合方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わる接合方法は、下記に示す特徴を備える。
(CL1)本発明に係わる接合方法は、(a)複数の金属箔と複数の絶縁膜とを積層した積層構造物と、前記積層構造物の端部に設置した金属板とを接合する接合方法であって、(b)前記金属箔と前記絶縁膜とを交互に積層して、前記積層構造物を作製する第1の工程と、(c)前記金属板を前記積層構造物の端部に接触させ、前記金属板に接触している前記金属箔の端部を積層方向に揃って曲げる第2の工程と、(d)前記金属板に接触している前記金属箔の端部が積層方向に揃って曲がった状態で、前記金属箔の端部と前記金属板とを溶接する第3の工程とを含む。
(CL2)本発明に係わる接合方法は、(a)複数の金属箔と複数の絶縁膜とを積層した積層構造物と、前記積層構造物の端部に設置した金属板とを接合する接合方法であって、(b)端部に切り込みが形成された前記金属箔と前記絶縁膜とを交互に積層して、前記積層構造物を作製する第1の工程と、(c)前記金属板を前記積層構造物の切り込みが形成された端部に接触させ、前記金属板に接触している前記金属箔の端部を積層方向に揃って曲げる第2の工程と、(d)前記金属板に接触している前記金属箔の端部が積層方向に揃って曲がった状態で、前記金属箔の端部と前記金属板とを溶接する第3の工程とを含む。
(CL3)本発明に係わる接合方法は、(a)金属箔と絶縁膜とを重ねて捲回した捲回構造物と、前記捲回構造物の端部に設置した金属板とを接合する接合方法であって、(b)前記金属箔と前記絶縁膜とを重ねて渦巻状に捲回して、前記捲回構造物を作製する第1の工程と、(c)前記金属板を前記捲回構造物の端部に接触させ、前記金属板に接触している前記金属箔の端部を前記捲回構造物の捲回軸心方向に直交する方向に揃って曲げる第2の工程と、(d)前記金属板に接触している前記金属箔の端部が前記捲回構造物の捲回軸心方向に直交する方向に揃って曲がった状態で、前記金属箔の端部と前記金属板とを溶接する第3の工程とを含む。
(CL4)本発明に係わる接合方法は、(a)金属箔と絶縁膜とを重ねて捲回した捲回構造物と、前記捲回構造物の端部に設置した金属板とを接合する接合方法であって、(b)前記金属箔と前記絶縁膜とを重ねて渦巻状に捲回して、前記捲回構造物を作製する第1の工程と、(c)周囲の箇所の厚みよりも前記捲回構造物の中心部と接触する箇所の厚みが大きく且つ前記捲回構造物と接触する面が傾斜面である前記金属板を前記捲回構造物の端部に接触させ、前記金属板に接触している前記金属箔の端部を前記金属板の前記捲回構造物の中心部と接触する箇所を境に前記金属板の周囲の箇所に向いて曲げる第2の工程と、(d)前記金属板に接触している前記金属箔の端部が前記金属板の前記捲回構造物の中心部と接触する箇所を境に前記金属板の周囲の箇所に向いて曲がった状態で、前記金属箔の端部と前記金属板とを溶接する第3の工程とを含む。
(CL5)上記(CL1)から(CL3)のいずれかに記載の接合方法は、前記第3の工程で、前記金属箔の端部が揃って曲がっている方向に前記金属板をレーザ光で走査する。
(CL6)上記(CL3)に記載の接合方法は、前記第3の工程で、前記金属板をレーザ光で複数の方向に走査する場合において、最初に、前記金属箔の端部が揃って曲がっている方向との角度が最も小さい方向に走査する。
(CL7)上記(CL6)に記載の接合方法は、前記第3の工程で、前記金属箔の端部が揃って曲がっている方向との角度が最も小さい方向の溶接痕が他の方向の溶接痕よりも幅広になるように走査する。
(CL8)上記(CL6)に記載の接合方法は、前記第3の工程で、前記金属板の走査対象面の内側部分よりも外側部分の溶接箇所が多くなるように走査する。
本発明によれば、金属箔の端部が金属板によって所定の方向に揃って曲げられる。さらに、金属箔の端部が揃って曲がっている方向にレーザ光を移動させる。これによって、その方向に金属箔の端部が熱膨張で延びることが促進される。これに伴い、金属板が溶融するときの衝撃で、金属箔の端部が金属板から離れようとしても、金属箔の端部が金属板に押し付けられる。このことから、金属箔の端部と金属板との間に隙間が生じ難くなり、溶接不良が少なく安定した溶接結果で金属箔と金属板とを溶接することができる。結果として、金属箔と金属板との溶接強度を確保することができる。
実施の形態1における金属箔と金属板との接合状態を示す図である。 (A)−(C)は、実施の形態1における接合工程を示す図である。 (A)は、実施の形態1における接合方法のレーザ光の走査経路を示す図であり、(B)は、各走査経路に対応して金属板の上面に形成された溶接痕を示す図である。 (A)−(C)は、実施の形態2における接合工程を示す図である。 実施の形態3における捲回構造物の構造を示す図である。 (A)−(C)は、実施の形態3における接合工程を示す図である。 (A)は、実施の形態3における接合方法のレーザ光の走査経路を示す図であり、(B)は、各走査経路に対応して金属板の上面に形成された溶接痕を示す図である。 (A)は、実施の形態3における接合方法のレーザ光の走査経路の第1の変形例を示す図であり、(B)は、各走査経路に対応して金属板の上面に形成された溶接痕を示す図である。 (A)は、実施の形態3における接合方法のレーザ光の走査経路の第2の変形例を示す図であり、(B)は、各走査経路に対応して金属板の上面に形成された溶接痕を示す図である。 (A)は、実施の形態3における接合方法のレーザ光の走査経路の第3の変形例を示す図であり、(B)は、各走査経路に対応して金属板の上面に形成された溶接痕を示す図である。 (A)−(C)は、実施の形態4における接合工程を示す図である。 (A),(B)は、実施の形態4における接合方法のレーザ光の走査手順を示す図である。 従来の二次電池の内部構造を示す図である。 従来の二次電池の製造において、集電体の突出部に平坦部を形成する工程を示す図である。
(実施の形態1)
以下、本発明に係わる実施の形態1について説明する。
<接合方法>
本実施の形態における接合方法では、図1に示すように、複数の金属箔111と複数の絶縁膜112とを積層した積層構造物110と、積層構造物110の端部に設置した金属板120とが、各金属箔111の端部111aが積層方向(X方向)に曲がった状態で接合される。このとき、端面の位置にばらつきが生じている各金属箔111の端部111aが金属板120によって積層方向(X方向)に揃って曲げられる。積層方向(X方向)に揃って曲げられた各金属箔111の端部111aの側面部分111bで平坦部が形成される。平坦部が形成された各金属箔111の端部111aの側面部分111bと金属板120とが溶接される。ここでは、一例として、図2(A)−図2(C)に示すように、下記(工程A1)−(工程A3)を経て、積層構造物110と金属板120とが接合される場合について説明する。
なお、図については、Y−Z面に平行して、金属箔111と絶縁膜112とが配置されている。金属板120と接触する積層構造物110の端部を上にして、積層構造物110の積層方向をX方向に合わせて、積層構造物110が配置されている。X−Y面に平行して、金属板120が配置されている。X−Z面で切断された状態で積層構造物110が示されている。
(工程A1)まず、集電体になる金属箔111とセパレータになる絶縁膜112とを交互に積層した積層構造物110を作製する。このとき、図2(A)に示すように、金属箔111の上端部111aが絶縁膜112の上端部112aよりも外側(図中では上側)に位置するように、金属箔111と絶縁膜112とを交互に積層する。各金属箔111の上端部111aが全ての絶縁膜112の上端部112aのいずれよりも外側に位置する積層構造物110を作製する。
なお、実際には、治具を使用して、金属箔111の上端部111aと絶縁膜112の上端部112aとを揃えたとしても、各上端部の位置に僅かなばらつきが生じる。
(工程A2)次に、集電板になる金属板120を積層構造物110の上部に設置する。このとき、図2(B)に示すように、金属板120の平坦面を下面にした状態で、積層構造物110の上方に金属板120を配置する。金属板120の下面が積層構造物110の上部に接触するまで、金属板120を垂直方向(Z方向)に移動させる。金属板120の下面が積層構造物110の上部に接触した状態で、金属板120を積層方向(X方向)にずらしながら、全ての金属箔111の上端部111aの側面部分111bに金属板120の下面が接触するまで金属板120を積層構造物110に押し付ける。これに伴い、図2(C)に示すように、金属板120に接触している各金属箔111の上端部111aが積層方向(X方向)に揃って曲がり、各金属箔111の上端部111aの側面部分111bが平坦部を形成し、各金属箔111の上端部111aの側面部分111bと金属板120の下面とが接触する。
(工程A3)次に、金属板120に接触している各金属箔111の上端部111aが積層方向(X方向)に揃って曲がった状態で、金属板120を加熱する。このとき、図2(C)に示すように、金属箔111の上端部111aが揃って曲がっている方向(X方向)にレーザ光130を移動させながら、金属板120の上面をレーザ光130で加熱する。これに伴い、金属箔111の上端部111aが積層方向(X方向)に揃って曲がった状態で、金属箔111の上端部111aと金属板120の下部とが溶接される。
なお、溶接方法として、レーザ溶接以外に、TIG溶接、摩擦攪拌接合、電子ビーム溶接などが存在する。しかしながら、TIG溶接、摩擦攪拌接合などの接触方式の溶接方法では、電極棒やツールなどの箇所が変形したり、金属板120を金属箔111に押し付ける力が生じて接触状態が変化したりする。このことから、金属箔111と金属板120とを溶接する方法として、電子ビーム溶接、レーザ溶接などの非接触方式の溶接方法が好適である。特に、大気中で比較的容易に高エネルギーで照射することができ、溶融深さを制御することができ、且つ装置コストが安価であるレーザ溶接が最も好適である。このため、ここでは、金属箔111と金属板120とを溶接する方法として、レーザ溶接が使用されている。
<実施例>
次に、本実施の形態における接合方法の実施例について説明する。ここでは、実施例A1と実施例A2とについて説明する。また、実施例A1の比較例として、比較例A1aと比較例A1bとについて、実施例A2の比較例として、比較例A2についても説明する。
<実施例A1>
まず、実施例A1では、金属箔111として、厚さが10μmであり、幅が50mmであり、高さが50mmであり、材質がアルミニウムである箔を使用する。絶縁膜112として、厚さが50μmであり、幅が100mmであり、高さが95mmであり、材質がポリプロピレン樹脂であるフィルムを使用する。金属板120として、垂直方向(Z方向)から見た形状が矩形であり、縦横が50×10mmであり、厚さが1mmであり、材質がアルミニウムである板を使用する。レーザ光130として、出力が500Wであり、スポットサイズの直径が0.1mmであるファイバーレーザを使用する。
さらに、上記(工程A1)−(工程A3)を経て、積層構造物110の上部が金属板120の下部と接合される。このとき、100枚の金属箔111の間に絶縁膜112を入れた積層構造物110を作製する。積層構造物110の上面に配置した金属板120を、1mm、積層方向(X方向)に移動させる。図3(A)に示すように、走査経路141−145に従って、レーザ光130を200mm/sで移動させながら、金属板120の走査対象面(上面)をレーザ光130で走査する。これに伴い、図3(B)に示すように、各走査経路に対応する溶接痕151−155が金属板120の上面に形成される。
ここで、走査経路141−145とは、金属板120の上面を垂直方向(Z方向)から見て、金属箔111の上端部111aが揃って曲がっている方向(X方向)に平行する経路である。
この場合において、金属箔111と金属板120との溶接部を観察したところ、100枚全ての金属箔111と金属板120とが溶接されていた。また、金属箔111を引張り、溶接部の強度を確認したところ、100枚全ての金属箔111において、溶接部端面での母材破断が見られた。
なお、比較例A1aとして、金属板120を移動させずに積層構造物110の上面に単に配置する。これ以外は、実施例A1と同様である。
この場合において、金属箔111と金属板120との溶接部を観察したところ、10枚の金属箔111が金属板120と溶接されていなかった。また、一見溶接されているように見える金属箔111のうち、23枚の金属箔111において、金属箔111の元々の端面で剥離した。
さらに、これらの33枚の金属箔111のうち、31枚が連続しているものである。すなわち、特定の領域の金属箔111が溶接されていなかった。また、溶接されていない金属箔111の上端部111aが、溶接されているものと比べて、逆向きに曲がっていた。このことは、金属板120を配置した時点で生じた僅かな隙間に起因すると考えられる。
なお、比較例A1bとして、金属箔111の上端部111aが揃って曲がっている方向と逆方向にレーザ光130を移動させる。これ以外は、実施例A1と同様である。
この場合において、金属箔111と金属板120との溶接部を観察したところ、8枚の金属箔111が金属板120と溶接されていなかった。また、一見溶接されているように見える金属箔111のうち、21枚の金属箔111において、金属箔111の元々の端面で剥離した。
さらに、これらの29枚の金属箔111のうち、連続しているものが僅かである。すなわち、溶接されていない金属箔111が不規則に存在していた。このことは、溶接時のレーザ光130による小さな衝撃で、走査する瞬間に生じた僅かな隙間に起因すると考えられる。
以上の点から、実施例A1では、各金属箔111の上端部111aが金属板120によって積層方向(X方向)に揃って曲げられ、各金属箔111の上端部111aが揃って曲がっている方向(X方向)にレーザ光130を移動させる。これによって、その方向(X方向)に金属箔111の上端部111aが熱膨張で延びることが促進される。これに伴い、金属板120が溶融するときの衝撃で、金属箔111の上端部111aが金属板120から離れようとしても、金属箔111の上端部111aが金属板120に押し付けられる。このことから、比較例A1a、比較例A1bと比べて、金属箔111の上端部111aと金属板120との間に隙間が生じ難くなり、溶接不良が少なく安定した溶接結果で金属箔111と金属板120とを溶接することができる。結果として、金属箔111と金属板120との溶接強度を確保することができる。
<実施例A2>
次に、実施例A2では、金属箔111として、材質が銅である箔を使用する。金属板120として、材質が銅である板を使用する。レーザ光130として、出力が800Wであるファイバーレーザを使用する。これら以外は、実施例A1と同様である。
この場合において、金属箔111と金属板120との溶接部を観察したところ、100枚全ての金属箔111と金属板120とが溶接されていた。また、金属箔111を引張り、溶接部の強度を確認したところ、100枚全ての金属箔111において、溶接部端面での母材破断が見られた。
なお、比較例A2として、金属板120を移動させずに積層構造物110の上面に単に配置する。これ以外は、実施例A2と同様である。
この場合において、金属箔111と金属板120との溶接部を観察したところ、33枚の金属箔111が金属板120と溶接されていなかった。また、一見溶接されているように見える金属箔111のうち、42枚の金属箔111において、金属箔111の元々の端面で剥離した。
以上の点から、実施例A2では、比較例A2と比べて、溶接不良が少なく安定した溶接結果で金属箔111と金属板120とを溶接することができる。
<補足>
(1)なお、積層方向(X方向)に直交する方向(Y方向)にレーザ光130の照射位置を変えながら、並列に、走査経路141−145をレーザ光130で走査するとしてもよい。また、レーザ光130の照射位置を固定しておいて、レーザ光130の代わりに、積層構造物110を移動させるとしてもよい。
(2)なお、本実施の形態では、金属箔111と金属板120とを直接溶接することによって、金属箔111と金属板120とを接合した。しかしながら、金属板120の下面にろう材をつけておき、金属板120の下面につけたろう材を溶融することによって、金属箔111と金属板120とを接合するとしてもよい。
(実施の形態2)
以下、本発明に係わる実施の形態2について説明する。
<接合方法>
本実施の形態における接合方法では、実施の形態1における接合方法と比べて、金属箔111の代わりに、上端部に切り込みが入れられた金属箔を使用する点が異なる。ここでは、一例として、図4(A)−図4(C)に示すように、下記(工程B1)−(工程B3)を経て、積層構造物210と金属板120とが接合される場合について説明する。
なお、図については、Y−Z面に平行して、金属箔211と絶縁膜112とが配置されている。切り込み211cが入れられた方を上にして、金属箔211が配置されている。
金属板120と接触する積層構造物210の端部を上にして、積層構造物210の積層方向をX方向に合わせて、積層構造物210が配置されている。X−Y面に平行して、金属板120が配置されている。Y−Z面で切断された状態で積層構造物210が示されている。
(工程B1)まず、集電体になる金属箔211とセパレータになる絶縁膜112とを交互に積層した積層構造物210を作製する。このとき、図4(A)に示すように、金属箔211の切り込み211cの底が絶縁膜112の上端部112aよりも外側(図中では上側)に位置するように、金属箔211と絶縁膜112とを交互に積層する。各金属箔111の切り込み211cの底が全ての絶縁膜112の上端部112aのいずれよりも外側に位置する積層構造物110を作製する。
(工程B2)次に、集電板になる金属板120を積層構造物210の上部に設置する。このとき、図4(B)に示すように、金属板120の平坦面を下面にした状態で、積層構造物210の上方に金属板120を配置する。金属板120の下面が積層構造物210の上部に接触するまで、金属板120を垂直方向(Z方向)に移動させる。金属板120の下面が積層構造物210の上部に接触した状態で、金属板120を積層方向(X方向)にずらしながら、金属箔211の切り込み211cの底に金属板120の下面が接触するまで金属板120を積層構造物210に押し付ける。これに伴い、図4(C)に示すように、金属板120に接触している各金属箔211の上端部211aが積層方向(X方向)に揃って曲がり、各金属箔211の上端部211aの側面部分211bが平坦部を形成し、各金属箔211の上端部211aの側面部分211bと金属板120の下面とが接触する。
(工程B3)次に、金属板120に接触している各金属箔211の上端部211aが積層方向(X方向)に揃って曲がった状態で、金属板120を加熱する。このとき、図4(C)に示すように、金属箔411の上端部211aが揃って曲がっている方向(X方向)にレーザ光130を移動させながら、金属板120の上面をレーザ光130で加熱する。これに伴い、金属箔211の上端部211aが積層方向(X方向)に揃って曲がった状態で、金属箔211の上端部211aと金属板120の下部とが溶接される。
なお、金属箔211の切れ込み211cの底が金属板120の下面と接触することから、金属箔211の上端部211aと金属板120の下部とが確実に溶接される。
<実施例>
次に、本実施の形態における接合方法の実施例について説明する。
ここでは、金属箔211として、厚さが10μmであり、幅が50mmであり、高さが50mmであり、材質がアルミニウムであり、かつ上側に、深さが0.2mmであり、幅が1mmである切り込み211cが形成された箔を使用する。
さらに、上記(工程B1)−(工程B3)を経て、積層構造物210の上部が金属板120の下部と接合される。これら以外は、実施の形態1における実施例A1と同様である。
この場合において、金属箔211と金属板120との溶接部を観察したところ、100枚全ての金属箔211が金属板120に溶接されていた。さらに、金属箔211を引張り、溶接部の強度を確認したところ、100枚全ての金属箔211において、溶接部端面での母材破断が見られた。
(実施の形態3)
以下、本発明に係わる実施の形態3について説明する。
<接合方法>
本実施の形態における接合方法では、実施の形態1における接合方法と比べて、図5に示すように、積層構造物110の代わりに、金属箔311と絶縁膜312とを重ねて渦巻状に捲回した捲回構造物310を対象とする点が異なる。ここでは、一例として、図6(A)−図6(C)に示すように、下記(工程C1)−(工程C3)を経て、捲回構造物310と金属板320とが接合される場合について説明する。
なお、図については、金属板320と接触する捲回構造物310の端部を上にして、捲回構造物310の捲回軸心方向をZ方向に合わせて、捲回構造物310が配置されている。X−Y面に平行して、金属板320が配置されている。中心部分がX−Z面で切断された状態で捲回構造物310が示されている。
(工程C1)まず、集電体になる金属箔311とセパレータになる絶縁膜312とを重ねて渦巻状に捲回した捲回構造物310を作製する。このとき、図6(A)に示すように、金属箔311の上端部311aが絶縁膜312の上端部312aよりも外側(図中では上側)に位置するように、金属箔311と絶縁膜312とを重ねて捲回する。
(工程C2)次に、集電板になる金属板320を捲回構造物310の上部に設置する。このとき、図6(B)に示すように、金属板320の平坦面を下面にした状態で、捲回構造物310の上方に金属板320を配置する。金属板320の下面が捲回構造物310の上部に接触するまで、金属板320を捲回軸心方向(Z方向)に移動させる。金属板320の下面が捲回構造物310の上部に接触した状態で、金属板320を捲回軸心方向に直交する方向(X方向)にずらしながら、金属箔311の上端部311aの側面部分311bに金属板320の下面が接触するまで金属板320を捲回構造物310に押し付ける。これに伴い、図6(C)に示すように、金属板320に接触している金属箔311の上端部311aが捲回軸心方向に直交する方向(X方向)に揃って曲がり、金属箔311の上端部311aの側面部分311bが平坦部を形成し、金属箔311の上端部311aの側面部分311bと金属板320の下面とが接触する。
なお、金属板320をずらす方向によっては、金属箔311の上端部311aが曲がる向きが変わる。しかしながら、捲回構造物310の中心部分をX−Z面で切断した断面構造については、図2(C)に示す実施の形態1における積層物110の断面構造と同様である。
(工程C3)次に、金属板320に接触している金属箔311の上端部311aが捲回軸心方向に直交する方向(X方向)に揃って曲がった状態で、金属板320を加熱する。このとき、図6(C)に示すように、金属箔311の上端部311aが揃って曲がっている方向(X方向)にレーザ光130を移動させながら、金属板320の上面をレーザ光130で加熱する。これに伴い、金属箔311の上端部311aが捲回軸心方向に直交する方向(X方向)に揃って曲がった状態で、金属箔311の上端部311aと金属板320の下部とが溶接される。
なお、溶接強度を向上させるために、または電気抵抗を低減させるために、金属板320の上面をレーザ光130で複数回走査するとしてもよい。このとき、最初の走査で金属箔311と金属板320とを確実に溶接することができれば、2回目以降の走査でも、金属箔311と金属板320とが接触している。このことから、金属箔311と金属板320とを確実に溶接することができ、金属箔311と金属板320との溶接強度を確保することができる。
<実施例>
次に、本実施の形態における接合方法の実施例について説明する。ここでは、実施例C1と、実施例C2と、実施例C3とについて説明する。また、実施例C1の比較例として、比較例C1についても説明する。
<実施例C1>
まず、実施例C1では、金属箔311として、厚さが10μmであり、幅が100mmであり、材質がアルミニウムである箔を使用する。絶縁膜312として、厚さが50μmであり、高さが95mmであり、材質がポリプロピレン樹脂であるフィルムを使用する。金属板320として、上面と下面とが平坦面であり、捲回軸心方向(Z方向)から見た形状が円形であり、直径が32mmであり、厚さが1mmであり、材質がアルミニウムである板を使用する。レーザ光130として、出力が500Wであり、スポットサイズの直径が0.1mmであるファイバーレーザを使用する。
さらに、上記(工程C1)−(工程C3)を経て、捲回構造物310の上部が金属板320の下部と接合される。このとき、100枚の金属箔311の間に絶縁膜312を入れた直径30mmの捲回構造物310を作製する。捲回構造物310の上面に配置した金属板320を、1mm、捲回軸心方向に直交する方向(X方向)に移動させる。レーザ光130を200mm/sで移動させながら、図7(A)に示すように、走査経路341、走査経路342、走査経路343、走査経路344の順に、金属板320の上面(走査対象面)をレーザ光130で走査する。これに伴い、図7(B)に示すように、各走査経路に対応する溶接痕351−354が金属板320の上面に形成される。
ここで、走査経路341とは、金属板320の上面を捲回軸心方向(Z方向)から見て、金属箔111の上端部111aが揃って曲がっている方向(X方向)とレーザ光130の走査方向との角度が最も小さい経路である。図7(A)では、金属板320の9時の位置から、中心を介して、3時の位置を結ぶ経路である。
走査経路342とは、金属板320の上面を捲回軸心方向(Z方向)から見て、走査経路341を45度反時計回りに回転させた経路である。図7(A)では、金属板320の7時半の位置から、中心を介して、1時半の位置を結ぶ経路である。
走査経路343とは、金属板320の上面を捲回軸心方向(Z方向)から見て、走査経路341を45度時計回りに回転させた経路である。図7(A)では、金属板320の10時半の位置から、中心を介して、4時半の位置を結ぶ経路である。
走査経路344とは、金属板320の上面を捲回軸心方向(Z方向)から見て、走査経路341を90度時計回りに回転させた経路である。図7(A)では、金属板320の12時の位置から、中心を介して、6時の位置を結ぶ経路である。
この場合において、金属箔311と金属板320との溶接部を観察したところ、捲回構造物310の中心部分において、金属箔311が溶融して無くなった部分が数箇所見られた。全ての走査経路上における金属箔311の部分が金属板320と溶接されていた。また、金属箔111を引張り、溶接部の強度を確認したところ、全ての走査経路上における金属箔111の部分において、溶接部端面での母材破断が見られた。
なお、比較例C1として、レーザ光130を200mm/sで移動させながら、走査経路344、走査経路343、走査経路342、走査経路341の順に、金属板320の上面をレーザ光130で走査する。これ以外は、実施例C1と同様である。
この場合において、金属箔311と金属板320との溶接部を観察したところ、走査経路344,341における金属箔311の部分が金属板320と溶接されていなかった。走査経路343,342における金属箔311の部分が金属板320と溶接されていた。
これは、走査経路344から走査することによって、走査経路341の走査時に、走査経路344の走査時に溶接された溶接部分が、金属箔311の上端部311aが延びようとすることを阻害するためである。このことから、金属箔311の上端部311aを金属板320の下面に押し付ける力が不足し、金属箔311と金属板320との接触が不安定になり、確実な溶接が困難になる。
以上の点から、実施例C1では、金属箔311の上端部311aが金属板320によって捲回軸心方向に直交する方向(X方向)に揃って曲げられ、金属箔311の上端部311aが揃って曲がっている方向(X方向)にレーザ光130を移動させる。これによって、その方向(X方向)に金属箔311の上端部311aが熱膨張で延びることが促進される。これに伴い、金属板320が溶融するときの衝撃で、金属箔311の上端部311aが金属板320から離れようとしても、金属箔311の上端部311aが金属板320に押し付けられる。このことから、比較例C1と比べて、金属箔311の上端部311aと金属板320との間に隙間が生じ難くなり、全ての走査経路における金属箔311の部分において、溶接不良が少なく安定した溶接結果で金属箔311と金属板320とを溶接することができる。
なお、金属板320の走査対象面(上面)をレーザ光で複数の方向に走査する場合には、金属箔311の上端部311aが揃って曲がっている方向(X方向)とレーザ光130の走査方向との角度が小さい経路から順に走査することが好適である。
<実施例C2>
次に、実施例C2では、図8(A)に示すように、走査経路341(図中の太い矢印)を走査するときに、レーザ光130の出力を550Wに設定し、走査経路341以外の走査経路(図中の細い矢印)を走査するときに、レーザ光130の出力を500Wに設定する。これ以外は、実施例C1と同様である。
この場合において、金属箔311と金属板320との溶接部を観察したところ、捲回構造物310の中心部分に、金属箔311が溶融して無くなった部分が数箇所見られた。しかしながら、捲回構造物310の中心部分以外の走査経路における金属箔311の部分が金属板320と溶接されていた。また、金属箔311を引張り、溶接部の強度を確認したところ、全ての走査経路における金属箔311の部分において、溶接部端面での母材破断が見られた。さらに、実施例C1に見られた母材破断よりも強い強度での母材破断であった。
これは、図8(B)に示すように、実施例C2では、走査経路341に対応する溶接痕351aが他の走査経路に対応する溶接痕352−354よりも幅広であり、母材破断面の長さが長いためである。また、走査経路341に対応する溶接痕351aが実施例C1の溶接痕351よりも幅広であり、母材破断面の長さが長いためである。
以上の点から、実施例C2では、実施例C1と比べて、より強固に金属箔311と金属板320とを溶接することができる。
なお、実施例C2では、他の走査経路を走査する場合に比べて、走査経路341を走査する場合に、レーザ光130の出力を高くする代わりに、レーザ光130の走査速度を遅くするとしてもよいし、レーザ光130のスポット形状・サイズを変更するとしてもよい。これによって、他の走査経路と比較して、走査経路341に対応する溶接痕321を太くすることができる。これに伴い、より強固に金属箔311と金属板320とを溶接することができる。
<実施例C3>
次に、実施例C3では、図9(A)に示すように、走査経路342,343(図中の途中破線区間を有する矢印)を走査するにあたり、金属板320の中心部分を走査するとき(図中の矢印の破線区間)のみレーザ光130の出力を停止する。これ以外は、実施例C1と同様である。
この場合において、金属箔311と金属板320との溶接部を観察したところ、全ての走査経路における金属箔311の部分が金属板320と溶接されていた。また、金属箔311を引っ張り、溶接部の強度を確認したところ、全ての走査経路における金属箔311の部分において、溶接部端面での母材破断が見られた。
さらに、実施例C3では、金属箔311の下端部(不図示)と金属板320との間で300mAの定電流を流したところ、溶接部の温度上昇が特に認められなかった。これに対して、実施例C1では、金属箔311と金属板320との間で定電流を流したところ、金属箔311が無く溶接の間隔が空いている溶接部付近で温度上昇が認められた。
これは、図9(B)に示すように、実施例C3では、走査経路342,343に対応する溶接痕352b,353bによって、金属板320の上面内側部分の溶接箇所が金属板320の上面外側部分の溶接箇所よりも少ないためである。また、実施例C1と比べても、金属板320の上面内側部分の溶接箇所が少ないためである。これによって、捲回構造物310の上部中心部分の溶接状態が変化することを回避することができ、捲回構造物310の上部の全体に亘って溶接することができる。これに伴い、金属箔311の上端部311aの全体に亘って、金属箔311と金属板320との電気抵抗が均一になり、発熱による電力損失を防止することができる。
すなわち、金属板320の上面内側部分では、走査経路の間隔が狭くなり、溶接箇所が重なり易い。さらに、溶接箇所が重なる部分では、溶接状態が変化し易い。このため、実施例C3では、金属板320の上面内側部分の溶接箇所を少なくすることによって、溶接箇所が重なり易い。
以上の点から、実施例C3では、実施例C1と比べて、溶接不良が少なく安定した溶接結果で金属箔311と金属板320とを溶接することができる。また、金属箔311の溶融に起因して、接続抵抗が高くなり、電力損失が生じることを回避することができる。
<実施例C4>
次に、実施例C4では、図10(A)に示すように、走査経路341,342c−345cに従って、金属板320の上面をレーザ光130で走査する。これ以外は、実施例C1と同様である。
ここで、走査経路342c−345cとは、金属板320の上面を捲回軸心方向(Z方向)から見て、走査経路341に平行する経路である。
この場合において、金属箔311と金属板320との溶接部を観察したところ、全ての走査経路における金属箔311の部分が金属板320と溶接されていた。また、金属箔311を引っ張り、溶接部の強度を確認したところ、全ての走査経路における金属箔311の部分において、溶接部端面での母材破断が見られた。
さらに、実施例C4では、金属箔311の下端部(不図示)と金属板320との間で300mAの定電流を流したところ、溶接部において特に温度上昇が認められなかった。
これは、図10(B)に示すように、実施例C4では、各走査経路に対応する溶接痕351,352c−355cが平行であり、溶接箇所が重ならないためである。これによって、捲回構造物310の上部中心部分の溶接状態が変化することを回避することができ、捲回構造物310の上部の全体に亘って溶接することができる。これに伴い、金属箔311の上端部311aの全体に亘って、金属箔311と金属板320との電気抵抗が均一になり、発熱による電力損失を防止することができる。
以上の点から、実施例C4では、実施例C1と比べて、溶接不良が少なく安定した溶接結果で金属箔311と金属板320とを溶接することができる。また、金属箔311の溶融に起因して、接続抵抗が高くなり、電力損失が生じることを回避することができる。
<補足>
(1)なお、金属板320として、捲回軸心方向(Z方向)から見た形状が円形である以外に、正方形、長方形、六角形、八角形などの多角形、または任意の形状の板を使用するとしてもよい。
(2)なお、溶接間隔を制御することができることから、図7(A)に示すように、金属板320の上面を放射状にレーザ光で走査することが最も好適である。
(実施の形態4)
以下、本発明に係わる実施の形態4について説明する。
<接合方法>
本実施の形態における接合方法では、実施の形態3における接合方法と比べて、金属板320の代わりに、外側部分よりも内側部分の方が厚く、内側部分から外側部分に向かって滑らかに傾斜した金属板を使用する点が異なる。ここでは、一例として、図11(A)−図11(C)に示すように、下記(工程D1)−(工程D3)を経て、捲回構造物310と金属板420とが接合される場合について説明する。
なお、図については、金属板420と接触する捲回構造物310の端部を上にして、捲回構造物310の捲回軸方向をZ方向に合わせて、捲回構造物310が配置されている。中心部分がX−Z面で切断された状態で捲回構造物310が示されている。
なお、金属板420については、周囲の箇所の厚みよりも捲回構造物310の上部中心部分と接触する箇所の厚みが大きく且つ捲回構造物310と接触する面が傾斜面である。
(工程D1)まず、集電体になる金属箔311とセパレータになる絶縁膜312とを重ねて渦巻状に捲回した捲回構造物310を作製する。このとき、図11(A)に示すように、金属箔311の上端部311aが絶縁膜312の上端部312aよりも外側(図中では上側)に位置するように、金属箔311と絶縁膜312とを重ねて捲回する。
(工程D2)次に、集電板になる金属板420を捲回構造物310の上面に設置する。このとき、図11(B)に示すように、金属板420の傾斜面を下面にした状態で、金属板420の下面内側部分が捲回構造物310の上部中心部分の真上に位置するように、捲回構造物310の上方に金属板420を配置する。金属板420の下面が捲回構造物310の上部に接触するまで、金属板420を捲回軸心方向(Z方向)に移動させる。金属板420の仮面が捲回構造物310の上部に接触した状態で、金属板420の下面外側部分が捲回構造物310の上部に減り込むまで金属板420を捲回構造物310に押し付ける。これに伴い、図11(C)に示すように、金属板420に接触している金属箔311の上端部311aが金属板420の捲回構造物310の上部中心部分と接触する箇所を境に金属板420の周囲の箇所に向いて曲がり、金属箔311の上端部311aの側面部分311bが平坦部を形成し、金属箔311の上端部311aの側面部分311bと金属板420の下面とが接触する。
(工程D3)次に、金属板420に接触している金属箔311の上端部311aが金属板420の捲回構造物310の上部中心部分と接触する箇所を境に金属板420の周囲の箇所に向いて曲がった状態で、金属板420を加熱する。このとき、図12(A),図12(B)に示すように、1つの走査経路を2回に分けて、金属板420の中心から金属箔311の上端部311aが曲がっている方向(動径方向)に沿って金属板420の周囲にレーザ光130を移動させながら、金属板420の上面をレーザ光130で加熱する。これに伴い、金属箔311の上端部311aが外側に向いて曲がった状態で、金属箔311の上端部311aと金属板420の下部とが溶接される。
<実施例>
次に、本実施の形態における接合方法の実施例について説明する。
ここでは、金属板420として、上面が平坦面であり、下面が傾斜面であり、Z方向から見た形状が円形であり、直径が32mmであり、外側の厚みが0.8mmであり、内側の厚みが1.2mmであり、材質がアルミニウムであるものを使用する。
さらに、上記(工程D1)−(工程D3)を経て、捲回構造物310の上部が金属板420の下部と接合される。このとき、金属板420の上面内側部分(中心付近)では、レーザ光130の移動速度が180mm/sである。金属板420の上面外側部分(周囲付近)では、レーザ光130の移動速度が220mm/sである。1つの走査経路を2回に分けて、金属板420の中心から動径方向に沿って周囲まで、連続的に移動速度を変化させながら、レーザ光130を金属板420の走査対象面(上面)を放射状に移動させる。これら以外は、実施の形態3における実施例C1と同様である。
この場合において、金属箔311と金属板420との溶接部を観察したところ、全ての走査経路における金属箔311の部分が金属板420に溶接されていた。また、金属箔311を引張り、溶接部の強度を確認したところ、全ての走査経路における金属箔311の部分において、溶接部端面での母材破断が見られた。
<補足>
なお、本実施の形態では、金属板420が捲回軸心方向(Z方向)のみに移動する。これに対して、実施の形態3では、金属板320が捲回軸心方向(Z方向)と捲回軸心方向に直交する方向(X方向)とに移動する。このことから、実施の形態3では、金属板320の供給機構(不図示)として、2軸で制御される装置が使用される。一方、本実施の形態では、金属板420の供給機構(不図示)として、1軸で制御される装置を使用することができる。
すなわち、本実施の形態では、実施の形態3と比べて、金属板420の供給機構として、低コストの装置を使用することができる。さらに、その装置でも、金属板420を安定供給することができる。このことから、低コストで金属板420を安定供給することができる。
<まとめ>
以上、本発明に係わる好適な実施の形態について説明した。しかしながら、本発明が上記実施の形態に限定される訳ではなく、勿論、上記実施の形態の種々の改変・組み合わせが可能である。例えば、実施の形態1における金属板120の代わりに、実施の形態4における金属板420を使用して、積層構造物110と金属板420とが接合されるとしてもよい。また、実施の形態1における金属箔111と金属板120との材質が、アルミニウム、銅以外の金属であるとしてもよい。また、金属箔111と金属板120との溶接が、異種金属からなる溶接であるとしてもよい。
なお、各実施の形態で説明された接合方法については、適用対象物が特に制限される訳ではない。例えば、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素蓄電池などに適用することができる。また、二次電池以外に、一次電池にも適用することができる。また、一次・二次電池以外に、電気二重層コンデンサ、その他のデバイスにおける金属箔と金属板との溶接にも適用することができる。
本発明は、金属箔と金属板とを接合する接合方法として、特に、金属箔と絶縁膜とを有する層状構造物と金属板とを接合する接合方法などとして利用することができる。
1 正極板
1a 正極材料
1b 正極集電体
2 負極板
2a 負極材料
2b 負極集電体
3 セパレータ
8 正極集電板
9 負極集電板
10 極板群
11,12 平坦部
13 成形治具
14 押圧具
110 積層構造物
111 金属箔
111a 上端部
111b 側面部分
112 絶縁膜
112a 上端部
120 金属板
130 レーザ光
141−145 走査経路
151−155 溶接痕
210 積層構造物
211 金属箔
211a 上端部
211b 側面部分
211c 切り込み
310 捲回構造物
311 金属箔
311a 上端部
311b 側面部分
312 絶縁膜
312a 上端部
320 金属板
341−344 走査経路
342c−345c 走査経路
351−354 溶接痕
351a 溶接痕
352b,353b 溶接痕
352c−355c 溶接痕
420 金属板

Claims (8)

  1. 複数の金属箔と複数の絶縁膜とを積層した積層構造物と、前記積層構造物の端部に設置した金属板とを接合する接合方法であって、
    前記金属箔と前記絶縁膜とを交互に積層して、前記積層構造物を作製する第1の工程と、
    前記金属板を前記積層構造物の端部に接触させ、前記金属板に接触している前記金属箔の端部を積層方向に揃って曲げる第2の工程と、
    前記金属板に接触している前記金属箔の端部が積層方向に揃って曲がった状態で、前記金属箔の端部と前記金属板とを溶接する第3の工程とを含む
    ことを特徴とする接合方法。
  2. 複数の金属箔と複数の絶縁膜とを積層した積層構造物と、前記積層構造物の端部に設置した金属板とを接合する接合方法であって、
    端部に切り込みが形成された前記金属箔と前記絶縁膜とを交互に積層して、前記積層構造物を作製する第1の工程と、
    前記金属板を前記積層構造物の切り込みが形成された端部に接触させ、前記金属板に接触している前記金属箔の端部を積層方向に揃って曲げる第2の工程と、
    前記金属板に接触している前記金属箔の端部が積層方向に揃って曲がった状態で、前記金属箔の端部と前記金属板とを溶接する第3の工程とを含む
    ことを特徴とする接合方法。
  3. 金属箔と絶縁膜とを重ねて捲回した捲回構造物と、前記捲回構造物の端部に設置した金属板とを接合する接合方法であって、
    前記金属箔と前記絶縁膜とを重ねて渦巻状に捲回して、前記捲回構造物を作製する第1の工程と、
    前記金属板を前記捲回構造物の端部に接触させ、前記金属板に接触している前記金属箔の端部を前記捲回構造物の捲回軸心方向に直交する方向に揃って曲げる第2の工程と、
    前記金属板に接触している前記金属箔の端部が前記捲回構造物の捲回軸心方向に直交する方向に揃って曲がった状態で、前記金属箔の端部と前記金属板とを溶接する第3の工程とを含む
    ことを特徴とする接合方法。
  4. 金属箔と絶縁膜とを重ねて捲回した捲回構造物と、前記捲回構造物の端部に設置した金属板とを接合する接合方法であって、
    前記金属箔と前記絶縁膜とを重ねて渦巻状に捲回して、前記捲回構造物を作製する第1の工程と、
    周囲の箇所の厚みよりも前記捲回構造物の中心部と接触する箇所の厚みが大きく且つ前記捲回構造物と接触する面が傾斜面である前記金属板を前記捲回構造物の端部に接触させ、前記金属板に接触している前記金属箔の端部を前記金属板の前記捲回構造物の中心部と接触する箇所を境に前記金属板の周囲の箇所に向いて曲げる第2の工程と、
    前記金属板に接触している前記金属箔の端部が前記金属板の前記捲回構造物の中心部と接触する箇所を境に前記金属板の周囲の箇所に向いて曲がった状態で、前記金属箔の端部と前記金属板とを溶接する第3の工程とを含む
    ことを特徴とする接合方法。
  5. 前記第3の工程で、前記金属箔の端部が揃って曲がっている方向に前記金属板をレーザ光で走査する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の接合方法。
  6. 前記第3の工程で、前記金属板をレーザ光で複数の方向に走査する場合において、最初に、前記金属箔の端部が揃って曲がっている方向との角度が最も小さい方向に走査する
    ことを特徴とする請求項3に記載の接合方法。
  7. 前記第3の工程で、前記金属箔の端部が揃って曲がっている方向との角度が最も小さい方向の溶接痕が他の方向の溶接痕よりも幅広になるように走査する
    ことを特徴とする請求項6に記載の接合方法。
  8. 前記第3の工程で、前記金属板の走査対象面の内側部分よりも外側部分の溶接箇所が多くなるように走査する
    ことを特徴とする請求項6に記載の接合方法。
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