JP2011123792A - 防水型機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気的な外乱を受けても設定用磁石の有無に基づく電気回路の設定状態が変化しないようして信頼性と安定性を高める。
【解決手段】防水筐体の外部に開口した設定穴に対する磁石を用いた設定部材の有無を非接触で検出する。設定処理部は、設定部材検出部による設定部材有りの検出時にプロセッサ48をスリープモード(非動作状態)とし、設定部材の検出無しに変化した時から所定の第1設定時間T1に亘り検出無しが継続した時にプロセッサ48をウェイクアップモード(動作状態)に切替える。また設定処理部は、プロセッサ48の動作中に、設定部材の検出有りに変化した時から第1設定時間T1より長い所定の第2設定時間T2に亘り検出有りが継続した時にプロセッサ48をスリープモードに切替える。
【選択図】図8

Description

本発明は、防水筐体に収納された電気回路の動作と非動作の設定を外部から非接触で行う防水型感知器などの防水型機器に関する。
従来、防水型の機器である例えば防水型感知器にあっては、防水筐体の内部に収納した電気回路に対する動作と非動作の設定操作、例えば電源のオン、オフを含む各種の設定操作を行う必要がある。このような設定操作を直接操作するスイッチなどで行うと、スイッチの操作部に防水構造を必要とし、構造が複雑化し、また完全に密閉した構造とすることも困難である。
このような問題を解決するため本願発明者にあっては、防水筐体の内部に収納した電気回路に対する各種の設定を非接触型の設定部材を用いて行うものを提案している(特願2009−236616)。
非接触型の設定部材としては例えば設定用磁石を使用し、防水筐体の外部に設定用磁石を挿入する盲穴として形成した設定穴を設けると共に、設定穴に対応した防水筐体の内部に磁気検出素子を配置し、設定穴に対する設定用磁石の有無を検出して電気回路に対する動作と非動作の設定を行うようにしている。
例えば設定穴に設定用磁石を挿入して磁気検出素子の検出出力が得られている状態で電気回路を非動作状態に設定し、設定用磁石を抜くことで磁気検出素子の検出出力が断たれたら電気回路を動作状態に設定するようにしている。
特開昭58−148597号公報
しかしながら、このような設定用磁石ありを検出して電気回路を非動作状態に設定し、設定用磁石なしを検出して電気回路を動作状態に設定する場合にあっては、外部から外乱的な磁気を受けると、防水用機器の設定状態が切り替わってしまう問題がある。
例えば防水型感知器にあっては、天井面に設置した状態で試験用磁石を近づけ、試験用磁石の磁気を試験用の磁気検出素子で検出して試験動作を行わせることが考えられており、試験用磁石は確実に試験動作を行うために強い磁石が使われる。このため試験用磁石を感知器に近づけた際に、設定用磁石ありが誤検出され、動作状態にある電気回路が非動作状態に設定変更され、防水機器が正常に機能しなくなる可能性がある。
また電気回路を非動作状態として防水用機器を在庫管理しているような状態で、設定用磁石の磁気を弱める方向に磁気的なノイズが加わった場合、設定用磁石なしが誤検出され、電気回路が動作状態に設定されてしまい、電池駆動としている場合には、不必要に電池を消耗させてしまう問題もある。
本発明は、磁気的な外乱を受けても設定用磁石の有無に基づく電気回路の設定状態が変化しないようにする信頼性と安定性の高い防水型機器を提供することを目的とする。
本発明は、防水筐体の内部に電気回路を配置した防水型機器に於いて、
防水筐体の外部に開口し内部に位置する底部で閉鎖した盲穴としての設定穴と、
設定穴に挿入される着脱自在な磁石を用いた設定部材と、
防水筐体の内部に配置され、設定穴に挿入された設定部材の有無を非接触で検出する設定部材検出部と、
設定部材検出部による設定部材有りの検出時に電気回路を非動作状態とし、設定部材の検出無しに変化した時から所定の第1設定時間T1に亘り検出無しが継続した時に電気回路を動作状態に切替え、電気回路の動作中に、設定部材の検出有りに変化した時から第1設定時間T1より長い所定の第2設定時間T2に亘り検出有りが継続した時に電気回路を非動作状態に切替える設定処理部と、
を設けたことを特徴とする。
ここで、電気回路は非動作状態を設定するスリープモードと動作状態を設定するウェイクアップモードに切り替え可能なプロセッサを備え、
設定処理部は、設定部材検出部による設定部材有りの検出時にプロセッサをスリープモードとし、設定部材の検出無しに変化した時から所定の第1設定時間に亘り検出無しが継続した時にプロセッサをウェイクアップモードに切替え、プロセッサの動作中に、設定部材の検出有りに変化した時から第1設定時間より長い所定の第2設定時間に亘り検出有りが継続した時にプロセッサをスリープモードに切替える。
また設定処理部は、設定部材検出部による設定部材有りの検出時に電気回路の電源をオフとし、設定部材の検出無しに変化した時から所定の第1設定時間に亘り検出無しが継続した時に電気回路の電源をオンに切替え、電機回路の動作中に、設定部材の検出有りに変化した時から第1設定時間より長い所定の第2設定時間に亘り検出有りが継続した時に電気回路の電源をオフに切替えるようにしても良い。
本発明の防水型機器は、更に、電気回路の動作状態以外の他の要素(例えば無線チャンネル)を設定するための他要素設定穴と他要素設定部材検出部を設け、
設定部は、他要素設定部材検出部による設定部材の検出有りにより電気回路の他の要素を設定している場合、電気回路の動作中に、設定部材の検出有りに変化した時から第2設定時間に亘り検出有りが継続した時の電気回路の非動作状態への切替えを禁止する。
設定部は、電気回路の動作状態が予め定めた所定の動作状態にある時、設定部材の検出有りに変化した時から第2設定時間に亘り検出有りが継続した時の電気回路の非動作状態への切替えを禁止する。
この電気回路の所定の動作状態は、火災に伴う物理現象を検出するセンサ部による火災検出レベルが所定の火災発報レベルを超えた発報中、センサ部による火災検出レベルが火災発報レベル未満の所定の注意レベルを超えている時、又は無線通信部による試験通信中を含む。
設定部材検出部は、設定穴に挿入された設定部材としての磁石の磁気を検出して磁気検出信号を出力する磁気検出素子である。
本発明によれば、磁石を用いた設定部材の磁気が検出されなくなった状態から所定の第1設定時間T1継続した時に電気回路を動作状態(フェイクアップモード設定、電源オン)に設定したため、在庫中などに磁気的な外乱などにより一時的に設定部材の磁気が検出されなくなる誤動作が起きて電気回路が動作状態に設定される誤動作を確実に防止でき、不要な電池消耗を未然に防止できる。
また設定部材の磁気非検出で電気回路を動作状態に設定しているため、設定部材の脱落や紛失時にあっても、電気回路の動作状態を維持することができる。
また、電気回路の動作中にあっては、設定部材の磁気検出が第1設定時間T1より長い所定の第2設定時間T2継続した時に電気回路を非作動状態(スリープモード設定、電源オフ)に設定するようにしたため、機器試験のために試験用磁石を近づけることで設定部材の磁気が誤検出されても、磁気検出が第2設定時間T2以上継続しない限り、電気回路が非動作状態に設定されてしまうことを確実に防止できる。
また電気回路を動作状態に設定するための磁気非検出の第1設定時間T1より、電気回路を非動作状態に設定するための第2設定時間T2を長くしたため、磁気的な外乱によって動作中の電気回路が非動作状態に誤設定されて防水用機器の動作が停止してしまうことを確実に防止し、防災用機器の信頼性と安定性を高めることができる。
また、第1設定時間T1を第2設定時間T2より短くしたため、ユーザが機器を設置する際、機器の動作設定にかかる時間を短くすることができ、設定の際のユーザのストレスが軽減できる。
また、電気回路の動作中に、チャンネル設定などの他要素の設定に対応した他要素設定穴に挿入した設定部材の磁気検出で他の要素を設定している場合については、磁気的な外乱により設定部材の磁気検出が第2設定時間T2継続した時に電気回路を非動作状態に設定する条件が成立しても、非動作状態の設定を禁止して動作状態を継続維持するようにしたため、設定部材の操作によらない、通信試験操作や強電磁界等の磁気的な外乱により電気回路が非動作状態に設定されてしまうことを確実に防止できる。
更に、電気回路の動作状態が例えば火災発報中、注意レベル検出中、又は試験通信中については、設定部材の検出有りに変化した時から第2設定時間に亘り検出有りが継続した時の電気回路の非動作状態への切替えを禁止して動作状態を継続維持するようにしたため、火災発報、注意レベル検出又は試験通信等が行われなくなってしまうことを確実に防止できる。
本発明の防水型機器として無線式の防水型感知器の実施形態を示した正面図 図1の防水型感知器を下側から見た平面図 図1の防水型感知器を裏面側から示した斜視図 図1の防水型感知器の裏面側を示した平面図 図4のX−X断面を拡大して示した断面図 設定部材の有無に応じてプロセッサの動作モードを設定する本発明による防水型感知器の回路構成の実施形態を示したブロック図 本実施形態における設定部材による設定操作を示した説明図 図6の実施形態における設定部材の設定操作によるプロセッサをスリープモードからウェイクアップモードに切替える設定処理を示したタイムチャート 図6の実施形態における設定部材の設定操作によるプロセッサをウェイクアップモードからスリープアップモードに切替える設定処理を示したタイムチャート 図6の実施形態においてプロセッサをスリープモードからウェイクアップモードに切替えた後にチャンネルAを選択する設定処理を示したタイムチャート 図10のチャンネルAの選択を設定した状態でスリープモードの設定条件が成立しても禁止する設定処理を示したタイムチャート 図6の実施形態における処理動作を示したフローチャート 設定部材の有無に応じて電源のオン、オフを設定する本発明による防水型感知器の実施形態を示したブロック図 図13の実施形態における設定部材の設定操作による電源オフから電源オンに切替える設定処理を示したタイムチャート 図13の実施形態における設定部材の設定操作による電源オンから電源オフに切替える設定処理を示したタイムチャート 図13の実施形態において電源オフから電源オンに切替えた後にチャンネルAを選択する設定処理を示したタイムチャート 図16のチャンネルAの選択を設定した状態で電源オフの設定条件が成立しても禁止する設定処理を示したタイムチャート 図13の実施形態における処理動作を示したフローチャート
図1は本発明による防水型機器として無線式の防水型感知器の実施形態を示した正面図であり、図2に下側から見た平面図を示している。
図1及び図2において、本実施形態の防水型感知器10は、カバー12の下部に形成したカードカバー14の内部に、サーミスタなどを用いた温度検出部16を火災による熱気流が受けるように配置しており、カバー12の下側から見える2箇所の位置には発報表示灯として動作するLED15を設けている。
図3は図1の防水型感知器を裏面側から示した斜視図であり、図4に裏面側の平面図を示している。図3及び図4において、本実施形態の防水型感知器10はカバー12の天井面側に位置する裏面側の中央に矩形凹陥溝28を形成しており、矩形凹陥溝28の中に機器の動作状態を設定する動作用設定穴30、無線チャンネルAを設定するAチャンネル設定穴32及び無線チャンネルBを設定するBチャンネル設定穴34を並べて形成している。動作用設定穴30、Aチャンネル設定穴32及びBチャンネル設定穴34は外部に開口すると共に、内部に位置する底部で閉鎖した盲穴であり、防水筐体の内部に対し分離された穴としている。
動作用設定穴30、Aチャンネル設定穴32及びBチャンネル設定穴34に対しては、設定部材35を挿入し、設定部材の有無に応じて防水筐体に収納した電気回路の設定を行うことができる。設定部材35は、本実施形態にあっては細い棒状の磁石36を備えており、磁石36の上部側にゴムキャップ38を嵌め入れ、例えば図示のように、動作用設定穴30に対しゴムキャップ38を持って磁石36を挿入し、これに基づき筐体内部の電気回路に動作に関する設定が行われる。
また設定部材35に設けたゴムキャップ38には、図4に示すように紐部材40が結び付けられており、紐部材40の他端は筐体側に設けた掛け金44に通され、設定部材30が脱落しないようにしている。紐部材40としては可撓性の合成樹脂などの紐状成形品が使用される。なお図3にあっては、設定部材35の紐部材は省略している。
図5は図4のX−X断面を拡大して示した断面図である。図5において、防水型感知器10はカバー12の内部に防水筐体本体18を収納し、防水筐体本体18の上部にはシールリング22を介して防水筐体カバー20が固定され、内部に密閉空間を形成している。この防水筐体本体18と防水筐体カバー20でなる防水筐体の内部には回路基板24が組み込まれている。
防水筐体カバー20の上部即ち防水型感知器10の裏面側には、図3及び図4に示した矩形凹陥溝28が形成されており、矩形凹陥溝28に対し3箇所に分けて、動作用設定穴30、Aチャンネル設定穴32及びBチャンネル設定穴34を設けている。動作用設定穴30、Aチャンネル設定穴32及びBチャンネル設定穴34は盲穴として形成されており、閉鎖した底部に相対した回路基板24上にそれぞれ第1磁気検出素子25、第2磁気検出素子26及び第3磁気検出素子27を設定部材検出部として配置している。
図6は設定部材による磁気検出の有無に応じてプロセッサの動作モードを設定する本発明による防水型感知器の回路構成の実施形態を示したブロック図である。図6において、防水型感知器10には、プロセッサ48、無線通信部50、アンテナ52、メモリ54、センサ部56、表示部58、設定部材検出部60、試験操作検出部62及び電池電源64が設けられている。
無線通信部50には送信回路66が設けられており、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に従った無線通信を行う。無線通信部50のチャンネル周波数は、400MHz帯の特定小電力無線局標準規格で使用可能な複数のチャンネル周波数の内、本実施形態にあっては2つのチャンネル周波数f1,f2を選択的に使用する。この周波数チャンネルを、以下の説明にあってはチャンネルA、チャンネルBとして説明する。
メモリ54には送信元ID68が格納されている。本実施形態の防水型感知器10にあっては、火災などのイベントを検出したときに、所定の電文フォーマットからなる電文信号(以下、「電文」という)を送信する。電文フォーマットは位相修正信号、送信元ID、電文内容及びエラーチェックコードで構成され、受信側では送信元IDを見て登録されているノートIDに一致するかどうか判断してから電文内容の意味を判断して処理するようにしている。
センサ部56には温度検出部16が設けられ、温度検出部16としては例えばサーミスタなどが使用され、温度検出信号をプロセッサ48に出力する。表示部58には発報表示灯として機能するLED15が設けられている。LED15は発報表示と同時に、無線通信部50からの試験通信などの際にも表示駆動される。
設定部材検出部60には、第1磁気検出素子25、第2磁気検出素子26及び第3磁気検出素子27が設けられている。これらの磁気検出素子としてはホール素子を使用することができる。ホール素子は等価的に抵抗ブリッジ回路で表すことができ、磁気を近付けると抵抗ブリッジ回路の平衡が崩れ、磁気の強さに応じた磁気検出信号を出力する。またホールセンサには、S極またはN極のみを検出する単極検出型と、S極またはN極の両方を検出する両極検出型があるが、本実施形態にあってはどちらを使用してもよい。なお、磁気検出素子としては、リードスイッチ等の他の素子を用いても良い。
試験操作検出部62には試験操作検出用磁気検出素子70が設けられている。試験操作検出用磁気検出素子70は、防水型感知器10の通信試験などのために磁気の先端に取り付けた試験用磁石を近付けると、その磁気を検出して磁気検出信号をプロセッサ48に出力し、通信試験などの試験動作を行わせる。
プロセッサ48はCPU、ROM、RAM、各種の入出力ポートで構成され、CPUによるプログラムの実行により実現する機能として、チャンネル設定処理部72及び感知器処理部74が設けられている。
設定処理部72は、設定部材検出部60の第1磁気検出素子25による設定部材有りを検出してオンする磁気検出信号の出力状態でプロセッサ48を非動作状態としてのスリープモードとしており、第1磁気検出素子25により設定部材の検出無しを検出して磁気検出信号がオフした時から所定の第1設定時間T1、例えばT1=10秒に亘り磁気検出信号のオフ状態が継続した時にプロセッサ48を動作状態としてのウェイクアップモードに切替える。
また設定処理部72は、プロセッサ48の動作中に、第1磁気検出素子25から設定部材の検出有りを示す磁気検出信号の出力状態が第1設定時間T1より長い所定の第2設定時間T2、例えばT2=1分に亘り継続した時にプロセッサ48をスリープモードに切替える。
更に設定処理部72は、他要素設定部材検出部として機能する第2磁気検出素子26又は第3磁気検出素子27による設定部材の検出有りを示す磁気検出信号が出力されてチャンネルA又はBの設定が行われているウェイクアップ中に、第1磁気検出素子25からの磁気検出信号の出力状態が第2設定時間T2に亘り継続した時にプロセッサ48をスリープモードに切替える設定条件が成立したとしても、プロセッサ48のスリープモードへの設定は禁止する。
これはチャンネルA又はBを選択設定するために図5に示したAチャンネル設定穴32又はBチャンネル設定穴34に設定部材35が挿入されている状態であり、いずれか1つの設定穴のみに設定部材が挿入されることを想定して設定部材が1つだけしか機器構成に含まれないため、この状態で設定部材35を動作用設定穴32に存在することはありえず、動作用設定穴32の磁気を検出する第1磁気検出素子25から磁気検出信号が第2設定時間T2を越えて継続的に出力されたとしても、これは磁気元な外乱によることが明らかであるため、スリープモードの設定は禁止している。
また設定処理部72は、動作用設定穴30から抜いた設定部材35を、図5に示すAチャンネル設定穴32に挿入したときの第2磁気検出素子26からの磁気検出信号を受けて無線通信部50におけるチャンネルAを選択した状態に設定する。
また設定処理部72は、動作用設定穴30から抜いた設定部材35を、図5に示すBチャンネル設定穴34に挿入したときの第3磁気検出素子27から磁気検出信号を受けて無線通信部50におけるチャンネル周波数をチャンネルBの選択状態に設定する。
感知器処理部74は、センサ部56の温度検出部16から出力される温度検出信号を読み込んで所定の閾値と比較しており、検出温度が所定の閾値を超えたときあるいは検出温度の変化率が所定の閾値を超えたときに火災と判断し、火災イベントを含む電文を無線通信部50からアンテナ52により受信機側に送信し、受信機側で火災警報を行わせる。
また感知器処理部74は、火災イベント以外に、復旧、電池切れ、障害、定期通報を含むイベント発生を検出して送信処理を行わせる。
更に、試験操作検出部62に設けている試験操作検出用磁気検出素子70からの磁気検出信号が得られた場合には、試験用の電文を無線通信部50から送信させる。
図7は本実施形態における設定部材による設定操作を示した説明図である。図7(A)は防水型感知器10を使用していない在庫中などの状態であり、この状態にあっては設定部材35を動作用設定穴30に挿入しており、第1磁気検出素子25からの磁気検出信号が得られることで、図6の実施形態にあってはプロセッサ48はスリープモードに設定されている。
感知器を使用する場合には、図7(B)に示すように、動作用設定穴30に挿入している設定部材35を抜き出す。設定部材35を抜き出すと、第1磁気検出素子25から出力されていた磁気検出信号が断たれ、この状態が第1設定時間T1例えばT1=10秒継続したときに、図6のプロセッサ48がウェイクアップモードとなって感知器の開始動作が開始される。
図7(B)のように動作用設定穴30から抜き出した設定部材35は、図7(C)に示すように例えばAチャネル設定穴32に挿入する。これにより第1磁気検出素子25から磁気検出信号が出力され、ウェイクアップモードにある図6のプロセッサ48は無線通信部50の周波数チャネルをチャネル0に設定することになる。
ここで本実施形態にあっては、図7(A)(B)に示すように、動作用設定穴30に設定部材35を挿入されていない状態が第1設定時間T1=10秒に亘り継続したときにプロセッサをウェイクアップモードとしているが、逆に、動作用設定穴30から設定部材35を抜いた状態が第1設定時間T1=10秒に亘り継続したときにプロセッサをウェイクアップモードとすることも考えられる。しかし、磁気的な外乱で設定部材35の存在が検知されると誤ってウェイクアップモードが設定される可能性が高くなり、信頼性および安定性の点で問題がある。
また本実施形態にあっては、図7(B)に示す動作用設定穴30から設定部材35を抜いてプロセッサをウェイクアップモードとしている状態で、図7(A)に示すように設定部材35を挿入した状態が第2設定時間T2=1分継続して存在するときにプロセッサをスリープモードに設定しているが、逆に、設定部材35を抜いた状態が第2設定時間T2=1分継続して検出されたときにプロセッサをスリープモードに設定することも考えられる。しかし、設定部材35を脱落したり紛失した場合に、ウェイクアップモードによる動作状態を維持できなくなる問題がある。
更に図7(C)に示すウェイクアップモードの設定及びその後のチャネルAの設定が行われた状態で動作している防水型感知器10、送信試験のために冶具などの先端に付けた試験用磁石86を近付けたとすると、試験用磁石86による磁気が試験操作検出用磁気検出素子70で検出されて磁気検出信号が出力され、図6の無線通信部50から試験用の電文が送信される。
このような試験用磁石86を用いた試験の際に、試験用磁石86は設定部材35の磁石に比べ強い磁気を持っていることから、例えば動作用設定穴30に対応して設けている第1磁気検出素子25が設定部材35による磁気を受けていなくとも、試験用磁石86の磁気を外乱として受けて磁気検出信号を出力する誤動作を生ずることがある。
しかしながら、試験用磁石86による磁気が作用する時間は、プロセッサ48のウェイクアップモードをスリープモードに設定するために必要な磁気検出信号が得られている第2所定時間T2=1分を超えるようなことはなく、第1磁気検出素子25が磁気検出信号を出力しても、プロセッサ48がウェイクアップモードからスリープモードに設定されてしまうことはない。
また試験用磁石86の磁気による第1磁気検出素子25からの磁気検出信号が第2設定時間T2=1分を超えて継続的に出力されたとしても、本実施形態にあっては第2磁気検出素子26によりAチャネル設定穴35に挿入した設定部材32の磁気による磁気検出信号が出力されていることで、第1磁気検出素子25の磁気検出信号の出力によるスリープモードの設定が禁止され、試験用磁石86による磁気的な外乱を受けても、ウェイクアップモード状態にあるプロセッサ48の動作モードがスリープモードに設定されて監視機能が失われてしまうことを確実に防止できる。
図8は図6の実施形態における設定部材の設定操作によるプロセッサをスリープモードからウェイクアップモードに切り替える設定処理を示したタイムチャートである。図8(A)は第1磁気検出素子25からの検出信号であり、検出出力がない状態をオフ、検出出力が得られた状態をオンとしている。
第1磁気検出素子25の出力が磁気検出が立たれることでオンからオフに時刻t1で切り替わると、時刻t1から第1設定時間T1例えばT1=10秒を経過した時刻t2で、図8(B)に示すようにプロセッサ48の動作モードがそれまでのスリープモードからウェイクアップモードに切り替わり、防水型感知器の監視動作が開始される。
図9は図6の実施形態における設定部材の設定操作によるプロセッサをウェイクアップモードからスリープモードに切り替える設定処理を示したタイムチャートである。図9(A)は第1磁気検出素子25の出力であり、時刻t3で図7(A)に示すような防災用設定穴30に対する設定部材35の挿入による磁気堅守で検出出力がオフからオンとなる。この検出出力がオフからオンとなった時刻t3から第2設定時間T2例えばT2=1分を経過した時刻t4で、図9(B)に示すようにプロセッサ48の動作モードが、それまでのウェイクアップモードからスリープモードに設定される。
図10は図6の実施形態においてプロセッサ48をスリープモードからウェイクアップモードに切り替えた後にチャネルAを選択する設定処理を示したタイムチャートである。図10(A)で磁気検出が断たれることで第1磁気検出素子25の出力が時刻t1でオンからオフとなり、図10(B)に示すように第1設定時間T1を経過した時刻t2でプロセッサ48の動作モードがスリープモードからウェイクアップモードに切り替わる。
その後、設定部材35を図7(C)に示したようにAチャネル設定穴32に時刻t3で挿入したとすると、図10(C)に示すように第2磁気検出素子26の出力がオフからオンとなり、これに伴い、図10(D)に示すようにチャネル選択としてチャネルAの設定が行われる。チャンネルAまたはBのチャネル設定穴に設定部材35が挿入されず、チャネルの設定が行われなかった場合には、いずれかのチャネル、例えばチャネルAに設定して動作してもよい。
図11は図10のチャネルAの選択を設定した状態でスリープモードの設定条件が成立しても、これを禁止する設定処理を示したタイムチャートである。
図11(A)に示すように、磁気的な外乱などにより時刻t4で第1磁気検出素子25の出力がオフからオンに切り替わり、オン状態が時刻t5までの第2設定時間T2を超えて継続したとする。このとき図11(C)に示すように第2磁気検出素子26の出力は設定部材の検出によりオン状態を維持しており、これに伴い、図11(D)に示すようにチャネル選択としてチャネルAの設定状態を維持していることから、時刻t5でプロセッサ48をスリープモードに設定する条件が成立したとしても、これを禁止し、図11(B)に示すようにプロセッサ48のウェイクアップモードを維持することになる。
図12は図6の実施形態における処理動作を例示したフローチャートであり、プロセッサ48に設けたCPUによるプログラムの実行で行われる動作である。
図12において、電池電源64による電源供給が行われると、ステップ1で初期化及び自己診断を行った後、ステップ2で初期設定としてスリープモードに入り、ステップS3で第1磁気検出素子の検出出力なしを判別する。第1磁気検出素子の検出出力が得られている間はステップ2のスリープモードを維持する。
検出出力なしが判別されると、ステップS4に進み、タイマを起動して第1設定時間T1の経過を判別する。ステップS3の第1磁気検出素子の検出出力がない状態で、ステップ4で第1設定時間T1の経過が判別されると、ステップ5に進み、ウェイクアップモードが設定される。
続いてステップS6で第2磁気検出素子26の検出出力ありを判別すると、ステップS7でチャネルAの選択を設定する。ステップS6で第2磁気検出素子26の検出出力がないことが判別された場合は、ステップS8に進み、第3磁気検出素子27の検出出力ありを判別した場合は、ステップS9でチャネルBを選択する設定を行う。
続いてステップS10で感知器処理を行っている。感知器処理中にステップS11で第1磁気検出素子25の検出出力ありが判別されると、ステップS12に進み、設定時間T2の経過を判別し、ステップS13で第2または第3磁気検出素子26,27の検出出力があれば、ステップS10の感知器処理を継続するが、いずれの検出出力もなかった場合にはステップS2に戻り、スリープモードを設定することになる。
更に、本発明の他の実施形態とし、図6の設定処理部72は、センサ部56による温度検出レベルが所定の火災発報レベルを超えた発報中、センサ部56による温度検出レベルが火災発報レベル未満の所定の注意レベルを超えている時、又は無線通信部50による試験通信中などの場合、図12のステップS13で第2または第3磁気検出素子26,27のいずれの検出出力もなかった場合にはステップS2に戻ってスリープモードを設定せず、ステップS10の感知処理を継続し、スリープモードへの移行により火災発報、注意レベル検出又は試験通信が行われなくなってしまうことを防止する。
図13は設定部材の有無に応じて電源のオンオフを設定する本発明による防水型感知器の実施形態を示したブロック図である。図13において、防水型感知器10はプロセッサ48、無線通信部50、アンテナ52、メモリ54、センサ部56、表示部58、設定部材検出部60及び試験操作検出部62を備えており、この点は図6の実施形態と基本的に同じであるが、設定部材検出部60にはチャネル選択に使用する第2磁気検出素子26と第3磁気検出素子27が設けられている。
プロセッサ48にはチャンネル設定部73と感知器処理部74が設けられている。チャンネル選択部73は第2磁気検出素子26の磁気検出信号がオンした時にチャンネルAを選択し、第3磁気検出素子27の磁気検出信号がオンした時にチャンネルBを選択する。感知器処理部74は図6の実施形態と同じである。
電池電源64からの電源供給はスイッチング素子80を介して行われる。スイッチング素子80は第1磁気検出素子25の検出出力の有無に応じて電源設定処理部78によりオンオフ制御される。第1磁気検出素子25、電源設定処理部78及びスイッチング素子80に対しては、電池電源64から電源ライン82により常時電源供給が行われている。これに対しプロセッサ48側の回路については、スイッチング素子80の出力側となる電源ライン84により電源供給がオンオフ制御されることになる。
防水型感知器10を使用しない例えば在庫中の状態などにあっては、図7(A)に示したように動作用設定穴30に設定部材35を挿入していることで、第1磁気検出素子25からの磁気検出信号が電源設定処理部78に出力され、これに基づき電源設定処理部78はスイッチング素子80をオフしており、電池電源64からプロセッサ48側に対する電源供給はオフとなっており、防水型感知器10は実質的には動作停止となっている。電源設定処理部を構成するには、遅延機能付きの電圧検出回路やプログラムによって動作するマイコンなどが使用可能である。
防水型感知器10を使用する場合には、図7(A)に示した設定部材35を図7(B)のように動作用設定穴30から抜くと、第1磁気検出素子25からの磁気検出出力が断たれ、この状態が第1設定時間T1継続したときに電源設定部78がスイッチング素子80をオンし、電池電源64から電源ライン84によりプロセッサ48側の各回路部に電源供給が行われて動作状態となる。
この設定部材の抜出しによる電源オンの設定は、図14にタイムチャートとして示している。即ち時刻t1で設定部材を抜くことで第1磁気検出素子25の出力がオンからオフに切り替わると、第1設定時間T1後に電源がオフからオンに切り替わる。
また電源設定処理部78は、図7(B)のように抜いた設定部材35を、その後、図7(A)のように動作用設定穴30に挿入したとすると、図15のタイムチャートに示すように、第1磁気検出素子25からの出力が時刻t3でオンとなり、オン状態が第2設定時間T2=1分継続する時刻t4でプロセッサ48側に対する電源をオフすることになる。
図16は図13の実施形態において電源オフから電源オンに切り替えた後にチャネルAを選択する設定処理を示したタイムチャートである。図16において、時刻t1で第1磁気検出素子25の出力がオンからオフとなり、第1設定時間T1を経過した時刻t2で電源がオフからオンとなる。その後、図7(C)に示したように設定部材35をAチャネル設定穴32に挿入すると、時刻t3で第2磁気検出素子26の出力がオフからオンとなり、これによってチャネルAの選択が設定される。チャンネルAまたはBのチャネル設定穴に設定部材35が挿入されず、チャネルの設定が行われなかった場合には、いずれかのチャネル、例えばチャネルAに設定して動作してもよい。
図17は図16のチャネルAの選択を設定した状態で電源オフの設定条件が成立しても、これを禁止する設定処理を示したタイムチャートである。図17において、外乱的な磁気を受けて第1磁気検出素子25の出力が時刻t4でオフからオンとなり、第2設定時間T2となる時刻t5を超えて継続したとする。
この時刻t4〜t5に亘る第1磁気検出素子25のオン状態により、図13の電源設定処理部18は、図15に示したように基本的に電源をオフすることになるが、本実施形態にあっては、プロセッサ48から電源設定処理部78が第2磁気検出素子26によるチャネルAの設定を示す信号を受けていることで、時刻t5における電源オフを禁止し、電源オンを継続することができる。
図18は図13の実施形態における電源設定処理部78の処理動作を例示したフローチャートである。図18において、電池電源64からの電源供給を受けると、ステップS21で初期化及び自己診断が行われ、ステップS22で電源オフとなる。続いてステップS23で第1磁気検出素子25の検出出力なしを判別すると、ステップS24で第1設定時間T1検出出力なしが継続する経過を判別し、ステップS25で電源をオンする。
電源オン中にステップS26で第1磁気検出素子25の検出出力ありが判別されると、ステップS27で第2設定時間T2の経過を判別し、第2設定時間T2に亘り継続して検出出力があった場合には、ステップS28で第2または第3磁気検出素子26または27の出力、即ちチャネルAまたはBの選択設定の有無を判別し、この検出出力があればステップS25の電源オンを継続しているが、いずれの検出出力もない場合にはステップS22に戻って電源をオフすることになる。
更に、本発明の他の実施形態とし、図6の電源設定処理部78は、センサ部56による温度検出レベルが所定の火災発報レベルを超えた発報中、センサ部56による温度検出レベルが火災発報レベル未満の所定の注意レベルを超えている時、又は無線通信部50による試験通信中などの場合、図18のステップS28で第2または第3磁気検出素子26,27のいずれの検出出力もなかった場合にはステップS22に戻って電源をオフせず、ステップS25の電源オンを継続し、電源オフにより火災発報、注意レベル検出又は試験通信が行われなくなってしまうことを防止する。
なお上記の実施形態は無線式の防水型感知器を例に取るものであったが、外部からの設定部材の操作で内部の電機回路を非接触に各種の設定を行う防水型機器につき、そのまま適用することができる。
また上記の実施形態にあっては防水型機器の電気回路の動作状態の設定として、プロセッサのスリープモードとウェイクアップモードの切替え、電気回路に対する電源のオンオフ切替えを例にとっているが、これ以外に、例えばプロセッサにあっては省電力モードと通常動作モードの切替えなど適宜の動作モードの切替えに適用することができる。
また上記の実施形態にあっては、設定部材を防水筐体に設けた3つの設定穴のいずれかに挿入して防水型感知器の各種設定を行う場合を例にとっているが、設定穴の数は設定内容に応じて必要な数を設けることができる。
また上記の実施形態におけるフローチャートは処理の概略例を示したもので、処理の順番などはこれに限定されない。また各処理や処理と処理の間に必要に応じて遅延時間を設けたり、他の判定を挿入するなどができる。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:防水型感知器
12:カバー
14:ガードカバー部
15:LED
16:温度検出部
18:防水筐体本体
20:防水筐体カバー
22:シールリング
24:回路基板
25:第1磁気検出素子
26:第2磁気検出素子
27:第3磁気検出素子
28:矩形凹陥溝
30:動作用設定穴
32:Aチャンネル設定穴
34:Bチャンネル設定穴
35:設定部材
36:磁石
38:ゴムキャップ
40:紐部材
44:掛け金
46:通し穴
48:プロセッサ
50:無線通信部
52:アンテナ
54:メモリ
56:センサ部
58:表示部
60:設定部材検知部
62:試験操作検出部
64:電池電源
66:送信回路
68:送信元ID
70:試験操作検出用磁気検出素子
72:設定処理部
74:感知器処理部
76:チャンネル設定部
78:電源設定処理部
80:スイッチング素子
82,84:電源ライン

Claims (7)

  1. 防水筐体の内部に電気回路を配置した防水型機器に於いて、
    前記防水筐体の外部に開口し内部に位置する底部で閉鎖した設定穴と、
    前記設定穴に挿入される着脱自在な磁石を用いた設定部材と、
    前記防水筐体の内部に配置され、前記設定穴に挿入された前記設定部材の有無を非接触で検出する設定部材検出部と、
    前記設定部材検出部による前記設定部材有りの検出時に前記電気回路を非動作状態とし、前記設定部材の検出無しに変化した時から所定の第1設定時間に亘り検出無しが継続した時に前記電気回路を動作状態に切替え、前記電気回路の動作中に、前記設定部材の検出有りに変化した時から前記第1設定時間より長い所定の第2設定時間に亘り検出有りが継続した時に前記電気回路を非動作状態に切替える設定処理部と、
    を設けたことを特徴とする防水型機器。
  2. 請求項1記載の防水型機器に於いて、
    前記電気回路は非動作状態を設定するスリープモードと動作状態を設定するウェイクアップモードに切り替え可能なプロセッサを備え、
    前記設定処理部は、前記設定部材検出部による前記設定部材有りの検出時に前記プロセッサをスリープモードとし、前記設定部材の検出無しに変化した時から所定の第1設定時間に亘り前記検出無しが継続した時に前記プロセッサをウェイクアップモードに切替え、前記プロセッサの動作中に、前記設定部材の検出有りに変化した時から前記第1設定時間より長い所定の第2設定時間に亘り検出有りが継続した時に前記プロセッサをスリープモードに切替えることを特徴とする防水型機器。
  3. 請求項1記載の防水型機器に於いて、前記設定処理部は、前記設定部材検出部による前記設定部材有りの検出時に前記電気回路の電源供給をオフとし、前記設定部材の検出無しに変化した時から所定の第1設定時間に亘り前記検出無しが継続した時に前記電気回路の電源供給をオンに切替え、前記電機回路の動作中に、前記設定部材の検出有りに変化した時から前記第1設定時間より長い所定の第2設定時間に亘り検出有りが継続した時に前記電気回路の電源供給をオフに切替えることを特徴とする防水型機器。
  4. 請求項1記載の防水型機器に於いて、更に、前記電気回路の動作状態以外の他の要素を設定するための他要素設定穴と他要素設定部材検出部を設け、
    前記設定部は、前記他要素設定部材検出部による前記設定部材の検出有りにより前記電気回路の他の要素を設定している場合、前記電気回路の動作中に、前記設定部材の検出有りに変化した時から前記第2設定時間に亘り検出有りが継続した時の前記電気回路の非動作状態への切替えを禁止することを特徴とする防水型機器。
  5. 請求項1記載の防水型機器に於いて、前記設定部は、前記電気回路の動作状態が予め定めた所定の動作状態にある時、前記設定部材の検出有りに変化した時から前記第2設定時間に亘り検出有りが継続した時の前記電気回路の非動作状態への切替えを禁止することを特徴とする防水型機器。
  6. 請求項5記載の防水型機器に於いて、前記電気回路の所定の動作状態は、火災に伴う物理現象を検出するセンサ部とによる火災検出レベルが所定の火災発報レベルを超えた発報中、前記センサ部による火災検出レベルが前記火災発報レベル未満の所定の注意レベルを超えている時、又は無線通信部による試験通信中を含むことを特徴とする防水型機器。
  7. 請求項1記載の防水型機器に於いて、前記設定部材検出部は、前記設定穴に挿入された前記設定部材としての磁石の磁気を検出して磁気検出信号を出力する磁気検出素子であることを特徴とする防水型機器。
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