JP2011122517A - 多翼遠心ファンおよびそれを用いた空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ファンケーシングの吹出し口に、流路が急拡大されたディフューザ部7が一体成形または一体に接続されて設けられている多翼遠心ファンにおいて、ディフューザ部7の流路が急拡大し始める位置の壁面7A上に、気流方向に対して所定の角度傾斜された面を有する縦渦発生用の突起10が複数設けられている。
【選択図】図3
Description
すなわち、本発明にかかる多翼遠心ファンは、ファンケーシングの吹出し口に、流路が急拡大されたディフューザ部が一体成形または一体に接続されて設けられている多翼遠心ファンにおいて、前記ディフューザ部の流路が急拡大し始める位置の壁面上に、気流方向に対して所定の角度傾斜された面を有する縦渦発生用の突起が複数設けられていることを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図3を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態にかかる多翼遠心ファンを空気調和機の熱交換ユニットに接続した状態の一側面図が示され、図2には、その斜視図が示されている。
多翼遠心ファン1は、樹脂材によって成形されるスクロール形状のファンケーシング2を備えている。ファンケーシング2には、上面にベルマウスを有する空気吸込み口3が設けられ、また、ノーズ部4の上流側から接線方向に向けて吹出し口5が延長されている。
次に、本発明の第2実施形態について、図4を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、縦渦発生用の板状突起11の形状が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、縦渦発生用の板状突起11が、図4に示されるように、ディフューザ部7の壁面7Aから上端11Aまでの高さが気流方向の下流側に向って漸次高くされている三角形状の板状突起11とされている。
次に、本発明の第3実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、縦渦発生用の板状突起10および11の気流方向に対する傾斜角θを特定している点が異なる。その他の点については、第1および第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図5に示されるように、ディフューザ部7の壁面7A上に設けられる縦渦発生用の板状突起10,11の気流方向に対する傾斜角θが、20°以上、60°以下の範囲に設定されている。
次に、本発明の第4実施形態について、図6を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1ないし第3実施形態に対して、縦渦発生用の突起12を三角錐形状としている点が異なる。その他の点については、第1ないし第3実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図6(A),(B),(C)に示されるように、ディフューザ部7の流路が急拡大し始める位置の壁面7A上に、気流方向の上流側に最大高さとされている頂部を持ち、下流側に向って高さが漸次減少され、幅が漸次増大されている三角錐形状の縦渦発生用の突起12を複数個設けた構成を採用している。
次に、本発明の第5実施形態について、図7を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第4実施形態に対して、三角錐形状とした縦渦発生用突起12の配置構成が異なっている。その他の点については、第4実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、三角錐形状とした複数の縦渦発生用突起12を、図7に示されるように、ディフューザ部7の流路が急拡大し始める位置の壁面7A上において、前後2列に千鳥状に配置し、下流側に配置される突起12を漸次大きくした構成としている。なお、突起12は、3列以上、千鳥配置してもよい。
次に、本発明の第6実施形態について、図8および図9を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1ないし第5実施形態に対して、突起に代え、縦渦発生用に溝を設けた構成としている点が異なっている。その他の点については、第1ないし第5実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、ディフューザ部7の流路が急拡大し始める位置の壁面7Aに、該位置の上流側から下流にかけて気流方向に延長されている縦渦発生用の複数条の溝、すなわち図8(A),(B)に示されるように、断面が矩形状をなす複数条の溝13、もしくは図9(A),(B)に示されるように、断面が逆三角形状をなす複数条の溝14を設けた構成とされている。
2 ファンケーシング
5 吹出し口
7 ディフューザ部
7A ディフューザ部の壁面
10,11 板状突起
11A 突起の上端
12 三角錐形状の突起
13 矩形状の溝
14 逆三角形状の溝
θ 板状突起の傾斜角
α 三角錐形状の突起の頂角
S 縦渦、縦渦流
Claims (11)
- ファンケーシングの吹出し口に、流路が急拡大されたディフューザ部が一体成形または一体に接続されて設けられている多翼遠心ファンにおいて、
前記ディフューザ部の流路が急拡大し始める位置の壁面上に、気流方向に対して所定の角度傾斜された面を有する縦渦発生用の突起が複数設けられていることを特徴とする多翼遠心ファン。 - 前記突起は、前記壁面上に垂直に立設されている板状突起とされていることを特徴とする請求項1に記載の多翼遠心ファン。
- 前記板状突起は、前記壁面から上端までの高さが気流方向の下流側に向って漸次高くされていることを特徴とする請求項2に記載の多翼遠心ファン。
- 前記突起の前記傾斜面の気流方向に対する傾斜角θは、20°ないし60°の範囲とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の多翼遠心ファン。
- ファンケーシングの吹出し口に、流路が急拡大されたディフューザ部が一体成形または一体に接続されて設けられている多翼遠心ファンにおいて、
前記ディフューザ部の流路が急拡大し始める位置の壁面上に、気流方向の上流側に最大高さとされている頂部を持ち、下流側に向って高さが漸次減少され、幅が漸次増大されている三角錐形状の縦渦発生用の突起が複数設けられていることを特徴とする多翼遠心ファン。 - 前記三角錐形状の突起の頂角αは、30°ないし90°の範囲とされていることを特徴とする請求項5に記載の多翼遠心ファン。
- 前記複数の突起は、前記壁面上に千鳥状に配設され、下流側の前記突起ほど漸次大きくされていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の多翼遠心ファン。
- ファンケーシングの吹出し口に、流路が急拡大されたディフューザ部が一体成形または一体に接続されて設けられている多翼遠心ファンにおいて、
前記ディフューザ部の流路が急拡大し始める位置の壁面上に、該位置の上流から下流にかけて気流方向に延長されている縦渦発生用の溝が複数条設けられていることを特徴とする多翼遠心ファン。 - 前記溝は、断面形状が矩形状あるいは逆三角形状とされていることを特徴とする請求項8に記載の多翼遠心ファン。
- 前記溝は、その深さおよび/またはピッチが前記ディフューザ部の流路が急拡大し始める位置において大きくされていることを特徴とする請求項8または9に記載の多翼遠心ファン。
- 空気送風用のファンとして、請求項1ないし10のいずれかに記載された多翼遠心ファンが搭載されていることを特徴とする空気調和機。
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