JP2011119300A - 電子部品の装着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとの干渉を回避しつつ、プリント基板の生産効率の向上を図ること。
【解決手段】両装着ヘッド6A、6Bが移動開始前の現在位置から目的位置まで移動する際に、両装着ヘッド6A、6Bの前記現在位置同士及び目的位置同士がY方向における入り込み状態にあり、且つ前記現在位置から目的位置までの間の軌道同士が前記Y方向と直交するX方向において干渉しない場合には、前記目的位置に近い装着ヘッド6Bを備えた一方のビーム4Bの移動が前記目的位置に向けて開始した後に、前記目的位置から遠い装着ヘッド6Aを備えた他方のビーム4Aが前記目的位置に向けて前記一方のビーム4Bより遅い速度で移動する。
【選択図】図12

Description

本発明は、電子部品を部品供給装置より電子部品を取出し、基板上に装着する電子部品の装着方法に関する。詳述すると、基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ部品保持手段を備えて前記各ビームに沿った方向に移動可能な一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとを備え、前記ビームと前記装着ヘッドとを移動させて、前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品の装着方法に関する。
この種の電子部品の装着方法は、例えば、特許文献1などに開示されている。一般に、電子部品を供給する部品供給装置はプリント基板を搬送する搬送装置の両外方にそれぞれ設けられ、装着ヘッドを備えたビームは前記各部品供給装置に対応して一対設けられる。即ち、各ビームと各部品供給装置とは対応しており、一方のビームの装着ヘッドは対応する部品供給装置のみから電子部品を取出してプリント基板上に装着するのが一般的である。
しかし、各ビームと各部品供給装置とを対応させないで、部品供給装置のいずれからも両ビームに備えられた装着ヘッドが電子部品を取出すようにする電子部品装着装置が考えられ、また前記部品供給装置を前記搬送装置の一外方にのみ設けて、両ビームに備えられた装着ヘッドがこの部品供給装置から電子部品を取出すようにする電子部品装着装置も考えられる。この場合、双方のビームに備えられた装着ヘッドが部品供給装置から電子部品を取出して、プリント基板の装着位置に移動する際に装着前に吸着ノズルに吸着保持された電子部品を装着ヘッドが移動しながら部品認識カメラで撮像をして、プリント基板の装着位置に移動したり、またプリント基板の装着位置から次の電子部品の取り出しのために、部品供給装置まで移動したりする際には、一方の装着ヘッドが他方の装着ヘッドと干渉しないように、一方のビームが移動動作完了後に他方のビームが動作開始することが考えられる。
特開2006−286707号公報
これでは、両ビームの移動に要する時間が掛かり過ぎて、延いてはプリント基板の生産時間が長くなって、プリント基板の生産効率が悪いものとなる。
そこで、本発明は、一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとの干渉を回避しつつ、プリント基板の生産効率の向上を図ることを目的とする。
このため第1の発明は、基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ部品保持手段を備えて前記各ビームに沿った方向に移動可能な一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとを備え、前記ビームと前記装着ヘッドとを移動させて、前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品の装着方法において、
両装着ヘッドが移動開始前の現在位置から目的位置まで移動する際に、両装着ヘッドの前記現在位置同士及び目的位置同士が前記一方向における入り込み状態にあり、且つ前記現在位置から目的位置までの間の軌道同士が前記一方向と直交する他方向において干渉しない場合には、
前記目的位置に近い一方のビームの移動が前記目的位置に向けて開始した後に、前記目的位置から遠い他方のビームが前記目的位置に向けて前記一方のビームより遅い速度で移動することを特徴とする。
また第2の発明は、基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ部品保持手段を備えて前記各ビームに沿った方向に移動可能な一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとを備え、前記ビームと前記装着ヘッドとを移動させて、前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品の装着方法において、
両装着ヘッドが移動開始前の現在位置から目的位置まで移動する際に、両装着ヘッドの前記現在位置及び目的位置同士が前記一方向における入り込み状態にあって、且つ両装着ヘッドの前記現在位置から目的位置までの間の軌道同士が前記一方向と直交する他の方向において干渉する場合には、
前記目的位置に近い一方のビームが目的位置に向けて前記一方向に移動を開始した後に、前記他方のビームの装着ヘッドと前記一方のビームの装着ヘッドとが前記一方向における入り込み状態に無い仮待機位置を定め、
移動する一方の装着ヘッドの位置と他方の装着ヘッドの移動開始前の現在位置との前記一方向における入り込みが無くなったら、前記他方のビームが仮待機位置に向けて前記一方のビームより遅い速度で移動を開始することを特徴とする。
更に第3の発明は、基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ部品保持手段を備えて前記各ビームに沿った方向に移動可能な一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとを備え、前記ビームと前記装着ヘッドとを移動させて、前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品の装着方法において、
両装着ヘッドが移動開始前の現在位置から目的位置まで移動する際に、両装着ヘッドの前記現在位置及び目的位置同士が前記一方向における入り込み状態にあって、且つ両装着ヘッドの前記現在位置から目的位置までの間の軌道同士が前記一方向と直交する他の方向において干渉する場合には、
前記目的位置に近い一方のビームが目的位置に向けて前記一方向に移動を開始した後に、前記他方のビームの装着ヘッドと前記一方のビームの装着ヘッドとが前記一方向における入り込み状態に無い仮待機位置を定め、
移動する一方の装着ヘッドの位置と他方の装着ヘッドの移動開始前の現在位置との前記一方向における入り込みが無くなったら、前記他方のビームが仮待機位置に向けて前記一方のビームより遅い速度で移動を開始し、
他方の装着ヘッドの移動開始後の現在位置が一方の装着ヘッドの移動開始後の現在位置及び目的位置と前記一方向と直交する他の方向において干渉しなくなったら、他方の装着ヘッドは仮待機位置から本来の目的位置に目的位置を変更して移動することを特徴とする。
本発明は、一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとの干渉を回避しつつ、プリント基板の生産効率の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態の電子部品装着装置の概略平面図である。 制御ブロック図である。 入り込み同期動作か入りこみ無し同期動作かの判定動作に係るフローチャートである。 両装着ヘッドがY軸方向において入り込みが無い状態の両ビームと両装着ヘッドのみの概略平面図である。 両装着ヘッドがY軸方向において入り込んだ状態の両ビームと両装着ヘッドのみの概略平面図である。 両装着ヘッドの移動動作パターンを示す図である。 逃げる方の装着ヘッドの入り込み同期動作についてフローチャートを示す図である。 両装着ヘッドの現在位置及び目的位置同士がY軸方向において入り込みがあって、現在位置から目的位置までの間の軌道同士がX軸方向において干渉しない状態の 追う方の装着ヘッドの入り込み同期動作についてフローチャートを示す図である。 逃げる方の装着ヘッドの入り込み無し同期動作についてフローチャートを示す図である。 逃げる方の装着ヘッドの入り込み無し同期動作を示す両ビームと両装着ヘッドのみの概略平面図である。 追う方の装着ヘッドの入り込み同期動作についてフローチャートを示す図である。 追う方の装着ヘッドの入り込み無し同期動作を示す両ビームと両装着ヘッドのみの概略平面図である。
以下図1乃至図12に基づいて、基板上に電子部品を装着する電子部品装着装置について、実施の形態を説明する。電子部品装着装置1には、基板としてのプリント基板PをX方向に搬送する搬送装置2と、この搬送装置2の一方の側、即ち手前側(設置した装置では前側であり、図1においては下)に設けられ電子部品を供給する例えば複数の部品供給ユニット3Bをフィーダベース3A上に着脱自在に並べた部品供給装置3と、駆動源により一方向に移動可能な一対のビーム4A、4Bと、それぞれ部品保持手段である吸着ノズル5A、5Bを備えて前記各ビーム4A、4Bに沿った方向に各駆動源により移動可能な装着ヘッド6A、6Bとが設けられている。
前記搬送装置2は電子部品装着装置1の中間部に配設され、上流側装置からプリント基板Pを受け継ぐ基板供給部と、前記各装着ヘッ6A、6Bの各吸着ノズル5A、5Bに吸着保持された電子部品を装着するために基板供給部から供給されたプリント基板Pを位置決め固定する位置決め部と、この位置決め部で電子部品が装着されたプリント基板Pを受け継いで下流側装置に搬送する基板排出部とから構成される。
また、前記部品供給装置3はフィーダベース3Aを備え、それぞれのフィーダベース3Aの各レーンには複数の部品供給ユニット3Bが着脱自在に並べられており、種々の電子部品を夫々その部品取出し部(部品吸着取出位置)に1個ずつ供給する。
X軸方向に長い前後一対の一方の側(設置した装置では奥側であり、図1においては上)のビーム4Aと、他方の側(部品供給装置3側、図1においては下)のビーム4Bは、各Y軸方向リニアモータ9の駆動により左右一対の前後に延びたガイドに沿って前記各ビームに固定されたスライダが摺動して個別にY軸方向に移動する。前記Y軸方向リニアモータ9は、左右一対の基体1A、1Bに沿って固定された上下一対の固定子と、前記ビーム4A、4Bの両端部に設けられた取付板の下部に固定された可動子9Aとから構成される。
また、前記ビーム4A、4Bにはその長手方向(X軸方向)にX軸方向リニアモータ11(図2参照)によりガイドに沿って移動する装着ヘッド6A、6Bが夫々内側に設けられており、前記X軸方向リニアモータ11は各ビーム4A、4Bに固定された前後一対の固定子と、各固定子の間に位置して前記装着ヘッド6A、6Bに設けられた可動子とから構成される。
従って、各装着ヘッド6A、6Bは向き合うように各ビーム4A、4Bの内側に設けられ、部品供給装置3の部品供給ユニット3Aの部品取出し位置上方、部品認識カメラ10、前記搬送装置2の位置決め部上のプリント基板P上方を移動する。
そして、各装着ヘッド6A、6Bには例えば10本の各バネにより下方へ付勢されている部品保持手段である吸着ノズル5A,5Bが円周上に所定間隔を存して配設されており、各装着ヘッド6A、6Bの3時と9時の位置に位置する吸着ノズルにより並設された複数の部品供給ユニット3Bから電子部品を同時に取出しすることも可能である。この吸着ノズルは上下軸モータ12(図2参照)により昇降可能であり、またθ軸モータ13(図2参照)により装着ヘッド6A、6Bを鉛直軸周りに回転させることにより、結果として各装着ヘッド6A、6Bの各吸着ノズル5A、5BはX軸方向及びY軸方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、且つ上下動可能となっている。
また、各装着ヘッド6A、6Bには基板認識カメラ8が設けられ、位置決めされているプリント基板Pに付された位置決めマークを撮像する。また、部品認識カメラ10で、各吸着ノズル5A、5Bに吸着保持された電子部品を各装着ヘッド6A、6Bが移動しながら一括して撮像する。
図2は電子部品装着装置1の電子部品装着に係る制御のための制御ブロックであり、以下説明する。電子部品装着装置1の各要素は制御装置(判定手段、変更手段)であるCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)16が統括制御しており、この制御に係るプログラムを格納するROM(リ−ド・オンリー・メモリ)18及び各種データを格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)17がバスライン19を介して接続されている。
また、CPU16には操作画面等を表示するモニタ20及びこのモニタ20の表示画面に形成された入力手段としてのタッチパネルスイッチ21がインターフェース22を介して接続されている。また、前記Y軸方向リニアモータ9等が駆動回路25、インターフェース22を介して前記CPU16に接続されている。
前記RAM17には、生産するプリント基板Pの種類(基板種)毎にNCデータが格納されているが、このNCデータはオペレーションデータ、段取りデータ、電子部品の装着順序毎の装着座標や部品供給ユニット3Bのフィーダベース3Aへの配置番号データなどから成る装着データ等から構成される。前記オペーレーションデータはNCデータ名であるコメント、プリント基板のX軸方向及びY軸方向のサイズ、プリント基板の厚み、先付部品の有無、先付部品の高さ、基板仕上げモードから構成される。また、RAM17には、生産する異なる複数の基板種のプリント基板に電子部品を供給する部品供給ユニット3Bを極力載置し、生産する基板種が変った場合でも、部品供給装置3の部品供給ユニット3Bの交換作業を極力回避するように予め設定した部品配置データが格納されている。
また、前記RAM17には、形状データ・認識データ・制御データ・部品供給データから構成して各電子部品の特徴を表す部品ライブラリデータ等も格納されている。
更に、例えば、前記装着データには、装着ヘッド6Aが移動を開始するときの装着ヘッド6Aについての目的位置がRAM17に格納されている。また、装着ヘッド6Bについても目的位置がRAM17に格納されている。
27はインターフェース22を介して前記CPU16に接続される認識処理装置で、前記基板認識カメラ8や部品認識カメラ10により撮像して取込まれた画像の認識処理が認識処理装置27にて行われ、CPU16に処理結果が送出される。即ち、CPU16は基板認識カメラ8や部品認識カメラ10により撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)するように指示を認識処理装置27に出力すると共に、認識処理結果を認識処理装置27から受取るものである。
各Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11には、エンコーダ23、24が接続されて、装着ヘッド6A、6BのY方向、X方向の現在位置が監視される。そして、駆動回路25はエンコーダ23、24から現在位置情報を受けて装着ヘッド6A、6Bの現在位置を把握できるので、この現在位置と目的位置とが一致したと判定した場合には、CPU16に動作完了信号を出力し、CPU16は駆動回路25から動作完了信号を入力すると、駆動回路25を介してY軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の駆動を停止させるように制御する。
以上の構成により、以下動作について説明する。先ず、プリント基板Pが上流側装置(図示せず)より受継がれて搬送装置2の供給部上に存在すると、供給部上のプリント基板Pを位置決め部へ移動させ、このプリント基板Pの位置決めをして固定する。
そして、プリント基板Pの位置決めがされると、手前側のビーム4BがY軸方向リニアモータ9の駆動により前後に延びたガイドに沿ってスライダが摺動してY方向に移動すると共にX軸方向リニアモータ11により装着ヘッド6BがX方向に移動し、部品供給ユニット3Bの部品取出し位置上方まで移動して上下軸モータ12の駆動により吸着ノズル5Bを下降させて部品供給ユニット3Bから電子部品を取出す。
また、手前側の装着ヘッド6Bの吸着ノズル5Bによる電子部品の取出しの後、或いは取出しているときに、奥側のビーム4AがY軸方向リニアモータ9の駆動によりY方向に移動すると共にX軸方向リニアモータ11により装着ヘッド6AがX方向に移動し、部品供給ユニット3Bの部品取出し位置上方まで移動して上下軸モータ12の駆動により吸着ノズル5Aを下降させて部品供給ユニット3Bから電子部品を取出すことができる。但し、手前側のビーム4B及び奥側のビーム4Aの吸着ノズル5B、5Aが併行して取出し動作をする場合には、両ビーム4B、4Aの装着ヘッド6B、6Aが衝突しないように対応するY軸方向リニアモータ9及びX軸方向リニアモータ11が制御される。
そして、取出した後は両装着ヘッド6A、6Bの吸着ノズル5A、5Bを上昇させて、両ビーム4A、4Bの装着ヘッド6A、6Bを互いに衝突しないように、部品認識カメラ10上方を通過させ、この移動中に両装着ヘッド6A、6Bの吸着ノズル5に吸着保持された複数の電子部品を一括して撮像して、この撮像された画像を認識処理装置が認識処理して吸着ノズル5A、5Bに対する位置ズレを把握することができる。
その後、両ビーム4A、4Bの基板認識カメラ8を衝突しないように、プリント基板P上方へ移動させて、位置決めされているプリント基板Pに付された位置決めマークを撮像し、この撮像された画像を認識処理装置が認識処理してプリント基板Pの位置を把握する。そして、装着データの装着座標にプリント基板Pの位置認識結果及び各部品認識処理結果を加味して、吸着ノズル5A、5Bが位置ずれを補正しつつ、それぞれ電子部品をプリント基板P上に装着する。
この場合、奥側のビーム4Aの装着ヘッド6Aの吸着ノズル5Aによる電子部品のプリント基板Pへの装着の後、或いは装着しているときに、手前のビーム4Bの装着ヘッド6Bの吸着ノズル5Bによる電子部品のプリント基板Pへの装着することができる。但し、奥側のビーム4A及び手前側のビーム4Bの吸着ノズル5A、5Bが併行して装着動作をする場合には、両ビーム4A、4Bの装着ヘッド6A、6Bが衝突しないように対応するY軸方向リニアモータ9及びX軸方向リニアモータ11が制御される。
以上のように、電子部品の取出し、電子+部品の撮像・認識及びプリント基板への電子部品の装着がなされるが、装着ヘッド6A、6Bが衝突しないように、以下のように制御されるが、初めに図3のフローチャートに基づいて、入り込み同期動作か入りこみ無し同期動作かの判定に係る動作について説明する。
先ず、図4以降の図において、装着ヘッド6A、6B内の実線又は点線で表示する円は、その中心を表し、実線は現在位置を示し、点線は目的位置を表す。
初めに、ビーム4A、4Bの装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士がY軸方向の干渉状態、即ち装着ヘッド6A、6BがY軸方向において入り込んだ状態、言い換えれば互いに入り込んだ状態であって、この状態のまま互いに近づくようにX軸方向に移動していくと衝突するような状態にあるか否かがCPU16により判定される(ステップS01)。
この場合、駆動回路25は各エンコーダ23、24から現在位置情報を受けて、装着ヘッド6A、6Bの現在位置を把握できるので、この駆動回路25を介する現在位置情報に基づいて、装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士がY軸方向の干渉状態にあるか否かがCPU16により判定できる。
例えば、図4に示すように、そのまま互いに近づくようにX軸方向に移動していっても衝突しないような状態、即ち両装着ヘッド6A、6BがY軸方向において互いに入り込みが無い入り込み無し状態であれば干渉状態にないと判定して、装着ヘッド6A、6Bの入り込み無し同期動作がなされるようCPU16により制御される。この両装着ヘッド6A、6BがY軸方向において互いに入り込みが無い入り込み無し状態は、図6の(E)、(F)に示すような移動動作パターンである入り込み無し同期動作については、後述する。
また、装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士(移動開始前の現在位置同士)がY軸方向の干渉状態にあるか否かがCPU16により判定され(ステップS01)、図5に示すように、両装着ヘッド6A、6BがY軸方向において、互いに入り込んだ状態であれば干渉状態にあると判定する。次に、両装着ヘッド6A、6Bの目的位置同士、即ちプリント基板Pの装着位置同士や部品供給装置3の電子部品の吸着取出位置同士がY軸方向の干渉状態にあるか否かがCPU16により判定される(ステップS02)。
この場合、前記RAM17に格納された装着データに基づいて前記目的位置同士がY軸方向の干渉状態にないと判定した場合には、図6の(G)、(H)に示すような移動動作パターンである装着ヘッド6A、6Bの入り込み無し同期動作がなされるようCPU16により制御される。
また、装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士がY軸方向の干渉状態にあって、更に前記目的位置同士がY軸方向の干渉状態にあると判定した場合には(ステップS02)、次に両装着ヘッド6A、6Bの現在位置から目的位置までの間の軌道同士がX軸方向において干渉しないか否かがCPU16により判定される(ステップS03)。
この場合、前述した現在位置から目的位置までの間の軌道同士がX軸方向において干渉すると判定した場合には、図6の(B)、(C)、(D)に示すような移動動作パターンである装着ヘッド6A、6Bの入り込み無し同期動作がなされるようCPU16により制御される。一方、現在位置(実線で示す。)から目的位置(点線で示す。)までの間の軌道同士がX軸方向において干渉しないと判定した場合には、図6の(A)に示すような移動動作パターンである装着ヘッド6A、6Bの入り込み同期動作がなされるようCPU16により制御される。
そして、以下図6の(A)に示すような移動動作パターンである両装着ヘッド6A、6Bの入り込み同期動作について、説明するが、初めに逃げる方の装着ヘッドの入り込み同期動作について、図7のフローチャートについて説明する。先ず、目的位置に近いビーム4Bの逃げる方を装着ヘッド6Bとして、また目的位置に遠いビーム4Aの追う方を装着ヘッド6Aとして、先ず逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置(図8の左の点線で示す位置)への移動に関して、対応するY軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の移動速度に係る波形計算をCPU16が行う(ステップS11)。
そして、前記波形計算した速度及び加速度データをRAM17に格納させ(ステップS12)、目的位置へ向けて逃げる方の装着ヘッド6BのX及びY方向の移動動作を開始させ(ステップS13)、動作開始フラグをONしてRAM17に格納する(ステップS14)。
そして、各Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11に対応するエンコーダ23、24からの現在位置情報を受けて装着ヘッド6A、6Bの現在位置をCPU16は把握できるので、逃げる一方の装着ヘッド6Bが目的位置に到達するまで待って(ステップS15)、到達して動作が完了すると終了し、Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の駆動が停止する。
そして、次に追う方の装着ヘッド6Aの入り込み同期動作について、図9のフローチャートについて説明する。追う方の装着ヘッド6Aの目的位置(図8の右の点線で示す位置)への移動に関して、先ず逃げる方の装着ヘッド6Bの動作開始フラグがON状態になるのを待ち(ステップS21)、ON状態になったら、追う方の装着ヘッド6Aに対応するY軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の移動速度に係る波形計算をCPU16が行う(ステップS22)。
そして、前述したRAM17に格納された逃げる方の装着ヘッド6Bの速度及び加速度データをCPU16が取得し(ステップS23)、逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置への移動に関するY軸方向リニアモータ9の移動速度に係る速度波形に合わせて、追う方の装着ヘッド6AのY軸方向リニアモータ9に係るY方向の移動波形を補正するように制御する(ステップS24)。この場合、例えば逃げる方の装着ヘッド6Bの移動速度より速くないが、可能な限り装着ヘッド6Bの移動速度に近い速度となるように、追う方の装着ヘッド6AのY軸方向リニアモータ9に係るY方向の移動波形を補正するように制御し、その補正後の速度及び加速度データをRAM17に格納させる。
そして、目的位置へ向けて追う方の装着ヘッド6AのX及びY方向の移動動作を開始させ(ステップS25)、追う方の装着ヘッド6Aに対応するY軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11に対応するエンコーダ23、24からの現在位置情報を受けて、追う方の装着ヘッド6Aが目的位置に到達するまで待って(ステップS26)、到達して動作が完了すると終了し、Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の駆動が停止する。
即ち、図8に示すように、両装着ヘッド6A、6Bの現在位置(夫々実線で示す。)同士がY軸方向の干渉、即ち入り込みがあって、且つ目的位置(夫々点線で示す。)同士も入り込みがあって、更に現在位置から目的位置までの間の軌道同士がX軸方向において干渉しないと判定した場合には、図6の(A)に示すような移動動作パターンである装着ヘッド6A、6Bの入り込み同期動作がなされて、装着ヘッド6A、6Bが同期して移動するようにCPU16により制御される。
従って、両装着ヘッド6A、6Bは衝突することなく、可能な限り速く目的位置まで移動できるので、プリント基板Pの生産効率の向上が図れることとなる。
次に、図6の(B)乃至(H)に示すような移動動作パターンである両装着ヘッド6A、6Bの入り込み無し同期動作について、説明するが、初めに逃げる方の装着ヘッド6Bの入り込み無し同期動作について、図10のフローチャート及び図11について説明する。先ず、図3において説明したように、1)両装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士が入り込みが無い場合か、2)両装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士が入り込みがあって且つ目的位置同士が入り込みが無い場合か、3)両装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士及び目的位置同士の入り込みがあって且つ現在位置から目的位置までの間の軌道同士がX軸方向において干渉する場合か、のいずれかの場合に、この入り込み無し同期動作がなされる。
初めに、逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置への移動に関して、対応するY軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の移動速度に係る波形計算をCPU16が行い(ステップS31)、次に、CPU16は装着ヘッド6BのY軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の速度及び加速度データをRAM17に格納させる(ステップS32)。そして、両装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士がY軸方向において干渉しているか否かが判定される(ステップS33)。
そして、図6の(B)、(C)、(D)、(G)、(H)に示すような移動動作パターンのように、両装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士がY軸方向において干渉している(図11の上段参照)と判定されると、次に逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置までの軌道が追う方の装着ヘッド6Aの現在位置とY軸方向において干渉あるか否かが判定される(ステップS34)。この場合、図6の(B)、(H)に示すような移動動作パターンのように、逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置までの軌道が追う方の装着ヘッド6Aの現在位置とX軸方向において干渉ある場合には、逃げる方の装着ヘッド6BはY軸方向のみ移動動作(図11の中段参照)を開始し(ステップS35)、動作開始フラグをONしてRAM17に格納する(ステップS36)。そして、Y軸方向の干渉がなくなるまで干渉するか否かを判定し(ステップS37)、このY軸方向の干渉がなくなると(図11の下段参照)、X軸方向(右方向)の動作も開始し(ステップS38)、動作完了を待って(ステップS41)、動作が完了すると終了し、Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の駆動が停止する。
即ち、両装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士がY軸方向において干渉していると判定され、且つ次に逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置までの軌道が追う方の装着ヘッド6Aの現在位置とX軸方向において干渉ある場合には、逃げる方の装着ヘッド6Bは追う方の装着ヘッド6AとY軸方向の干渉がなくなるまで移動し、このY軸方向の干渉がなくなると、X軸方向の動作を開始する。従って、逃げる方の装着ヘッド6Bが追う方の装着ヘッド6AとのY軸方向において干渉を無くなるように移動を終えたら、逃げる方の装着ヘッド6BをX軸方向へ移動させることにより、両装着ヘッド6A、6Bの衝突が確実に防止できる。
また、両装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士がY軸方向において干渉していると判定され(ステップS33)、且つ次に逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置までの軌道が追う方の装着ヘッド6Aの現在位置とX軸方向において干渉しないと判定されると(ステップS34)、図6の(C)、(D)、(G)に示すような移動動作パターンのように、逃げる方のビーム4B及び装着ヘッド6Bは目的位置に向けてXY方向の移動を開始し(ステップS39)、動作開始フラグをONしてRAM17に格納する(ステップS40)。そして、各Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11に対応するエンコーダ23、24からの現在位置情報を受けて装着ヘッド6A、6Bの現在位置をCPU16は把握できるので、追う方の装着ヘッド6Aが目的位置に到達するまで待って(ステップS41)、到達して動作が完了すると終了し、Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の駆動が停止する。
なお、前述のステップS33において、両装着ヘッド6A、6Bの現在位置同士がY軸方向において干渉しているか否かが判定された際に、干渉しないと判定した場合には、図6の(E)、(F)に示すような移動動作パターンのように、逃げる方のビーム4B及び装着ヘッド6Bは目的位置に向けてXY方向の移動を開始し(ステップS39)、動作開始フラグをONしてRAM17に格納する(ステップS40)。そして、各Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11に対応するエンコーダ23、24からの現在位置情報を受けて、追う方の装着ヘッド6Aが目的位置に到達するまで待って(ステップS41)、到達して動作が完了すると終了し、Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の駆動が停止する。
次に、両装着ヘッド6A、6Bの現在位置A、BがY方向において入り込んだ状態にあって且つ両装着ヘッド6A、6Bの目的位置E、CがY方向において入り込んだ状態にある図13を参酌しつつ、追う方の装着ヘッド6Aの入り込み無し同期動作について、図12のフローチャートについて説明する。先ず、初めに逃げる方の装着ヘッド6Bが移動動作を開始して、動作開始フラグがON状態になるのを待ち(ステップS51)、ON状態になったら、逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置XをCPU16は取得する(ステップS52)。
次に、CPU16は、両装着ヘッド6A、6Bの目的位置同士がY軸方向において入り込んで干渉するか否かを判定し(ステップS53)、図6の(B)、(C)、(D)、(E)に示すような移動動作パターンのように、Y軸方向において干渉すると判定した場合には、逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置XとY軸方向において干渉しない追う方の装着ヘッド6Aの仮待機位置Y(図13の上段参照)を算出してRAM17に設定格納する(ステップS54)。そして、追う方の装着ヘッド6Aに対応するY軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の移動速度に係る波形計算をCPU16が行う(ステップS55)。
また、CPU16が両装着ヘッド6A、6Bの目的位置Z、X同士がY軸方向において入り込んで干渉するか否かを判定し(ステップS53)、図6の(F)、(G)、(H)に示すような移動動作パターンのように、Y軸方向において干渉しないと判定した場合にも、追う方の装着ヘッド6Aに対応するY軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の移動速度に係る波形計算をCPU16が行う(ステップS55)。
そして、前述したRAM17に格納された逃げる方の装着ヘッド6Bの速度及び加速度データをCPU16が取得し(ステップS56)、逃げる方の装着ヘッド6Bの目的位置Xへの移動に関するY軸方向リニアモータ9の移動速度に係る速度波形に合わせて、例えば逃げる方の装着ヘッド6Bの移動速度より速くないが可能な限り装着ヘッド6Bの移動速度に近い速度となるように、追う方の装着ヘッド6AのY軸方向リニアモータ9に係るY方向の移動波形を補正するように制御する(ステップS57)。
そして、逃げる方のビーム4Bの移動に伴い、Y軸方向において移動する装着ヘッド6Bの位置と装着ヘッド6Aの移動開始前の現在位置(移動開始直前の現在位置)とのY軸方向の干渉があるか否かを判定し(ステップS58)、Y軸方向の干渉があると判定した場合には干渉しなくなるまで待機して(ステップS59)、干渉しなくなったら(図13の中段参照)、追う方のビーム4A、装着ヘッド6Aは仮待機位置Y又は目的位置Zに向けてXY方向の移動を開始する(ステップS60)。
また、ステップS58において、Y軸方向において両装着ヘッド6A、6BがY軸方向の干渉がないと判定すると(ステップS58)、追う方のビーム4A、装着ヘッド6Aは仮待機位置Y又は目的位置Zに向けてXY方向の移動を開始する(ステップS60)。
そして、追う方のビーム4A、装着ヘッド6AがXY方向の移動を開始した後に、仮待機位置Yが設定されているか否かを判定し(ステップS61)、図6の(B)、(C)、(D)、(E)に示すような移動動作パターンのように、追う方の装着ヘッド6AのXY動作開始後の現在位置が逃げる方の装着ヘッド6Bの移動開始後の現在位置及び目的位置とにX軸方向で干渉するか否かを判定する(ステップS62)。
この場合、干渉すると判定した場合には、干渉しなくなるまで待って、干渉しなくなると、図13の下段に示すように、追う方の装着ヘッド6Aは仮待機位置Yから本来の目的位置Zに目的位置を変更し(ステップS63)、追う方の装着ヘッド6Aが目的位置Zに到達するまで待って(ステップS64)、到達して動作が完了すると終了し、Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の駆動が停止する。
また、ステップS61において、図6の(F)、(G)、(H)に示すような移動動作パターンのように、仮待機位置Yが設定されていないと判定された場合には、追う方の装着ヘッド6Aが目的位置Zに到達するまで待って(ステップS65)、到達して動作が完了すると終了し、Y軸方向リニアモータ9、X軸方向リニアモータ11の駆動が停止する。
なお、以上の実施形態は、プリント基板PをX方向に搬送する搬送装置2の一方の側に電子部品を供給する部品供給装置3を設けて、一対のビーム4A、4Bに備えた装着ヘッド6A、6Bが併行して前記部品供給装置3から電子部品を取出したり、取出した電子部品を装着ヘッド6A、6Bが併行してプリント基板上に装着する形態であったが、これに限らず、本発明は搬送装置2の両側にそれぞれ部品供給装置3を設けて、一対のビーム4A、4Bに備えた装着ヘッド6A、6Bが併行していずれの部品供給装置3からも併行して電子部品を取出したり、取出した電子部品を装着ヘッド6A、6Bが併行してプリント基板上に装着するようにした形態にも適用できる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1 電子部品装着装置
2 搬送装置
3 部品供給装置
4A、4B ビーム
5A、5B 吸着ノズル
6A、6B 装着ヘッド
9 Y軸方向リニアモータ
11 X軸方向リニアモータ
16 CPU
17 RAM

Claims (3)

  1. 基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ部品保持手段を備えて前記各ビームに沿った方向に移動可能な一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとを備え、前記ビームと前記装着ヘッドとを移動させて、前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品の装着方法において、
    両装着ヘッドが移動開始前の現在位置から目的位置まで移動する際に、両装着ヘッドの前記現在位置同士及び目的位置同士が前記一方向における入り込み状態にあり、且つ前記現在位置から目的位置までの間の軌道同士が前記一方向と直交する他方向において干渉しない場合には、
    前記目的位置に近い一方のビームの移動が前記目的位置に向けて開始した後に、前記目的位置から遠い他方のビームが前記目的位置に向けて前記一方のビームより遅い速度で移動することを特徴とする電子部品の装着方法。
  2. 基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ部品保持手段を備えて前記各ビームに沿った方向に移動可能な一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとを備え、前記ビームと前記装着ヘッドとを移動させて、前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品の装着方法において、
    両装着ヘッドが移動開始前の現在位置から目的位置まで移動する際に、両装着ヘッドの前記現在位置及び目的位置同士が前記一方向における入り込み状態にあって、且つ両装着ヘッドの前記現在位置から目的位置までの間の軌道同士が前記一方向と直交する他の方向において干渉する場合には、
    前記目的位置に近い一方のビームが目的位置に向けて前記一方向に移動を開始した後に、前記他方のビームの装着ヘッドと前記一方のビームの装着ヘッドとが前記一方向における入り込み状態に無い仮待機位置を定め、
    移動する一方の装着ヘッドの位置と他方の装着ヘッドの移動開始前の現在位置との前記一方向における入り込みが無くなったら、前記他方のビームが仮待機位置に向けて前記一方のビームより遅い速度で移動を開始することを特徴とする電子部品の装着方法。
  3. 基板を搬送する搬送装置と、電子部品を供給する部品供給装置と、一方向に移動可能な一対のビームと、それぞれ部品保持手段を備えて前記各ビームに沿った方向に移動可能な一方の装着ヘッドと他方の装着ヘッドとを備え、前記ビームと前記装着ヘッドとを移動させて、前記一方の装着ヘッドと前記他方の装着ヘッドに設けられた吸着ノズルにより前記部品供給装置から電子部品を取出して前記プリント基板上に装着する電子部品の装着方法において、
    両装着ヘッドが移動開始前の現在位置から目的位置まで移動する際に、両装着ヘッドの前記現在位置及び目的位置同士が前記一方向における入り込み状態にあって、且つ両装着ヘッドの前記現在位置から目的位置までの間の軌道同士が前記一方向と直交する他の方向において干渉する場合には、
    前記目的位置に近い一方のビームが目的位置に向けて前記一方向に移動を開始した後に、前記他方のビームの装着ヘッドと前記一方のビームの装着ヘッドとが前記一方向における入り込み状態に無い仮待機位置を定め、
    移動する一方の装着ヘッドの位置と他方の装着ヘッドの移動開始前の現在位置との前記一方向における入り込みが無くなったら、前記他方のビームが仮待機位置に向けて前記一方のビームより遅い速度で移動を開始し、
    他方の装着ヘッドの移動開始後の現在位置が一方の装着ヘッドの移動開始後の現在位置及び目的位置と前記一方向と直交する他の方向において干渉しなくなったら、他方の装着ヘッドは仮待機位置から本来の目的位置に目的位置を変更して移動することを特徴とする電子部品の装着方法。
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