JP2011128528A - 映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
高解像度のカラー映像を低コストで品質良く表示でき、かつ小型化が可能な映像表示装置を提供する。
【解決手段】光源部(11)は白色光を偏光分離部(12)へ射出し、偏光分離部は白色光から得た白色偏光光を色分解部(14)へ射出しかつ色分解部を透過して光変調部(13)から入射するRGB各色変調光の変調成分を抽出しRGB各色映像光として屈折部(15)へ反射し、色分解部は白色偏光光を色分解したRGB各色偏光を光変調部(13)へ射出し、光変調部は入力する映像信号に基づいて色分解部から入射するRGB各色偏光光を光変調したRGB各色変調光を色分解部(14)を介して偏光分離部(12)へ射出し、屈折部(15)は偏光分離部(12)から入射するRGB各色映像光を屈折して投射部(16)へ射出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高解像度対応の表示デバイスを使用することなく、高解像度のカラー映像を投影表示できる映像表示装置に関するものである。
従来、単位面積当りの画素数が少ない低解像度対応の表示デバイスを用いてカラー映像(以下「映像」と記す)を投影表示する単板式映像表示装置がある。また、こうした単板式映像表示装置を用いて高解像度の映像を投影表示するための技術があり、その一例として、低解像度対応の表示デバイスを2枚用いて高解像度の映像を表示する映像表示装置がある(特許文献1)。
特開2002-107821号公報
一般に単板式映像表示装置は、タイムシーケンシャル方式とカラーフィルタ方式とに大別できる。
タイムシーケンシャル方式の単板式映像表示装置は、単板の表示デバイスに赤色(R)の映像信号,緑色(G)の映像信号,青色(B)の映像信号を時間軸方向に順次入力し、RGB各色の映像信号の表示タイミングに同期して、R光、G光、B光を順次点灯させて、人間の目の積算効果を利用してカラー映像を表示する映像表示装置である。
また、カラーフィルタ方式の単板式映像表示装置は、単板の表示デバイスの画素上にカラーフィルタ等の色分解系を設けて、表示デバイスの画素単位毎にR光,G光,B光のいずれか1つの光を入射させ、画素に対してRGB各色を配分してカラー映像を表示する映像表示装置である。
前者の単板式映像表示装置は、時間的に色を変化させるため、視線を動かした際に虹のように色が割れて見える現象(カラーブレイク)が発生し、表示品質が低下するという課題がある。また、後者の単板式映像表示装置には、表示デバイスの限られた画素数をRGB各色で分配するため、出力するカラー映像の解像度が低下するという課題がある。
このように、単板式映像表示装置を用いて高解像度のカラー映像を投影表示するためには、低コスト化、表示品質の低下防止、出力映像の解像度向上を全て満足することは困難であった。特に、特許文献1に記載の映像表示装置は、低解像度対応の表示デバイスを2枚用いているため、低コストで高解像度のカラー映像を表示できかつカラーブレイクの発生が低減でき、表示品質を向上できるという利点はあるが、装置自体が大型化してしまうという課題があった。
そこで、本発明は前記した課題を解決するために創案されたものであり、高解像度のカラー映像が表示でき、かつカラーブレイクの発生の防止により、表示品質を向上することができる低コストで小型化の映像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の(1)〜(3)の構成を有する映像表示装置を提供する。
(1)白色光を射出する光源部(11)と、
入射する光を領域ごとに色分離して、赤色領域光,緑色領域光,及び青色領域光を生成する色分解部(14)と、
外部から入力した映像信号に基づき、前記色分解部(14)から入射する前記赤色領域光,前記緑色領域光,及び前記青色領域光の各色領域光を光変調し赤色領域変調光,緑色領域変調光,及び青色領域変調光の各色変調光として射出する光変調部(13)と、
前記光源部(11)から射出した前記白色光を第1の直線偏光の白色光と第2の直線偏光の白色光に分離し、前記第1の直線偏光の白色光を前記色分解部に射出すると共に、前記光変調部(13)から射出した前記各変調光から変調成分である第2の直線偏光を選択的に抽出し、赤色領域映像光,緑色領域映像光,及び青色領域映像光の各色映像光として射出する偏光分離部(12)と、
前記偏光分離部(12)から入射する前記各色映像光を屈折して射出することにより前記各色映像光の光束を拡大し、拡大された前記各色映像光の光束が重なりあった領域を形成する屈折部(15)と、
前記屈折部から射出する前記各色映像光を所定の倍率に拡大して投射する投射部(16)と、を備える。
(2)前記色分解部(14)における緑色領域光を生成する領域の数は、赤色領域及び光青色領域光を生成する領域の数以上である。
(3)白色光を射出する光源部(11)と、
入射する光を領域ごとに色分離して、赤色領域光,緑色領域光,青色領域光及び白色領域光を生成する色分解部(14)と、
外部から入力した映像信号に基づき、前記色分解部(14)から入射する前記赤色領域光,前記緑色領域光,前記青色領域光及び前記白色領域光の各色領域光を光変調し赤色領域変調光,緑色領域変調光,青色領域変調光,及び白色領域変調光の各色変調光として射出する光変調部(13)と、
前記光源部(11)から射出した前記白色光を第1の直線偏光の白色光と第2の直線偏光の白色光に分離し、前記第1の直線偏光の白色光を前記色分解部に射出すると共に、前記光変調部(13)から射出した前記各変調光から変調成分である第2の直線偏光を選択的に抽出し、赤色領域映像光,緑色領域映像光,及び青色領域映像光の各色映像光として射出する偏光分離部(12)と、
前記偏光分離部(12)から入射する前記各色映像光を屈折して射出することにより前記各色映像光の光束を拡大し、拡大された前記各色映像光の光束が重なりあった領域を形成することにより見かけ上の解像度を向上する屈折部(15)と、
前記屈折部(15)から射出する前記各色映像光を所定の倍率に拡大して投射する投射部と、を備える。
本発明によれば、高解像度のカラー映像を表示でき、かつカラーブレイクの発生の防止により、表示品質を向上することができる低コストで小型化の映像表示装置を提供することができる。
本発明の映像表示装置の主要構成を説明するための図 カラーフィルタの構成例図 反射型マイクロデバイス駆動回路の信号処理を説明するための図 水晶屈折板の機能例図 RGB毎の画素拡大例図 Gの解像度補償を説明するための図 カラーフィルタの構成の別例図
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図7を用いて、(実施例1)、(実施例2)の順に説明する。
(実施例1)
本発明の実施の形態に係る映像表示装置10は、図1に示すように、白色光源(光源部)11、偏光ビームスプリッタ12(偏光分離部)、表示デバイスである反射型マイクロデバイス(Micro Device,光変調部)13、カラーフィルタ(色分解部)14、水晶屈折板(屈折部)15、投射レンズ(投射部)16、反射型マイクロデバイス駆動回路17を備えている単板式映像表示装置である(()内は対応する本発明の構成を示している)。
白色光源11は、白色光を発光する。
偏光ビームスプリッタ12は、入射光を偏光分離して得られた一方の直線偏光(P偏光)を透過して射出し、他方の直線偏光(S偏光)を反射する。
反射型マイクロデバイス13は、反射型マイクロデバイス駆動回路17から入力するカラー映像信号(以下「映像信号」と記す)に基づいて液晶部を駆動して、液晶部に入射する入射光を光変調して得た変調光を反射部で反射し、外部へ射出するLCOS (Liquid Crystal On Silicon)方式の反射型マイクロデバイスである。
反射型マイクロデバイス13は、容易に画素密度を高くすることができると共に、入射光の光利用効率が高い光変調デバイスであるため、低コストで高解像度の映像を表示できる表示デバイスとして好適である。
以下、反射型マイクロデバイス13としてLCOS方式の反射型マイクロデバイスを用いた場合について説明するが、LCOSを用いたものだけに限定されることなく、DMD(Digital Micromirror Device)も用いることができる。
カラーフィルタ14は、図2に示すように、多数のRGB各色画素を配列したものである。図2では、単位面積当り6行×8列=48画素で配列した場合を示す。このRGB各色画素の画素数と配列パターンは、反射型マイクロデバイス13の画素数と反射型マイクロデバイス13の各画素に供給される映像信号の色に対応している。カラーフィルタ14の画素の画素数や配列パターンは、様々な数やパターンが考えられるが、ここでは、図2に示す6行×8列のベイヤ配列を用いて説明する。
カラーフィルタ14は、RGB各色画素の全画素数48の半分の画素数24を緑色フィルタ部Green(図3(A)GGに対応)の画素(画素G)とし、残りの半分の画素数24を等分して、画素数12の赤色フィルタ部Red(図3(A)RRに対応)の画素(画素R)と画素数12の青色フィルタ部Blue(図3(A)BBに対応)の画素(画素B)として、24の画素G、12の画素R、12の画素Bが千鳥状にベイヤ配列される。ここで、画素Gの画素数を、画素R,Bの各画素数の2倍としているのは、人間の眼の分光感度が緑色付近をピークとしており、緑色の解像度を上げることにより見かけ上の解像度を向上することができるためである。
具体的には、カラーフィルタ14(図2)の最上段(1段目)は、左端から右端に向かって、G,R,G,R,G,R,G,Rの8画素が順に配列され、同様に、2段目は、B,G,B,G,B,G,B,Gが順に配列され、3段目は、1段目と同じく、G,R,G,R,G,R,G,Rが順に配列され、4段目は、2段目と同じく、B,G,B,G,B,G,B,Gが配列され、5段目は、1段目、3段目と同じく、G,R,G,R,G,R,G,Rが順に配列され、そして、最下段(6段目)は、2段目、4段目と同じく、B,G,B,G,B,G,B,Gの8画素が順に配列されている。
反射型マイクロデバイス駆動回路17には、反射型マイクロデバイス13の画素数に基づく解像度よりも高解像度の映像信号が外部から入力する。例えば、反射型マイクロデバイス駆動回路17には、反射型マイクロデバイス13の画素数の2倍の解像度の映像信号が外部から入力され、ここで、この高解像度の映像信号を1/2の解像度に信号変換した映像信号を反射型マイクロデバイス13へ出力する。この信号変換の詳細は後述する。
次に、上記した構成を有する映像表示装置10の動作を説明する。
図1に示すように、白色光源11から射出する白色光は、無偏光の状態で偏光ビームスプリッタ12へ入射する。偏光ビームスプリッタ12は、入射した無偏光の状態の白色光からP偏光の白色光(P偏光白色光)を偏光分離し透過してカラーフィルタ14へ射出する。カラーフィルタ14は、カラーフィルタ14の各画素の領域において、入射したP偏光白色光を各画素の領域毎に各カラーフィルタ画素に対応した色に色分解して、入射したP偏光白色光をRGBの領域に対応した各色P偏光(P偏光R色光、P偏光G色光、P偏光B色光)として反射型マイクロデバイス13へ射出する。
反射型マイクロデバイス13は、反射型マイクロデバイス駆動回路17から入力する反射型マイクロデバイス13の画素数に合わせた映像信号で液晶部を駆動し、カラーフィルタ14から入射したRGB各色P偏光を光変調して、RGB各色変調光(R色変調光、G色変調光、B色変調光)としてカラーフィルタ14側へ反射し、射出する。カラーフィルタ14は入射するRGB各色変調光を透過して偏光ビームスプリッタ12へ射出する。偏光ビームスプリッタ12は、カラーフィルタ14から入射するRGB各色変調光から変調成分であるS偏光のRGB各色変調光(S偏光R色変調光、S偏光G色変調光、S偏光B色変調光)を水晶屈折板15へ反射する。このS偏光のRGB各色変調光は、投影表示する映像光となる。
水晶屈折板15は、固有の屈折率(1.5443(18℃))を有しており、偏光ビームスプリッタ12から入射するS偏光のRGB各色変調光を、屈折して投射レンズ16へ射出する。投射レンズ16は、入射するRGB各色変調光を、投射レンズの所定の倍率で拡大して、図示せぬ投影スクリーン上へ射出する。
さて、反射型マイクロデバイス駆動回路17で行う、高解像度の映像信号から1/2の解像度の映像信号に解像度変換する前記した変換処理は、図3(A),(B)に示すように行われる。
反射型マイクロデバイス駆動回路17から反射型マイクロデバイス13へ出力する低解像度の映像信号は、外部から反射型マイクロデバイス駆動回路17に入力する高解像度の映像信号に対応したRGB各色画素の画素数(図3(A))に比べて、画素Gでその半分、画素Rと画素Bとはそれぞれ1/4の画素数となるような画素数(図3(B))に信号変換処理が行われる。
ここで、反射型マイクロデバイス駆動回路17に入力する映像信号に対応したRGB各色画素の画素数(図3(A))は、各24画素(4行×6列)の計72画素で構成されており、また、反射型マイクロデバイス駆動回路17から出力する映像信号に対応したRGB各色画素の画素数(図3(B))は、画素Gで12画素、画素R及び画素Bで6画素の計24画素(前記した各72画素の1/3)で構成されている。
具体的には、反射型マイクロデバイス駆動回路17に入力する映像信号に対応したRGB各色画素の画素数は、図3(A)のRR,GG,BBに示すように、R色画素は画素R1〜画素R24、G色画素は画素G1〜画素G24、そして、B色画素は画素B1〜画素B24の各24画素(合計72画素)で構成されている。
そして、RGB各色画素の表示領域(例えば図3(A)のG内の太線で囲まれた領域)を構成する9画素(縦3画素×横3画素)毎の輝度レベルの平均値を、反射型マイクロデバイス駆動回路17から出力する映像信号に応じたRGB全色のうちのG色画素の輝度レベル値とする信号変換を行なうものである。
例えば、図3(B)に示すG色画素Xの輝度レベル値は、図3(A)に示すG色の画素G1〜G24中、画素Xに対応する画素G8を中心としてその周囲(画素G1〜G3、画素G7〜G9、画素G13〜G15)の9画素の輝度レベルの平均値とする。
そのため、画素G1,G2,G3の輝度レベルが「1」,「2」,「3」、画素G7,G8,G9の輝度レベルが「7」,「8」,「9」、画素G13,G14,G15の輝度レベルが「13」,「14」,「15」の場合、G色画素Xの輝度レベル値は、
(1+2+3+7+8+9+13+14+15)/9=8 となる。
R色画素X1の輝度レベル値、B色画素X2の輝度レベル値に対しても、G色画素Xの輝度レベル値を求めたのと同様な方法で、求めることができる。
即ち、図3(B)に示すR色画素X1の輝度レベル値は、図3(A)に示すR色の画素R1〜R24中、画素X1に対応する画素R14を中心としてその周囲(画素R7〜R9、画素R13〜R15、画素R19〜R21)の9画素分の輝度レベルの平均値とする。
そのため、画素R7,R8,R9の輝度レベルが「1」,「2」,「3」、画素R13,R14,R15の輝度レベルが「7」,「8」,「9」、画素R19,R20,R21の輝度レベルが「13」,「14」,「15」の場合、R色画素X1の輝度レベル値は、
(1+2+3+7+8+9+13+14+15)/9=8 となる。
同様に、図3(B)に示すB色画素X2の輝度レベル値は、図3(A)に示すB色の画素B1〜B24中、画素X2に対応する画素B9を中心としてその周囲(画素B2〜B4、画素B8〜B10、画素B14〜B16)の9画素分の輝度レベルの平均値とする。
そのため、画素B2,B3,B4の輝度レベルが「1」,「2」,「3」、画素B8,B9,B10の輝度レベルが「7」,「8」,「9」、画素B14,B15,B16の輝度レベルが「13」,「14」,「15」の場合、B色画素X2の輝度レベル値は、
(1+2+3+7+8+9+13+14+15)/9=8 となる。
このように、図3(A)、(B)を用いて説明した信号変換処理は、近傍9画素の単純平均により求められているが、その画素数や計算方法はこれに限るものではなく、例えば、加重平均等の公知のフィルタ演算を用いてもよい。
こうして、反射型マイクロデバイス駆動回路17で高解像度の映像信号を1/2の解像度に信号変換された映像信号は、反射型マイクロデバイス13へ出力される(図3(C))。
次に、図4を用いて水晶屈折板15の屈折機能を説明する。
図4は、入射光が紙面に対して直交する方向から水晶屈折板15に入射した際の、水晶屈折板15の有する複屈折作用により、水晶屈折板15内を進行する入射光の光束が屈折され、光束の境界面(太線枠)が斜線a1,a2で示す各方向へ拡大して、光束が点線枠で示す領域とする射出光として水晶屈折板15から射出する状態を示している。
更に詳しく説明すると、図4の太線枠で示す入射光の光束が水晶屈折板15で縦横方向にそれぞれ2倍に拡大し、入射光を点線枠で示すように4倍に拡大した射出光として射出する。その際、水晶屈折板15は、射出した射出光の中心と入射光の中心とが一致する光学特性を有している。水晶屈折板15の光学特性は複屈折作用以外にもあるが、ここでは説明の都合上、水晶屈折板15が複屈折作用のみを備えているものとして説明する。
水晶屈折板15は、偏光ビームスプリッタ12で反射されたS偏光のRGB各色変調光が入射光(映像光)として入射すると、水晶の複屈折作用により、入射光束が屈折し拡大したS偏光のRGB各色変調光が射出光(拡大映像光)として投射レンズ16へ射出される。ここで、水晶屈折板15に入射する入射光を入射光学映像とし、また、ここから射出する射出光を射出光学映像として説明する。この説明のため、水晶屈折板15へ入射する入射光学映像に応じた「RGB全色画素」と水晶屈折板15から射出する射出光学映像に応じた「RGB各色画素」とを用いる。
水晶屈折板15へ入射する入射光学映像は、図5(A)〜(C)の実線枠で示すように、RGB各色が4行×6列の計24個の領域に配列するブロックPとなる。ブロックPの第1行は、G,B,G,B,G,B、第2行は、R,G,B,G,B,G、第3行は、G,B,G,B,G,B、第4行は、R,G,B,G,B,G、の各色の領域が配列されている。すなわち、ブロックPには、6個のR色領域と、12個のG色領域と、6個のB色領域との計24個の領域が存在する。
一方、水晶屈折板15から射出する射出光学映像は、R光,G光,B光の各色の射出光学映像として説明する。R光の射出光学映像を図5(A)の点線枠で示し、G光の射出光学映像を図5(B)の点線枠及び一点鎖線枠で示し、B光の射出光学映像を図5(C)の点線枠で示す。RGB各色の射出光学映像は、上述したように入射光学映像に対して4倍に拡大されるため、R光の射出光学映像とB光の射出光学映像とでは、図5(A)及び図5(C)に示すように、2行×3列の計6個の領域に配列するブロック(Pr,Pb)となる。また、G光の射出光学映像は、図5(B)に示すように、2行×3列の計6個の領域に配列する2つのブロック(Pg1,Pg2)が上下左右に入射光学映像の0.5領域分ずれて重なった状態となる。
例えば、図5(A)に示すように、ブロックPの第2,4行にあるR色領域の中心とR色領域を拡大したブロックPrの各領域の中心とを比較すると、ブロックPにおける6つのR色領域がブロックPrにおいて4倍に拡大されて密に隙間なく表示されることが分る。
また、図5(B)に示すように、ブロックPの第1,3行にあるG色領域の中心とG色領域を拡大したブロックPg1の各領域の中心とを比較すると、ブロックPにおける6つのG色領域がブロックPg1において4倍に拡大されて密に隙間なく表示されることが分る。同様に、ブロックPの第2,4行にあるG色領域の中心とG色領域を拡大したブロックPg2の各領域の中心とを比較すると、ブロックPにおける6つのG画素がブロックPg2において全拡大画素に4倍に拡大されて密に隙間なく表示されることが分る。
さらに、図5(C)に示すように、ブロックPの第1,3行にあるB色領域の中心とB色領域を拡大したブロックPbの各領域の中心とを比較すると、ブロックPにおける6つのB画素がブロックPbにおいて全拡大画素に4倍に拡大されて密に隙間なく表示されていることが分る。
ブロックPにおける各G色領域を拡大表示することに関しては、ブロックPg1,Pg2それぞれから得られる拡大された各G色領域の像が互いに重なり合うため、その場所において異なる明るさを表現することができる。これについて、G色領域のみを抜粋した図6を用いて説明する。
図6はブロックPにおけるG色領域をブロックPg1,Pg2にそれぞれ拡大表示したときの拡大G色領域の解像度補償を説明するための図である。
図6に示す拡大されたG色領域15a〜15dは、拡大されたブロックPg1を構成するものであり、また、拡大されたG色領域15eは、ブロックPg1のG色領域15a〜15dの中央に位置し、拡大されたブロックPg2を構成するものである。
即ち、水晶屈折板15へ入射するG光の5つの領域の明るさのレベルをそれぞれ、拡大されたG色領域15aの輝度レベルを「2」とし、拡大されたG色領域15bの輝度レベルを「4」とし、拡大されたG色領域15cの輝度レベルを「8」とし、拡大されたG色領域15dの輝度レベルを「10」とし、そして拡大されたG色領域15eの輝度レベルを「6」とする。その際、拡大されたG色領域15a〜15dが拡大されたG色領域15eとそれぞれ一部ずつ重なり合う4領域15f1〜15f4が存在する。
拡大されたG色領域15aと拡大されたG色領域15eとが重なる領域15f1の輝度レベルは、拡大されたG色領域15aの輝度レベル「2」と拡大されたG色領域15eの輝度レベル「6」との和、つまり輝度レベル「8」となる。拡大されたG色領域15bと拡大されたG色領域15eとが重なる領域15f2の輝度レベルは、拡大されたG色領域15bの輝度レベル「4」と拡大されたG色領域15eの輝度レベル「6」との和、つまり輝度レベル「10」となる。拡大されたG色領域15cと拡大されたG色領域15eとが重なる領域15f3の輝度レベルは、拡大されたG色領域15cの輝度レベル「8」と拡大されたG色領域15eの輝度レベル「6」との和、つまり輝度レベル「14」となる。そして、拡大されたG色領域15dと拡大されたG色領域15eとが重なる領域15f4の輝度レベルは、拡大されたG色領域15dの輝度レベル「10」と拡大されたG色領域15eの輝度レベル「6」との和、つまり輝度レベル「16」となる。
こうして、水晶屈折板15の複屈折作用による入射光学映像の領域拡大効果を用いることによって、ブロックPにおける各G色領域を拡大表示するばかりではなく、異なる明るさを表現することができる。
また、図6に示すように、水晶屈折板15を光学映像が透過することによって、本来、反射型マイクロデバイス13の全画素数のうちの半分の画素数しかなかったGの画素が、見かけ上画素サイズを代えることなく画素数が倍増し、反射型マイクロデバイス13の全画素数に対応することが分かる。反射型マイクロデバイス駆動回路17へ外部から入力する高解像度の映像信号を変換した低解像度の映像信号をG光用の反射型マイクロデバイス13に供給しているが、水晶屈折板15によって見かけ上画素数が倍増するため、解像度を補償することができる。本例では、G画素のみが解像度を補償され、R画素とB画素に関しては水晶屈折板15へ入射する光学映像の1/4の解像度となる。しかしながら、人間の目の解像度感はG色が支配的であるため、R色とB色による解像度の劣化は比較的問題となりにくい。
こうして、映像表示装置10は、低解像度対応の反射型マイクロデバイス13を用いた単板式映像表示装置でありながら、2倍の高解像度映像信号の映像光を投影表示するのとほぼ同等の解像度で映像光を投影表示することができるのである。
更に、前述した映像表示装置10は、小型、低コストのシステムであって、高解像度の映像を表示することができると共に、カラーブレイクの発生を防止することができる。
(実施例2)
前記した(実施例1)に示したカラーフィルタ14(図2)は、RGB各色画素の全画素数48の半分の画素数24を緑色フィルタ部Greenの画素Gとし、残りの半分の画素数24を等分して、画素数12の赤色フィルタ部Redの画素Rと画素数12の青色フィルタ部Blueの画素Bとして、24の画素G、12の画素R、12の画素Bによって千鳥状のベイヤ配列されていた。
これに対して、(実施例2)のカラーフィルタ14aは、図7に示すように、カラーフィルタ14aの構成に、白色フィルタ部Whiteの画素(画素W)を加えたものである。即ち、カラーフィルタ14aは、RGBW各画素数の割合を、1:1:1:1としたものであり、全画素数48の1/4の画素数12を画素Gとし、その1/4の画素数12を画素Rとし、その1/4の画素数12を画素Bとし、その1/4の画素数12を画素Wとして、12の画素G、12の画素R、12の画素B、12の画素Wによって千鳥状のベイヤ配列としたものである。このように、カラーフィルタを構成する画素に画素Wを加えることによって、出力映像の明るさを向上させることができる。
尚、通常、入力カラー映像信号はRGB各色画素で構成されているため、反射型マイクロデバイス駆動回路17において、RGB各色の入力信号からW色の信号を生成する必要がある。このW色信号生成処理としては、RGBの各入力信号から次のような演算により求められた輝度信号が用いられる。例えば、RGBの各入力信号の平均値を用いる方法や、RGBの入力信号の最小値を用いる方法が挙げられる。
具体的には、カラーフィルタ14a(図7)の最上段(1段目)は、左端から右端に向かって、G,R,G,R,G,R,G,Rの8画素が順に配列され、同様に、2段目は、B,W,B,W,B,W,B,Wが順に配列され、3段目は、1段目と同じく、G,R,G,R,G,R,G,Rが順に配列され、4段目は、2段目と同じく、B,W,B,W,B,W,B,Wが配列され、5段目は、1段目、3段目と同じく、G,R,G,R,G,R,G,Rが順に配列され、そして、最下段(6段目)は、2段目、4段目と同じく、B,W,B,W,B,W,B,Wの8画素が順に配列されている。
上記した(実施例1)及び(実施例2)では、反射型マイクロデバイスを用いた場合について説明したが、カラーフィルタ14又は14aで色分解した光を透過型マイクロデバイスで光変調し、水晶屈折板を用いて見かけ上画素数が倍増することも可能である。
10 映像表示装置
11 白色光源(光源部)
12 偏光ビームスプリッタ(偏光分離部)
13 反射型マイクロデバイス(光変調部)
14 カラーフィルタ(色分解部)
15 水晶屈折板(屈折部)
16 投射レンズ(投射部)
17 反射型マイクロデバイス駆動回路

Claims (3)

  1. 白色光を射出する光源部と、
    入射する光を領域ごとに色分離して、赤色領域光,緑色領域光,及び青色領域光を生成する色分解部と、
    外部から入力した映像信号に基づき、前記色分解部から入射する前記赤色領域光,前記緑色領域光,及び前記青色領域光の各色領域光を光変調し赤色領域変調光,緑色領域変調光,及び青色領域変調光の各色変調光として射出する光変調部と、
    前記光源部から射出した前記白色光を第1の直線偏光の白色光と第2の直線偏光の白色光に分離し、前記第1の直線偏光の白色光を前記色分解部に射出すると共に、前記光変調部から射出した前記各変調光から変調成分である第2の直線偏光を選択的に抽出し、赤色領域映像光,緑色領域映像光,及び青色領域映像光の各色映像光として射出する偏光分離部と、
    前記偏光分離部から入射する前記各色映像光を屈折して射出することにより前記各色映像光の光束を拡大し、拡大された前記各色映像光の光束が重なりあった領域を形成する屈折部と、
    前記屈折部から射出する前記各色映像光を所定の倍率に拡大して投射する投射部と、
    を備えることを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記色分解部における緑色領域光を生成する領域の数は、赤色領域及び光青色領域光を生成する領域の数以上であることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  3. 白色光を射出する光源部と、
    入射する光を領域ごとに色分離して、赤色領域光,緑色領域光,青色領域光及び白色領域光を生成する色分解部と、
    外部から入力した映像信号に基づき、前記色分解部から入射する前記赤色領域光,前記緑色領域光,前記青色領域光及び前記白色領域光の各色領域光を光変調し赤色領域変調光,緑色領域変調光,青色領域変調光,及び白色領域変調光の各色変調光として射出する光変調部と、
    前記光源部から射出した前記白色光を第1の直線偏光の白色光と第2の直線偏光の白色光に分離し、前記第1の直線偏光の白色光を前記色分解部に射出すると共に、前記光変調部から射出した前記各変調光から変調成分である第2の直線偏光を選択的に抽出し、赤色領域映像光,緑色領域映像光,及び青色領域映像光の各色映像光として射出する偏光分離部と、
    前記偏光分離部から入射する前記各色映像光を屈折して射出することにより前記各色映像光の光束を拡大し、拡大された前記各色映像光の光束が重なりあった領域を形成することにより見かけ上の解像度を向上する屈折部と、
    前記屈折部から射出する前記各色映像光を所定の倍率に拡大して投射する投射部と、
    を備えることを特徴とする映像表示装置。
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