JP2011123015A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】POPの場合、下段パッケージの中央部には、半導体チップが搭載されているため、上段パッケージの半田ボールを周縁部に配置しなければならない等の制約がある。そこで、下段パッケージの上面に、サブ基板を配置することで、上段パッケージの様々なボール配置、あるいは様々なチップ部品を搭載することに対応できる。このようなデュアルフェイス型パッケージの場合、サブ基板の表面には複数の接続用ランドが配置される。そのため、テスト工程においてパッケージをソケット内に収納する際、サブ基板の表面を吸着することが困難となる。
【解決手段】本願の一つの発明は、デュアルフェイス型パッケージの電気的なテストにおいて、半導体パッケージの周辺部を保持した状態で、半導体パッケージをテスト用ソケットに搬送し、電気的なテストの後、そこから搬出する半導体装置の製造方法である。
【選択図】図14
【解決手段】本願の一つの発明は、デュアルフェイス型パッケージの電気的なテストにおいて、半導体パッケージの周辺部を保持した状態で、半導体パッケージをテスト用ソケットに搬送し、電気的なテストの後、そこから搬出する半導体装置の製造方法である。
【選択図】図14
Description
本発明は、半導体装置(または半導体集積回路装置)の製造方法における電気的テスト技術に適用して有効な技術に関する。
日本特開2007−123454号公報(特許文献1)または、これに対応する米国特許公開2007−96287号公報(特許文献2)には、半導体チップを搭載したBGA(Ball Grid Array)型パッケージ上に、半田バンプを介して、半導体チップ搭載配線基板を複数層積層するPoP(Package on Package)技術が開示されている。
日本特開2008−288490号公報(特許文献3)または、これに対応する米国特許公開2008−293236号公報(特許文献4)には、半導体チップを内蔵した配線基板を製造するに当たり、フラックスを含有しない導電性ペーストを用いて上部基板の接合を行う技術が開示されている。
日本特開2007−163463号公報(特許文献5)または、これに対応する米国特許公開2007−109000号公報(特許文献6)には、PoP型積層パッケージ構造を可能とするための上下両面に電極を有する半導体集積回路装置に対する電気的テスト方法として、上下からポゴピンで挟持テストを実行する技術が開示されている。
電子機器の小型化に伴い、1つのパッケージに複数種類の電子部品(半導体チップ、チップ部品)を混載することが有効とされている。具体的な構成の一例としては、前記特許文献1または2に示すように、一方のパッケージ(下段パッケージまたはベースパッケージ)上に他方のパッケージ(上段パッケージまたはトップパッケージ)を積層する、POP型の半導体装置がある。このPOPについて、本願発明者が検討した結果、以下の問題を発見した。
すなわち、POPの場合、下段パッケージの中央部には、半導体チップが搭載されているため、上段パッケージの半田ボールを周縁部に配置しなければならない。そのため、上段側に搭載できるパッケージ構造に制約がある。
そこで、前記特許文献3または4に示すように、下段パッケージの上面に、サブ基板(上部配線基板又はトップ配線基板)を配置することで、上段パッケージの様々なボール配置、あるいは様々なチップ部品を搭載することに対応できる。
しかしながら、このような下段パッケージ構造(デュアルフェイス型パッケージ)の場合、汎用性を持たせるために、サブ基板の表面には複数の電極パッドがほぼ全面に亘って配置される。そのため、テスト工程においてパッケージをソケット内に収納する際、前記特許文献5または6に示すように、基板の表面を吸着することが困難となる。
本願発明は、これらの課題を解決するためになされたものである。すなわち、本願発明の目的は、このようなデュアルフェイス型パッケージの信頼性を低下させることなく、テスト用ソケットに搬送できる技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、本願の一つの発明は、デュアルフェイス型パッケージの電気的なテストにおいて、半導体パッケージの周辺部を保持した状態で、半導体パッケージをテスト用ソケットに搬送し、電気的なテストの後、そこから搬出する半導体装置の製造方法である。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、デュアルフェイス型パッケージの電気的なテストにおいて、半導体パッケージの周辺部を保持した状態で、半導体パッケージをテスト用ソケットに搬送し、電気的なテストの後、そこから搬出するので、パッケージ上面のランドその他の電極を汚染することを回避することができる。
〔実施の形態の概要〕
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。
1.以下の工程を含む半導体装置の製造方法:
(a)第1のテスト装置内において、第1の半導体チップを搭載した第1のパッケージの周辺部を第1の搬送アームにより保持した状態で搬送して、前記第1のパッケージをテスト用ソケットにセットする工程;
(b)前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージが前記テスト用ソケットにセットされた状態で、前記第1のパッケージに対して第1の電気的試験を実行する工程;
(c)前記工程(b)の後、前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージの周辺部を第1または第2の搬送アームにより保持した状態で、前記テスト用ソケットから前記第1のパッケージを搬出する工程、
ここで、前記第1のパッケージは、以下を含む:
(x1)前記第1のパッケージの下面に設けられた第1の電極群;
(x2)前記第1のパッケージの上面に設けられた第2の電極群。
(a)第1のテスト装置内において、第1の半導体チップを搭載した第1のパッケージの周辺部を第1の搬送アームにより保持した状態で搬送して、前記第1のパッケージをテスト用ソケットにセットする工程;
(b)前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージが前記テスト用ソケットにセットされた状態で、前記第1のパッケージに対して第1の電気的試験を実行する工程;
(c)前記工程(b)の後、前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージの周辺部を第1または第2の搬送アームにより保持した状態で、前記テスト用ソケットから前記第1のパッケージを搬出する工程、
ここで、前記第1のパッケージは、以下を含む:
(x1)前記第1のパッケージの下面に設けられた第1の電極群;
(x2)前記第1のパッケージの上面に設けられた第2の電極群。
2.前記1項の半導体装置の製造方法において、前記第1の電気的試験は、前記第1の電極群および前記第2の電極群の各群に属する電極にプローブ針を接触させた状態で実行される。
3.前記1または2項の半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記第1のパッケージの前記下面または側面を保持した状態で行われる。
4.前記1または2項の半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記第1のパッケージの前記下面を保持した状態で行われる。
5.前記1または2項の半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記第1のパッケージの側面を保持した状態で行われる。
6.前記1から5項のいずれか一つの半導体装置の製造方法において、前記搬送アームの前記第1のパッケージを保持する部分は、絶縁性部材で構成されている。
7.前記1から6項のいずれか一つの半導体装置の製造方法において、前記第1のパッケージは、更に以下を含む:
(x3)前記第1の電極群の外周であって、前記第1のパッケージの前記下面の周辺部に前記第1の電極群を取り囲むように設けられたテスト用ランド群。
(x3)前記第1の電極群の外周であって、前記第1のパッケージの前記下面の周辺部に前記第1の電極群を取り囲むように設けられたテスト用ランド群。
8.前記1から7項のいずれか一つの半導体装置の製造方法において、前記第2の電極群は、前記第1のパッケージの前記上面に敷き詰められている。
9.前記1から8項のいずれか一つの半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記テスト用ソケットとパッケージ収納トレー間で行われる。
10.前記1から9項のいずれか一つの半導体装置の製造方法において、前記第1のパッケージは、単位半導体パッケージである。
11.前記1から10項のいずれか一つの半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(d)前記工程(c)の後、前記第1のパッケージの前記上面に第2のパッケージを搭載する工程。
(d)前記工程(c)の後、前記第1のパッケージの前記上面に第2のパッケージを搭載する工程。
12.前記1から9、および11項のいずれか一つの半導体装置の製造方法において、前記第1のパッケージは、集合半導体パッケージである。
13.前記12項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(e)前記工程(c)の後、前記集合半導体パッケージを単位パッケージ領域に分離する工程;
(f)前記工程(e)の後、前記単位パッケージ領域の上面に第2のパッケージを搭載する工程。
(e)前記工程(c)の後、前記集合半導体パッケージを単位パッケージ領域に分離する工程;
(f)前記工程(e)の後、前記単位パッケージ領域の上面に第2のパッケージを搭載する工程。
14.前記1から10項のいずれか一つの半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(g)前記工程(c)の後、前記第1のパッケージの前記上面に複数のチップ部品を搭載する工程。
(g)前記工程(c)の後、前記第1のパッケージの前記上面に複数のチップ部品を搭載する工程。
15.前記12項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(h)前記工程(c)の後、前記集合半導体パッケージを単位パッケージ領域に分離する工程;
(i)前記工程(h)の後、前記単位パッケージ領域の上面に複数のチップ部品を搭載する工程。
(h)前記工程(c)の後、前記集合半導体パッケージを単位パッケージ領域に分離する工程;
(i)前記工程(h)の後、前記単位パッケージ領域の上面に複数のチップ部品を搭載する工程。
16.前記12項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(j)前記工程(c)の後、前記集合半導体パッケージの単位パッケージ領域の上面に複数のチップ部品を搭載する工程;
(k)前記工程(j)の後、前記集合半導体パッケージを各単位パッケージ領域に分離する工程。
(j)前記工程(c)の後、前記集合半導体パッケージの単位パッケージ領域の上面に複数のチップ部品を搭載する工程;
(k)前記工程(j)の後、前記集合半導体パッケージを各単位パッケージ領域に分離する工程。
17.前記14項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(l)前記工程(g)の後、前記複数のチップ部品に対してアンダーフィル処理を実行する工程。
(l)前記工程(g)の後、前記複数のチップ部品に対してアンダーフィル処理を実行する工程。
18.前記16項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(m)前記工程(j)及び(k)の間に、前記複数のチップ部品を樹脂により封止する工程。
(m)前記工程(j)及び(k)の間に、前記複数のチップ部品を樹脂により封止する工程。
19.以下の工程を含む半導体装置の製造方法:
(a)第1のテスト装置内において、第1の半導体チップを搭載した第1のパッケージの周辺部を第1の搬送アームにより保持した状態で搬送して、前記第1のパッケージをテスト用ソケットにセットする工程;
(b)前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージが前記テスト用ソケットにセットされた状態で、前記第1のパッケージに対して第2の電気的試験を実行する工程;
(c)前記工程(b)の後、前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージの周辺部を第1または第2の搬送アームにより保持した状態で、前記テスト用ソケットから前記第1のパッケージを搬出する工程、
ここで、前記第1のパッケージは、以下を含む:
(x1)前記第1のパッケージの下面に設けられた第1の電極群;
(x2)前記第1のパッケージの上面に設けられた第2の電極群;
(x3)前記第2の電極群に半田接続された複数のチップ部品。
(a)第1のテスト装置内において、第1の半導体チップを搭載した第1のパッケージの周辺部を第1の搬送アームにより保持した状態で搬送して、前記第1のパッケージをテスト用ソケットにセットする工程;
(b)前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージが前記テスト用ソケットにセットされた状態で、前記第1のパッケージに対して第2の電気的試験を実行する工程;
(c)前記工程(b)の後、前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージの周辺部を第1または第2の搬送アームにより保持した状態で、前記テスト用ソケットから前記第1のパッケージを搬出する工程、
ここで、前記第1のパッケージは、以下を含む:
(x1)前記第1のパッケージの下面に設けられた第1の電極群;
(x2)前記第1のパッケージの上面に設けられた第2の電極群;
(x3)前記第2の電極群に半田接続された複数のチップ部品。
20.前記19項の半導体装置の製造方法において、前記第2の電気的試験は、前記第1の電極群に属する電極にプローブ針を接触させた状態で実行される。
21.前記19または20項の半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記第1のパッケージの前記下面を保持した状態で行われる。
22.前記19または20項の半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記第1のパッケージの側面を保持した状態で行われる。
〔本願における記載形式・基本的用語・用法の説明〕
1.本願において、実施の態様の記載は、必要に応じて、便宜上複数のセクションに分けて記載する場合もあるが、特にそうでない旨明示した場合を除き、これらは相互に独立別個のものではなく、単一の例の各部分、一方が他方の一部詳細または一部または全部の変形例等である。また、原則として、同様の部分は繰り返しを省略する。また、実施の態様における各構成要素は、特にそうでない旨明示した場合、理論的にその数に限定される場合および文脈から明らかにそうでない場合を除き、必須のものではない。
1.本願において、実施の態様の記載は、必要に応じて、便宜上複数のセクションに分けて記載する場合もあるが、特にそうでない旨明示した場合を除き、これらは相互に独立別個のものではなく、単一の例の各部分、一方が他方の一部詳細または一部または全部の変形例等である。また、原則として、同様の部分は繰り返しを省略する。また、実施の態様における各構成要素は、特にそうでない旨明示した場合、理論的にその数に限定される場合および文脈から明らかにそうでない場合を除き、必須のものではない。
更に、本願において、「半導体装置」または「半導体集積回路装置」というときは、主に、各種トランジスタ(能動素子)単体、および、それらを中心に、抵抗、コンデンサ等を半導体チップ等(たとえば単結晶シリコン基板)上に集積したものをいう。ここで、各種トランジスタの代表的なものとしては、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)に代表されるMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を例示することができる。このとき、集積回路構成の代表的なものとしては、Nチャネル型MISFETとPチャネル型MISFETを組み合わせたCMOS(Complemetary Metal Oxide Semiconductor)型集積回路に代表されるCMIS(Complemetary Metal Insulator Semiconductor)型集積回路を例示することができる。
2.同様に実施の態様等の記載において、材料、組成等について、「AからなるX」等といっても、特にそうでない旨明示した場合および文脈から明らかに、そうでない場合を除き、A以外の要素を主要な構成要素のひとつとするものを排除するものではない。たとえば、成分についていえば、「Aを主要な成分として含むX」等の意味である。たとえば、「シリコン部材」等といっても、純粋なシリコンに限定されるものではなく、SiGe合金やその他シリコンを主要な成分とする多元合金、その他の添加物等を含む部材も含むものであることはいうまでもない。
3.同様に、図形、位置、属性等に関して、好適な例示をするが、特にそうでない旨明示した場合および文脈から明らかにそうでない場合を除き、厳密にそれに限定されるものではないことは言うまでもない。
4.さらに、特定の数値、数量に言及したときも、特にそうでない旨明示した場合、理論的にその数に限定される場合および文脈から明らかにそうでない場合を除き、その特定の数値を超える数値であってもよいし、その特定の数値未満の数値でもよい。
5.「ウエハ」というときは、通常は半導体装置(半導体集積回路装置、電子装置も同じ)をその上に形成する単結晶シリコンウエハを指すが、エピタキシャルウエハ、SOI基板、LCDガラス基板等の絶縁基板と半導体層等の複合ウエハ等も含むことは言うまでもない。
6.本願において「デュアルフェイス型パッケージ」とは、その内部の半導体チップを有する半導体パッケージ(主要部は樹脂等の絶縁性部材)であって、平面的には主に矩形(ほぼ長方形または正方形)形状を呈しており、上下の主面には、それぞれ電極(テスト用メタルパッド、接続用ランド、バンプ電極、ビア端部等)が設けられているものを言う。以下では、主に上下に配線基板(ベース配線基板、トップ配線基板)を有するパッケージ形態を説明するが、上下主面に電極を有する半導体パッケージであれば、ベース配線基板およびトップ配線基板のいずれか一方、または両方を有しないものも、デュアルフェイス型パッケージである。また、デュアルフェイス型パッケージは、POP型の積層パッケージのベースパッケージであることが多いが、それに限定されるものではない。なお、各種電極の内、汚染等が問題となるのは、主に接続用ランド、バンプ電極である。これらは、後にユーザ等により接続に使用されるからである。一方、テスト用メタルパッド、ビア端部等は、通常は接続用には使用されないので、汚染等が問題となる可能性は相対的に低い。
〔実施の形態の詳細〕
実施の形態について更に詳述する。各図中において、同一または同様の部分は同一または類似の記号または参照番号で示し、説明は原則として繰り返さない。
実施の形態について更に詳述する。各図中において、同一または同様の部分は同一または類似の記号または参照番号で示し、説明は原則として繰り返さない。
また、添付図面においては、却って、煩雑になる場合または空隙との区別が明確である場合には、断面であってもハッチング等を省略する場合がある。これに関連して、説明等から明らかである場合等には、平面的に閉じた孔であっても、背景の輪郭線を省略する場合がある。更に、断面でなくとも、空隙でないことを明示するために、ハッチングを付すことがある。
なお、デュアルフェイスパッケージの周辺にビアを有するパッケージ構造等について開示した先行特許出願としては、たとえば日本特願第2009−226679号(日本出願日2009年9月30日)がある。
1.本願の各実施の形態の半導体装置の製造方法に使用するハンドラ等のテスト装置および電気的検査プロセス等の説明(主に図1から図16)
図1は本願の各実施の形態の半導体装置の製造方法に使用するハンドラ等のテスト装置の模式断面図である。図2は図1のテスト装置のパッケージ保持ヘッドの下面図である。図3は図2のX−X’断面に対応する図1のテスト装置のパッケージ保持ヘッドの正断面図(パッケージ保持アームが開いているとき)である。図4は図2のX−X’断面に対応する図1のテスト装置のパッケージ保持ヘッドの正断面図(パッケージ保持アームがパッケージを保持しているとき)である。図5は図3の保持アーム周辺部R1の拡大正断面図(パッケージ保持アームが開いているとき)である。図6は図4の保持アーム周辺部R1の拡大正断面図(パッケージ保持アームがパッケージを保持しているとき)である。図7は図3の保持アーム周辺部R1の拡大正断面図(図2から図6に対する変形例:パッケージ保持アームが開いているとき)である。図8は図4の保持アーム周辺部R1の拡大正断面図(図2から図6に対する変形例:パッケージ保持アームがパッケージを保持しているとき)である。図9は図1に示すパッケージ収納トレーの上面図である。図10は図9のパッケージ収納トレーの単位領域周辺部R2の拡大上面図である。図11は図10のX−X’またはY−Y’断面に対応するパッケージ収納トレーの単位領域周辺部R2の拡大正断面図(トレーにパッケージが置かれている状態)である。図12は図10のA−A’断面に対応するパッケージ収納トレーの単位領域周辺部R2の拡大正断面図(パッケージがパッケージ保持アームに保持されている状態)である。図13は図1に示すテストソケット台座(テストソケットを含む)の上面図である。図14は図13のC−C’ 断面に対応するテストソケット台座周辺の正断面図(パッケージがパッケージ保持アームに保持されている状態)である。図15は図13のB−B’ 断面に対応するテストソケット台座周辺の正断面図(パッケージがパッケージ保持部に置かれている状態)である。図16は図13のB−B’ 断面に対応するテストソケット台座周辺の正断面図(テスト状態)である。これらに基づいて、本願の各実施の形態の半導体装置の製造方法に使用するハンドラ等のテスト装置および電気的検査プロセス等を説明する。
図1は本願の各実施の形態の半導体装置の製造方法に使用するハンドラ等のテスト装置の模式断面図である。図2は図1のテスト装置のパッケージ保持ヘッドの下面図である。図3は図2のX−X’断面に対応する図1のテスト装置のパッケージ保持ヘッドの正断面図(パッケージ保持アームが開いているとき)である。図4は図2のX−X’断面に対応する図1のテスト装置のパッケージ保持ヘッドの正断面図(パッケージ保持アームがパッケージを保持しているとき)である。図5は図3の保持アーム周辺部R1の拡大正断面図(パッケージ保持アームが開いているとき)である。図6は図4の保持アーム周辺部R1の拡大正断面図(パッケージ保持アームがパッケージを保持しているとき)である。図7は図3の保持アーム周辺部R1の拡大正断面図(図2から図6に対する変形例:パッケージ保持アームが開いているとき)である。図8は図4の保持アーム周辺部R1の拡大正断面図(図2から図6に対する変形例:パッケージ保持アームがパッケージを保持しているとき)である。図9は図1に示すパッケージ収納トレーの上面図である。図10は図9のパッケージ収納トレーの単位領域周辺部R2の拡大上面図である。図11は図10のX−X’またはY−Y’断面に対応するパッケージ収納トレーの単位領域周辺部R2の拡大正断面図(トレーにパッケージが置かれている状態)である。図12は図10のA−A’断面に対応するパッケージ収納トレーの単位領域周辺部R2の拡大正断面図(パッケージがパッケージ保持アームに保持されている状態)である。図13は図1に示すテストソケット台座(テストソケットを含む)の上面図である。図14は図13のC−C’ 断面に対応するテストソケット台座周辺の正断面図(パッケージがパッケージ保持アームに保持されている状態)である。図15は図13のB−B’ 断面に対応するテストソケット台座周辺の正断面図(パッケージがパッケージ保持部に置かれている状態)である。図16は図13のB−B’ 断面に対応するテストソケット台座周辺の正断面図(テスト状態)である。これらに基づいて、本願の各実施の形態の半導体装置の製造方法に使用するハンドラ等のテスト装置および電気的検査プロセス等を説明する。
まず、IC(Integrated Circuit)ハンドラ(半導体パッケージの電気的テスト装置)の全体構成を図1に基づいて説明する。図1に示すように、ハンドラ51は、LSIテスタ部52、搬送制御部53、テスト室54等から構成されている。搬送制御部53側のテスト室54には、被テストパッケージ1(図4)の待機部(テスト前後の待機場所)としてのパッケージ収納トレー55が置かれている。パッケージ収納トレー55上の被テストパッケージ1は、パッケージ保持ヘッド56によって搬送される。パッケージ保持ヘッド56は保持ヘッド支持部57によって搬送ガイド58に吊り下げられており、搬送ガイド58に沿って移動するようになっている。LSIテスタ部52の上面のテストボードジョイント部59には、テストボード61が設置されており、テストボード61にはテストソケット63を含むテストソケット台座62が設けられている。搬送ガイド58には、テストヘッドハングアーム65が吊り下げられており、テストヘッドハングアーム65の先にはテストヘッド64が取り付けられており、テストを実行するために、横方向および縦方向に移動可能となっている。
次に、図2から図8に基づいて、図1のパッケージ保持ヘッド56について説明する。図2に示すように、パッケージ保持ヘッド56は平面形状が矩形から成る被テストパッケージ1の4辺に対応して、4個のパッケージ保持アーム67を収容する保持アーム収容貫通孔66を有しており、保持アーム収容貫通孔66には、それぞれ真空吸引&ガス供給路末端部68が連結されている。この真空吸引&ガス供給路末端部68は中央の真空吸引&ガス供給路主管部69に連結されており、真空引きや圧搾空気の供給が可能となっている。
次に、図3及び図5によってパッケージ保持アーム67の働きを説明する。図3及び図5に示すように、パッケージ保持アーム67の先端部67aは、かぎ状の形状となっており、パッケージ保持アーム67の他端は、回転中心(回転軸)71となっている。真空吸引&ガス供給路末端部68の終端部には、吸着部ガス通路73を有する弾性体吸着部72が設けられている。
被テストパッケージ(半導体パッケージ)1を保持するときは、図4および図6に示すようになる。すなわち、下面1aに形成され、被テストパッケージ1の外部端子となる複数のバンプ電極(第1の電極群)2、図19に示すように、下面1aにおいて複数のバンプ電極2の周囲(下面1aの周辺部)に形成された複数のテスト用パッド(テスト用メタルパッド、ランド群)4、後に上面1b(下面1aとは反対側の面)に搭載される電子部品との接続に使用される複数の接続用パッド(第2の電極群)3、上面1bに形成されたビア上端部5t等を有する被テストパッケージ1の下面1aにおける周辺部をパッケージ保持アーム67の先端部67aによって保持するようになっている。このとき、真空吸引&ガス供給路末端部68は、真空引きされており、弾性体吸着部72が変形して、パッケージ保持アーム67を引き付けている。また、被テストパッケージ1の下面1aの周辺部には、複数のテスト用パッド4のように、接触してもよい電極(複数のバンプ電極2および複数の接続用パッド3は汚染されると後の実装特性に影響するので接触してはいけない電極である)が配置されているため、下からの保持に有効である。
パッケージ保持アーム67の先端部67aは、図7および図8のようなものとすることも可能である。すなわち、先の例では、パッケージ保持アーム67(保持アーム先端部67aを含む)は、比較的剛性の高い絶縁部材、換言すれば、被テストパッケージ1のベース基板14の硬度よりも高い硬度から成る絶縁部材で構成されている。一方、図7および図8の例では、パッケージ保持アーム67の先端に設けられた弾性体先端部67aを比較的軟らかい部材、換言すれば、被テストパッケージ1のベース基板14の硬度よりも低い硬度から成る部材で構成することによって、被テストパッケージ1の側面(上面1bと下面1aとの間に位置する面)との摩擦により保持する構造となっている。これにより、図4及び図6に示すようなパッケージ保持アーム67を使用する場合に比べ、保持アーム先端部67aと各電極との接触をより確実に抑制することができる。ただし、一般に被テストパッケージ1は、薄く反りやすい場合が多いので、そのような場合は、図4に示すやり方(下方周辺部を保持する)の方が有利である。
パッケージ保持アーム67の全体または、その先端部を絶縁部材とすることは、スパークによる半導体装置の破壊防止に有効である。
なお、パッケージ保持アーム67の先端部67a(保持部材)は、被テストパッケージ1の周辺部を保持することによって、保持部材が、接続用パッド3やバンプ電極2に接触しないことが汚染の観点から望ましい。また、被テストパッケージ1の周辺部の下面1aや側面を保持することが、動作の安定性等から特に望ましい。また、被テストパッケージ1の周辺部の下面1aを保持する場合は、側面を保持する場合と比較して、被テストパッケージ1の反りの影響が少なく、更に望ましい。
次に図9から図11により、パッケージ収納トレー55を説明する。図9に示すようにパッケージ収納トレー55は通常、平面的には矩形形状をしており、トレーの収納部55aがマトリクス状に設けられており、その中に複数の被テストパッケージ1が収容されている。図10は図9のパッケージ収納トレー単位領域周辺部R2を拡大したものである。図10および図11(図10のX−X’断面またはY−Y’断面)に示すように、枠部55cに囲まれたトレーの収納部55aにおいて、被テストパッケージ1の各角部に対応する4箇所にパッケージ支持部55bが設けられており、それらによって被テストパッケージ1の各角部における下面1a側を支持している。
次に図12(図10のA−A’断面)によって、被テストパッケージ1をパッケージ収納トレー55から取り出す際の様子を説明する。図12に示すように、図4と同様に、たとえば被テストパッケージ1の下面1aをパッケージ保持アーム67の先端部67aで保持して、持ち上げる。
次に図13から図16に基づいて、図1のテストソケット台座62を説明する。図13に示すように、テストソケット台座62の周辺部には、テストヘッド64との接続を取るための複数のポゴピン(ポゴリン群、プローブ針)75bが設けられており、その内側にはテストソケット63が配置されている。テストソケット63の中央部には複数のポゴピン(ポゴリン群、プローブ針)75aが配列されており、その周辺四隅には、被テストパッケージ1を保持するためのパッケージ保持部74が設けられている。
次に、図13のC−C’断面を示す図14によって、パッケージ保持ヘッド56が被テストパッケージ1を保持して、テストソケット63に接近する様子を説明する。図14に示すように、テストソケット63はテストソケット台座62の中央部のリセス部にバネ76で保持されており、パッケージ保持アーム67の先端部67aがパッケージ保持部74を回避して、被テストパッケージ1をパッケージ保持部74に置けるようになっている。すなわち、テストソケット63に設けられたパッケージ保持部74は、図13に示すように、被テストパッケージ1の各角部に対応する4箇所に配置されており、それぞれ形状は、平面視においてL字状に形成されている。この複数のパッケージ保持部74により、被テストパッケージ1の各角部における下面1a側は支持される。
次に図15に示すように、パッケージ保持ヘッド56が被テストパッケージ1をパッケージ保持部74に置いた後で、テストヘッド64が被テストパッケージ1に接近してくる。ここで、ポゴリン群75cとポゴリン群75bとは、ポゴピンホール77内にポゴリン群75bを挿入することによって配線基板78を介して相互に接続されるようになっている。
次に、図16に示すように、ポゴピン(ポゴリン群、プローブ針)75cが接続用パッド3(第2の電極群)に接触すると、テストソケット63を押し下げて、バンプ電極2(第1の電極群)が、ポゴリン群75aに接触する。一方、ポゴリン群75bの先端部は、ポゴピンホール77に挿入され、配線基板78の所定の電極に接触する。この状態で電気的テスト(第1の電気的テスト)が実行される。電気的テスト終了後、テストヘッド64が退避して、代わりに図14のようにして(被テストパッケージ1の周辺部を保持して)、被テストパッケージ1をテストソケット63から排出する。その後、その状態で、図12のようにパッケージ収納トレー55に被テストパッケージ1を戻す。なお、本実施の形態では、被テストパッケージ1のみで行う電気的テストを、中間の電気的テスト(第1の電気的試験)とする。
なお、テストヘッド64とパッケージ保持ヘッドとを同一体とすることも可能である。
また、中間の電気的テスト(第1の電気的試験)と、中間の電気的テストを行った半導体パッケージ1の上面1bに電子部品を搭載した状態で行う最終テスト(第2の電気的試験)は、同一のハンドラ等を使用してもよいし、別個のハンドラ等を使用してもよい。
更に、パッケージ保持ヘッドは、単数設けてもよいし、複数(第1及び第2のパッケージ保持ヘッド)設けてもよい。
また、パッケージ保持ヘッド56およびその一部であるパッケージ保持アーム67と、被検査パッケージ1との関係は、パッケージ保持ヘッド56が被検査パッケージ1を搬送するときに、パッケージ保持ヘッド56のいずれの部分も被検査パッケージ1の上面1bの上面ランド電極または電極群3(第2の電極群)に接触しないことが好適である。しかし、汚染の原因となるのは、主に真空吸着用の弾性体等であるから、少なくとも、パッケージ保持ヘッド56の一部をなす、弾性体等の汚染原因部材が上面ランド電極または電極群3に触れなければよい。
2.本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法における対象半導体パッケージの上下面における電極パッド等のレイアウト等の説明(主に図17から図19)
このセクションでは、被テストパッケージ1であるデュアルフェイス型パッケージの一例を説明する。
このセクションでは、被テストパッケージ1であるデュアルフェイス型パッケージの一例を説明する。
図17は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法における対象半導体パッケージの上面における電極パッド等(上面ランド電極、ビア上端部等)のレイアウトを示すベースパッケージ上面図である。図18は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法における対象半導体パッケージの上面における電極パッド等(上面ランド電極、ビア上端部等)のレイアウトを示すベースパッケージ上面図(セクション5から8に対応する変形例)である。図19は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法における対象半導体パッケージの下面における電極パッド等(下面バンプ電極、テスト用ランド等)のレイアウトを示すベースパッケージ上面図である。これらに基づいて、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法における対象半導体パッケージの上下面における電極パッド等のレイアウト等を説明する。
デュアルフェイス型パッケージ1の上面1bの外観を図17(セクション3,4に対応)によって説明する。図17に示すように、デュアルフェイス型パッケージ1の上面1bの内部領域25(平面図において複数のビア上端部5tで囲まれる領域)のほぼ全面にマトリクス状に接続用パッド3(第2の電極群であり主に半田バンプその他のバンプ電極を介しての接続に使用される)が敷き詰められており、その外周の上面1bの周辺部には、多数のビア上端部5t(たとえばビアの上端を成すランドまたはランドおよびその上の半田層など)がリング状に設けられている。なお、言うまでもないことであるが、これらのビア上端部5tは、必須のものではない。
次に、デュアルフェイス型パッケージ1の上面1bにチップ部品を搭載する場合の図17の変形例を図18(セクション5から8に対応)によって説明する。図18に示すように、この場合は、ビア上端部5tは図17と同じであるが、デュアルフェイス型パッケージ1の上面1bの内部領域25(平面図において複数のビア上端部5tで囲まれる領域)のほぼ全面に各種のチップ部品に対応した接続用パッド3(たとえば、フリップチップ用バンプ接続用ランド、その他のチップ部品の半田リフロー接続用ランドなど)が配列されている。これらの接続用ランド3は、汎用性を持たせるため、必要と思われる各種の形状のものを面積が許す限り敷き詰めておくのが好適である。
次に、デュアルフェイス型パッケージ1の下面1aの外観を図19(セクション3から8に対応)によって説明する。図19に示すように、デュアルフェイス型パッケージ1の下面1aの内部領域26(平面視において複数のテスト用パッド4で囲まれる領域)のほぼ全面にマトリクス状に下面バンプ電極または電極群2(第2の電極群であり主に半田バンプその他のバンプ電極である)が敷き詰められており、その外周の下面1aの周辺部には、テスト用パッド4(たとえば通常、ユーザは利用しない内部テスト用ランドなど)がリング状に設けられている。なお、言うまでもないことであるが、下面テスト用ランドまたはランド群4は、必須のものではない。
なお、ここで説明したデュアルフェイス型パッケージ1の代表的寸法は、たとえば10ミリメートル角程度、パッケージ厚さ0.2ミリメートル程度(ボールを除く)、半田ボールまたはバンプ高さ0.15ミリメートル程度である。図17の半導体パッケージの上面1bの周辺部は、ビア上端部5tがあるものの、比較的スペースがあるように見えるが、実際には、接続用パッド3(第2の電極群)は、半導体パッケージの上面1bのほぼ全体に敷き詰められており、周辺の空いた部分(ビア上端部5tがある部分も含め)の幅は2ミリメートル程度又はそれ以下の幅であり、真空吸着等の方法で上方から吸着保持するのは困難である。また、ビア上端部5tの突起物がある場合は、特に吸着は困難である。
3.本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス1:単純POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローの説明(主に図20から図23および図35)
このセクションでは、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス1:単純POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローを説明するほか、セクション2で説明したデュアルフェイス型パッケージ1を更に説明する。これらの説明は、以下のセクション3から8に共通する。
このセクションでは、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス1:単純POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローを説明するほか、セクション2で説明したデュアルフェイス型パッケージ1を更に説明する。これらの説明は、以下のセクション3から8に共通する。
図20は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス1:単純POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(ベースパッケージ完成)である。なお、ここでは下面の1aのバンプ形成用ランド2m(図27)は特に説明上必要な場合以外では省略する(以下のセクションでも同じ)。図21は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス1:単純POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(ベースパッケージテスト)である。図22は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス1:単純POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(トップパッケージ取り付け)である。図23は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス1:単純POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(ファイナルテスト)である。図35は図20のビア周辺部R3の拡大断面図である。これらに基づいて、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス1:単純POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローを説明する。
まず、ベースパッケージ1の完成時におけるパッケージ構造から説明する。図20に示すように、ベース配線基板14の下面1aの内部領域のほぼ全面にマトリクス状にバンプ電極2(第1の電極群)が設けられており、ベース配線基板14の上面のほぼ中央部には半導体チップ11(第1の半導体チップ)がダイボンディングされている。半導体チップ11のデバイス面上のボンディングパッドとベース配線基板14の上面のリード(たとえば銅リード)との間には金線等のボンディングワイヤが接続されている。半導体チップ11の上方には封止レジン7(封止樹脂)を介してトップ配線基板(サブ配線基板)15が固定されており、トップ配線基板15の上面1bには接続用パッド3(第2の電極群)が形成されている。また、図示しないが、ベース配線基板14の下面1aには、バンプ電極2を形成(接続)するため電極、およびテスト用パッド4と一体に形成された配線を保護するために絶縁膜(ソルダレジスト膜)が形成されており、バンプ電極2を形成(接続)するため電極、およびテスト用パッド4の表面は、この絶縁膜に形成された開口部から露出している。そして、バンプ電極2は、絶縁膜の開口部から露出した電極の表面と接続している。なお、上面1b側についてもこれと同様の構成である。
次に、ベースパッケージ1の周辺部に設けられたビア5(ビア上端部5t)の構造の一例である拡大図を図35に示す。図35に示すように、ビア上端ランド22、トップ配線基板15(サブ配線基板)および封止レジン層7を貫通してベース配線基板上面14bのビア下端ランド23に到達するビアホール24(たとえばレーザ等による貫通孔)が設けられており、このビアホール24が、たとえば半田等の埋め込み金属部材で埋め込まれてビア5(ビア埋め込みメタルまたはプラグ)を形成している。この例ではビア5の上端部5tは、凸レンズ状の形状を呈している。なお、このベースパッケージ1は、セクション4に説明する方法によって製造することもできる。なお、ここでレジンによる封止は、通常はベース配線基板14とトップ配線基板15の間に封止レジンを注入することによって実行されるが、ベース配線基板14上を先ずレジンで封止した後に、トップ配線基板15を貼り付ける等の方法でもよい(以下のセクションでも同じ)。
次に図21(図16に対応)に示すように、電気的試験(第1の電気的試験)を実行する(セクション1参照)。すなわち、ベースパッケージ1の上下からポゴリン75a,75c(一般にはプローブ針)をバンプ電極2(第1の電極群)および接続用パッド3(第2の電極群)にコンタクトさせた状態で、各種の電気的試験を実行する。このテストにより良品と判定されたベースパッケージ1に対して、以下の処理を施す。
すなわち、図22に示すように、たとえばベースパッケージ1と同様に、バンプ電極9を有する半導体パッケージ8(第2のパッケージ)を準備する。半導体パッケージ8は、前記のほかに、たとえば、ベース配線基板20、その上面に順次積層してダイボンディングされた半導体チップ12a、スペーサ13、半導体チップ12b、各チップのボンディングパッドとベース配線基板20の上面等に設けられたリード間を接続するボンディングワイヤ6、およびこれらを封止する封止レジン7(封止樹脂)を有する。ここで、半導体パッケージ8をリフローによりベースパッケージ1上に搭載する。ここで、半導体チップ11は、たとえばシステムチップであり、半導体チップ12a,12bは、たとえばメモリチップである。
次に、図23に示すように、半導体パッケージ8を搭載したベースパッケージ1に対して最終テスト(第2の電気的試験)を実行する。このテストは、バンプ電極2(第1の電極群)にポゴピンまたはポゴリン群75(プローブ針)をコンタクトした状態で実行する。テストのやり方としては、基本的に、セクション1に説明したものと同じであるが、図16等において、ポゴピン75b,75cは不要で、テストヘッド64によって、単に半導体パッケージ8を搭載したベースパッケージ1を押し下げるのみである点が異なる。この最終テストの実行方法は、以下のセクションにおいても同じである。
4.本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス1:MAP型POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローの説明(主に図24から図26)
セクション3では、単位半導体パッケージに対する電気的試験(第1の電気的試験)について、主に説明したが、このセクションでは、MAP(Mold Array Package)等の集合半導体パッケージに対する電気的試験(第1の電気的試験)について主に説明する。
セクション3では、単位半導体パッケージに対する電気的試験(第1の電気的試験)について、主に説明したが、このセクションでは、MAP(Mold Array Package)等の集合半導体パッケージに対する電気的試験(第1の電気的試験)について主に説明する。
このセクションの図24から図26に関する説明はセクション3のベースパッケージ1(単位半導体パッケージ)の準備プロセスと見ることもできるが、一方、セクション3の個々のベースパッケージ1(単位半導体パッケージ)ごとに製造することも可能である。
図24は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス1:MAP型POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(ベースパッケージ完成)である。図25は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス1:MAP型POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(ベースパッケージテスト)である。図26は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス1:MAP型POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(パッケージダイシング)である。これらに基づいて、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス1:MAP型POPプロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローを説明する。
ベースパッケージ1(集合半導体パッケージ)の完成時におけるパッケージ構造を説明する。図24に示すように、セクション3のベースパッケージ1は、単位パッケージ領域10に対応している(通常、単位パッケージ領域10は2次元マトリクス状に配列されている。以下のセクションでも同じ)。また、ベース配線基板14、トップ配線基板15、封止レジン7(7a)等は、複数の単位パッケージ領域10に渡って一体となっている。
次に、図25に示すように、集合半導体パッケージ1の各単位パッケージ領域10に対して一括して電気的試験(第1の電気的試験)を実行する(セクション1参照)。すなわち、ベースパッケージ1の上下からポゴリン75a,75c(一般にはプローブ針)をバンプ電極2(第1の電極群)および接続用パッド3(第2の電極群)にコンタクトさせた状態で、各種の電気的試験を実行する。ここで、テストのやり方は、セクション1で説明したものと基本的に同じであるが、図16等でテストソケット台座62上にマトリクス状に複数のテストソケット63が設けられている点が異なる。
次に、図26に示すように、パッケージダイシングによりダイシング溝16を形成し、集合半導体パッケージ1を個々の単位パッケージ領域10に分離する。
この後、第1の電気的試験において良品と判定された分離されたベースパッケージ1に対して、セクション3の図22以降の処理を施す。
5.本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス2:チップ部品搭載プロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローの説明(主に図27から図29)
このセクションで説明するものは、セクション3で説明したものと基本的に同様であるが、ベースパッケージ1の上面1bに搭載するものが、半導体チップや半導体パッケージ以外のその他の各種のチップ部品を含む点で異なっている。ここで、チップ部品には、半導体チップや半導体パッケージ(半導体チップを含む封止体)が含まれる。
このセクションで説明するものは、セクション3で説明したものと基本的に同様であるが、ベースパッケージ1の上面1bに搭載するものが、半導体チップや半導体パッケージ以外のその他の各種のチップ部品を含む点で異なっている。ここで、チップ部品には、半導体チップや半導体パッケージ(半導体チップを含む封止体)が含まれる。
図27は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス2:チップ部品搭載プロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(チップ部品搭載)である。図28は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス2:チップ部品搭載プロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(チップ部品アンダーフィル)である。図29は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス2:チップ部品搭載プロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(ファイナルテスト)である。これらに基づいて、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(単パッケージプロセス2:チップ部品搭載プロセス)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローを説明する。
先ず、図21(ただし、上面のレイアウトはセクション3,4のように図17ではなく、このセクションでは図18のようになる。以下のセクションにおいても同じ)の第1の電気的試験で良品と判定されたベースパッケージ1を準備する。
次に図27に示すように、良品であるベースパッケージ1の上面1bの接続用パッド3(第2の電極群)に半田リフロー等により、チップ部品17a,17b,17cを半田接合部18、半田バンプ19等を介して接続する。
次に、必須ではないが、図28に示すように、チップ部品17a,17b,17cの接続信頼性を高めるために、アンダーフィルレジン21によるアンダーフィル処理を実行する。
次に、図29に示すように、チップ部品17a,17b,17cを搭載したベースパッケージ1に対して最終テスト(第2の電気的試験)を実行する。このテストは、バンプ電極2(第1の電極群)にポゴピンまたはポゴリン群75(プローブ針)をコンタクトした状態で実行する。テストのやり方としては、基本的に、セクション1に説明したものと同じであるが、図16等において、ポゴピン75b,75cは不要で、テストヘッド64によって、単にチップ部品17a,17b,17cを搭載したベースパッケージ1を押し下げるのみである点が異なる。なお、この最終テストを行うために、複数の電子部品(チップ部品)17a,17b,17cが上面1bに搭載された被テストパッケージ1をテストソケット63に配置する際にも、図4(又は、図7)に示すような、被テストパッケージ1の周辺部を保持するパッケージ保持アーム67を用いることが好ましい。この理由は、図27に示すように、被テストパッケージ1の上面1bに搭載される複数の電子部品のそれぞれの実装高さが互いに異なるためである。また、図22に示すように、上面1bに搭載される電子部品が1つのみの場合であったとしても、この搭載される電子部品の外形サイズが被テストパッケージ1の外形サイズよりも小さい場合には、吸着するための領域が小さいため、このような構成からなる被テストパッケージ1のテストにおいても、図4(又は、図7)に示すような、被テストパッケージ1の周辺部を保持するパッケージ保持アーム67を用いることが好ましい。
6.本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス2:MAP先行分割チップ部品搭載)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローの説明(主に図24から図26を参照)
このセクションの図24から図26に関する説明はセクション5のベースパッケージ1(単位半導体パッケージ)の準備プロセスと見ることもできるが、一方、セクション5の個々のベースパッケージ1(単位半導体パッケージ)ごとに製造することも可能である。
このセクションの図24から図26に関する説明はセクション5のベースパッケージ1(単位半導体パッケージ)の準備プロセスと見ることもできるが、一方、セクション5の個々のベースパッケージ1(単位半導体パッケージ)ごとに製造することも可能である。
図24から図26等を参照して、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス2:MAP先行分割チップ部品搭載)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローを説明する。
図24から図26に説明したものとの相違点は、単位パッケージ領域10の上面1bの外観が、図18に示すようなものである点である。この例においては、図26に示すように、パッケージダイシングにより、個々の単位パッケージ領域10に分離した後、図25の第1の電気的試験で良品と判定された単位パッケージ領域10、すなわち、ベースパッケージ1(単位半導体パッケージ)に対してセクション5に説明した図27以降の処理を実行する。
7.本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス3:チップ部品搭載後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローの説明(主に図30から図31)
図30は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス3:チップ部品搭載後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(チップ部品搭載)である。図31は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス3:チップ部品搭載後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(パッケージダイシング)である。これらに基づいて、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス3:チップ部品搭載後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローを説明する。
図30は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス3:チップ部品搭載後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(チップ部品搭載)である。図31は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス3:チップ部品搭載後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(パッケージダイシング)である。これらに基づいて、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス3:チップ部品搭載後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローを説明する。
図25に示すように(ただし、このセクションで説明する単位パッケージ領域10の上面1bの外観は、図18に示すようなものとなっている。)第1の電気的試験を実行して、各単位パッケージ領域10に対して、良品または不良品の判定を行う。
次に、図30に示すように、良品と判定された単位パッケージ領域10の上面1bのみに、たとえば半田リフロー等により、チップ部品17a,17b,17cを搭載する。一方、不良と判定された単位パッケージ領域10xの上面1bには何も搭載しない。
次に図31に示すように、パッケージダイシングにより、個々の単位パッケージ領域10に分離する。
その後、そのまま、または、図28のようにアンダーフィル処理を実施した後、図29のように最終試験(第2の電気的試験)を実行する。
8.本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス4:チップ部品搭載レジン封止後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローの説明(主に図32から図34)
このセクションでは、セクション7のプロセスの改良プロセスを説明する。セクション7のプロセスにおいては、ダイシング時の振動で、チップ部品17a,17b,17cが剥がれるおそれがあるが、これを回避するために、このセクションのプロセスでは、ダイシング前に2次封止を実行することを特徴としている。
このセクションでは、セクション7のプロセスの改良プロセスを説明する。セクション7のプロセスにおいては、ダイシング時の振動で、チップ部品17a,17b,17cが剥がれるおそれがあるが、これを回避するために、このセクションのプロセスでは、ダイシング前に2次封止を実行することを特徴としている。
図32は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス4:チップ部品搭載レジン封止後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(2次レジン封止)である。図33は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス4:チップ部品搭載レジン封止後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(パッケージダイシング)である。図34は本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス4:チップ部品搭載レジン封止後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フロー図(ファイナルテスト)である。これらに基づいて、本願の一実施の形態の半導体装置の製造方法(MAP型パッケージプロセス4:チップ部品搭載レジン封止後MAP分割)におけるベースパッケージテストからファイナルテストまでのデバイス断面フローを説明する。
セクション7の図30に示すように、チップ部品17a,17b,17cの搭載が完了した後、図32に示すように、ベースパッケージの上面のほぼ全体を封止レジン7bで再封止する。
次に、図33に示すように、パッケージダイシングにより、個々の単位パッケージ領域10に分離する。
次に図34に示すように、分離された単位パッケージ領域10、すなわち、チップ部品17a,17b,17cが搭載されたベースパッケージ1に対して、最終試験(第2の電気的試験)を実行する。
9.サマリ
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態では、主にプラスチックパッケージについて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、半導体パッケージの全部又は一部の上下面に電極が形成されているデュアルフェイスパッケージを含むものに広く適用できる。たとえば、全部または一部にセラミックやガラスを用いたものにも適用できることは言うまでもない。
また、前記実施の形態では、主にパッケージ保持アーム67を真空または圧搾空気によって駆動する空圧制御を使用する例を具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、モータ、ボイスコイル、または、その他の電気的、機械的、電磁的制御であってもよい。
1 被テストパッケージ(半導体パッケージ、第1のパッケージ、単位半導体パッケージ、または集合半導体パッケージ)
1a 半導体パッケージの下面
1b 半導体パッケージの上面
2 バンプ電極(第1の電極群)
2m バンプ形成用ランド
3 接続用パッド(第2の電極群)
4 テスト用パッド
5 ビア(ビア埋め込みメタルまたはプラグ)
5t ビア上端部
6 ボンディングワイヤ
7,7a,7b 封止レジン(封止樹脂)
8 半導体パッケージ(第2のパッケージ)
9 (第2のパッケージの)バンプ電極または電極群
10 単位パッケージ領域
10x 不良単位パッケージ領域
11 半導体チップ(第1の半導体チップ)
12a,12b (第2のパッケージ内の)半導体チップ
13 スペーサ
14 ベース配線基板
14b ベース配線基板上面
15 トップ配線基板(サブ配線基板)
16 ダイシング溝
17a,17b,17c チップ部品
18 半田接合部
19 半田バンプ
20 上側パッケージのベース配線基板
21 アンダーフィルレジン
22 ビア上端ランド
23 ビア下端ランド
24 ビアホール(貫通孔)
25 パッケージ上面内部領域
26 パッケージ下面内部領域
51 ハンドラ(パッケージテスト装置)
52 テスタ部
53 搬送制御部
54 テスト室
55 パッケージ収納トレー
55a トレーの収納部
55b トレーのパッケージ支持部
55c トレーの枠部
56 パッケージ保持ヘッド
57 ハングアーム(保持ヘッド支持部)
58 搬送ガイド
59 テストボードジョイント部
61 テストボード
62 テストソケット台座
63 テストソケット
64 テストヘッド
65 テストヘッドハングアーム
66 保持アーム収容貫通孔
67 パッケージ保持アーム(第1または第2の搬送アーム)
67a 保持アーム先端部
68 真空吸引&ガス供給路末端部
69 真空吸引&ガス供給路主管部
71 回転中心(回転軸)
72 弾性体吸着部
73 吸着部ガス通路
74 テストソケットのパッケージ保持部
75、75a,75b,75c ポゴピン(ポゴリン群、プローブ針)
76 バネ
77 ポゴピンホール
78 配線基板
R1 保持アーム周辺部
R2 パッケージ収納トレー単位領域周辺部
R3 ビア周辺部
1a 半導体パッケージの下面
1b 半導体パッケージの上面
2 バンプ電極(第1の電極群)
2m バンプ形成用ランド
3 接続用パッド(第2の電極群)
4 テスト用パッド
5 ビア(ビア埋め込みメタルまたはプラグ)
5t ビア上端部
6 ボンディングワイヤ
7,7a,7b 封止レジン(封止樹脂)
8 半導体パッケージ(第2のパッケージ)
9 (第2のパッケージの)バンプ電極または電極群
10 単位パッケージ領域
10x 不良単位パッケージ領域
11 半導体チップ(第1の半導体チップ)
12a,12b (第2のパッケージ内の)半導体チップ
13 スペーサ
14 ベース配線基板
14b ベース配線基板上面
15 トップ配線基板(サブ配線基板)
16 ダイシング溝
17a,17b,17c チップ部品
18 半田接合部
19 半田バンプ
20 上側パッケージのベース配線基板
21 アンダーフィルレジン
22 ビア上端ランド
23 ビア下端ランド
24 ビアホール(貫通孔)
25 パッケージ上面内部領域
26 パッケージ下面内部領域
51 ハンドラ(パッケージテスト装置)
52 テスタ部
53 搬送制御部
54 テスト室
55 パッケージ収納トレー
55a トレーの収納部
55b トレーのパッケージ支持部
55c トレーの枠部
56 パッケージ保持ヘッド
57 ハングアーム(保持ヘッド支持部)
58 搬送ガイド
59 テストボードジョイント部
61 テストボード
62 テストソケット台座
63 テストソケット
64 テストヘッド
65 テストヘッドハングアーム
66 保持アーム収容貫通孔
67 パッケージ保持アーム(第1または第2の搬送アーム)
67a 保持アーム先端部
68 真空吸引&ガス供給路末端部
69 真空吸引&ガス供給路主管部
71 回転中心(回転軸)
72 弾性体吸着部
73 吸着部ガス通路
74 テストソケットのパッケージ保持部
75、75a,75b,75c ポゴピン(ポゴリン群、プローブ針)
76 バネ
77 ポゴピンホール
78 配線基板
R1 保持アーム周辺部
R2 パッケージ収納トレー単位領域周辺部
R3 ビア周辺部
Claims (20)
- 以下の工程を含む半導体装置の製造方法:
(a)第1のテスト装置内において、第1の半導体チップを搭載した第1のパッケージの周辺部を第1の搬送アームにより保持した状態で搬送して、前記第1のパッケージをテスト用ソケットにセットする工程;
(b)前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージが前記テスト用ソケットにセットされた状態で、前記第1のパッケージに対して第1の電気的試験を実行する工程;
(c)前記工程(b)の後、前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージの周辺部を第1または第2の搬送アームにより保持した状態で、前記テスト用ソケットから前記第1のパッケージを搬出する工程、
ここで、前記第1のパッケージは、以下を含む:
(x1)前記第1のパッケージの下面に設けられた第1の電極群;
(x2)前記第1のパッケージの上面に設けられた第2の電極群。 - 前記1項の半導体装置の製造方法において、前記第1の電気的試験は、前記第1の電極群および前記第2の電極群の各群に属する電極にプローブ針を接触させた状態で実行される。
- 前記2項の半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記第1のパッケージの前記下面または側面を保持した状態で行われる。
- 前記2項の半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記第1のパッケージの前記下面を保持した状態で行われる。
- 前記2項の半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記第1のパッケージの側面を保持した状態で行われる。
- 前記4項の半導体装置の製造方法において、前記搬送アームの前記第1のパッケージを保持する部分は、絶縁性部材で構成されている。
- 前記4項の半導体装置の製造方法において、前記第1のパッケージは、更に以下を含む:
(x3)前記第1の電極群の外周であって、前記第1のパッケージの前記下面の周辺部に前記第1の電極群を取り囲むように設けられたテスト用ランド群。 - 前記4項の半導体装置の製造方法において、前記第2の電極群は、前記第1のパッケージの前記上面に敷き詰められている。
- 前記8項の半導体装置の製造方法において、前記工程(a)および(c)における搬送は、前記テスト用ソケットとパッケージ収納トレー間で行われる。
- 前記9項の半導体装置の製造方法において、前記第1のパッケージは、単位半導体パッケージである。
- 前記10項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(d)前記工程(c)の後、前記第1のパッケージの前記上面に第2のパッケージを搭載する工程。 - 前記9項の半導体装置の製造方法において、前記第1のパッケージは、集合半導体パッケージである。
- 前記12項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(e)前記工程(c)の後、前記集合半導体パッケージを単位パッケージ領域に分離する工程;
(f)前記工程(e)の後、前記単位パッケージ領域の上面に第2のパッケージを搭載する工程。 - 前記10項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(g)前記工程(c)の後、前記第1のパッケージの前記上面に複数のチップ部品を搭載する工程。 - 前記12項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(h)前記工程(c)の後、前記集合半導体パッケージを単位パッケージ領域に分離する工程;
(i)前記工程(h)の後、前記単位パッケージ領域の上面に複数のチップ部品を搭載する工程。 - 前記12項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(j)前記工程(c)の後、前記集合半導体パッケージの単位パッケージ領域の上面に複数のチップ部品を搭載する工程;
(k)前記工程(j)の後、前記集合半導体パッケージを各単位パッケージ領域に分離する工程。 - 前記14項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(l)前記工程(g)の後、前記複数のチップ部品に対してアンダーフィル処理を実行する工程。 - 前記16項の半導体装置の製造方法において、更に、以下の工程を含む:
(m)前記工程(j)及び(k)の間に、前記複数のチップ部品を樹脂により封止する工程。 - 以下の工程を含む半導体装置の製造方法:
(a)第1のテスト装置内において、第1の半導体チップを搭載した第1のパッケージの周辺部を第1の搬送アームにより保持した状態で搬送して、前記第1のパッケージをテスト用ソケットにセットする工程;
(b)前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージが前記テスト用ソケットにセットされた状態で、前記第1のパッケージに対して第2の電気的試験を実行する工程;
(c)前記工程(b)の後、前記第1のテスト装置内において、前記第1のパッケージの周辺部を第1または第2の搬送アームにより保持した状態で、前記テスト用ソケットから前記第1のパッケージを搬出する工程、
ここで、前記第1のパッケージは、以下を含む:
(x1)前記第1のパッケージの下面に設けられた第1の電極群;
(x2)前記第1のパッケージの上面に設けられた第2の電極群;
(x3)前記第2の電極群に半田接続された複数のチップ部品。 - 前記19項の半導体装置の製造方法において、前記第2の電気的試験は、前記第1の電極群に属する電極にプローブ針を接触させた状態で実行される。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009282936A JP2011123015A (ja) | 2009-12-14 | 2009-12-14 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009282936A JP2011123015A (ja) | 2009-12-14 | 2009-12-14 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011123015A true JP2011123015A (ja) | 2011-06-23 |
Family
ID=44287026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009282936A Withdrawn JP2011123015A (ja) | 2009-12-14 | 2009-12-14 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011123015A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150062142A (ko) * | 2013-11-28 | 2015-06-05 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 전자 부품 검사 장치, 전자 부품 검사 방법, 및 검사 방법의 프로그램 |
US10386407B2 (en) | 2017-10-23 | 2019-08-20 | Shinko Electric Industries Co., Ltd. | Socket |
-
2009
- 2009-12-14 JP JP2009282936A patent/JP2011123015A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150062142A (ko) * | 2013-11-28 | 2015-06-05 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 전자 부품 검사 장치, 전자 부품 검사 방법, 및 검사 방법의 프로그램 |
JP2015105834A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 東京エレクトロン株式会社 | 電子部品検査装置、電子部品の検査方法、及び、検査方法のプログラム |
KR102255941B1 (ko) * | 2013-11-28 | 2021-05-24 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 전자 부품 검사 장치, 전자 부품 검사 방법, 및 검사 방법의 프로그램 |
US10386407B2 (en) | 2017-10-23 | 2019-08-20 | Shinko Electric Industries Co., Ltd. | Socket |
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