JP2011120053A - 小型電子機器の開閉装置並びに小型電子機器 - Google Patents

小型電子機器の開閉装置並びに小型電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】
第1の筐体と第2の筐体をスライド動作させて開成状態とさせた後、第2の筐体を第1の筐体に対してさらにチルトアップさせた場合に、小型電子機器の後部からケーブルが見えないように覆い隠すことができるように構成した小型電子機器の開閉装置並びに型電子機器を提供する。
【解決手段】
スライド手段と、リンク手段と、フリクション手段とから成り、スライド手段は第1の筐体と第2の筐体を水平方向へスライドさせて第1の筐体の上面を第2の筐体で覆ったり露出させたりすることのできる構成とし、リンク手段は第1の筐体の上面の露出動作終了間際から動作して第2の筐体を第1の筐体に対してスライドさせつつチルトアップさせ同時に第1の筐体の後部と第2の筐体の後部の間の間隙を覆うことができる構成とし、フリクション手段はスライド手段とリンク手段の間に設けられチルトアップ時に動作するものとしたことで解決した。
【選択図】 図10

Description

本発明は、小型電子機器の第1の筐体と第2の筐体を互いに重なり合った状態から、スライドさせて開閉するのに用いて好適な開閉装置並びにこの開閉装置を用いた小型電子機器に関する。
従来、とくにポケット型コンピュータ、PDA、電子辞書及び、携帯電話機といったような小型電子機器であって、上面にキーボード部を設けた略矩形状の第1の筐体と同じく上面にディスプレイ部を設けた略矩形状の第2の筐体とを、互いに重なり合わせた閉成状態から、短手方向へ相対的にスライドさせて第1の筐体の上面を露出させる開成状態を作り出すスライド機構を用いた開閉装置が、下記する特許文献1により公知である。そして、この特許文献1に記載の開閉装置は、開成動作終了時に第2の筐体の先端側を第1の筐体に対して引き起こして傾斜させる(チルトアップとも言う)ためのヒンジ手段を備えている。
特開2008−113067号公報
上記特許文献1に記載の電子機器の開閉装置によれば、スライド手段による第1の筐体に対する第2の筐体の開成動作の終了時において、第2の筐体の先端側をヒンジ手段により引き起こして第1の筐体に対して傾斜させることができることから、第2の筐体のディスプレイ部に表示された画面が見易いといった利点があった。しかしながら、図13に模式的に示したように、(a)図から(c)図の第1の筐体100に対する第2の筐体102のスライド動作時の状態においては、第1の筐体100の回路基板101と第2の筐体102の回路基板103間を電気的に接続するフレキシブルケーブル104は外部へ露出しないが、(d)図に示したように、第2の筐体102が第1の筐体100に対してチルト動作をしたときには、フレキシブルケーブル104が電子機器105の後ろ側へ露出してしまい体裁が悪いという問題があった。
また、第2の筐体を第1の筐体に対するスライド動作終了時からチルトアップさせる場合に、フリーストップに停止できることが使い勝手が良くなることから望まれている。
そこで、本発明の目的は、上述した第1の筐体と第2の筐体をスライド手段を用いてスライド動作させて開成状態とさせた後、第2の筐体を第1の筐体に対してさらにチルトアップさせる場合に、第2の筐体を第1の筐体に対して後方へさらに若干スライドさせつつチルトアップさせて、小型電子機器の後部からケーブルが見えないように覆い隠すことができた上で、チルトアップ動作時に任意のチルト角度で停止できるように構成した小型電子機器の開閉装置並びにこの開閉装置を用いた小型電子機器を提供せんとするにある。
上述した課題を達成するために本発明は、小型電子機器の第1の筐体と第2の筐体を相対的に開閉させるものであって、スライド手段と、リンク手段と、フリクション手段とから成り、前記スライド手段は前記第1の筐体と第2の筐体を水平方向へスライドさせて前記第1の筐体の上面を前記第2の筐体で覆ったり露出させたりすることのできる構成とし、前記リンク手段は前記第1の筐体の上面の露出動作終了間際から動作して前記第2の筐体を前記第1の筐体に対してスライドさせつつチルトアップさせ同時に前記第1の筐体の後部と第2の筐体の後部の間の間隙を覆うことができる構成とし、前記フリクション手段は前記スライド手段と前記リンク手段の間に設けられ前記チルトアップ時に動作するものとしたことを特徴とする。
その際に本発明は、前記スライド手段を、前記第1の筐体の後端部に第1リンクピンを介して起倒可能に取り付けられた前記リンク手段のジョイントアームに第2リンクピンを介して回転可能に取り付けられたスライドベース部材と、前記第2の筐体の裏側へ取り付けられ前記スライドベース部材に対してスライド可能に取り付けられたスライドプレートと、このスライドプレートと前記スライドベース部材との間に弾設された弾性手段とで構成することができる。
本発明はまた、前記リンク手段を、前記第1の筐体の後端部両側部に取り付けられた一対の取付部材と、この各取付部材間に達しその一側端側を第1リンクピンを介して起倒可能に取り付けられ他側部側を第2リンクピンを介して前記スライドベース部材に回転可能に取り付けられ、チルトアップ時に前記第1の筐体の後部と第2の筐体の後部の間の間隙を覆うことのできるジョイントアームとで構成することができる。
本発明はさらに、前記フリクション手段を、第1の筐体側へ取り付けた取付部材に第1リンクピンを介して回転可能に取り付けられたジョイントアームと、第2の筐体へ取り付けたスライドプレートをスライド可能に支持するスライドベース部材に設けられた巻込み部と、ジョイントアームの自由端側に設けた連結部に固定されて巻込み部に圧入された第2リンクピンとで構成したことを特徴とする。
本発明はさらに、前記開閉装置をガイド手段を有するものとし、このガイド手段を、スライドベース部材に取り付けたベース部と、このベース部より延設させた支持腕部の先端に設けられ、取付部材に設けたガイド溝へ摺動可能に挿入させたガイド部を有するガイド部材とで構成したことを特徴とする。
そして、本発明は、上記各構成の開閉装置を、前記第1の筐体と第2の筐体の間に取り付けた小型電子機器である。
本発明によれば、第2の筐体を第1の筐体に対してスライド手段を介して相対的に水平方向へスライドさせて開閉することができた上で、スライド動作終了時に第2の筐体を第1の筐体に対して若干さらに後方へスライドさせつつチルトアップさせることができることから、手元が広くなり、使用者が見やすい任意の傾斜角度で第2の筐体を停止させることができ、さらに、チルトアップ時に小型電子機器の後ろ側からケーブルなどが露出して外部から見えないようにすることができるという効果を奏し得る。
本発明に係る開閉装置を用いた小型電子機器の斜視図である。 本発明に係る開閉装置の動作を説明する斜視図である。 本発明に係る開閉装置の動作を説明する斜視図である。 本発明に係る開閉装置の動作を説明する斜視図である。 フレキシブルケーブルの引き回し状態を模式的に示す説明図である。 本発明に係る開閉装置のスライド手段の動作を説明する斜視図である。 本発明に係る開閉装置のスライド手段の動作を説明する斜視図である。 本発明に係る開閉装置のスライド手段の動作を説明する斜視図である。 本発明に係る開閉装置のスライド手段の斜視図である。 本発明に係る開閉装置の分解斜視図である。 本発明に係る開閉装置のチルト動作を説明する説明図であり、(a)図はチルト動作開始前の状態を示し、(b)図はチルト動作途中の状態を示し、(c)図はチルト動作終了時の状態を示している。 本発明に係る開閉装置のチルト動作終了時におけるフレキシブルケーブルの部分の縦断面図である。 従来公知の開閉装置を模式的に示す説明図であり、(a)図から(c)図は第1の筐体に対する第2の筐体のスライド動作時におけるフレキシブルケーブルの状態を説明するものであり、(d)図は第1の筐体に対する第2の筐体のチルト動作時におけるフレキシブルケーブルの状態を説明するものである。
本発明を実施する開閉装置としての実施形態は、小型電子機器の第1の筐体と第2の筐体を相対的に開閉させるものであって、前記第1の筐体に取り付けられたリンク手段と、このリンク手段の可動部に取り付けられたスライドベース部材を有するスライド手段とから成り、前記リンク手段は前記スライドベース部材を水平状態で上下方向へ旋回させてリフトダウン及びリフトアップ動作させるリンク手段を備えており、前記スライド手段は前記第2の筐体側へ取り付けられ前記スライドベース部材に対してスライド可能に係合させたスライドプレートと、このスライドプレートと前記スライドベース部材との間に弾設した弾性手段とをさらに有するものとすることであり、また、このような構成の開閉装置を第1の筐体と第2の筐体の間に取り付けた小型電子機器とすることである。
以下に本発明を小型電子機器の1例としてのポケット型コンピュータに実施した場合について説明するが、本発明に係る開閉装置は、ポケット型コンピュータ以外のPDA、電子辞書、携帯電話機等の小型電子機器に用いることができる。
図面によれば図1乃至図12において、指示記号1は、例えばポケット型コンピュータを概略的に示すものであり、このポケット型コンピュータ1は、上面にキーボード部2aを有する第1の筐体2と、上面にディスプレイ部3aを有する第2の筐体3と、第1の筐体2と第2の筐体3の間に取り付けられた開閉装置4とで構成されており、開閉装置4はさらに、スライド手段5と、リンク手段6と、フリクション手段7とで構成されている。
第1の筐体2の後端部両側には、とくに図9に示されたように、リンク手段6の取付部材8、8のベース部8a、8aを取付ネジ20、20で取り付ける取付凹部2b、2bと、この各取付凹部2b、2bを繋ぎジョイントアーム9を収容させる収容溝部2cが設けられ、図5に示されたように、この収容溝部2cに設けた挿通孔2dから第1の筐体2内の第1回路基板10に接続させたフレキシブルケーブル11が導出され、第2の筐体3に設けられた挿通孔3bを介して当該第2の筐体3内部へ導かれ第2回路基板12に接続されている。
スライド手段5は、とくに図6乃至図10に示したように、基板13aと、この基板13aの両側部に設けられた断面略横U字形状の取付溝13b、13bを有し、リンク手段6のジョイントアーム9に第1リンクピン14を介して回転可能に取り付けられたスライドベース部材13と、このスライドベース部材13の取付溝13b、13bに取り付けた断面略横U字形状の摺動促進部材15、15に設けたガイド溝15a、15aにその両側部のレール部16a、16aをスライド可能に挿通させて、第2の筐体3の下面へ取り付けられた平面略矩形状を呈したスライドプレート16と、このスライドプレート16とスライドベース部材13の両側部との間に弾設された、例えばスネークスプリング等から成る一対の弾性手段17、17とで構成されている。尚、図10に指示記号16b、16bで示されたものは、弾性手段17、17の一端部17a、17aを取付ピン18a、18aで取り付けるための取付孔である。また、スライド手段5は図示のものに限定されない。スライドベース部材があって、これに対して第2の筐体がスライド可能に取り付けられていれば良い。
尚、スライドベース部材13に指示記号13cで示したものはケーブル挿通用の切欠である。また、第1リンクピン14には、一端部にフランジ部14aを、他端部にEリング27を取り付ける周溝14bが設けられている。さらに、指示記号22で示したものは、スライドベース部材13のベースカバーである。このベースカバー22は、隆起部22aとスライドベース部材13の巻込み部13e、13eを挿通させる挿通角孔22bが設けられている。弾性手段17、17の一端部17a、17aは、スライドプレート16に取付ピン18a、18aを介して旋回可能に取り付けられ、他端部17b、17bはスライドベース部材13の両側部に設けた取付片13d、13dに回転可能に取り付けたスプリングホルダー18b、18bに旋回可能に取り付けられている。さらに、図10において、指示記号26、26で示したものは、第1リンクピン14の両端部と取付部材8、8の側板8b、8bの間に介在させるスペーサーパイプである。また、とくに図10において、指示記号16cで示されたものは、フレキシブルケーブル11を挿通させる切欠である。
リンク手段6は、とくに図10と図11に示したように、第1の筐体2の取付凹部2b、2bに取り付けた断面略L字形状の取付部材8、8と、この取付部材8、8の側板8b、8bに設けた取付孔8c、8cに第1リンクピン14を介して回転可能に取り付けたジョイントアーム9とで構成されている。この第2リンクピン19、19の各1端部にはフランジ部19a、19aが設けられ、このフランジ部19a、19aに続く変形部19b、19bは断面4角形を呈している。ジョイントアーム9は、その下端部長手方向に第1リンクピン14を回転可能に挿通させる連結孔9aが設けられ、上端部長手方向にはその両端部に設けられた連結部9b、9bと中央部に設けられた中央連結部9cに、第2リンクピン19、19を挿通させる連結孔9d、9dと中央連結孔9eが設けられている。連結孔9d、9dは断面4角形状の孔であり、第2リンクピン19、19の変形部19b、19bを挿通させている。第2リンクピン19、19はまた、スライドベース部材13の巻込み部13e、13eを、ジョイントアーム9の連結部9b、9bと中央連結部9cへ回転可能に連結させている。尚、第2リンクピン19、19は1個にしても良く、その場合にはEリングを用いて軸方向の移動を規制しても良い。
フリクション手段7は、第1の筐体2側へ取り付けた取付部材8に第1リンクピン14を介して回転可能に取り付けられたジョイントアーム9と、第2の筐体3へ取り付けたスライドプレート16をスライド可能に支持するスライドベース部材13に設けられた一対の巻込み部13e、13eと、ジョイントアームの自由端側に設けた連結部に固定されて巻込み部13e、13eに圧入された第2リンクピン19、19とで構成されている。尚、この第2リンクピン19、19はこれを1本とすることは可能である。このフリクション手段7は、実施例のものが構造簡単でシンプルな製作コストの安価な構成となるが、この実施例のものに限定されない。それはさまざまな公知の手段を用いることができる。
尚、フリクション手段は、第1リンクピン14と、ジョイントアーム9の連結孔9aとの間に設けることも好ましいが、このジョイントアーム9は取付凹部2b内にあってチルト動作時に動きが規制されることと、チルト動作時に第2の筐体3の前端下部が第1の筐体2の上面へ当ることによって動きが規制されることから、必須のものではない。
ガイド手段24は、とくに図10と図11に示したように、スライドベース部材13の両端部へ取付ネジ21d、21d、21dによりベース部21a、21aを取り付けた、例えば合成樹脂から成るガイド部材21、21と、取付部材8、8の側板8b、8bに傾斜させて設けたガイド溝8d、8dとで構成されている。ガイド部材21、21は、ベース部21a、21aより延設させた支持腕部21b、21bの先端に設けられたガイド部21c、21cを有し、このガイド部21c、21cをガイド溝8d、8dへフリクション摺動可能に嵌入させている。尚、このガイド手段24は、ガイド部21c、21cをガイド溝8d、8dへ摺動可能に圧入することにより、フリクション手段とすることは可能である。このように構成したフリクション手段は、上記したフリクション手段7と一緒に設けても良いし、単独で設けても良い。
図10に指示記号23、23で示したものは、長溝23a、23aを有する取付凹部2b、2bのカバーであり、取付ネジ25で取付凹部2b、2bに取り付けられ、その上部を覆っている。長溝23a、23aにはガイド部材21、21の支持腕部21b、21bが挿通させられるものである。また、図10に指示記号28、28で示したものは、ガイド部21c、21cに嵌めるスペーサーリングである。また、フリクション手段7も実施例のものに限定されない。それは、リンク手段6そのものに設けても良い。
次に、本発明に係る開閉装置並びにこの開閉装置を用いた小型電子機器の作用効果について説明する。
まず、図1に示したように、第1の筐体2に対して第2の筐体3が閉じられた閉成状態においては、スライド手段5の弾性手段17、17がスライドベース部材13を介して第2の筐体3を閉成方向へ押しているので、第2の筐体3は閉成状態で第1の筐体2に対しロックされている。
今、ポケット型コンピュータ1の使用を行なうべく第1の筐体2を片手に持ってもう一方の手で第2の筐体3を開成方向へ押すと、スライド手段5の弾性手段17、17の弾力に抗して第2の筐体3が第1の筐体2に対してスライドして開き、弾性手段17、17が旋回動作して圧縮された後、伸張する方向へ旋回するので、第2の筐体3は第1の筐体2に対して自動的にスライドして開かれることになる。
一方リンク手段6の方は、第1の筐体2に対して第2の筐体3をチルトアップしようとしても、第2の筐体3の前端部側の下端部が第1の筐体2の上面に当たるので、スライド手段5による開成動作が終了する間際までリンク手段6によるチルトアップ動作を行なうことができない。
また、フリクション手段7は、第2の筐体3の第1の筐体2に対するスライド動作時には、スライドベース部材13がチルトアップ動作に伴う回転をすることがないので、第2リンクピン19、19の回りをスライドベース部材13の巻込み部13e、13eが回転することはないことから、スライド手段5によるスライド動作時にフリクション動作はなされない。
スライド手段5による開成方向へのスライド動作が、図示してないストッパー手段により、図11の(a)に示したように、停止した状態において、第2の筐体3の後端部側を引き起こすチルトアップ動作を行なうと、リンク手段6のジョイントアーム9が、図11の(b)に示したように、第2の筐体3の引き起こし動作と共に起き上がり、かつ、第2の筐体3の前端部側が後方へ若干スライドしつつチルトアップ動作がなされることになる。
その際に、フリクション手段7のスライドベース部材13の巻込み部13e、13eが、ジョイントアーム9の連結部9b、9bに固定させた第2リンクピン19、19の回りを圧接状態で回転することになるので、フリクショントルクが発生し、第2の筐体3を任意の使用者が見やすいチルト角度で停止させることができる。
さらに、このチルトアップ動作時においては、ガイド手段24のガイド部材21、21のガイド部21c、21cが取付部材8、8のガイド溝8d、8d内を摺動する動作がなされ、第2の筐体3の第1の筐体2に対するチルト角度は、ガイド部21c、21cがガイド溝8d、8dの終端部に達することで規制され、その最大チルト角度は実施例のもので35度前後であるが、このチルト角度に限定されない。
そして、第2の筐体3が第1の筐体2に対してチルトアップされた状態においては、ジョイントアーム9が起き上がり、第1の筐体2と第2の筐体3の後端部側を塞ぐので、通常であると第1の筐体2の後部と第2の筐体3の後部との間の間隙からフレキシブルケーブル11が露出して見えてしまうが、本発明に係る開閉装置4は、とくに図4と図12に示したように、ジョイントアーム9で覆い、このフレキシブルケーブル11が見えないようにすることができたものである。
チルトアップされた第2の筐体3は、これを後方へ倒すことによって元位置に戻り、水平状態となるので、第2の筐体3を第1の筐体2に対して手前側へ押すと、スライド手段5により最初は弾性手段17、17の弾力が作用しているが、その弾力に抗してスライドして閉じられ、中間閉成位置から弾性手段17、17の作用方向が変わり、第2の筐体3は第1の筐体2に対して自動的に閉じられ、その閉成状態でロックされることになる。
本発明は以上のように構成したので、第2の筐体を第1の筐体に対して水平方向へスライドさせて開閉できた上で、開成動作間際から第2の筐体3を第1の筐体2に対して若干後方へスライドさせつつチルトアップさせることができることから手元が広くなり、操作しやすくなる上に、第2の筐体の第1の筐体に対するチルトアップ時に、フレキシブルケーブルなどが外部へ露出して見苦しくならないことから、ポケット型コンピュータ、PDA、電子辞書及び、携帯電話機といったような小型電子機器の開閉装置として好適に用いることができるものであり、また、小型電子機器としても新しい機能効果を有する機器を提供することができるものである。
1 ポケット型コンピュータ
2 第1の筐体
3 第2の筐体
4 開閉装置
5 スライド手段
6 リンク手段
7 フリクション手段
8 取付部材
8a ベース部
8d ガイド溝
9 ジョイントアーム
9b 連結部
13 スライドベース部材
13e 巻込み部
14 第1リンクピン
15a ガイド溝
16 スライドプレート
17 弾性手段
19 第2リンクピン
21 ガイド部材
21a ベース部
21b 支持腕部
21c ガイド部
24 ガイド手段

Claims (6)

  1. 小型電子機器の第1の筐体と第2の筐体を相対的に開閉させるものであって、スライド手段と、リンク手段と、フリクション手段とから成り、前記スライド手段は前記第1の筐体と第2の筐体を水平方向へスライドさせて前記第1の筐体の上面を前記第2の筐体で覆ったり露出させたりすることのできる構成とし、前記リンク手段は前記第1の筐体の上面の露出動作終了間際から動作して前記第2の筐体を前記第1の筐体に対してスライドさせつつチルトアップさせ同時に前記第1の筐体の後部と第2の筐体の後部の間の間隙を覆うことができる構成とし、前記フリクション手段は前記スライド手段と前記リンク手段の間に設けられ前記チルトアップ時に動作するものとしたことを特徴とする、小型電子機器の開閉装置。
  2. 前記スライド手段は、前記第1の筐体の後端部に第1リンクピンを介して起倒可能に取り付けられた前記リンク手段のジョイントアームに第2リンクピンを介して回転可能に取り付けられたスライドベース部材と、前記第2の筐体の裏側へ取り付けられ前記スライドベース部材に対してスライド可能に取り付けられたスライドプレートと、このスライドプレートと前記スライドベース部材との間に弾設された弾性手段とで構成したことを特徴とする、請求項1に記載の小型電子機器の開閉装置。
  3. 前記リンク手段は、前記第1の筐体の後端部両側部に取り付けられた一対の取付部材と、この各取付部材間に達しその一側端側を第1リンクピンを介して起倒可能に取り付けられ他側部側を第2リンクピンを介して前記スライドベース部材に回転可能に取り付けられ、チルトアップ時に前記第1の筐体の後部と第2の筐体の後部の間の間隙を覆うことのできるジョイントアームとで構成したことを特徴とする、請求項1に記載の小型電子機器の開閉装置。
  4. 前記フリクション手段は、第1の筐体側へ取り付けた取付部材に第1リンクピンを介して回転可能に取り付けられたジョイントアームと、第2の筐体へ取り付けたスライドプレートをスライド可能に支持するスライドベース部材に設けられた巻込み部と、ジョイントアームの自由端側に設けた連結部に固定されて巻込み部に圧入された第2リンクピンとで構成したことを特徴とする、請求項1に記載の小型電子機器の開閉装置。
  5. 前記開閉装置はガイド手段を有し、このガイド手段は、スライドベース部材に取り付けたベース部と、このベース部より延設させた支持腕部の先端に設けられ、前記取付部材に設けたガイド溝へ摺動可能に挿入させたガイド部を有するガイド部材とで構成したことを特徴とする、請求項1に記載の小型電子機器の開閉装置。
  6. 請求項1乃至4に各記載の開閉装置を、前記第1の筐体と第2の筐体の間に取り付けたことを特徴とする、小型電子機器。
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