JP2011129301A - コネクタユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】大電流を流すために必要とされる程度に端子金具同士を確実に接続することを可能としながらも、端子金具同士の着脱作業を簡便に行うことができるコネクタユニットを提供する。
【解決手段】コネクタユニット1は第1のコネクタ2と第2のコネクタ3とボルト5と押圧部12を備えている。ボルト5はコネクタ2,3の端子金具11,24が互いに重なる方向に沿って第1のコネクタ2の第1のコネクタハウジング10に締結される。押圧部12はボルト5が締結されると当該ボルト5から押圧されて互いに重なる端子金具11,24が互いに密着する方向に第1の端子金具11を押圧する。
【選択図】図2

Description

本発明は、互いに取り付けられる第1のコネクタと第2のコネクタとを備えたコネクタユニットに関する。
モータの駆動力により走行することが可能な移動体としての自動車には、当該モータや、インバータなどの多種多様な電子機器が搭載される。これらのモータや、インバータを相互に接続するためには、従来から種々のコネクタユニット(例えば、特許文献1参照)が用いられている。
特許文献1に示されたコネクタユニットは、第1の端子金具を備えた第1のコネクタと、第2の端子金具を備えかつ前記第1のコネクタに取り付けられる第1のコネクタと、を備えている。前述した第1及び第2の端子金具は、それぞれ電気接触部に貫通孔が設けられている。前述した第1及び第2のコネクタは、モータや、インバータなどに供給する電力の電流値が大きなために、第1及び第2の端子金具の電気接触部が互いに重ねられかつ貫通孔内を通ったボルトが一方のハウジングにねじ込まれること(締結されること)で、互いに接続する。
特開平11−126661号公報
前述した従来のコネクタユニットは、端子金具同士をボルトで固定する必要があるので、端子金具同士の着脱作業が煩雑であった。
したがって、本発明の目的は、大電流を流すために必要とされる程度に端子金具同士を確実に接続することを可能としながらも、端子金具同士の着脱作業を簡便に行うことができるコネクタユニットを提供することにある。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のコネクタユニットは、第1の端子金具を備えた第1のコネクタと、前記第1のコネクタに取り付けられると前記第1の端子金具に重ねられて当該第1の端子金具に接続する第2の端子金具を備えた第2のコネクタとを備えたコネクタユニットにおいて、前記第1の端子金具と前記第2の端子金具とが互いに重なる方向に沿って、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタのうちの一方のコネクタハウジングに締結される締結部材と、前記締結部材が締結されると、当該締結部材から押圧されて互いに重なる前記第1の端子金具と前記第2の端子金具とが互いに密着する方向に、これらのうち一方を押圧する押圧部と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のコネクタユニットは、請求項1に記載のコネクタユニットにおいて、前記押圧部は、前記締結部材によって押圧される被押圧部材と、前記被押圧部材と互いに重なる前記第1の端子金具及び前記第2の端子金具のうちの一方との間に設けられた弾性部材と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のコネクタユニットは、請求項2に記載のコネクタユニットにおいて、前記第1の端子金具及び前記第2端子金具とは、それぞれ前記締結部材の締結方向に沿って互いに間隔をあけて複数設けられているとともに、前記被押圧部材は、内側に前記締結部材を通す本体部と、前記本体部の外周面から立設しかつ前記締結方向に沿って互いに間隔をあけて設けられているとともに互いに隣り合うもの同士間に互いに重なる前記第1の端子金具及び前記第2の端子金具を位置付ける複数の仕切り壁と、備え、前記弾性部材が、互いの間に前記第1の端子金具及び前記第2の端子金具を位置付ける二つの仕切り壁のうち一方と互いに重なる前記第1の端子金具及び前記第2の端子金具との間に設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明のコネクタユニットは、請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載のコネクタユニットにおいて、前記押圧部を前記締結部材の締結方向に沿って移動自在に前記一方のコネクタハウジングに支持する弾性支持部材を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明のコネクタユニットによれば、締結部材が締結されると、押圧部が、互いに重なる第1の端子金具と第2の端子金具とを互いに密着する方向にこれらの端子金具のうち一方を押圧する。このため、押圧部が、締結部材が締結されると、互いに重なる第1の端子金具と第2の端子金具とを互いに密着させることとなる。
請求項2に記載の本発明のコネクタユニットによれば、押圧部が、締結部材により押圧される被押圧部材と、この被押圧部材と互いに重なる端子金具との間に設けられた弾性部材とを備えているので、締結部材が締結されて被押圧部材が当該締結部材により押圧されると、弾性部材が弾性変形して、弾性復元力により互いに重なる端子金具が互いに密着する方向に押圧することとなる。
請求項3に記載の本発明のコネクタユニットによれば、複数の端子金具を締結方向に沿って互いに間隔をあけて設け、被押圧部材が互いに重なる端子金具との間に弾性部材を設けた仕切り壁を備えているので、一つの締結部材を締結することにより、互いに重なる複数組の端子金具同士を弾性部材の弾性復元力により互いに密着させることができる。
請求項4に記載の本発明のコネクタユニットによれば、押圧部を一方のコネクタハウジングに弾性支持する弾性支持部材を備えているので、当該弾性支持部材が弾性変形することで、締結される締結部材により押圧される押圧部を当該締結部材の締結方向に確実に移動させることができ、互いに重なる端子金具同士を確実に密着させることができる。
また、締結部材の締結を解除すると、弾性支持部材の弾性復元力により、押圧部が端子金具同士が密着する方向に押圧することを解除することができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明は、締結部材を締結すると、押圧部が互いに重なる端子金具同士を密着させるので、複数の端子金具を締結部材の締結方向に沿って互いに間隔をあけて配置することで、一つの締結部材により複数組の端子金具の着脱を行うことができるとともに、締結部材を締結することで端子金具同士を確実に接続することができる。
したがって、大電流を流すために必要とされる程度に端子金具同士を確実に接続することを可能とできるとともに、締結部材の締結及び締結の解除などの端子金具同士の着脱作業を簡便な作業で行うことができる。
請求項2に記載の本発明は、締結部材が締結されて被押圧部材が当該締結部材により押圧されると、弾性部材が弾性変形して、弾性復元力により互いに重なる端子金具が互いに密着する方向に押圧することとなるので、締結部材を締結することで、押圧部が端子金具同士を密着させることができる。よって、端子金具同士を大電流を流すために必要とされる程度に確実に接続することができる。
請求項3に記載の本発明は、一つの締結部材を締結することにより、互いに重なる複数組の端子金具同士を弾性部材の弾性復元力により互いに密着させることができるので、端子金具同士即ちコネクタ同士を容易に着脱することができる。
請求項4に記載の本発明は、締結される締結部材により押圧される押圧部を当該締結部材の締結方向に確実に移動させることができ、互いに重なる端子金具同士を確実に密着させることができる。よって、端子金具同士を大電流を流すために必要とされる程度に確実に接続することができる。
また、締結部材の締結を解除すると、弾性支持部材の弾性復元力により、押圧部が端子金具同士が密着する方向に押圧することを解除することができる。このために、締結部材の締結を解除することにより、端子金具同士が密に接触しなくなる。よって、締結部材の締結及び締結の解除などの端子金具同士の着脱作業を簡便な作業で行うことができる。
本発明の一実施形態にかかるコネクタユニットの斜視図である。 図1に示されたコネクタユニットの分解斜視図である。 図1中のIII−III線に沿う断面図である。 図3中のIV−IV線に沿う断面図である。 図3に示されたコネクタユニットのボルトが締結される前の状態を示す断面図である。 図3に示されたコネクタユニットのボルトが締結された後の状態を示す断面図である。
本発明の一実施形態にかかるコネクタユニットを、図1ないし図6を参照して説明する。
コネクタユニット1は、図1乃至図3に示すように、第1のコネクタ2と、第2のコネクタ3と、締結部材としてのボルト5と、弾性支持部材4(図3に示す)と、押圧部12(図3に示す)と、蓋部材6と、一対の固定用ボルト7とを備えている。
第1のコネクタ2は、電子機器としてのインバータ8のケース9内に収容されて当該ケース9に取り付けられる第1のコネクタハウジング10と、導電性の複数の第1の端子金具11と、ナット13とを備えている。
第1のコネクタハウジング10は、絶縁性の合成樹脂で構成されかつケース9の内面に取り付けられる。図示例では、第1のコネクタハウジング10は、ケース9の隅に設けられている。なお、ケース9の当該第1のコネクタハウジング10の近傍には、ボルト通し孔14(図3に示す)と、コネクタ通し孔15(図3及び図4に示す)とが設けられている。これらの孔14,15は、ケース9の互いに連なる外面に開口している。また、ケース9は、導電性の金属で構成されている。
第1のコネクタハウジング10は、底板部16と、この底板部16の外縁から立設した複数の周板17とを備えて、有底筒状の四角筒状に形成されている。第1のコネクタハウジング10は、その長手方向が前記ケース9のコネクタ通し孔15が開口した外面と直交しかつ前記底板部16が前記ボルト通し孔14から離れているとともに開口部20がボルト通し孔14寄りに設けられている。
また、第1のコネクタハウジング10は、前記複数の周板17のうち前記コネクタ通し孔15から最も離れた周板17(以下、符号17aで示す)に第1の端子金具用通し孔21が複数設けられ、かつ前記周板17に相対しかつ最もコネクタ通し孔15寄りの周板17(以下、符号17bで示す)に第2の端子金具用通し孔22が複数設けられている。第1の端子金具用通し孔21は、内側に後述の第1の端子金具11を通して保持し、第2の端子金具用通し孔22は、内側に後述の第2の端子金具24を通して保持する。
これらの端子金具用通し孔21,22は、図示例では、それぞれ三つ設けられ、かつ第1のコネクタハウジング10の長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている。第1及び第2の端子金具用通し孔22は、前述した第1及び第2の端子金具の厚み分第1のコネクタハウジング10の長手方向即ちボルト5の後述する締結方向Tに互いにずれた位置に配置されている。
このため、第1及び第2の端子金具11,24は、第1のコネクタハウジング10の長手方向即ちボルト5の後述する締結方向Tに沿って互いに間隔をあけて設けられている。なお、第1及び第2の端子金具11,24は、前述した第1及び第2の端子金具用通し孔21,22に保持されると、両表面が第1のコネクタハウジング10の長手方向即ちボルト5の後述する締結方向Tに対して直交する。
また、前述した第1及び第2の端子金具11,24は、第1及び第2の端子金具用通し孔21,22内に通されてこれらに保持されると、当該第1及び第2の端子金具用通し孔21,22が前述した厚み分ずれて配置されているので、互いに後述の電気接触部19,27が重ねられることとなる。なお、これらの電気接触部19,27即ち第1及び第2の端子金具11,24が互いに重なる方向は、締結方向Tと平行になる。
第1の端子金具11は、図2に示すように、厚手の導電性の板金などで構成され、かつ平板状の内部機器接続部18と、この内部機器接続部18の縁に当該内部機器接続部18と面一に連なった電気接触部19とを一体に備えている。内部機器接続部18は、インバータ8のケース9内に収容される図示しない機器と接続される。電気接触部19は、図4に示すように、平面形状がU字状に形成され、その内側に後述するセパレータ29の本体部32を通す。複数の第1の端子金具11は、互いに間隔をあけて平行となる状態で、第1の端子金具用通し孔21内に通された格好で第1のコネクタハウジング10に保持される。即ち、複数の第1の端子金具11は、当該第1の端子金具11の厚み方向に互いに間隔をあけて設けられている。なお、図示例では、第1の端子金具11は、三つ設けられている。
ナット13は、第1のコネクタハウジング10のボルト通し孔14から離れた側の底板部16に埋設された格好で、当該第1のコネクタハウジング10に保持されている。
第2のコネクタ3は、図2に示すように、第2のコネクタハウジング23と、導電性の複数の第2の端子金具24と、導電性のシールドシェル25と、編組26などを備えている。
第2のコネクタハウジング23は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。第2のコネクタハウジング23は、コネクタ通し孔15内に通されて、ケース9の外面に取り付けられている。第2の端子金具24は、厚手の導電性の板金などで構成され、かつ図示しない平板状の電線接続部と、この電線接続部の縁に当該電線接続部と面一に連なった電気接触部27とを一体に備えている。電線接続部は、電子機器としてのモータに接続されたケーブル28が取り付けられている。
電気接触部27は、図4に示すように、平面形状がU字状に形成され、その内側に後述するセパレータ29の本体部32を通す。複数の第2の端子金具24は、互いに間隔をあけて平行となる状態で、第2のコネクタハウジング23に保持される。即ち、複数の第2の端子金具24は、当該第2の端子金具24の厚み方向に互いに間隔をあけて設けられている。なお、図示例では、第2の端子金具24は、三つ設けられている。
シールドシェル25は、導電性の板金が折り曲げられるなどして得られる。シールドシェル25は、第2のコネクタハウジング23を覆っている。編組26は、導電性の素線が編まれて、外観が円筒状に形成されている。編組26は、内側に前述したケーブル28を通し、その端末がシールドシェル25に固定されている。
弾性支持部材4は、弾性材料としてのゴムなどの弾性を有する合成樹脂で構成され、弾性変形していない中立状態での内径がボルト5の後述するネジ部5aの外径よりも大きな円環状に形成されている。弾性支持部材4は、ナット13上に重ねられ、かつさらに押圧部12が重ねられて、第1のコネクタハウジング10に取り付けられている。弾性支持部材4は、弾性変形することで、押圧部12を締結方向Tに沿って移動自在に、第1のコネクタハウジング10に支持する。
押圧部12は、被押圧部材としてのセパレータ29と、複数の弾性部材としてのコイルばね30と、抜け防止部材31とを備えている。
セパレータ29は、弾性変形しない又は殆ど弾性変形しない絶縁性の合成樹脂で構成されている。セパレータ29は、円筒状の本体部32と、この本体部32の外周面から立設した複数の仕切り壁33とを一体に備えて、弾性支持部材4上に重ねられて、第1のコネクタハウジング10内に収容されている。
本体部32の内径は、ボルト5のネジ部5aの外径よりも大きく形成されている。複数の仕切り壁33は、本体部32の長手方向即ちボルト5の締結方向Tに沿って互いに間隔をあけて設けられている。仕切り壁33は、その両表面が本体部32の長手方向即ちボルト5の締結方向Tに対して直交する平板状に形成されている。図示例では、仕切り壁33は、等間隔に四つ設けられかつそのうちの二つは本体部32の両端から立設している。また、複数の仕切り壁33のうち互いに隣り合う仕切り壁33は、互いの間に第1及び第2の端子金具用通し孔21,22に保持されて電気接触部19,27が互いに重なる第1及び第2の端子金具11,24を互いの間に位置付けることとなる。
コイルばね30は、前述した第1及び第2の端子金具11,24と同数設けられている。即ち、図示例では、コイルばね30は、三つ設けられている。コイルばね30は、互いの間に第1及び第2の端子金具11,24を位置付ける二つの仕切り壁33のうちボルト5の頭5b寄りの一方即ちセパレータ29と、当該第1及び第2の端子金具24との間に設けられている。図示例では、コイルばね30は、前述した一方の仕切り壁33と第1の端子金具11の電気接触部19との間に設けられている。
抜け防止部材31は、環状に形成されているとともに、第1のコネクタハウジング10の開口部20の内縁部即ちセパレータ29よりもボルト通し孔14寄りに取り付けられて、セパレータ29が第1のコネクタハウジング10から脱落することを防止している。
前述した構成の押圧部12は、ボルト5がナット13にねじ込まれる前即ち締結される前では、図5に示すように、弾性支持部材4の弾性復元力及びコイルばね30の弾性復元力により、前述した一方の仕切り壁33が第1及び第2の端子金具11,24から離れている。そして、ボルト5がナット13にねじ込まれると、当該ボルト5の頭5bからセパレータ29の最も頭5b寄りの仕切り壁33がナット13に向かって押圧される。即ち、前述した一方の仕切り壁33が、互いに重なる第1及び第2の端子金具11,24に向かって押圧される。
そして、弾性支持部材4及びコイルばね30が仕切り壁33などにより圧縮されて、コイルばね30が互いに重なる第1の端子金具11の電気接触部19を第2の端子金具24の電気接触部27に向かって押圧する。こうして、押圧部12は、ボルト5が締結されると、図6に示すように、当該ボルト5から押圧されて互いに重なる第1の端子金具11と第2の端子金具24とが互いに密着する方向に、これらのうち一方の第1の端子金具11を押圧する。
ボルト5は、ボルト通し孔14内に通されてケース9内に収容される。そして、ボルト5は、そのネジ部5aがセパレータ29の本体部32及び弾性支持部材4内に通されて、第1のコネクタハウジング10の底板部16に埋設されたナット13にねじ込まれる(締結される)。このように、ボルト5は、ネジ部5aがナット13にねじ込まれることで、第1のコネクタハウジング10に締結される。ボルト5は、ナット13にねじ込まれる際に、当該ボルト5のネジ部5aの長手方向に沿って移動する。このボルト5のねじ込まれる際即ち締結される際の移動方向を、本発明では、締結方向と記し矢印Tで示す。ボルト5は、ナット13にねじ込まれると、その頭5bがナット13との間にセパレータ29及び弾性支持部材4を挟みこんで、当該弾性支持部材4を軸芯に沿って圧縮する。
蓋部材6は、厚手の平板状に形成され、ボルト通し孔14を塞いだ格好でケース9に取り付けられる。固定用ボルト7のうち一方の固定用ボルト7は、蓋部材6とシールドシェル25とを貫通してケース9にねじ込まれる。この一方の固定用ボルト7は、蓋部材6とシールドシェル25即ち第2のコネクタ3をケース9に固定する。他方の固定用ボルト7は、シールドシェル25を貫通して、ケース9にねじ込まれる。この他方の固定用ボルト7は、シールドシェル25即ち第2のコネクタ3をケース9に固定する。
前述したコネクタユニット1は、以下のように組み立てられる。まず、第2のコネクタ3が組み立てられるとともに、ナット13を埋設した第1のコネクタハウジング10内に弾性支持部材4とコイルばね30付きのセパレータ29が順に挿入されて当該第1のコネクタハウジング10に抜け防止部材31が取り付けられる。そして、第1の端子金具11の電気接触部19と前述した一方の仕切り壁33との間にコイルばね30が位置するように、当該第1の端子金具11を第1の端子金具用通し孔21内に挿入して、当該第1の端子金具11を第1のコネクタハウジング10に取り付けて、第1のコネクタ2を組み立てる。
そして、この第1のコネクタハウジング10をケース9の内面に固定する。そして、第2のコネクタ3の第2の端子金具24の電気接触部27をコネクタ通し孔15内に通して、更に、第1のコネクタハウジング10に設けられた第2の端子金具用通し孔22内に挿入する。そして、図5に示すように、ボルト5をボルト通し孔14内に通して、そのネジ部5aをセパレータ29の本体部32内に通してナット13にねじ込む。すると、ボルト5をねじ込む前では、コイルばね30が殆ど第1の端子金具11を押圧していない又は全く押圧していない状態であるが、ボルト5をナット13にねじ込むと、頭5bが仕切り壁33を締結方向Tに押圧して、仕切り壁33によりコイルばね30及び弾性支持部材4が圧縮される。
そして、コイルばねが、その弾性復元力により互いに重なる第1及び第2の端子金具24の電気接触部19,27が互いに密着する方向に、第1の端子金具11の電気接触部19を押圧する。すると、図6に示すように、第1及び第2の端子金具11,24の電気接触部19,27が密に接触して、端子金具11,24同士が電気的に接続する。そして、蓋部材6を取り付け、固定用ボルト7で蓋部材6及び第2のコネクタ3をケース9に固定する。こうして、第1のコネクタ2と第2のコネクタ3が互いに取り付けられて、端子金具11,24が互いに接続する。
本実施形態によれば、ボルト5が締結されると、押圧部12が、互いに重なる第1の端子金具11と第2の端子金具24とを互いに密着する方向に第1の端子金具11を押圧するため、押圧部12が、ボルト5が締結されると、互いに重なる第1の端子金具11と第2の端子金具24とを互いに密着させることとなる。このために、複数の第1及び第2の端子金具24をボルト5の締結方向Tに沿って互いに間隔をあけて配置することで、一つのボルト5により複数組の端子金具11,24の着脱を行うことができるとともに、ボルト5を締結することで端子金具11,24同士を確実に接続することができる。
したがって、大電流を流すために必要とされる程度に端子金具11,24同士を確実に接続することを可能とできるとともに、ボルト5の締結及び締結の解除などの端子金具11,24同士の着脱作業を簡便な作業で行うことができる。
押圧部12が、ボルト5により押圧されるセパレータ29と、このセパレータ29と互いに重なる端子金具11,24との間に設けられたコイルばね30とを備えているので、ボルト5が締結されてセパレータ29が当該ボルト5により押圧されると、コイルばね30が弾性変形して、弾性復元力により互いに重なる端子金具11,24が互いに密着する方向に押圧することとなる。このために、ボルト5を締結することで、押圧部12が端子金具11,24同士を密着させることができる。よって、端子金具11,24同士を大電流を流すために必要とされる程度に確実に接続することができる。
また、複数の端子金具11,24を締結方向Tに沿って互いに間隔をあけて設け、セパレータ29が互いに重なる端子金具11,24との間にコイルばね30を設けた仕切り壁33を備えているので、一つのボルト5を締結することにより、互いに重なる複数組の端子金具11,24同士をコイルばね30の弾性復元力により互いに密着させることができる。したがって、端子金具11,24同士即ちコネクタ2,3同士を容易に着脱することができる。さらに、端子金具11,24が、これらの端子金具11,24の厚み方向に互いに間隔をあけて設けられているので、これらの端子金具11,22を幅方向に並べる場合よりも、互いに隣り合う端子金具11,24間の間隔を同じにしたとしても、コネクタハウジング10,23即ちコネクタ2,3の小型化を図ることができる。
押圧部12を第1のコネクタハウジング10に弾性支持する弾性支持部材4を備えているので、当該弾性支持部材4が弾性変形することで、締結されるボルト5により押圧される押圧部12を当該ボルト5の締結方向Tに確実に移動させることができ、互いに重なる端子金具11,24同士を確実に密着させることができる。よって、端子金具11,24同士を大電流を流すために必要とされる程度に確実に接続することができる。
また、ボルト5の締結を解除すると、弾性支持部材4の弾性復元力により、押圧部12が端子金具11,24同士が密着する方向に押圧することを解除することができる。このために、ボルト5の締結を解除することにより、端子金具11,24同士が密に接触しなくなる。よって、ボルト5の締結及び締結の解除などの端子金具11,24同士の着脱作業を簡便な作業で行うことができる。
前述した実施形態では、ナット13を第1のコネクタハウジング10に埋設して、ナット13を第1のコネクタハウジング10に締結しているが、本発明では、ナット13を第2のコネクタハウジング23に埋設して、ナット13を第2のコネクタハウジング23に締結してもよい。また、本発明では、コイルばね30が、互いに重なる第1及び第2の端子金具11,24のうち第2の端子金具24を付勢してもよい。また、本発明では、コイルばね30に限らず、弾性部材として、種々の部材を用いてよく、弾性支持部材として、種々の部材を用いてよい。さらに、本発明では、弾性支持部材4を第2のコネクタハウジング23に取り付けて、当該第2のコネクタハウジング23に押圧部12を移動自在としてもよい。
前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタユニット
2 第1のコネクタ
3 第2のコネクタ
4 弾性支持部材
5 ボルト(締結部材)
10 第1のコネクタハウジング
11 第1の端子金具
19 電気接触部
23 第2のコネクタハウジング
24 第2の端子金具
27 電気接触部
29 セパレータ(被押圧部材)
30 コイルばね(弾性部材)
32 本体部
33 仕切り壁
T 締結方向

Claims (4)

  1. 第1の端子金具を備えた第1のコネクタと、
    前記第1のコネクタに取り付けられると前記第1の端子金具に重ねられて当該第1の端子金具に接続する第2の端子金具を備えた第2のコネクタとを備えたコネクタユニットにおいて、
    前記第1の端子金具と前記第2の端子金具とが互いに重なる方向に沿って、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタのうちの一方のコネクタハウジングに締結される締結部材と、
    前記締結部材が締結されると、当該締結部材から押圧されて互いに重なる前記第1の端子金具と前記第2の端子金具とが互いに密着する方向に、これらのうち一方を押圧する押圧部と、
    を備えたことを特徴とするコネクタユニット。
  2. 前記押圧部は、
    前記締結部材によって押圧される被押圧部材と、
    前記被押圧部材と互いに重なる前記第1の端子金具及び前記第2の端子金具のうちの一方との間に設けられた弾性部材と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のコネクタユニット。
  3. 前記第1の端子金具及び前記第2端子金具とは、それぞれ前記締結部材の締結方向に沿って互いに間隔をあけて複数設けられているとともに、
    前記被押圧部材は、内側に前記締結部材を通す本体部と、前記本体部の外周面から立設しかつ前記締結方向に沿って互いに間隔をあけて設けられているとともに互いに隣り合うもの同士間に互いに重なる前記第1の端子金具及び前記第2の端子金具を位置付ける複数の仕切り壁と、備え、
    前記弾性部材が、互いの間に前記第1の端子金具及び前記第2の端子金具を位置付ける二つの仕切り壁のうち一方と互いに重なる前記第1の端子金具及び前記第2の端子金具との間に設けられていることを特徴とする請求項2記載のコネクタユニット。
  4. 前記押圧部を前記締結部材の締結方向に沿って移動自在に前記一方のコネクタハウジングに支持する弾性支持部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載のコネクタユニット。
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