JP2001167652A - 現場型計器 - Google Patents

現場型計器

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JP2001167652A
JP2001167652A JP35109599A JP35109599A JP2001167652A JP 2001167652 A JP2001167652 A JP 2001167652A JP 35109599 A JP35109599 A JP 35109599A JP 35109599 A JP35109599 A JP 35109599A JP 2001167652 A JP2001167652 A JP 2001167652A
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Takahiro Nakagawa
隆広 中川
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Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減と製造コストの低減を図り、
また書込禁止と許可の切替作業が容易で、書込禁止状態
のまま調整作業を行うことがないようにする。 【解決手段】 発信器ケース1の表面に設けた調整作業
用ボックス22の内部を仕切壁25によって第1、第2
の凹部23,24に仕切る。長手方向の一端面に非磁性
材料からなる間隔設定部材26が固着された永久磁石6
を第1、第2の凹部23,24に選択的に、かつ引出し
自在で反転可能に収納する。各凹部23,24の下方に
これらと近接して対向するように調整用リードスイッチ
10と、書込禁止用リードスイッチ31を発信器ケース
1の内部に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現場に設置される
各種の計器、特に耐圧防爆型の差圧・圧力変換器等に適
用して好適な現場型計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油精製プラント等の現場に設置される
計器、例えば差圧・圧力変換器、圧力計、差圧計、流量
計、pH計等の現場型計器(フィールド計器)にあって
は、零点やスパンを調整するための機構を備えている。
このような調整機構は、リードスイッチと永久磁石とで
構成したものが最も一般的で、リードスイッチを永久磁
石によってON、OFFさせることにより、零点やスパ
ンを所望の値に調整するようにしている(例:米国特許
第5278543号、実用新案登録第2549414
号)。また、これらの現場型計器は、通常信号の授受を
行うためにコントロールルームに設置されているコンピ
ュータ等の上位制御装置に接続されており、この上位制
御装置からは現場型計器をコントロールするための信号
を送り、現場型計器からは測定結果を上位制御装置に送
るようにしている。上位制御装置からの書込みおよび現
場での調整作業は、現場型計器が書込を許可する状態に
あるときのみ行われ、書込みを禁止する状態にあるとき
には行えないようにしている。
【0003】図7および図8に零点調整用のスイッチと
書込禁止用のスイッチを備えた差圧・圧力変換器の従来
例を示す。これの概略を説明すると、1はアルミニウム
合金等の非磁性材料からなる耐圧防爆型の発信器ケー
ス、2は発信器ケース1の開口部を覆う蓋体で、この蓋
体2の前面には液晶表示部3とモード表示部4が設けら
れている。5は発信器ケース1の上面に形成された調整
作業用ボックスで、この調整作業用ボックス5は上方が
開放する凹部からなり、内部に棒状の永久磁石6、圧縮
コイルばね7および調整用ねじ8が収納され、通常はカ
バー9によって閉塞されている。永久磁石6は、図にお
いて左右両面がそれぞれN極とS極になるように着磁さ
れている。10は調整作業用ボックス5の下方にこれと
近接して発信器ケース1内に配設されたリードスイッ
チ、11は書込禁止用ディップスイッチ、12は前記リ
ードスイッチ10およびディップスイッチ11が実装さ
れたプリント配線板である。13は差圧・圧力変換器1
5と信号の授受を行う上位制御装置で、この上位制御装
置13はコントロールルーム等に設置されており、ケー
ブル14によって差圧・圧力変換器15に接続されてい
る。
【0004】差圧・圧力変換器15の零点を調整すると
きは、差圧を零にした後、図8に示すようにねじ16を
外してカバー9を開き、ドライバ等の適宜な工具17に
よって調整用ねじ8を締め込み方向と緩み方向に交互に
回転させて永久磁石6を圧縮コイルばね7の弾撥力に抗
して繰り返し押し込む。永久磁石6を押し込みリードス
イッチ10との間隔を狭くし、N極とS極をリードスイ
ッチ10の各接点に近ずけると、リードスイッチ10は
その度に一方の接点がN極、他方の接点がS極になって
互いに接触することによりONとなって電気回路を閉
じ、このときの信号によって零点が例えばプラス方向に
調整される。なお、マイナス方向の調整は、これとは別
に近接して配置した図示しないマイナス方向調整用のリ
ードスイッチを同様にON、OFFさせればよい。
【0005】上位制御装置13からの書込みおよび現場
での調整作業を禁止するときは、爆発性気体が周囲に存
在しないことを確認した上で蓋体2を開き、書込禁止用
ディップスイッチ11をONまたはOFFに切替えるこ
とにより、差圧・圧力変換器15を書込禁止の状態にす
る。この状態にあるときは、上位制御装置13からメモ
リー上の設定値を書替える指示等が差圧・圧力変換器1
5に送られても受け付けず、したがって現場での永久磁
石6による調整作業も受け付けない。上位制御装置13
からの書込みおよび現場での調整作業を許可するとき
は、書込禁止用ディップスイッチ11を切替えて書込許
可の状態にする。この状態にあるときは、上位制御装置
13からメモリー上の設定値を書替える指示等が送られ
てくるとこれを受け付け、また現場での永久磁石6によ
る調整作業を可能にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、図7
および図8に示す従来の差圧・圧力変換器15において
は、ドライバ等の工具17によって調整用ねじ8を回転
させて永久磁石6を圧縮コイルばね7の弾撥力に抗して
押し込み、リードスイッチ10をON、OFFさせるこ
とにより零点調整を行っている。しかしながら、圧縮コ
イルばね7に加えて調整用ねじ8を必要とするため部品
点数が増加し、また調整作業用ボックス5の内面に調整
用ねじ8が螺合する雌ねじを形成する必要があるため、
製造工数が増えコストが高くなるという問題があった。
また、差圧・圧力変換器15を書込禁止状態から書込許
可状態またはこの逆の状態に切替えるときは、爆発性気
体が周囲に存在しないことを確認した上で蓋体2を開
き、書込禁止用ディップスイッチ11を切替える必要が
あるため、その作業が煩わしく時間がかかるという問題
があった。さらに、作業員が誤って書込禁止状態のまま
調整作業を行うことがあり、この場合は調整できないた
め故障と勘違いしてしまうという問題もあった。
【0007】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、構造簡
易にして部品点数が少なく安価に製作することができ、
また書込禁止と許可の切替作業が容易で、書込禁止状態
のまま調整作業を行うことがないようにした現場型計器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、ケースの表面に通常はカバーによって
閉塞される調整作業用ボックスを形成し、この調整作業
用ボックスに近接して前記ケースの内部側に磁気反応型
の調整用スイッチを配設し、このスイッチをON、OF
Fさせる永久磁石を前記調整作業用ボックスに引出し自
在に収納した現場型計器において、前記永久磁石に間隔
設定部材を固設して前記調整作業用ボックスに反転可能
に収納して構成したものである。
【0009】第2の発明は、ケースの表面に通常はカバ
ーによって閉塞される調整作業用ボックスを形成し、こ
の調整作業用ボックスに近接して前記ケースの内部側に
磁気反応型の調整用スイッチを配設し、このスイッチを
ON、OFFさせる永久磁石を前記調整作業用ボックス
に引出し自在に収納した現場型計器において、前記調整
作業用ボックスの内部を第1の凹部と第2の凹部に仕切
り、前記ケースの内部側に前記調整用スイッチを前記第
1の凹部に近接して配設するととともに、OFF時に書
込みを許可しON時に書込みを禁止する磁気反応型の書
込禁止用スイッチを前記第2の凹部に近接して配設し、
前記永久磁石に間隔設定部材を固設して前記第1の凹部
または第2の凹部に選択的かつ反転可能に収納して構成
したものである。
【0010】第1の発明において、間隔設定部材は調整
用スイッチから永久磁石までの距離を変化させる。永久
磁石までの距離が広くなると、永久磁石がスイッチに対
して作用せず、したがって、スイッチはOFFの状態を
保持する。永久磁石の向きを反転させると、スイッチと
永久磁石の距離が狭くなるため、スイッチは永久磁石の
作用によって動作しONとなる。また、間隔設定部材に
より調整用スイッチから永久磁石の各磁極までの距離を
変化させても同様にスイッチをON、OFFさせること
ができる。すなわち、一方の磁極のみがスイッチと対向
し他方の磁極がスイッチと対向しないとき、スイッチは
OFFの状態を保持し、永久磁石の反転によって両極を
スイッチに対向させると、スイッチは永久磁石の作用に
よって動作しONとなる。間隔設定部材は、合成樹脂、
ゴム、アルミニウム等によってブロック状に形成される
か、または圧縮コイルばねが用いられる。磁気反応型の
スイッチとしては、リードスイッチが用いられる。
【0011】第2の発明において、書込禁止用スイッチ
がOFFのとき上位制御装置からの書込みおよび現場で
の調整作業を許可する。永久磁石により調整用スイッチ
をON、OFFさせて調整作業を行うときは、第2の凹
部内に永久磁石がなく書込禁止用スイッチがOFFの状
態であるため、誤って書込禁止状態のまま調整作業を行
うことがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明を差圧・
圧力変換器に適用した第1の実施の形態の一部を破断し
て示す書込許可状態の正面図、図2は同変換器の一部を
破断して示す書込禁止状態の正面図である。なお、従来
技術の欄で示した構成部材等については同一符号をもっ
て示し、その説明を適宜省略する。
【0013】これらの図において、発信器ケース1は前
面が開放する耐圧防爆型のケースからなり、前面開口部
が液晶表示部3とモード表示部4を備えた蓋体2によっ
て防爆基準に定められた防爆スキと防爆スキの奥行きを
保って閉塞され、上面には調整作業用ボックス22が形
成されている。この調整作業用ボックス22は、発信器
ケース1の上方が開放し奥側が開口端側より幅が狭い凹
部からなり、通常はカバー9によって覆われている。ま
た、調整作業用ボックス22の内部奥側は、仕切壁25
によって2つの凹部、すなわち第1の凹部23と第2の
凹部24に仕切られ、これら両凹部のいずれか一方に永
久磁石6が選択的に、かつ引出しが可能であって反転自
在に収納されている。
【0014】前記永久磁石6は、棒状体に形成されて長
手方向の直交する方向に着磁されることにより表裏面が
それぞれN極とS極に着磁され、また長手方向の一端面
27には間隔設定部材26が接着剤、溶着等によって固
着されている。間隔設定部材26は、図7に示した圧縮
コイルばね7の代わりに永久磁石6と後述するリードス
イッチ10,31との間隔を大きく設定し、永久磁石6
の磁界によってリードスイッチが動作しないようにする
ために設けられるもので、合成樹脂、ゴム、セラミック
ス、アルミニウム等の非磁性材料によって形成され、所
要の厚さを有している。
【0015】ここで、本実施の形態においては、図3に
示すように永久磁石6全体を透明な合成樹脂29によっ
て覆い、長手方向の一端面27を覆う部分を他の部分よ
り厚肉に形成して間隔設定部材26としてもよい。ただ
し、間隔設定部材26が不透明な合成樹脂によって形成
され内部の永久磁石6が視認できない場合は、いずれの
端面側に間隔設定部材26が設けられているのか判断で
きないため、間隔設定部材26の表面に書込みの許可と
禁止を示す文字(例えば「書込許可」、「書込禁
止」)、または記号(例えば「×」、「○」)をそれぞ
れ表示しておくことが望ましい。
【0016】前記発信器ケース1の内部には、零点調整
用のリードスイッチ(磁気感応型スイッチ)10、書込
禁止用のリードスイッチ31等を搭載したプリント配線
12、図示しない圧力検出部を形成する半導体圧力セン
サ等が配設されている。リードスイッチ10は、図1に
示すように前記第1の凹部23の下方にこれと近接して
配設されており、永久磁石6の磁界によってONされる
度に零点を例えばプラス方向に調整する。
【0017】前記リードスイッチ31は、図1に示すよ
うに前記第2の凹部24の下方にこれと近接して配設さ
れており、永久磁石6が間隔設定部材26を下にして凹
部24に収納されているか、または永久磁石6が第1の
凹部23に収納され第2の凹部24が空のとき、接点が
互いに離間してOFFの状態に保持されている。このO
FF状態において、差圧・圧力変換器は図示を省略した
上位制御装置からの書込みおよび現場での調整作業を許
可する。一方、図2に示すように永久磁石6が間隔設定
部材26を上にして第2の凹部24に収納されS極と対
向しているときは、永久磁石6との間隔が狭いためその
磁界によって接点が互いに接触してONの状態に保持さ
れる。このON状態において、上位制御装置からの書込
みおよび現場での調整作業を禁止する。
【0018】次に、上記構造において、上位制御装置か
らの書込みおよび現場での調整作業について説明する。
図1に示す書込許可状態において、差圧・圧力変換器は
上位制御装置からメモリー上の設定値を書替える指示等
が送られてくるとこれを受付ける。
【0019】図1に示す書込許可状態または図2に示す
書込禁止状態において、現場での調整作業を行う場合
は、図4に示すように止めねじ16を外してカバー9を
開き、永久磁石6を指で把持して第2の凹部24から抜
き出す。これにより、リードスイッチ31はOFFとな
り差圧・圧力変換器を書込許可状態に切替える。したが
って、差圧・圧力変換器は上位制御装置からメモリー上
の設定値を書替える指示等が送られてくるとこれを受付
ける。
【0020】次に、第2の凹部24から抜き出した永久
磁石6を図4に示すように間隔設定部材26を上にして
第1の凹部23に差込み繰り返し出し入れすると、その
度にリードスイッチ10がONとなって電気回路を閉
じ、このときの信号によって零点をプラス側に調整す
る。所望の値に調整されると、永久磁石6を第1の凹部
23から抜き出して第2の凹部24に戻し、図1に示す
書込許可状態または図2に示す書込禁止状態にする。そ
して、カバー9を閉じ調整作業を終了する。
【0021】このように本発明においては、書込禁止用
のスイッチとしてリードスイッチ31を用い、これを調
整作業用ボックス22に収納する構造としたので、リー
ドスイッチ31をONまたはOFFにして差圧・圧力変
換器を書込禁止状態または書込許可状態に切替えると
き、カバー9を開いて永久磁石6を第2の凹部24に挿
入するだけでよい。したがって、爆発性気体が周囲に存
在しないことを確認した上で蓋体2を開く必要がなく、
安全で切替作業を迅速に行うことができる。
【0022】また 図7に示した従来装置では零点の調
整を行うとき、作業者が書込禁止状態と書込許可状態の
いずれであるかを確認し、書込禁止状態の場合は書込禁
止用ディップスイッチ11を切替えて書込許可状態にし
なければならず、誤って書込禁止状態で調整作業を行う
と調整することができず故障と勘違いしてしまうという
問題があった。しかし、本発明においては1個の永久磁
石6を調整と書込禁止に共用し、第1、第2の凹部2
3,24に選択的に収納する構成を採っているので、永
久磁石6によって調整作業を行うときには、作業者が書
込禁止用のリードスイッチ31をわざわざ切替えなくて
もOFFの状態に保持されているので、書込許可状態か
否かを確認する必要がなく、誤って書込禁止状態で調整
作業を行い故障と勘違いすることがない。
【0023】さらに、零点の調整時には永久磁石6を把
持して出し入れすればよいので、図7に示した調整用ね
じ8が不要であるから、部品点数を削減することができ
る。また、調整用ねじ8が不要になれば、調整作業用ボ
ックス22に雌ねじを形成する必要がなく、発信器ケー
ス1の製造工数を削減でき、第1、第2の凹部23,2
4の形状を円形以外の適宜な形状とすることができる。
【0024】図5および図6は本発明の第2の実施の形
態を示す要部の書込許可状態と書込禁止状態の断面図で
ある。この実施の形態は、調整用のリードスイッチ10
と永久磁石6との間隔は変更しないで、リードスイッチ
10と対向する磁極の数を変更することにより、リード
スイッチ10をON、OFFさせ、書込許可状態と書込
禁止状態を切り替えるようにしている。このため、棒状
の永久磁石6をその長手方向の一端部をN極、他端部を
S極に着磁し、S極側の磁極面41に間隔設定部材とし
ての圧縮コイルばね40の一端を半田付け、接着剤等に
よって固定し、調整用のリードスイッチ10を調整作業
用ボックス22の側壁と平行に近接して対向するように
垂直に配設している。永久磁石6は、圧縮コイルばね4
0を下にして調整作業用ボックス22に収納されている
状態において、S極のみがリードスイッチ10に対向す
る。この状態において、調整用リードスイッチ10はO
FFの状態(書込許可状態)に保持される。永久磁石6
を反転させて圧縮コイルばね40を上にして調整作業用
ボックス22に収納すると、N極とS極がリードスイッ
チ10と対向する。この状態において、調整用リードス
イッチ10はONの状態(書込禁止状態)に保持され
る。このような構造においても上記した実施の形態と同
様な効果が得られる。
【0025】なお、第1の実施の形態においては、2つ
のリードスイッチ10,31を発信器ケース1の内部に
配設し、一方のリードスイッチ10によって零点をプラ
ス方向に調整し、他方のリードスイッチ31によって書
込みの禁止、許可を切替えるようにした例について説明
したが、本発明はこれに何等限定されるものではなく、
調整用のリードスイッチ10のみを収納したものであっ
てもよく、また2つの調整用スイッチと1つの書込禁止
用スイッチを用い、2つの調整用スイッチで零点をプラ
ス方向とマイナス方向に調整するようにしてもよい。そ
の場合は、調整作業用ボックス22の内部を仕切壁によ
って3つの凹部に仕切ればよい。また、上記した第1、
第2の実施の形態においては、リードスイッチ10をO
Nさせる毎にプラスまたはマイナス方向に調整するとい
う零点調整方法を説明したが、リードスイッチ10を1
回ONさせてリセットし出力値が零になるようにすると
いう零点調整方法にもそのまま適用することができる。
【0026】また、上記した第1、第2の実施の形態に
おいては、零点調整について説明したが、スパン調整に
もそのまま適用することができる。
【0027】さらに、本発明においては、現場型計器と
して差圧・圧力変換器に適用した例を示したが、現場に
設置される差圧計、圧力計、流量計、pH計等にも適用
することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、永久磁石に間隔設定部材を設けたので、
この永久磁石を反転させて調整作業用ボックスに収納す
るだけで、永久磁石と調整用スイッチとの間隔、または
スイッチとの対向磁極の数を増減することができ、調整
用スイッチをONまたはOFFの状態に切替えることが
できる。また、調整時には、永久磁石を指で把持して出
し入れすればよいので、ON、OFFさせるための調整
用ねじを必要とせず、部品点数を削減することができ
る。また、調整用ねじを必要としなければ、調整作業用
ボックスに雌ねじを形成する必要がなく、ケースの製造
が簡単かつ安価で、しかもボックスの開口部の形状を円
形以外の適宜な形状とすることができる。
【0029】また、請求項2に記載の発明によれば、書
込禁止用のスイッチを調整作業用ボックスの第2の凹部
に対応してケース内に収納し、このスイッチを永久磁石
によってON、OFFさせるように構成したので、ケー
ス自体は開ける必要がなく、特に耐圧防爆型の計器の場
合、周囲に爆発性気体があるか否かを確認する必要がな
く、安全で切替作業を迅速に行うことができる。また
永久磁石は1つで、零点、スパン調整等を行う場合は書
込禁止用のスイッチがOFFで書込許可状態に保持され
るので、その都度書込許可状態か否かを確認する必要が
なく、誤って書込禁止状態のまま調整作業を行うことが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を差圧・圧力変換器に適用した第1の
実施の形態の一部を破断して示す書込許可状態の正面図
である。
【図2】 同変換器の一部を破断して示す書込禁止状態
の正面図である。
【図3】 間隔設定部材の他の実施の形態を示す断面図
である。
【図4】 零点調整作業を説明するための図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態を示す書込許可状
態の断面図である。
【図6】 書込禁止状態の断面図である。
【図7】 従来の差圧・圧力変換器の要部を破断して示
す正面図である。
【図8】 零点調整作業を説明するための図である。
【符号の説明】
1…発信器ケース、2…蓋体、5…調整作業用ボック
ス、6…永久磁石、7…圧縮コイルばね、8…調整用ね
じ、9…カバー、10…零点調整用のリードスイッチ、
11…書込禁止用のディップスイッチ、12…プリント
配線板、22…調整作業用ボックス、23…第1の凹
部、24…第2の凹部、25…仕切壁、26…間隔設定
部材、31…リードスイッチ、40…圧縮コイルばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F076 AA03 AA15 AA18 BD11 BD14 BE01 BE03 BE12 5G006 AA07 AB01 AB21 BA01 BB01 CB03 EA01 JA02 JB05 JC02 JD02 5G052 AA09 BB01 BB05 HA09 HA13 HB10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの表面にカバーによって閉塞され
    る調整作業用ボックスを形成し、この調整作業用ボック
    スに近接して前記ケースの内部側に磁気反応型の調整用
    スイッチを配設し、このスイッチをON、OFFさせる
    永久磁石を前記調整作業用ボックスに引出し自在に収納
    した現場型計器において、 前記永久磁石に間隔設定部材を固設して前記調整作業用
    ボックスに反転可能に収納したことを特徴とする現場型
    計器。
  2. 【請求項2】 ケースの表面にカバーによって閉塞され
    る調整作業用ボックスを形成し、この調整作業用ボック
    スに近接して前記ケースの内部側に磁気反応型の調整用
    スイッチを配設し、このスイッチをON、OFFさせる
    永久磁石を前記調整作業用ボックスに引出し自在に収納
    した現場型計器において、 前記調整作業用ボックスの内部を第1の凹部と第2の凹
    部に仕切り、 前記ケースの内部側に前記調整用スイッチを前記第1の
    凹部に近接して配設するととともに、OFF時に書込み
    を許可しON時に書込みを禁止する磁気反応型の書込禁
    止用スイッチを前記第2の凹部に近接して配設し、 前記永久磁石に間隔設定部材を固設して前記第1の凹部
    または第2の凹部に選択的かつ反転可能に収納したこと
    を特徴とする現場型計器。
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