JP2007298853A - 鏡筒位置決め機構 - Google Patents

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JP2007298853A JP2006128143A JP2006128143A JP2007298853A JP 2007298853 A JP2007298853 A JP 2007298853A JP 2006128143 A JP2006128143 A JP 2006128143A JP 2006128143 A JP2006128143 A JP 2006128143A JP 2007298853 A JP2007298853 A JP 2007298853A
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Abstract

【課題】偏芯調整した鏡筒位置の再現性を容易になし得るようにする。
【解決手段】鏡筒4、7同士は鏡筒固定ビス9により3個所において固定されている。鏡筒7に設けたテーパ孔7bには位置決めスリーブ10が嵌合され、スリーブ固定ビス11、座金12を用いて鏡筒4、7同士が固定されている。なお、テーパ孔7bは固定ビス11の入口側が狭く、鏡筒4側が広いテーパ面とされており、位置決めスリーブ10の外周は鏡筒7のテーパ孔7bに適合するテーパ面とされている。
鏡筒4、7を再組立てして偏芯調整を行う場合には、鏡筒固定ビス9及びスリーブ固定ビス11を緩め、鏡筒4、7を所望の偏芯位置関係に設定し、鏡筒固定ビス9を締め込む。この偏芯調整時に、位置決めスリーブ10は鏡筒7と共に移動することで偏芯調整を妨げることはない。次に、スリーブ固定ビス11を締め込んで、位置決めスリーブ10を固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ鏡筒光軸の偏芯調整を行う鏡筒位置決め機構に関するものである。
従来からの光軸の偏芯調整を要する鏡筒の構造は、例えば特許文献1により開示されており、この構造によれば偏芯調整の要する鏡筒を偏芯ピンにより所望の位置に設置することができる。
特開平11−271587号公報
特許文献1には、鏡筒の偏芯調整機構が開示されている。一般的に、鏡筒では調整後に発見されるごみや汚れを除去する場合や、メンテナンス時等においては、組立てられた鏡筒を解体して再度組立てる工程が必要となる。その際に、特許文献1の鏡筒の構成では、再度の偏芯調整をする必要がある。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、偏芯調整した鏡筒位置の再現を容易になし得る鏡筒位置決め機構を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る鏡筒位置決め機構の技術的特徴は、2つのレンズ鏡筒を位置決めするための鏡筒位置決め機構であって、対称軸上に孔を有する円錐台形の位置決め部材と、該位置決め部材の底面が一方のレンズ鏡筒に当接するように、前記位置決め部材を前記一方のレンズ鏡筒に前記位置決め部材の孔を通して固定する固定ねじを有し、該固定ねじにより前記一方のレンズ鏡筒に固定した前記位置決め部材の斜面が他方のレンズ鏡筒に設けた円錐台形の孔の斜面と当接し、前記固定ねじによる前記位置決め部材の固定位置を調整することにより前記2つのレンズ鏡筒の位置決めを行うことにある。
また、本発明に係る鏡筒位置決め機構の技術的特徴は、2つのレンズ鏡筒を位置決めするための鏡筒位置決め機構であって、対称軸上に孔を有する円筒形の位置決め部材と、前記位置決め部材を一方のレンズ鏡筒に前記位置決め部材の孔を通して固定する固定ねじを有し、前記位置決め部材は座金を介して前記固定ねじにより固定し、前記座金は前記一方のレンズ鏡筒に設けたねじ孔を有する凸部に嵌合し、前記固定ねじの回転により回転せず、前記一方のレンズ鏡筒に固定した前記位置決め部材の側面が他方のレンズ鏡筒に設けた円筒形の孔の側面と当接し、前記固定ねじによる前記位置決め部材の固定位置を調整することにより前記2つのレンズ鏡筒の位置決めを行うことにある。
本発明に係る鏡筒位置決め機構によれば、偏芯調整された鏡筒光軸の偏芯調整の再現性を確保しながら、分離、組立てが可能であることから、組立後の清掃も容易になり、光学系内のごみや汚れを減少できる。また、組立てに要する工数を削減でき、メンテナンスも容易になり、安価な製品が得られる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1の縦断面図、図2は正面図であり、図1は図2のA−A線に沿った断面を示している。光軸に沿ってレンズ1、2、3が順次に配列され、レンズ1、2は鏡筒4により保持されると共に、押え環5、6によりそれぞれ固定されている。また、レンズ3は鏡筒7により保持されると共に、押え環8により固定されている。鏡筒4、7同士は鏡筒固定ビス9により3個所において固定され、鏡筒7には鏡筒固定ビス9が嵌まる隙間孔7aが設けられている。更に、鏡筒7に設けた2個のテーパ孔7bには位置決めスリーブ10が嵌合され、スリーブ固定ビス11、座金12を用いて鏡筒4、7同士が固定されている。なお、テーパ孔7bは固定ビス11の入口側が狭く、鏡筒4側が広いテーパ面とされている。
図3は位置決めスリーブ10の周辺部の拡大断面図であり、位置決めスリーブ10の外周は鏡筒7のテーパ孔7bに適合するテーパ面とされ、中心にはスリーブ固定ビス11が嵌まる隙間孔10aが設けられている。
隙間孔7a、10aと固定ビス9、11のがた量は、鏡筒4、7同士の偏芯調整に必要な量として確保されている。例えば、鏡筒4、7を再組立てして偏芯調整を行う場合には、鏡筒固定ビス9及びスリーブ固定ビス11を緩め、鏡筒4、7を所望の偏芯位置関係に設定し、鏡筒固定ビス9を締め込む。この偏芯調整時に、位置決めスリーブ10は鏡筒7と共に移動することで偏芯調整を妨げることはない。次に、スリーブ固定ビス11を締め込み、位置決めスリーブ10を固定する。
図4は位置決めスリーブ10を固定する際に鏡筒4に作用する力の説明図である。スリーブ固定ビス11を締めるときに、その回転力により位置決めスリーブ10が鏡筒7のテーパ孔7bに押し付けられる。このとき、鏡筒7の受ける力をR、μを摩擦係数とすると、位置決めスリーブ10のテーパ面との接触面に発生する摩擦力はμ・Rとなる。
鏡筒4、7同士の分離が必要になった場合には、鏡筒固定ビス9を外して、鏡筒7と鏡筒4を分離する。鏡筒4、7を無理なく分離するためには、テーパ孔7bのテーパ角θによるX軸方向の分力であるR・sinθが、摩擦力μ・RによるX軸方向分力のμ・R・cosθよりも大きければよい。
R・sinθ>μ・R・cosθ
sinθ/cosθ>μ
∴θ>tan-1・μ
つまり、位置決めスリーブ10のテーパ角θがtan-1・μよりも大きければ、鏡筒4、7は分離可能となる。組立てに際しては、位置決めスリーブ10と鏡筒7のテーパ孔7bを嵌め合わせて、鏡筒固定ビス9により固定すればよい。これにより、偏芯調整した鏡筒4、7の再現性を保ちながら、分離、再組立が可能となる。
図5は実施例2の縦断面図、図6は正面図であり、図5は図6のB−B線に沿った断面を示している。また、図7は位置決めスリーブ21の周辺部の拡大断面図、図8は図7のC−C線に沿った断面図である。なお、実施例1と同一の符号は同一の部材を示している。
レンズ1、2は鏡筒4により保持され、レンズ3は鏡筒7により保持されている。鏡筒4のスリーブ固定ビス11のヘッド11aとの嵌合部にはボス4aが設けられ、位置決めスリーブ21は外径が鏡筒7のストレート孔7cと嵌合し、内径はボス4aに対し隙間孔21aを有している。また、固定ビス11と位置決めスリーブ21との間に介在する回転防止座金22は内径に二方取り面22aを持っている。
この回転防止座金22は二方取り面22aがボス4aの先端に設けられた二方取り軸4bと嵌まり合うことで、回転を防止しながら位置決めスリーブ21を押さえることができる。
鏡筒4、7同士の偏芯調整を行う場合には、鏡筒固定ビス9及びスリーブ固定ビス11を緩める。鏡筒4、7を所望の偏芯位置関係に設定し、鏡筒固定ビス9を締め込む。偏芯調整時に、位置決めスリーブ21は鏡筒7と共に移動するので偏芯調整を妨げることはない。次に、スリーブ固定ビス11を締め付け、位置決めスリーブ21を固定する。
この実施例2によれば、スリーブ固定ビス11を締める際にその回転力は、回転防止座金22により位置決めスリーブ21には作用せず、位置決めスリーブ21を鏡筒4に押し付ける力のみが作用する。これにより、位置決めスリーブ21の外形面が鏡筒4の孔面に作用する力はなく、鏡筒4、7の分離が容易に行える。組立ての際には、位置決めスリーブ21と鏡筒7のストレート孔7cを嵌め合わせて、鏡筒固定ビス9により固定すればよい。
本実施例2によれば、偏芯調整した鏡筒4、7の再現性を保ちながら、分離、再組立が可能となる。また、実施例1に比べて位置決めスリーブ21の形状やそれに嵌まり合う鏡筒7の孔形状にテーパ面がないため、部品加工が容易であり安価に製作できる。
図9は実施例3の縦断面図、図10は正面図であり、図9は図10のD−D線に沿った断面を示している。また、図11は位置決めスリーブ31の周辺部の拡大断面図である。実施例1、2と同一の符号は同一の部材を示している。
鏡筒7は所定の摩擦係数よりも小さな材質から成り、位置決めスリーブ31の外周は鏡筒7のストレート孔7cと嵌合し、内径にはスリーブ固定ビス11に対し隙間孔を有し、座金32を介してスリーブ固定ビス11により固定されている。
スリーブ固定ビス11を締め込む際に、鏡筒7を押し付ける力Rが作用するため、鏡筒4、7の間には摩擦力μ・Rが発生する。しかし、鏡筒4と鏡筒7の分離する力よりも摩擦力μ・Rが小さくなるように、鏡筒7の摩擦係数μが設定されているので、鏡筒4、7同士の分離が容易に行える。組立てに際しては、位置決めスリーブ31と鏡筒7のストレート孔7cを嵌め合わせて、固定ビス11により固定すればよい。
この実施例3によれば、偏芯調整した鏡筒4、7の再現性を保持しながら、分離、再組立が可能となる。また、実施例1、2に比べて、位置決めスリーブ31の形状や、嵌まり合う鏡筒7の孔形状が単純な形状となるので、容易に部品加工ができ安価に製作できる。
或いは、鏡筒7の摩擦係数を小さくする代りに、位置決めスリーブ31の摩擦係数を小さくしたり、双方の摩擦係数を小さくしても同様の効果が得られる。
なお、実施例1〜3において、2個所の位置決めスリーブの外周全周が鏡筒7と係合しているが、1個所は鏡筒7側の孔形状を長孔状にしても同様の効果が得られる。
以上の説明は好ましい実施例について行ったが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
実施例1の縦断面図である。 正面図である。 スリーブ周辺部の拡大断面図である。 スリーブと鏡筒に作用する力の説明図である。 実施例2の縦断面図である。 正面図である。 スリーブ周辺部の拡大断面図である。 図7のC−C線に沿った断面図である。 実施例3の縦断面図である。 正面図である。 スリーブ周辺部の拡大断面図である。
符号の説明
4、7 鏡筒
4a ボス
7a 隙間孔
7b テーパ孔
7c ストレート孔
9 鏡筒固定ビス
10、21、31 位置決めスリーブ
11 スリーブ固定ビス
12、22、32 座金

Claims (3)

  1. 2つのレンズ鏡筒を位置決めするための鏡筒位置決め機構であって、対称軸上に孔を有する円錐台形の位置決め部材と、該位置決め部材の底面が一方のレンズ鏡筒に当接するように、前記位置決め部材を前記一方のレンズ鏡筒に前記位置決め部材の孔を通して固定する固定ねじを有し、該固定ねじにより前記一方のレンズ鏡筒に固定した前記位置決め部材の斜面が他方のレンズ鏡筒に設けた円錐台形の孔の斜面と当接し、前記固定ねじによる前記位置決め部材の固定位置を調整することにより前記2つのレンズ鏡筒の位置決めを行うことを特徴とする鏡筒位置決め機構。
  2. 前記位置決め部材の斜面及び前記他方のレンズ鏡筒に設けられた穴の斜面の角度は、前記位置決め部材と前記他方のレンズ鏡筒の当接面の摩擦角よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の鏡筒位置決め機構。
  3. 2つのレンズ鏡筒を位置決めするための鏡筒位置決め機構であって、対称軸上に孔を有する円筒形の位置決め部材と、前記位置決め部材を一方のレンズ鏡筒に前記位置決め部材の孔を通して固定する固定ねじを有し、前記位置決め部材は座金を介して前記固定ねじにより固定し、前記座金は前記一方のレンズ鏡筒に設けたねじ孔を有する凸部に嵌合し、前記固定ねじの回転により回転せず、前記一方のレンズ鏡筒に固定した前記位置決め部材の側面が他方のレンズ鏡筒に設けた円筒形の孔の側面と当接し、前記固定ねじによる前記位置決め部材の固定位置を調整することにより前記2つのレンズ鏡筒の位置決めを行うことを特徴とする鏡筒位置決め機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106896499A (zh) * 2017-04-13 2017-06-27 中国工程物理研究院应用电子学研究所 一种保相角光束遮拦比调节器
JP2018032040A (ja) * 2017-10-30 2018-03-01 キヤノン株式会社 レンズ装置

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