JP2011128268A - カラーフィルタの欠陥修正方法及びカラーフィルタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】突起物の欠落した部位に、予め形成した補修用突起物Ps2を設置して部位を補修する。形状不良となった突起物を除去し、その部位に、予め形成した補修用突起物Mv3を設置して突起物を補修する。突起物がフォトリソグラフィ法にて形成されると同時に、補修用突起物を形成しておく。補修用突起物の下に接着剤44を設ける。補修用突起物の取り外しは、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロナイフNで行う。移動及び設置は、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロ吸引部材Kで行う。
【選択図】図3
Description
また、透明導電膜の形成は、ブラックマトリックス及び着色画素が形成されたガラス基板上に、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)を用いスパッタ法によって透明導電膜を形成するといった方法がとられている。
液晶表示装置を構成する基板間の間隔を設定するフォトスペーサー(Ps)の高さ(H1)は2〜4μm程度、幅(D1)は12μm程度であり、また、液晶の配向を制御する配向制御用突起(Mv)の高さ(H2)は0.8〜1.5μm程度、幅(D2)は10μm程度のものである。フォトスペーサー(Ps)、配向制御用突起(Mv)の形成にあたっても、透明フォトレジストの塗布、パターン露光、現像というフォトリソグラフィ法を用いることが多い。
白欠陥は、例えば、ガラス基板表面のフォトレジストの弾き、フォトレジスト中の気泡、画素上の異物の脱落に伴う膜剥がれなどにより生じる画素の欠落部、或いは、画素の厚みが薄くなっている部分、すなわち、ピンホールである。ピンホールのあるカラーフィルタが液晶表示装置に組み込まれると、白欠陥部が白点として光って観視されるので表示品質を損ねる。
次に、ディスペンサーのノズルを修正面から所定の距離を離間させた後、紫外線を照射して修正液を硬化させ修正を完了するといった方法である。
次に、YAGレーザー照射により除去した領域に欠陥部位周辺と同色の着色材料をインクジェットにより吐出し、吐出された着色材料の乾燥を赤外線ランプにより行うといった方法である。
ら最下層までをレーザー光の照射により一括除去し、修正液で各層の修正を行うといった修正方法が挙げられる。
次に、形成された白欠陥部に、最下層から順に最上層まで、各々、各層の白欠陥部を修正するための修正用液を塗布し、膜形成した後に、修正用液塗布領域に平坦面を押しつけて平坦化するといった方法である。
しかし、この技法は、黒欠陥を除去するものであり、例えば、フォトスペーサーや配向制御用突起のような突起物が欠落した際に、欠落した突起物を補修し、復元するものではない。
また、上記カラーフィルタの欠陥修正方法を用い修正されたカラーフィルタを提供することを課題とする。
前記突起物の欠落した部位に、予め形成した補修用突起物を設置して、突起物の欠落した部位を補修することを特徴とするカラーフィルタの欠陥修正方法である。
部分的に欠損し形状不良となった突起物を除去し、該除去した部位に、予め形成した補修用突起物を設置して、形状不良となった突起物を補修することを特徴とするカラーフィルタの欠陥修正方法である。
また、本発明は、ガラス基板上の補修用突起物の取り外しは、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロナイフで行い、また、取り外した補修用突起物の設置する部位への移動及び設置は、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロ吸引部材で行うので、フォトスペーサーや配向制御用突起などの微小な突起物を良好に補修することのできるカラーフィルタの欠陥修正方法となる。
図3(a)〜(f)は、本発明によるカラーフィルタの欠陥修正方法の一例を示す断面図である。図3(a)は、ガラス基板(40)上にブラックマトリックス(41)、着色画素(42)、透明導電膜(43)が形成された後に、フォトスペーサー(Ps)、配向制御用突起(Mv)といった突起物が形成されたカラーフィルタの部分を拡大したものである。この部分は、前記図1におけるA−A線での断面に相当する部分である。
このカラーフィルタは、修正装置のステージ(1)上に載置された状態であり、修正装置には、検査機によって検出された、フォトスペーサー(Ps)が欠落した部位の位置座標が既に転送されている。
この接着剤の塗布方法には、塗布針を用いる方法、マイクロディスペンサによる方法、インクジェットによる方法、マイクロマニピュレーターを用いて金属プローブを使用よる方法などが挙げられる。いずれの方法を採用してもよい。
にて形成されたフォトスペーサーと同時に、同一ガラス基板上に予め形成されたものである。フォトスペーサーは画面内のブラックマトリックス(41)の上方に形成されているが、補修用フォトスペーサー(Ps2)は、例えば、画面周囲部などのカラーフィルタとしては不要となる部位に形成される。
補修用フォトスペーサー(Ps2)の底辺部にマイクロナイフ(N)を当てて、補修用フォトスペーサー(Ps2)の中心部に向かいマイクロナイフ(N)を移動させ、補修用フォトスペーサー(Ps2)をガラス基板(40)上から取り外す。
この移動には、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロ吸引部材(K)で行う。取り外した補修用フォトスペーサー(Ps2)にマイクロ吸引部材(K)の先端を付着させ吸引する。マイクロ吸引部材(K)は管状のものであり、図示せぬ吸引機構に接続しており、管状の先端で補修用フォトスペーサー(Ps2)を吸引し、補修用フォトスペーサー(Ps2)をマイクロ吸引部材(K)の先端部に保持させる。
この移動、設置には、マイクロ吸引部材(K)の他に、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロナイフ(N)、或いは金属プローブで行ってもよい。
接着剤の硬化は、接着剤の組成によりIRスポットヒーター、ハロゲンスポットヒーター、温風ヒーター、UV照射などを適宜に選択する。
多官能モノマー30〜50w%、単官能モノマー20〜40w%、溶媒10〜30w%、分散安定剤1〜5w%、重合開始剤0〜5w%。
このカラーフィルタは、修正装置のステージ(1)上に載置された状態であり、修正装置には、検査機によって検出された、形状不良の配向制御用突起(Mv2)の部位の位置座標が既に転送されている。
補修用配向制御用突起(Mv3)の底辺部にマイクロナイフ(N)を当てて、補修用配向制御用突起(Mv3)の中心部に向かいマイクロナイフ(N)を移動させ、補修用配向制御用突起(Mv3)をガラス基板(40)上から取り外す。
この移動には、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロ吸引部材(K)で行う。取り外した補修用配向制御用突起(Mv3)にマイクロ吸引部材(K)の先端を付着させ吸引する。マイクロ吸引部材(K)は管状のものであり、図示せぬ吸引機構に接続しており、管状の先端で補修用配向制御用突起(Mv3)を吸引する。
2)を除去した部位である、上記接着剤(44)上へ移動し設置する。
この移動、設置には、マイクロ吸引部材(K)の他に、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロナイフ(N)、或いは金属プローブで行ってもよい。
接着剤の硬化は、接着剤の組成によりIRスポットヒーター、ハロゲンスポットヒーター、温風ヒーター、UV照射などを適宜に選択する。
40・・・ガラス基板
41・・・ブラックマトリックス
42・・・着色画素
43・・・透明導電膜
44・・・接着剤
K・・・マイクロ吸引部材
L・・・レーザー光
Mv、Mv2・・・配向制御用突起
Mv3・・・補修用配向制御用突起
N・・・マイクロナイフ
Ps・・・フォトスペーサー
Ps2・・・補修用フォトスペーサー
S・・・IRスポットヒーター
Claims (7)
- ガラス基板上にブラックマトリックス、着色画素、透明導電膜を形成した後、突起物を形成したカラーフィルタの欠陥修正方法において、
前記突起物の欠落した部位に、予め形成した補修用突起物を設置して、突起物の欠落した部位を補修することを特徴とするカラーフィルタの欠陥修正方法。 - ガラス基板上にブラックマトリックス、着色画素、透明導電膜を形成した後、突起物を形成したカラーフィルタの欠陥修正方法において、
部分的に欠損し形状不良となった突起物を除去し、該除去した部位に、予め形成した補修用突起物を設置して、形状不良となった突起物を補修することを特徴とするカラーフィルタの欠陥修正方法。 - 請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタの欠陥修正方法であって、突起物がフォトリソグラフィ法にて形成されており、補修用突起物を突起物の形成と同時に、予めガラス基板上に形成しておくことを特徴とするカラーフィルタの欠陥修正方法。
- 請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタの欠陥修正方法であって、補修用突起物を設置する際に、該補修用突起物の下に接着剤を設けることを特徴とするカラーフィルタの欠陥修正方法。
- 請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタの欠陥修正方法であって、ガラス基板上の補修用突起物の取り外しは、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロナイフで行うことを特徴とするカラーフィルタの欠陥修正方法。
- 請求項1又は請求項2に記載のカラーフィルタの欠陥修正方法であって、ガラス基板上から取り外した補修用突起物の設置する部位への移動及び設置は、マイクロマニピュレーターを用いてマイクロ吸引部材で行うことを特徴とするカラーフィルタの欠陥修正方法。
- 請求項1〜請求項6にいずれか1項に記載するカラーフィルタの欠陥修正方法を用い修正したことを特徴とするカラーフィルタ。
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JP2009284986A JP2011128268A (ja) | 2009-12-16 | 2009-12-16 | カラーフィルタの欠陥修正方法及びカラーフィルタ |
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2009
- 2009-12-16 JP JP2009284986A patent/JP2011128268A/ja active Pending
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