JP2006201676A - 表示装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】
比視感度の差によって画面上に黒い格子模様が見えてしまうことのない表示品位の高い画像を形成する表示装置を提供し、またこれを用いたプロジェクタを提供すること。
【解決手段】
比視感度の低い赤及び青の色要素の領域である表示領域R、Bの面積を、比視感度の高い緑の色要素の領域である表示領域Gの面積より小さくすることにより、プロジェクタ100により投射画像を形成した際に、比視感度の差によって画面上に黒い格子模様となって見えてしまう部分を見えなくする、あるいは目立たなくすることができる。
【選択図】
図2

Description

本発明は、複数色の色要素を含むカラーフィルタによりカラー画像を表示する表示装置等に関する。
従来技術として、カラーフィルタ方式の液晶パネルを用いた投射型の液晶表示装置が知られている(例えば、特許文献1等)。
また、液晶パネルとして、光源の波長分布特性に合わせてカラーフィルタのフィルタ画素の面積比率を変えて各色の光量を制御するものも知られている(特許文献2)。
また、上記のような液晶表示装置ではないが、画像表示装置として、電子源から出る電子と蛍光体スクリーンとの組み合わせにおいて、三原色蛍光体の面積比率を変えるものが知られている(特許文献3)。
特開平5−341260号公報 実開平6−23035号公報 特開2000−217125号公報
しかしながら、カラーフィルタ方式の液晶パネルを用いた表示装置を、例えば、プロジェクタとして用いた場合、白色を投射しても、カラー画像を形成する画素のうち、例えば、青色や赤色の部分は、他の色に比べ比視感度が低く、同じ明るさであっても暗く見えることから、これらが画面上に黒い格子のように見えてしまうという問題がある。
また、光源の波長分布特性に合わせてカラーフィルタのフィルタ画素の面積比率を変える場合、各色の光量を制御することで、例えば、ホワイトバランスを調整するといったことはできても、比視感度の差によって形成される黒い格子模様を目立たないようにできるとは限らない。
また、蛍光体スクリーンの三原色蛍光体の面積比率を変える技術は、電子を蛍光体に衝突させて発光させる自発光型の画像表示装置についてのものである。一方、カラーフィルタ方式の液晶パネルを用いたプロジェクタにおいて、当該液晶パネルは、自発光型ではないため、別に光源を要する。従って、用いる光源ごとに固有の波長分布特性があり、当該技術は、そのままでは適用することができない。
そこで、本発明は、プロジェクタとして用い、比視感度の差によって画面上に黒い格子模様が見えてしまうことのない表示品位の高い画像を形成する表示装置を提供し、またこれを用いたプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、複数色の色光成分を射出する光源装置と、一対の基板間に挟持された液晶を含んで構成される複数の表示画素を有する液晶パネルと、液晶パネルの一面側に形成され、複数の表示画素の各表示領域をそれぞれ形成する上記複数色の色要素を含むとともに、複数色を一括した合成領域において、複数色の色要素のうち比視感度の低い所定色の色要素が形成する表示領域の面積比率を他色の色要素が形成する表示領域の面積比率より小さくしたカラーフィルタとを備え、液晶パネルに入射する複数色の色光のうち、上記所定色の光量は、他色の光量より大きいことを特徴とする。
カラーフィルタ方式の液晶パネルを用いた表示装置を、例えば、プロジェクタに用いて、白色を投射すると、カラー画像を形成する画素のうち、青色や赤色の色要素の部分は、他の色に比べ比視感度が低く、同じ明るさであっても暗く見えてしまう。この現象は、色光の比視感度に起因するもので、特に、プロジェクタのように拡大投射する場合、1つ1つの画素が大きくなるため、暗くなる部分が目立つ可能性がある。
一方、複数色の色光成分を射出する光源装置を用いた場合、用いる光源に固有の波長分布特性がある。例えば、光源として、黄色蛍光体と青色発光ダイオードとを組み合わせた白色光源が使われることがあるが、この場合、青色光の光量が他の色光の光量より大きくなる。
本発明では、比視感度の低い所定色の色要素によって形成される表示領域の面積比率を他色の色要素によって形成される表示領域の面積比率より小さくしたカラーフィルタを用いることによって当該プロジェクタによる投射画像において、比視感度の差によって通常暗く見えてしまう部分を見えなくする、あるいは目立たなくすることができる。また、一方、光源については、上記表示領域の面積比率に応じて当該所定色の光量を他色の光量より大きくすることで各色間のバランスを保つことができる。例えば、黄色蛍光体と青色発光ダイオードとを組み合わせた白色光源の特性をそのまま利用して概ね各色間のバランスを保つことができる。
また、本発明の具体的な態様として、複数色の色光が、各色要素の面積比率に対応して光量調整されている。この場合、複数色の色光全体で適切なホワイトバランスのとれた像光の形成が可能となる。
また、本発明の具体的な態様として、所定色が、青色及び赤色の少なくとも一方である。この場合、比視感度の低い青色や赤色の部分について表示領域の面積比率が小さくなり、画面上に現れる黒い格子模様を見えなくする、あるいは目立たなくすることができる。
また、本発明の具体的な態様として、光源装置が、所定色及び他色に対応する色光のうち、少なくとも短波長側の色光成分を発生する発光ダイオードを含む。この場合、使用する発光ダイオードの選択により、当該色光等の光量を必要に応じて調整し、所望のものとなるようにすることができる。
また、本発明の具体的な態様として、所定色の色要素が、2色以上であり、当該2色以上の色要素に対応する表示領域が、合成領域内で離散配置される。この場合、色要素に対応する表示領域が離散配置されることで、より効率的に、画面上に現れる黒い格子模様を見えなくする、あるいは目立たなくすることができる。
また、本発明の具体的な態様として、所定色の色要素に対応する表示領域が、合成領域内で互いに離散配置された複数の部分領域を含む。この場合、複数の部分領域に分配されることで、表示領域が分散され、その結果、さらに効率的に、画面上に現れる黒い格子模様を見えなくする、あるいは目立たなくすることができる。
また、本発明の具体的な態様として、合成領域が、他の色要素によって形成される表示領域に対応して分割された複数の分割領域を含み、当該複数の分割領域が、他の色要素に対応する同系色で異なる複数色の色要素によって形成される。この場合、同系色で異なる複数色の色要素を用いることでより表現力のあるカラー画像が形成される。
また、上記課題を解決するための本発明に係るプロジェクタは、上記いずれかの表示装置と、表示装置によって形成される像光を投射光として投射する投射光学系とを備える。この場合、本発明に係る表示装置を用いることで、比視感度の差によって生じる画面上の黒い格子模様を見えなくする、あるいは目立たなくすることで表示品位の高い投射画像の形成が可能となる。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態の表示装置を組み込んだプロジェクタについて説明するための図である。本実施形態におけるプロジェクタ100は、表示装置50と、投射光学系である投射レンズ60とを備える。さらに、表示装置50は、光源装置10と、伸張レンズ20と、液晶ライトバルブ30とを備える。
光源装置10は、光源を含む照明ユニット11と、基板12と、放熱装置である冷却フィン13とを備える。照明ユニット11は、内部に、LED14と照明光形成光学系15とを備え、光源であるLED14により像光形成の必要に足る光量の光源光を発生させ、照明光形成光学系15により、光源光を光束断面内で均一化し、液晶ライトバルブ30へ照射する照明光を形成する。基板12は、LED14に電力を供給するための配線用の回路パターンを表面に有しており、照明ユニット11が実装される。冷却フィン13は、照明ユニット11での光源光発生の際に生じる熱の放熱を空冷によって行う。
ここで、LED14として、黄色蛍光体と青色発光ダイオードとを組み合わせた白色光源を用いる。この場合、青色光の光量が他の色光の光量より多くなる。また、LED14として、青色光、赤色光及び緑色光の3色の発光ダイオードを組み合わせて内蔵したものを使用しても良い。
伸張レンズ20は、照明光ビーム断面の光学的伸張を行うレンズである。この伸張レンズ20により、液晶ライトバルブ30の全面を効率よく照明することができる。
液晶ライトバルブ30は、液晶パネル31と、カラーフィルタ32とを備える。液晶パネル31は、一対の基板間に挟持された液晶を含んで構成される複数の表示画素を有しており、電気的信号として入力された駆動信号或いは画像信号に応じて表示画素単位で照明光の偏光状態を調整することにより、照明光から変調光を形成する。カラーフィルタ32は、液晶パネル31の一方の透明基板上に形成されており、複数の表示画素の1つ1つに対応して赤、緑、青の3原色が規則正しく配置され、赤、緑、青の一塊で、1つのカラー表示画素を形成している(詳しくは図2以下で後述)。
液晶ライトバルブ30は、内蔵する偏光板(不図示)により入射した照明光の偏光方向を特定方向に限定する。さらに液晶ライトバルブ30は、液晶パネル31によって、特定方向に限定された偏光成分からなる照明光から変調光を形成し、カラーフィルタ32によって、変調光は各色の色光として射出される。さらに、液晶ライトバルブ30は、内蔵する検光子(不図示)により、各色の色光として形成された変調光から特定方向の偏光成分を選択することで像光を形成する。尚、液晶ライトバルブ30の駆動回路(不図示)により駆動信号が各画素に伝達されることで各色の光の透過光量が制御されている。
投射レンズ60は、液晶ライトバルブ30で形成されたカラーの像光を投射光としてスクリーン(不図示)へ適当な拡大率で投射する。
以下、光路の順を追って本実施形態におけるプロジェクタ100の機能を説明する。LED14から射出された各色光すなわち各色光成分を含む光源光が、まず、照明光形成光学系15によって光束断面内で均一化されることにより、照明光が形成される。形成された照明光は、伸張レンズ20によって光学的伸張が行われる。即ち、投射すべき画像の輪郭に合わせて縮約比が調整される。光学的に伸張された照明光は、液晶ライトバルブ30において、まず偏光方向が調整され、液晶パネル31により電気的信号として入力された駆動信号或いは画像信号に応じて、画素単位で偏光状態が調整されるとともに、内蔵されたカラーフィルタ32により各色の色光として形成される。さらに、各色の色光として形成された照明光は、所定の偏光方向の成分が取り出され、像光となって射出される。射出された像光は、投射レンズ60によって投射光としてスクリーン等に投射され、当該スクリーン上に所望の拡大率の画像が表示される。
尚、本実施形態では、伸張レンズ20を設けているが、液晶ライトバルブ30の画像部の形状等によっては光学的伸張の必要性がない場合もある。この場合、伸張レンズ20は不要となる。
図2(a)は、第1実施形態に係る表示装置50において、液晶ライトバルブ30に設けた液晶パネル31の一方の透明基板側に形成されているカラーフィルタ32について説明するための図であり、カラーフィルタ32中にパターン配列された合成領域33の一部を拡大した図である。このカラーフィルタ32中には、液晶パネル31が有する複数の表示画素34(図中点線)の1つ1つに対応して赤、緑、青の各色要素の表示領域R、G、Bが形成されている。各色要素の表示領域R、G、Bが規則正しく配置されることにより、赤、緑、青の一塊で一括した合成領域33を1つのカラー表示画素として形成している。特に、図2(a)の例においては、表示領域R、G、Bの面積比率が1:2:1の割合になっており、赤及び青の表示領域R、Bの面積が緑の表示領域Gの面積より小さい。尚、合成領域33は、矩形の領域を形成しており、所謂千鳥型のパターン配列でカラーフィルタ32の面を形成している。また、各合成領域33間にある格子状の隙間は、液晶の駆動を担う薄膜トランジスタなどを隠すための所謂ブラックマトリックスに対応するものである。
図2(a)に例示するように、比視感度の低い赤及び青の色要素の領域である表示領域R、Bの面積を、比視感度の高い緑の色要素の領域である表示領域Gの面積より小さくすることにより、図1において説明したプロジェクタ100により投射画像を形成した際に、比視感度の差によって画面上に黒い格子模様となって見えてしまう部分を見えなくする、あるいは目立たなくすることができる。
また、一方、図1において説明したプロジェクタ100において、光源であるLED14には、黄色蛍光体と青色発光ダイオードとを組み合わせた白色光源を用いている。この場合、青色光の光量が他の色光の光量より多くなる。ここで、図2(a)における表示領域R、G、Bの面積比率は、1:2:1の割合になっているので、例えば、LED14が含む各色光の光量を各色要素の面積比率の逆数比である2:1:2を基準とし、光源のエネルギー比率を加味して光量調整することで適切なホワイトバランスのとれた像光の形成が可能となるようにすれば良い。その場合前述のとおり青色光は光量が多いので結果として表示領域Gの比率を大きくとることができるようになる。尚、上述した表示領域R、G、Bの面積比率は、例示であり、用いる光源に応じてこれ以外のものであっても構わないが、概ね、表示領域Rと表示領域Gとの面積比率は1:1〜1:2、表示領域Bと表示領域Gとの面積比率は1:2〜1:4程度とするのが適当である。
以上により、表示装置50は、表示品位の高い画像を形成することができ、また、プロジェクタ100は、表示装置50を用いることで表示品位の高い投射画像を映し出すことが可能となる。
尚、本実施形態において用いているLED14は、青色光の光量が他の色光の光量より多い、という特性を有している。通常このような光源を用いる場合、青色光の光量を減らすことによって光量のバランスを取っているが、本実施形態では、むしろ青色光の光量を通常より多く有することになるので、光量バランスを取るための減光の必要がなく、効率よく光源光を利用することができる。また、光源であるLED14として、3色の発光ダイオードを組み合わせたものを用いた場合は、各色の発光ダイオードの選択により各色光の光量調整の自由度が高まる。この場合、例えば、青色光の光量調整を行い他色光の光量より大きくすれば、表示領域Bの面積比率をより小さくすることが可能となる。
図2(b)は、図2(a)に例示したカラーフィルタ32の変形例を示す図であり、各合成領域133は、合成領域33と同様表示領域R、G、Bによって1つのカラー表示画素として形成されている。変形例の合成領域133では、表示領域Bの面積が特に小さくなっている。また、表示領域Rも表示領域Gに比して小さい。尚、図2(b)の場合、合成領域133は、所謂ストライプ型の配列となっている。図2(c)は、合成領域133を千鳥型の配列としたものである。合成領域133の配列パターンは、表示装置50の使用用途等に応じて適宜選択・変更可能である。
図3(a)は、図2(a)に例示したカラーフィルタ32のさらなる変形例を示す図である。これまで、各表示領域R、G、Bの形状はいずれも矩形であったが、形状はこれに限らない。図3(a)では、合成領域233中の表示領域Gが逆L字型になっている。この場合も、赤及び青の表示領域R、Bの面積が緑の表示領域Gの面積より小さくなっている。尚、合成領域233の配列パターンも、他と同様に表示装置50の使用用途等に応じて適宜選択・変更可能である。
また、図3(b)は、図3(a)に例示したカラーフィルタ32のさらなる変形例を示す図であり、合成領域333は、図3(a)における合成領域233の表示領域のうち、緑の色要素によって形成される表示領域Gをさらに複数の分割領域G1、G2に分割したものである。分割領域G1、G2は、同一の色要素によって形成されていても良いし、同じ緑系の色要素であるが異なる色の色要素によって形成されていてもよい。
同一の色要素を用いる場合、例えば、分割領域G1では、電気的信号として入力された駆動信号或いは画像信号に応じた色となるようにし、分割領域G2では、当該分割領域G2に隣接する分割領域G1の中間色(具体的には、同一色相で中間明度の色)を出すようにすることができる。つまり、例えば図3(b)において、合成領域333のうち、図中中央に位置する第m列の合成領域333の分割領域G2の色が、第m列の分割領域G2の右隣りに位置する第m列の分割領域G1の色と左隣りに位置する第m−1列の分割領域G1の色との中間色となるように駆動信号或いは画像信号を制御する。この場合、画素間の色合いをより滑らかにすることができる。尚、当該中間色の選択として、上述した左右間の中間色以外にも各合成領域333の上下間の中間色を選んだり上下左右間の中間色を選んだりすること等も可能であり、これにより、いずれの場合も、より表現力のあるカラー画像が形成される。
また、分割領域G1、G2の部分に用いるカラーフィルタ32の色要素の材料を変えることで、分割領域G1と分割領域G2とで異なる色(例えば、分割領域G1の色を通常の緑、分割領域G2の色をエメラルドグリーン)とすること等も可能である。この場合、通常表現し難い色彩を表現することが可能となり、より表現力のあるカラー画像が形成される。
尚、本変形例では、表示領域Gの分割領域を分割領域G1、G2の2領域としているが、これに限らず、表示領域Gの分割領域数をさらに増やし、各色の色要素による領域数比率のうち、緑色の色要素による領域数の比率を多くしても良い。つまり、本変形例では、分割領域を分割領域G1、G2の2領域としているので、赤、緑、青の各色要素の領域数比率は、1:2:1であるが、例えば、当該比率を1:2:1〜1:4:1程度となるように表示領域Gの分割領域数を選択しても良い。
以上、図2(b)、(c)及び図3(a)、(b)のいずれの場合においても、図2(a)の場合と同様、合成領域33、133、233、333中の表示領域R、G、Bの面積比率と光源の光量の比率とを適宜調整して、例えば、適切なホワイトバランスのとれた像光の形成を行うといった、所望の画像特性に応じた像光形成が可能である。
また、図2(a)では、表示領域R、G、Bの面積比率に応じて光源の光量の比率を調整したが、調整の方法はこれに限らず、これとは反対に、光源の波長分布特性によって生じる光源の光量の比率に対応して表示領域R、G、Bの面積比率を定めても良い。
〔第2実施形態〕
第1実施形態においては、いずれも、比視感度の低い赤及び青の色要素の表示領域R、Bが隣接して配置されていた。第2実施形態では、表示領域Rと表示領域Bとが互いに合成領域内で離散配置されている場合について説明する。
図4(a)は、第2実施形態に係るカラーフィルタ32について説明するための図であり、カラーフィルタ32中にパターン配列された合成領域433の一部を拡大した図である。図4(a)の合成領域433においては、表示領域R、G、Bのうち、表示領域Rと表示領域Bとが互いに離散した状態で配置されている。この際、隣接する合成領域433間においても各表示領域R、Gが離散された状態を保つように配置されている。また、比視感度の低い赤及び青の色要素の表示領域R、Bの面積が緑の表示領域Gの面積より小さくなっている。尚、図4(a)では、各合成領域433がストライプ型に配列されているが、千鳥型の配列等であっても離散配置を保てる。
図4(a)に例示するカラーフィルタ32においては、上述のように比視感度の低い赤及び青の色要素の領域である表示領域Rと表示領域Bとが互いに合成領域433内で離散配置されている。これにより投射画像の画面上の赤及び青の色要素の領域即ち黒い格子模様の原因となる部分が離散して点在した状態となるので、当該部分を見えなくする、あるいは目立たなくすることができる。
図4(b)は、図4(a)の変形例を示す図であり、カラーフィルタ32上にパターン配列された合成領域533の一部を拡大した図である。本変形例では、1つの合成領域533において、比視感度の低い赤及び青の色要素の領域である表示領域R、Bがそれぞれ複数の部分領域R1、R2、B1、B2により構成されている。この場合も、各部分領域R1、R2と部分領域B1、B2とが互いに離散配置されており、隣接する合成領域533間においても各部分領域R1、R2、B1、B2が離散された状態を保つように配列されている。また、比視感度の低い赤及び青の色要素の表示領域R、Bの面積が緑の表示領域Gの面積より小さくなっている。尚、同一の合成領域533内において、部分領域R1と部分領域R2とには同一の画像信号が送られている。部分領域B1と部分領域B2とについても同様である。また、図4(b)では、合成領域533がストライプ型に配列されているが、千鳥型の配列等であっても離散配置を保てる。尚、図4(b)では、各合成領域533の2色につきそれぞれ2つの部分領域R1、R2、B1、B2が設けられているが、これは一例であり、さらに多くの部分領域が設けられていても良いし、表示領域R、Bの一方のみが複数の部分領域を有していても良い。尚、特に、3色の発光ダイオードを組み合わせたものを用いた場合、例えば、青色光の光量をさらに大きくすることができ、この場合、表示領域Bの面積比率をより小さくできるので、表示領域Bは単数のままで、全体に対して占める領域をさらに小さいものとすることが可能である。
図4(b)においても、図4(a)の場合と同様、比視感度の低い赤及び青の色要素の領域である表示領域Rと表示領域Bとが互いに合成領域533内で離散配置されていることにより、像光を投射した際画面上に生じる黒い格子模様の原因となる部分が離散して点在する。この場合、表示領域R、Bを複数の部分領域R1、R2、B1、B2に分配することで、当該部分の1つ1つがさらに小さくできるので、より効果的に、当該部分を見えなくする、あるいは目立たなくすることができる。
以上本実施形態における全ての場合において、第1実施形態と同様に、表示領域R、G、Bの面積比率と光源の光量の比率とを適宜調整して、例えば、適切なホワイトバランスのとれた像光の形成を行うといった、所望とする画像の特性に応じて各種バランスを取ることが可能である。
また、これとは反対に、光源である図1のLED14が有する波長分布特性によって生じる光源の光量の比率に対応して表示領域R、G、Bの面積比率を定めても良い。
尚、本実施形態における表示領域R及び表示領域Bの配置、また、部分領域R1、R2及び部分領域B1、B2の配置は、いずれも例示であり、各領域が互いに表示領域内で離散配置され、かつ、隣接する画素間においても各領域が離散された状態を保つように配置されていれば例示した配置以外のものであってもかまわない。
は、第1実施形態に係る表示装置を含むプロジェクタについて説明するための図である。 (a)、(b)、(c)は、第1実施形態に係る表示装置のカラーフィルタについて説明するための図である。 (a)、(b)は、第1実施形態の変形例に係る表示装置のカラーフィルタについて説明するための図である。 (a)、(b)は、第2実施形態に係る表示装置のカラーフィルタについて説明するための図である。
符号の説明
100…プロジェクタ、 50…表示装置、 60…投射レンズ、 10…光源装置、 20…伸張レンズ、 30…液晶ライトバルブ、 14…LED、 31…液晶パネル、 32…カラーフィルタ、 R、G、B…表示領域、 33…合成領域

Claims (8)

  1. 複数色の色光成分を射出する光源装置と、
    一対の基板間に挟持された液晶を含んで構成される複数の表示画素を有する液晶パネルと、
    前記液晶パネルの一面側に形成され、前記複数の表示画素に対応する各表示領域をそれぞれ形成する前記複数色の色要素を含むとともに、前記複数色を一括した合成領域において、前記複数色の色要素のうち比視感度の低い所定色の色要素が形成する前記表示領域の面積比率を他色の色要素が形成する前記表示領域の面積比率より小さくしたカラーフィルタと
    を備える表示装置であって、
    前記液晶パネルに入射する前記複数色の色光のうち、前記所定色の光量は、前記他色の光量より大きいことを特徴とする表示装置。
  2. 前記複数色の色光は、各色要素の面積比率に対応して光量調整されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記所定色は、青色及び赤色の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか一項記載の表示装置。
  4. 前記光源装置は、前記所定色及び前記他色に対応する色光のうち、少なくとも短波長側の色光成分を発生する発光ダイオードを含むことを特徴とする請求項1記載から請求項3のいずれか一項記載の表示装置。
  5. 前記所定色の色要素は、2色以上であり、当該2色以上の色要素に対応する前記表示領域は、前記合成領域内で離散配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載の表示装置。
  6. 前記所定色の色要素に対応する前記表示領域は、前記合成領域内で互いに離散配置された複数の部分領域を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項記載の表示装置。
  7. 前記合成領域は、前記各表示領域のうち、前記他の色要素によって形成される前記表示領域に対応して分割された複数の分割領域を含み、当該複数の分割領域は、前記他の色要素に対応する同系色で異なる複数色の色要素によって形成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項記載の表示装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項記載の表示装置と、
    前記表示装置によって形成される像光を投射光として投射する投射光学系と
    を備えるプロジェクタ。
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