JP2011115870A - チャック - Google Patents

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Abstract

【課題】より実用的なチャックを得る。
【解決手段】本体12に、中心軸線まわりに放射状に広がる6つのガイド溝と、前端側ほど中心軸線に接近する向きに傾斜した6つのガイド面140とを含むガイド部14を設け、クランプ爪80を移動可能に嵌合する。本体部材20内にピストン部材160,204を液密かつ摺動可能に嵌合し、各小径部166,ピストン部206の後方に液室168,218を形成して接続通路250により接続し、クランプ爪80をピストン部材160に、中心軸線に接近離間可能にかつ中心軸線に平行な方向の力の伝達可能に係合させる。ドローバー240がピストン部材204を後退させ、液室218内の作動液の液室168への流入によりピストン部材160が前進し、クランプ爪80が加工工具を把持する。ドローバー240への前進方向の力の作用によりピストン部材160がスプリング190により付勢されて後退し、クランプ爪80が開く。
【選択図】図1

Description

本発明は、チャックに関するものであり、特にクランプ爪により把持対象物を把持するチャックに関する。
チャックには、例えば、下記の特許文献1に記載されているように、コレットによって把持対象物を把持するコレットチャックがある。このチャックにおいてコレットは、中空の回転軸内に軸方向に移動可能に配設されたドローバーの先端部に取り付けられ、ドローバーの後退に伴って、回転軸の先端部に形成されたテーパ内周面によって縮径させられ、加工工具等の対象物を把持する。また、ドローバーの前進に伴ってコレットが拡径させられ、対象物を解放する。
このようにコレットチャックをドローバーの移動により縮径,拡径させれば、把持対象物を容易に把持,解放することができるが、コレットチャックは、把持可能な直径が1種類に限られる。コレットは把持対象物の直径の僅かな変化には対応可能であるが、直径の変化がやや大きくなれば対応できず、把持径の変更時にはコレットの交換が必要であり、面倒である。
特開2008−87097号公報
それに対し、チャックを3つ以上の互いに独立したクランプ爪によって把持対象物を把持するものとすれば、把持径の変化に対応することができる。例えば、チャックの本体に3つ以上のクランプ爪を相対移動可能に保持させるとともに、本体に前端側ほど中心軸線に接近する向きに傾斜したガイド面を設け、把持対象物を把持する際には、3つ以上のクランプ爪を一斉に前進させれば、それらはガイド面に案内されて軸対称の関係を保って中心軸線に接近する向きに移動し、互いに共同して把持対象物を把持する。クランプ爪の中心軸線側へ接近する向きの移動は、把持対象物に当接することにより止められる。把持対象物の直径に応じた位置において止められるのであり、このチャックによれば、直径が異なる複数種類の把持対象物を心出ししつつ把持することができる。
しかしながら、このチャックにも未だ改善の余地がある。例えば、工作機械の主軸内に設けられたドローバーは、後退により把持対象物をチャックに保持させ、前進により解放させるように構成されるため、クランプ爪の前進により把持対象物を把持し、後退により解放するチャックとは把持,解放の動作が逆であり、このチャックは、通常のチャックと選択的に工作機械の主軸に取り付けて把持対象物の把持に使用することができないという不便がある。
本発明は、このような実情に鑑みて、より実用的なチャックを得ることを課題として為されたものである。
上記の課題は、チャックを、(I)中心軸線に添って前端側から後端側へ順にガイド部,第1シリンダ部および第2シリンダ部が形成され、前記ガイド部が、(a)前記中心軸線のまわりに放射状に広がり、内周側に開口した3つ以上のガイド溝と、(b)それらガイド溝の各々に対応して内周側向きで形成され、前端側ほど中心軸線に接近する向きに傾斜した3つ以上のガイド面とを備えた本体と、(II)(c)前記第1シリンダ部に液密かつ摺動可能に嵌合されることによりその第1シリンダ部と共同して第1液室を形成する第1ピストン部と、(d)その第1ピストン部から前記ガイド部に向かって突出した突出部に前記3つ以上のガイド溝の各々に対応して設けられた3つ以上の第1係合部とを備えた第1ピストン部材と、(III)前記3つ以上のガイド溝の各々に少なくとも前記ガイド面に平行な方向に移動可能に嵌合された3つ以上のクランプ爪であって、それぞれ、(e)前記3つ以上の第1係合部の各々と前記中心軸線に接近離間可能にかつ前記中心軸線に平行な方向の力を伝達可能に係合する第2係合部と、(f)前記ガイド面と接触する被ガイド面と、(g)前記ガイド溝から内周側へ突出した内周側端に把持対象物の外周面に接触可能に形成されたクランプ面とを備えたものと、(IV)(h)前記第2シリンダ部に液密かつ摺動可能に嵌合されることによりその第2シリンダ部と共同して第2液室を形成する第2ピストン部と、(i)その第2ピストン部から後方へ延び出したピストンロッド部とを備えた第2ピストン部材と、(V)前記第1液室と前記第2液室とを接続する接続通路とを含み、前記第1液室,前記第2液室および前記接続通路を、前記第2ピストン部材が後退させられる際、前記第1ピストン部材が前進させられるように構成することにより解決される。
本発明に係るチャックにおいては、ガイド面が、前端側ほど中心軸線に接近する向きに傾斜させられているため、第1ピストン部材が前進させられることにより、クランプ爪が前進させられるとともに中心軸線に接近させられ、把持対象物を把持する。第1ピストン部材の前進、すなわちクランプ爪による把持対象物の把持動作は、第2ピストン部材の後退により得られる。そのため、工作機械の主軸内に設けられたドローバーを第2ピストン部材に係合させ、ドローバーの後退により第2ピストン部材を後退させ、クランプ爪に把持対象物を把持させることができ、工作機械の主軸に本チャックを取り付け、把持対象物を把持させることができる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施形態の記載,従来技術等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(2)項が請求項2に、(4)項が請求項3に、(5)項が請求項4に、(8)項が請求項5に、(11)項が請求項6に、(10)項に記載の特徴を請求項6に適用したものが請求項7に、(13)項が請求項8に、(3)項が請求項9にそれぞれ相当する。
(1)中心軸線に添って前端側から後端側へ順にガイド部,第1シリンダ部および第2シリンダ部が形成され、前記ガイド部が、(a)前記中心軸線のまわりに放射状に広がり、内周側に開口した3つ以上のガイド溝と、(b)それらガイド溝の各々に対応して内周側向きで形成され、前端側ほど中心軸線に接近する向きに傾斜した3つ以上のガイド面とを備えた本体と、
(c)前記第1シリンダ部に液密かつ摺動可能に嵌合されることによりその第1シリンダ部と共同して第1液室を形成する第1ピストン部と、(d)その第1ピストン部から前記ガイド部に向かって突出した突出部に前記3つ以上のガイド溝の各々に対応して設けられた3つ以上の第1係合部とを備えた第1ピストン部材と、
前記3つ以上のガイド溝の各々に少なくとも前記ガイド面に平行な方向に移動可能に嵌合された3つ以上のクランプ爪であって、それぞれ、(e)前記3つ以上の第1係合部の各々と前記中心軸線に接近離間可能にかつ前記中心軸線に平行な方向の力を伝達可能に係合する第2係合部と、(f)前記ガイド面と接触する被ガイド面と、(g)前記ガイド溝から内周側へ突出した内周側端に把持対象物の外周面に接触可能に形成されたクランプ面とを備えたものと、
(h)前記第2シリンダ部に液密かつ摺動可能に嵌合されることによりその第2シリンダ部と共同して第2液室を形成する第2ピストン部と、(i)その第2ピストン部から後方へ延び出したピストンロッド部とを備えた第2ピストン部材と、
前記第1液室と前記第2液室とを接続する接続通路と
を含み、前記第1液室,前記第2液室および前記接続通路が、前記第2ピストン部材が後退させられる際、前記第1ピストン部材が前進させられるように構成されたことを特徴とするチャック。
(2)前記第1液室が前記第1ピストン部の後方に形成され、前記第2液室が前記第2ピストン部の後方に形成された(1)項に記載のチャック。
第1,第2液室を第1,第2ピストン部の後方に形成すれば、前方に形成する場合のように、ドローバーに圧縮力を作用させないようにするために、第1,第2ピストン部の両方についてばね部材を設けなくてよく、チャックを簡易に構成することができる。
(3)前記第1ピストン部材と前記本体との間に、第1ピストン部材を後退方向に付勢する付勢装置が設けられた(2)項に記載のチャック。
付勢装置の付勢力は、第1ピストン部材,互いに接続された第1,第2液室の作動液を介して第2ピストン部材にも間接的に作用することとなり、第2ピストン部を把持対象物の解放時の位置へ移動させることができる。第1,第2の2つのピストン部材について付勢装置が1つで済む。
(4)前記本体の前記ガイド部が、
内周面が前端に向かって直径が直線的に減少するテーパ内周面とされたテーパリングと、
そのテーパリングの内周側にそれぞれ固定的に配設され、互いに隣接するものとの間に前記ガイド溝を形成する3つ以上のガイド部材と
を含み、前記テーパ内周面が前記ガイド面を構成する(1)項ないし(3)項のいずれかに記載のチャック。
テーパリングと3つ以上のガイド部材とは別体であり、直接固定されてもよく、次項に記載の本体部材への固定により間接的に固定されてもよい。一体の部材にガイド溝およびガイド面を形成する場合に比較して、それらの形成が容易である。
(5)前記本体が、前記第1シリンダ部と前記第2シリンダ部とが形成され、前記テーパリングと前記ガイド部材とを含む前記ガイド部が取り外し可能に固定される本体部材を含む(4)項に記載のチャック。
テーパリングおよびガイド部材の本体部材への取付けにより、ガイド面およびガイド溝が形成される。テーパリングおよびガイド部材を本体部材から外した状態で個々に加工することができ、ガイド溝およびガイド面の形成がより容易である。なお、本体部材は、一部材により構成されても、複数部材の組立体であってもよい。
(6)前記本体部材が、前端面から前記中心軸線に平行に形成された第1有底穴と、後端面から前記中心軸線に平行に形成された第2有底穴とを備え、第1有底穴が前記第1シリンダ部のシリンダボアを構成する一方、前記第2有底穴が前記第2シリンダ部のシリンダボアを構成し、かつ、第2有底穴の開口が、前記ピストンロッド部が液密かつ摺動可能に貫通することを許容するロッドカバーにより閉塞された(5)項に記載のチャック。
(7)前記テーパリングと前記ガイド部材とがそれぞれ前記本体部材に固定された(5)項または(6)項に記載のチャック。
テーパリングとガイド部材とを組み付けた上で、一方を本体部材に固定することにより、テーパリングおよびガイド部材を本体部材に固定してもよいが、テーパリングとガイド部材とを別々に本体部材に固定した方が組付けが容易である。
(8)前記本体と前記クランプ爪との間に、前記第1ピストン部材の後退に伴って前記3つ以上のクランプ爪を拡開させる拡開装置が設けられた(1)項ないし(7)項のいずれかに記載のチャック。
拡開装置は、例えば、次項に記載の第2ガイド面と第2被ガイド面とにより構成することができる。拡開装置がこの態様である場合には、クランプ爪はガイド面に平行な方向にのみ移動可能である。
拡開装置はまた、3つ以上のクランプ爪を半径方向外向きに付勢する付勢装置とすることも可能である。拡開装置がこの態様である場合には、クランプ爪は中心軸線に平行な方向と中心軸線に直角な方向とに移動可能である。この場合、クランプ爪は、両方向への移動の結果として、ガイド面に平行な方向に移動させられることとなる。
拡開装置を設ければ、第1ピストン部材の後退に伴ってクランプ爪が拡開させられるため、把持対象物の3つ以上のクランプ爪の間への挿入が容易となる。
(9)前記本体が、第1ガイド面としての前記ガイド面とは半径方向に関して反対向きに、前記第1ガイド面と同じ角度で同じ向きに傾斜させられた第2ガイド面を備える一方、前記クランプ爪が前記第2ガイド面と接触する第2被ガイド面を備え、それら第2ガイド面と第2被ガイド面とが前記拡開装置を構成している(8)項に記載のチャック。 本項に記載の拡開装置は、例えば、クランプ爪を横断面形状がT字形のものとする一方、ガイド溝をT溝としたり、次項に記載の構成としたりすることができる。本項の態様においては、本体のガイド面に案内されるクランプ爪の被ガイド面が第1被ガイド面と称すべきものになる。
(10)前記クランプ爪と前記本体との一方に、前記テーパ内周面の前記中心軸線に対する傾斜角度と同じ傾斜角度で傾斜したキー溝が設けられ、前記クランプ爪と前記本体との他方に、前記キー溝に嵌合するキーが設けられ、それらキー溝とキーとにより前記拡開装置が構成された(9)項に記載のチャック。
本項の態様は、ガイド部がテーパリングとガイド部材とを含む態様において特に有効である。キー溝やキーの形成が容易であるからである。
(11)前記ガイド部材が、第1ガイド面としての前記テーパ内周面とは半径方向に関して反対向きに、前記第1ガイド面と同じ角度で同じ向きに傾斜させられた第2ガイド面を備える一方、前記クランプ爪が前記第2ガイド面と接触する第2被ガイド面を備え、かつ、前記テーパリングの後ろ向き面と前記ガイド部材の後ろ向き面とのいずれか一方が前記本体部材の前向き面に直接着座し、他方がスペーサを介して間接的に前記本体部材の前向き面に着座した状態で、前記テーパリングと前記ガイド部材とが前記本体部材に固定され、前記スペーサの厚さの調整により前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との相対位置が調整可能とされた(5)項に記載のチャック。
互いに別体であるテーパリングとガイド部材とを本体部材に固定する場合、スペーサを用いなければ、クランプ爪がテーパ内周面に沿って軽快に摺動するようにするために、それらを高精度に加工することが必要である。加工精度が低い場合には、第1ガイド面と第2ガイド面との距離と、第1ガイド面に案内されるクランプ爪の第1被ガイド面と第2ガイド面に案内される第2被ガイド面との間の距離との差である摺動クリアランスを大きくせざるを得ず、摺動クリアランスを大きくすれば、クランプ爪が、本体の中心軸線を含む平面内において傾き、こじりが生じて軽快に摺動し得なくなるためである。
それに対し、スペーサの厚さの調整によってテーパリングとガイド部材との中心軸線に平行な方向の相対位置を調整することにより、テーパリングに設けられた第1ガイド面としてのテーパ内周面と、ガイド部材に設けられた第2ガイド面との相対位置、すなわち両者の間隔を調整することができ、テーパリングおよびガイド部材をそれほど精度高く加工しなくてよく、加工が容易となる。スペーサは、厚さが複数種類に異なるものを予め準備しておき、丁度よい厚さのものを選択して使用してもよく、スペーサを研削等により、個々のチャックに丁度よい厚さに調整して使用してもよい。
(10)項に記載の特徴は、本項のチャックにも適用可能であり、その態様においては、キー溝とキーとのうちガイド部材に設けられるものの第1ガイド面に対向する側の側面が第2ガイド面を構成し、キー溝とキーとのうちクランプ爪に設けられるものの第2ガイド面に接触する側面が第2被ガイド面を構成することとなる。
(12)前記接続通路が前記本体の内部に形成された(1)項ないし(11)項のいずれかに記載のチャック。
接続通路は本体外に設けてもよい。しかし、本体の内部に設けた方がチャックをシンプルに構成することができる。
(13)前記第1係合部と第2係合部との一方が、前記中心軸線に直角な方向に延びる係合溝を備え、前記第1係合部と第2係合部との他方が、前記係合溝と摺動可能に嵌合する係合凸部を備えた(1)項ないし(12)項のいずれかに記載のチャック。
係合溝と係合凸部との嵌合により、クランプ爪の第1ピストン部材に対する中心軸線に直角な方向の相対移動を許容しつつ、第1ピストン部材からクランプ爪に中心軸線に平行な方向の力を伝達することができ、第1ピストン部材の移動によりクランプ爪をガイド面に沿って移動させ、把持対象物を把持させることができる。
(14)前記第1液室が前記第1ピストン部の前方に形成されるとともに第1ピストン部が第1ばね部材により前進方向に付勢され、前記第2液室が前記第2ピストン部の前方に形成されるとともに第2ピストン部が第2ばね部材により前進方向に付勢され、かつ、前記第2ばね部材のばね力が前記第1ばね部材のばね力より大きくされた(1)項に記載のチャック。
第2ばね部材の付勢力に基づいて第2ピストン部が前進させられる一方、第1ピストン部が後退させられることにより、クランプ爪が把持対象物を解放する状態が得られ、第2ばね部材の付勢力に抗して第2ピストン部が後退させられることにより、第1ピストン部が前進させられ、クランプ爪が把持対象物を把持する状態が得られる。そのため、第2ピストン部を前進させてクランプ爪を解放状態とする場合に、工作機械の主軸内に設けられたドローバーに圧縮力が作用しないようにすることができる。
(4)項ないし(13)項に記載の特徴は本項のチャックにも適用することができる。
(15)さらに前記ピストンロッドの後端に結合され、自身の後端部に工作機械の主軸内に設けられたドローバーと連結可能な連結部を備え、前記第2ピストン部材とドローバーとを連結する連結部材を含む(1)項ないし(14)項のいずれかに記載のチャック。
ドローバーの形状,寸法を問わず、第2ピストン部材とドローバーとを連結し、第2ピストン部材を移動させることができ、工作機械の主軸に本チャックを取り付け、回転させることができる。あるいは、第2ピストン部材の形状,寸法の自由度が増す効果が得られる。
(16)さらに、工作機械の主軸の先端部に着脱可能に固定され、前記本体を、前記中心軸線に平行な方向と直角な方向との両方について位置決めしつつその本体を受容可能なアダプタを含む(1)項ないし(15)項のいずれかに記載のチャック。
チャックの本体を工作機械の主軸に合わせた形状,寸法のものとしなくても、工作機械の主軸に取り付けることができる。
一実施形態であるチャックを示す断面図であり、図2におけるA−A断面図である。 上記チャックの左側面図である。 上記チャックのクランプ爪を示す平面図である。 上記チャックの第1ピストン部材を示す左側面図である。 別の実施形態であるチャックであって、ピストン部の前方に液室が形成されたチャックを概略的に示す正面図である。 さらに別の実施形態であるチャックのクランプ爪を示す正面図である。 図6に示すクランプ爪がガイドブロックに嵌合され、ばねにより付勢される状態を示す左側面図(一部断面)である。
以下、請求可能発明のいくつかの実施形態を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、請求可能発明は、下記実施形態の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1に請求可能発明の一実施形態としてのチャックが図示されている。本チャックにより、把持対象物としてのドリル,リーマ等の加工工具が把持される。図1にはドリル10が概略的に図示されている。
チャックの本体12には、図1に示すように、その中心軸線に添って前端側から後端側へ順にガイド部14,シリンダ部16,18が形成されている。本チャックの本体12は、本体部材20を有し、シリンダ部16,18は本体部材20に形成され、ガイド部14は本体部材20に取り外し可能に固定されている。本体部材20は横断面形状が円形を成し、長手形状を成す嵌合部24と、嵌合部24の軸方向の一端部から半径方向外向きに突出させられたフランジ部26とを有する。嵌合部24は、フランジ部26に隣接する部分は直径が一定のストレート部28とされ、ストレート部28のフランジ部26側とは反対側に隣接する部分は、ストレート部28から離れるほど直径が直線的に減少するテーパ部30とされている。
本体部材20は、図1に示すように、アダプタ36を介して工作機械の主軸38に取り付けられている。主軸38は中空であり、その先端部には、先端面40に開口し、直径が一定のストレート孔部44が設けられ、ストレート孔部44に続いて、後方ほど直径が直線的に減少するテーパ孔部46およびストレート孔部44より小径の別のストレート孔部48が設けられている。
アダプタ36は、横断面形状が円形を成すとともに、段付状を成し、前側から後側へ順に大径部50,中径部52および小径部54が並んだ形状を有する。アダプタ36は、小径部54においてストレート孔部44に嵌合されるとともに、中径部52と小径部54との間の後ろ向きの面である肩面56が先端面40に着座させられ、主軸回転軸線に平行な方向と直角な方向との両方について位置決めされた状態で、固定装置の一種である複数のボルト58により主軸38の先端部に固定されている。ボルト58を緩めてアダプタ36を主軸38から取り外すことができ、アダプタ36は主軸38に着脱可能である。
アダプタ36には、その中心線上を貫通して貫通穴66が形成されており、本体部材20の嵌合部24は、ストレート部28において貫通穴66に嵌合され、テーパ部30は主軸38のテーパ孔部46内に、半径方向に隙間を有する状態で収容されている。本体部材20のフランジ部26はアダプタ36の前端面68に着座させられ、複数のボルト70によりアダプタ36に着脱可能に固定されている。本体部材20は、嵌合部24の貫通穴66への嵌合およびフランジ部26の前端面68へ着座により、アダプタ36に対して、中心軸線に平行な方向と直角な方向との両方について位置決めされ、アダプタ36を介して主軸38に対して両方向に位置決めされている。
前記ガイド部14は、図1および図2に示すように、テーパリング76と、3つ以上、本チャックでは6つのガイド部材としてのガイドブロック78とを含み、6つのクランプ爪80の移動を案内する。テーパリング76は、横断面形状が円形を成し、内周面が前端に向かって直径が直線的に減少するテーパ内周面82とされている。テーパリング76の前部は、外周面が前端に向かって直径が直線的に減少するテーパ外周面84であるテーパ部83とされ、チャックの小形化が図られている。
テーパリング76の外周面の後部は、図1に示すように、直径が一定とされ、後端部に嵌合部85が設けられるとともに、嵌合部85とテーパ部83との間に半径方向外向きのフランジ部86が形成されている。テーパリング76は、本体部材20の前部に取外し可能に固定される。そのため、本体部材20には、その前端面88に開口し、前端面88から本体12の中心軸線に平行に延びる有底穴90が形成されている。前端面88は、前向き面であり、中心軸線に直角な面である。有底穴90は段付状を成し、前端面88側が最も直径が大きい大径有底穴部92とされ、後部側へ順に中径有底穴部94,小径有底穴部96が設けられている。テーパリング76は、嵌合部85において大径有底穴部92に嵌合されるとともに、フランジ部86の後ろ向き面98が前端面88に直接着座させられ、中心軸線に平行な方向および直角な方向に位置決めされた状態で複数のボルト100によって本体部材20に固定されている。
6つのガイドブロック78は、テーパリング76のテーパ内周面82に対応する傾斜のテーパ外周面を有する截頭円錐状部と、截頭円錐状部に続いて設けられ、截頭円錐状部の最大直径と同じ直径を有する円柱状部と、円柱状部の截頭円錐状部とは反対側の端部から半径方向外向きに突出させられたフランジ部とを有する部材に、その中心部を軸線方向に貫通する貫通孔と、フランジ部が設けられた側の端面に開口し、貫通孔より大径の凹部とを形成するとともに、その部材を中心軸線から放射状に延び出す6つの溝により等分した形状を有する。したがって、6つのガイドブロック78は形状,寸法が同じものであり、図1および図2に示すように、それぞれ横断面形状が扇形を成し、その前部の外周側面110は、テーパリング76のテーパ内周面82に対応するテーパ面の一部に相当する形状を有する。
また、ガイドブロック78の後部は部分円筒状を成すとともに、後端部に半径方向外向きに延び出すフランジ部114が設けられている。さらに、ガイドブロック78には、その後端面である後ろ向き面116,両側面および内周側面に開口する部分凹部118が設けられている。さらにまた、ガイドブロック78には、図1に示すように、キー溝120が形成されている。キー溝120は、ガイドブロック78の前部の側面に開口させられ、外周側面110の傾斜方向と平行に形成され、本体12の中心軸線に対して、テーパ内周面82の傾斜角度と同じ傾斜角度で傾斜させられている。
6つのガイドブロック78はそれぞれ、図1に示すように、テーパリング76内に入れられ、フランジ部114が本体部材20の大径有底穴部92に嵌合され、外周側面110が設けられた部分がテーパリング76に嵌合されている。フランジ部114は、大径有底穴部92と中径有底穴部94との間の肩面である前向き面126にスペーサ128を介して着座させられ、複数のボルト130によって本体部材20に固定されている。スペーサ128はリング状を成し、6つのガイドブロック78に共通である。また、前向き面126は、中心軸線に直角な一平面である。ガイドブロック78はテーパリング76内に配設され、本体部材20に取り外し可能に固定されており、スペーサ128の厚さの調整により、テーパリング76のテーパ内周面82とガイドブロック78の外周側面110との間に僅かに隙間ができる状態で本体部材20に固定されている。
6つのガイドブロック78は本体部材20に等角度間隔に固定されており、それにより、図2に示すように、隣接する2つのガイドブロック78の間にそれぞれガイド溝136が形成されている。これら6つのガイド溝136は、図1および図2に示すように、本体部材20の中心軸線のまわりに等角度間隔に形成され、放射状に広がり、本体部材20の内周側に開口させられている。テーパリング76は、6つのガイド溝136の各外周側の開口を塞ぎ、テーパ内周面82の6つのガイド溝136の各々に対応する部分が第1ガイド面としてのガイド面140を構成している。したがって、ガイド面140は、内周側向きで形成され、前端側ほど中心軸線側に接近する向きに傾斜させられ、前記キー溝120はガイド面140と平行である。
6つのガイド溝136にそれぞれ、図1および図2に示すように、前記クランプ爪80が移動可能に嵌合されている。クランプ爪80は、図1および図3に示すように板状を成し、その前部の外周側の端面が前記ガイド面140と接触する第1被ガイド面としての被ガイド面142を構成している。本クランプ爪80においては、被ガイド面142は、本体12の中心軸線に対する傾斜角度はテーパ内周面82と同じであるが、曲率半径がテーパ内周面82より小さいテーパ面の一部を成す面とされ(テーパ内周面82の直径が最小の部分の曲率半径よりやや小さい曲率半径を有する円筒面の一部を成す面とされてもよい)、ガイド面140に帯状の面で接触させられ、クランプ爪80がガイド面140によりガイドされることが保証される。また、クランプ爪80の内周側の端面は、中心軸線に平行に延びる平面とされ(把持が予定されている加工工具のうちで直径が最大のものの外周面の曲率半径よりやや大きい曲率半径を有する円筒面とされてもよい)、加工工具を把持、すなわちクランプするクランプ面144を構成している。前記ガイドブロック78の内周側の面は、クランプ爪80が中心軸線から最も離れた位置に位置する状態において、クランプ面144より外周側(中心軸線に対して遠い側)に位置するように設けられており、クランプ面144は常にガイド溝136から内周側へ突出させられ、加工工具の外周面に接触可能である。
クランプ爪80にはまた、図1に示すように、その側面にキー146が、側面から突出し、被ガイド面142に平行な姿勢で設けられるとともに、前記ガイドブロック78のキー溝120に摺動可能に嵌合され、キー溝120と共に、加工工具の解放時(クランプ解除時)にクランプ爪80を拡開させる拡開装置148を構成している。それにより、本チャックにおいては、クランプ爪80の移動方向はキー溝120の傾斜方向に平行な方向のみに規定される。キー146はクランプ爪80に形成されたキー溝に精度良く嵌合されて実質的にクランプ爪80と一体化されており、その一体化されたクランプ爪80とキー146とが、テーパリング76のガイド面140と、ガイドブロック78のキー溝120のガイド面140と対向する側の溝側面155(主溝側面155と称する。本チャックにおいては溝側面155が第2ガイド面を構成する。)との間に挟まれて摺動するようにされている。キー146は、被ガイド面142の長さ方向におけるほぼ中央に対応する位置に設けられており、主溝側面155と係合することにより、被ガイド面142がガイド面140から浮き上がるのを防止していると考えることもできる。いずれにしても、ガイド面140と主溝側面155との間隔が、被ガイド面142と、キー146の主溝側面155に対応する側面156(主キー側面156と称する。本チャックにおいては側面156が第2被ガイド面を構成する。)との間隔よりも僅かに大きく、クランプ爪80の摺動は許容するが、クランプ爪80の板面に平行な平面内における傾きを微小角度に抑制し得る大きさであることが、クランプ爪80の軽快な摺動を保証するために望ましく、ガイド面140と主溝側面155との間隔が、前記スペーサ128の厚さの調整によって調整されるようになっている。ガイドブロック78の寸法は、被ガイド面142とガイド面140との間の隙間が公差範囲内において最も狭い場合でも、ガイドブロック78の外周側面110がテーパリング76のテーパ内周面82に当たらない大きさに決められている。
また、加工工具の把持時(クランプ時)には、クランプ爪80の被ガイド面142がテーパリング70のガイド面140に密着することが許容されることが必要である。そのため、キー溝120の、ガイド面140と同じ向きの溝側面157(副溝側面157と称する)は、キー146の対応する側面158(副キー側面158と称する)から常時離れていることが望ましく、キー溝120の幅は、キー146の幅より充分大きくされている。
さらに、クランプ爪80の後部には、図1および図3に示すように、その側面に開口し、ガイド溝136に嵌合された状態で中心軸線に直角となる方向に延びる溝150が後部を貫通して形成されている。それによりクランプ爪80には、溝150の底面を画定する部分により、他の部分より幅(中心軸線に平行な方向に延び、クランプ爪80を含む平面に対して直角な方向の寸法)の狭い狭幅部152(図3参照)が形成されるとともに、溝150の後側の溝側面を画定する部分により、中心軸線に直角な方向に延びる係合凸部154が形成され、第2係合部を構成している。溝150は、図3に示すように、クランプ爪80の幅の半分の深さを有する。
本体部材20に設けられた前記有底穴90には、図1に示すように、第1ピストン部材たるピストン部材160が液密かつ軸方向に摺動可能に嵌合されている。ピストン部材160は、横断面形状が円形である段付状を成し、前部から順に大径部162,中径部164および小径部166を有し、小径部166が小径有底穴部96にシール部材としてのOリング167によりシールされて液密かつ摺動可能に嵌合され、中径部164が中径有底穴部94に摺動可能に嵌合されている。それにより、小径部166と小径有底穴部96の底面との間であって、ピストン部材160の後方に液室168が形成されている。また、中径部164と中径有底穴部94の底面との間の部分は、本体部材20に形成された通路170によって大気に連通させられ、大気室172が形成されている。小径部166が第1ピストン部を構成し、本体部材20のピストン部材160が嵌合された部分が第1シリンダ部たるシリンダ部16を構成し、小径有底穴部96が第1有底穴ないしシリンダ部16のシリンダボアを構成し、小径部166がシリンダ部16と共同して第1液室たる液室168を構成している。ピストン部材160は、液室168への作動液の流入および大気室172への空気の流入により前進し、液室168からの作動液の流出および大気室172からの空気の流出により後退する。
大径部162および中径部164は、図1に示すように、小径部166から前方へ、すなわちガイド部14に向かって突出させられて突出部を構成し、前記6つのガイドブロック78の各部分凹部118により構成される凹部内に位置させられ、6つのクランプ爪80と係合させられている。そのため、大径部162には、その外周面に開口する円環状の溝174が形成されるとともに、図4に示すように、円環状溝174の前側の溝側面を画定する側壁部を本体12の中心軸線に平行な方向に貫通して溝176が6つ、等角度間隔に形成されている。
円環状溝174は本体12の中心軸線に直角な方向に延び、6つの溝176はそれぞれ、ピストン部材160の前端面178(図3参照),大径部162の外周面および円環状溝174に開口させられ、円環状溝174と同様に中心軸線に直角な方向に延びている。図3および図4に示すように、溝176の幅はクランプ爪80の幅より小さくされ、狭幅部152が中心軸線に直角な方向に摺動可能に嵌合されるとともに、その嵌合により、ピストン部材160のクランプ爪80に対する相対回転が阻止されるようにされている。さらに、6つの溝176はそれぞれ、図4に示すように、その幅方向の中心が、大径部162の軸線を含む平面に対して直角な方向にずれた位置に位置するように形成されている。
クランプ爪80は、図3にクランプ爪80およびピストン部材160の一部を取り出して示すように、前記狭幅部152において大径部162の溝176に嵌合され、係合凸部154は円環状溝174に嵌合される。係合凸部154は円環状溝174に、本体12の中心軸線に直角な方向には摺動可能であるが、中心軸線に平行な方向においては移動不能に嵌合され、大径部162に、中心軸線に平行な方向の力の伝達可能に係合させられている。大径部162の係合凸部154が係合させられる部分はガイド溝136に対応し、本チャックにおいては、円環状溝174の係合凸部154が嵌合される部分が第1係合部たる係合溝を構成している。
前述のように、溝176は本体12の中心軸線を含む平面に対して直角な方向にずれた位置に設けられているため、クランプ爪80がピストン部材160に係合させられた状態では、図4に二点鎖線で示すように、クランプ爪80は、その幅方向の中心が、本体12の中心軸線を含む平面内に位置させられる。それにより、6つのクランプ爪80についてそれぞれ、ピストン部材160に中心軸線に平行な方向の力の伝達可能に係合しつつ、本体12の中心軸線のまわりに放射状に広がり、中心軸線に接近離間可能に移動することが許容される。
ピストン部材160と6つのガイドブロック78との間にはそれぞれ、図1に示すように、付勢装置の一種である弾性部材としてのスプリングである圧縮コイルスプリング190が配設され、ピストン部材160が後退方向(小径有底穴部96の底面に接近する方向)に付勢されている。6つのガイドブロック78にはそれぞれ、前記部分凹部118のピストン部材160と対向する面に開口させられ、中心軸線に平行な方向に延びる有底穴192が形成され、大径部162の有底穴192と対向する部分に立設されたガイド部材としてのガイドピン194が嵌入させられるとともに、スプリング190が嵌挿されている。
本体部材20には、図1に示すように、その後端面200に開口し、後端面200から中心軸線に平行な方向に延びる有底穴202が形成され、第2有底穴を構成するとともに、第2ピストン部材たるピストン部材204のピストン部206がOリング208によりシールされて液密かつ軸方向に摺動可能に嵌合されている。本チャックでは、有底穴202は前記有底穴90と同心に形成され、有底穴90,202は本体部材20と同心に形成されている。また、本チャックでは、ピストン部206の直径は、前記ピストン部材160のピストン部である小径部166の直径より大きくされている。その理由については後述する。ピストン部材204は、ピストンロッド部210を備えている。ピストンロッド部210は、ピストン部206から後方へ延び出させられ、後端面200に固定されたロッドカバー212を通って、ロッドカバー212から後方へ突出させられている。
ロッドカバー212は、横断面形状が円形の筒状を成し、その前端部が有底穴202にOリング213によりシールされて液密に嵌合されるとともに、前端部に隣接して設けられた半径方向外向きのフランジ部214が後端面200に着座させられ、複数のボルト215により本体部材20に固定されており、ピストンロッド部210は、ロッドカバー212にOリング216によりシールされて液密かつ摺動可能に嵌合されている。有底穴202の開口はロッドカバー212により閉塞され、ピストン部206の後方側(ロッドカバー212側)に液室218が形成されている。
また、有底穴202の底面とピストン部206との間の部分であって、ピストン部206の前方側の部分は、本体部材20に形成された通路219によって大気に連通させられ、大気室220が形成されている。本チャックにおいては、本体部材20の有底穴202が形成された部分が第2シリンダ部たるシリンダ部18を構成し、有底穴202がシリンダ部18のシリンダボアを構成し、シリンダ部18が第2ピストン部たるピストン部206と共同して第2液室たる液室218を形成している。ピストン部材204は、液室218への作動液の流入および大気室220からの空気の流出により前進し、液室218からの作動液の流出および大気室220への空気の流入により後退する。
ピストン部材204は、図1に示すように、ロッドカバー212との間に設けられた相対回転阻止装置222により、本体12に対する相対回転を阻止されている。相対回転阻止装置222は、係合凹部たる切欠224および係合突部226を含む。本チャックにおいては、ロッドカバー212の直径方向に隔たった2箇所にそれぞれ、切欠224が、ロッドカバー212の後端面に開口し、軸方向に延びる状態で設けられ、ピストンロッド部210の直径方向に隔たった2箇所からそれぞれ、係合突部226が突出させられ、切欠224に相対移動可能に嵌合されている。
ピストンロッド部210のロッドカバー212から後方への突出端部には、雄ねじ部230が設けられ、連結部材232が螺合により着脱可能に取り付けられている。本連結部材232は、横断面形状が円形を成し、軸方向の両端面にそれぞれ開口して、有底の雌ねじ穴234,236が形成されている。雌ねじ穴234,236は径を異にし、連結部材232は、径が小さい方の雌ねじ穴234において、ピストンロッド部210の雄ねじ部230に螺合され、径が大きい方の雌ねじ穴236においてドローバー240の雄ねじ部242に螺合され、ドローバー240とピストン部材204とを連結している。それにより、ピストン部材204はドローバー240と一体的に移動させられる。連結部材232の雌ねじ穴236が形成された部分が連結部を構成している。
ドローバー240は主軸38内に軸方向に移動可能に配設され、ドローバー移動装置244により移動させられ、前進,後退させられる。本ドローバー移動装置244は、例えば、流体圧アクチュエータの一種である流体圧シリンダたるエアシリンダであって、単動式のエアシリンダを駆動源として構成されている。このエアシリンダは、ドローバー240を後退させ、引き込む方向への移動がスプリングの付勢により行われ、ドローバー240を前進させる方向への移動がエア室への加圧エアの供給によって行われるように構成されている。ドローバー移動装置は、複動式のエアシリンダにより構成されてもよい。さらに、液室218と前記液室168とは、図1に示すように、本体部材20内に形成された接続通路250により接続されている。これら液室168,218および接続通路250には、作動液が充填されている。
以上のように構成されたチャックにおいては、ドローバー240の移動によりクランプ爪80が移動させられ、加工工具を把持,解放(クランプ,クランプ解除)する。クランプ爪80が加工工具を解放する状態では、ドローバー240およびピストン部材204は前進端位置に位置し、ピストン部材160は後退端位置に位置し、6つのクランプ爪80は本体12の中心軸線に直角な方向において最も中心軸線から離れた位置である拡開位置に位置する。
クランプ爪80に加工工具を把持させる際には、加工工具が6つのクランプ爪80の中に挿入される。そして、ドローバー移動装置244を構成するエアシリンダのエア室が大気に解放され、ドローバー240がスプリングの付勢により後退させられるとともに、ピストン部材204が後退させられる。それにより、液室218から作動液が押し出され、接続通路250を通って液室168へ流入させられ、ピストン部材160がスプリング190の付勢力に抗して前進させられる。それに伴って、係合凸部154と円環状溝174との嵌合により6つのクランプ爪80が一斉に前進させられるとともに、ガイド面140により案内されて中心軸線に接近する向きに移動させられる。この際、クランプ爪80はピストン部材160に対しては、狭幅部152および係合凸部154が溝176,174内を中心軸線に直角な方向に移動させられ、クランプ爪80の中心軸線への接近が許容される。また、キー146がキー溝120内を前進方向へ移動させられる。キー溝120は、ガイド面140と平行に形成されており、クランプ爪80はガイド面140の傾斜方向と平行な方向にのみ移動させられる。
クランプ爪80の移動は、クランプ面144が加工工具に接触し、被ガイド面142がガイド面140に密着することにより止められ、楔作用により6つのクランプ爪80が加工工具に押し付けられ、これを把持する。クランプ爪80は加工工具の被把持部の直径に応じた位置において停止し、本チャックによれば、被把持部の直径が異なる複数種類の加工工具を把持することができる。
クランプ爪80による加工工具の把持を解除する場合には、ドローバー移動装置244を構成するエアシリンダのエア室に加圧エアが供給される。それにより、ピストン部材160を前進させる向きに作用する力が減少させられ、スプリング190の付勢によりピストン部材160が後退させられ、液室168内の作動液が接続通路250へ流出させられて液室218内に流入し、ピストン部材204が前進させられる。ピストン部材160の後退時にクランプ爪80は、キー146がキー溝120内を後退方向へ移動させられ、狭幅部152および係合凸部154が溝176,174内を移動してピストン部材160に対して中心軸線から離間する向きに移動させられつつ、ピストン部材160と共に後退させられるが、キー146がキー溝120内を後退させられることにより、クランプ爪80は中心軸線から離間する向きに移動させられ、6つのクランプ爪80が拡開させられて加工工具から離間させられる。
このように本チャックにおいてはドローバー240によりピストン部材204が移動させられ、それによりピストン部材160が移動させられてクランプ爪80が移動させられるが、ドローバー240の移動ストロークは工作機械側において決まっている。そのため、ピストン部材160のピストン部である小径部166およびピストン部材204のピストン部206の各直径は、ピストン部材160について、クランプ爪80を中心軸線に直角な方向において加工工具の把持に必要な距離、移動させるストロークが得られる大きさに設定され、本チャックではピストン部206の直径の方が小径部166より大きくされている。
接続通路により接続される2つの液室はそれぞれ、第1,第2ピストン部の各前方に形成されてもよい。その実施形態を図5に基づいて説明する。
本実施形態のチャックは、図5に概略的に示すように、本体部材300に、その前端面と後端面とにそれぞれ開口させられて形成された有底穴302,304にそれぞれ、ピストン部材306,308の各ピストン部310,312が液密かつ摺動可能に嵌合され、各ピストン部310,312の前側に液室314,316が形成されるとともに、本体部材300内に設けられた接続通路318により接続されている。
本体部材300の前部に設けられたピストン部材306は、ピストン部310から前方へ突出部320が突出させられ、クランプ爪322と係合させられる。また、ピストン部310の後方には大気室324が形成されるとともに、第1ばね部材としての圧縮コイルスプリング326が配設され、ピストン部材306を前方へ付勢している。ピストン部310には、その後端面に開口する凹部330が形成され、スプリング326は、その一端部が凹部330内に収容されている。そのため、スプリング326は、ばね定数が小さく、長いコイルばねが圧縮されて収容され、付勢力の変化勾配が小さくなるようにされている。
本体部材300の後側に設けられたピストン部材308は、ピストン部312の後方に大気室340が設けられるととともに、第2ばね部材としての圧縮コイルスプリング342が配設され、前方へ付勢されている。また、ピストン部312には、ピストン部310と同様に、後端面に開口する凹部344が形成されるとともに、スプリング342の一端部が収容され、スプリング342はばね定数が小さいものとされている。スプリング342はスプリング326より、伸長状態における付勢力が大きいものとされている。さらに、ピストン部312からピストンロッド部346が後方へ延び出させられ、ドローバー348と連結される。
クランプ爪322が加工工具を把持する際には、ドローバー348が後退方向へ移動させられる。それにより、液室316,314内の作動液を介してピストン部材306に後退方向に作用するスプリング342の付勢力が減少させられ、ピストン部材306がスプリング326の付勢により前進させられる。ピストン部材306の前進およびピストン部材308の後退は、液室314から接続通路318を通って作動液が液室316に流入することにより許容される。そして、クランプ爪322が前進させられるとともに、中心軸線に接近する方向へ移動させられ、加工工具を把持する。把持を解除する際にはドローバー348が前進させられ、ピストン部材308が前進させられる。それにより、液室316内の作動液が接続通路318を通って液室314に流入し、ピストン部材306がスプリング326の付勢力に抗して後退させられ、クランプ爪322が後退させられつつ、中心軸線から離間する方向へ移動させられる。
このように本チャックにおいては、スプリング326の付勢によりクランプ爪322が加工工具を把持し、その把持は、スプリング342がピストン部材308を前進させ、ピストン部材306をスプリング326の付勢力に抗して後退させることにより解除される。ドローバー348は、クランプ爪322に加工工具を把持させる際、スプリング342の付勢力より大きい力でピストン部材308を後退させることとなるが、加工工具の把持の解除時には、そのピストン部材308を後退させる力を減少させれば、スプリング342の付勢によりピストン部材308が前進させられる状態が得られ、ドローバー348はピストン部材308に追従して移動させられるのみである。したがって、スプリング342を省略することも可能であるが、その場合には、ドローバー348がピストン部材308を前進させ、スプリング326の付勢力に抗して、すなわちクランプ爪322に加工工具を把持させるための力に抗してピストン部材306を後退させることとなり、ドローバー348に大きい圧縮力が作用するのに対し、本チャックによれば、そのような事態の発生が回避される。
クランプ爪を拡開させる拡開装置は、ばねにより構成されてもよい。その一例を図6および図7に示す。図6および図7には、テーパリングを外した状態が図示されている。また、前記実施形態のチャックの構成要素と同じ作用を成す構成要素については同一の符号を付して対応関係を示し、詳細な説明は省略する。本実施形態のチャックのクランプ爪380には、図6にクランプ爪380を取り出して示すように、クランプ面382および両側面に開口し、クランプ面382に対して直角に延びる切欠384が形成されるとともに、図7に示すように、6つのクランプ爪380の各切欠384にわたってリング状のばね390が嵌合されている。ばね390は、その両端部が、チャックの本体部材の中心軸線に平行な方向において重ねられ、縮径させられて切欠384に嵌合されており、切欠384の底面に係合し、6つのクランプ爪380を中心軸線から離間する向きに付勢している。切欠384の周縁には、ばね390の端面を切欠384内に円滑に導くための面取391が施されている。また、6つのガイドブロック392にはそれぞれ、その内周側面に開口するとともに、厚さ方向(本体部材の周方向)に貫通する切欠394が形成され、クランプ爪380と共にばね390が移動することを許容するようにされている。
6つのクランプ爪380が前進させられるとともに、中心軸線に接近する方向に移動させられるとき、ばね390は縮径させられてクランプ爪380の移動を許容する。6つのクランプ爪380が後退させられるとき、ばね390により付勢されて中心軸線から離間する方向に移動させられ、拡開させられて加工工具を解放する。
10:ドリル 12:本体 14:ガイド部 16,18:シリンダ部 20:本体部材 22:主軸 76:テーパリング 78:ガイドブロック 80:クランプ爪 82:テーパ内周面 84:テーパ外周面 88:前端面 90:有底穴 96:小径有底穴部 98:後ろ向き面 110:外周側面 116:後ろ向き面 120:キー溝 126:前向き面 128:スペーサ 136:ガイド溝 140:ガイド面 142:被ガイド面 144:クランプ面 146:キー 154:係合凸部 160:ピストン部材 166:小径部 168:液室 178:前端面 200:後端面 202:有底穴 204:ピストン部材 206:ピストン部 210:ピストンロッド部 212:ロッドカバー 218:液室 232:連結部材 240:ドローバー 250:接続通路 300:本体部材 302,304:有底穴 306,308:ピストン部材 310,312:ピストン部 314,316:液室 318:接続通路 320:突出部 322:クランプ爪 326,342:圧縮コイルスプリング 346:ピストンロッド部 348:ドローバー 380:クランプ爪 382:クランプ面 390:ばね 392:ガイドブロック

Claims (9)

  1. 中心軸線に添って前端側から後端側へ順にガイド部,第1シリンダ部および第2シリンダ部が形成され、前記ガイド部が、(a)前記中心軸線のまわりに放射状に広がり、内周側に開口した3つ以上のガイド溝と、(b)それらガイド溝の各々に対応して内周側向きで形成され、前端側ほど中心軸線に接近する向きに傾斜した3つ以上のガイド面とを備えた本体と、
    (c)前記第1シリンダ部に液密かつ摺動可能に嵌合されることによりその第1シリンダ部と共同して第1液室を形成する第1ピストン部と、(d)その第1ピストン部から前記ガイド部に向かって突出した突出部に前記3つ以上のガイド溝の各々に対応して設けられた3つ以上の第1係合部とを備えた第1ピストン部材と、
    前記3つ以上のガイド溝の各々に少なくとも前記ガイド面に平行な方向に移動可能に嵌合された3つ以上のクランプ爪であって、それぞれ、(e)前記3つ以上の第1係合部の各々と前記中心軸線に接近離間可能にかつ前記中心軸線に平行な方向の力を伝達可能に係合する第2係合部と、(f)前記ガイド面と接触する被ガイド面と、(g)前記ガイド溝から内周側へ突出した内周側端に把持対象物の外周面に接触可能に形成されたクランプ面とを備えたものと、
    (h)前記第2シリンダ部に液密かつ摺動可能に嵌合されることによりその第2シリンダ部と共同して第2液室を形成する第2ピストン部と、(i)その第2ピストン部から後方へ延び出したピストンロッド部とを備えた第2ピストン部材と、
    前記第1液室と前記第2液室とを接続する接続通路と
    を含み、前記第1液室,前記第2液室および前記接続通路が、前記第2ピストン部材が後退させられる際、前記第1ピストン部材が前進させられるように構成されたことを特徴とするチャック。
  2. 前記第1液室が前記第1ピストン部の後方に形成され、前記第2液室が前記第2ピストン部の後方に形成された請求項1に記載のチャック。
  3. 前記本体の前記ガイド部が、
    内周面が前端に向かって直径が直線的に減少するテーパ内周面とされたテーパリングと、
    そのテーパリングの内周側にそれぞれ固定的に配設され、互いに隣接するものとの間に前記ガイド溝を形成する3つ以上のガイド部材と
    を含み、前記テーパ内周面が前記ガイド面を構成する請求項1または2に記載のチャック。
  4. 前記本体が、前記第1シリンダ部と前記第2シリンダ部とが形成され、前記テーパリングと前記ガイド部材とを含む前記ガイド部が取り外し可能に固定される本体部材を含む請求項3に記載のチャック。
  5. 前記本体と前記クランプ爪との間に、前記第1ピストン部材の後退に伴って前記3つ以上のクランプ爪を拡開させる拡開装置が設けられた請求項1ないし4のいずれかに記載のチャック。
  6. 前記ガイド部材が、第1ガイド面としての前記テーパ内周面とは半径方向に関して反対向きに、前記第1ガイド面と同じ角度で同じ向きに傾斜させられた第2ガイド面を備える一方、前記クランプ爪が前記第2ガイド面と接触する第2被ガイド面を備え、かつ、前記テーパリングの後ろ向き面と前記ガイド部材の後ろ向き面とのいずれか一方が前記本体部材の前向き面に直接着座し、他方がスペーサを介して間接的に前記本体部材の前向き面に着座した状態で、前記テーパリングと前記ガイド部材とが前記本体部材に固定され、前記スペーサの厚さの調整により前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との相対位置が調整可能とされた請求項4に記載のチャック。
  7. 前記クランプ爪と前記ガイド部材との一方に、前記テーパ内周面の前記中心軸線に対する傾斜角度と同じ傾斜角度で傾斜したキー溝が設けられ、前記クランプ爪と前記ガイド部材との他方に、前記キー溝に嵌合するキーが設けられ、それらキー溝とキーとにより、前記第1ピストン部材の後退に伴って前記3つ以上のクランプ爪を拡開させる拡開装置が構成され、前記キー溝と前記キーとのうち前記ガイド部材に設けられるものの前記第1ガイド面に対向する側の側面が第2ガイド面を構成し、前記キー溝と前記キーとのうち前記クランプ爪に設けられるものの前記第2ガイド面に接触する側面が第2被ガイド面を構成する請求項6に記載のチャック。
  8. 前記第1係合部と第2係合部との一方が、前記中心軸線に直角な方向に延びる係合溝を備え、前記第1係合部と第2係合部との他方が、前記係合溝と摺動可能に嵌合する係合凸部を備えた請求項1ないし7のいずれかに記載のチャック。
  9. 前記第1ピストン部材と前記本体との間に、第1ピストン部材を後退方向に付勢する付勢装置が設けられた請求項1ないし8のいずれかに記載のチャック。
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