JP2011117649A - ジンバル機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み立て工程を低減し、ガタつきのないジンバル機構を提供する。
【解決手段】軸方向Xと放射方向Yとにつき背面組み合わせベアリングをフレームに固定することによりジンバル軸をフレームに固定する第1の支持機構と、軸方向Xは自由摺動させ、放射方向Yにつきフレームにつき単列ベアリングをフレームに固定することによりジンバル軸をフレームに固定する第2の支持機構と、を備える。組み立て時における隙間調整が不要となり、飛しょう時等の振動によっても軸方向のガタつきが生じないという効果がある。
【選択図】図1
【解決手段】軸方向Xと放射方向Yとにつき背面組み合わせベアリングをフレームに固定することによりジンバル軸をフレームに固定する第1の支持機構と、軸方向Xは自由摺動させ、放射方向Yにつきフレームにつき単列ベアリングをフレームに固定することによりジンバル軸をフレームに固定する第2の支持機構と、を備える。組み立て時における隙間調整が不要となり、飛しょう時等の振動によっても軸方向のガタつきが生じないという効果がある。
【選択図】図1
Description
本発明は、飛しょう体に搭載される誘導装置のジンバル機構にかかり、特に組み立て工数を低減させるジンバル機構に関する。
飛しょう体に搭載される誘導装置のジンバル機構には、飛しょう時に振動が印加される。従って、ジンバル機構のベアリングは剛性を保つように固定される必要がある。従来のジンバル機構においては、アウタージンバルの両側に2本のベアリングを背面にて合わせた背面組み合わせベアリングを用いて固定していた(例えば、特許文献1、図3)。
両側に背面組み合わせベアリングを使用すると、ベアリングを固定するために隙間調整が両側に必要となる。すなわち、ベアリングを把持するスリーブとベアリングとの間には摺動のための適切な隙間が必要である。ベアリングの摺動の制御はスリーブの内径を調整することができないために、ベアリングに両脇から与圧を加えて摺動を制御する。この与圧の調整はジンバル軸とベアリングの間に設けられる環状の部品であるシムの厚さを削って行っていた。このため両側の隙間調整を同時に行うことは困難である。一方の隙間調整を先に行った場合、他方のベアリングにはわずかな隙間が残ることがある。この隙間が飛しょう時等の振動によるガタつきを発生させ、ジンバル機構の性能を低下させるという問題点がある。
本発明は、組み立て工程を低減し、ガタつきのないジンバル機構を提供することを目的とする。
本発明は、飛しょう体に端部が係止される第1のフレームを有し、軸方向と放射方向とにつき第1の環状ベアリングを第1のフレームに固定することにより、被支持体を支持する第1のジンバル軸を第1のフレームに固定する第1の支持機構と、第1の支持機構と被支持体を挟んで対向する位置に設置され、飛しょう体に端部が係止される第2のフレームを有し、軸方向は自由摺動させ、放射方向につき第2の環状ベアリングを、第2のフレームに固定することにより、被支持体を支持する第2のジンバル軸を第2のフレームに固定する第2の支持機構と、を備えるジンバル機構を提供する。
本発明のジンバル機構によれば、組み立て時における隙間調整が不要となり、飛しょう時等の振動によっても軸方向のガタつきが生じないという効果がある。
以下に、本発明の一実施形態に係るジンバル機構を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態のジンバル機構の分解斜視図である。図1に示すように、ジンバル機構10は、第1の支持機構101と、アンテナなどの被支持体201と、被支持体201を挟んで第1の支持機構101に対向する位置に設けられる第2の支持機構102と、を備える。
図1においては、ピッチ軸であるアウタージンバルのみを図示し、ヨー軸乃至ロール軸のインナージンバルは省略されている。
第1の支持機構101は、背面組み合わせベアリング101C1と、背面組み合わせベアリング101Cを外側から支持するナット101Bと、背面組み合わせベアリング101C1を軸方向に押さえる外側押さえ部材101Aと、背面組み合わせベアリング101C1を回転軸に対して放射方向に押さえるスリーブ101Eと、被支持体201を支持するジンバル軸101Gと、背面組み合わせベアリング101C1とジンバル軸101Gとの間に設けられる環状の軸方向押さえ部材101Fと、外側押さえ部材101A及びスリーブ101Eをビスによって係止し、被支持体201を飛しょう体に支持するフレーム101Dと、を備える。
ここで、背面組み合わせベアリング101C1は、2本の環状ベアリングを背面にて組み合わせたベアリングを言う。
第2の支持機構102は、単列ベアリング101C2と、単列ベアリング101C2を外側から支持するナット101Bと、単列ベアリング101C2を回転軸に対して放射方向に押さえるスリーブ101Eと、被支持体201を支持するジンバル軸101Gと、スリーブ101Eをビスによって係止し、被支持体201を飛しょう体に支持するフレーム101Dと、を備える。
ここで、単列ベアリング101C2は、1本の環状ベアリングからなるベアリングである。第1の支持機構101においては、より多くの負荷がかかるため背面組み合わせベアリング101C1であることが望ましく、第2の支持機構102においては第1の支持機構101よりも負荷が軽いため単列ベアリング101C2でもよい。
ジンバル機構10を組み立てた時、ジンバル軸101Gが放射方向に最も内側となり、その外側に背面組み合わせベアリング101C1又は単列ベアリング101C2が配置され、これらのいずれかの環状ベアリングの外側にスリーブ101Eが配置され、もっとも外側にフレーム101Dが配置される。
ジンバル軸101Gは、円筒形状をなし、ビスなどによって被支持体201を支持する。ナット101B、軸方向押さえ部材101Fは円環状をなす。スリーブ101Eは、円筒形状の筒体101E1の一端にビス穴を有する円環状の円盤部101E2を有する。外側押さえ部材101Aは、ビス穴を有する円環状の円盤部からなり、この円盤部には環状ベアリングをはめ込む嵌合部101A1を有する。フレーム101Dは、一端にスリーブ101Eをはめ込む嵌合孔を有し他端を飛しょう体に係止する。
すなわち、ジンバル機構10は、軸方向Xと放射方向Yとにつき背面組み合わせベアリング101Cをフレーム101Dに固定することによりジンバル軸101Gをフレーム101Dに固定する第1の支持機構101と、軸方向Xは自由摺動させ、放射方向Yにつき単列ベアリング101C2をフレーム101Dに固定することによりジンバル軸101Gをフレーム101Dに固定する第2の支持機構102と、を備える。
図2は、第1の支持機構101の断面図である。図2に示すように、第1の支持機構101は、放射方向Yにつきスリーブ101Eを介して背面組み合わせベアリング101C1をフレーム101Dが押さえ、軸方向Xにつき外側押さえ部材101A、軸方向押さえ部材101F、及びナット101Bが背面組み合わせベアリング101C1をジンバル軸101Gに押さえる。
ここで、軸方向押さえ部材101Fはビスによる締め付けの際に剛性を与える役割を果たす。
図3は、第2の支持機構102の断面図である。図3に示すように、第2の支持機構102は、放射方向Yにつきスリーブ101Eを介して単列ベアリング101C2をフレーム101Dが押さえる。軸方向Xについてはナット101Bのみにより単列ベアリング101C2が押さえられているため、ジンバル軸101G及び単列ベアリング101C2が自由摺動する。
ジンバル機構10の組み立て時においては、従来行っていた隙間調整が第1の支持機構101及び第2の支持機構102の両方について不要となる。なぜなら、第2の支持機構102が軸方向Xに自由摺動するからである。
以上述べたように、本実施形態のジンバル機構10は、第1の支持機構101を軸方向Xと放射方向Yとにつきフレームに固定し、第2の支持機構102を軸方向Xは自由摺動させ、放射方向Yにつきフレームに固定する。従って、組み立て時における隙間調整が不要となり、飛しょう時等の振動によっても軸方向のガタつきが生じないという効果がある。
101:第1の支持機構、
102:第2の支持機構、
101A:外側押さえ部材、
101B:ナット、
101C1:背面組み合わせベアリング、
101D:フレーム、
101E:スリーブ、
101F:軸方向押さえ部材、
101G:ジンバル軸。
102:第2の支持機構、
101A:外側押さえ部材、
101B:ナット、
101C1:背面組み合わせベアリング、
101D:フレーム、
101E:スリーブ、
101F:軸方向押さえ部材、
101G:ジンバル軸。
Claims (3)
- 飛しょう体に端部が係止される第1のフレームを有し、軸方向と放射方向とにつき第1の環状ベアリングを前記第1のフレームに固定することにより、被支持体を支持する第1のジンバル軸を前記第1のフレームに固定する第1の支持機構と、
前記第1の支持機構と前記被支持体を挟んで対向する位置に設置され、前記飛しょう体に端部が係止される第2のフレームを有し、軸方向は自由摺動させ、放射方向につき第2の環状ベアリングを、前記第2のフレームに固定することにより、前記被支持体を支持する第2のジンバル軸を前記第2のフレームに固定する第2の支持機構と、
を備えるジンバル機構。 - 前記第1の環状ベアリングが背面組み合わせベアリングであり、
前記第2の環状ベアリングが単列ベアリングである、
ことを特徴とする請求項1記載のジンバル機構。 - 前記第1の支持機構は、
放射方向につき円筒形状の第1のスリーブを介して前記第1の環状ベアリングを前記第1のフレームが押さえ、軸方向につき前記第1のフレームに係止される外側押さえ部材、剛性を与える環状の軸方向押さえ部材、及び環状のナットが前記第1の環状ベアリングを前記第1のジンバル軸に押さえ、
前記第2の支持機構は、
放射方向につき円筒形状の第2のスリーブを介して前記第2の環状ベアリングを前記第2のフレームが押さえ、軸方向については環状のナットが前記第2の環状ベアリングを押さえて前記第2のジンバル軸を自由摺動させる
ことを特徴とする請求項1記載のジンバル機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009274507A JP2011117649A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | ジンバル機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009274507A JP2011117649A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | ジンバル機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011117649A true JP2011117649A (ja) | 2011-06-16 |
Family
ID=44283181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009274507A Pending JP2011117649A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | ジンバル機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011117649A (ja) |
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2009
- 2009-12-02 JP JP2009274507A patent/JP2011117649A/ja active Pending
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