JP2011085169A - 回転軸およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受部材に歪みが生じること無く軸受部材を回転軸に強固に固定でき、かつ加工装置を高精度で制御する必要の無い回転軸およびその製造方法の提供。
【解決手段】アーマチュア軸24に形成した環状溝24bにボールベアリング40の軸方向一側への移動を規制するC型止め輪27を支持させ、ボールベアリング40の軸方向他側への移動を規制するワッシャ28を設け、アーマチュア軸24のワッシャ28よりも軸方向他側にアーマチュア軸24を塑性変形させることで径方向外側に膨出される移動規制凸部24cを設け、移動規制凸部24cによりワッシャ28の軸方向他側への移動を規制した。
【選択図】図4

Description

本発明は、非回転体に軸受部材を介して回転自在に支持される回転軸およびその製造方法に関する。
非回転体に軸受部材を介して回転自在に支持される回転軸としては、例えばモータ装置の回転軸が挙げられる。モータ装置としては、自動車等の車両に搭載されるワイパ装置の駆動源として用いられるワイパモータ等があり、ワイパモータにおいては、小型でありながら大きな出力が得られる減速機構付きの電動モータを採用している。ワイパモータはモータ部および減速機構部を備え、モータ部に回転自在に収容されるアーマチュア軸(回転軸)の先端側は、減速機構部の内部にまで延ばされている。このようにアーマチュア軸は長尺となるため、アーマチュア軸の軸方向略中央部分を、例えば減速機構部を形成するギヤケース(非回転体)にベアリング(軸受部材)を介して回転自在に支持するようにしている。
このようなワイパモータにおいては、その組み立て性向上の観点や、アーマチュア軸のギヤケースに対する軸方向への移動防止の観点等から、アーマチュア軸の軸方向略中央部分に予めベアリングを固定しておき、ベアリングをギヤケースに固定することでアーマチュア軸をギヤケースに組み付けることが行われる。これにより、アーマチュア軸はギヤケースに回転自在に支持され、かつアーマチュア軸のギヤケースに対する軸方向への移動を防止することができる。また、アーマチュア軸はギヤケースに対して軸方向に移動しないため、アーマチュア軸の軸方向両端側にスラストベアリングを設ける必要が無い等のメリットもある。
このように、軸受部材を回転軸に固定する技術としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載された技術は、軸受部材を回転軸に固定する固定方法に関し、回転軸の外周部にローリング工具を所定圧で押し当てて回転軸の所定箇所を塑性変形させ、これにより回転軸の径方向外側に向けて突出する隆起部を成形するようにしている。そして、塑性変形により生じた隆起部により軸受部材を回転軸に固定している。ここで、ローリング工具の回転軸側を軸受部材側に向くよう所定角度(0°〜45°)で傾斜させており、これにより軸受部材側に隆起部を適正に生じるよう制御している。
特表2001−511239号公報(図1)
しかしながら、上述の特許文献1に記載された技術によれば、回転軸を塑性変形して成形した隆起部を軸受部材に直接接触させる構造を採っており、回転軸の塑性変形途中において、軸受部材の径方向内側には大きな負荷が掛かることになる。この場合、隆起部の成形具合によっては軸受部材の径方向内側が歪む可能性があり、軸受部材の径方向内側が歪んだ場合には軸受として機能しなくなる、つまり回転軸のスムーズな回転が阻害される虞がある。
そこで、軸受部材の歪みを無くすために軸受部材に掛かる負荷を小さくすることが考えられるが、この場合は軸受部材の回転軸に対する固定強度が低下してしまう。ここで、固定強度の低下の原因としては、軸受部材の回転軸への装着を容易にするために軸受部材の軸方向端部でかつ径方向内側に、予め環状の円弧部やテーパ部等が形成されていることが挙げられる。つまり、具体的には、軸受部材に掛かる負荷を小さくすることで塑性変形した隆起部が円弧部(テーパ部)と回転軸との間の隙間に行き渡らずに、これが軸受部材の回転軸に対する固定強度の低下を招くことになる。
さらには、回転軸に対して軸受部材が軸方向に移動可能な状態で隆起部を成形するため、軸受部材の軸方向両側でローリング工具を高精度で制御する必要が生じる。仮に、各ローリング工具の制御(押圧力等)にばらつきが生じた場合には、加工中において軸受部材が回転軸に対して移動する等の問題が生じ、また、軸受部材の軸方向両側に成形される隆起部の突出高さが異なってしまう等の不具合も生じ得る。
本発明の目的は、軸受部材に歪みが生じること無く軸受部材を回転軸に強固に固定でき、かつ加工装置を高精度で制御する必要の無い回転軸およびその製造方法を提供することにある。
本発明の回転軸は、非回転体に軸受部材を介して回転自在に支持される回転軸であって、前記回転軸の周方向に延びるよう形成される支持部と、前記支持部に支持され、前記軸受部材の軸方向一側を支持して前記軸受部材の前記回転軸に対する軸方向一側への移動を規制する第1移動規制部材と、前記軸受部材の軸方向に沿う前記第1移動規制部材側とは反対側に設けられ、前記軸受部材の軸方向他側を支持して前記軸受部材の前記回転軸に対する軸方向他側への移動を規制する第2移動規制部材と、前記回転軸の前記第2移動規制部材よりも軸方向他側に設けられ、前記回転軸を塑性変形させることで径方向外側に膨出され、前記第2移動規制部材の前記回転軸に対する軸方向他側への移動を規制する移動規制凸部とを備えることを特徴とする。
本発明の回転軸は、前記第2移動規制部材の軸方向他側と前記回転軸との間の隙間寸法が、前記軸受部材の軸方向他側と前記回転軸との間の隙間寸法よりも小さいことを特徴とする。
本発明の回転軸の製造方法は、非回転体に軸受部材を介して回転自在に支持される回転軸の製造方法であって、前記回転軸の周方向に延びるよう形成した支持部に、前記軸受部材の軸方向一側を支持して前記軸受部材の前記回転軸に対する軸方向一側への移動を規制する第1移動規制部材を装着する第1工程と、前記軸受部材を、前記回転軸の軸方向他側から臨ませて前記第1移動規制部材の軸方向他側に配置する第2工程と、前記軸受部材の軸方向他側を支持して前記軸受部材の前記回転軸に対する軸方向他側への移動を規制する第2移動規制部材を、前記回転軸の軸方向他側から臨ませて前記軸受部材の軸方向他側に配置する第3工程と、少なくとも2つのローラダイスを有する加工装置に前記回転軸を装着し、前記各ローラダイスを回転駆動しつつ前記回転軸に近接させ、前記回転軸の前記第2移動規制部材よりも軸方向他側を塑性変形することにより、前記回転軸の一部を径方向外側に膨出させて前記第2移動規制部材の軸方向他側を支持する移動規制凸部を成形する第4工程とを備えることを特徴とする。
本発明の回転軸の製造方法は、前記第4工程において、前記各ローラダイスを、前記各ローラダイスの前記回転軸側が軸方向他側を向くよう所定角度傾斜させることを特徴とする。
本発明の回転軸によれば、回転軸に形成した支持部に軸受部材の軸方向一側への移動を規制する第1移動規制部材を支持させ、軸受部材の軸方向他側への移動を規制する第2移動規制部材を設け、回転軸の第2移動規制部材よりも軸方向他側に回転軸を塑性変形させることで径方向外側に膨出される移動規制凸部を設け、移動規制凸部により第2移動規制部材の軸方向他側への移動を規制する。したがって、回転軸の塑性変形により成形される移動規制凸部は、軸受部材に直接接触せずに第2移動規制部材に接触するので、軸受部材が歪むのを防止することができる。よって、軸受としての機能を損ねること無く軸受部材を回転軸に強固に固定できる。また、第1移動規制部材により軸受部材を軸方向一側に移動規制した状態で移動規制凸部を成形できるので、移動規制凸部の成形時に軸受部材が回転軸に対して移動することが無い。よって、加工装置を高精度で制御する必要が無くなる。
本発明の回転軸によれば、第2移動規制部材の軸方向他側と回転軸との間の隙間寸法が、軸受部材の軸方向他側と回転軸との間の隙間寸法よりも小さいので、移動規制凸部を径方向外側に大きく膨出させなくても第2移動規制部材の軸方向他側への移動を規制することができる。したがって、移動規制凸部の成形に要する加工時間を削減して、加工工程の簡素化と省エネルギ化とを実現できる。また、回転軸の変形による回転軸の歪みを抑えることができる。
本発明の回転軸の製造方法によれば、回転軸の支持部に第1移動規制部材を装着する第1工程と、軸受部材を第1移動規制部材の軸方向他側に配置する第2工程と、第2移動規制部材を軸受部材の軸方向他側に配置する第3工程と、加工装置に回転軸を装着し、各ローラダイスを回転駆動しつつ回転軸に近接させ、回転軸の第2移動規制部材よりも軸方向他側を塑性変形することにより、回転軸の一部を径方向外側に膨出させて第2移動規制部材の軸方向他側を支持する移動規制凸部を成形する第4工程とを備える。これにより第1工程ないし第4工程を経ることで、軸受部材に歪みが生じること無くかつ軸受部材が強固に固定された回転軸を製造することができる。また、移動規制凸部を第2移動規制部材の軸方向他側にのみ成形するので加工装置を高精度で制御する必要が無くなる。
本発明の回転軸の製造方法によれば、第4工程において、各ローラダイスを、各ローラダイスの回転軸側が軸方向他側を向くよう所定角度傾斜させるので、各ローラダイスと第2移動規制部材との間に、断面が略三角形形状の環状隙間を形成することができる。各ローラダイスの回転軸に対する押圧方向を回転軸の他側に向けることができ、移動規制凸部を環状隙間に効率良く導くことができる。移動規制凸部を第2移動規制部材の軸方向他側の端面に沿わせて成形することができ、第2移動規制部材の回転軸に対する固定強度を向上させることができる。
本発明に係る回転軸を備えたワイパモータを搭載した車両を示す説明図である。 図1のワイパモータの詳細構造を示す斜視図である。 図2の破線円I部分の断面を矢印A方向から見た拡大断面図である。 図2の破線円II部分の断面を矢印A方向から見た拡大断面図である。 図2の破線円III部分の断面を矢印A方向から見た拡大断面図である。 ボールベアリングをアーマチュア軸に固定する際の作業手順を説明する説明図である。 アーマチュア軸に移動規制凸部を成形する際の加工装置の動作(準備段階)を説明する説明図である。 アーマチュア軸に移動規制凸部を成形する際の加工装置の動作(加工段階)を説明する説明図である。 (a),(b)は、移動規制凸部の成形状態(アーマチュア軸の塑性変形状態)を説明する図8の破線円B部の部分拡大図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る回転軸について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係る回転軸を備えたワイパモータを搭載した車両を示す説明図を、図2は図1のワイパモータの詳細構造を示す斜視図を、図3は図2の破線円I部分の断面を矢印A方向から見た拡大断面図を、図4は図2の破線円II部分の断面を矢印A方向から見た拡大断面図を、図5は図2の破線円III部分の断面を矢印A方向から見た拡大断面図をそれぞれ表している。
図1に示すように、自動車等の車両10の前方側には、フロントウィンドシールド11が設けられ、車両10におけるフロントウィンドシールド11の前端部分には、フロントウィンドシールド11に付着した雨水や埃等を払拭するワイパ装置12が搭載されている。ワイパ装置12は、運転席側および助手席側で対となったワイパ部材13を備え、さらに一のワイパモータ14を備えている。ワイパモータ14は、リンク機構15を介して各ワイパ部材13の基端側に連結され、各ワイパ部材13の先端側に設けられた各ワイパブレード13aを、フロントウィンドシールド11上で揺動駆動するようになっている。
ワイパモータ14は、所定の制御ロジックに基づいて、正回転と逆回転とを交互に行う正逆回転式のワイパモータ(所謂リバーシングワイパモータ)となっている。したがって、ワイパモータ14が正逆回転を繰り返すことにより、各ワイパブレード13aは、図1に示す各払拭範囲11aを往復払拭動作し、これにより、フロントウィンドシールド11に付着した雨水や埃等を払拭することができる。
ワイパモータ14は、図2に示すようにモータ部20と減速機構部30とを備え、モータ部20および減速機構部30は、それぞれ複数の締結ネジ16(図示では1つのみ示す)によって互いに連結されている。なお、図2においては、内部構造を分かり易くするために、減速機構部30のギヤケース31を覆うカバー部材50(図5参照)を省略している。
モータ部20は、図2および図3に示すように、有底筒状に形成されたモータケース(ヨーク)21を備え、モータケース21は、鋼板等の磁性材料を深絞り成形(プレス成形)することにより、底部側(図中左側)が段付き形状となるよう形成されている。モータケース21の底部21aには第1ラジアル軸受22が設けられ、第1ラジアル軸受22は、鋼板よりなる固定部材23により底部21aに固定されている。第1ラジアル軸受22は、回転軸としてのアーマチュア軸24の一端側(図中左側)を回転自在に支持している。
モータケース21の内側には、断面が略円弧形状の複数の永久磁石25(例えば4つ)がそれぞれ対向するよう配置されている。各永久磁石25の内側には、所定隙間を介してコイル(図示せず)が巻装されたアーマチュア26が回転自在に設けられ、アーマチュア26の回転中心にはアーマチュア軸24が貫通して固定されている。
アーマチュア軸24のアーマチュア26よりもギヤケース31側(図中右側)には、複数のブラシ(例えば3つ)が摺接する整流子(いずれも図示せず)が設けられ、ブラシおよび整流子を介してアーマチュア26のコイルに駆動電流が供給される。これにより、アーマチュア26には電磁力(回転力)が発生して、アーマチュア26はアーマチュア軸24とともに所定の回転方向/回転数で回転するようになっている。
減速機構部30は、図2および図5に示すように、有底状のギヤケース31を備えている。ギヤケース31は、溶融したアルミ材料等を鋳造成形することにより所定形状に形成され、内部には、プラスチック等の樹脂材料よりなるウォームホイール32が回転自在に収容されている。ウォームホイール32の回転中心には、出力軸33の基端側が固定され、出力軸33の先端側はギヤケース31の外部に延出されている。出力軸33の先端側には、図1に示すようにリンク機構15を形成するリンクプレート15aの一端側が固定されている。
ウォームホイール32の外周部にはギヤ歯32aが形成され、ギヤ歯32aには、アーマチュア軸24の他端側(図中右側)に一体に設けられたウォーム24aが噛み合わされている。ここで、ウォーム24aおよびウォームホイール32は減速機構を構成しており、この減速機構は、アーマチュア軸24の回転を所定の回転速度にまで減速して高トルク化し、高トルク化した回転を出力軸33から外部(リンク機構15)に出力するようになっている。
ギヤケース31には、図2,4および5に示すようにアーマチュア軸支持部34およびベアリング支持部35が一体に形成されている。アーマチュア軸支持部34は略筒状に形成され、その内側には筒状の第2ラジアル軸受36が嵌合して固定され、第2ラジアル軸受36はアーマチュア軸24の他端側を回転自在に支持している。
ベアリング支持部35においても略筒状に形成され、ベアリング支持部35はアーマチュア軸支持部34よりも大径となっている。ベアリング支持部35の内側には、軸受部材としてのボールベアリング40が嵌合して固定されている。図4に示すようにボールベアリング40は、アーマチュア軸24とともに図中矢印(a)方向からベアリング支持部35に嵌合され、その後、鋼板よりなるストッパ部材37を図中矢印(b)方向からギヤケース31に差し込むことにより、抜け止めされた状態となる。つまり、ボールベアリング40は、ベアリング支持部35とストッパ部材37とによって挟持され、これによりギヤケース31に強固に固定される。なお、ベアリング支持部35を備えたギヤケース31は、本発明における非回転体を構成している。
アーマチュア軸24は、ワイパモータ14の長手方向(図中左右方向)に沿うよう平行に設けられ、モータケース21からギヤケース31に亘って延びている。アーマチュア軸24の一端側は、図3に示すように第1ラジアル軸受22のみによって回転自在に支持され、スラスト軸受による支持を省略している。また、アーマチュア軸24の他端側は、図5に示すように第2ラジアル軸受36のみにより回転自在に支持され、スラスト軸受による支持を省略している。
アーマチュア軸24の軸方向に沿う略中央部分、つまりアーマチュア26とウォーム24aとの間には、図4に示すように、アーマチュア軸24を回転自在に支持するボールベアリング40が固定されている。ボールベアリング40は、鋼鉄製の内輪(インナーレース)41,外輪(アウターレース)42および複数の鋼球43を備えている。また、ボールベアリング40の軸方向両側には、内輪41,外輪42および各鋼球43間に保持される摺動グリス(図示せず)の外部への漏洩を防止するシールド44がそれぞれ設けられている。
内輪41の軸方向端部でかつ径方向内側には、ボールベアリング40のアーマチュア軸24への装着を容易にするための一対の環状テーパ面41aが設けられている。各環状テーパ面41aとアーマチュア軸24との間には環状隙間S(図9参照)が形成されている。また、外輪42の軸方向端部で径方向外側には、ボールベアリング40のベアリング支持部35への装着を容易にするための一対の環状テーパ面42aが設けられている。
このように、外輪42がベアリング支持部35に固定され、内輪41がアーマチュア軸24に固定されることにより、アーマチュア軸24はモータケース21およびギヤケース31に対して軸方向に移動不可能に固定される。したがって、アーマチュア軸24の軸方向両側でのスラスト軸受による支持を省略可能として、部品点数の削減を図っている。
図4に示すように、アーマチュア軸24の軸方向略中央部分には、所定深さの環状溝24bが形成されている。環状溝24bはアーマチュア軸24の周方向に延びるよう形成され、本発明における支持部を形成している。環状溝24bには、第1移動規制部材としてのC型止め輪27が装着され、C型止め輪27の外径寸法は、アーマチュア軸24の外径寸法よりも大きい寸法に設定されている。これにより、アーマチュア軸24の外周には周方向に延びる段差が形成されている。
C型止め輪27の径方向内側は環状溝24bによって支持され、C型止め輪27の径方向外側はボールベアリング40における内輪41の軸方向一側を支持している。つまり、C型止め輪27は、ボールベアリング40のアーマチュア軸24に対する軸方向一側への移動を規制している。ここで、C型止め輪27は一般に流通する汎用部品であり、これによりワイパモータ14のコストアップを抑えている。ただし、C型止め輪27に換えて他の形式のE型止め輪等を用いることもできる。
ボールベアリング40の軸方向に沿うC型止め輪27側とは反対側には、鋼材よりなるワッシャ28が設けられている。ワッシャ28は、本発明における第2移動規制部材を構成しており、C型止め輪27と同様に、アーマチュア軸24の外周に周方向に延びる段差を形成している。ワッシャ28の軸方向他側とアーマチュア軸24との間の隙間寸法は、内輪41における軸方向他側の環状テーパ面41aとアーマチュア軸24との間の隙間寸法(環状隙間S)よりも遙かに小さく設定されている。ワッシャ28は、ボールベアリング40における内輪41の軸方向他側を支持しており、つまり、ワッシャ28はボールベアリング40のアーマチュア軸24に対する軸方向他側への移動を規制している。
ここで、C型止め輪27およびワッシャ28の外径寸法は、各環状テーパ面41aとアーマチュア軸24との間に形成される環状隙間Sの外径寸法よりも大きく設定され、これによりC型止め輪27およびワッシャ28は、環状隙間Sの内部に入り込むことが無い。
アーマチュア軸24のワッシャ28よりも軸方向他側には、ワッシャ28のアーマチュア軸24に対する軸方向他側への移動を規制する移動規制凸部24cが設けられている。移動規制凸部24cは、アーマチュア軸24の全周に亘って形成され、C型止め輪27,ボールベアリング40およびワッシャ28をアーマチュア軸24に装着した状態のもとで、アーマチュア軸24の外周部分を塑性変形させることで径方向外側に膨出して形成される。したがって、移動規制凸部24cはワッシャ28の軸方向他側から密着し、ボールベアリング40およびワッシャ28のがたつきを確実に抑制するようになっている。
ギヤケース31は、図5に示すようにカバー部材50(詳細図示せず)によって閉塞されている。カバー部材50はプラスチック等の樹脂材料によりギヤケース31の開口部と略同じ外形形状に形成され、その内側には制御基板51が装着されている。制御基板51には、アーマチュア軸24の回転状態を検出するアーマチュア軸用磁気センサ(図示せず)やウォームホイール32の回転状態を検出するウォームホイール用磁気センサWSが装着され、さらにコンデンサCやチョークコイル(図示せず)等の電子部品も装着されている。
また、ウォームホイール32と制御基板51との間には、ウォームホイール32とウォーム24aとの間に塗布した摺動グリス(図示せず)が制御基板51に飛散して付着するのを防止する仕切部材52が設けられている。
次に、アーマチュア軸24へのボールベアリング40の固定手順、つまりアーマチュア軸24の製造方法について、図面を用いて詳細に説明する。
図6はボールベアリングをアーマチュア軸に固定する際の作業手順を説明する説明図を、図7はアーマチュア軸に移動規制凸部を成形する際の加工装置の動作(準備段階)を説明する説明図を、図8はアーマチュア軸に移動規制凸部を成形する際の加工装置の動作(加工段階)を説明する説明図を、図9(a),(b)は移動規制凸部の成形状態(アーマチュア軸の塑性変形状態)を説明する図8の破線円B部の部分拡大図をそれぞれ表している。
[準備工程]
まず、図6に示すように、別の製造工程(図示せず)において、転造加工や切削加工等によりウォーム24aおよび環状溝24bを予め形成したアーマチュア軸24を準備する。さらに、C型止め輪27,ワッシャ28およびボールベアリング40を準備する。
[第1工程]
次に、図中矢印(1)に示すように、C型止め輪27を図示しない治具等を用いて径方向外側に拡開させる。次いで、その状態のもとで図中矢印(2)に示すように、C型止め輪27の開口側をアーマチュア軸24の環状溝24bに臨ませる。そして、C型止め輪27を環状溝24bに装着するとともにC型止め輪27から治具等を取り外す。これにより、環状溝24bへのC型止め輪27の装着工程が完了する。ここで、環状溝24bへのC型止め輪27の装着工程は、本発明の製造方法における第1工程を構成している。
[第2工程]
次に、図中矢印(3)に示すように、アーマチュア軸24の軸方向他側、つまりウォーム24a側からボールベアリング40を臨ませる。そして、ボールベアリング40における内輪41にアーマチュア軸24を挿通し、ボールベアリング40をC型止め輪27の軸方向他側に配置する。このとき、内輪41の径方向内側には環状テーパ面41aがあるので、アーマチュア軸24の挿通を容易に行うことができる。これにより、C型止め輪27の軸方向他側に内輪41の軸方向一側が当接して、アーマチュア軸24へのボールベアリング40の装着工程が完了する。ここで、アーマチュア軸24へのボールベアリング40の装着工程は、本発明の製造方法における第2工程を構成している。
[第3工程]
次に、図中矢印(4)に示すように、アーマチュア軸24のウォーム24a側からワッシャ28を臨ませる。そして、ワッシャ28にアーマチュア軸24を挿通し、ワッシャ28をボールベアリング40の軸方向他側に配置する。これにより、ボールベアリング40における内輪41の軸方向他側にワッシャ28の軸方向一側が当接して、アーマチュア軸24へのワッシャ28の装着工程が完了する。ここで、アーマチュア軸24へのワッシャ28の装着工程は、本発明の製造方法における第3工程を構成している。
[第4工程]
次に、第3工程を終えた仮組状態のアーマチュア軸24を、加工装置(転造装置)Mの支持台(図示せず)に装着する。
図7に示すように加工装置Mは、一対のローラダイスRDを備えている。各ローラダイスRDは、アーマチュア軸24を加工装置Mにセットした状態のもとで、アーマチュア軸24を径方向外側から挟むよう対向配置され、図示しない駆動機構により同一方向(例えば反時計回り方向)に回転制御される。また、各ローラダイスRDは、図示しない駆動機構により互いに近接制御または離間制御され、さらには、図8に示すようにアーマチュア軸24に対してその傾斜角度を制御可能となっている。ただし、ローラダイスRDを2つ備えた加工装置Mに限らず、例えば、3つのローラダイスを等間隔(60°間隔)で備えた加工装置であっても良い。
まず、各ローラダイスRDを所定の回転数で図中矢印(5)の方向に回転駆動する。次いで、図中矢印(6)の方向に各ローラダイスRDを移動、つまり各ローラダイスRDの回転軸C1を互いに近接するように移動させる。すると、図8に示すように、各ローラダイスRDの外周縁部が、アーマチュア軸24におけるワッシャ28の軸方向他側に近接する箇所に接触するようになる。各ローラダイスRDのアーマチュア軸24への接触に伴い、図中矢印(7)に示すように、回転軸C2を中心にアーマチュア軸24が各ローラダイスRDとは逆の方向に回転する。
その後、加工装置Mの駆動力を増加させて各ローラダイスRDの回転軸C1をさらに近接移動させ、また、図中矢印(8)に示すように、各ローラダイスRDをアーマチュア軸24に対して徐々に傾斜させる。このとき、各ローラダイスRDのアーマチュア軸24側がボールベアリング40の軸方向他側を向くよう各ローラダイスRDをボールベアリング40側に倒していく。ここで、各ローラダイスRDの傾斜角度(所定角度)α°は、各ローラダイスRDがボールベアリング40およびワッシャ28に接触しない程度の「0°〜−5°」に設定する。
次いで、図9(a)の矢印(9)に示すように、加工装置Mの駆動力をさらに増加させていくと、アーマチュア軸24には、図中矢印(10)の方向に移動する力が作用する。これにより、ボールベアリング40はC型止め輪27に密着し、ワッシャ28はボールベアリング40の内輪41に密着するようになる。また、アーマチュア軸24の各ローラダイスRDとの接触部分には、徐々に環状溝Gが形成され、これに伴いアーマチュア軸24の一部が図中矢印(11)に示すように塑性流動する。これにより、アーマチュア軸24の軸方向に沿う各ローラダイスRDの両側が径方向外側に膨出していく。
このとき、各ローラダイスRDを所定角度α°で傾斜させるため、塑性流動したアーマチュア軸24の一部、つまり成形途中の移動規制凸部24cは、各ローラダイスRDとワッシャ28との間に形成された断面が略三角形形状の環状隙間Tに導かれ、ワッシャ28の軸方向他側の端面28aに沿って大きくなる。よって、移動規制凸部24cは、ワッシャ28を軸方向一側へ押圧しつつワッシャ28に密着するようになる。また、ワッシャ28とアーマチュア軸24との間の隙間(図示せず)は、各環状テーパ面41aとアーマチュア軸24との間の環状隙間Sよりも遙かに小さく、そのため成形途中の移動規制凸部24cは入り込むことができない。よって、ワッシャ28に歪みや亀裂が発生することが無い。さらに、ワッシャ28とアーマチュア軸24との間の隙間が小さい分、移動規制凸部24cの膨出量を少なくしてもボールベアリング40およびワッシャ28をアーマチュア軸24に強固に固定できる。よって、加工装置Mの消費エネルギを抑えて省エネを図ることができる。さらに、アーマチュア軸24に対して、同時に各ローラダイスRDを均等に押し付けるため、塑性変形されるアーマチュア軸24の歪みを抑えることができる。
その後、図9(b)に示すように、移動規制凸部24cの膨出高さが所定高さCHとなったところで加工装置Mを初期状態に戻す。つまり、図中矢印(12)に示すように各ローラダイスRDをアーマチュア軸24から離間制御し、これによりアーマチュア軸24にボールベアリング40が固定され、ボールベアリング40を備えたアーマチュア軸24が完成する。なお、移動規制凸部24cの所定高さCHは、必要とされるボールベアリング40の固定強度やアーマチュア軸24の剛性により決定する。ここで、加工装置Mによるボールベアリング40のアーマチュア軸24への固定工程は、本発明の製造方法における第4工程を構成している。
以上詳述したように本実施の形態に係るアーマチュア軸24によれば、アーマチュア軸24に形成した環状溝24bにボールベアリング40の軸方向一側への移動を規制するC型止め輪27を支持させ、ボールベアリング40の軸方向他側への移動を規制するワッシャ28を設け、アーマチュア軸24のワッシャ28よりも軸方向他側にアーマチュア軸24を塑性変形させることで径方向外側に膨出される移動規制凸部24cを設け、移動規制凸部24cによりワッシャ28の軸方向他側への移動を規制した。
したがって、アーマチュア軸24の塑性変形により成形される移動規制凸部24cは、ボールベアリング40に直接接触せずにワッシャ28に接触するので、ボールベアリング40が歪むのを防止することができる。よって、軸受としての機能を損ねること無くボールベアリング40をアーマチュア軸24に強固に固定できる。また、C型止め輪27によりボールベアリング40を軸方向一側に移動規制した状態で移動規制凸部24cを成形できるので、移動規制凸部24cの成形時にボールベアリング40がアーマチュア軸24に対して移動することが無い。よって、加工装置Mを高精度で制御する必要が無くなる。
また、本実施の形態に係るアーマチュア軸24によれば、ワッシャ28の軸方向他側とアーマチュア軸24との間の隙間寸法が、内輪41の軸方向他側とアーマチュア軸24との間の隙間寸法よりも小さいので、移動規制凸部24cを径方向外側に大きく膨出させなくてもワッシャ28の軸方向他側への移動を規制することができる。したがって、移動規制凸部24cの成形に要する加工時間を削減して、加工工程の簡素化と省エネルギ化とを実現できる。また、アーマチュア軸24の変形によるアーマチュア軸24の歪みを抑えることができる。
さらに、本実施の形態に係るアーマチュア軸24の製造方法によれば、C型止め輪27を装着する第1工程と、ボールベアリング40を装着する第2工程と、ワッシャ28を装着する第3工程と、加工装置Mにアーマチュア軸24を装着して移動規制凸部24cを塑性変形により成形する第4工程とを備えている。これにより第1工程ないし第4工程を経ることで、ボールベアリング40に歪みが生じること無くかつボールベアリング40が強固に固定されたアーマチュア軸24を製造することができる。また、移動規制凸部24cをワッシャ28の軸方向他側にのみ成形するので加工装置Mを高精度で制御する必要が無くなる。
また、本実施の形態に係るアーマチュア軸24の製造方法によれば、第4工程において、各ローラダイスRDを、各ローラダイスRDのアーマチュア軸24側が軸方向他側を向くよう所定角度α°傾斜させたので、各ローラダイスRDとワッシャ28との間に、断面が略三角形形状の環状隙間Tを形成することができる。各ローラダイスRDのアーマチュア軸24に対する押圧方向を回転軸の他側に向けることができ、移動規制凸部24cを環状隙間Tに効率良く導くことができる。移動規制凸部24cをワッシャ28の軸方向他側の端面28aに沿わせて成形することができ、ワッシャ28のアーマチュア軸24に対する固定強度を向上させることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、各ローラダイスRDを、各ローラダイスRDのアーマチュア軸24側が軸方向他側に向くよう所定角度α°傾斜させたものを示したが、本発明はこれに限らず、ボールベアリング40のアーマチュア軸24に対する固定強度等に応じて、各ローラダイスRDを0°のまま傾斜させなくても良い。この場合、加工装置Mの制御をより簡素化することが可能となる。
また、上記実施の形態においては、軸受部材としてボールベアリング40を用いたものを示したが、本発明はこれに限らず、円筒ころ軸受(ローラベアリング)等の他の形式の軸受部材を用いることもできる。
さらに、上記実施の形態においては、回転軸としてワイパモータ14のアーマチュア軸24としたものを示したが、本発明はこれに限らず、パワーウィンド装置やパワースライドドア装置等の駆動源として用いられる減速機構付きモータのアーマチュア軸にも適用できる。要は、非回転体に軸受部材を介して回転自在に支持される回転軸であればその用途は問わない。
10 車両
11 フロントウィンドシールド
11a 払拭範囲
12 ワイパ装置
13 ワイパ部材
13a ワイパブレード
14 ワイパモータ
15 リンク機構
15a リンクプレート
16 締結ネジ
20 モータ部
21 モータケース
21a 底部
22 第1ラジアル軸受
23 固定部材
24 アーマチュア軸(回転軸)
24a ウォーム
24b 環状溝(支持部)
24c 移動規制凸部
25 永久磁石
26 アーマチュア
27 C型止め輪(第1移動規制部材)
28 ワッシャ(第2移動規制部材)
28a 端面
30 減速機構部
31 ギヤケース(非回転体)
32 ウォームホイール
32a ギヤ歯
33 出力軸
34 アーマチュア軸支持部
35 ベアリング支持部
36 第2ラジアル軸受
37 ストッパ部材
40 ボールベアリング(軸受部材)
41 内輪
41a 環状テーパ面
42 外輪
42a 環状テーパ面
43 鋼球
44 シールド
50 カバー部材
51 制御基板
52 仕切部材
C コンデンサ
G 環状溝
M 加工装置
S,T 環状隙間
RD ローラダイス
WS ウォームホイール用磁気センサ

Claims (4)

  1. 非回転体に軸受部材を介して回転自在に支持される回転軸であって、
    前記回転軸の周方向に延びるよう形成される支持部と、
    前記支持部に支持され、前記軸受部材の軸方向一側を支持して前記軸受部材の前記回転軸に対する軸方向一側への移動を規制する第1移動規制部材と、
    前記軸受部材の軸方向に沿う前記第1移動規制部材側とは反対側に設けられ、前記軸受部材の軸方向他側を支持して前記軸受部材の前記回転軸に対する軸方向他側への移動を規制する第2移動規制部材と、
    前記回転軸の前記第2移動規制部材よりも軸方向他側に設けられ、前記回転軸を塑性変形させることで径方向外側に膨出され、前記第2移動規制部材の前記回転軸に対する軸方向他側への移動を規制する移動規制凸部とを備えることを特徴とする回転軸。
  2. 請求項1記載の回転軸において、前記第2移動規制部材の軸方向他側と前記回転軸との間の隙間寸法が、前記軸受部材の軸方向他側と前記回転軸との間の隙間寸法よりも小さいことを特徴とする回転軸。
  3. 非回転体に軸受部材を介して回転自在に支持される回転軸の製造方法であって、
    前記回転軸の周方向に延びるよう形成した支持部に、前記軸受部材の軸方向一側を支持して前記軸受部材の前記回転軸に対する軸方向一側への移動を規制する第1移動規制部材を装着する第1工程と、
    前記軸受部材を、前記回転軸の軸方向他側から臨ませて前記第1移動規制部材の軸方向他側に配置する第2工程と、
    前記軸受部材の軸方向他側を支持して前記軸受部材の前記回転軸に対する軸方向他側への移動を規制する第2移動規制部材を、前記回転軸の軸方向他側から臨ませて前記軸受部材の軸方向他側に配置する第3工程と、
    少なくとも2つのローラダイスを有する加工装置に前記回転軸を装着し、前記各ローラダイスを回転駆動しつつ前記回転軸に近接させ、前記回転軸の前記第2移動規制部材よりも軸方向他側を塑性変形することにより、前記回転軸の一部を径方向外側に膨出させて前記第2移動規制部材の軸方向他側を支持する移動規制凸部を成形する第4工程とを備えることを特徴とする回転軸の製造方法。
  4. 請求項3記載の回転軸の製造方法において、前記第4工程において、前記各ローラダイスを、前記各ローラダイスの前記回転軸側が軸方向他側を向くよう所定角度傾斜させることを特徴とする回転軸の製造方法。
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