JP2011124620A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナ部の設計の自由度が高く、小型の通信端末に対して容易に搭載することができるとともに、利得を大きくでき、広帯域なアンテナ装置を得る。
【解決手段】給電回路40に対して並列に設けられた第1放射エレメント15及び第2放射エレメント16からなるアンテナ部10と、第1放射エレメント15と第2放射エレメント16との間に直列に、かつ、給電回路40とは並列に接続された結合用のインダクタンス素子Lとを備えたアンテナ装置。第1放射エレメント15と第2放射エレメント16とは非対称形状とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置、特に、携帯電話などの移動体通信端末に最適なアンテナ装置に関する。
従来、小型のアンテナとしては、特許文献1に記載のダイポール型のタグアンテナが知られている。このタグアンテナは、アンテナ共振波長の1/2よりも短い実効長を有するダイポール部の中央に給電部を設け、アンテナのインダクタンスを調整するためのインダクタンス部を給電部を挟むように設けたものである。タグインレイとして単独で設計されるアンテナであれば、設計の自由度が高いので、特許文献1に記載のアンテナのように、給電部を中心にした対称形状のダイポール部を構成することは容易である。
しかしながら、携帯電話などの移動体通信端末に搭載することを考慮すると、小型の通信端末の筺体内には種々の部品が配置されているため、アンテナが配置可能なスペースは限られている。それゆえ、左右対称形状であるダイポール部を備えたアンテナは通信端末に搭載することは極めて窮屈である。また、この種のアンテナとしては利得が大きく、広帯域であることが要求されている。
特開2006−295879号公報
そこで、本発明の目的は、アンテナ部の設計の自由度が高く、小型の通信端末に対して容易に搭載することができるとともに、利得を大きくでき、広帯域なアンテナ装置を提供することにある。
本発明の一形態であるアンテナ装置は、
給電部に対して並列に設けられた第1放射エレメント及び第2放射エレメントからなるアンテナ部と、
第1放射エレメントと第2放射エレメントとの間に直列に、かつ、前記給電部とは並列に配置されたインダクタンス素子と、
を備え、
第1放射エレメントと第2放射エレメントとは非対称形状であること、
を特徴とする。
前記アンテナ装置において、給電部に対して並列に設けられた第1放射エレメント及び第2放射エレメントがインダクタンス素子によって結合されていることにより広帯域で使用することができる。しかも、第1及び第2放射エレメントは互いに任意の形状を採用することができ、利得の向上が可能であるとともに、アンテナ部のレイアウトの自由度が高く、狭小な筺体内に比較的容易に搭載することができる。
本発明によれば、第1及び第2放射エレメントは非対称形状であるため、アンテナ部の設計の自由度が高く、小型の通信端末に対して容易に搭載することができ、しかも、利得を大きくでき、かつ、広帯域で使用することができる。
実施例1であるアンテナ装置を示すブロック図である。 実施例1であるアンテナ装置の周波数に対する利得を示すグラフである。 実施例1であるアンテナ装置のインピーダンスを示すスミスチャート図である。 実施例2であるアンテナ装置を示すブロック図である。 実施例2であるアンテナ装置の周波数に対する利得を示すグラフである。 実施例2であるアンテナ装置のインダクタンスを示すスミスチャート図である。 実施例3であるアンテナ装置を示すブロック図である。 実施例4であるアンテナ装置を示すブロック図である。 実施例5であるアンテナ装置を示すブロック図である。 整合回路の第1例を示す等価回路図である。 整合回路の第2例を示す等価回路図である。 整合回路の第3例を示す等価回路図である。 整合回路の第2例のインピーダンスを示すスミスチャート図である。 整合回路の第2例の周波数に対する反射特性を示すグラフである。
以下、本発明に係るアンテナ装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、各図面において、同じ部材、部分には共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施例1、図1〜図3参照)
実施例1であるアンテナ装置は、図1に示すように、給電回路40に対して並列に設けられた第1放射エレメント15及び第2放射エレメント16からなるアンテナ部10と、結合用インダクタンス素子Lとで構成されており、第1放射エレメント15と第2放射エレメント16とは非対称形状とされている。
即ち、第1放射エレメント15は比較的小さい面積であり、第2放射エレメント16は比較的大きい面積とされている。また、アンテナ部10の電気長Tはλ/2(λは使用周波数)であることが利得の点で、あるいは、アンテナ部10と給電回路40とのインピーダンスを合わせる点で好ましい。なお、電気長Tはλ/2の整数倍であってもよい。
給電回路40は、図示しないRF回路を備えた平衡給電型であり、携帯電話などの移動体通信端末に組み込まれている。結合用インダクタンス素子Lは、第1放射エレメント15と第2放射エレメント16との間に直列に、かつ、給電回路40とは並列に接続されている。
以上の構成において、アンテナ部10は、第1放射エレメント15及び第2放射エレメント16が結合用インダクタンス素子Lによって結合されていることにより広帯域で利得が大きい。具体的には、インダクタンス素子Lを60〜80nHに設定した場合、図2に示すように、900MHz〜1.1GHzにわたって良好な利得を有している。周波数f0はインダクタンス素子Lがない場合の共振周波数であり、インダクタンス素子Lによって縮退が解け、共振周波数f1、f2が現れ、広帯域を実現できる。周波数帯Δf(f0−f1、f2−f0)はインダクタンス素子Lの値によって決まる。
即ち、インダクタンス素子Lのインダクタンス値によって通過周波数帯を調整することができ、インダクタンス値を大きくすると周波数帯Δfが広くなり、小さくすると周波数帯Δfが狭くなる。なお、インダクタンス素子Lのインダクタンス値は、第1及び第2放射エレメント15,16の材質、形状又はサイズ、あるいは、エレメント15,16が配置される基材の比誘電率などによっても変化する。
また、第1及び第2放射エレメント15,16の形状やサイズ比は任意であるが、その形状によって放射指向性を好ましい特性とすることがでる。一方、アンテナ部10の利得がプラスの領域におけるインピーダンスは、図3のスミスチャートに示すように、大きくばらついており、通常は、5〜10Ωである。なお、給電回路40のインピーダンスは通常50Ωである。従って、以下に説明するように、アンテナ部10と給電回路40との間に整合回路を挿入することが好ましい。
以上のごとく実施例1のアンテナ装置においては、第1放射エレメント15及び第2放射エレメント16がインダクタンス素子Lによって結合されていることにより広帯域で使用することができる。しかも、第1及び第2放射エレメント15,16は互いに任意の形状を採用することができ、利得の向上が可能である。また、アンテナ部10のレイアウトの自由度が高く、第1又は第2放射エレメント15,16の少なくともいずれか一方として、携帯電話などの移動体通信端末に搭載されているプリント配線基板のグランド導体を用いることができる。従って、アンテナ装置を移動体通信端末の狭小な筺体内に比較的容易に搭載することができる。
(実施例2、図4〜図6参照)
実施例2であるアンテナ装置は、図4に示すように、インダクタンス素子Lのインダクタンス値を20nHと小さく設定したものであり、他の構成は図1に示す実施例1と同様である。
本実施例2では、結合用インダクタンス素子Lのインダクタンス値が小さいため(サイズの大きい第2放射エレメント16のインダクタンス値の約1/3以下の場合)、縮退が解けることはなく、図5に示す利得特性となる。また、アンテナ部10のインピーダンスは、図6のスミスチャートに示すように、特定のインピーダンスポイントにインピーダンスカーブが集中している。これは、特定の周波数(図5では1.1GHz)をインピーダンス整合回路によりインピーダンス整合させることが容易になることを示している。しかし、特定の周波数近傍でのみ利得特性が得られているので狭帯域アンテナ用に使用できる。その他の本実施例2における作用効果は前記実施例1での説明が妥当する。
(実施例3、図7参照)
実施例3であるアンテナ装置は、図7に示すように、互いに磁気結合しているインダクタンス素子L11,L12を配置したもので、インダクタンス素子L11,L12の端部はショートスタブとされている。この場合、インダクタンス素子L11,L12のインダクタンス値は磁気結合度で決まる。インダクタンス素子L11,L12が同相に巻回されている場合は両者の結合が強くなり、逆相に巻回されている場合にはインピーダンスが大きくなるのでより広帯域になる。
実施例3における他の構成は前記実施例1と同様であり、その作用効果も実施例1と同様である。
(実施例4、図8参照)
アンテナ装置は、図8に示すように、互いに磁気結合しているインダクタンス素子L11,L12はオープンスタブであってもよい。
(実施例5、図9参照)
アンテナ装置は、図9に示すように、給電回路40が不平衡給電型であってもよく、グランドGNDはサイズが有限である。
(整合回路、図10〜図14参照)
前記アンテナ装置においては、前述のように、アンテナ部10と給電回路40との間に整合回路が配置されることが好ましい。ここで、整合回路について説明する。
図10は整合回路の第1例を示し、一対の信号ライン11,12に対して直列に接続され、互いに異なる共振周波数を有し、かつ、互いに結合した第1共振回路21及び第2共振回路22を有している。第1共振回路21は第1インダクタンス素子L1と第1キャパシタンス素子C1とからなるLC共振回路であり、第2共振回路22は第2インダクタンス素子L2と第2キャパシタンス素子C2とからなるLC共振回路である。このような整合回路にて、アンテナ部10のインピーダンスと給電回路40のインピーダンスを広帯域で整合させることができる。
図11は整合回路の第2例を示し、前記第1例の整合回路に対して第1共振回路21と給電回路40との間に第3キャパシタンス素子C3を接続したものである。
図12は整合回路の第3例を示し、第1及び第2インダクタンス素子L1,L2の一方端を第4キャパシタンス素子C4を介して信号ライン12に接続したものである。
次に、整合回路の作用効果について図11に示した第2例に基づいて説明する。まず、各素子の数値を例示すると、例えば、結合用インダクタンス素子Lは12nH、第1インダクタンス素子L1は11nH、第2インダクタンス素子L2は12nHであり、第1キャパシタンス素子C1は4pF、第2キャパシタンス素子C2は3.5pF、第3キャパシタンス素子C3は1pFである。
整合回路は、一対の信号ライン11,12に対して直列に接続され、互いに異なる共振周波数を有し、かつ、互いに結合した第1共振回路21及び第2共振回路22を有していることにより、アンテナ部10のインピーダンスと給電回路40のインピーダンスを広帯域で整合させる。具体的には、整合回路は、図13のスミスチャートに示すように、アンテナ部10のインピーダンスの実数部を50Ωに合わせることができる。また、整合回路は、図14に示すように、900MHz〜2GHzにわたって良好な反射特性を有することになる。なお、整合回路はインピーダンスの虚数部に影響することはなく、虚数部は様々な値になる。
このように、アンテナ装置は、広帯域のアンテナ部10に広帯域でインピーダンスを整合できる整合回路を設けることにより、広い周波数帯域で使用することができる。また、整合回路において、LC共振回路の段数は2より多い多段に構成してもよく、多段に構成すれば、インピーダンスの整合が取りやすくなる。
(他の実施例)
なお、本発明に係るアンテナ装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できることは勿論である。
以上のように、本発明は、アンテナ装置に有用であり、特に、アンテナ部の設計の自由度が高い点で優れている。
10…アンテナ部
15…第1放射エレメント
16…第2放射エレメント
40…給電回路
L,L11,L12…結合用インダクタンス素子

Claims (7)

  1. 給電部に対して並列に設けられた第1放射エレメント及び第2放射エレメントからなるアンテナ部と、
    第1放射エレメントと第2放射エレメントとの間に直列に、かつ、前記給電部とは並列に接続されたインダクタンス素子と、
    を備え、
    第1放射エレメントと第2放射エレメントとは非対称形状であること、
    を特徴とするアンテナ装置。
  2. 第2放射エレメントの電気長が第1放射エレメントの電気長よりも長いこと、を特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 第1又は第2放射エレメントとして移動体通信端末に搭載されている基板に配置されたグランド導体を用いること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記インダクタンス素子は単一のインダクタからなること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記インダクタンス素子は複数のインダクタを含み、各インダクタは互いに磁気結合していること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記給電部は平衡給電型又は不平衡給電型であること、を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ部と前記給電部との間に整合回路が配置されていること、を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のアンテナ装置。
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