JP2011127687A5 - - Google Patents

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上記目的を達成するため、本発明の特徴は、平板環状に形成された芯金の表面に複数の摩擦材および同複数の摩擦材相互間の隙間によって芯金の内周側から外周側に亘って形成された複数の油溝を有するクラッチ摩擦板において、油溝は、摩擦材における芯金の周方向の幅より短い幅の複数の小溝からなる小溝群と、小溝群に対して芯金の周方向に隣接して配置され、芯金の内周側から外周側に向かって幅広に形成された扇状溝とを備え、扇状溝は、芯金の最内周部から外周部に向かって延びるとともに最内周部と最外周部との中間位置から外周部に向かって幅広に形成されていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、クラッチ摩擦板、クラッチプレートおよびクラッチオイルを備えたクラッチ装置に用いられる前記クラッチ摩擦板は、クラッチ摩擦板における平板環状の芯金の表面に、同芯金の周方向の幅より短い幅の複数の小溝からなる小溝群と、この小溝群に対して芯金の周方向に隣接して配置されて芯金の内周側から外周側に向かって幅広に形成された扇状溝とを有している。そして、このクラッチ装置は、クラッチ摩擦板の回転時に、芯金の内周側に存するクラッチオイルを前記小溝群および扇状溝を介して芯金の内周側から外周側に導いている。これにより、本発明者らによる実験によれば、従来技術、すなわち、クラッチ摩擦板の表面に設けられる小片状の摩擦材の外周側の角部にR(曲線)加工または面取り加工したクラッチ摩擦板に比べて更に引き摺りトルクの低減が可能であることを確認した。
また、本発明の他の特徴は、前記クラッチ摩擦板において、小溝群および扇状溝は、前記芯金の周方向に沿って5個以上ないし10個以下の数でそれぞれ形成されていることにある。この場合、前記クラッチ摩擦板において、小溝群および扇状溝は、芯金の周方向に沿って8個または10個の数でそれぞれ形成されているとよい。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、クラッチ摩擦板における芯金表面に小溝群および扇状溝を5個以上ないし10個以下の数でそれぞれ形成している。これにより、本発明者らによる実験によれば、クラッチ摩擦板における芯金表面に小溝群および扇状溝を4個以下または11個以上設ける場合に比べてより引き摺りトルクの低減が可能であることを確認した。
また、本発明の他の特徴は、前記クラッチ摩擦板において、小溝群は、小溝が2個以上かつ8個以下であることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、小溝群は、同小溝群を構成する小溝が2個以上かつ8個以下で構成されている。これにより、本発明者らによる実験によれば、2個の小溝を有するクラッチ摩擦板および8個の小溝を有するクラッチ摩擦板においてそれぞれ約−20%程度の引き摺りトルクの低減可能であるとともに、6個の小溝を有するクラッチ摩擦板においては約‐30%程度の引き摺りトルクの低減可能である。そして、4個の小溝を有するクラッチ摩擦板においては約‐40%程度の引き摺りトルクの低減可能である。また、本発明者らによる実験によれば、小溝群を構成する小溝を4個以上かつ6個以上設けた場合においては、3本以下、または7本以上で構成する場合に比べてより引き摺りトルクの低減が可能であることも確認した。
また、本発明の他の特徴は、前記クラッチ摩擦板において、小溝群は、小溝における芯金の内周側の端部が互いに隣接する小溝間で芯金の径方向における互いに異なる位置に形成されており、かつ同小溝における芯金の外周側の端部が互いに隣接する小溝間で芯金の径方向における互いに同一円周上の位置に形成されていることにある
このように構成した本発明の他の特徴によれば、小溝群は、同小溝群を構成する小溝における芯金の内側の端部が、互いに隣接する小溝間で芯金の径方向における互いに異なる位置に形成されている。これにより、本発明者らによる実験によれば、小溝群を構成する小溝における芯金の内側の端部を互いに隣接する小溝間で芯金の径方向位置を揃えた場合に比べてより引き摺りトルクの低減が可能であることを確認した。
また、本発明は、クラッチ摩擦板の発明として実施できるばかりでなく、同クラッチ摩擦板を備えたクラッチ装置および同クラッチ装置の引き摺りトルク低減方法の発明としても実施できるものである。

Claims (6)

  1. 平板環状に形成された芯金の表面に複数の摩擦材および同複数の摩擦材相互間の隙間によって前記芯金の内周側から外周側に亘って形成された複数の油溝を有するクラッチ摩擦板において、
    前記油溝は、
    前記摩擦材における前記芯金の周方向の幅より短い幅の複数の小溝からなる小溝群と、
    前記小溝群に対して前記芯金の周方向に隣接して配置され、前記芯金の内周側から外周側に向かって幅広に形成された扇状溝とを備え、
    前記扇状溝は、前記芯金の最内周部から外周部に向かって延びるとともに最内周部と最外周部との中間位置から外周部に向かって幅広に形成されていることを特徴とするクラッチ摩擦板
  2. 請求項1に記載したクラッチ摩擦板において、
    前記小溝群および前記扇状溝は、前記芯金の周方向に沿って5個以上ないし10個以下の数でそれぞれ形成されていることを特徴とするクラッチ摩擦板
  3. 請求項1または請求項2に記載したクラッチ摩擦板において、
    前記小溝群および前記扇状溝は、前記芯金の周方向に沿って8個または10個の数でそれぞれ形成されていることを特徴とするクラッチ摩擦板
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載したクラッチ摩擦板において、
    前記小溝群は、前記小溝が2個以上かつ8個以下であることを特徴とするクラッチ摩擦板
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載したクラッチ摩擦板において、
    前記小溝群は、前記小溝における前記芯金の内周側の端部が互いに隣接する前記小溝間で前記芯金の径方向における互いに異なる位置に形成されており、かつ同小溝における前記芯金の外周側の端部が互いに隣接する前記小溝間で前記芯金の径方向における互いに同一円周上の位置に形成されていることを特徴とするクラッチ摩擦板。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載したクラッチ摩擦板と、
    前記クラッチ摩擦板における摩擦材との間で押し当てまたは離隔される平板環状のクラッチプレートと、
    前記クラッチ摩擦板と前記クラッチプレートとの間に供給されるクラッチオイルとを備えることを特徴とするクラッチ装置。
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