JP5390362B2 - コネクタユニット - Google Patents

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Description

本発明は、互いに取り付けられる第1のコネクタと第2のコネクタとを備えたコネクタユニットに関する。
モータの駆動力により走行することが可能な移動体としての自動車には、当該モータや、インバータなどの多種多様な電子機器が搭載される。これらのモータや、インバータを相互に接続するためには、従来から種々のコネクタユニット(例えば、特許文献1参照)が用いられている。
特許文献1に示されたコネクタユニットは、第1の端子金具を備えた第1のコネクタと、第2の端子金具を備えかつ前記第1のコネクタに取り付けられる第1のコネクタと、を備えている。前述した第1及び第2の端子金具は、それぞれ電気接触部に貫通孔が設けられている。前述した第1及び第2のコネクタは、モータや、インバータなどに供給する電力の電流値が大きなために、第1及び第2の端子金具の電気接触部が互いに重ねられかつ貫通孔内を通ったボルトが一方のハウジングにねじ込まれること(締結されること)で、互いに接続する。
特開平11−126661号公報
前述した従来のコネクタユニットは、端子金具同士をボルトで固定する必要があるので、端子金具同士の着脱作業が煩雑であった。
したがって、本発明の目的は、大電流を流すために必要とされる程度に端子金具同士を確実に接続することを可能としながらも、端子金具同士の着脱作業を簡便に行うことができるコネクタユニットを提供することにある。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のコネクタユニットは、第1の端子金具を備えた第1のコネクタと、前記第1のコネクタに取り付けられると前記第1の端子金具に接続する第2の端子金具を備えた第2のコネクタとを備えたコネクタユニットにおいて、前記第1の端子金具と前記第2の端子金具のうちの一方の電気接触部が、筒状の筒状部を備え、かつ、他方の電気接触部が前記筒状部の外周面を覆う覆い部を備えているとともに、前記覆い部により覆われた前記筒状部内に通されて、前記第1のコネクタの第1のコネクタハウジングに締結される締結部材と、前記筒状部と前記締結部材との間に設けられかつ前記締結部材が締結されると、前記筒状部を拡大させる拡大部材と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のコネクタユニットは、請求項1に記載のコネクタユニットにおいて、前記拡大部材は、前記筒状部内に通されかつ内側に前記締結部材が通される筒状の部材本体を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のコネクタユニットは、請求項2に記載のコネクタユニットにおいて、前記部材本体が、弾性材料で構成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明のコネクタユニットは、請求項2に記載のコネクタユニットにおいて、前記拡大部材は、前記部材本体の外周面から凸に形成されかつ前記締結部材が締結されると前記筒状部の内側に侵入する侵入突起を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明のコネクタユニットによれば、一方の端子金具の電気接触部が筒状部を備え、他方の端子金具の電気接触部が筒状部の外周面を覆う覆い部を備え、更に、筒状部内に通されて締結される締結部材と、締結部材が締結されると筒状部を拡大させる拡大部材を備えている。このために、締結部材を第1のコネクタの第1のコネクタハウジングに締結すると、拡大部材が筒状部を拡大させて当該筒状部の外周面と覆い部の内周面とが密に接触することとなる。
請求項2に記載の本発明のコネクタユニットによれば、拡大部材が筒状部に通されて内側に締結部材が通される部材本体を備えているので、締結部材を締結することで、拡大部材が筒状部を確実に拡大させることができる。
請求項3に記載の本発明のコネクタユニットによれば、部材本体が弾性材料で構成されているので、締結部材が締結されると、当該部材本体が筒状部の内側から当該筒状部の外周方向に押圧することとなって、当該筒状部を確実に拡大させる。
請求項4に記載の本発明のコネクタユニットによれば、拡大部材が部材本体の外周面から凸で筒状部の内側に侵入する侵入突起を備えているので、締結部材が締結されると、当該締結部材により部材本体が押圧されて、侵入突起が筒状部の内側に侵入する。このため、侵入突起が筒状部の内側から当該筒状部の外周方向に押圧することとなって、当該筒状部を確実に拡大させる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明は、締結部材を第1のコネクタの第1のコネクタハウジングに締結すると、拡大部材が筒状部を拡大させて当該筒状部の外周面と覆い部の内周面とが密に接触することとなる。このために、複数の端子金具の筒状部を同軸に配置することで、一つの締結部材により複数組の端子金具の着脱を行うことができるとともに、締結部材を締結することで端子金具同士を確実に接続することができる。
したがって、大電流を流すために必要とされる程度に端子金具同士を確実に接続することを可能とできるとともに、締結部材の締結及び締結の解除などの端子金具同士の着脱作業を簡便な作業で行うことができる。
請求項2に記載の本発明は、締結部材を締結することで、拡大部材が筒状部を確実に拡大させることができるので、端子金具同士を大電流を流すために必要とされる程度に確実に接続することができる。
請求項3に記載の本発明は、締結部材が締結されると、当該部材本体が筒状部の内側から当該筒状部の外周方向に押圧することとなって、当該筒状部を確実に拡大させるので、端子金具同士を大電流を流すために必要とされる程度により確実に接続することができる。
請求項4に記載の本発明は、締結部材が締結されると、当該締結部材により部材本体が押圧されて、侵入突起が筒状部の内側に侵入するので、侵入突起が筒状部の内側から当該筒状部の外周方向に押圧することとなって、当該筒状部を確実に拡大させる。よって、端子金具同士を大電流を流すために必要とされる程度により確実に接続することができる。
本発明の第1の実施形態にかかるコネクタユニットの斜視図である。 図1に示されたコネクタユニットの他の斜視図である。 図1に示されたコネクタユニットの分解斜視図である。 図1中のIV−IV線に沿う断面図である。 図4中のV−V線に沿う断面図である。 図4に示されたコネクタユニットのボルトが締結される前の状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるコネクタユニットの斜視図である。 図7に示されたコネクタユニットの他の斜視図である。 図7に示されたコネクタユニットの分解斜視図である。 図7中のX−X線に沿う断面図である。 図10中のXI−XI線に沿う断面図である。 図10に示されたコネクタユニットのボルトが締結される前の状態を示す断面図である。 図12に示されたコネクタユニットのボルトが締結された状態を示す断面図である。
本発明の第1の実施形態にかかるコネクタユニットを、図1ないし図6を参照して説明する。
コネクタユニット1は、図1乃至図4に示すように、第1のコネクタ2と、第2のコネクタ3と、拡大部材としてのゴム管4と、締結部材としてのボルト5と、蓋部材6と、一対の固定用ボルト7とを備えている。
第1のコネクタ2は、電子機器としてのインバータ8のケース9内に収容されて当該ケース9に取り付けられる第1のコネクタハウジング10と、導電性の複数の第1の端子金具11と、複数の絶縁部材12と、ナット13とを備えている。
第1のコネクタハウジング10は、絶縁性の合成樹脂で構成されかつケース9の内面に取り付けられる。図示例では、第1のコネクタハウジング10は、ケース9の隅に設けられている。なお、ケース9の当該第1のコネクタハウジング10の近傍には、ボルト通し孔14(図3に示す)と、コネクタ通し孔15(図4に示す)とが設けられている。これらの孔14,15は、ケース9の互いに連なる外面に開口している。また、ケース9は、導電性の金属で構成されている。
第1のコネクタハウジング10には、図4に示すように、ボルト収容室16と、このボルト収容室16に連通した複数の端子保持孔17とが設けられている。これらのボルト収容室16と端子保持孔17は、第1のコネクタハウジング10内に設けられた空間である。ボルト収容室16は、前述した孔14,15の双方と連通している。端子保持孔17は、第1のコネクタハウジング10の長手方向に沿って互いに間隔をあけて設けられている。端子保持孔17は、図示例では、三つ設けられている。
第1の端子金具11は、図3に示すように、厚手の導電性の板金などで構成され、かつ平板状の内部機器接続部18と、この内部機器接続部18の縁から立設した電気接触部19とを一体に備えている。内部機器接続部18は、インバータ8のケース9内に収容される図示しない機器と接続される。電気接触部19は、内部機器接続部18の縁から立設した立設片20と、この立設片20に連なった円筒状(筒状)の筒状部21とを備えている。筒状部21には、当該筒状部21の軸芯に沿って延在しているとともに、当該筒状部21の一部を切り欠いた切欠き部22(図5に示す)が設けられている。
複数の第1の端子金具11は、内部機器接続部18が互いに間隔をあけて平行となるとともに、筒状部21が互いに同軸となる位置で、内部機器接続部18が端子保持孔17内に通された格好で第1のコネクタハウジング10に保持される。このとき、筒状部21は、ボルト収容室16内に位置付けられる。なお、図示例では、第1の端子金具11は、三つ設けられている。
絶縁部材12は、絶縁性の合成樹脂で構成され、それぞれ筒状部21と略同径の円筒状(筒状)に形成されている。絶縁部材12は、第1の端子金具11の筒状部21間及び第1の端子金具11の筒状部21と第1のコネクタハウジング10及びケース9の内面との間に設けられ、筒状部21と同軸に配置されている。絶縁部材12は、互いに隣り合う第1の端子金具11の筒状部21即ち電気接触部19同士を電気的に絶縁している。
ナット13は、第1のコネクタハウジング10のボルト通し孔14から離れた側の端部に埋設された格好で、当該第1のコネクタハウジング10に保持されている。
第2のコネクタ3は、図5に示すように、第2のコネクタハウジング23と、導電性の複数の第2の端子金具24と、導電性のシールドシェル25と、編組26などを備えている。
第2のコネクタハウジング23は、絶縁性の合成樹脂で構成されている。第2のコネクタハウジング23は、コネクタ通し孔15内に通されて、ケース9の外面に取り付けられている。第2の端子金具24は、厚手の導電性の板金などで構成され、かつ図示しない電線接続部と、この電線接続部の縁から立設した電気接触部27とを一体に備えている。電線接続部は、電子機器としてのモータに接続されたケーブル28が取り付けられている。
電気接触部27は、内部機器接続部18の縁から立設した立設片29と、この立設片29に連なった半円筒状(半筒状)の覆い部30とを備えている。覆い部30の内周面は、筒状部21の外周面と略等しい形状に形成されている。覆い部30は、図5に示すように、その内周面が筒状部21の外周面に重なって、当該筒状部21の外周面を覆う。
複数の第2の端子金具24は、電線接続部が互いに間隔をあけて平行となるとともに、覆い部30が互いに同軸となる位置で、電線接続部が第2のコネクタハウジング23に保持される。なお、図示例では、第2の端子金具24は、三つ設けられている。
シールドシェル25は、導電性の板金が折り曲げられるなどして得られる。シールドシェル25は、第2のコネクタハウジング23を覆っている。編組26は、導電性の素線が編まれて、外観が円筒状に形成されている。編組26は、内側に前述したケーブル28を通し、その端末がシールドシェル25に固定されている。
ゴム管4は、弾性材料としてのゴムなどの弾性を有する合成樹脂で構成され、かつ円筒状に形成された部材本体31を備えている。部材本体31の外径は、筒状部21の内径よりも若干小さく形成されている。ゴム管4の部材本体31は、覆い部30により覆われた筒状部21内に通される。図示例では、ゴム管4の部材本体31は、全ての第1の端子金具11の筒状部21内に通されている。
ボルト5は、ボルト通し孔14内に通されてケース9内に収容される。そして、ボルト5は、そのネジ部5aがゴム管4内に通されて、ケース9の内面に取り付けられた第1のコネクタハウジング10に埋設されたナット13にねじ込まれる(締結される)。即ち、ゴム管4は、筒状部21とボルト5との間に設けられている。このように、ボルト5は、ネジ部5aがナット13にねじ込まれることで、第1のコネクタハウジング10に締結される。ボルト5は、ナット13にねじ込まれると、その頭5bがナット13との間にゴム管4を挟みこんで、当該ゴム管4を軸芯に沿って圧縮する。すると、ゴム管4は、外径が拡大する方向に弾性変形して、筒状部21の内周面を外周方向に押圧し、当該筒状部21の外径を拡大させる。こうして、ゴム管4は、ボルト5がナット13にねじ込まれると、筒状部21を拡大させる。
蓋部材6は、厚手の平板状に形成され、ボルト通し孔14を塞いだ格好でケース9に取り付けられる。固定用ボルト7のうち一方の固定用ボルト7は、蓋部材6とシールドシェル25とを貫通してケース9にねじ込まれる。この一方の固定用ボルト7は、蓋部材6とシールドシェル25即ち第2のコネクタ3をケース9に固定する。他方の固定用ボルト7は、シールドシェル25を貫通して、ケース9にねじ込まれる。この他方の固定用ボルト7は、シールドシェル25即ち第2のコネクタ3をケース9に固定する。
前述したコネクタユニット1は、以下のように組み立てられる。まず、第2のコネクタ3が組み立てられる。そして、第1の端子金具11の筒状部21間などに絶縁部材12を設けた状態で、当該第1の端子金具11の内部機器接続部18を端子保持孔17内に通して、筒状部21及び絶縁部材12をボルト収容室16内に収容する。こうして、第1のコネクタハウジング10に第1の端子金具11などを取り付ける。そして、この第1のコネクタハウジング10をケース9の内面に固定する。そして、筒状部21及び絶縁部材12内にゴム管4を通す。
そして、第2のコネクタ3の第2の端子金具24の電気接触部27をコネクタ通し孔15内に通して、覆い部30で筒状部21を覆う。そして、図6に示すように、ボルト5をボルト通し孔14内に通して、ネジ部5aをナット13にねじ込む。すると、ねじ込む作業の初期段階では、図6に示すように、筒状部21の外周面が覆い部30の内周面と間隔をあけているが、ボルト5をナット13にねじ込むと、頭5bとナット13がゴム管4を圧縮して、当該ゴム管4に切欠き部22の幅即ち筒状部21を拡大させる。すると、図4に示すように、筒状部21の外周面と覆い部30の内周面とが密に接触して、端子金具11,24同士が電気的に接続する。そして、蓋部材6を取り付け、固定用ボルト7で蓋部材6及び第2のコネクタ3をケース9に固定する。こうして、第1のコネクタ2と第2のコネクタ3が互いに取り付けられて、端子金具11,24が互いに接続する。
本実施形態によれば、第1の端子金具11の電気接触部19が筒状部21を備え、第2の端子金具24の電気接触部27が筒状部21の外周面を覆う覆い部30を備え、更に、筒状部21内に通されて締結されるボルト5と、ボルト5が締結されると筒状部21を拡大させるゴム管4を備えている。このために、ボルト5を第1のコネクタ2の第1のコネクタハウジング10に締結すると、ゴム管4が筒状部21を拡大させて当該筒状部21の外周面と覆い部30の内周面とが密に接触することとなる。このために、複数の第1の端子金具11の筒状部21を同軸に配置することで、一つのボルト5により複数組の端子金具11,24の着脱を行うことができるとともに、ボルト5を締結することで端子金具11,24同士を確実に接続することができる。
したがって、大電流を流すために必要とされる程度に端子金具11,24同士を確実に接続することを可能とできるとともに、ボルト5の締結及び締結の解除などの端子金具11,24同士の着脱作業を簡便な作業で行うことができる。
また、ゴム管4が筒状部21に通されて内側にボルト5が通される部材本体31を備えているので、ボルト5を締結することで、ゴム管4が筒状部21を確実に拡大させることができる。このために、端子金具11,24同士を大電流を流すために必要とされる程度に確実に接続することができる。
ゴム管4の部材本体31が弾性材料で構成されているので、ボルト5が締結されると、当該部材本体31が筒状部21の内側から当該筒状部21の外周方向に押圧することとなって、当該筒状部21を確実に拡大させる。このために、端子金具11,24同士を大電流を流すために必要とされる程度により確実に接続することができる。
複数の第1の端子金具11の筒状部21などを同軸に配置しているので、一つのボルト5により複数組の端子金具11,24同士を着脱することができる。このために、端子金具11,24同士を容易に着脱することができる。
次に、本発明の第2の実施形態にかかるコネクタユニット1を、図7乃至図13を参照して説明する。なお、本実施形態において、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態においても、コネクタユニット1は、図7及び図8に示すように、第1のコネクタ2及び第2のコネクタ3を備えている。また、本実施形態の覆い部30は、図11に示すように、断面U字状に形成されている。本実施形態では、コネクタユニット1は、図9及び図10に示すように、吸収部材32と、拡大部材33とを備えている。
吸収部材32は、筒状部21の内径よりも外径が小さくかつボルト5のネジ部5aの外径よりも内径の大きな円環状に形成されている。吸収部材32は、複数の第1の端子金具11の筒状部21内に通されてナット13上に重ねられる。
拡大部材33は、筒状部21の内径よりも外径が小さくかつボルト5のネジ部5aの外径よりも内径の大きな円筒状の部材本体34と、複数の侵入突起35と、を備えている。部材本体34は、弾性変形しない又は殆ど弾性変形しない合成樹脂で構成されている。部材本体34は、覆い部30により覆われた筒状部21内に通されるとともに吸収部材32上に重ねられる。吸収部材32は、ボルト5がナット13にねじ込まれる(締結される)と、拡大部材33の部材本体34とナット13とにとり挟まれて軸芯に沿って圧縮される。
侵入突起35は、部材本体34の外周面から凸に形成されている。侵入突起35は、部材本体34の外周面の互いに裏側に位置する部分に設けられているとともに、部材本体34の軸芯に沿って互いに間隔をあけて配置されている。侵入突起35は、図12に示すように、部材本体34が筒状部21内に通されて吸収部材32上に重ねられると、筒状部21と軸芯に沿って並ぶ位置に配置されている。そして、侵入突起35は、ボルト5がナット13に締結されて、吸収部材32が軸芯に沿って圧縮されると、図13に示すように、筒状部21の内側に侵入して、当該筒状部21を外周方向に押圧して、筒状部21を拡大させる。なお、侵入突起35は、ボルト5が締結される前では、当該ボルト5が締結された際に内側に侵入する筒状部21に近づくのにしたがって部材本体34の外周面から突出量が徐々に減少するように、楔状に形成されている。
本実施形態では、拡大部材33を筒状部21内に通す前に吸収部材32を筒状部21内に通すことを除いて、前述した第1の実施形態と同様に、コネクタユニット1を組み立てる。
本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同様に、第1の端子金具11の電気接触部19が筒状部21を備え、第2の端子金具24の電気接触部27が筒状部21の外周面を覆う覆い部30を備え、更に、筒状部21内に通されて締結されるボルト5と、ボルト5が締結されると筒状部21を拡大させるゴム管4を備えている。このために、ボルト5を第1のコネクタ2の第1のコネクタハウジング10に締結すると、ゴム管4が筒状部21を拡大させて当該筒状部21の外周面と覆い部30の内周面とが密に接触することとなる。このために、複数の第1の端子金具11の筒状部21を同軸に配置することで、一つのボルト5により複数組の端子金具11,24の着脱を行うことができるとともに、ボルト5を締結することで端子金具11,24同士を確実に接続することができる。
したがって、大電流を流すために必要とされる程度に端子金具11,24同士を確実に接続することを可能とできるとともに、ボルト5の締結及び締結の解除などの端子金具11,24同士の着脱作業を簡便な作業で行うことができる。
さらに、本実施形態では、拡大部材33が部材本体34の外周面から凸で筒状部21の内側に侵入する侵入突起35を備えているので、ボルト5が締結されると、当該ボルト5により部材本体34がナット13に向かって押圧されて、侵入突起35が筒状部21の内側に侵入する。このため、侵入突起35が筒状部21の内側から当該筒状部21の外周方向に押圧することとなって、当該筒状部21を確実に拡大させる。よって、端子金具11,24同士を大電流を流すために必要とされる程度により確実に接続することができる。
侵入突起35は、筒状部21に近づくのにしたがって部材本体34の外周面からの突出量が徐々に減少するように形成されている。このため、侵入突起35は、ボルト5が締結されると確実に筒状部21の内側に侵入することとなる。このために、拡大部材33が筒状部21を確実に拡大させることができ、端子金具11,24同士を大電流を流すために必要とされる程度により一層確実に接続することができる。
前述した第1及び第2の実施形態では、第1の端子金具11の電気接触部19が筒状部21を備え、第2の端子金具24の電気接触部27が覆い部30を備えているが、本発明では、第1の端子金具11の電気接触部19が覆い部30を備え、第2の端子金具24の電気接触部27が筒状部21を備えてもよい。ゴム管4の部材本体31及び拡大部材33の部材本体34は、筒状部とボルト5との間に配置されていれば、本発明では、円筒状に形成されていなくてもよい。
前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタユニット
2 第1のコネクタ
3 第2のコネクタ
4 ゴム管(拡大部材)
5 ボルト(締結部材)
10 第1のコネクタハウジング
11 第1の端子金具
19 電気接触部
21 筒状部
24 第2の端子金具
27 電気接触部
30 覆い部
31 部材本体
33 拡大部材
34 部材本体
35 侵入突起

Claims (4)

  1. 第1の端子金具を備えた第1のコネクタと、
    前記第1のコネクタに取り付けられると前記第1の端子金具に接続する第2の端子金具を備えた第2のコネクタとを備えたコネクタユニットにおいて、
    前記第1の端子金具と前記第2の端子金具のうちの一方の電気接触部が、筒状の筒状部を備え、かつ、他方の電気接触部が前記筒状部の外周面を覆う覆い部を備えているとともに、
    前記覆い部により覆われた前記筒状部内に通されて、前記第1のコネクタの第1のコネクタハウジングに締結される締結部材と、
    前記筒状部と前記締結部材との間に設けられかつ前記締結部材が締結されると、前記筒状部を拡大させる拡大部材と、
    を備えたことを特徴とするコネクタユニット。
  2. 前記拡大部材は、前記筒状部内に通されかつ内側に前記締結部材が通される筒状の部材本体を備えたことを特徴とする請求項1記載のコネクタユニット。
  3. 前記部材本体が、弾性材料で構成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタユニット。
  4. 前記拡大部材は、前記部材本体の外周面から凸に形成されかつ前記締結部材が締結されると前記筒状部の内側に侵入する侵入突起を備えたことを特徴とする請求項2記載のコネクタユニット。
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