JP2011125817A - 油中水分・異物除去装置および油中水分・異物除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油中の水分を連続して除去しつつ、潤滑油の性状に応じて水分を除去することができる油中水分・異物除去装置および油中水分・異物除去方法を提供する。
【解決手段】本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Aは、水分、異物を含有する潤滑油11を送給する配管12と、配管12内に供給され、潤滑油11中の水分、異物を除去する吸着体13と、からなる。吸着体13は、潤滑油11中の異物を吸着する磁性体14と、磁性体14を被覆すると共に、潤滑油11中の水分を吸着する吸着材15とからなる。配管12内に吸着体13を供給することで、潤滑油11中の水分、異物を除去することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、潤滑油中の異物、水分を除去する油中水分・異物除去装置および油中水分・異物除去方法に関する。
従来より、油圧制御装置、ポンプ、エンジン、ピストン、軸受、弁などには潤滑油が使用されている。これらの製品に含まれる潤滑油は循環して再利用されているが、潤滑油を長期間に亘り循環使用することで、使用する際に潤滑油中に混入する金属粉等の固形物や、冷却用に用いた水等が混入し蓄積される。機器の磨耗の進行、潤滑油の循環障害、潤滑油の潤滑性能の低下、潤滑油の酸化劣化、装置の腐食などを防止し、これらの製品に含まれる潤滑油の品質および純度を維持することは、機器の耐久性を維持していく上で重要である。
潤滑油の品質および純度を維持するため、従来、上記潤滑油に混入した上記固形物の除去方法としては、例えば静置法及び濾過法等がある。また、潤滑油に混入した水分の除去方法としては、例えば油分と水分との比重差を利用した静置法、遠心分離法、過熱法、電圧印加法、吸水材料に吸収させる方法及び吸着材料による濾過法等がある。
更に、潤滑油中の固形物を除去すると共に油中の水分を除去する方法として、例えば、固形物及び水分を含む潤滑油を、遠心分離処理、油水分離槽又は重力沈降槽を用い、油水分離処理を行って固形物及び水分の一部を除去した後に、疎水性中空糸膜エレメントで処理して残部の固形物及び水分の一部を除去する方法がある。固形物のうち金属屑のような大きいものは遠心分離処理、油水分離槽又は重力沈降槽を用いた油水分離処理で分離し、固形物のうち金属粉のような小さいものは疎水性中空糸膜エレメントで分離すると共に、エマルジョン化した水分を疎水性中空糸膜エレメントにより分離し、水分の除去を行なうようにしている(例えば、特許文献1参照)。
従来の油と水との比重差を利用した分離装置の一例を図15に示す。図15に示すように、従来の水分分離装置100は、装置本体101内に水102を含有する油103を供給し、油103と水102との比重差を利用することで水102は装置本体101内の底部に沈降し油103と分離される。装置本体101の上部側に滞留する油103は装置本体101から抜き出され、再利用される。また、装置本体101の底部側に滞留する油103と水102は装置本体101の底部側から抜き出され、遠心分離器104に送給され、油103と水102とに分離された後、油103は再利用され、水102は排出される。このように、油103中の水102を除去して油103を再利用するようにしている。
しかし、従来の水分分離装置100では、装置本体101に貯留された油103ごとに分離するため、油103と水102の分離に時間がかかる、という問題がある。また、装置本体101を設置する必要があるため、コストと費用がかかる、という問題がある。また、水102が油103の中に混ざり乳化してしまった場合には、全ての油103を遠心分離器104で水102と油103に分離する必要がある上、機器に付着した油103に起因する油分をフラッシングさせる必要がある、という問題がある。
そこで、油103中の水102を連続して分離する方法が検討されている。従来の油と水とを分離するための水分分離装置の他の一例を図16に示す。図16に示すように、従来の水分分離装置110は、油103が供給される配管111から分岐する分岐管112を有し、配管111、分岐管112内に各々フィルタ113、114を設けている。従来の水分分離装置110では、配管111内に設けたフィルタ113の交換時期には、配管111内を流れる油103を分岐管112に送給し、分岐管112内に設けたフィルタ114で油103中の水102を除去するようにしている。
特開2005−904号公報
しかし、図16に示すような従来の水分分離装置110では、油103の性状によって水102の除去性能を変更できない、という問題がある。また、フィルタ113、114の水102の除去性能が低下しても使用することが多いため、油103中の水102が安定して除去されない、という問題がある。
本発明は、前記問題に鑑み、潤滑油中の水分を連続して安定して除去することができる油中水分・異物除去装置および油中水分・異物除去方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、水分、異物を含有する潤滑油を送給する配管と、該配管内に供給され、前記潤滑油中の水分、異物を除去する吸着体と、からなり、前記吸着体が、前記潤滑油中の異物を吸着する磁性体と、該磁性体を被覆すると共に、前記潤滑油中の水分を吸着する吸着材とからなることを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記配管内に前記吸着体の移動方向を制御する制御部材が設けられ、前記制御部材が磁性体を備えることを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第3の発明は、第1の発明において、前記配管内に前記吸着体を収容すると共に、前記潤滑油が通過可能な収容部材が設けられ、前記収容部材が前記配管内を前記潤滑油の流れ方向に往復可能であることを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第4の発明は、第1又は2の発明において、前記配管内に前記吸着体を吸着するための磁性部材が設けられることを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第5の発明は、第3の発明において、前記配管に対向するように一対の電磁石が設けられ、前記吸着体を前記収容部材内で滞留させることを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第6の発明は、第1乃至5の何れか一つの発明において、前記配管に前記潤滑油中の異物の粒度を測定する粒度測定手段が設けられることを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第7の発明は、第6の発明において、前記配管内に前記潤滑油の流量を調整する流量制御手段が設けられることを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第8の発明は、第1乃至7の何れか一つの発明において、前記配管に前記潤滑油中の水分を測定する水分測定手段が設けられることを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第9の発明は、第1乃至8の何れか一つの発明において、前記配管に前記潤滑油中の異物、水分を測定する異物・水分測定手段が設けられ、前記異物・水分測定手段が、前記配管内に白色光を照射するための白色光照射手段と、前記白色光を受光する撮像手段と、前記配管の外部に設けられ、受光した白色光のコントラストを認識するための標識とを有することを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第10の発明は、第1乃至9の何れか一つの発明において、使用された吸着体を前記配管から回収し、前記磁性体に吸着した異物を除去すると共に、前記吸着材に吸着した水分を除去し、再生する再生装置を有することを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第11の発明は、第1乃至10の何れか一つの発明において、前記吸着材が、水分の他にごみの吸着が可能であることを特徴とする油中水分・異物除去装置にある。
第12の発明は、水分、異物を含有する潤滑油を送給する配管内に、前記潤滑油中の水分、異物を除去する吸着体を供給し、前記吸着体が、前記潤滑油中の異物を吸着する磁性体と、該磁性体を被覆すると共に、前記潤滑油中の水分を吸着する吸着材とからなることを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
第13の発明は、第12の発明において、前記配管内に前記吸着体の移動方向を制御する制御部材を設け、前記制御部材に磁性体を備え、前記吸着体の移動方向を制御することを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
第14の発明は、第12の発明において、前記配管内に前記吸着体を収容すると共に、前記潤滑油が通過可能な収容部材を設け、前記収容部材内に前記吸着体を収容し、前記収容部材内の前記吸着体により前記潤滑油中の異物および水分を吸着し、前記収容部材を前記配管内で前記潤滑油の流れ方向に往復可能とし、前記吸着体を前記収容部材から回収することを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
第15の発明は、第12又は13の発明において、前記配管内で前記吸着体を磁性部材に吸着させることを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
第16の発明は、第14の発明において、前記配管に対向するように一対の電磁石を設け、前記吸着体を前記収容部材内に滞留させることを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
第17の発明は、第12乃至16の何れか一つの発明において、前記配管で前記潤滑油中の異物の粒度を測定し、測定された前記潤滑油中の異物の粒度に応じて前記配管内への前記吸着体の供給量を調整することを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
第18の発明は、第17の発明において、前記潤滑油の流量を調整し、測定された潤滑油の異物の粒子数に応じて前記吸着体を前記配管内の測定された潤滑油に供給することを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
第19の発明は、第12乃至18の何れか一つの発明において、前記配管で前記潤滑油中の水分を測定し、測定された潤滑油中の水分に応じて前記配管内への前記吸着体の供給量を調整することを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
第20の発明は、第12乃至19の何れか一つの発明において、使用された吸着体を前記配管から回収し、前記磁性体に吸着した異物を除去すると共に、前記吸着材に吸着した水分を除去し、再生し、再利用することを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
第21の発明は、第12乃至20の何れか一つの発明において、前記吸着材が、水分の他にごみの吸着が可能であることを特徴とする油中水分・異物除去方法にある。
本発明によれば、潤滑油中の異物を吸着する磁性体が潤滑油中の水分を吸着する吸着材で被覆された吸着体を潤滑油に供給することにより、潤滑油中の水分および異物を連続して安定して除去することができる。
また、配管に潤滑油中の異物の粒度を測定する粒度測定手段を設け、潤滑油中の異物の粒度を測定することにより潤滑油中の水分、異物を求めることができるため、潤滑油中の水分量および異物量に応じて吸着体を潤滑油に供給することで、潤滑油の性状に応じて潤滑油中の水分および異物を効率よく除去することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。 図2は、吸着体が回収部に移動した状態を示す図である。 図3は、本発明の実施例2に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。 図4は、本発明の実施例3に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。 図5は、油中水分・異物除去装置の電源が入っている状態を示す図である。 図6は、配管内に吸着体を供給する前の状態を示す図である。 図7は、配管内に吸着体を供給した状態を示す図である。 図8は、吸着体を回収する状態を示す図である。 図9は、本発明の実施例4に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。 図10は、本発明の実施例5に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。 図11は、本発明の実施例6に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。 図12は、実施例6に係る油中水分・異物除去装置の他の構成を示す図である。 図13は、本発明の実施例7に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。 図14は、図13の光照射方向から見た時の構成の一部を簡略に示す図である。 図15は、従来の油と水との比重差を利用した分離装置の一例を示す図である。 図16は、従来の水分分離装置の他の一例を示す図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明による実施例1に係る油中水分・異物除去装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。
図1に示すように、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Aは、水分、異物を含有する潤滑油11を送給する配管12と、配管12内に供給され、潤滑油11中の水分、異物を除去する吸着体13と、からなる。吸着体13は、潤滑油11中の異物を吸着する磁性体14と、磁性体14を被覆すると共に、潤滑油11中の水分を吸着する吸着材15とからなるものである。
尚、本発明において潤滑油は、水分と添加物として異物を含む潤滑油の他に、水分のみを含む潤滑油も含まれる。異物は、潤滑油を機器等で用いることで混入するものであり、例えば、すす、酸化物、ニトロ化物、硫黄化物、燃料残留物、水、グリコール混入物などがある。その他、異物としては固形物も含まれる。固形物としては、例えば、鉄屑や非鉄金属屑等の金属屑、鉄粉や非鉄金属粉等の金属粉及び各種煤塵などが挙げられる。潤滑油の種類としては、特に限定されるものではなく、例えば、鉱物油、合成油及び植物油等が挙げられる。
配管12には、潤滑油11に吸着体13を挿入する吸着体供給部21が設けられ、吸着体供給部21は、配管12内を流れる潤滑油11に吸着体13を挿入する。吸着体供給部21は、吸着体収容部22内に不活性ガス23を供給する不活性ガス供給部24と連結している。吸着体供給部21は、吸着体収容部22内に不活性ガス23を供給しておくことで、配管12内に吸着体13を挿入する際、潤滑油11が吸着体収容部22内に流入するのを防止する。吸着体収容部22内に供給される不活性ガス23のガス量は調節弁25により調整される。不活性ガス23としては、アルゴン(Ar)ガス、窒素(N2)ガスなどを用いることができる。また、吸着体収容部22内に潤滑油11が流入するのを防止する方法としては、吸着体収容部22内を不活性ガス23のガス雰囲気で満たすことに限定されるものではない。
配管12内を流れる潤滑油11に挿入された吸着体13は、潤滑油11の流れに同伴して配管12の下流方向に移動する。本実施例では、吸着体13を配管12の上方側より供給している。吸着体13の供給位置は特にこれに限定されるものではなく、配管12の側面側より供給してもよい。配管12内を流れる潤滑油11中に吸着体13を挿入することで、潤滑油11中に含まれる水分は吸着材15に吸着され、潤滑油11中に含まれる異物は磁性体14に吸引され、吸着材15の表面に吸着される。
磁性体14としては、鉄(Fe)が用いられる。磁性体14に用いる材料としては、Feに限定されるものではなく、異物を吸着できる金属、半導体、複合金属であれば磁性体14として用いることができる。
また、吸着材15を構成する材料としては、中空糸フィルタ、ゼオライトなどを用いることができるが、水分を吸着できる材料であれば吸着材15として用いることができる。また、吸着材15は、水分の他にごみも吸着可能なものを用いるようにしてもよい。
また、配管12の下流側には、潤滑油11のみ追加可能な網目状の孔を有するメッシュ板26が設けられている。メッシュ板26は保持枠に金網等からなるメッシュを組み込んだ板で構成されるものである。メッシュ板26に形成された網目は吸着体13よりも小さい大きさとしているため、メッシュ板26は潤滑油11は通過させるが、吸着体13は通過させないようにしている。このため、メッシュ板26は潤滑油11のみ通過させ、吸着体13が配管12の下流側に流れるのを防ぐことができる。
また、メッシュ板26としては、保持枠に金網等からなるメッシュを組み込むことにより構成された板を用いているが、本発明はこれに限定されたものではなく、表面に多数の板を有する多孔板を用いてもよい。
また、配管12には配管12の一部が分岐した回収部27が設けられている。本実施例では、配管12が垂直方向から水平方向に伸びる分岐部28に配管12から垂直方向に延びた回収部27が設けられている。回収部27の底部には吸着体13を吸着するための磁性部材として強力マグネット29が設けられている。吸着体13が回収部27に移動した状態を図2に示す。図2に示すように、吸着体13には磁性体14が含まれているため、配管12内に挿入された吸着体13は配管12内を垂直に落下して強力マグネット29に吸着される。強力マグネット29に吸着された吸着体13は、再生装置30に回収される。
再生装置30は、使用された吸着体13を配管12から回収し、磁性体14に吸着した異物を除去すると共に、吸着材15に吸着した水分を除去し、再生するものである。本実施例において、再生装置30は、磁性体14に吸着した異物を除去すると共に、吸着材15に吸着された水分を除去する洗浄装置31と、洗浄した磁性体14、吸着材15を乾燥させる乾燥装置32と、で構成されている。洗浄装置31では、水分を除去する際には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール、アセトンなどの有機溶媒を用いて吸着体13を洗浄する。また、鉄を除去する際には、硝酸溶液、塩酸溶液などの酸性溶液を用いて磁性体14に吸着した異物を除去する。また、磁性体14に吸着した異物を除去する代わりに磁性体14を交換するようにしてもよい。吸着体13のアルコール洗浄、磁性体14に吸着した異物の除去後、吸着体13を水洗する。また、乾燥装置32では、洗浄された吸着体13を例えば110℃程度で加温し、乾燥させる。
再生装置30で、回収し、再生した磁性体14、吸着材15は吸着体収容部22内に供給される。吸着体収容部22内に供給される吸着体13の供給量は調整弁33で調整される。よって、再生装置30で、磁性体14、吸着材15を回収し、再生した吸着体13を配管12内に再度挿入することで、潤滑油11中の水分および異物の除去に利用することができる。
よって、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Aによれば、配管12内に吸着体13を挿入することで、潤滑油11中の水分および異物を連続して安定して除去することができる。また、潤滑油11中の水分、異物の除去に用いた吸着体13を回収し、再生した後、吸着体供給部21より再生された吸着体13を配管12内に再度挿入することで、潤滑油11中の水分および異物の除去に用いることができる。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Aにおいては、潤滑油11中に磁性体14を吸着材15で被覆した吸着体13を挿入するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸着材15には水分の他にごみも吸着できるもの、又はごみのみを吸着できるものを用いるようにしてもよい。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Aにおいては、磁性体14を吸着材15で被覆したものを潤滑油11中に供給するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、潤滑油11中に水分が含まれていない場合には、潤滑油11中に磁性体14のみを供給するようにしてもよい。
また、潤滑油11中に異物が含まれておらず水分のみを除去したい場合には、潤滑油11中に磁性体14を含んでいない吸着材15のみを供給するようにしてもよい。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Aにおいて用いられる潤滑油としては、例えば、製鉄所や非鉄の圧延工程において圧延ローラーの軸受部分、シール用軸受などで循環使用される潤滑油、被圧延物と圧延ローラーとの間に噴霧され回収される潤滑油等があるが、特にこれに限定されるものではなく、油圧制御装置、ポンプ、エンジン、ピストン、軸受、弁などに使用される潤滑油にも用いることができる。
本発明による実施例2に係る油中水分・異物除去装置について、図面を参照して説明する。なお、実施例1に係る油中水分・異物除去装置の構成と重複する部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図3は、本発明の実施例2に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。
図3に示すように、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Bは、図1に示す本発明の実施例1に係る油中水分・異物除去装置10Aの配管12内に、吸着体13の移動方向として落下方向を制御する制御部材として螺旋状に形成された螺旋部材41を設け、螺旋部材41には磁性体として磁性ワイヤ42を巻き付けるようにしたものである。
螺旋部材41への磁性体の取り付け方法としては、磁性ワイヤ42を螺旋部材41に巻き付ける方法に限定されるものではなく、螺旋部材41を形成する部材自体に磁性体を有する材料などを用いるようにしてもよい。また、螺旋部材41には磁性ワイヤ42を撒き付けているが、これに限定されるものではなく、螺旋部材41に他の磁性体を取り付けるようにしてもよい。
螺旋部材41に磁性ワイヤ42が巻きつけられているため、潤滑油11に供給された吸着体13は螺旋部材41に吸着され、吸着体13は潤滑油11の流れに従って螺旋部材41の形状に沿って配管12内を落下していく。吸着体13を螺旋部材41の形状に沿って配管12内を落下させることで、吸着体13と潤滑油11との接触時間を長くすることができ、潤滑油11中の水分、異物の吸着量を増大させることができる。また、潤滑油11の流速による影響を受けずに吸着体13は配管12内を落下させることができる。
よって、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Bによれば、潤滑油11中の水分および異物を連続して効率良く除去することができる。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Bにおいては、吸着体13の落下方向を制御する制御部材として螺旋部材41を設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸着体13の落下方向を制御し、吸着体13と潤滑油11との接触時間を長くすることができるものであればよい。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Bにおいては、吸着体13の移動方向は、潤滑油11が配管12内を垂直方向に流れている状態において制御するようにしているため、吸着体13の移動方向として落下方向を制御するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。潤滑油11が配管12内を水平方向に流れている状態で制御する場合には、吸着体13の移動方向として水平方向に螺旋部材41を設け、吸着体13の移動方向を制御するようにしてもよい。
本発明による実施例3に係る油中水分・異物除去装置について、図面を参照して説明する。なお、実施例1及び実施例2に係る油中水分・異物除去装置の構成と重複する部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図4は、本発明の実施例3に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図であり、電源が入っていない状態を示す図であり、図5は、電源が入っている状態を示す図である。
図4、5に示すように、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Cは、図1に示す本発明による実施例1に係る油中水分・異物除去装置10Aの配管12内に吸着体13を収容すると共に、潤滑油11が流通可能な収容部材51が設けられてなるものである。
収容部材51は一対の網目構造からなるメッシュ板52a、52bで構成されている。メッシュ板52a、52bは配管12内で各々別々で移動可能に構成され、収容部材51は配管12内を潤滑油11の流れ方向に往復可能となるようにしている。このため、メッシュ板52a、52bで挟まれる空間Aは任意に調整可能である。
また、配管12に対向するように一対の電磁石53、54が設けられ、配管12の吸着体収容部22の底部に電磁石53が設けられ、この電磁石53の対向する位置に電磁石54が設けられている。電源55を入れ、電磁石53、54に電流を流すことで電磁石53、54間に磁力を生じさせることができる。
収容部材51に収容されている吸着体13は、電源55を入れていない場合にはメッシュ板52a、52bで形成される空間Aのメッシュ板52b側の領域に滞留する。電源55を入れた場合には、電磁石53、34間に磁力が生じ、吸着体13を収容部材51の空間A内でメッシュ板52bと接触することなく滞留させることができる。具体的には、図5に示すように、電源55を入れると、空間Aのメッシュ板52b側の領域に滞留している吸着体13はメッシュ板52a側に移動し、潤滑油11の流れと対向することで、空間A内、特に空間Aのメッシュ板52a側の領域で滞留する。
空間A内に吸着体13が浮遊し、滞留することで、吸着体13は配管12内を流れてくる潤滑油11を常時安定して接触させることができるため、潤滑油11中の水分、異物を効率良く除去することができる。
吸着体13を潤滑油11中に供給し、回収する工程における収容部材51の動作について説明する。
図6は、配管内に吸着体を供給する前の状態を示す図であり、図7は、配管内に吸着体を供給した状態を示す図であり、図8は、吸着体を回収する状態を示す図である。
図6に示すように、メッシュ板52aは電磁石54側に電磁石54と隣接するように設置され、メッシュ板52aは配管12内に設置されている。吸着体供給部21より配管12内に吸着体13が投入されると、配管12内に投入された吸着体13は配管12内の潤滑油11の流れに同伴してメッシュ板52b側に移動する。
図7に示すように、吸着体供給部21より配管12内に吸着体13が投入された後、メッシュ板52aをメッシュ板52b側に移動させることで、吸着体13はメッシュ板52a、52bで挟まれた空間A内に滞留する。電源55を入れることで電磁石53、54に磁力が発生し、空間A内の吸着体13はメッシュ板52a側に移動する。このとき、配管12内の潤滑油11の流れと対向するため、吸着体13は空間A内のメッシュ板52a側よりで滞留する。空間A内に滞留している吸着体13により潤滑油11中の水分、異物は除去される。
図8に示すように、吸着体13を交換する際には、電源55を切り、メッシュ板52a、52bを回収部27に移動させ、メッシュ板52a、52b内に挟まれている吸着体13は配管12の外側に取り出される。取り出された吸着体13は再生装置30で洗浄装置31で磁性体14に付着した異物、吸着材15に付着した水分を洗浄して除去し、乾燥装置32で乾燥し、再生した後、吸着体供給部21に戻して、再度、潤滑油11中の水分、異物の除去用に利用される。
このように、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Cによれば、配管12内での吸着体13の滞留時間を更に長くすることで、配管12内の潤滑油11と吸着体13との接触時間を長くすることができるため、潤滑油11と吸着体13との接触時間を更に長くすることができ、潤滑油11中に含まれる水分、異物を連続して更に安定して除去することができる。
本発明による実施例4に係る油中水分・異物除去装置について、図面を参照して説明する。なお、実施例1乃至実施例3に係る油中水分・異物除去装置の構成と重複する部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図9は、本発明の実施例4に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。
図9に示すように、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Dは、図1に示す本発明による実施例1に係る油中水分・異物除去装置10Aの配管12に、潤滑油11中の異物の粒度を測定する粒度測定手段として粒度分布測定装置61が設けられてなるものである。
粒度分布測定装置61は、配管12内の潤滑油11にレーザ光62を照射するレーザ照射装置63と、配管12の壁面に設けられ、レーザ光62が透過可能な光透過用窓64、65と、レーザ光62を受光し、潤滑油11中の異物の粒度を測定するための検出器66とで構成されている。
レーザ照射装置63から照射されたレーザ光62は光透過用窓64を透過して、潤滑油11中の水分、異物で散乱することで発生する散乱光が、光透過用窓65を透過して検出器66で受光される。検出器66は潤滑油11中の水分、異物にレーザ光62を照射し、そこから得られる散乱光から潤滑油11中の粒度を測定する。検出器66は、レーザ光62を基準光として検出すると共に、潤滑油11中の水分、異物と反射して得られた散乱光を検出し、レーザ光62と散乱光とを電気信号として取り出し、潤滑油11中の粒度を測定することができる。また、検出器66は、レーザ光62が潤滑油11中の水分、異物と反射して得られた散乱光を検出し、電気信号として取り出すことで、潤滑油11中の粒度を測定することもできる。また、粒度分布測定装置61は、複数のレーザ照射装置63を用いて潤滑油11にレーザ光62を照射し、そこから得られる散乱光の散乱パターンから潤滑油11中の水分、異物の粒度を求めてもよい。潤滑油11中の水分、異物に複数の同一波長のレーザ光62を照射することで、検出器66は、潤滑油11中のレーザ光62の散乱状態をより正確に検出することができるため、潤滑油11中の粒度を更に正確に測定することができる。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Dにおいては、配管12に潤滑油11の一部を抜き出す分岐管を設け、前記分岐管に粒度分布測定装置61を設けるようにしてもよい。
また、粒度分布測定装置61は、レーザ光62を潤滑油11に照射して得られる散乱光から潤滑油11中の水分、異物を求める方法に限定されるものではない。潤滑油11中の水分、異物を求める方法としては、例えば、潤滑油11を撮像し、撮像した画像情報を演算・結合処理し、潤滑油11中の水分、異物を求めてもよい。また、潤滑油11を一部抜き出し、遠心分離により水分、異物の沈降速度から潤滑油11中の水分、異物を求めてもよい。
検出器66は潤滑油11中の水分、異物を求め、制御装置67に伝達する。制御装置67は、検出器66で測定された潤滑油11中の粒度の大きさから潤滑油11中の水分、異物をもとめる。制御装置67は、予め潤滑油11中の粒度が5μm以上10μm以下の場合には、水の液滴と判断し、水分と判定する。また、制御装置67は、潤滑油11中の粒度が10μmより大きく100μm以下の場合には、潤滑油11に混入した金属粉、磨耗分と判断し、異物と判定する。
また、レーザ照射装置63は、検出器66で求められた静電容量から潤滑油11中に含まれる水分を求めることもできる。
検出器66は、予め潤滑油11中の水分の量、異物の含有量と、吸着体13の潤滑油11への供給の有無の関係を求めておく。潤滑油11中の水分の量、異物の含有量が所定の閾値を越えた場合には、吸着体供給部21より吸着体13を潤滑油11中に供給すると判断する。検出器66で求められた測定結果より潤滑油11中の水分の量と、異物の含有量が閾値を越えた場合には、制御装置67は吸着体供給部21より吸着体13を潤滑油11中に投入する。また、潤滑油11中の水分の量と、異物の含有量に応じて配管12内に投入する吸着体13の数を調整する。更に、制御装置67は、粒度分布測定装置61で測定された潤滑油11が吸着体13の供給される配管12付近に到達する頃に吸着体供給部21より吸着体13を配管12内に投入する。
よって、予め潤滑油11中の水分の量、異物の含有量を測定し、測定された潤滑油11中の水分、異物の量に応じて配管12内への吸着体13の供給量を適切に調整することができるため、測定された潤滑油11中の水分、異物の含有量に応じて吸着体13を配管12内に適切な量だけ供給することができる。また、潤滑油11には水分、異物が含有されていない場合もあり、そのような場合でも予め潤滑油11中の水分、異物の量を測定することで、吸着体13を必要な時にのみ潤滑油11に供給することができる。
また、このときの潤滑油11の流速は、潤滑油11の粘度、性状によるが、潤滑油11の水分および異物の測定を正確に行なうため、潤滑油11の流速は、例えば、0.5m/s以上2.0m/s以下であるのが好ましく、0.8m/s以上1.5m/s以下であるのが更に好ましい。
また、検出器66で求められた測定結果より潤滑油11中の水分量は閾値を越えておらず、異物の含有量のみが所定の閾値を越えている場合には、制御装置67は吸着体供給部21より磁性体14のみ投入するようにしてもよい。
従って、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Dによれば、測定された潤滑油11中の水分、異物の量に応じて測定された潤滑油11中に吸着体13を適切な量だけ供給量を調整しつつ必要な時にのみ供給することができる。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Dにおいては、図1に示す本発明による実施例1に係る油中水分・異物除去装置10Aの配管12に、粒度分布測定装置61を設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図3に示す本発明による実施例2に係る油中水分・異物除去装置10B、図4に示す本発明による実施例3に係る油中水分・異物除去装置10Cに粒度分布測定装置61を設けるようにしてもよい。
本発明による実施例5に係る油中水分・異物除去装置について、図面を参照して説明する。なお、実施例1乃至実施例4に係る油中水分・異物除去装置の構成と重複する部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図10は、本発明の実施例5に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。
図10に示すように、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Eは、図9に示す本発明による実施例4に係る油中水分・異物除去装置10Dの配管12内に、潤滑油11の流量を調整する流量制御手段としてマスフローコントローラ68が設けられてなるものである。
マスフローコントローラ68で潤滑油11の流量を制御することで、粒度分布測定装置61で測定された潤滑油11の異物および水分の量に応じて、潤滑油11の異物および水分の量に対応するように測定された潤滑油11に対して吸着体13を更に正確に必要な量だけ投入することができる。
本発明による実施例6に係る油中水分・異物除去装置について、図面を参照して説明する。なお、実施例1乃至実施例5に係る油中水分・異物除去装置の構成と重複する部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図11は、本発明の実施例6に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図である。
図11に示すように、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Fは、図9に示す本発明による実施例4に係る油中水分・異物除去装置10Dの配管12に、潤滑油11中の水分を測定する水分測定手段として水分測定装置71が設けられてなるものである。
水分測定装置71では、赤外分光法(Infrared spectroscopy:IR)を用いて潤滑油11中の水分の測定が行なわれる。水分測定装置71は、配管12内の潤滑油11に赤外線72を照射する赤外線照射装置73と、配管12の壁面に設けられ、赤外線72が透過可能な赤外線透過用窓74、75と、照射された赤外線72を検出し、赤外線72の吸収スペクトルを測定する検出器76とで構成されている。
なお、赤外線とは、赤色光よりも波長が長く、ミリ波長の電波よりも波長の短い電磁波全般をいい、波長は0.7μm以上1000μm以下である。本発明において、赤外線は、近赤外線、中赤外線、遠赤外線を含むものをいう。
また、水分測定装置71では、赤外線72の吸収スペクトルを求める赤外分光法(Infrared spectroscopy:IR)の他に、フーリエ変換赤外分光法(Fourier Transform Infrared spectrometer:FT−IR)、特定波長の光を照射するレーザ光などを用いて行なうようにしてもよい。
赤外線照射装置73から照射された赤外線72は赤外線透過用窓74を透過して配管12内に照射され、配管12内に照射された赤外線72は配管12内の潤滑油11中の水分に起因した特定の波長の光が吸収される。赤外線透過用窓75を透過した赤外線72は検出器76に照射され、検出器76で水分子に起因した赤外吸収スペクトルを得ることができる。
検出器76は、得られた赤外吸収スペクトルの結果を制御装置67に伝達する。制御装置67は、検出器76で得られた赤外吸収スペクトルの結果から潤滑油11中の水分の量を求めることができる。
検出器76は、予め潤滑油11中の水分の量と、吸着体13の潤滑油11への供給の有無の関係を求めておく。潤滑油11中の水分の量が所定の閾値を越えた場合には、吸着体供給部21より吸着体13を潤滑油11中に供給すると判断する。検出器76で得られた赤外吸収スペクトルの結果より潤滑油11中の水分の量と、検出器66で求められた測定結果より検出器66で求められた異物の含有量が閾値を越えた場合には、制御装置67は吸着体供給部21より吸着体13を投入する。また、潤滑油11中の水分の量と、異物の含有量に応じて上述の通り配管12内に投入する吸着体13の数を調整する。また、上述の通り、制御装置67は、粒度分布測定装置61で測定された潤滑油11が吸着体13の供給される配管12付近に到達する頃に吸着体供給部81より吸着体収容部22A内の吸着体13を配管12内に投入する。
また、吸着体供給部81は、吸着体供給部81が吸着体13を収容する吸着体収容部22Aと、吸着材15を収容する吸着体収容部22Bとで構成されている。また、不活性ガス供給部24−1より吸着体収容部22A内に不活性ガス23−1が供給され、不活性ガス供給部24−2より吸着体収容部22B内に不活性ガス23−2が供給される。吸着体収容部22A、22B内への不活性ガス23−1、23−2の供給量は調節弁25−1、25−2で各々調整される。
よって、潤滑油11中の水分と異物の量を各々別々に測定し、測定された潤滑油11中の水分、異物の量に応じて配管12内に吸着体13、吸着材15の何れか一方又は両方を適切に供給することができる。
即ち、検出器76で得られた赤外吸収スペクトルの結果と、検出器66で求められた測定結果より、潤滑油11中の水分の量と、異物の含有量が閾値を共に越えている場合には、制御装置67は吸着体供給部81の吸着体収容部22Aより吸着体13を供給する。また、検出器76で得られた赤外吸収スペクトルの結果と、検出器66で求められた測定結果より、潤滑油11中の水分量は閾値を越えており、異物の含有量が閾値を越えていない場合には、制御装置67は吸着体供給部81の吸着体収容部22Bより吸着材15のみ供給する。
従って、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Fによれば、予め潤滑油11中の水分の量、異物の含有量を各々別々に測定し、測定された潤滑油11中の水分の量、異物の含有量に応じて吸着体13、吸着材15の何れか一方又は両方を適切な量だけ配管12内に供給することができる。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Fにおいては、配管12に潤滑油11の一部を抜き出す分岐管を設け、前記分岐管に水分測定装置71を設けるようにしてもよい。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Fにおいては、吸着体供給部81が吸着体13を収容する吸着体収容部22Aと、吸着材15を収容する吸着体収容部22Bとで構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。図12は、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Fの他の構成を示す図である。図12に示すように、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Fは、吸着体供給部21を吸着体13を収容する吸着体収容部22のみで構成するようにしてもよい。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Fにおいては、配管12に粒度分布測定装置61、水分測定装置71を設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、潤滑油11中の異物の量を測定する必要がない場合には、水分測定装置71のみを設け、潤滑油11中の水分の量のみを測定するようにしてもよい。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Fにおいては、図9に示す本発明による実施例4に係る油中水分・異物除去装置10Dの配管12に、水分測定装置71を設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1に示す本発明による実施例1に係る油中水分・異物除去装置10A、図3に示す本発明による実施例2に係る油中水分・異物除去装置10B、図4に示す本発明による実施例3に係る油中水分・異物除去装置10C、図10に示す本発明による実施例5に係る油中水分・異物除去装置10Eに水分測定装置71を設けるようにしてもよい。
本発明による実施例7に係る油中水分・異物除去装置について、図面を参照して説明する。なお、実施例1乃至実施例6に係る油中水分・異物除去装置の構成と重複する部材については、同一符号を付してその説明は省略する。
図13は、本発明の実施例7に係る油中水分・異物除去装置の構成を簡略に示す図であり、図14は、図13の光照射方向から見た時の構成の一部を簡略に示す図である。
図13、14に示すように、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Gは、図1に示す本発明による実施例1に係る油中水分・異物除去装置10Aの配管12に、潤滑油11中の異物、水分を測定する異物・水分測定装置(異物・水分測定手段)81が設けられてなるものである。
異物・水分測定装置81は、配管12内に白色光82を照射するための白色光照射装置(白色光照射手段)83と、白色光82を受光する撮像装置(撮像手段)84と、配管12の外部に設けられ、受光した白色光のコントラストを認識するための標識85とを有するものである。
白色光照射装置83から照射される白色光82は、窓64を介して配管12内に照射され、窓65を通過した白色光82は、ビームダンパ86で遮断される。潤滑油21に異物が混入している場合、白色光82は異物と衝突することで発生した散乱光88の一部は、窓89を通過して凸レンズ90で光束が調整された後、撮像装置84で受光され、潤滑油11の色及び明暗を認識している。撮像装置84としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラなどが用いられる。撮像装置84で認識された潤滑油11の色及び明暗は、制御装置67に伝達される。また、散乱光88の他の一部は、窓91を通過して標識85に照射される。
撮像装置84で認識される潤滑油11の色の明暗に応じて潤滑油11中に混入している異物の量を判定することができる。例えば、潤滑油11中に混入している異物の量が多いほど、撮像装置84で認識される潤滑油11の色は、黒色に認識される。
また、撮像装置84で認識される潤滑油11の色に応じて潤滑油11の劣化具合を判定することができる。例えば、潤滑油11の劣化が進行しているほど、撮像装置84で認識される潤滑油11の色は、琥珀色から濃い茶色に認識される。
更に、撮像装置84で認識される標識85のコントラストに応じて潤滑油11中に含まれる水分の有無を判定することができる。例えば潤滑油11中に水分が含まれているほど、撮像装置84で認識される標識85のコントラストが低下する。
従って、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Gによれば、予め潤滑油11中の水分の量、異物の含有量を各々同時に測定することができるため、測定された潤滑油11中の水分の量、異物の含有量に応じて吸着体13、吸着材15の何れか一方又は両方を適切な量だけ配管12内に供給することができる。
また、本実施例に係る油中水分・異物除去装置10Gにおいては、図1に示す本発明による実施例1に係る油中水分・異物除去装置10Aの配管12に、異物・水分測定装置81を設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図3に示す本発明による実施例2に係る油中水分・異物除去装置10B、図4に示す本発明による実施例3に係る油中水分・異物除去装置10C、図9に示す本発明による実施例4に係る油中水分・異物除去装置10D、図10に示す本発明による実施例5に係る油中水分・異物除去装置10E、図11に示す本発明による実施例6に係る油中水分・異物除去装置10Fに、異物・水分測定装置81を設けるようにしてもよい。
以上は、本発明の油中水分・異物除去装置として、配管内を流れる潤滑油中の水分の測定を行なう装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、潤滑油以外の他の溶液中の水分の分析を行う装置等についても同様に適用することができる。
以上のように、本発明に係る油中水分・異物除去装置は、潤滑油中の異物および水分を連続して安定して除去することができ、潤滑油中の異物、水分を除去する油中水分・異物除去装置に用いるのに適している。
10A〜10G 油中水分・異物除去装置
11 潤滑油
12 配管
13 吸着体
14 磁性体
15 吸着材
21、81 吸着体供給部
22、22A、22B 吸着体収容部
23、23−1、23−2 不活性ガス
24、24−1、24−2 不活性ガス供給部
25、25−1、25−2、33 調節弁
26 メッシュ板
27 回収部
28 分岐部
29 強力マグネット
30 再生装置
31 洗浄装置
32 乾燥装置
41 螺旋部材
42 磁性ワイヤ
51 収容部材
52a、52b メッシュ板
53、54 電磁石
55 電源
61 粒度分布測定装置
62 レーザ光
63 レーザ照射装置
64、65 光透過用窓
66、76 検出器
67 制御装置
68 マスフローコントローラ(流量制御手段)
71 水分測定装置(水分測定手段)
72 赤外線
73 赤外線照射装置
74、75 赤外線透過用窓
81 異物・水分測定装置(異物・水分測定手段)
82 白色光
83 白色光照射装置(白色光照射手段)
84 撮像装置(撮像手段)
85 標識
86 ビームダンパ
88 散乱光
89、91 窓
90 凸レンズ

Claims (21)

  1. 水分、異物を含有する潤滑油を送給する配管と、
    該配管内に供給され、前記潤滑油中の水分、異物を除去する吸着体と、からなり、
    前記吸着体が、前記潤滑油中の異物を吸着する磁性体と、該磁性体を被覆すると共に、前記潤滑油中の水分を吸着する吸着材とからなることを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  2. 請求項1において、
    前記配管内に前記吸着体の移動方向を制御する制御部材が設けられ、前記制御部材が磁性体を備えることを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  3. 請求項1において、
    前記配管内に前記吸着体を収容すると共に、前記潤滑油が通過可能な収容部材が設けられ、
    前記収容部材が前記配管内を前記潤滑油の流れ方向に往復可能であることを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  4. 請求項1又は2において、
    前記配管内に前記吸着体を吸着するための磁性部材が設けられることを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  5. 請求項3において、
    前記配管に対向するように一対の電磁石が設けられ、
    前記吸着体を前記収容部材内で滞留させることを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一つにおいて、
    前記配管に前記潤滑油中の異物の粒度を測定する粒度測定手段が設けられることを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  7. 請求項6において、
    前記配管内に前記潤滑油の流量を調整する流量制御手段が設けられることを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一つにおいて、
    前記配管に前記潤滑油中の水分を測定する水分測定手段が設けられることを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一つにおいて、
    前記配管に前記潤滑油中の異物、水分を測定する異物・水分測定手段が設けられ、
    前記異物・水分測定手段が、前記配管内に白色光を照射するための白色光照射手段と、前記白色光を受光する撮像手段と、前記配管の外部に設けられ、受光した白色光のコントラストを認識するための標識とを有することを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一つにおいて、
    使用された吸着体を前記配管から回収し、前記磁性体に吸着した異物を除去すると共に、前記吸着材に吸着した水分を除去し、再生する再生装置を有することを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一つにおいて、
    前記吸着材が、水分の他にごみの吸着が可能であることを特徴とする油中水分・異物除去装置。
  12. 水分、異物を含有する潤滑油を送給する配管内に、前記潤滑油中の水分、異物を除去する吸着体を供給し、
    前記吸着体が、前記潤滑油中の異物を吸着する磁性体と、該磁性体を被覆すると共に、前記潤滑油中の水分を吸着する吸着材とからなることを特徴とする油中水分・異物除去方法。
  13. 請求項12において、
    前記配管内に前記吸着体の移動方向を制御する制御部材を設け、前記制御部材に磁性体を備え、前記吸着体の移動方向を制御することを特徴とする油中水分・異物除去方法。
  14. 請求項12において、
    前記配管内に前記吸着体を収容すると共に、前記潤滑油が通過可能な収容部材を設け、前記収容部材内に前記吸着体を収容し、前記収容部材内の前記吸着体により前記潤滑油中の異物および水分を吸着し、前記収容部材を前記配管内で前記潤滑油の流れ方向に往復可能とし、前記吸着体を前記収容部材から回収することを特徴とする油中水分・異物除去方法。
  15. 請求項12又は13において、
    前記配管内で前記吸着体を磁性部材に吸着させることを特徴とする油中水分・異物除去方法。
  16. 請求項14において、
    前記配管に対向するように一対の電磁石を設け、前記吸着体を前記収容部材内に滞留させることを特徴とする油中水分・異物除去方法。
  17. 請求項12乃至16の何れか一つにおいて、
    前記配管で前記潤滑油中の異物の粒度を測定し、測定された前記潤滑油中の異物の粒度に応じて前記配管内への前記吸着体の供給量を調整することを特徴とする油中水分・異物除去方法。
  18. 請求項17において、
    前記潤滑油の流量を調整し、測定された潤滑油の異物の粒子数に応じて前記吸着体を前記配管内の測定された潤滑油に供給することを特徴とする油中水分・異物除去方法。
  19. 請求項12乃至18の何れか一つにおいて、
    前記配管で前記潤滑油中の水分を測定し、測定された潤滑油中の水分に応じて前記配管内への前記吸着体の供給量を調整することを特徴とする油中水分・異物除去方法。
  20. 請求項12乃至19の何れか一つにおいて、
    使用された吸着体を前記配管から回収し、前記磁性体に吸着した異物を除去すると共に、前記吸着材に吸着した水分を除去し、再生し、再利用することを特徴とする油中水分・異物除去方法。
  21. 請求項12乃至20の何れか一つにおいて、
    前記吸着材が、水分の他にごみの吸着が可能であることを特徴とする油中水分・異物除去方法。
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