JP2011115017A - 無線給電システム及び無線給電システムの設計方法 - Google Patents

無線給電システム及び無線給電システムの設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準で保ちながら、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑えることができる無線給電システム及びその設計方法を得る。
【解決手段】車両幅Aを有し、中心線CL8上に軸心21xが位置するように、受電用コイル横幅D2の受電用コイル21が設置された車両8を対象とし、路面枠幅Wを有する矩形状の駐車場枠9内に中心線CL9上に軸心11xが位置するように埋め込まれて設置された送電用コイル横幅D1を有する送電用コイル11を含む構成を採る。そして、この構成において、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2のうち小さくない方を示す最大コイル形成幅Dmaxを用いて、路面枠幅W、車両幅A、送電用コイル横幅D1、及び受電用コイル横幅D2は、式{Dmax≧W−A}を満足するように設定される。
【選択図】図2

Description

この発明は、駐車場等の路面枠内に埋め込まれて設けられる送電用コイルにより、路面枠内に駐車された電動車両に搭載される受電用コイルに無線給電する無線給電システム及びその設計方法に関する。
昨今、電気自動車及びハイブリッド自動車など、大容量のバッテリが搭載された電動車両が普及しつつある。このような電動車両への充電については現在、有線給電方式が主に検討されている。しかしながら、有線給電方式は給電時の有線による接続に手間を要する、屋外で電動車両を充電する場合、雨天時における感電対策が必要になる等の種々の問題がある。
そこで、電動車両のバッテリを充電するために、駐車場に設置された送電用コイル(一次側コイル)から電動車両に搭載された受電用コイル(二次側コイル)へ無線により送電を行う車両用無線給電装置を有する無線給電システムが検討されている。
現在一般に使用されている無線給電方式として送電用コイルと受電用コイルに共通に磁束を交差させる電磁誘導方式が存在する。しかし、電磁誘導方式は送電用コイル,受電用コイル間を約10cm以内に近接配置する必要があること、また、コイル(送電用コイル,受電用コイル)間の水平方向の位置ズレが約数cm程度であっても大きく給電効率が低下してしまうという問題がある。
一方、電磁気学でいう近傍界における、電界あるいは磁界によるコイル間の共鳴現象を利用して給電する共鳴方式が近年着目されている。共鳴方式による送電においては、車両に設けられた二次側コイルが、駐車場に設けられた一次側コイルに対し、磁場の共鳴によって磁気的に結合されることにより、一次側コイルから無線により電力を受電する。例えば、特許文献1には、共鳴方式による送電を行う車両用無線給電装置が示されている。
また、共鳴方式ではコイル間の距離を数m程度の比較的長距離に設定しても、数kWの大電力を送電することが可能であることが、例えば、非特許文献1に開示されている。
このような共鳴方式及び電磁誘導方式を含む無線給電方式を採用した無線給電システムを駐車場等の路面枠において実現する場合、路面内に送電用コイルを埋め込んで配置する方式が考えられる。この路面埋込方式は、所定の壁や天井に送電用コイルを設置する方式に比べ、設置スペースの効率化において優位性を有している。すなわち、路面埋込方式では送電用コイルが埋め込まれた路面枠上に電動車両が配置されることになるため、送電用コイル用に別途スペースを設ける必要がない点において、他の方式に比べてスペース効率が優れている。
一般に、無線給電システムにおいて、送電用コイルと受電用コイルとの間の平面位置関係が、理想的な平面位置関係から大きくずれるほど、無線送電の効率がより悪化する。ここで、共鳴方式による無線送電は、送電用コイルと受電用コイルとの平面位置関係の位置ズレの大きさに応じて送電効率が悪化する程度が、他の方法に対して比較的小さい。しかしながら、共鳴方式による無線送電においても、送電用コイルと受電用コイルとの上記位置ズレは小さい方がより好ましい。
したがって、路面埋込方式を採用した無線給電システムに設けられる路面枠内において、受電用コイルを送電用コイルとの平面位置関係が近接するように電動車両を駐車することは、充電時間の短縮及び省電力化のために重要である。なお、送電用コイルと受電用コイル間の電力伝送における基本特性及び位置ズレ特性についての考察が例えば非特許文献2において開示されている。
特開2009−106136号公報
Andre Kurs 他、"Wireless Power Transfer via Strongly Coupled Magnetic Resonances"、Science Vol. 317. no. 5834、pp.83-86、2007年7月6日、URL: http://www.sciencemag.org/cgi/reprint/317/5834/83.pdf 居村岳広他「近傍界用磁界アンテナの共振を利用した高効率電力伝送の解析と実験−基本特性と位置ずれ特性−」、電気学会産業応用部門大会講演論文集、巻:2008 号:2 頁:II.539-II.542 、URL:http://mizugaki.iis.u-tokyo.ac.jp/paper_2009/papers/imura/2_62.pdf
路面埋込方式を採用した無線給電システムにおいては、路面枠の幅寸法が大きいと電動車両の駐車位置によってコイル間の平面位置関係における位置ズレが大きくなる可能性があり、位置ズレが大きくなるとコイル間の給電効率が低下してしまうという問題があった。
(電動)車両を駐車する場合において矩形状の路面枠内での長さ方向(縦方向)の位置ズレは車両を前進あるいは後退させることにより修正は比較的容易である。一方、路面枠内での幅方向(横方向)の位置ズレは一度切り返し処理を行う必要があり面倒である。すなわち、幅方向の位置ズレは解消することが比較的困難である。
したがって、上記幅方向の位置ズレによるコイル間の給電効率の低下を最小限に抑えるため、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅のうち、少なくとも一方の形成幅を大きくすることが考えられる。
しかしながら、(送電用,受電用)コイルの形成幅を大きくするということは、必然的にコイルの製造コストが増加するという問題点があった。さらに、受電用コイルの形成幅を大きくすると電動車両内における受電用コイルの設置スペースの確保が困難となったり、車両重量の増加を招いたりする問題点があり、一方、送電用コイルの形成幅を大きくすると送電用コイルの路面内への設置コストが増加するという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準で保ちながら、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑えることができる無線給電システム及びその設計方法を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の無線給電システムは、所定の路面幅を有する矩形状の路面枠内の第1の配置位置に埋め込まれて設けられた送電用コイルを有する無線給電システムであって、前記送電用コイルは、磁力が変動する磁場を出力し、所定の車幅を有する所定の車両内の第2の配置位置に搭載された受電用コイルに対して無線により電力を供給可能であり、前記送電用コイルは前記路面枠の幅方向において第1の形成幅を有し、前記受電用コイルは前記車両の幅方向において第2の形成幅を有し、前記路面枠内に前記所定の車両を駐車する際に前記送電用コイルと前記受動用コイルとの前記路面枠内における長さ方向の平面位置を一致させた場合、前記送電用コイルから前記受電用コイルへの給電効率が必ず所定の給電効率以上になるように、前記所定の路面幅、前記所定の車幅、前記第1及び第2の配置位置並びに前記第1及び第2の形成幅を設定したことを特徴とする。
請求項2記載の無線給電システムは、請求項1記載の無線給電システムであって、前記送電用コイルから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記送電用コイル,前記受電用コイル間の磁気的結合により行われ、前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記第1の配置位置の前記路面枠の幅方向中心線からの所定方向への第1の偏位量をm1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記所定の路面幅をW、前記所定の車幅をA、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとしたとき、第1式{Dmax≧W−A+2|m1−m2|}を満足するように、前記所定の路面幅W、前記所定の車幅A、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定したことを特徴とする。
請求項3記載の無線給電システムは、請求項2記載の無線給電システムであって、前記第1の偏位量m1は“0”を含む。
請求項4記載の無線給電システムは、請求項2あるいは請求項3記載の無線給電システムであって、前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは互いに等しいことを特徴とする。
請求項5記載の無線給電システムは、請求項2記載の無線給電システムであって、前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは共に“0”を含み、前記所定の車両は前記所定の車幅Aが1650mm以上の車両を含み、前記代表形成幅Dmaxは1350mm以上の幅を含む。
請求項6記載の無線給電システムは、請求項2記載の無線給電システムであって、前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは共に“0”を含み、前記所定の車両は前記所定の車幅Aが1450mm以上、1500mm以下の車両を含み、前記代表形成幅Dmaxは950mm以上の幅を含む。
請求項7記載の無線給電システムは、路面枠内の第1の配置位置に埋め込まれて設けられた送電用コイルを有する無線給電システムであって、前記送電用コイルは、磁力が変動する磁場を出力し、所定の車両内の第2の配置位置に搭載された受電用コイルに対して無線により電力を供給可能であり、前記送電用コイルから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記送電用コイル,前記受電用コイル間の磁気的結合により行われ、前記送電用コイルは前記路面枠の幅方向において第1の形成幅を有し、前記受電用コイルは前記車両の幅方向において第2の形成幅を有し、前記路面枠は前記所定の車両における一対の後輪に対応して、前記所定の車両の前記路面枠への駐車時に前記一対の後輪をその内部に位置決め可能な一対の位置決め部を有し、前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記第1の配置位置の前記路面枠の幅方向中心線からの所定方向への第1の偏位量をm1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとし、前記一対の位置決め部の幅方向における内側寸法をPi、外側寸法をPoとし、前記一対の後輪の幅方向における内側寸法をTi、外側寸法をToとし、2つの差分値(Ti−Pi)及び(Po−To)のうち小さくない方を代表差分値Gとしたとき、第2式{Dmax≧G+2|m1−m2|}を満足するように、前記一対の位置決め部の幅方向における内側寸法Pi及び外側寸法Po、前記一対の後輪の幅方向における内側寸法Ti及び外側寸法To、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定することを特徴とする。
請求項8記載の無線給電システムは、請求項1記載の無線給電システムであって、前記路面枠は幅方向において互いに隣接配置される一方及び他方の路面枠を含み、前記送電用コイルは、各々が前記第1の形成幅を有し、前記一方及び他方の路面枠内に設けられる一方及び他方の送電用コイルを含み、前記一方及び他方の送電用コイルは幅方向において隣接するように前記一方及び他方の路面枠内の一方の配置位置及び他方の配置位置に設けられ、前記第1の配置位置は前記一方及び他方の配置位置を含み、前記一方及び他方の送電用コイルそれぞれから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記一方及び他方の送電用コイルそれぞれと前記受電用コイルとの間の磁気的結合により行われ、前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記一方及び他方の配置位置の前記一方及び他方の路面枠の幅方向中心線からの所定方向への一方及び他方の偏位量のいずれかを第1の偏位量m1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記所定の路面幅をW、前記所定の車幅をA、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとしたとき、前記一方及び他方の路面枠それぞれにおいて第3式{D≧W−A+2|m1−m2|}を満足するように、前記所定の路面幅W、前記所定の車幅A、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定したことを特徴とする。
この発明の係る請求項9記載の無線給電システムの設計方法は、所定の路面幅を有する矩形状の路面枠内の第1の配置位置に埋め込まれて設けられた送電用コイルを有する無線給電システムの設計方法であって、前記送電用コイルは、磁力が変動する磁場を出力し、所定の車幅を有する所定の車両内の第2の配置位置に搭載された受電用コイルに対して無線により電力を供給可能であり、前記送電用コイルは前記路面枠の幅方向において第1の形成幅を有し、前記受電用コイルは前記車両の幅方向において第2の形成幅を有し、前記無線給電システムの設計方法は、(a) 少なくとも前記所定の車両の前記所定の車幅を事前に設定するステップと、(b) 前記路面枠内に前記所定の車両を駐車する際に前記送電用コイルと前記受動用コイルとの前記路面枠内における長さ方向の平面位置を一致させた場合、前記送電用コイルから前記受電用コイルへの給電効率が必ず所定の給電効率以上になるように、前記所定の路面幅、前記第1及び第2の配置位置並びに前記第1及び第2の形成幅のうち少なくとも一つを設定することを特徴とする。
請求項10記載の無線給電システムの設計方法は、請求項9記載の無線給電システムの設計方法であって、前記送電用コイルから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記送電用コイル,前記受電用コイル間の磁気的結合により行われ、前記ステップ(b) は、前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記第1の配置位置の前記路面枠の幅方向中心線からの第1の偏位量をm1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの第2の偏位量をm2、前記所定の路面幅をW、前記所定の車幅をA、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとしたとき、第4式{Dmax≧W−A+2|m1−m2|}を満足するように、前記所定の路面幅W、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2のうち少なくとも一つを設定するステップを含む。
請求項11記載の無線給電システムの設計方法は、請求項10記載の無線給電システムの設計方法であって、前記第1の偏位量m1は“0”を含み、前記ステップ(a) は前記第1の偏位量m1を事前設定するステップをさらに含む。
請求項12記載の無線給電システムの設計方法は、請求項10あるいは請求項11記載の無線給電システムの設計方法であって、前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは互いに等しく、前記ステップ(a) は前記第1及び第2の偏位量m1及びm2を事前設定するステップをさらに含む。
請求項13記載の無線給電システムの設計方法は、請求項10記載の無線給電システムの設計方法であって、前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは共に“0”を含み、前記所定の車両は前記所定の車幅Aが1650mm以上の車両を含み、前記代表形成幅Dmaxは1350mm以上の幅を含み、前記ステップ(a) は前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに所定の路面幅Wを事前設定するステップをさらに含む。
請求項14記載の無線給電システムの設計方法は、請求項10記載の無線給電システムの設計方法であって、前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは共に“0”を含み、前記所定の車両は前記所定の車幅Aが1450mm以上、1500mm以下の車両を含み、前記代表形成幅Dは950mm以上の幅を含み、前記ステップ(a) は前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに路面枠Wを事前設定するステップをさらに含む。
この発明に係る請求項15記載の無線給電システムの設計方法は、路面枠内の第1の配置位置に埋め込まれて設けられた送電用コイルを有する無線給電システムの設計方法であって、前記送電用コイルは、磁力が変動する磁場を出力し、所定の車両内の第2の配置位置に搭載された受電用コイルに対して無線により電力を供給可能であり、前記送電用コイルから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記送電用コイル,前記受電用コイル間の磁気的結合により行われ、前記送電用コイルは前記路面枠の幅方向において第1の形成幅を有し、前記受電用コイルは前記車両の幅方向において第2の形成幅を有し、前記路面枠は前記所定の車両における一対の後輪に対応して、前記所定の車両の前記路面枠への駐車時に前記一対の後輪をその内部に位置決め可能な一対の位置決め部を有し、前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記第1の配置位置の前記路面枠の幅方向中心線からの所定方向への第1の偏位量をm1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとし、前記一対の位置決め部の幅方向における内側寸法をPi、外側寸法をPoとし、前記一対の後輪の幅方向における内側寸法をTi、外側寸法をToとし、2つの差分値(Ti−Pi)及び(Po−To)のうち小さくない方を代表差分値Gとし、前記無線給電システムの設計方法は、(a) 少なくとも前記所定の車両の前記一対の後輪の幅方向における内側寸法Ti及び外側寸法Toを事前に設定するステップと、(b) 第5式{Dmax≧G+2|m1−m2|}を満足するように、前記一対の位置決め部の幅方向における内側寸法Pi及び外側寸法Po、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2の少なくとも一つを設定するステップとを備える。
請求項16記載の無線給電システムの設計方法は、請求項9記載の無線給電システムの設計方法であって、前記路面枠は幅方向において互いに隣接配置される一方及び他方の路面枠を含み、前記送電用コイルは、各々が前記第1の形成幅を有し、前記一方及び他方の路面枠内に設けられる一方及び他方の送電用コイルを含み、前記一方及び他方の送電用コイルは幅方向において隣接するように前記一方及び他方の路面枠内の一方の配置位置及び他方の配置位置に設けられ、前記第1の配置位置は前記一方及び他方の配置位置を含み、前記一方及び他方の送電用コイルそれぞれから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記一方及び他方の送電用コイルそれぞれと前記受電用コイルとの間の磁気的結合により行われ、前記無線給電システムの設計方法は、(a) 少なくとも前記所定の車両の前記所定の車幅を事前に設定するステップと、(b) 前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記一方及び他方の配置位置の前記一方及び他方の路面枠の幅方向中心線からの所定方向への一方及び他方の偏位量のいずれかを第1の偏位量m1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記所定の路面幅をW、前記所定の車幅をA、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとしたとき、前記一方及び他方の路面枠それぞれにおいて第6式{Dmax≧W−A+2|m1−m2|)}を満足するように、前記所定の路面幅W、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2のうち少なくとも一つを設定したことを特徴とする。
この発明における請求項1記載の無線給電システムは、路面枠内に所定の車両を駐車する際に送電用コイルと受動用コイルとの路面枠内における長さ方向の平面位置を一致させた場合、送電用コイルから受電用コイルへの給電効率が必ず所定の給電効率以上になるように、所定の路面幅、所定の車幅、第1及び第2の配置位置並びに第1及び第2の形成幅を設定している。
このため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準(所定の給電効率以上)で保ちながら、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑えることができる効果を奏する。
請求項2記載の無線給電システムは、上記第1式を満足するように、所定の路面幅W、所定の車幅A、第1及び第2の配置量m1及びm2並びに第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定しているため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレの最大値を代表形成幅Dmaxの半分に留めることができる。
このため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準(80%以上)で保ちながら、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑えることができる効果を奏する。
請求項3記載の無線給電システムは、第1の偏位量m1を“0”、すなわち、送電用コイルを路面枠の幅方向中心線上に配置することにより、所定の車両への受電用コイルの第2の配置位置が標準化されていない場合においても、受電用コイルの第2の偏位量m2に応じて送電用コイルの第1の形成幅D1を最小限に設定することができる。すなわち、第2の偏位量m2が所定の車両の幅方向中心線から上記所定方向あるいは上記所定方向と反対方向のいずれの偏位であっても、最小限の第1の形成幅D1で一定の水準の給電効率を確保することができる。
請求項4記載の無線給電システムにおいて、第1の偏位量m1及び第2の偏位量を同一にすることにより、送電用コイルの第1の形成幅D1及び受電用コイルの第2の形成幅D2をそれぞれ最小限に抑えながら、一定の水準の給電効率を確保することができる。
請求項5記載の無線給電システムは、所定の車幅が1650mm以上の普通自動車に分類される車両を対象としており、この場合、路面枠の路面幅Wは3000mm以下になる場合が多いため、上記第1式により、代表形成幅Dmaxを1350mm以上にすることにより、一定の水準の給電効率を確保することができる。
請求項6記載の無線給電システムは、所定の車幅が1450mm以上、1500mm以下の軽自動車に分類される車両を対象としており、この場合、路面枠の路面幅Wは2400mm以下になる場合が多いため、上記第1式により、代表形成幅Dmaxを950mm以上にすることにより、一定の水準の給電効率を確保することができる。
請求項7記載の無線給電システムは、上記第2式を満足するように、一対の位置決め部の幅方向における内側寸法Pi及び外側寸法Po、一対の後輪の幅方向における内側寸法Ti及び外側寸法To、第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定しているため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレの最大値を代表形成幅Dmaxの半分に留めることができる。
このため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準(80%以上)で保ちながら、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑えることができる効果を奏する。
請求項8記載の無線給電システムは、一方及び他方の路面枠それぞれにおいて上記第3式を満足するように、所定の路面幅W、所定の車幅A、第1及び第2の偏位用m1及びm2、並びに第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定しているため、一方及び他方の送電用コイルと受電用コイルとの間の幅方向の位置ズレの最大値を代表形成幅Dmaxの半分に留めることができる。
このため、一方及び他方の送電用コイルと受電用コイルとの間の幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準(80%以上)で保ちながら、一方及び他方の送電用コイル並びに受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑えることができる効果を奏する。
さらに、一方及び他方の送電用コイルは幅方向において隣接するように一方及び他方の路面枠内の一方の配置位置及び他方の配置位置に設けられるため、一方及び他方の路面枠にたいする一方及び他方の送電用コイルを含む無線給電装置のスペース効率の向上を図ることができる。
この発明における請求項9記載の無線給電システムの設計方法は、ステップ(b) において、路面枠内に所定の車両を駐車する際に送電用コイルと受動用コイルとの路面枠内における長さ方向の平面位置を一致させた場合、送電用コイルから受電用コイルへの給電効率が必ず所定の給電効率以上になるように、所定の路面幅、第1及び第2の配置位置並びに第1及び第2の形成幅のうち少なくとも一つを設定している。
このため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準(所定の給電効率以上)で保ちながら、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑えた無線給電システムを設計することができる効果を奏する。
請求項10記載の無線給電システムの設計方法は、ステップ(b) において、上記第4式を満足するように、所定の路面幅W、第1及び第2の偏位量m1並びに第1及び第2の形成幅のうち少なくとも一つを設定しているため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレの最大値を代表形成幅Dmaxの半分に留めることができる。
このため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準(80%以上)で保ちながら、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑える無線給電システムを設計することができる効果を奏する。
請求項11記載の無線給電システムの設計方法で、第1の偏位量m1を“0”、すなわち、送電用コイルを路面枠の幅方向中心に配置することをステップ(a) で事前設定することにより、所定の車両への受電用コイルの第2の配置位置が標準化されていない場合においても、受電用コイルの第2の偏位量m2に応じて送電用コイルの第1の形成幅D1を最小限に設定することができる。すなわち、第2の偏位量m2が所定の車両の幅方向中心線から上記所定方向あるいは上記所定方向と反対方向のいずれの偏位であっても、最小限の第1の形成幅D1で一定の水準の給電効率を確保する無線給電システムを設計することができる。
請求項12記載の無線給電システムの設計方法において、ステップ(a) で第1の偏位量m1及び第2の偏位量m2を同一に事前設定することにより、ステップ(b) において送電用コイルの第1の形成幅D1及び受電用コイルの第2の形成幅D2をそれぞれ最小限に抑えながら、一定の水準の給電効率を確保する無線給電システムを設計することができる。
請求項13記載の無線給電システムの設計方法は、所定の車幅が1650mm以上の普通自動車に分類される車両を対象としており、この場合、ステップ(a) で事前設定される、路面枠の路面幅Wは3000mm以下に設定される場合が多いため、ステップ(b) において上記第4式に基づき、代表形成幅Dmaxを1350mm以上にして、一定の水準の給電効率を確保する無線給電システムを設計することができる。
請求項14記載の無線給電システムの設計方法は、所定の車幅が1450mm以上、1500mm以下の軽自動車に分類される車両を対象としており、この場合、ステップ(a) で事前設定される路面枠の路面幅Wは2400mm以下になる場合が多いため、ステップ(b) において上記第4式に基づき、代表形成幅Dmaxを950mm以上にして、一定の水準の給電効率を確保する無線給電システムを設計することができる。
この発明における請求項15記載の無線給電システムの設計方法は、ステップ(b) において、上記第5式を満足するように、一対の位置決め部の幅方向における内側寸法Pi及び外側寸法Po、第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに第1及び第2の形成幅D1及びD2の少なくとも一つを設定しているため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレの最大値を代表形成幅Dmaxの半分に留めることができる。
このため、送電用コイル,受電用コイル間の幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準(80%以上)で保ちながら、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑える無線給電システムを設計することができる効果を奏する。
請求項16記載の無線給電システムの設計方法は、ステップ(b) の実行時に、一方及び他方の路面枠それぞれにおいて上記第6式を満足するように、所定の路面幅W、所定の車幅A、第1及び第2の偏位用m1及びm2、並びに第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定しているため、一方及び他方の送電用コイルと受電用コイルとの間の幅方向の位置ズレの最大値を代表形成幅Dmaxの半分に留めることができる。
このため、一方及び他方の送電用コイルと受電用コイルとの間の幅方向の位置ズレによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を一定の水準(80%以上)で保ちながら、一方及び他方の送電用コイル並びに受電用コイルの形成幅の増加を必要最小限に抑えることができる効果を奏する。
さらに、一方及び他方の送電用コイルは幅方向において隣接するように一方及び他方の路面枠内の一方の配置位置及び他方の配置位置に設けられるため、一方及び他方の路面枠に対する一方及び他方の送電用コイルを含む無線給電装置のスペース効率の向上を図ることができる。
車両用無線給電装置の概略構成を示す説明図である。 この発明の実施の形態1である無線給電システムにおける駐車場枠及び車両の平面位置関係を模式的に示す説明図である。 この発明の実施の形態2である無線給電システムにおける駐車場枠及び車両の平面位置関係を模式的に示す説明図である。 この発明の実施の形態3である無線給電システムにおける駐車場枠及び車両の平面位置関係を模式的に示す説明図である。 この発明の実施の形態4である無線給電システムにおける駐車場枠及び車両の平面位置関係を模式的に示す説明図である。
<発明の原理>
共鳴方式において、種々の検討結果から、丸形コイルの場合、送電用コイル,受電用コイル間の水平方向の位置ズレがコイル半径以下の場合、送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を80%(所定の給電効率)以上確保可能であることが例えば非特許文献2において開示されている。
上記開示内容を幅方向の位置ズレとして着目し、送電用コイルと受動用コイルのうち幅方向の形成幅が大きい方を最大コイル形成幅と想定した場合、送電用コイル,受電用コイル間の水平方向の位置ズレが最大コイル形成幅の半分以下の場合、送電用コイル,受電用コイル間の給電効率が80%以上で実現可能であることを意味する。
そこで、本発明においては、所定の路面幅を有する矩形状の路面枠内に埋め込まれて配置された送電用コイルを有する無線給電システムにおいて、受電用コイルを有する電動車両を上記路面枠上に駐車した場合、路面枠の幅方向の位置ズレが最大の場合においても、送電用コイル,受電用コイル間の給電効率が80%以上得られるように、上記所定の路面幅、送電用コイルの形成位置及び形成幅(丸形コイルの場合は直径)を設定した無線給電システムを実現する。
このように、本願発明は路面枠内への車両を駐車する際の幅方向への位置ズレに着目して無線給電の効率化を図っている。すなわち、路面枠の長さ方向の上記位置ズレは“0”に修正可能であることを前提としている。また、路面枠の長さ方向と車両の長さ方向とが略平行になるように車両が路面枠内に駐車されることを前提としている。
<車両用無線給電装置>
図1は車両用の無線給電装置の概略構成を示す説明図である。同図において、(a),(b) 及び(c)は、 駐車場枠上に(電動)車両が駐車された状態を示す上面図、側面図及び背面図であり、(d) は受電用コイル及び送電用コイルの詳細構成を示す図である。
同図(c) に示すように、車両用無線給電装置1は、車両8のバッテリ23を充電するために、駐車場枠9の路面内に埋め込まれて配置された送電用コイル11から(電動)車両8に設けられた受電用コイル21に対して無線により電力を送電している。
以下、図1を参照して、無線給電装置1について説明する。同図(b) に示すように、無線給電装置1は、車両8が駐車する駐車場枠9及びその近くに設置される。同図(a) に示すように、路面枠幅W(所定の路面幅)を有する矩形状の駐車場枠9への車両8の進入方向91(の一例)が、片方向の矢印によって示されている。
無線給電装置1は、送電用コイル11、高周波電力生成部12及び交流電源14を備えている。一方、無線給電装置1の給電先となる車両8には、受電用コイル21、充電回路22、及び充電可能なバッテリ23とが設けられている。なお、車両8は、走行の動力源となるモータ及びそのモータの駆動回路などの他の構成要素も備えているが、本発明との関連性が無いため、図示を適宜省略している。
高周波電力生成部12は、例えば商用電源などの交流電源14から供給される電力を高周波数の電力へ変換し、その高周波数の電力を送電用コイル11へ供給する装置である。高周波電力生成部12は、駐車場枠9またはその近くに設置される。
送電用コイル11は、駐車場枠9内に埋め込まれて設けられ、高周波数の電力が供給されることにより、高周波数で磁力が変動する磁場を出力するコイルである。送電用コイル11は、磁力が変動する磁場を出力することにより、車両8に搭載された受電用コイル21に対して無線により電力を供給する。
一方、車両8に搭載された受電用コイル21は、送電用コイル11から無線により電力を受電する。
充電回路22は、受電用コイル21により得られる高周波数の電力をバッテリ23の仕様に合った直流電力へ変換し、その直流電力をバッテリ23に供給することにより、バッテリ23への充電を行う装置である。例えば、充電回路22は、高周波数の電力を整流する整流回路、または受電用コイル21により得られる高周波数の交流電圧を、バッテリ23の仕様に合った直流電圧へ変換するAC/DCコンバータ回路などである。
また、バッテリ23は、例えば、リチウムイオン電池またはニッケル水素電池などの充電可能な二次電池である。バッテリ23に蓄えられた電力は、車両8の車輪駆動用のモータ、及びその他の電装部品に供給される。
本実施の形態において、送電用コイル11から受電用コイル21への無線での電力の伝送は、共鳴方式による送電である。そのため、送電用コイル11及び受電用コイル21は、それぞれ自己共振コイルと電磁誘導コイルとを備えている。
即ち、同図(d) に示すように、送電用コイル11は、高周波電力生成部12に接続された一次側電磁誘導コイル112と、その一次側電磁誘導コイル112から電磁誘導によって電力を受電する一次側自己共振コイル111とを備えている。一次側電磁誘導コイル112は、高周波数で変動する電力が供給されることにより、高周波数で変動する磁場を出力する。また、一次側自己共振コイル111は、一次側電磁誘導コイル112から電磁誘導により電力を受電することによって高周波数で変動する磁場を出力する。そして、一次側自己共振コイル111は、受電用コイル211との間で磁場の共鳴により磁気的に結合されることによって受電用コイル211に対し電力を送電する。
また、受電用コイル21は、二次側自己共振コイル211と二次側電磁誘導コイル212とを備えている。二次側自己共振コイル211は、一次側自己共振コイル111に対し磁場の共鳴により磁気的に結合されることによって一次側自己共振コイル111から電力を受電するコイルである。また、二次側電磁誘導コイル212は、電磁誘導により二次自己共振コイル211から電力を受電するコイルである。この二次側電磁誘導コイル212により得られた電力は、有線伝送により充電回路22へ供給される。
同図(a)に示されるように、受電用コイル21は、車両8の幅方向における中心線CL8上に配置されている。さらに、同図(a),(b) に示されるように、受電用コイル21は、車両8の前後方向における後輪82の後端から予め定められた寸法分だけ後方の位置に配置されている。また、同図(b),(c) に示すように、受電用コイル21は車両8の底部に配置されている。
<実施の形態1>
図2はこの発明の実施の形態1である無線給電システムにおける駐車場枠9及び車両8の平面位置関係を模式的に示す説明図である。
実施の形態1での無線給電システムでは、車両幅A(所定の車幅)を有し、後方(図中下方向)の幅方向の中心線CL8上に軸心21x(中心)が位置(第3の配置位置)するように、受電用コイル横幅D2(第2の形成幅)の受電用コイル21が設置された車両8を対象としている。
一方、路面枠幅W(所定の路面幅)を有する矩形状の駐車場枠9の幅方向の中心線CL9上に軸心11x(中心)が位置(第1の配置位置)するように送電用コイル横幅D1(第1の形成幅)を有する送電用コイル11が駐車場枠9内に埋め込まれて配置される。なお、正確には、送電用コイル横幅D1は送電用コイル11の一次側自己共振コイル111(図1(d) 参照)の形成幅を意味し、受電用コイル横幅D2は受電用コイル21の二次側自己共振コイル211(図1(d) 参照)の形成幅を意味する。
したがって、送電用コイル11の中心線CL9からの送電用コイル偏位量m1(第1の偏位量)は“0”となり、受電用コイル21の中心線CL8からの受電用コイル偏位量m2(第2の偏位量)は“0”となる。
上記条件下において、駐車場枠9の路面枠幅W、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を以下のステップ(a) ,(b) を経て設計する。
(a) 車両8における車両幅A及び送電用コイル偏位量m1(=“0”),受電用コイル偏位量m2(=“0”)を事前設定する。
(b) 駐車場枠9内に車両幅Aの車両8を駐車する際に送電用コイル11の軸心11xと受電用コイル21の軸心21xとの駐車場枠9内における長さ方向の位置を一致させた場合、少なくとも送電用コイル11から受電用コイル21への給電効率が80%(所定の給電効率)以上になるように、路面枠幅W、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を設定する。
具体的には、ステップ(b) において以下の式(1)を満足するように、ステップ(a) で事前設定されなかった設計パラメータである、路面枠幅W、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を設定する。
Dmax≧W−A・・・(1)
なお、式(1)において、Dmaxは、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2のうち小さくない方を示す最大コイル形成幅(代表形成幅)を意味する。
このように、実施の形態1の無線給電システムの設計方法は、上記ステップ(b) において、上記式(1)を満足するように駐車場枠9の路面枠幅W、送電用コイル11の送電用コイル横幅D1、及び車両8の受電用コイル21の受電用コイル横幅D2を設計することにより、駐車場枠9内に車両8を駐車した場合における駐車場枠9の幅方向における送電用コイル11の軸心11xと受電用コイル21の軸心21xとの幅方向ズレ量ΔDは最大で最大コイル形成幅Dmaxの半分に抑えることができる。
その結果、駐車場枠9内に車両8をどのように駐車しても、幅方向ズレ量ΔDの最大値が最大コイル形成幅Dmaxの半分以下になるため、送電用コイル,受電用コイル間の給電効率を確実に一定の水準である80%以上にすることができる。
したがって、最大コイル形成幅Dmaxの増加を必要最小限に抑え、かつ、送電用コイル11,受電用コイル21間の幅方向ズレ量ΔDによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率の低下を必要最小限に抑えた無線給電システムを得ることができる。
加えて、実施の形態1の無線給電システムの設計方法で、送電用コイル偏位量m1を“0”、すなわち、送電用コイル11を駐車場枠9の中心線CL9上に配置することをステップ(a) で事前設定している。実施の形態1では受電用コイル偏位量m2も“0”と事前設定されていたが、仮に車両8の受電用コイル偏位量m2が標準化されていない場合においても、受電用コイル偏位量m2に応じて送電用コイル11の送電用コイル横幅D1を最小限に設定することができる。すなわち、受電用コイル偏位量m2が車両8中心線CL8から右方向あるいは左方向のいずれの偏位であっても、最小限の送電用コイル横幅D1で一定の水準の給電効率を確保する無線給電システムを設計することができる。
さらに、実施の形態1の無線給電システムの設計方法において、ステップ(a) で送電用コイル偏位量m1及び受電用コイル偏位量m2を送電用コイル偏位量m1及び第2の偏位量を同一値に事前設定することにより、ステップ(b) において、上記式(1)に基づき送電用コイルの第1の形成幅D1及び受電用コイルの第2の形成幅D2をそれぞれ最小限に抑えながら、一定の水準の給電効率を確保する無線給電システムを設計することができる。
(設計方法の変形例1)
一般に普通自動車として分類される車両を車両8とする場合は、無線給電システムの設計方法は以下のように変形できる。
ステップ(a) において、車両8の車両幅Aを1650mm以上の値で事前設定する。さらに、ステップ(a) において路面枠幅Wも普通自動車用で多く用いられる3000mm以下で事前設定するようにする。
その結果、ステップ(b) において上記式(1)に基づき、代表形成幅Dmaxを1350mm以上にして、一定の水準の給電効率を確保する無線給電システムを設計することができる。
(設計方法の変形例2)
一般に軽自動車として分類される車両を車両8とする場合は、無線給電システムの設計方法は以下のように変形できる。
ステップ(a) において、車両8の車両幅Aを1450mm以上、1500mm以下の値で事前設定する。さらに、ステップ(a) において路面枠幅Wも軽自動車用で多く用いられる2400mm以下で事前設定するようにする。
その結果、ステップ(b) において上記式(1)に基づき、代表形成幅Dmaxを950mm以上にして、一定の水準の給電効率を確保する無線給電システムを設計することができる。
<実施の形態2>
図3はこの発明の実施の形態2である無線給電システムにおける駐車場枠9及び車両8の平面位置関係を模式的に示す説明図である。
実施の形態2での無線給電システムでは、車両幅Aを有し、後方の中心線CL8上から受電用コイル偏位量m2分図中左方向(所定方向の反対方向)に離れて軸心21xが位置(第2の配置位置)するように、受電用コイル横幅D2の受電用コイル21が設置された車両8を対象としている。
一方、路面枠幅Wを有する矩形状の駐車場枠9の中心線CL9上から送電用コイル偏位量m1分図中右方向(所定方向)に離れて軸心11xが位置(第1の配置位置)するように、送電用コイル横幅D1を有する送電用コイル11が駐車場枠9内に埋め込まれて配置される。
したがって、幅方向において右方向を正、左方向を負とすると、送電用コイル11の中心線CL9からの送電用コイル偏位量m1は正の値となり、受電用コイル21の中心線C8からの受電用コイル偏位量m2は負の値となる。
上記条件下において、駐車場枠9の路面枠幅W、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を以下のステップ(a) ,(b) を経て設計する。
(a) 車両8における車両幅A、受電用コイル偏位量m2(<0)並びに駐車場枠9の送電用コイル偏位量m1(>0)を事前設定する。
(b) 駐車場枠9内に車両幅Aの車両8を駐車する際に送電用コイル11の軸心11xと受電用コイル21の軸心21xとの駐車場枠9内における長さ方向の位置を一致させた場合、少なくとも送電用コイル11から受電用コイル21への給電効率が80%以上になるように、路面枠幅W、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を設定する。
具体的には、ステップ(b) において以下の式(2)を満足するように、ステップ(a) で事前設定されなかった設計パラメータである、路面枠幅W、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を設定する。
Dmax≧W−A+2|m1−m2|・・・(2)
なお、式(2)において、Dmaxは、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2のうち小さくない方を示す最大コイル形成幅を意味する。
このように、実施の形態2の無線給電システムの設計方法は、上記式(2)を満足するように駐車場枠9の路面枠幅W、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を設計することにより、駐車場枠9内に車両8を駐車した場合における駐車場枠9の幅方向における送電用コイル11の軸心11xと受電用コイル21の軸心21xとの幅方向ズレ量ΔDは最大で最大コイル形成幅Dmaxの半分に抑えることができる。
その結果、駐車場枠9内に車両8をどのように駐車しても、実施の形態1と同様、送電用コイル11,受電用コイル21間の給電効率を確実に80%以上にすることができるため、最大コイル形成幅Dmaxの増加を必要最小限に抑え、かつ、幅方向ズレ量ΔDによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率の低下を必要最小限に抑えた無線給電システムを得ることができる。
<実施の形態3>
図4はこの発明の実施の形態3である無線給電システムにおける駐車場枠19及び車両18の平面位置関係を模式的に示す説明図である。
実施の形態3での無線給電システムでは、後方(図中下方向)における幅方向の中心線CL18上に軸心21x(図示省略)が位置するように、受電用コイル横幅D2の受電用コイル21が設置され、一対の後輪82の幅方向における内側寸法をTi、外側寸法をToとした車両18を対象としている。
一方、矩形状の駐車場枠19の中心線CL19上に軸心11x(図示省略)が位置するように送電用コイル横幅D1を有する送電用コイル11が駐車場枠19内に埋め込まれて配置される。
したがって、送電用コイル11の中心線CL19からの送電用コイル偏位量m1は“0”となり、受電用コイル21の中心線CL18からの受電用コイル偏位量m2は“0”となる。
さらに、実施の形態3の無線給電システムにおいては、車両18の一対の後輪82に対応して、車両18の駐車場枠19への駐車時に一対の後輪82を内部に位置決め可能な一対の位置決め部である一対の輪止め80を有している。この一対の輪止め80は幅方向における内側寸法をPi及び外側寸法Poを有している。
上記条件下において、駐車場枠19の送電用コイル横幅D1、受電用コイル横幅D2、及び後輪位置決め内側寸法Pi、後輪位置決め外側寸法Poを以下のステップ(a) ,(b) を経て設計する。
(a) 車両18における車両後輪内側寸法Ti及び車両後輪外側寸法To並びに受電用コイル偏位量m2(=“0”)を事前設定する。
(b) 駐車場枠19内に車両18を駐車する際に送電用コイル11の軸心11xと受電用コイル21の軸心21xとの駐車場枠19内における長さ方向の位置を一致させた場合、少なくとも送電用コイル11から受電用コイル21への給電効率が80%以上になるように、後輪位置決め内側寸法Pi、後輪位置決め外側寸法Po、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を設定する。
具体的には、ステップ(b) において以下の式(3)を満足するように、ステップ(a) で事前設定されなかった設計パラメータである、後輪位置決め内側寸法Pi、後輪位置決め外側寸法Po、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を設定する。
Dmax≧G・・・(3)
なお、式(3)において、Dmaxは、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2のうち小さくない方を示す最大コイル形成幅を意味し、Gは、2つの差分値(Ti−Pi)及び(Po−To)のうち小さくない方を示す代表差分値Gを意味する。
このように、実施の形態3の無線給電システムの設計方法は、上記式(3)を満足するように一対の輪止め80の後輪位置決め内側寸法Pi及び後輪位置決め外側寸法Po並びに送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を設計することにより、一対の輪止め80内に収まるように一対の後輪82を位置決めして駐車場枠19内に車両18を駐車した場合における駐車場枠19の幅方向における幅方向ズレ量ΔDは最大で最大コイル形成幅Dmaxの半分に抑えることができる。
その結果、駐車場枠19内に車両18をどのように駐車しても、実施の形態1及び実施の形態2と同様、送電用コイル11,受電用コイル21間の給電効率を確実に80%以上にすることができるため、最大コイル形成幅Dmaxの増加を必要最小限に抑え、かつ、幅方向ズレ量ΔDによる送電用コイル,受電用コイル間の給電効率の低下を必要最小限に抑えた無線給電システムを得ることができる。
なお、実施の形態3では実施の形態1と同様、送電用コイル偏位量m1及び受電用コイル偏位量m2が“0”の場合で説明したが、実施の形態2のように、送電用コイル偏位量m1及び受電用コイル偏位量m2を有する場合は、上記式(3)に代えて式(4){Dmax≧G+2|m1−m2|・・・(4)}を用いることにより実現可能である。
<実施の形態4>
図5はこの発明の実施の形態4である無線給電システムにおける駐車場枠9a,9b及び車両8の平面位置関係を模式的に示す説明図である。
実施の形態4での無線給電システムでは、実施の形態2と同様、車両幅Aを有し、後方の中心線CL8上から受電用コイル偏位量m2分図中左方向に離れて軸心21xが位置(第2の配置位置)するように、受電用コイル横幅D2の受電用コイル21が設置された車両8を対象としている。
一方、路面幅方向に隣接する駐車場枠9a,駐車場枠9b(一方及び他方の路面枠)が配置され、駐車場枠9a,9bはそれぞれ路面枠幅Wを有する同一の矩形状を呈している。そして、駐車場枠9a及び駐車場枠9bは、共に同一の送電用コイル横幅D1を有する送電用コイル11a及び送電用コイル11b(一方及び他方の送電用コイル)を有している。
そして、無線給電装置1のスペース効率を鑑み、送電用コイル11a及び送電用コイル11bは幅方向において隣接して配置される。送電用コイル11a及び送電用コイル11bは共に高周波電力生成部12及び交流電源14(図1参照)を用いて駆動され、共に同一の送電用コイル横幅D1を有する。
すなわち、駐車場枠9aの中心線CL9a上から送電用コイル偏位量m1分図中右方向(所定方向)に離れて軸心11xaが位置(一方の配置位置)するように、かつ駐車場枠9bの中心線CL9b上から送電用コイル偏位量m1分図中左方向(所定方向と反対方向)に離れて軸心11xbが位置(他方の配置位置)するように、送電用コイル11a及び11bが駐車場枠9a及び9b内に埋め込まれて配置される。
したがって、幅方向において右方向を正、左方向を負とすると、駐車場枠9a内における送電用コイル11aの中心線CL9aからの送電用コイル偏位量m1は正の値となり、駐車場枠9b内における送電用コイル11bの中心線CL9bからの送電用コイル偏位量m1は負の値となり、受電用コイル21の中心線CL8からの受電用コイル偏位量m2は負の値となる。
上記条件下において、駐車場枠9a,9bの路面枠幅W、送電用コイル横幅D1、及び受電用コイル横幅D2を以下のステップ(a) 〜(b) を経て設計する。
(a) 車両8における車両幅A、送電用コイル偏位量m1(>0(駐車場枠9a),<0(駐車場枠9b))及び受電用コイル偏位量m2(<0)を事前設定する。
(b-1) 駐車場枠9a,9bのうち、送電用コイル偏位量m1の正負の値が受電用コイル偏位量m2の正負の値と異なる駐車場枠9aを設計対象とする。
(b-2) 駐車場枠9a内に車両幅Aの車両8を駐車する際に送電用コイル11aの軸心11xaと受電用コイル21の軸心21xとの駐車場枠9a内における長さ方向の位置を一致させた場合、少なくとも送電用コイル11aから受電用コイル21への給電効率が80%以上になるように、路面枠幅W、送電用コイル横幅D1、及び受電用コイル横幅D2を設定する。
具体的には、ステップ(b) において以下の式(5)を満足するように、路面枠幅W、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2を設定する。
Dmax≧W−A+2|m1−m2|・・・(5)
なお、式(5)において、Dmaxは、送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2のうち小さくない方を示す最大コイル形成幅を意味する。
このように、実施の形態4の無線給電システムの設計方法は、上記式(5)を満足するように駐車場枠9a,9bの路面枠幅W、送電用コイル11a及び11bの送電用コイル横幅D1並びに車両8の受電用コイル横幅D2を設計することにより、駐車場枠9a,9bのいずれか内に車両8を駐車した場合における駐車場枠9a,9bの幅方向における送電用コイル11aの軸心11xa,あるいは送電用コイル11bの軸心11xbと受電用コイル21の軸心21xとの幅方向ズレ量ΔDは最大で最大コイル形成幅Dmaxの半分に抑えることができる。
その結果、駐車場枠9a,9b内に車両8をどのように駐車しても、実施の形態1〜実施の形態3と同様、送電用コイル11aあるいは送電用コイル11bと受電用コイル21との間の給電効率を確実に80%以上にすることができるため、最大コイル形成幅Dmaxの増加を必要最小限に抑え、かつ、幅方向ズレ量ΔDによる送電用コイル11aあるいは11b,受電用コイル21間の給電効率の低下を必要最小限に抑えた無線給電システムを得ることができる。
さらに、各々が同一構成の送電用コイル11a及び11bは幅方向において隣接するように駐車場枠9a及び9b内に設けられるため、駐車場枠9a及び9bに対する送電用コイル11a及び11bを含む無線給電装置のスペース効率の向上を図ることができる。加えて、送電用コイル11a及び11bは同一構成で実現するため、送電用コイル11a及び11bの製造コストが増加することもない。
なお、ステップ(b-1)において、駐車場枠9aを設計対象としたのは、送電用コイル偏位量m1,受電用コイル偏位量m2間の正負が異なる駐車場枠9aの方が駐車場枠9bより設計条件が厳しくなる(他のパラメータが共通の場合、最大コイル形成幅Dmaxを大きくする必要がある)からである。したがって、式(5)を満足すれば、駐車場枠9aは勿論、必然的に駐車場枠9bも幅方向ズレ量ΔDによる送電用コイル11b,受電用コイル21間の給電効率の低下を必要最小限に抑えることができる。
なお、実施の形態4では実施の形態2の無線給電システムの駐車場枠9から駐車場枠9a,9bに拡張した構成を示したが、実施の形態3の一対の輪止め80を有する無線給電システムの駐車場枠9から駐車場枠9a,9bに拡張することも勿論可能である。この場合、駐車場枠9a,9bの路面枠幅W並びに送電用コイル11a,11bの送電用コイル横幅D1及び受電用コイル横幅D2は、式(6){Dmax≧G+2|m1−m2|・・・(6)}を満足するように設計すればよい。
<その他>
なお、電磁誘導方式による送電においても、背景技術で述べた問題点が徐々に解消され、比較的大きな電力を数百ミリメートル先まで送電できる技術が実用化されつつある。そのような技術を用いることにより、近い将来、電磁誘導方式が、送電用コイルから電動車両の受電用コイルへの電力送電の手法として採用されることも十分考えられる。
この場合、本発明を上記電磁誘導方式の送電用コイル及び受電用コイルに対しても適用することができる。例えば、所定の路面幅を有する矩形状の路面枠内に埋め込まれて配置された送電用コイルを有する電磁誘導方式の無線給電システムにおいて、上記路面枠内に受電用コイルを有する電動車両を駐車した場合、路面枠の幅方向の位置ズレが最大の場合においても、電磁誘導方式における送電用コイル,受電用コイル間の給電効率が所定の給電効率以上得られるように、上記所定の路面幅、送電用コイル及び受電用コイルの形成幅(丸形コイルの場合は直径)等を設定した電磁誘電方式の無線給電システムを設計方法が実現する。
なお、上述した実施の形態では、無線給電システムの設計方法として、ステップ(a) において、車両幅A、送電用コイル偏位量m1及び受電用コイル偏位量m2、車両後輪の内側寸法Ti、及び外側寸法To等を事前設定したが、送電用コイル偏位量m1、受電用コイル偏位量m2については事前設定することなく、ステップ(b) の段階で対応する数式を満足するように設計する対応も考えられる。
また、上述した実施の形態では、路面枠として駐車場枠9を示したが、所定の形成幅を有する道路に送電用コイルを埋め込んだ際、駐車場枠9に対応する矩形状の仮想的な路面枠(下方に送電用コイルが埋め込まれている路面枠)を想定した場合、走行中の電動車両を道路における上記仮想的な路面枠内に停止させることにより、実施の形態1〜実施の形態4の無線給電システムと同様なシステムを構築することができる。
8,18 (電動)車両
9,9a,9b,19 駐車場枠
11,11a,11b 送電用コイル
12 高周波電力生成部
14 交流電源
21 受電用コイル
22 充電回路
23 バッテリ

Claims (16)

  1. 所定の路面幅を有する矩形状の路面枠内の第1の配置位置に埋め込まれて設けられた送電用コイルを有する無線給電システムであって、
    前記送電用コイルは、磁力が変動する磁場を出力し、所定の車幅を有する所定の車両内の第2の配置位置に搭載された受電用コイルに対して無線により電力を供給可能であり、
    前記送電用コイルは前記路面枠の幅方向において第1の形成幅を有し、
    前記受電用コイルは前記車両の幅方向において第2の形成幅を有し、
    前記路面枠内に前記所定の車両を駐車する際に前記送電用コイルと前記受動用コイルとの前記路面枠内における長さ方向の平面位置を一致させた場合、前記送電用コイルから前記受電用コイルへの給電効率が必ず所定の給電効率以上になるように、前記所定の路面幅、前記所定の車幅、前記第1及び第2の配置位置並びに前記第1及び第2の形成幅を設定したことを特徴とする、
    無線給電システム。
  2. 請求項1記載の無線給電システムであって、
    前記送電用コイルから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記送電用コイル,前記受電用コイル間の磁気的結合により行われ、
    前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記第1の配置位置の前記路面枠の幅方向中心線からの所定方向への第1の偏位量をm1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記所定の路面幅をW、前記所定の車幅をA、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとしたとき、以下の式(1)を満足するように、前記所定の路面幅W、前記所定の車幅A、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定したことを特徴とする、
    Dmax≧W−A+2|m1−m2|・・・(1)
    無線給電システム。
  3. 請求項2記載の無線給電システムであって、
    前記第1の偏位量m1は“0”を含む、
    無線給電システム。
  4. 請求項2あるいは請求項3記載の無線給電システムであって、
    前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは互いに等しいことを特徴とする、
    無線給電システム。
  5. 請求項2記載の無線給電システムであって、
    前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは共に“0”を含み、
    前記所定の車両は前記所定の車幅Aが1650mm以上の車両を含み、
    前記代表形成幅Dmaxは1350mm以上の幅を含む、
    無線給電システム。
  6. 請求項2記載の無線給電システムであって、
    前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは共に“0”を含み、
    前記所定の車両は前記所定の車幅Aが1450mm以上、1500mm以下の車両を含み、
    前記代表形成幅Dmaxは950mm以上の幅を含む、
    無線給電システム。
  7. 路面枠内の第1の配置位置に埋め込まれて設けられた送電用コイルを有する無線給電システムであって、
    前記送電用コイルは、磁力が変動する磁場を出力し、所定の車両内の第2の配置位置に搭載された受電用コイルに対して無線により電力を供給可能であり、前記送電用コイルから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記送電用コイル,前記受電用コイル間の磁気的結合により行われ、
    前記送電用コイルは前記路面枠の幅方向において第1の形成幅を有し、
    前記受電用コイルは前記車両の幅方向において第2の形成幅を有し、
    前記路面枠は前記所定の車両における一対の後輪に対応して、前記所定の車両の前記路面枠への駐車時に前記一対の後輪をその内部に位置決め可能な一対の位置決め部を有し、
    前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記第1の配置位置の前記路面枠の幅方向中心線からの所定方向への第1の偏位量をm1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとし、
    前記一対の位置決め部の幅方向における内側寸法をPi、外側寸法をPoとし、前記一対の後輪の幅方向における内側寸法をTi、外側寸法をToとし、2つの差分値(Ti−Pi)及び(Po−To)のうち小さくない方を代表差分値Gとしたとき、以下の式(2)を満足するように、前記一対の位置決め部の幅方向における内側寸法Pi及び外側寸法Po、前記一対の後輪の幅方向における内側寸法Ti及び外側寸法To、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定することを特徴とする、
    Dmax≧G+2|m1−m2|・・・(2)
    無線給電システム。
  8. 請求項1記載の無線給電システムであって、
    前記路面枠は幅方向において互いに隣接配置される一方及び他方の路面枠を含み、
    前記送電用コイルは、各々が前記第1の形成幅を有し、前記一方及び他方の路面枠内に設けられる一方及び他方の送電用コイルを含み、前記一方及び他方の送電用コイルは幅方向において隣接するように前記一方及び他方の路面枠内の一方の配置位置及び他方の配置位置に設けられ、前記第1の配置位置は前記一方及び他方の配置位置を含み、
    前記一方及び他方の送電用コイルそれぞれから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記一方及び他方の送電用コイルそれぞれと前記受電用コイルとの間の磁気的結合により行われ、
    前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記一方及び他方の配置位置の前記一方及び他方の路面枠の幅方向中心線からの所定方向への一方及び他方の偏位量のいずれかを第1の偏位量m1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記所定の路面幅をW、前記所定の車幅をA、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとしたとき、前記一方及び他方の路面枠それぞれにおいて以下の式(3)を満足するように、前記所定の路面幅W、前記所定の車幅A、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2を設定したことを特徴とする、
    D≧W−A+2|m1−m2|・・・(3)
    無線給電システム。
  9. 所定の路面幅を有する矩形状の路面枠内の第1の配置位置に埋め込まれて設けられた送電用コイルを有する無線給電システムの設計方法であって、
    前記送電用コイルは、磁力が変動する磁場を出力し、所定の車幅を有する所定の車両内の第2の配置位置に搭載された受電用コイルに対して無線により電力を供給可能であり、
    前記送電用コイルは前記路面枠の幅方向において第1の形成幅を有し、
    前記受電用コイルは前記車両の幅方向において第2の形成幅を有し、
    前記無線給電システムの設計方法は、
    (a) 少なくとも前記所定の車両の前記所定の車幅を事前に設定するステップと、
    (b) 前記路面枠内に前記所定の車両を駐車する際に前記送電用コイルと前記受動用コイルとの前記路面枠内における長さ方向の平面位置を一致させた場合、前記送電用コイルから前記受電用コイルへの給電効率が必ず所定の給電効率以上になるように、前記所定の路面幅、前記第1及び第2の配置位置並びに前記第1及び第2の形成幅のうち少なくとも一つを設定することを特徴とする、
    無線給電システムの設計方法。
  10. 請求項9記載の無線給電システムの設計方法であって、
    前記送電用コイルから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記送電用コイル,前記受電用コイル間の磁気的結合により行われ、
    前記ステップ(b) は、
    前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記第1の配置位置の前記路面枠の幅方向中心線からの第1の偏位量をm1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの第2の偏位量をm2、前記所定の路面幅をW、前記所定の車幅をA、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとしたとき、以下の式(4)を満足するように、前記所定の路面幅W、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2のうち少なくとも一つを設定するステップを含む、
    Dmax≧W−A+2|m1−m2|・・・(4)
    無線給電システムの設計方法。
  11. 請求項10記載の無線給電システムの設計方法であって、
    前記第1の偏位量m1は“0”を含み、
    前記ステップ(a) は前記第1の偏位量m1を事前設定するステップをさらに含む、
    無線給電システムの設計方法。
  12. 請求項10あるいは請求項11記載の無線給電システムの設計方法であって、
    前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは互いに等しく、
    前記ステップ(a) は前記第1及び第2の偏位量m1及びm2を事前設定するステップをさらに含む、
    無線給電システムの設計方法。
  13. 請求項10記載の無線給電システムの設計方法であって、
    前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは共に“0”を含み、
    前記所定の車両は前記所定の車幅Aが1650mm以上の車両を含み、
    前記代表形成幅Dmaxは1350mm以上の幅を含み、
    前記ステップ(a) は前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに所定の路面幅Wを事前設定するステップをさらに含む、
    無線給電システムの設計方法。
  14. 請求項10記載の無線給電システムの設計方法であって、
    前記第1の偏位量m1と前記第2の偏位量m2とは共に“0”を含み、
    前記所定の車両は前記所定の車幅Aが1450mm以上、1500mm以下の車両を含み、
    前記代表形成幅Dは950mm以上の幅を含み、
    前記ステップ(a) は前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに路面枠Wを事前設定するステップをさらに含む、
    無線給電システムの設計方法。
  15. 路面枠内の第1の配置位置に埋め込まれて設けられた送電用コイルを有する無線給電システムの設計方法であって、
    前記送電用コイルは、磁力が変動する磁場を出力し、所定の車両内の第2の配置位置に搭載された受電用コイルに対して無線により電力を供給可能であり、前記送電用コイルから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記送電用コイル,前記受電用コイル間の磁気的結合により行われ、
    前記送電用コイルは前記路面枠の幅方向において第1の形成幅を有し、
    前記受電用コイルは前記車両の幅方向において第2の形成幅を有し、
    前記路面枠は前記所定の車両における一対の後輪に対応して、前記所定の車両の前記路面枠への駐車時に前記一対の後輪をその内部に位置決め可能な一対の位置決め部を有し、
    前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記第1の配置位置の前記路面枠の幅方向中心線からの所定方向への第1の偏位量をm1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとし、
    前記一対の位置決め部の幅方向における内側寸法をPi、外側寸法をPoとし、前記一対の後輪の幅方向における内側寸法をTi、外側寸法をToとし、2つの差分値(Ti−Pi)及び(Po−To)のうち小さくない方を代表差分値Gとし、
    前記無線給電システムの設計方法は、
    (a) 少なくとも前記所定の車両の前記一対の後輪の幅方向における内側寸法Ti及び外側寸法Toを事前に設定するステップと、
    (b) 以下の式(5)を満足するように、前記一対の位置決め部の幅方向における内側寸法Pi及び外側寸法Po、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2の少なくとも一つを設定するステップとを備える、
    Dmax≧G+2|m1−m2|・・・(5)
    無線給電システムの設計方法。
  16. 請求項9記載の無線給電システムの設計方法であって、
    前記路面枠は幅方向において互いに隣接配置される一方及び他方の路面枠を含み、
    前記送電用コイルは、各々が前記第1の形成幅を有し、前記一方及び他方の路面枠内に設けられる一方及び他方の送電用コイルを含み、前記一方及び他方の送電用コイルは幅方向において隣接するように前記一方及び他方の路面枠内の一方の配置位置及び他方の配置位置に設けられ、前記第1の配置位置は前記一方及び他方の配置位置を含み、
    前記一方及び他方の送電用コイルそれぞれから前記受動用コイルへの無線による電力供給は、磁場の共鳴による前記一方及び他方の送電用コイルそれぞれと前記受電用コイルとの間の磁気的結合により行われ、
    前記無線給電システムの設計方法は、
    (a) 少なくとも前記所定の車両の前記所定の車幅を事前に設定するステップと、
    (b) 前記第1の形成幅をD1、前記第2の形成幅をD2、前記一方及び他方の配置位置の前記一方及び他方の路面枠の幅方向中心線からの所定方向への一方及び他方の偏位量のいずれかを第1の偏位量m1、前記第2の配置位置の前記所定の車両の幅方向中心線からの前記所定方向への第2の偏位量をm2、前記所定の路面幅をW、前記所定の車幅をA、前記第1の形成幅D1,前記第2の形成幅D2のうち小さくない方を代表形成幅Dmaxとしたとき、前記一方及び他方の路面枠それぞれにおいて以下の式(6)を満足するように、前記所定の路面幅W、前記第1及び第2の偏位量m1及びm2並びに前記第1及び第2の形成幅D1及びD2のうち少なくとも一つを設定したことを特徴とする、
    Dmax≧W−A+2|m1−m2|・・・(6)
    無線給電システムの設計方法。
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WO2016072351A1 (ja) コイル装置、非接触給電システムおよび補助磁性部材

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