JP2011121695A - 媒体収容装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の着脱方向と第2の着脱方向とを含む複数の着脱方向に移動可能な容器本体(51)と、第1の着脱方向に移動する場合に容器本体(51)に装着されて、使用者に把持される第1の把持部材(71)と、第2の着脱方向に移動する場合に容器本体(51)に装着されて、使用者に把持される第2の把持部材(72)と、第1の把持部材(71)に設けられ、容器本体(51)が第2の着脱方向に移動する場合に、容器本体(51)の第2の被案内部(58)を案内する第1の案内部材(81c)と、第2の把持部材(72)に設けられ、容器本体(51)が第1の着脱方向に移動する場合に、容器本体(51)の第1の被案内部(59)を案内する第2の案内部材(81c)と、を備えた媒体収容装置(U2)。
【選択図】図7
Description
媒体を収容する容器本体であって、前記容器本体が収容される容器収容部に対して、第1の着脱方向と前記第1の着脱方向とは異なる第2の着脱方向とを少なくとも含む複数の着脱方向に移動可能に支持された前記容器本体と、
前記容器本体の前記第1の方向の端部に配置され、前記容器本体が前記第2の着脱方向に移動する場合に前記容器本体から離脱すると共に、前記容器本体が前記第1の着脱方向に移動する場合に前記容器本体に装着されて、前記容器本体を移動させる使用者に把持される第1の把持部材と、
前記容器本体の前記第2の方向の端部に配置され、前記容器本体が前記第1の着脱方向に移動する場合に前記容器本体から離脱すると共に、前記容器本体が前記第2の着脱方向に移動する場合に前記容器本体に装着されて、前記容器本体を移動させる使用者に把持される第2の把持部材と、
前記第1の把持部材に設けられ、前記容器本体が前記第2の着脱方向に移動する場合に、前記容器本体に設けられた第2の被案内部を案内する第1の案内部材と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記容器本体が前記第1の着脱方向に移動する場合に、前記容器本体に設けられた第1の被案内部を案内する第2の案内部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記第1の把持部材に設けられ、前記容器本体に設けられた前記第1の被固定部に対して係合、離脱可能に支持された第1の固定部と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記容器本体に設けられた前記第2の被固定部に対して係合、離脱可能に支持された第2の固定部と、
を備えたことを特徴とする。
前記第1の把持部材に設けられ、前記第1の固定部に連動して移動可能に支持された第1の把持部であって、前記第1の固定部が前記第1の被固定部に係合する収容係合位置と、前記第1の把持部が使用者に把持されて前記第1の固定部が前記第1の被固定部から離脱する収容離脱位置と、の間で移動可能に支持された前記第1の把持部と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記第2の固定部に連動して移動可能に支持された第2の把持部であって、前記第2の固定部が前記第2の被固定部に係合する収容係合位置と、前記第2の把持部が使用者に把持されて前記第2の固定部が前記第2の被固定部から離脱する収容離脱位置と、の間で移動可能に支持された前記第2の把持部と、
を備えたことを特徴とする。
前記第1の把持部材に対応して前記容器本体に設けられた第1の把持固定部と、
前記第2の把持部材に対応して前記容器本体に設けられた第2の把持固定部と、
前記第1の把持部材に設けられ、前記第1の把持固定部に対して着脱可能に支持された第1の把持着脱部と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記第2の把持固定部に対して着脱可能に支持された第2の把持着脱部と、
前記第1の把持部材に設けられ、前記第1の把持着脱部に連動して移動可能に支持された第1の把持部であって、前記第1の把持固定部と前記第1の把持着脱部とが離脱する把持離脱位置と、前記第1の把持部が使用者に把持されて前記第1の把持固定部と前記第1の把持着脱部とが装着される把持装着位置と、の間で移動可能に支持された前記第1の把持部と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記第2の把持着脱部に連動して移動可能に支持された第2の把持部であって、前記第2の把持固定部と前記第2の把持着脱部とが離脱する把持離脱位置と、前記第2の把持部が使用者に把持されて前記第2の把持固定部と前記第2の把持着脱部とが装着される把持装着位置と、の間で移動可能に支持された前記第2の把持部と、
を備えたことを特徴とする。
前記第1の把持部材に対応して、前記容器収容部に設けられた第1の保持解除部と、
前記第2の把持部材に対応して、前記容器収容部に設けられた第2の保持解除部と、
前記第1の把持部材に設けられ、前記第1の把持部に対して移動可能に支持された第1の保持部材であって、前記把持装着位置に移動した前記第1の把持部に係合して前記第1の把持部を前記把持装着位置に保持する保持位置と、前記第1の保持解除部に係合して前記第1の把持部との係合が解除される保持解除位置と、の間で移動可能に支持された第1の保持部材と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記第2の把持部に対して移動可能に支持された第2の保持部材であって、前記把持装着位置に移動した前記第2の把持部に係合して前記第2の把持部を前記把持装着位置に保持する保持位置と、前記第2の保持解除部に係合して前記第2の把持部との係合が解除される保持解除位置と、の間で移動可能に支持された第2の保持部材と、
を備えたことを特徴とする。
媒体に画像を記録する画像記録部と、
前記画像記録部に搬送される媒体が収容される請求項1ないし5のいずれかに記載の媒体収容装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、被固定部と固定部とで把持部材を固定しない場合に比べて、把持部材が媒体収容装置から脱落することを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、把持部に連動して固定部が移動しない場合に比べて、把持されて着脱される把持部材の固定を解除しつつ、着脱されない把持部材の固定を保持することができる。
請求項5に記載の発明によれば、保持解除部に係合していない状態では把持部を把持装着位置に保持して、把持部材と容器本体との装着状態を保持することができる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1、図2において、実施例1の画像形成装置の一例としてのデジタルプリンタUは、画像形成装置本体U1を有し、画像形成装置本体U1の上面に排出部の一例としてのシート排出トレイTRhが設けられている。プリンタ本体U1の下部には、媒体収容装置の一例としての給紙部U2が支持されており、給紙部U2には、画像が記録される媒体の一例としての記録シートSが収容される給紙カセットTR1が収容されている。
画像形成装置本体U1は、制御部C、および、前記制御部Cにより制御される書込駆動回路の一例としてのLED駆動回路DLや、画像処理部GS、電源回路E等を有している。
画像処理部GSは、外部の情報処理装置の一例としてのホストコンピュータHC等から入力された画像情報を、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の4色の書込用の画像情報に変換して一時的に記憶し、画像情報を予め設定された時期に潜像形成用の画像情報としてLED駆動回路DLに出力する。
各感光体PRy〜PRkの下方には、無端状の媒体搬送部材の一例としての転写搬送ベルトBが配置されている。転写搬送ベルトBは、駆動部材の一例としての駆動ロールRdと、従動部材の一例としての従動ロールRfとの間で張架されており、駆動ロールRdの駆動に伴って、転写搬送ベルトBの表面が、Y,M,C,Kの各色の感光体PRy〜PRkと対向する転写領域Q4y〜Q4kを順に通過する。
各転写領域Q4y〜Q4kには、転写搬送ベルトBの裏面側に、転写装置の一例としての転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kが配置されている。
シート搬送路SHに搬送された記録シートSは、時期調整部材の一例としてのレジロールRrに搬送される。レジロールRrは、記録シートSを各転写領域Q4y〜Q4kに向けて、予め設定された時期に搬送する。
各転写領域Q4y〜Q4kにおいて未定着のトナー像が転写された記録シートSは、トナー像が未定着の状態で定着領域Q5に搬送される。定着装置Fは、加熱回転部材の一例
としての加熱ロールFhと加圧回転部材の一例としての加圧ロールFpとが接触する定着
領域Q5でトナー像を加熱、加圧し、定着する。定着トナー像が形成された記録シートS
は、媒体搬送部材の一例としての搬送ロールRaにより排出部材の一例としての排紙ロールR1に搬送され、排出口Haからシート排出トレイTRhに排出される。
ールR1により、媒体搬送部材の一例としてのシート搬送部材Rp,Rs,Ra,R1が構成されている。
前記感光体PRy〜PRk、帯電ロールCRy〜CRk、潜像形成装置LHy〜LHk、現像装置Gy〜Gk、転写装置T1y〜T1kおよび定着装置Fにより、記録シートSに画像を記録する実施例1の画像記録部が構成されている。
図3は実施例1の給紙部の斜視説明図である。
図4は図3に示す状態から給紙トレイが第2の離脱方向である右方向に引き出される途中の状態の説明図である。
図5は図4に示す状態から給紙トレイがさらに右方向に引き出された状態の説明図である。
図6は容器収容部の要部説明図である。
図7は給紙トレイが第1の離脱方向である前方に引き出された状態の説明図である。
図8は給紙トレイが第3の離脱方向である左方に引き出された状態の説明図である。
第2のラッチ凹部36の左方には、第3の積載部降下部材の一例として、扇形状の第3のプレート降下板38が支持されている。第3のプレート降下板38は、左側下端から右側上端に向けて円弧状に形成された第3の案内面の一例としての第3のガイド面38aが形成されている。前記第3のプレート降下板38の右端部の下方には、前方に突出する板状の積載部上昇部材の一例としてのプレート上昇片39が配置されている。
図9は実施例1の給紙トレイの要部説明図である。
図10は給紙トレイの昇降プレートの要部説明図であり、図10Aは昇降プレートが降下位置に移動した状態の説明図、図10Bは昇降プレートが上昇位置に移動した状態の説明図である。
図3〜図10において、トレイ収容室6には、給紙トレイTR1の容器本体の一例としての箱形のトレイ本体51が収容されている。トレイ本体51は、容器底面52と、容器底面52の前後左右の縁から上方に延びる容器前壁53、容器後壁54、容器右壁56、容器左壁57と、を有する。容器前壁53および容器後壁54の下端部外側には、第2の被案内部の一例として、外方に突出し且つ左右方向に延びる前後一対の第2リブ58が形成されており、容器右壁56および容器左壁57の下端部外側には、第1の被案内部の一例として、外方に突出し且つ前後方向に延びる左右一対の第1リブ59が形成されている。
また、容器前壁53および容器後壁54の右端部には、上下方向に延びる押し下げ長孔54bが形成されている。押し下げ長孔54bには、第2の押し下げ部材を兼ねる第3の押し下げ部材の一例として、壁54を貫通して前後方向に延びる押し下げ突起67が上下方向に移動可能に支持されている。前記押し下げ突起67は、内端が昇降プレート61の上面に接触可能に支持されており、外端が第2のプレート降下板37および第3のプレート降下板38のガイド面37a,38aに接触可能に支持されている。
前記押し下げ突起68は、内端が昇降プレート61の上面に接触可能に支持されており、外端が第1のプレート降下板17のガイド面17aに接触可能に支持されている。
容器左壁57には、第3の把持固定部の一例として、各ハンドル固定凹部53a,56aと同様に形成された第3のハンドル固定凹部57aが形成されている。
同様に、トレイ本体51が右方、または、左方に移動すると、押し下げ突起67がプレート昇降板27,37,38に接触して、押し下げられ、昇降プレート61が積載上昇位置から積載下降位置に移動する。
なお、トレイ本体51がトレイ収容室6に収容されると、降下保持部材63が図10Bに示す降下解除位置に移動して、昇降プレート61がバネ62の弾性力で上昇する。昇降板は反力を受けるので、固定された後壁と柱部にのみ設けている。
図11は実施例1のハンドルの斜視説明図である。
図3〜図5、図7〜図9、図11において、実施例1の給紙トレイTR1では、各着脱口7〜9にはそれぞれ、第1の把持部材の一例としての前ハンドル71と、第2の把持部材の一例としての右ハンドル72と、第3の把持部材の一例としての左ハンドル73とが配置されている。
各ハンドル71〜73は同様に構成されているため、以降の説明では、右ハンドル72についてのみ詳細に説明して、前ハンドル71および左ハンドル73については詳細な説明は省略する。
図11において、対向壁81の上端部には、第2の着脱貫通部の一例として、第2のハンドル固定凹部56aに対応する位置に形成された開口状の第2のレバー貫通口81aが形成されている。また、第2のレバー貫通口81aの下方の前後両端部には、第2の施錠通過口の一例として、開口状の第2のスライド通過口81bが形成されている。また、第2のスライド通過口81bの下方には、第2の案内部材の一例として、前後方向に延びてトレイ本体51の第1リブ59が嵌まり且つ前後方向に移動する場合に案内する第2のガイド溝81cが形成されている。
前記前後側壁83の上端部には、第2のアンロックガイド23,33に対応して外方に突出して形成され、第2のアンロックガイド23,33に案内される第2の解除被案内部の一例としての第2のアクチュエータカバー部83aが形成されている。前記第2のアクチュエータカバー部83aは、左方が開放された略コの字形状に形成されており、内部には、側壁83を前後方向に貫通し且つ長方形状の開口により構成された第2の保持貫通口の一例としてのアクチュエータ貫通口83bが形成されている。
図3〜図5、図7〜図9、図12において、右ハンドル72の外壁84の前後両端には、第2の被停止部の一例として、第2のハンドルストッパ21,31に対応して、前後外側に張り出した第2の張出部84aが形成されている。したがって、右ハンドル72は、挿入時に、第2の張出部84aが第2のハンドルストッパ21,31に接触して停止される。また、外壁84の前後方向中央部には、第2の把持収容部の一例として、前後方向に延びる凹み状の第2のグリップ収容室84bが形成されている。図12において、前記グリップ収容部84bの前後方向外側には、第2の連動収容部の一例として、第2のリンク収容室84cが形成されており、第2のグリップ収容室84bと第2のリンク収容室84cとの間は、第2の仕切壁84dで仕切られている。
図14は実施例1のリンク機構の要部説明図であり、トレイ本体が引き出された状態における画像形成装置本体に残されたハンドルのリンク機構の説明図である。
図15は実施例1のリンク機構の平面図であり、トレイ本体にハンドルが連結された状態におけるリンク機構の説明図である。
図16は実施例1のリンク機構の平面図であり、トレイ本体が引き出された状態における画像形成装置本体に残されたハンドルのリンク機構の説明図である。
図17は実施例1のリンク機構を前方から見た図であり、トレイ本体にハンドルが連結されて引き出された状態におけるリンク機構の説明図である。
図18は実施例1のリンク機構を前方から見た図であり、トレイ本体が引き出された状態における画像形成装置本体に残されたハンドルのリンク機構の説明図である。
図19は実施例1のリンク機構を側方から見た図であり、トレイ本体にハンドルが連結されて引き出された状態におけるリンク機構の説明図である。
図20は実施例1のリンク機構を側方から見た図であり、トレイ本体が引き出された状態における画像形成装置本体に残されたハンドルのリンク機構の説明図である。
前記板状部86cのトレイ本体側51の端部には、第2の把持着脱部の一例として、第2のレバー貫通口81aを貫通してトレイ本体51の第2のハンドル固定凹部56aに着脱可能な第2レバー86dが前後一対形成されている。また、第2レバー86dに対してトレイ本体51の内側には、第2の仕切壁84dを貫通して第2のリンク収容室84c内に延びる第2の連動連結部の一例としての第2のリンク連結部86eが形成されている。
なお、以下に実施例1の右ハンドル72のリンク機構の説明を行うが、前後のリンク機構は、前後対称に配置されているだけで、同様に構成されているため、前側のリンク機構についてのみ詳細に説明を行い、後側のリンク機構については詳細な説明は省略する。
図12、図17、図18において、前記第2のT字リンク88の前側上端には、連結部の一例として、長孔状のラッチ連結部88dが形成されている。
したがって、ハンドルラッチ91は、図13、図17に示すようにラッチ部91cがラッチ凹部36から離脱してリンク収容室84c側に退避した収容離脱位置と、図14、図18に示すようにラッチ部91cがラッチ凹部36に嵌った状態で係合する収容係合位置と、の間で、回転中心部91aを中心として回転移動可能に支持されている。
したがって、実施例1のアクチュエータ92は、図13、図15、図17、図19に示すように、第2ネジリバネ93の弾性力で第2のアクチュエータ92が回転して、ラッチ規制部92cがハンドルラッチ91のアクチュエータ接触部91dに接触して、ハンドルラッチ91を収容離脱位置に保持する保持位置と、図14、図16、図18、図20に示すように、第2のアクチュエータ部92bが第2のアクチュエータ突起34に接触して押されて右方に回転し、第2ネジリバネ93の弾性力に抗して第2のアクチュエータ92が回転して、ラッチ規制部92cがハンドルラッチ91のアクチュエータ接触部91dから右方に退避して、ハンドルラッチ91の収容係合位置への移動を可能にする保持解除位置と、の間で移動可能に支持されている。
したがって、実施例1の第2のスライダ94は、図13、図15、図19に示すように、スライド接触部94bがトレイ本体51に接触してスライダ付勢バネ96が縮み且つスライダ本体94aがI字リンク87の下方から右方に退避した保持退避位置と、図14、図16、図20に示すように、トレイ本体51がスライド接触部94bから離れてスライダ付勢バネ96が伸び且つスライダ本体94aがI字リンク87の下方に進入してI字リンク87の移動を規制する移動規制位置と、の間で移動可能に支持されている。
また、前述のように第2の把持部材の一例としての右ハンドル72について説明をしたが、第1の把持部材の一例としての前ハンドル71や、第3の把持部材の一例としての左ハンドル73についても、頂壁82の凹部82aやリタードロールRs2を除いて、右ハンドル72と同様に構成されており、符号81〜96を付した各部材を有している。したがって、右ハンドル72における「第2の」を、前ハンドル71においては「第1の」と読み替え、左ハンドル73においては「第3の」と読み替えたものに対応しており、前後左右の方向も対応する方向に読み替えたものに対応する。したがって、説明が重複するため、前ハンドル71や左ハンドル73については、詳細な説明は省略する。
また、トレイ本体51および各ハンドル71〜73とにより、実施例1の給紙トレイTR1が構成されている。
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、トレイ本体51に収容された記録シートSが給紙された画像形成が行われ、記録シートSが無くなると、記録シートSの追加、補充が行われる。
記録シートSを補充する場合、給紙トレイTR1が画像形成装置本体U1から引き出される。このとき、実施例1の給紙トレイTR1では、プリンタUに対して、前方、右方、左方の3方向から引き出し可能となっている。
また、各ハンドル71〜73では、アクチュエータ92は、アクチュエータ部92bがアクチュエータ突起14,24,34,44に接触して、図14、図16、図18、図20に示すように保持解除位置に移動している。したがって、ハンドルラッチ91の移動が規制されず、ハンドル付勢バネ89の弾性力で、I字リンク87およびT字リンク88の連結部88b側が上昇し、ハンドルラッチ91がラッチ凹部16,26,36,46に嵌った状態となる。I字リンク87の上昇に伴って、グリップ86は、図14、図20に示すように、各レバー86dが各ハンドル固定凹部53a,56a,57aから離間した把持離脱位置に移動する。
さらに、スライダ94は、スライド接触部94bがトレイ本体51に接触して、図13、図15、図19に示す保持退避位置に移動する。
したがって、昇降プレート61が積載下降位置に保持され、底面52に沿った状態となっており、昇降プレート61が積載上昇位置に移動している場合に比べて、記録シートSの補充、積載が容易になっている。
したがって、右ハンドル72およびトレイ本体51が引き出された状態では、画像形成装置本体U1に残った前ハンドル71や左ハンドル73のグリップ86を把持しても、I字リンク87の下降が規制されており、グリップ86が回転せず、また、ハンドルラッチ91も収容係合位置から移動しない。よって、前ハンドル71や左ハンドル73が誤って取り外されたり、脱落してしまうことが防止されている。
そして、第2のアクチュエータ部92bが、第2のアクチュエータ突起34に接触して押され、収容離脱位置に移動すると、第2のハンドルラッチ91や各リンク87,88の移動の規制が解除される。したがって、グリップ86から作業者が手を離すと、ハンドル付勢バネ89の弾性力でI字リンク87が上方に移動して、グリップ86が把持離脱位置に移動し、右ハンドル72とトレイ本体51との連結が解除される。また、I字リンク87やT字リンク88の移動に伴って、第2のハンドルラッチ91が第2のラッチ凹部26,36に嵌って右ハンドル72が画像形成装置本体U1に固定、いわゆるラッチされる。
また、このとき、昇降プレート61も、降下保持部材63の接触部63aとプレート上昇片39との接触に伴って、バネ62の弾性力で積載上昇位置に移動し、積載された記録シートSが給紙可能な状態となる。
したがって、実施例1の給紙部U2では、給紙トレイTR1を前、右、左の3方向から引き出し、挿入が可能となっていると共に、特に、上下方向の高さが小型化されている。また、いずれか1つのハンドル71〜73が使用されて引き出された状態では、残りの2つのハンドル71〜73は、ラッチされた状態で引き出しが不能になっていると共に、引き出されたハンドル71〜73はトレイ本体TR1に対して装着された状態で保持される。したがって、画像形成装置本体U1に残ったハンドル71〜73が誤って取り外されたり、トレイ本体TR1と連結されたハンドル71〜73が外れることが防止され、作業者が誤って分解されたハンドル71〜73を組み立てる面倒が防止されている。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H08)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてプリンタUを例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。また、転写搬送ベルトBを使用した構成に限定されず、中間転写ベルトや中間転写ドラム等の中間転写体を使用した構成とすることも可能であり、4つの感光体を有するいわゆるタンデム型の画像形成装置に限定されず、1つの感光体に対して4つの現像器が回転する回転式、いわゆるロータリ型の画像形成装置も使用可能である。
(H03)前記実施例において、昇降プレート61の構成は、実施例に例示した構成に限定されず、モータを使用して昇降させる構成等、従来公知の任意の構成を採用可能である。
(H06)前記実施例において、被案内部の一例としてのリブ58,59や、案内部材の一例としてのガイド溝81c、あるいは、ハンドルリブ83dや本体ガイド溝12,22,32,42のように、リブと溝との組み合わせでガイドする構成を例示したが、この構成に限定されず、例えば、溝とリブを逆にしたり、溝と突起の組み合わせにする等、任意のガイドする構成を採用可能である。
(H08)前記実施例において、プレート降下板や押し下げ突起は、実施例に例示した数や位置に限定されず、設計等に応じて任意に変更可能である。例えば、前後方向や左右方向の片側でなく、両側に配置する構成とすることも可能である。
14…第1の保持解除部、
16…第1の被固定部、
24,34…第2の保持解除部、
26,36…第2の被固定部、
51…容器本体、
53a…第1の把持固定部、
56a…第2の把持固定部、
58…第2の被案内部、
59…第1の被案内部、
71…第1の把持部材、
72…第2の把持部材、
81c…第1の案内部材,第2の案内部材、
86…第1の把持部,第2の把持部、
86d…第1の把持着脱部,第2の把持着脱部、
91…第1の固定部,第2の固定部、
92…第1の保持部材,第2の保持部材、
S…媒体、
U…画像形成装置、
U2…媒体収容装置。
Claims (6)
- 媒体を収容する容器本体であって、前記容器本体が収容される容器収容部に対して、第1の着脱方向と前記第1の着脱方向とは異なる第2の着脱方向とを少なくとも含む複数の着脱方向に移動可能に支持された前記容器本体と、
前記容器本体の前記第1の方向の端部に配置され、前記容器本体が前記第2の着脱方向に移動する場合に前記容器本体から離脱すると共に、前記容器本体が前記第1の着脱方向に移動する場合に前記容器本体に装着されて、前記容器本体を移動させる使用者に把持される第1の把持部材と、
前記容器本体の前記第2の方向の端部に配置され、前記容器本体が前記第1の着脱方向に移動する場合に前記容器本体から離脱すると共に、前記容器本体が前記第2の着脱方向に移動する場合に前記容器本体に装着されて、前記容器本体を移動させる使用者に把持される第2の把持部材と、
前記第1の把持部材に設けられ、前記容器本体が前記第2の着脱方向に移動する場合に、前記容器本体に設けられた第2の被案内部を案内する第1の案内部材と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記容器本体が前記第1の着脱方向に移動する場合に、前記容器本体に設けられた第1の被案内部を案内する第2の案内部材と、
を備えたことを特徴とする媒体収容装置。 - 前記第1の把持部材に設けられ、前記容器本体に設けられた前記第1の被固定部に対して係合、離脱可能に支持された第1の固定部と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記容器本体に設けられた前記第2の被固定部に対して係合、離脱可能に支持された第2の固定部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の媒体収容装置。 - 前記第1の把持部材に設けられ、前記第1の固定部に連動して移動可能に支持された第1の把持部であって、前記第1の固定部が前記第1の被固定部に係合する収容係合位置と、前記第1の把持部が使用者に把持されて前記第1の固定部が前記第1の被固定部から離脱する収容離脱位置と、の間で移動可能に支持された前記第1の把持部と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記第2の固定部に連動して移動可能に支持された第2の把持部であって、前記第2の固定部が前記第2の被固定部に係合する収容係合位置と、前記第2の把持部が使用者に把持されて前記第2の固定部が前記第2の被固定部から離脱する収容離脱位置と、の間で移動可能に支持された前記第2の把持部と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の媒体収容装置。 - 前記第1の把持部材に対応して前記容器本体に設けられた第1の把持固定部と、
前記第2の把持部材に対応して前記容器本体に設けられた第2の把持固定部と、
前記第1の把持部材に設けられ、前記第1の把持固定部に対して着脱可能に支持された第1の把持着脱部と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記第2の把持固定部に対して着脱可能に支持された第2の把持着脱部と、
前記第1の把持部材に設けられ、前記第1の把持着脱部に連動して移動可能に支持された第1の把持部であって、前記第1の把持固定部と前記第1の把持着脱部とが離脱する把持離脱位置と、前記第1の把持部が使用者に把持されて前記第1の把持固定部と前記第1の把持着脱部とが装着される把持装着位置と、の間で移動可能に支持された前記第1の把持部と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記第2の把持着脱部に連動して移動可能に支持された第2の把持部であって、前記第2の把持固定部と前記第2の把持着脱部とが離脱する把持離脱位置と、前記第2の把持部が使用者に把持されて前記第2の把持固定部と前記第2の把持着脱部とが装着される把持装着位置と、の間で移動可能に支持された前記第2の把持部と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の媒体収容装置。 - 前記第1の把持部材に対応して、前記容器収容部に設けられた第1の保持解除部と、
前記第2の把持部材に対応して、前記容器収容部に設けられた第2の保持解除部と、
前記第1の把持部材に設けられ、前記第1の把持部に対して移動可能に支持された第1の保持部材であって、前記把持装着位置に移動した前記第1の把持部に係合して前記第1の把持部を前記把持装着位置に保持する保持位置と、前記第1の保持解除部に係合して前記第1の把持部との係合が解除される保持解除位置と、の間で移動可能に支持された第1の保持部材と、
前記第2の把持部材に設けられ、前記第2の把持部に対して移動可能に支持された第2の保持部材であって、前記把持装着位置に移動した前記第2の把持部に係合して前記第2の把持部を前記把持装着位置に保持する保持位置と、前記第2の保持解除部に係合して前記第2の把持部との係合が解除される保持解除位置と、の間で移動可能に支持された第2の保持部材と、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の媒体収容装置。 - 媒体に画像を記録する画像記録部と、
前記画像記録部に搬送される媒体が収容される請求項1ないし5のいずれかに記載の媒体収容装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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