JP2011122611A - 駆動部材及び駆動部材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】寸法精度及び強固な締結強度が確保され、かつコスト高となるのが抑えられる。
【解決手段】駆動部材10は、軸周りに回転する軸部材20と、この軸部材20が挿入される挿入孔61を有して、軸部材20に結合される外挿部材60とを備える。軸部材20の外周面に、外挿部材60と軸方向で対面するフランジ22が張り出して形成されている。外挿部材60にかしめ爪63が形成され、フランジ22にかしめ溝24が周方向に複数並んで形成されている。かしめ爪63が、外挿部材60との間にフランジ22を軸方向に挟持しつつ、各かしめ溝24に嵌合してかしめ付けられている。
【選択図】図1
【解決手段】駆動部材10は、軸周りに回転する軸部材20と、この軸部材20が挿入される挿入孔61を有して、軸部材20に結合される外挿部材60とを備える。軸部材20の外周面に、外挿部材60と軸方向で対面するフランジ22が張り出して形成されている。外挿部材60にかしめ爪63が形成され、フランジ22にかしめ溝24が周方向に複数並んで形成されている。かしめ爪63が、外挿部材60との間にフランジ22を軸方向に挟持しつつ、各かしめ溝24に嵌合してかしめ付けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、駆動部材及び駆動部材の製造方法に関する。
従来、軸部材とこれに外挿される外挿部材とを結合させるにあたり、電子ビーム溶接等の溶接によるのが一般的であった。この場合、以下の(1)〜(5)の工程を順次経て駆動部材が成形された。
(1)軸部材と外挿部材の脱磁
(2)軸部材と外挿部材の洗浄
(3)外挿部材の挿入孔に軸部材を圧入
(4)軸部材と外挿部材との結合部分に対する電子ビーム溶接
(5)電気ビーム溶接の検査
かかる電子ビーム溶接及びこれに代表される各種溶接では、締結強度を確保させるために深い溶接を行うと、外挿部材が熱歪により塑性変形してしまい、寸法精度が出にくいという問題があった。このため、溶接条件を厳格に管理する必要があり、また上記のように多工程を経なければならないこともあって、コストがかさむという問題もあった。なお、電子ビーム溶接に関する技術は、特許文献1に記載されている。
(1)軸部材と外挿部材の脱磁
(2)軸部材と外挿部材の洗浄
(3)外挿部材の挿入孔に軸部材を圧入
(4)軸部材と外挿部材との結合部分に対する電子ビーム溶接
(5)電気ビーム溶接の検査
かかる電子ビーム溶接及びこれに代表される各種溶接では、締結強度を確保させるために深い溶接を行うと、外挿部材が熱歪により塑性変形してしまい、寸法精度が出にくいという問題があった。このため、溶接条件を厳格に管理する必要があり、また上記のように多工程を経なければならないこともあって、コストがかさむという問題もあった。なお、電子ビーム溶接に関する技術は、特許文献1に記載されている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、良好な寸法精度及び強固な締結強度が確保され、かつコスト高となるのが抑えられた駆動部材及び駆動部材の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、軸周りに回転する軸部材と、この軸部材が挿入される挿入孔を有して、前記軸部材に結合される外挿部材とを備えた駆動部材であって、前記軸部材の外周面に、前記外挿部材と軸方向で対面するフランジが張り出して形成され、前記フランジと前記外挿部材のいずれか一方に、かしめ爪が形成され、他方に、かしめ溝が周方向に複数並んで形成されており、前記かしめ爪が、前記一方との間に前記他方を軸方向に挟持しつつ、前記各かしめ溝に嵌合してかしめ付けられているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記一方が前記外挿部材で、前記他方が前記フランジであり、前記フランジが、前記軸部材と一体に形成されて、前記外挿部材よりも高い硬度を有しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記一方が前記外挿部材で、前記他方が前記フランジであり、前記かしめ爪が前記フランジの外周縁の外側から前記各かしめ溝にかしめ付けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記かしめ爪が、周方向に切れ目なく連続するループ状の形態とされているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のものにおいて、軸周りに回転する軸部材と、この軸部材が挿入される挿入孔を有する外挿部材とを備え、前記軸部材の外周面に、前記外挿部材と軸方向で対面するフランジが張り出して形成され、前記外挿部材に、かしめ爪が形成され、前記フランジに、かしめ溝が周方向に複数並んで形成されており、前記かしめ爪が、前記フランジの外周縁をその外側から覆い、かつ周方向に切れ目なく連続するループ状の形態とされている駆動部材の製造方法であって、前記挿入孔に前記軸部材を挿入し、支持ユニットに前記軸部材及び前記外挿部材を支持させて、前記各かしめ溝の外側に前記かしめ爪を配置させ、次いで、前記かしめ爪に、軸周りに回動するローラのかしめ力を付与して、前記かしめ爪を前記各かしめ溝側へ傾倒させ、これにより、前記かしめ爪と前記外挿部材との間に前記フランジを軸方向に挟持しつつ、前記各かしめ溝に前記かしめ爪を嵌合させてかしめ付けるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
かしめ爪が各かしめ溝に嵌合してかしめ付けられることにより、軸部材と外挿部材とが結合されるから、外挿部材が熱歪を起こしたり縮径変形したりすることがなく、良好な寸法精度が確保される。また、各かしめ溝にかしめ爪を嵌合させているため、軸部材の回転に伴って過大な回転トルクが発生しても、この回転トルクに抗してかしめ爪の各かしめ溝へのかしめ状態が保持される。さらに、かしめ爪が一方との間に他方を軸方向に挟持しているから、スラスト方向の荷重にも耐え得る。
かしめ爪が各かしめ溝に嵌合してかしめ付けられることにより、軸部材と外挿部材とが結合されるから、外挿部材が熱歪を起こしたり縮径変形したりすることがなく、良好な寸法精度が確保される。また、各かしめ溝にかしめ爪を嵌合させているため、軸部材の回転に伴って過大な回転トルクが発生しても、この回転トルクに抗してかしめ爪の各かしめ溝へのかしめ状態が保持される。さらに、かしめ爪が一方との間に他方を軸方向に挟持しているから、スラスト方向の荷重にも耐え得る。
<請求項2の発明>
フランジが、軸部材と一体に形成されて、外挿部材よりも高い硬度を有しており、このフランジにかしめ溝が形成され、外挿部材にかしめ爪が形成されているから、軸部材が回転トルクに耐え得るとともに、かしめ爪のかしめ動作に起因する引張応力に外挿部材が耐え得る。
フランジが、軸部材と一体に形成されて、外挿部材よりも高い硬度を有しており、このフランジにかしめ溝が形成され、外挿部材にかしめ爪が形成されているから、軸部材が回転トルクに耐え得るとともに、かしめ爪のかしめ動作に起因する引張応力に外挿部材が耐え得る。
<請求項3の発明>
かしめ爪がフランジの外周縁の外側から各かしめ溝にかしめ付けられているため、かしめ爪を通す孔をフランジに形成する必要がなく、構成が簡素化されるとともに、フランジの強度が低下するのを回避できる。
かしめ爪がフランジの外周縁の外側から各かしめ溝にかしめ付けられているため、かしめ爪を通す孔をフランジに形成する必要がなく、構成が簡素化されるとともに、フランジの強度が低下するのを回避できる。
<請求項4の発明>
かしめ爪が周方向に切れ目なく連続するループ状の形態とされているから、各かしめ溝と対応して個別にかしめ爪が形成されている場合と違って、かしめ爪の周方向の位置決めが不要になるとともに、かしめ爪がその全周に亘ってかしめ溝に密着することにより、回転トルクに対する耐性がより向上する。
かしめ爪が周方向に切れ目なく連続するループ状の形態とされているから、各かしめ溝と対応して個別にかしめ爪が形成されている場合と違って、かしめ爪の周方向の位置決めが不要になるとともに、かしめ爪がその全周に亘ってかしめ溝に密着することにより、回転トルクに対する耐性がより向上する。
<請求項5の発明>
かしめ爪に、軸周りに回動するローラのかしめ力を付与して、かしめ爪を各かしめ溝側へ傾倒させ、これにより、かしめ爪と外挿部材との間にフランジを軸方向に挟持しつつ、各かしめ溝にかしめ爪を嵌合させてかしめ付けるから、かしめ工程を短時間で簡単に行うことができる。
かしめ爪に、軸周りに回動するローラのかしめ力を付与して、かしめ爪を各かしめ溝側へ傾倒させ、これにより、かしめ爪と外挿部材との間にフランジを軸方向に挟持しつつ、各かしめ溝にかしめ爪を嵌合させてかしめ付けるから、かしめ工程を短時間で簡単に行うことができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。本実施形態に係る駆動部材10は、自動車の自動変速機における遊星歯車装置に使用されるキャリアを例示するものであって、インプットシャフトとしての軸部材20と、カバーとしての外挿部材60とを備えている。
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。本実施形態に係る駆動部材10は、自動車の自動変速機における遊星歯車装置に使用されるキャリアを例示するものであって、インプットシャフトとしての軸部材20と、カバーとしての外挿部材60とを備えている。
軸部材20は、クロム鋼等の高硬度の合金鋼からなり、軸方向に細長い円柱状をなし、軸周りに回転可能とされている。軸部材20の中心部には、潤滑油が流れる油路21が、軸方向に延出するとともに、一端面に開口して形成されている。また、油路21は、直角に分岐して軸部材20の外周面にも開口している。軸部材20の一端側の外周面には、板状のフランジ22が一体に形成されている。フランジ22は、周方向の全周に亘って張り出す円環状の形態とされている。
フランジ22の外周縁部には、その一端面側を切り欠くことによって薄肉とされる突縁部23が形成されている。突縁部23には、複数のかしめ溝24が形成されている。各かしめ溝24は、図4に示すように、突縁部23の一端面及びフランジ22の外周縁に開口する正面視略U字の有底溝状をなしている。そして、各かしめ溝24は、周方向にほぼ一定の間隔をあけて配置されている。
外挿部材60は、軸部材20よりも硬度の低い、鉄又は鉄合金からなる板状の形態であって、その中心部に、円形の挿入孔61が開口して形成されている。挿入孔61には軸部材20が挿入され、その後のかしめ工程によって、外挿部材60が軸部材20に締結されるようになっている。かかる外挿部材60は、図2に示すように、軸部材20との結合状態において、キャリアプレート90と対向に配置され、キャリアプレート90との間に、複数のプラネタリアギア95を回転可能に支持する構成とされる。
そして、図1に示すように、外挿部材60の挿入孔61の内面には段差62が形成され、段差62を境とする一端側が他端側よりも拡径されている。段差62には、軸部材20のフランジ22が当て止めされる。
また、外挿部材60の一端面における挿入孔61の開口縁部には、かしめ爪63が突出して形成されている。かしめ爪63は、周方向に切れ目なく連続するループ状の形態をなし、突縁部23の外側から各かしめ溝24にかしめ付けられるようになっている。
かしめ爪63は、かしめ前の状態で、外挿部材60の一端面に対して略直交する向きに立ち上がる円筒状の形態をなし、かしめ後の状態で、前記円筒状の形態から内倒れすることによって突縁部23の一端面及びかしめ溝24の溝面に沿って周方向に波打つように連なる形態をなす(図4を参照)。
本実施形態の駆動部材10の構造は上記の通りであり、続いて、駆動部材10の製造方法について説明する。
本実施形態においては、軸部材20と外挿部材60とを結合させるにあたり、図5に示すように、ローラかしめ装置80を使用している。このローラかしめ装置80は、支持ユニット81と、かしめユニット82とを備え、かしめユニット82の外周面に、複数のローラ83が支持されている。かしめユニット82は、支持ユニット81に対して上昇位置と下降位置との間を昇降可能とされ、軸周りに回転可能とされている。
本実施形態においては、軸部材20と外挿部材60とを結合させるにあたり、図5に示すように、ローラかしめ装置80を使用している。このローラかしめ装置80は、支持ユニット81と、かしめユニット82とを備え、かしめユニット82の外周面に、複数のローラ83が支持されている。かしめユニット82は、支持ユニット81に対して上昇位置と下降位置との間を昇降可能とされ、軸周りに回転可能とされている。
まず、かしめユニット82を上昇位置に留め置いて、支持ユニット81に軸部材20及び外挿部材60を上向きにセットし、支持ユニット81の支持面上84に外挿部材60を支持させる。このとき、挿入孔61に軸部材20を挿入させ、段差62にフランジ22を当接させることで、外挿部材60に軸部材20を釣支させる。この状態で、軸部材20のかしめ爪63は、その内側に突縁部23を配置させながら、上向きに突出してローラ83と正対している。続いて、かしめユニット82を下降位置に降下させ、かしめ爪63にローラ83を当接させる。そして、かしめユニット82を支持ユニット81側に加圧しながら、かしめユニット82及びローラ83を回転させ、もってかしめ爪63を周方向に順次かしめ溝24側へ傾倒させて行く。すると、かしめ爪63が、各かしめ溝24の溝面に沿って密着するように塑性変形させられ、言い換えれば、かしめ爪63が、各かしめ溝24に嵌合してかしめ付けられる。このとき、かしめ爪63と各かしめ溝24の溝面とが、互いに周方向で対峙して配置され、かつ、かしめ爪63と段差62との間に、突縁部23が、厚み方向(軸方向)に挟持して配置される。かくして軸部材20と外挿部材60とが一体に結合された形態の駆動部材10が成形される。
以上説明したように本実施形態によれば、かしめ爪63が各かしめ溝24に嵌合してかしめ付けられることにより、軸部材20と外挿部材60とが互いに締結されるから、外挿部材60が熱歪を起こしたり縮径変形したりすることがなく、良好な寸法精度が確保される。また、かしめ爪63が各かしめ溝24に嵌合することにより、軸部材20の回転トルクの作用方向となる周方向で、各かしめ溝24の溝面とかしめ爪63とが対峙するため、軸部材20の回転トルクに抗して軸部材20と外挿部材60との結合状態を確実に維持することができる。さらに、かしめ付けに伴い、かしめ爪63と段差62との間にフランジ22が強固に挟持されるから、スラスト方向の荷重にも充分に耐え得る。
また、フランジ22が、軸部材20と一体に形成されて、外挿部材60よりも高い硬度を有しており、このフランジ22に各かしめ溝24が形成され、外挿部材60にかしめ爪63が形成されているから、軸部材20が回転トルクに充分に耐え得るとともに、かしめ爪63のかしめ動作に起因する引張応力に外挿部材60が充分に耐え得る。
また、かしめ爪63が突縁部23の外側から各かしめ溝24にかしめ付けられているため、かしめ爪63を通す孔をフランジ22に形成する必要がなく、フランジ22の強度が低下するのを回避できるとともに、構成が簡素化される。
また、かしめ爪63が周方向に切れ目なく連続するループ状の形態とされているから、各かしめ溝24と対応して個別にかしめ爪63が形成されている場合と違って、かしめ爪63の周方向の位置決めが不要になるとともに、かしめ爪63がその全周に亘って各かしめ溝24に密着することにより、回転トルクに対する耐性がより向上する。
また、かしめ爪63に、軸周りに回動するローラ83のかしめ力を付与して、かしめ爪63を各かしめ溝24側へ傾倒させ、これにより、かしめ爪63と段差62との間にフランジ22を軸方向に挟持しつつ、各かしめ溝24にかしめ爪63を嵌合させてかしめ付けるから、かしめ工程を短時間で簡単に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)フランジにかしめ爪が形成され、外挿部材にかしめ溝が周方向に複数並んで形成され、各かしめ溝に、かしめ爪が嵌合してかしめ付けられる構成であってもよい。
(2)フランジが、軸部材とは別体とされるものであってもよい。
(3)かしめ溝が、フランジ又は外挿部材を厚み方向に貫通して形成されるものであってもよい。
(4)かしめ爪が、各かしめ溝と対応して個別に形成されるものであってもよい。
(5)かしめユニットを径方向に移動してかしめ爪をかしめ溝にかしめ付けるようにしてもよい。
(6)本発明は、自動車の自動変速機における遊星歯車装置に使用されるキャリアに限らず、軸部材と外挿部材とを結合してなる駆動部材に広く適用することが可能である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)フランジにかしめ爪が形成され、外挿部材にかしめ溝が周方向に複数並んで形成され、各かしめ溝に、かしめ爪が嵌合してかしめ付けられる構成であってもよい。
(2)フランジが、軸部材とは別体とされるものであってもよい。
(3)かしめ溝が、フランジ又は外挿部材を厚み方向に貫通して形成されるものであってもよい。
(4)かしめ爪が、各かしめ溝と対応して個別に形成されるものであってもよい。
(5)かしめユニットを径方向に移動してかしめ爪をかしめ溝にかしめ付けるようにしてもよい。
(6)本発明は、自動車の自動変速機における遊星歯車装置に使用されるキャリアに限らず、軸部材と外挿部材とを結合してなる駆動部材に広く適用することが可能である。
10…駆動部材
20…軸部材
22…フランジ
24…かしめ溝
60…外挿部材
61…挿入孔
62…段差
63…かしめ爪
80…ローラかしめ装置
81…支持ユニット
83…ローラ
20…軸部材
22…フランジ
24…かしめ溝
60…外挿部材
61…挿入孔
62…段差
63…かしめ爪
80…ローラかしめ装置
81…支持ユニット
83…ローラ
Claims (5)
- 軸周りに回転する軸部材と、この軸部材が挿入される挿入孔を有して、前記軸部材に結合される外挿部材とを備えた駆動部材であって、
前記軸部材の外周面に、前記外挿部材と軸方向で対面するフランジが張り出して形成され、前記フランジと前記外挿部材のいずれか一方に、かしめ爪が形成され、他方に、かしめ溝が周方向に複数並んで形成されており、前記かしめ爪が、前記一方との間に前記他方を軸方向に挟持しつつ、前記各かしめ溝に嵌合してかしめ付けられていることを特徴とする駆動部材。 - 前記一方が前記外挿部材で、前記他方が前記フランジであり、前記フランジが、前記軸部材と一体に形成されて、前記外挿部材よりも高い硬度を有している請求項1記載の駆動部材。
- 前記一方が前記外挿部材で、前記他方が前記フランジであり、前記かしめ爪が前記フランジの外周縁の外側から前記各かしめ溝にかしめ付けられている請求項1又は2記載の駆動部材。
- 前記かしめ爪が、周方向に切れ目なく連続するループ状の形態とされている請求項1ないし3のいずれか1項記載の駆動部材。
- 軸周りに回転する軸部材と、この軸部材が挿入される挿入孔を有する外挿部材とを備え、前記軸部材の外周面に、前記外挿部材と軸方向で対面するフランジが張り出して形成され、前記外挿部材に、かしめ爪が形成され、前記フランジに、かしめ溝が周方向に複数並んで形成されており、前記かしめ爪が、前記フランジの外周縁をその外側から覆い、かつ周方向に切れ目なく連続するループ状の形態とされている駆動部材の製造方法であって、
前記挿入孔に前記軸部材を挿入し、支持ユニットに前記軸部材及び前記外挿部材を支持させて、前記各かしめ溝の外側に前記かしめ爪を配置させ、次いで、前記かしめ爪に、軸周りに回動するローラのかしめ力を付与して、前記かしめ爪を前記各かしめ溝側へ傾倒させ、これにより、前記かしめ爪と前記外挿部材との間に前記フランジを軸方向に挟持しつつ、前記各かしめ溝に前記かしめ爪を嵌合させてかしめ付けることを特徴とする駆動部材の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009278605A JP2011122611A (ja) | 2009-12-08 | 2009-12-08 | 駆動部材及び駆動部材の製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014184488A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Webo Werkneugbau Oberschwaben Gmbh | 回転搖動運動を用いたクリンチリベット接合を行うための方法及び装置 |
CN106321615A (zh) * | 2016-10-27 | 2017-01-11 | 苏州市淞舜五金有限公司 | 一种异形杆轴 |
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JPH05141580A (ja) * | 1991-11-15 | 1993-06-08 | Nippondenso Co Ltd | 配管接続装置 |
JP2007056898A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 液封防振部材の製造方法 |
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2009
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