JP2011120698A - 吸収性物品用の吸収体 - Google Patents

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Abstract

【課題】液の引き込み性が高くドライ感に優れると共に、側部からの漏れを起こし難い、吸収体及びその製造方法並びに吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の吸収体4は、縦長で、繊維を含んで構成され、吸収性物品に組み込まれて着用されたときに着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部1Bを有する。排泄部対向部1Bの幅方向Yの中央域に、繊維の粗密構造を有し、中央域の左右両側に位置する幅方向Yの側方域41は、排泄部対向部1Bにおいて最も密度の低い低密度部5を含んでおり、繊維の粗密構造は、低密度部5よりも密度の高い中密度部6と、中密度部6よりも密度の高い高密度部7とを含んでいる。中密度部6と高密度部7とは、それぞれ、吸収体4の長手方向Xに延びて形成されており、繊維の粗密構造において、複数本の中密度部6と複数本の高密度部7とが、幅方向Yに交互に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品、吸収性物品用の吸収体及びその製造方法に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品においては、表面シートから吸収体への液の移行や、2層構造を有する表面シートの上層から下層への液の移行を促進させるために、表面シートと吸収体との間、あるいは表面シートの上層と下層との間に粗密勾配を設けることが知られている。しかし、表面シートの上層と下層との間に粗密勾配を設けた場合、表面シートの下層から吸収体への液の移行性を確保するために、表面シートの下層と吸収体との間に粗密勾配を設けた場合には、吸収体が高密度となって硬くなり、変形自由度が低下して、着用者に違和感を与える等の不都合が生じる。
また、生理用ナプキンに関する技術として、特許文献1には、長手方向中央領域が堅く、その外側に配置されている長手方向側方領域よりも大きな可撓性抵抗を有している、生理用ナプキンが記載されている。特許文献1に記載の生理用ナプキンにおいては、長手方向中央領域が、着用者の小陰唇の下にカップ状のくぼみを形成し、長手方向側縁が、該くぼみ構造体の側部を形成する。また、特許文献2には、液透過性のトップシートと、バックシートと、両シート間に設けられた吸収コアとを有する積層体の横方向の中央領域の剛軟度を、横方向の両側領域で且つ吸収コアが存在している領域の剛軟度よりも高くした吸収性物品が提案されている。
特表平7―506035号公報 特開2000−225138号公報
特許文献1及び2に記載の吸収性物品は、相対的に可撓性抵抗あるいは剛軟度を高めた領域が、吸収性物品の幅方向の中央部に長手方向に延びるように形成されているが、高密度部をストライプ状に配置しておらず、表面シートから吸収体への液の引き込み性の向上効果は殆ど期待できない。そのため、表面シートにおいて液残りが生じやすく、排泄された体液が肌に接する時間が長いため肌に負荷を与え易かった。また、この種の吸収性物品においては、側部における体液の漏れ(いわゆる横漏れ)が問題となることが多く、液残り及び横漏れを効果的に防止し得る技術は未だ提供されていない。
従って、本発明の課題は、液の引き込み性が高くドライ感に優れると共に、側部からの漏れを起こし難い、吸収体及びその製造方法並びに吸収性物品を提供することにある。
本発明は、吸収性物品用の縦長の吸収体で、繊維を含んで構成され、吸収性物品に組み込まれて着用されたときに着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有する吸収体であって、前記排泄部対向部の吸収体幅方向の中央域に、繊維の粗密構造を有し、該中央域の左右両側に位置する吸収体幅方向の側方域は、該排泄部対向部において最も密度の低い低密度部を含んでおり、前記繊維の粗密構造は、前記低密度部よりも密度の高い中密度部と、該中密度部よりも密度の高い高密度部とを含んでおり、前記中密度部と前記高密度部とは、それぞれ、吸収体長手方向に延びて形成されており、前記繊維の粗密構造において、複数本の該中密度部と複数本の該高密度部とが、吸収体幅方向に交互に配置されている吸収体を提供することにより、前記課題を解決したものである。
また本発明は、肌当接面側に配された表面シート、非肌当接面側に配された裏面シート及びこれら両シート間に配された前記吸収体を具備する吸収性物品であって、前記吸収体の前記排泄部対向部の前記側方域に、前記表面シート及び該吸収体が前記吸収性物品の非肌当接面側に向かって一体的に凹陥した、該吸収体の長手方向に延びる溝部が形成されている吸収性物品を提供することにより、前記課題を解決したものである。
また本発明は、前記吸収体の製造方法であって、周面部に凹凸部を有する押付ロールと、該押付ロールを受ける実質平滑な周面部を有する受けロールとの間に、縦長の吸収体前駆体を供給し、該凹凸部で該吸収体前駆体の一部を圧縮することにより、前記中密度部及び前記高密度部を形成する工程を備え、前記吸収体前駆体は、その一面側の幅方向の中央域が隆起した中高部を有しており、該中高部が前記凹凸部で圧縮される吸収体の製造方法を提供することにより、前記課題を解決したものである。
本発明によれば、液の引き込み性が高くドライ感に優れると共に、側部からの漏れを起こし難い吸収体及び吸収性物品を提供することができる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態を一部破断して示す平面図である。 図2は、図1のI−I線断面を示す模式断面図である。 図3は、図1に示す吸収体の模式断面図(図2相当図)である。 図4は、本発明の吸収体の製造工程の説明図である。 図5は、図4に示す吸収体の製造工程における吸収体前駆体の加圧工程を模式的に示す断面図である。 図6は、図4に示す吸収体の製造工程で用いる吸収体前駆体の斜視図である。 図7は、吸収体の製造工程で使用可能な加圧ロールの要部の断面図である。
以下、本発明の吸収体を、本発明の吸収性物品と共に、それらの一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図1及び図2に示すように、表面シート2、裏面シート3及びこれら両シート2,3間に位置する縦長の吸収体4を備えている。吸収体4は、本発明の吸収体の一実施形態であり、繊維を含んで構成されている。表面シート2は、ナプキン1の肌当接面を形成し、裏面シート3は該ナプキン1の非肌当接面を形成している。ナプキン1の非肌当接面は、着用時にショーツのクロッチ部等、衣類側に向けられる。
ナプキン1は、縦長の形状(一方向に長い形状)を有し、図1に示すように、その長手方向を、着用時に着用者の腹寄りに配される前方部1Aと、着用者の排泄部(膣口)に対向配置される排泄部対向部1Bと、着用時に着用者の背中寄り配される後方部1Cとに区分される。ナプキン1の排泄部対向部1Bは、吸収体4の排泄部対向部1Bでもある。
尚、本明細書において、肌当接面は、吸収性物品(生理用ナプキン)又はその構成部材における、吸収性物品(生理用ナプキン)の着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌当接面は、吸収性物品(生理用ナプキン)又はその部材における、吸収性物品(生理用ナプキン)の着用時に肌側とは反対側(衣類側)に向けられる面である。また、長手方向は、吸収性物品(生理用ナプキン)又はその構成部材の長辺に沿う方向であり、幅方向は、該長手方向と直交する方向である。図中、符号Xで示す方向は、吸収体4(ナプキン1)の長手方向(吸収体長手方向)であり、符号Yで示す方向は、吸収体4(ナプキン1)の幅方向(吸収体幅方向)である。
ナプキン1は、その長手方向の前後部においては、図1に示すように、吸収体4の前後端から延出した表面シート2と裏面シート3とが接合されてエンドシール部11が形成されている。また、長手方向の両側部においては、図2に示すように、表面シート2の長手方向に沿う両側部2c,2cが、吸収体4の非肌当接面側に巻き下げられて、吸収体4と裏面シート3との間に固定されている。ナプキン1の非肌当接面(裏面シート3の非肌当接面3b)には、ナプキン1を、ショーツ等の下着のクロッチ部に固定するための粘着部12が設けられている。
吸収体4は、その長手方向をナプキン1の長手方向に一致させて、ナプキン1の幅方向の中央に配されている。吸収体4は、パルプ繊維等の繊維材料からなる吸収性コア又は該吸収性コアの繊維間に吸水性ポリマーを保持させてなる吸収性コアを、ティッシュペーパーや透水性の不織布からなるコアラップシート(図示せず)で被覆してなる。
吸収体4は、図1及び図2に示すように、排泄部対向部1Bの吸収体幅方向(図中Y方向)の中央域40に、繊維の粗密構造40を有し、中央域40の左右両側に位置する吸収体幅方向の側方域41は、排泄部対向部1Bにおいて最も密度の低い低密度部5を含んでいる。繊維の粗密構造40は、低密度部5よりも密度の高い中密度部6と、中密度部6よりも密度の高い高密度部7とを含んでおり、中密度部6と高密度部7とは、それぞれ、吸収体長手方向(図中X方向)に延びて形成されており、繊維の粗密構造40において、複数本の中密度部6と複数本の高密度部7とが、吸収体幅方向に交互に配置されている。
詳細には、吸収体4において、図1〜図3に示すように、排泄部対向部1Bにおける、幅方向(図中Y方向)の中央域(繊維の粗密構造)40の左右両側に位置する側方域41は、排泄部対向部1Bにおいて最も密度の低い平面視帯状の低密度部5を含んでいる。また、中央域40は、低密度部5よりも密度の高い平面視帯状の中密度部6と、中密度部6よりも密度の高い平面視帯状の高密度部7とを含んでいる。本明細書において、密度は、特に断らない限り、繊維材料の密度を意味する。吸収体の各部における繊維材料の密度は次のようにして測定される。
<繊維材料の密度の測定方法>
吸収体4より各々の部位を長さ50mm、幅5mmの大きさに切り出しサンプルを調製し、電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用い、サンプル中に含まれる繊維材料の重量を測定した。定圧式厚み計を用い、サンプル厚みを測定し、測定したサンプル中に含まれる繊維材料の重量を、サンプルの体積(厚み×長さ×幅)で除して各々の部位の繊維材料の密度を算出した。尚、低圧式厚み計の測定時圧力は0.5g/cm2であった。
本実施形態においては、図2に示すように、側方域41の低密度部5と中央域40の中密度部6とが隣接している。また、低密度部5は、排泄部対向部1Bの側方域41のみならず、前方部1A及び後方部1Cの略全域に亘っており、排泄部対向部1Bの中央域40は、低密度部5によって包囲されている。
中密度部6と高密度部7とは、それぞれ、吸収体4の長手方向(図中X方向)に延びて形成されており、中央域(繊維の粗密構造)40は、複数本(本実施形態では5本)の中密度部6と複数本(本実施形態では4本)の高密度部7とが、吸収体4の幅方向に交互に配置されて形成されている。本実施形態では、中密度部6及び高密度部7は、排泄部対向部1Bの長手方向の全長に亘っているが、前方部1A及び後方部1Cには延びていない。
中密度部6及び高密度部7の長手方向の長さは、それぞれ、吸収体4の長手方向の全長の30%以上であることが好ましく、より好ましくは50〜100%である。本実施形態では、中密度部6と高密度部7とで長手方向の長さが同じであるが、異なっていても良い。
中央域40における吸収体4の厚み(繊維の粗密構造40の厚み)は、中密度部6と高密度部7とで異なっている。吸収体4の厚みが、中密度部6と高密度部7とで異なっているとは、以下のようにして測定した、中密度部6の厚みT6と高密度部7の厚みT7との比(T6/T7)が、1.3以上であることをいう。中密度部6及び高密度部7からなる中央域40(繊維の粗密構造)は、後述するように、吸収体前駆体の一部を圧縮して押し潰すことにより形成されており、繊維材料の密度が中密度部6との比較において高い高密度部7の方が、該密度が高密度部7との比較において低い中密度部6よりも、高圧縮されて形成されているため、高密度部7の厚みT7の方が、中密度部6の厚みT6よりも小さく、そのため、厚み比(T6/T7)は1.0を超える。厚み比(T6/T7)は、液が中密度部6から高密度部7に素早く移行するために十分な毛管力が得られること、及び過度に高密度部7を圧縮すると製品の柔軟性が低下し、フィット性が損なわれるとの観点から、好ましくは1.3〜2.0である。
また、排泄部対向部1Bにおける吸収体4の厚みは、中央域40内のみならず、低密度部5(側方域41)と中密度部6及び高密度部7(中央域40)とでも異なっている。吸収体4の厚みが、低密度部5と中密度部6とで異なっているとは、以下のようにして測定した、中密度部6の厚みT6と低密度部5の厚みT5との比(T6/T5)が、1.3以上であることをいう。厚み比(T6/T5)は、低密度部5と中密度部6との境界に十分な段差を設け、製品側方部を該境界で可撓させることで製品のフィット性を高めるとの観点から、好ましくは1.5〜3.0である。
<低密度部、中密度部及び高密度部の厚み測定方法>
低密度部5、中密度部6及び高密度部7の厚みは、吸収体4より各々の部位を長さ50mm、幅5mmの大きさに切り出し、定圧式厚み計を用いて測定した。そのときの圧力は0.5g/cm2であった。
このように、排泄部対向部1Bにおいては、吸収体4は、互いに厚みの異なる低密度部5、中密度部6及び高密度部7から構成されているため、図3に示すように、吸収体4の肌当接面4a側(表面シート2との対向面側)に、各部の厚み差に起因する段差D1(中密度部6と高密度部7との段差)及び段差D2(低密度部5と中密度部6との段差)が生じている。一方、吸収体4の非肌当接面4b側(裏面シート3との対向面側)には、段差は実質的に生じておらず、吸収体4の非肌当接面4bは略平坦である。
本実施形態においては、図1及び図2に示すように、吸収体4の排泄部対向部1Bの側方域41に、表面シート2及び吸収体4がナプキン1の非肌当接面側(裏面シート3側)に向かって一体的に凹陥した、吸収体4の長手方向(図中X方向)に延びる線状の溝部8が形成されている。溝部8は、中央域40を挟んで左右両側に一対形成されている。ここで、「線状」とは、溝部(凹陥部)の形状が平面視において直線に限られず、曲線を含み、各線は、連続線でも破線でも良い。溝部8においては、表面シート2及び吸収体4が熱融着等により一体化している。溝部8の形成は、経血等の排泄液の拡散防止、着用時の身体に対する密着性の向上等に特に有効である。溝部8は、熱を伴うか又は伴わないエンボス、あるいは超音波エンボス等のエンボス加工により常法に従って形成することができる。溝部8の形成部分(溝部8の底部と裏面シート3とにはさまれた部分)は、低密度部5からなる側方域41はもとより、排泄部対向部1B全体において最も密度(繊維材料の密度)が高い部分である。また、側方域41において、溝部8を挟んで幅方向内方側と外方側とは、密度は略同じである。
一対の溝部8,8は、それぞれ、ナプキン1の肌当接面(表面シート2の肌当接面2a)に形成されており、図1に示すように、排泄部対向部1Bにおいて中密度部6及び高密度部7に沿って吸収体4の長手方向に延び、且つ前方部1A及び後方部1Cそれぞれにおいて互いに連結し、平面視において中央域40(中密度部6及び高密度部7)を包囲する、平面視において楕円形状の環状を形成している。
このように、ナプキン1の肌当接面に溝部8が形成されていることにより吸収体4の平面方向の液の拡散が効果的に抑制されるようになり、また吸収体4のヨレを防止できる。溝部8は、例えばヒートエンボス加工、超音波シール等により常法に従って形成することができる。溝部8は、ヒートエンボス加工等によって形成された多数の矩形状のシール部が連続的に連なって線状に形成されており、表面シート2を吸収体4まで凹状に押し込んで形成されている。溝部8の幅は、これらの溝による前述した効果を確実に奏させる観点から、好ましくは0.5〜3.0mm、更に好ましくは1.0〜2.0mmである。
排泄部対向部1Bにおける吸収体4の中央域40に、前述した態様で中密度部6及び高密度部7が配置され、繊維の粗密構造40が形成されていることにより、表面シート2から吸収体4への液の引き込み性が高められ、表面シート2において液残りが生じ難く、ナプキン1の使用時に高いドライ感が得られる。即ち、排泄部対向部1Bにおける吸収体4の中央域(繊維の粗密構造)40においては、最初の数回の排泄(排泄初期)では、主として、液拡散性に優れる中密度部6の作用により、着用者の排泄部から表面シート2上に排泄された経血等の多量の排泄液は、素早く中密度部6内に透過移行し、吸収体4の長手方向(図中X方向)に延びる該中密度部6内で拡散することによって、吸収体4の長手方向に拡散する。これにより、排泄初期において、排泄液の排泄部付近での滞留が防止され、高いドライ感が得られると共に、幅方向での液拡散が抑制され、ナプキン1の側部からの漏れが効果的に防止される。
また、排泄初期以降では、主として、毛管力が強く液の引き込み性に優れる高密度部7の作用により、表面シート2上に残る少量の排泄液は、高密度部7内に引き込まれ、該高密度部7内に吸収され安定に保持される。特に、ナプキン1の着用時においては、着用者の体圧により、高密度部7の表面シート2側(上側)は一層高密度となっているため、高密度部7の毛管力が更に強く働き、これにより、少量の排泄液はより確実に高密度部7内に引き込まれる。また、排泄初期以降では、排泄初期に中密度部6内に拡散された排泄液が、該中密度部6よりも吸収体4の幅方向外方に位置する高密度部7の強い毛管力により、該高密度部7内に引き込まれて吸収され安定に保持される。また、排泄液が繰り返し高密度部7に流れてきた場合は、該高密度部7よりも吸収体4の幅方向外方に位置する、別の中密度部6及び高密度部7により、前述した長手方向の液拡散並びに液の吸収・保持がなされるため、排泄液は、中央域40よりも幅方向外方に伝達され難く、横漏れが効果的に防止される。
また、本実施形態においては、排泄部対向部1Bにおける吸収体4の側方域41の低密度部5と中央域40の中密度部6とが隣接しているため、吸収体4の幅方向に拡散してきた排泄液は、この低密度部5と中密度部6との界面(側方域41と中央域40との界面)において一旦堰き止められ、該中密度部6に沿って吸収体4の長手方向に導かれるため、側方域41には伝達され難く、横漏れ防止性が一層高められている。
また、中央域40の吸収容量を超えた排泄液が、幅方向外方に隣接する側方域41に流れてきても、そこには長手方向への液拡散性に優れる所定幅の低密度部5が存しており、更には、排泄部対向部1Bにおいて最も密度の高い溝部8が形成されているため、排泄液は、溝部8で堰き止められ、溝部8よりも幅方向外方には伝達され難く、横漏れが発生し難い。
また、前述したように、排泄部対向部1Bにおける吸収体4の肌当接面4a側には、低密度部5、中密度部6及び高密度部7の厚み差に起因する段差D1及びD2(図3参照)が生じているため、例えば中央域40の排泄部付近の表面シート2上に多量の液が排泄され、該液が高密度部7の上方の表面シート2上に流れてきた場合、該液は、該高密度部7の幅方向左右両側に存する中密度部6との段差D1を介して、素早く中密度部6内に透過移行されるため、表面シート2上で液が拡がらず、使用時のドライ感が一層高められる。
このように、排泄部対向部1Bにおいては、中央域(繊維の粗密構造)40の中密度部6及び高密度部7並びに側方域41の低密度部5及び溝部8が、それぞれ異なる役割を果たすことによって、本実施形態のナプキン1は、表面シート2から吸収体4への液の引き込み性に優れ、表面シート2において液残りが生じ難く、ナプキン1の使用時に高いドライ感が得られ、また、排泄液の長手方向での拡散が促進されると共に、排泄液の幅方向での拡散が抑制されるため、横漏れが効果的に防止される。
前述した作用効果をより確実に発現させる観点から、中密度部6の幅W1(図3参照)は、吸収体4の幅W(図3参照)の3〜30%、特に5〜20%であることが好ましく、高密度部7の幅W2(図3参照)は、吸収体4の幅Wの3〜30%、特に5〜20%であることが好ましい。また、中密度部6の幅W1は、好ましくは3〜15mm、更に好ましくは5〜10mm、高密度部7の幅W2は、好ましくは3〜15mm、更に好ましくは5〜10mmである。また、中密度部6及び高密度部7をそれぞれ複数本含んで構成される、吸収体4の中央域(繊維の粗密構造)40の幅W3(図3参照)は、吸収体4の幅Wの30〜90%、特に40〜80%であることが好ましい。高密度部7の幅W2が小さすぎると、吸収体4に十分な毛管力が働かず表面シート2から吸収体4への液の引き込みが十分に行われなくなるおそれがある。また、高密度部7の幅W2が大きすぎ、中密度部6の幅W1が小さくなりすぎると、特に、前述した排泄初期の多量の排泄液に対する吸収・拡散作用が低下するおそれがあると共に、吸収体4の幅方向への圧縮変形が妨げられるため、着用者にナプキン装着による違和感を与えるおそれがある。
また、排泄部対向部1Bにおける吸収体4の高密度部7の本数は、吸収体4に働く毛管力がなるべく均一に働くよう、2本以上であることが好ましく、より好ましくは3本以上、更に好ましくは4本以上である。
前述した作用効果をより確実に発現させる観点から、低密度部5の繊維材料の密度は、0.05〜0.15g/cm3、特に0.08〜0.12g/cm3であることが好ましく、中密度部6の繊維材料の密度は、0.07〜0.30g/cm3、特に0.10〜0.20g/cm3であることが好ましく、高密度部7の繊維材料の密度は、0.13〜0.50g/cm3、特に0.15〜0.40g/cm3であることが好ましい。
また、中密度部6と高密度部7との繊維材料の密度比(前者/後者)は、0.3〜0.8、特に0.5〜0.7であることが好ましい。
また、吸収体14の幅方向に互いに隣接する低密度部5と中密度部6との繊維材料の密度比(前者/後者)は、0.4〜0.8、特に0.5〜0.7であることが好ましい。
また、段差D1(中密度部6と高密度部7との段差)は、0.2〜0.5mm、特に0.1〜0.3mmであることが好ましく、段差D2(低密度部5と中密度部6との段差)は、0.5〜5.0mm、特に1.0〜3.0mmであることが好ましい。段差が小さすぎると、前述した段差による効果(低密度5や中密度部6への優先的な液の誘導、ドライ感の向上)が奏され難い。また、特に段差D1が大きすぎると、高密度部7と表面シート2との間の隙間が大きくなり、高密度部7による少量の排泄液の引き込み力が低下するおそれがある。但し、段差D1によって高密度部7と表面シート2との間の隙間が大きくなったことにより、高密度部7による表面シート2上の液の直接的な引き込みが少なくなっても、高密度部7は、該高密度部7に隣接し且つ該高密度部7よりも表面シート2側に突出している中密度部6を介して、間接的に表面シート2上の液を引き込むことが可能である。特に、段差D1が0.2〜0.5mmで、高密度部7の幅W2が1〜3mmであると、高密度部7と表面シート2との接触機会が多くなるため、表面シート2上に残る少量の排泄液が高密度部7内に引き込まれやすくなる。
ナプキン1における各部の形成材料について説明すると、表面シート2及び裏面シート3としては、従来この種の物品に使用されているものを特に制限なく用いることができる。表面シート2としては、例えば、液透過性のものが用いられ、各種透水性の不織布や、樹脂フィルムに多数の開孔を形成した開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート3としては、例えば、透湿性を有しない樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等を用いることができる。
吸収体4を構成する前記吸収性コアの形成材料としては、従来、生理用ナプキンやパンティライナー、使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロース系繊維の短繊維や、ポリエチレン等の合成繊維の短繊維等が用いられる。これらの繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、繊維材料は、全体又は一部がパルプ繊維であることが好ましく、繊維材料中のパルプ繊維の割合は50〜100質量%であることが好ましく、より好ましくは80〜100質量%であり、更に好ましくは100質量%である。尚、吸収性コアには、繊維材料以外に、消臭剤や抗菌剤等を必要に応じて配合しても良い。また、吸水性ポリマーを配合しても良い。
本実施形態のナプキン1は、この種の生理用ナプキンと同様に、ショーツ等の着衣に装着して使用する。本実施形態のナプキン1によれば、前述した、排泄部対向部1Bにおける吸収体4の3段密度構造により、表面シート2と吸収体4との間や吸収体4内を液がナプキン1の幅方向に拡散することが抑制されるので、ナプキン1の肌当接面のドライ感に優れ、また、横漏れ防止性にも優れている。更に、ナプキン1の幅方向から圧力が加わったときに、高密度部7間に存する低密度部6が柔軟に変形するので、高密度部7を有するにも拘わらず、着用者の動きに対する追従性が良好であり、着用者に高密度部7が不快感や違和感を与えること等も防止することができる。
次に、本発明の吸収体の製造方法について、前述した生理用ナプキン1における吸収体4を例にとり図4〜図6を参照して説明する。本実施形態の製造方法は、図4に示すように、押付ロール50と、押付ロール50を受ける実質平滑な周面部を有する受けロール60との間に、吸収体前駆体70を供給してこれを圧縮する工程を備えている。
押付ロール50は、周面部51を有する円筒形状のロールで、図4及び図5に示すように、周面部51に凹凸部55を有している。より具体的には、周面部51のロール軸方向(CD)の中央域は、周辺部よりも厚みが大きい中高部52となっており、中高部52の周面部(被加工物との接触面)に、押付ロール50の周方向に延びる凸条部53が、ロール軸方向に所定間隔を置いて複数本(本実施形態では4本)形成されており、中高部52の周面部に凹凸部55を形成している。凸条部53は、図5に示す如きロール軸方向に沿う断面視において四角形形状をしており、その先端は略水平となっている。隣接する凸条部53,53の間は、押付ロール50の周方向に延びる凹部54となっており、本実施形態では3本の凹部54が形成されている。また、中高部52の周面部のロール軸方向の左右両側縁部52s,52sは、凸条部53を有しておらず、周面部51からの高さが凹部54と等しくなっている。受けロール60は、通常の円筒形状のロールであり、その周面部は平滑である。
吸収体前駆体70は、図6に示すように、縦長の形状(一方向に長い形状)を有し、その一面70a側の幅方向(図中Y方向)の中央域が隆起してなる中高部73を有している。より具体的には、吸収体前駆体70は、縦長で扁平な下層部71と、下層部71の一面側の中央部に配された縦長で扁平な上層部72とを具備し、上層部72及び下層部71における上層部72の下方に位置する部分が、中高部73を形成している。中高部73は、吸収体前駆体70の長手方向(図中X方向)の中央域に形成されている。
上層部72(中高部73)は、平面視において矩形形状であり、その長手方向及び幅方向の寸法が下層部71よりも短い。吸収体前駆体70の長手方向に沿う両側部74の一面70a側には、中高部73と側部74との厚み差に起因する段差D3が形成されている。段差D3は、好ましくは1.0〜7.0mm、更に好ましくは2.0〜5.0mmである。上層部72は、図6に示す如き幅方向に沿う断面視において、その上面から下層部71に向かうに従って断面が大きくなるテーパー形状に形成されており、上層部72の長手方向に沿う両側部72a,72aは、幅方向外方に傾斜している。
本実施形態における吸収体前駆体70は、下層部71と上層部72とが一体に形成されていて分離不可になっており、下層部71と上層部72との一体化物からなる吸収性コアと、該吸収性コア全体を被覆するコアラップシート(図示せず)とから構成されている。但し、吸収体前駆体70は、下層部71と上層部72とが別体となっていて分離可能になされていても良く、その場合、下層部71及び上層部72はそれぞれ個別にコアラップシート(図示せず)で被覆される。吸収体前駆体70は、この種の吸収性物品(生理用ナプキン)における吸収体と同様に、公知の積繊装置等を用いて常法に従って製造することができる。吸収体前駆体70の組成は、最終製造物である吸収体4と同じであり、また、下層部71の長手方向及び幅方向の長さは、吸収体4と略同じである。
以上のような構成を有する吸収体前駆体70を、図4に示すように、その長手方向がMDと一致するように押付ロール50と受けロール60との間に供給し、押付ロール50の凹凸部55で吸収体前駆体70の中高部73を圧縮する。これにより、中高部73を構成する上層部72全体及び下層部71における上層部72の下方に位置する部分が一体的に潰される。凹凸部55による中高部73の圧縮時には、図5に示すように、上層部72の傾斜している両側部72a,72aは、凸条部53を有していない、押付ロール50の中高部52の周面部の左右両側縁部52s,52sで圧縮されて、潰される。一方、この圧縮工程では、吸収体前駆体70の側方部74を含む、上層部72以外の部分は、実質的に加圧されず圧縮されない。こうして、上層部72全体及び下層部71の一部が圧縮され潰されることで、前述した構成の吸収体4が得られる。
前記圧縮工程を経て得られた吸収体4においては、凸条部53で潰された部分が高密度部7、凹部54及び押付ロール50の中高部52の周面部の左右両側縁部52sで潰された部分が中密度部6となっており、それ以外の部分は低密度部5となっている。該両側縁部52sで潰された部分は、吸収体4の側方域41(低密度部5)と隣接する、中央域40の中密度部6となっている。低密度部5の厚みT5は、吸収体前駆体70の下層部71の厚みT71と略同じであり、両者の厚み比(T71/T5)は、概ね1.0であり、好ましくは0.8〜1.2である。
前述した中密度部6及び高密度部7による作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、吸収体前駆体70の中高部73の厚みT73と吸収体4の中密度部6の厚みT6との厚み比(T73/T6)は、2.0〜6.0、特に2.5〜5.0であることが好ましく、また、中高部73の厚みT73と吸収体4の高密度部7の厚みT7との厚み比(T73/T7)は、1.1〜2.0、特に1.2〜1.7であることが好ましい。
尚、本実施形態の生理用ナプキン1は、このようにして得られる吸収体4を、表面シート2の帯状原反と裏面シート3の帯状原反との間に間欠的に配置した後、吸収体4の周囲において、それらの表裏面シート2,3間を接合し、次いで、個々の生理用ナプキンの寸法に切断することにより得られる。
本発明は、前記実施形態に制限されず、適宜変更することができる。例えば、吸収体4の製造に用いる押付ロール50としては、図7に示す押付ロール56を用いることもできる。押付ロール56においては、凸条部53が、図7に示す如きロール軸方向に沿う断面視において三角形形状をしており、被加工物と最初に接する先端が尖っている。そのため、押付ロール56を用いて吸収体前駆体70の中高部73を圧縮すると、凸条部53の先端が略水平な押付ロール50を用いた場合に比して、より低圧で中高部73を構成する上層部72を潰すことが可能となる。
また、生理用ナプキン1は、ウイング部や後部フラップ部を有していても良い。また、中密度部6及び高密度部7は、前方部1A及び/又は後方部1Cに配されていても良い。また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ等の他の吸収性物品であっても良い。
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
1B 排泄部対向部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 低密度部
6 中密度部
7 高密度部
8 溝部
40 吸収体の中央域(繊維の粗密構造)
41 吸収体の側方域
50,56 押付ロール
52 押付ロールの中高部
53 凸条部
54 凹条部
55 凹凸部
60 受けロール
70 吸収体前駆体
71 吸収体前駆体の下層部
72 吸収体前駆体の上層部
73 吸収体前駆体の中高部
74 吸収体前駆体の側方部

Claims (5)

  1. 吸収性物品用の縦長の吸収体で、繊維を含んで構成され、吸収性物品に組み込まれて着用されたときに着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有する吸収体であって、
    前記排泄部対向部の吸収体幅方向の中央域に、繊維の粗密構造を有し、該中央域の左右両側に位置する吸収体幅方向の側方域は、該排泄部対向部において最も密度の低い低密度部を含んでおり、
    前記繊維の粗密構造は、前記低密度部よりも密度の高い中密度部と、該中密度部よりも密度の高い高密度部とを含んでおり、
    前記中密度部と前記高密度部とは、それぞれ、吸収体長手方向に延びて形成されており、前記繊維の粗密構造において、複数本の該中密度部と複数本の該高密度部とが、吸収体幅方向に交互に配置されている吸収体。
  2. 前記中央域における前記吸収体の厚みが、前記中密度部と前記高密度部とで異なっている請求項1記載の吸収体。
  3. 前記側方域の前記低密度部と前記中央域の前記中密度部とが隣接している請求項1又は2記載の吸収体。
  4. 肌当接面側に配された表面シート、非肌当接面側に配された裏面シート及びこれら両シート間に配された吸収体を具備し、該吸収体が請求項1〜3の何れかに記載の吸収体である吸収性物品であって、
    前記吸収体の前記排泄部対向部の前記側方域に、前記表面シート及び該吸収体が前記吸収性物品の非肌当接面側に向かって一体的に凹陥した、該吸収体の長手方向に延びる溝部が形成されている吸収性物品。
  5. 請求項1〜3の何れかに記載の吸収体の製造方法であって、
    周面部に凹凸部を有する押付ロールと、該押付ロールを受ける実質平滑な周面部を有する受けロールとの間に、縦長の吸収体前駆体を供給し、該凹凸部で該吸収体前駆体の一部を圧縮することにより、前記中密度部及び前記高密度部を形成する工程を備え、
    前記吸収体前駆体は、その一面側の幅方向の中央域が隆起した中高部を有しており、該中高部が前記凹凸部で圧縮される吸収体の製造方法。
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