JP2011117980A - 軸重計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の車線に複数の車両が併走しても、また一つの車両が複数の車線を跨いで走行しても、一つの車線上を直進した場合と同様に通過車両の重量を正確に計測することのできるようにする。
【解決手段】載荷板に載った時刻と載荷板から降りた時刻とがそれぞれほぼ同じである複数の車輪を前記一系列において同一軸であると判定する一系列同一軸判定手段と、一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された複数の車輪について別車軸の車輪であるか否かを判定する車両判定手段とを備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の軸重を計測する軸重計測装置に関し、より詳しくは複数車線よりなる車両走行路の1車線に少なくとも左右一対で構成される1系列の載荷板を設けるとともに、車両の進行方向に複数系列の載荷板を設けてなる軸重計測装置に関するものである。
一般に、トラックの軸重が車両制限令に規定されている軸重を超えているか否かを判定するために、軸重計(軸重計測装置)と称する装置が用いられている(特許文献1,2参照)。この軸重計は、通常、高速道路の料金所の手前や一般道路に設置され、トラックを走行させて各車軸毎に載荷板上に載せて計量を行うように構成されている。すなわち、この軸重計は、図9(a)(b)に示されるように、路面に設置された載荷板50に複数個のロードセル51が内蔵され、この載荷板50上を車軸52が通過することにより、ロードセル51にて歪み量に応じたアナログ荷重信号を得るようにし、このアナログ荷重信号を増幅器53にて増幅させた後、A/D変換器54にてデジタル荷重信号に変換し、演算処理装置(CPU)55にて演算処理を行って重量値に変換するようにされている。ここで、演算処理装置55は、プログラムおよび各種データを記憶するメモリ56に接続されるとともに、演算処理結果等を表示する表示器57に接続されている。
特開2005−127941号公報 特開2003−270029号公報
このように軸重計は、載荷板50上を車軸52が通過したときのロードセル51の出力から重量値を求めるものであるが、載荷板50上に2軸以上の車軸が同時に載らないようにするには、載荷板50の幅wを700〜800mm程度にする必要がある。そのため、車両が40km/hで走行した場合には、タイヤが完全に載荷板50上に載る時間は100ms以下となる。なお、この時間は、当然のことながら、車両の通過速度が速くなるほど短くなる。
一方、車両の車体は懸架用ばねにて約3Hzの周期で振動しており、その振動がタイヤを伝わって載荷板50に影響を与えている。この影響の度合いは、載荷板50前後の路面状態によって変わるが、通常、軸重に対して±10〜20%程度であると考えられている。したがって、3Hzの1周期分である333ms以上の時間、車軸52が完全に載荷板50上に載るような速度で車両がその載荷板50上を通過したときには、その間の平均値を求めれば軸重値が精度良く求められることになる。仮に載荷板50の幅wを760mmとし、タイヤの接地長が250mmであるとすると、333msの時間を確保するには車両を10km/hで走行させる必要がある。しかし、実際に道路を走行する車両の速度はそれ以上である場合が多く、この車両速度が大きくなるほど、計測時間(載荷板50上に載っている時間)が短くなり計測精度が悪くなってしまう。
また、軸重計は、主に高速道路入口に設置されているが、料金所に設置される場合には1車線毎に車線が分離されているため、複数車両が同一車線を同時に併走することはあり得ない。そのため、車軸が1軸ずつ載荷板上に載ることだけを想定していれば良い。
これに対して、一般国道に設置される軸重計の場合には、複数車線に設置されることが多い。このため、1軸全体を計測する方式であると、複数の車両が同時に車線をまたいで走行した場合、車両毎の分離が行えない。例えば図10(a)に示されるように、車線2の載荷板S2に2軸AX1,AX2が載った場合、車線1および車線2を走行する車軸AX1と、車線2および車線3を走行する車軸AX2を分離することができない。これを解決する手段として、図10(b)に示されるように、1車線の載荷板を2枚に分割する(例えば載荷板S1をS1−1とS1−2とに分割する)ことにより、1枚の載荷板に同時に1つの車輪しか載らないようにし、車軸の分離を行えるようにすることが考えられている。
しかしながら、前述のように1車線の載荷板を2枚に分割するようにしても、複数の車線を有する1系列の載荷板を設置した輪重計では、複数の車両が併走する場合に、隣接する複数の載荷板または複数の車線を跨いで走行する等、載荷板への種々の載り方パターンが存在するために、正確な重量計測が行えないという問題点があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、複数の車線に複数の車両が併走しても、また一つの車両が複数の車線を跨いで走行しても、一つの車線上を直進した場合と同様に通過車両の重量を正確に計測することのできる軸重計測装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による軸重計測装置は、
車両走行路を横断する左右方向に一系列をなす複数個の輪重検出用の載荷板を設けてなる軸重計測装置であって、
載荷板に載った時刻と載荷板から降りた時刻とがそれぞれほぼ同じである複数の車輪を前記一系列において同一軸であると判定する一系列同一軸判定手段と、
前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された複数の車輪について別車軸の車輪であるか否かを判定する車両判定手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明において、前記車両判定手段は、2台または3台の載荷板に載置された全車輪が前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された場合には、全車輪が1軸であると判定するのが好ましい。
また、前記車両判定手段は、4台の載荷板に載置された全車輪が前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された場合には、両端2輪ずつに切り分けて2軸であると判定するのが好ましい。
また、前記車両判定手段は、5台の載荷板に載置された全車輪が前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された場合には、5台の載荷板S1,S2,S3,S4,S5の重量値をそれぞれW1,W2,W3,W4,W5とし、かつ|W3+W2−W1|と|W1+W2−W3|の小さい方をWc1とし、|W3+W4−W5|と|W4+W5−W3|の小さい方をWc2とするとき、Wc1<Wc2なら、載荷板S1,S2,S3で1軸、載荷板S4,S5で1軸であると判定し、Wc1≧Wc2なら、載荷板S1,S2で1軸、載荷板S3,S4,S5で1軸であると判定するのが好ましい。
また、前記車両判定手段は、6台の載荷板に載置された全車輪が前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された場合には、6台の載荷板S1,S2,S3,S4,S5,S6の重量値をそれぞれW1,W2,W3,W4,W5,W6とし、かつ|W3−W4|をWc1とし、|W3+W2−W1|と|W1+W2−W3|の小さい方をWc2とし、|W3+W4−W5|と|W4+W5−W3|の小さい方をWc3とするとき、Wc1が最も小さければ、載荷板S3,S4で1軸、載荷板S1,S2で1軸、載荷板S5,S6で1軸であると判定し、Wc2またはWc3が小さければ、載荷板S1,S2,S3で1軸、載荷板S4,S5,S6で1軸であると判定するのが好ましい。
本発明によれば、複数の車線に複数の車両が併走しても、また一つの車両が複数の車線を跨いで走行しても、複数の車輪について別車軸の車輪であるか否かを確実に判定することができ、一つの車線上を直進した場合と同様に通過車両の重量を正確に計測することができる。
本発明の一実施形態に係る軸重計測装置の処理内容を示すフローチャート(a)および車両の輪検出方法説明図(b) 1系列軸判定処理方法説明図 本実施形態における輪検出処理の詳細内容を示すフローチャート(a)およびタイムチャート(b) 2台の載荷板による輪重検出説明図(a)、3台の載荷板による輪重検出説明図(b)および4台の載荷板による輪重検出説明図(c) 5台の載荷板による輪重検出説明図 6台の載荷板による輪重検出説明図 系列間軸判定処理説明図 系列間パターン判定処理説明図 従来の軸重計の設置状態および構成説明図 複数車線に載荷板を設置した従来の軸重計の構成図
次に、本発明によるよる軸重計測装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る軸重計測装置の処理内容を示すフローチャート(a)および車両の輪検出方法説明図(b)がそれぞれ示されている。
本実施形態の軸重計測装置においては、図1(a)に示されるように、演算処理装置(CPU)にて、まず、車輪が載荷板に乗り降りしたことを検出する輪検出処理が行われ(ステップA)、次いで1系列毎の軸判定処理(ステップB)および系列間の軸判定処理(ステップC)が行われた後、軸重演算処理(ステップD)が行われるようになっている。なお、これらの処理は10ms周期程度で繰り返して行われる。以下、これら各処理の詳細内容について説明する。
(1)ステップA:輪検出処理
車両のタイヤが載荷板を通過することを検出するには、図1(b)に示されるように、ロードセルの出力波形において、重量値がWuを超えたら載荷板上にタイヤが載ったと判断し、そのときの時刻をTuとし、その後、重量値がWdを下回ったら載荷板からタイヤが降りたと判断し、そのときの時刻をTdとする。この処理は各載荷板毎に常時行われ、その計測結果がメモリに記憶される。
(2)ステップB:1系列軸判定処理
ステップAの処理にて輪検出がなされると、1系列全体の載荷板で同様に輪検出した載荷板を抽出する。例えば図2(a)に示されるように、各系列K1,K2,K3の載荷板を6枚とし、系列K1の載荷板S11−1,S11−2;S12−2,S13−1で輪検出がなされたとすると、輪検出の有無は以下のようになる。
載荷板S11−1・・・輪検出有り
載荷板S11−2・・・輪検出有り
載荷板S12−1・・・輪検出無し
載荷板S12−2・・・輪検出有り
載荷板S13−1・・・輪検出有り
載荷板S13−2・・・輪検出無し
この例であれば、載荷板S11−1,S11−2と、載荷板S12−2,S13−1とで2つにグループ分けすることができる。すなわち、第1グループ(載荷板S11−1,S11−2)と第2グループ(載荷板S12−2,S13−1)との間(載荷板S12−1)に輪検出がなければ、第1グループと第2グループとは別の車両であると判断することができる。
ところが、仮に載荷板S12−1にも輪検出があれば、載荷板S11−1〜S13−1が1つのグループとなり、図2(b)に示されるように、載荷板S11−1〜S13−1に2つの車軸が通過したと判断されるので、上述の方法では車軸の分離が行えない。したがって、5つの載荷板の輪検出を2台に切り分けする必要がある。
本実施形態において、軸検出の切り分け(車両の分離)は、併走する2台の車両が併走した場合にも各車両の速度が異なっており、2台の各車軸が載荷板に載った時刻と降りた時刻が異なる点に着目し、また、同じ車両の車軸は、一つの車軸で繋がっており、タイヤの空気圧により若干のズレはあるにしてもほぼ同時に載荷板に載って降りるという点に着目し、載荷板に載った時刻と降りた時刻とから行われる。
次に、本実施形態における輪検出処理の詳細内容について、図3(a)に示されるフローチャートおよび図3(b)に示されるタイムチャートを参照しつつ説明する。
ステップB1:載荷板上にタイヤが載った時刻Tuのうちで、載荷板S11−1〜S13−1のグループの中から最も過去の時刻のTuを探し、その時刻をTu111とする。
ステップB2:ステップB1で求められたTu111に、別途設定値として記憶されている判定タイマ(同一軸判定タイマ)の値Ts1を加算し、その時刻をTaとする。
ステップB3:載荷板上からタイヤが降りた時刻Tdのうちで、載荷板S11−1〜S13−1のグループの中から最も過去の時刻のTdを探し、その時刻をTd111とする。
ステップB4:ステップB3で求められたTd111に、別途設定値として記憶されている判定タイマ(同一軸判定タイマ)の値Ts2を加算し、その時刻をTbとする。
ステップB5:載荷板の中でTu≦Taの条件を満たすものを抽出する。図3(b)の例であれば、載荷板S11−1,S11−2,S12−1が該当する。
ステップB6:前ステップB5で抽出した載荷板の中からTd≦Tbの条件を満たすものを抽出する。
ステップB7:前ステップB6で抽出した軸、言い換えればステップB5,B6の両方の条件を満たす軸を同一軸と判定する。図3(b)の例では、載荷板S11−1,S11−2,S12−1に載っている車輪が同一軸となる。
ステップB8:ステップB3で抽出したTdを除く最も過去の時刻のTdを探し、Td111とする。そして、この後、ステップB4に戻る。
なお、同一軸が決定したら、この同一軸を除いて残る2つの載荷板S12−2,S13−1についても同様な処理を行う。
上述のようにして分離された結果に基づいて以下のように処理を行う。
1)1台の載荷板が輪重を検出したと考えられる場合
1輪で1車両とする。ただし、このようなことは通常はあり得ない。
2)2台の載荷板が輪重を検出したと考えられる場合(図4(a)参照)
2輪を同一軸とする。
3)3台の載荷板が輪重を検出したと考えられる場合(図4(b)参照)
2輪を同一軸とする。
4)4台の載荷板が輪重を検出したと考えられる場合(図4(c)参照)
両端2輪ずつに切り分けて2軸とする。
5)5台の載荷板が輪重を検出したと考えられる場合(図5参照)
この場合は、併走する2台の車両がほぼ同じ速度で軸重計測装置を通過し、それぞれの車軸が載荷板に載った時刻(Tu)と降りた時刻(Td)とがほぼ同じであり、前記判定タイマ(Ts1,Ts2)では車軸を分離することができないものと判断される。この場合には、各々の載荷板で検出した重量値を用いて判定を行うこととする。いま、図2(b)に示される2軸がほぼ同じ速度で走行したとすると、分離対象の載荷板はS11−1,S11−2,S12−1,S12−2,S13−1となり、載り方のパターンは図5(a)〜(d)に示される4パターンとなる。
図5より、S12−1が中央の載荷板になるので、この載荷板S12−1が左右どちらの軸と同一かを判断する必要がある。そこで、各載荷板S11−1,S11−2,S12−1,S12−2,S13−1の重量値をそれぞれ、W111,W112,W121,W122,W131とし、以下の演算を行って分離を行う。すなわち、
|W121+W112−W111|と|W111+W112−W121|の小さい方をWc1とし、
|W121+W122−W131|と|W122+W131−W121|の小さい方をWc2とし、
Wc1<Wc2なら、載荷板S11−1,S11−2,S12−1で1軸、載荷板S12−2,S13−1で1軸とする。一方、Wc1≧Wc2なら、載荷板S11−1,S11−2で1軸、載荷板S12−1,S12−2,S13−1で1軸とする。
6)6台の載荷板が輪重を検出したと考えられる場合(図6参照)
この場合は、上記(5)の場合と同様、併走する2台の車両がほぼ同じ速度で軸重計測装置を通過した場合であり、図6に示されるように、分離対象の載荷板は、S11−1,S11−2,S12−1,S12−2,S13−1,S13−2となり、載り方のパターンは5パターンとなる。この場合も5台の場合と同様に、各載荷板S11−1,S11−2,S12−1,S12−2,S13−1,S13−2の重量値をそれぞれ、W111,W112,W121,W122,W131,W132とし、以下の演算を行って分離を行う。すなわち、
|W121−W122|をWc1とし、
|W121+W112−W111|と|W111+W112−W121|の小さい方をWc2とし、
|W121+W122−W131|と|W122+W131−W121|の小さい方をWc3とし、
Wc1が最も小さければ、載荷板S12−1,S12−2で1軸、載荷板S11−1,S11−2で1軸、載荷板S13−2,S13−2で1軸として3台に分離する。一方、Wc2かWc3が小さければ、載荷板S11−1,S11−2,S12−1で1軸、載荷板S12−2,S13−1,S13−2で1軸として2台に分離する。
以上のようにして、1つの系列において車軸の分離を行うことができる。また、他の系列に対しても同様に行うことで、各系列毎に分離された情報を得ることができる。
(3)ステップC:系列間軸判定処理
前述のように系列毎に車両を分離した結果を元に、次に、系列間に渡って軸の紐付けを行うことにより、演算処理装置(CPU)内の系列間軸判定手段にて、系列間の軸判定を行う。この系列間の軸判定は、最終系列を通過した軸の通過時刻と移動距離とから1つ前の系列を通過した時刻を予測し、その時刻に通過した軸を系列間同一軸と推定する「系列間時間判定」と、推定された軸の検出パターンが最終系列の検出パターンと類似しているとき、言い換えれば同じ検出パターンが左右いずれか一方に1輪ずれて隣接しているときに、系列間同一軸と推定する「パターン判定」の2つの判定条件を用いて行う。以下、これら系列間時間判定とパターン判定の詳細内容について説明する。
1)系列間時間判定
図7に示されるように、車軸が最終系列K3を通過した時に、系列毎に同一軸の輪として分離された複数の載荷板で検出されたTu,Tdの中から、最も早く載荷板に載った輪のTuと、最も遅く載荷板から降りた輪のTdを求める。図7の例では、系列K1,K2,K3に対してそれぞれTu1,Td1;Tu2,Td2;Tu3,Td3とする。そして、最終系列のTu3とTd3の時間差をTud3として、その時間と移動距離から1つ前の系列K2を通過した時のTu,Tdの上限値Tku2H,Tkd2Hおよび下限値Tku2L,Tkd2Lを次式により求める。
Tud3=Td3−Tu3
Tku2H=Tu3−((Tud3・(Ls2+Lk2))/(Ls3+Lt))・Kh
Tku2L=Tu3−((Tud3・(Ls2+Lk2))/(Ls3+Lt))・Kl
Tkd2H=Tku2H+Tud3
Tkd2L=Tku2L+Tud3
ここで、Lt:タイヤ接地長、Kh:予測時間の上限誤差(<1.0)、Kl:予測時間の下限誤差(≧1.0)
こうして求められた上限値Tku2H,Tkd2Hおよび下限値Tku2L,Tkd2Lに対して、次式
Tku2L≦Tu2≦Tku2H、かつTkd2L≦Td2≦Tkd2H
を満たしていれば、系列K3と系列K2とは同一軸の候補であると判定する。そして、もし系列K2,K1が上記条件を満たさなければ系列K3のみで軸重値を求める。
また、同様の処理を系列K2と系列K1とに対しても行う。すなわち、系列K2のTu2とTd2の時間差をTud2として、その時間と移動距離から1つ前の系列K1を通過した時のTu,Tdの上限値Tku1H,Tkd1Hおよび下限値Tku1L,Tkd1Lを次式により求める。
Tud2=Td2−Tu2
Tku1H=Tu2−((Tud2・(Ls1+Lk1))/(Ls2+Lt))・Kh
Tku1L=Tu2−((Tud2・(Ls1+Lk1))/(Ls2+Lt))・Kl
Tkd1H=Tku1H+Tud2
Tkd1L=Tku1L+Tud2
こうして求められた上限値Tku1H,Tkd1Hおよび下限値Tku1L,Tkd1Lに対して、次式
Tku1L≦Tu1≦Tku1H、かつTkd1L≦Td1≦Tkd1H
を満たしていれば、系列K2と系列K1とは同一軸の候補であると判定する。そして、もし系列K1が上記条件を満たさなければ系列K3,K2のみで軸重値を求める。
2)パターン判定
上記1)の系列間時間判定で同一候補が2系列以上あれば、系列間の検出パターンの判定を行う。図8(a)に示されるように、全ての系列間で同一の検出パターン(完全一致のパターン)であるときには同一軸として確定する。また、図8(b)(c)に示されるように、全ての系列で1輪でも重複していれば同一軸と判定する(一部一致のパターン)。なお、図8(b)は1軸が重複している例を示し、図8(c)は2軸が重複している例を示している。
以上のようにして系列間に渡って軸の紐付けを行うとともに、各系列で求められた軸重値を用いて、例えばそれら軸重値の平均値を求めて最終の軸重値とすることができる。
K1〜K3 系列
S11−1〜S33−2 載荷板
Tu,Td 時刻
Wu,Wd 重量

Claims (5)

  1. 車両走行路を横断する左右方向に一系列をなす複数個の輪重検出用の載荷板を設けてなる軸重計測装置であって、
    載荷板に載った時刻と載荷板から降りた時刻とがそれぞれほぼ同じである複数の車輪を前記一系列において同一軸であると判定する一系列同一軸判定手段と、
    前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された複数の車輪について別車軸の車輪であるか否かを判定する車両判定手段とを備えることを特徴とする軸重計測装置。
  2. 前記車両判定手段は、2台または3台の載荷板に載置された全車輪が前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された場合には、全車輪が1軸であると判定する請求項1に記載の軸重計測装置。
  3. 前記車両判定手段は、4台の載荷板に載置された全車輪が前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された場合には、両端2輪ずつに切り分けて2軸であると判定する請求項1に記載の軸重計測装置。
  4. 前記車両判定手段は、5台の載荷板に載置された全車輪が前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された場合には、5台の載荷板S1,S2,S3,S4,S5の重量値をそれぞれW1,W2,W3,W4,W5とし、かつ|W3+W2−W1|と|W1+W2−W3|の小さい方をWc1とし、|W3+W4−W5|と|W4+W5−W3|の小さい方をWc2とするとき、Wc1<Wc2なら、載荷板S1,S2,S3で1軸、載荷板S4,S5で1軸であると判定し、Wc1≧Wc2なら、載荷板S1,S2で1軸、載荷板S3,S4,S5で1軸であると判定する請求項1に記載の軸重計測装置。
  5. 前記車両判定手段は、6台の載荷板に載置された全車輪が前記一系列同一軸判定手段により同一軸であると判定された場合には、6台の載荷板S1,S2,S3,S4,S5,S6の重量値をそれぞれW1,W2,W3,W4,W5,W6とし、かつ|W3−W4|をWc1とし、|W3+W2−W1|と|W1+W2−W3|の小さい方をWc2とし、|W3+W4−W5|と|W4+W5−W3|の小さい方をWc3とするとき、Wc1が最も小さければ、載荷板S3,S4で1軸、載荷板S1,S2で1軸、載荷板S5,S6で1軸であると判定し、Wc2またはWc3が小さければ、載荷板S1,S2,S3で1軸、載荷板S4,S5,S6で1軸であると判定する請求項1に記載の軸重計測装置。
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