JP2011114944A - 電力需要予測装置、そのプログラム - Google Patents

電力需要予測装置、そのプログラム Download PDF

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巨己 林
Masaya Murakami
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Abstract

【課題】過去の類似電力負荷データの抽出を自動的に実行し、精度の高い電力負荷予測を実現する。
【解決手段】最大・最小電力予測処理部11は、予測対象日の電力負荷の最大・最小値を予測し、この予測結果を用いて1分値抽出処理部12が予測対象日と最も類似する過去日を求める。そして、この過去の類似日の電力負荷データ(実績データ)を取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力系統における経済電力負荷配分制御(EDC)を行うための入力情報となる電力負荷予測値を求める装置等に関する。
電力系統では、常に電力負荷(負荷による消費電力量;電力需要量)と発電量を一致させる必要がある。もし電力負荷と発電量が不一致になると周波数・電圧が規定値を逸脱するためである。これを経済的に実現するため、電力会社では、数分ごとに発電機の経済電力負荷配分制御(EDC)が行われている。この制御は、未来m分先の電力負荷予測(電力需要量予測)に基づいて最も経済的な発電機の出力配分を計算するものである。制御の概念としては、効率の高い発電機の出力配分を多くし、効率の悪い発電機の出力配分を少なくするものである。
このEDCの入力情報となる電力負荷(電力需要量)予測値は、未来m分先までのn分単位の予測値である。一般的には予測対象日の前日段階において、24時間分1分単位(未来1440分先まで1分単位)で予測値を人間が作成していた。その手順は以下である。
ステップ1:予測対象日の特徴となる電力負荷の予測(最大と最小、または毎時など)
ステップ2:過去の類似電力負荷データ(通常は1分ごと24時間分;1分値データというものとする)の抽出
ステップ3:上記過去の類似電力負荷データを修正することによって予測データ(1分値データ)を生成する。
ステップ1では、電力負荷の最大値・最小値など対象日の電力負荷の一部を予測する。電力負荷は気象や暦との相関が高いので、気象や暦から予測する。ステップS1の電力負荷予測手法に関する従来技術としては、例えば特許文献1,2に記載のものが知られている。
ステップ2では、電力負荷に関する過去データ(実績データ)から、上記予測対象日と類似する実績データを抽出する。尚、実績データは、例えば過去の各日毎の24時間分1分単位の電力負荷データである。通常は人間が経験に基づいて、該当季節の代表的な実績データをあらかじめ決めておいたり、気象が似た日を類似日と決めてこの日の実績データを取得したりする。
ステップ3では、ステップ2で抽出した実績データ(1分値データ)をステップ1で予測した予測値(最大と最小、または毎時など)に応じて修正する処理を行うことで、予測対象日の電力負荷の予測データ(1分値データ)を生成する。但し、人間の経験により、さらに修正したりすることもある。
上記のように従来はステップ1からステップ3まで人間によって行われている。ステップ1については自動化する既存技術が存在し(特許文献1,2等)、ステップS3に関しても上記修正処理を行えばよいが、ステップ2については、自動化する例はなかった。
特許第3360520号公報 特許第3707589号公報
前述のように、ステップ2に関して自動化する従来技術はなく、ほぼ100%人間による予測に頼っていた。人間系では、現実的な時間内で、様々なデータを勘案し予測することはできないので、精度の高い予測ができない場合があった。そのため、経済電力負荷配分制御(EDC)の結果も必ずしも最適でない場合があった。また、ステップS3に関しては具体的な修正処理が示されていない。
本発明の課題は、過去の類似電力負荷データの抽出を自動的に実行することにより、精度の高い電力負荷予測を実現し、以ってEDCの経済的な配分に寄与する電力負荷予測装置、そのプログラム等を提供することである。
本発明の電力需要予測装置は、任意の予測対象日の電力需要量を予測する装置であって、各過去日の電力需要実績データを記憶する電力需要実績データ記憶手段と、前記予測対象日の特徴的な電力需要予測値を求める負荷電力予測手段と、暦情報を用いて前記予測対象日に係わる暦区分を特定し、各過去日のなかでその過去日に係わる前記暦区分が前記予測対象日に係わる暦区分と同一である過去日を全て抽出し、該抽出した過去日のなかから所定の条件に従って前記予測対象日と最も類似する過去日を類似日と決定し、該類似日の前記電力需要実績データを前記電力需要実績データ記憶手段から取得する類似電力需要実績抽出手段と、該類似電力需要実績抽出手段で取得した前記類似日の前記電力需要実績データを、前記負荷電力予測手段で求めた前記電力需要予測値を用いて修正することで、前記予測対象日の電力需要予測データを生成する電力需要予測データ生成手段とを有する。
上記電力需要予測装置において、例えば、前記予測対象日の特徴的な電力需要予測値は、該予測対象日の電力需要の最大値と最小値の予測値であり、前記所定の条件は、前記予測対象日の電力需要の最大値と最小値の予測値と、前記抽出した各過去日の電力需要実績の最大値と最小値との二乗誤差であり、該二乗誤差が最も小さい過去日を前記類似日と決定する。
あるいは、上記電力需要予測装置において、例えば、前記予測対象日の特徴的な電力需要予測値は、該予測対象日の1時間単位の電力需要予測値であり、前記所定の条件は、前記予測対象日の1時間単位の電力需要予測値と、前記抽出した各過去日の1時間単位の電力需要実績値との二乗誤差であり、該二乗誤差が最も小さい過去日を前記類似日と決定する。
上記本発明の電力需要予測装置では、類似電力需要実績抽出手段を設けており、予測対象日と最も類似する過去日を類似日と決定する。つまり、類似日を自動的に決定する。この決定方法は、例えば、暦区分が予測対象日と同一であり、且つ、例えば電力需要の最大値と最小値に関する予測値と実績値との二乗誤差が最小の過去日である。あるいは、例えば、暦区分が予測対象日と同一であり、且つ、例えば電力需要データ(1時間単位)の予測値と実績値との二乗誤差が最小の過去日である。
この様にして、自動的に精度の高い類似日決定を実現することができるようになる。
本発明の電力負荷予測装置、そのプログラム等によれば、過去の類似電力負荷データの
抽出を自動的に実行することにより、精度の高い電力負荷予測を実現し、以ってEDCの経済的な配分に寄与する。
実施例1の電力負荷予測システムの構成図である。 最大・最小電力予測処理部による予測結果の一例を示す図である。 実施例1の1分値抽出処理部が用いる条件の一例を示す図である。 (a)〜(d)は、1分値修正処理のイメージを示す図である。 平滑化処理のイメージを示す図である。 実施例2の電力負荷予測システムの構成図である。 実施例2の1分値抽出処理部が用いる条件の一例を示す図である。 コンピュータ・ハードウェア構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、実施例1について説明する。
図1は、実施例1の電力負荷予測システムの構成図である。
図示の電力負荷予測システムは、例えば一般的なコンピュータ(サーバ、パソコン等)により実現される。
図示の電力負荷予測システムは、データ入力処理部1、DB(データベース)部2、表示処理部3、予測処理部10を有する。予測処理部10は、最大・最小電力予測処理部11、1分値抽出処理部12、1分値修正処理部13、平滑化処理部14の各種処理機能部を有する。
予測処理部10は、上記コンピュータが有する不図示のCPUとプログラムにより実現される。すなわち、上記コンピュータが有する上記DB部2または他の不図示の記憶装置(ハードディスク、メモリ等)には、予め所定のアプリケーションプログラムが記憶されており、上記CPUがこのアプリケーションプログラムを読出し・実行することにより、上記予測処理部10の各種処理機能部11〜14の処理が実現される。
予測処理部10は、任意に指定される予測対象日の電力負荷(電力需要)予測値(例えば、24時間分1分単位)を求めて、これを例えば表示処理部3等に出力して表示等させるものである。
データ入力処理1は、例えばLAN等のネットワーク(不図示)に接続された通信モジュールあるいはキーボード等である。通信モジュールの場合、上記ネットワークを介して他の不図示のコンピュータから送信される任意のデータを受信・入力することになる。キーボード等の場合、人間がキーボード等を操作して任意に入力するデータを取得することになる。また、これらの例に限らず、可搬型記憶媒体(メモリカード、CD−ROM等)からデータを読み出す構成であってもよい。
何れにしても、データ入力処理1は外部から任意のデータを入力する。入力されるデータは、暦情報(年、月、日、時、曜日、祝祭日)、気象情報(気温、湿度、天気)、電力負荷データ(実績値;1分値等)である。また、予測処理において必要とする処理条件(例えば後述する図3や図7に示す複数の条件のうちのどの条件を用いるのかを指定する情報や、後述する平滑化処理を実行するか実行しないかを指定する情報等、その他何らかの処理に必要な情報)を入力する。尚、上記1分値とは、24時間分1分単位の電力負荷データである。
尚、上記気象情報は、過去の気象実績情報と、気象予報(天気予報等)である。
データ入力処理1によって入力された各種データは、DB部2に蓄積される。DB部2には、例えば、過去の各日毎のその日の1分値(24時間分1分単位の電力負荷実績データ)が記憶されている。あるいは、DB部2には、例えば、過去の各日毎のその日の上記気象情報が記憶されている。勿論、上記暦情報等もDB部2に記憶される。
尚、上記過去の各日とは、基本的には、現在日(本処理を実行する日)より以前の一定期間(例えば数年間、1年間等)の各日である。この一定期間は、任意に設定でき、例えば上記“予測処理において必要とする処理条件”の一部として入力されるものである。
DB部2は、例えばハードディスク等であり、特にデータ入力処理1によって入力された上記各種データを蓄積する。また予測処理部10からの要求に基づいて必要なデータを転送する。
表示処理部3では、予測処理部10による計算結果(例えば、1分間隔24時間分の電力負荷予測値)を表示する。具体的な装置例としては、ディスプレイ等である。但し、この例に限らず、表示処理部3は予測処理部10による計算結果の出力先と考えてよく、例えば記憶媒体等であってもよい。あるいは、上記ネットワークを介して他のコンピュータに送信して、そこで表示等を行わせる構成であってもよい。
尚、本説明では、予測処理部10は、ユーザ等によって指定された未来の予測対象日の1分値(24時間分1分単位の電力負荷)を予測するものであるが、これは一例であり、基本的にはn分値(n;1,2,3・・・等)を予測するものであり、n=1の場合を例にして説明するものとする。尚、例えば、n=2であったならば、2分値(24時間分2分単位の電力負荷)が求められることになる。
予測処理部10は、本発明の主要機能であり、上記4つの処理機能部11〜14からなる。
最大・最小電力予測処理部11は、予測対象日(1日)の電力負荷の最大・最小値を予測する。この最大・最小電力予測処理部11自体は、前述のとおり、従来技術を利用するものであり、暦情報や気象情報等から予測するものであるので、ここでは説明を省略する。
尚、図2に、上記最大・最小電力予測処理部11による予測結果の一例を示す。
上記の通り、本例(実施例1)においては電力負荷の最大・最小値を予測するものであり、図2に一例を示している。尚、図2において点線で示すものは、後述する処理によって求める修正値(i)のイメージであり、最大・最小電力予測処理部11によって求めるものではない。
1分値抽出処理部12では、例えば上記最大・最小電力予測処理部11による予測結果(最大値、最小値)を用いて、あるいは他のデータ(気象情報等)を用いて、上記予測対象日と最も類似する過去日(過去の類似日)を求める。そして、この過去の類似日の実績
データを取得する。これは、上記の通り、過去の類似日の1分値(24時間分1分単位の電力負荷実績データ)を取得するものである。
1分値抽出処理部12は、予め設定される所定の条件に従った処理を行うことで、上記過去の類似日を求める。この条件は様々であってよいが、一例を図3に示す。
図3には2種類の条件を示す。すなわち「気象類似日」と「電力類似日1」の2種類の条件を示す。図示の例では、まず、2種類の条件に共通する条件として「予測対象日とその前後日の3日間の暦区分(平日、休日区分)と同じ日」であることが条件の1つとなっている。この共通条件に従った処理は、例えば以下に説明するものとなる(尚、フローチャート図等は特に示さない)。
すなわち、例えば、予測対象日が11月9日であったならば、その前後日である11月8日と11月10日とを含む3日間、すなわち11月8日、9日、10日の3日間に関して、この3日間の上記暦区分(平日、休日区分)を求める。これは、上記DB部2に記憶されている暦情報(年、月、日、時、曜日、祝祭日)を参照して求める。尚、日曜日と祝日は当然、休日である。土曜日に関しては、休日とするか平日とするかは任意に決めて設定しておけばよい。
例えば、予測対象日11月9日が月曜日であったならば、11月8日は日曜日であり、11月10日は火曜日となる。仮に、11月9日、10日は両方とも祝日ではないとしたならば、これら3日間の暦区分は“休日、平日、平日”となる。そして、暦情報を参照して、3日間の暦区分が上記予測対象日と同じである日を全て抽出する。上記の例では、“休日、平日、平日”となる日を全て抽出する。つまり、抽出される日は、その日が平日で、前日が休日で翌日が平日である日となる。当然、基本的には月曜日が抽出されることになるが、祝日の翌日も抽出される場合がある。
また、例えば、予測対象日の上記3日間の暦区分が“平日、平日、平日”であったならば、基本的に、火曜日と水曜日と木曜日が抽出されることになる。
なお、暦区分は、上述のような平日・休日区分だけに限定されるものでなく、たとえば曜日や日付を暦区分として用いてもよい。
そして、例えば上記「気象類似日」の条件に従った処理では、上記共通の条件を満たすものとして抽出された各過去日毎に、上記DB部2に記憶されている当該過去日の気象情報を参照して、その日の最高気温・最低気温を取得する。また、上記DB部2に記憶されている(またはデータ入力処理1によって外部装置(気象サーバ等)から取得した)上記予測対象日の最高気温・最低気温予報値を取得する。
そして、上記抽出された各過去日毎に、その日の上記最高気温・最低気温と、上記予測対象日の最高気温・最低気温予報値との二乗誤差を求める。例えば、過去日iの最高気温をαi、最低気温をβiとし、予測対象日の最高気温予報値をα、最低気温予報値をβとした場合、過去日iに関する二乗誤差r(i)は、以下の式により求められる。
r(i)=(α−αi)+(β−βi)
そして、上記共通条件を満たす過去日全てについて上記r(i)を算出したら、r(i)同士を相互に比較して、r(i)の値が最も小さい過去日を求め、これを過去の類似日とする。
この様にして、上記3日間の暦区分が予測対象日と同じである過去日のなかで、その最高気温・最低気温が、予測対象日の最高気温・最低気温予報値に最も近い日を、上記予測対象日と最も類似する過去日(過去の類似日)として求めることになる。そして、この過
去の類似日の実績データを取得する。これは、上記の通り、過去の類似日の1分値(24時間分1分単位の電力負荷実績データ)を取得するものである。その後は、1分値修正処理部13による処理が実行されることになり、これについては後に説明する。
また、上記「電力類似日1」の条件に従った処理では、まず、最大・最小電力予測処理部11で求めた、上記予測対象日の最大・最小電力予測値を取得する。次に、上記DB部2を参照して、上記共通条件を満たす各過去日毎に、その日の電力負荷データ(実績値)から最大電力・最小電力を取得して、この最大電力・最小電力と上記予測対象日の最大・最小電力予測値との二乗誤差を求める。
例えば、過去日iの最大電力をPi、最小電力をQiとし、上記予測対象日の最大電力予測値をP、最小電力予測値をQとしたならば、過去日iに関する二乗誤差s(i)は、以下の式により求められる。
s(i)=(P−Pi)+(Q−Qi)
そして、上記r(i)の場合と同様に、算出したs(i)同士を比較して、s(i)の値が最も小さい過去日を求め、これを類似日とする。
あるいは、上記2つの条件を用いてもよい。
例えば一例としては、上記共通条件を満たす過去日全てについて以下の式によりq(i)を求めて、このq(i)が最も小さい過去日を求め、これを過去の類似日とするようにしてもよい。
q(i)=r(i)+s(i)
尚、これは後述する実施例2においても同様であり、図7に示す複数の条件の何れか1つを用いてもよいし、何れか2つ以上の条件を合わせて用いてもよい。
この様にして、上記3日間の暦区分が予測対象日と同じである過去日のなかで、その最大電力・最小電力が、予測対象日の最大電力・最小電力予測値に最も近い日を、上記予測対象日と最も類似する過去日(過去の類似日)として求めることになる。そして、この過去の類似日の実績データを取得する。これは、上記の通り、過去の類似日の1分値(24時間分1分単位の電力負荷実績データ)を取得するものである。その後は、1分値修正処理部13による処理が実行されることになり、これについては後に説明する。
尚、暦区分は、3日間に限らない。2日間、4日間、あるいは1日のみ等であってもよい。但し、例えば1日のみの場合、3日間等に比べれば精度が落ちることになる。つまり、類似日として最適な日を抽出することに関する精度が、落ちることになる。
尚、上記のように3日間の暦区分を条件の1つとするのは、まず当然、平日と休日とでは電力負荷(負荷による電力消費)の値やパターンが異なるからであり、更に平日であっても、例えば月曜日等の休み明けの平日と、火曜日、水曜日等の平日とでは(祝日ではないものとする)、電力負荷(負荷による電力消費)の値やパターンが多少異なると考えられるからである。また、日付を条件の1つとするのは、たとえば年末や正月の電力負荷パターンが、他の期間と異なるからである。
尚、上記2種類の処理に関しては、図3では説明の為に図示のような2種類の条件として示したが、実際には例えば上述した各処理を行う2種類の処理機能部を備えさせるものである。この処理機能部は、予め所定のアプリケーションプログラムを記憶しておき、CPU等がこのアプリケーションプログラムを読出・実行することにより実現される。
尚、上記アプリケーションプログラムは、予め開発者等が任意に作成して、DB部2等に格納しておく。
また、予めどちらか1種類の処理機能部を搭載させてもよいし、2種類の処理機能部を搭載しておきユーザ等にどちらか一方を選択させてもよい。いずれの処理機能部を使用するのかは、例えばデータ入力処理部1による入力データにより指定される。なお、上記の2種類の処理機能部の各処理は実施例の一例であり、この例に限らない。他の条件に従った処理によって上記過去の類似日を抽出しても良い。
そして、上記のようにして、暦区分が予測対象日と同じである過去日のなかで、気温や電力負荷の最大・最小値が、予測対象日と最も類似すると考えられる過去日を決定し、当該過去の類似日の1分値データ(24時間分1分単位の電力負荷実績データ)を、DB部2から取得したら、1分値修正処理部13の処理を実行する。
次に、1分値修正処理部13の処理について説明する。
1分値修正処理部13では、基本的には、上記予測対象日の電力負荷予測データ(1分値等のn分値(n=1,2,3・・・))を求めるものである。実施例1では上記の通り、最大・最小電力予測処理部11では予測対象日の電力負荷の最大値、最小値の予測結果しか算出せず、電力負荷の変動パターン等は分からない。この為、電力負荷の変動パターン等は上記過去の類似日と類似するものと見做して、過去の類似日の電力負荷実績データを修正することで、上記予測対象日の電力負荷予測値を求めるものである。
これは、上記取得した過去の類似日の1分値データ(24時間分1分単位の電力負荷実績データ)を、上記予測対象日の電力負荷の最大値、最小値の予測結果に応じて修正する処理を行うものである。例えば、最大・最小電力予測処理部11で求めた予測対象日の最大・最小電力予測値を用いて、以下の(1)式により修正を行う。
修正値(i)={(実績値(i)−最小電力値)/(最大電力値−最小電力値)}
×(最大電力予測値−最小電力予測値)+最小電力予測値・・・(1)式
基本的には、上記修正値(i)が、上記予測対象日の電力負荷予測値(1分値データ)となる。但し、更に後述する平滑化処理を施すようにしてもよい。
この(1)式において、修正値(i)、実績値(i)におけるiは、例えば1分〜1440分までの1分単位24時間分の各時間であり、i=1は0時1分を、i=1440は24時00分を意味する。つまり、実績値(i)(i=1〜1440)は、上記過去の類似日の1分値データ(24時間分1分単位の電力負荷実績データ)を意味する。また、最大電力値、最小電力値は、実績値(i)(i=1〜1440)のなかでの最大値、最小値を意味する。また、最大電力予測値、最小電力予測値は、最大・最小電力予測処理部11で算出した予測対象日の電力負荷の最大値、最小値の予測結果である。
ここで、(1)式について簡単に説明する。尚、この説明では、24時間分をまとめて考えるものとする。
まず、(1)式において(実績値(i)−最小電力値)の部分は、24時間分をまとめて考えると、実績値(i)(i=1〜1440)を、その最小値が‘0’となる形に修正する(オフセットを掛ける)ことを意味する。そのイメージを図4(a)、(b)に示す。
まず、図4(a)には、実績値(i)(i=1〜1440)を実線で示す。また、予測対象日の電力負荷の予測値(最大電力予測値、最小電力予測値)もあわせて示す。これは、上記図2と同様、修正値(i)(i=1〜1440)のイメージも点線で示してある。
そして、図4(b)には、図4(a)に示す実績値(i)(i=1〜1440)を、(1)式の(実績値(i)-最小電力値)によってオフセットを掛けるイメージを示す。図示の通り、実績値における最小電力値が‘0’となる形で、実績値(i)(i=1〜1440)全体がシフトするイメージとなる。
そして、上記(1)式では、このオフセット後の実績値に対して、
(最大電力予測値-最小電力予測値)/(最大電力値-最小電力値)
を乗ずる処理を行う。つまり、予測値と実績値それぞれに関して、最大値と最小値との差a、bを求め、これら差の比“a/b”を求める。尚、aは、上記(最大電力予測値-最小電力予測値)であり、予測値に関する最大値と最小値との差である。同様に、bは、上記(最大電力値-最小電力値)であり、実績値に関する最大値と最小値との差である。図4(c)にそのイメージを示す。
そして、上記(実績値(i)-最小電力値)に上記“a/b”を乗じることで、図2、図4(a)に示す修正値(i)(i=1〜1440)とほぼ同様の(但し、最小値が‘0’基準であるので、その点では異なる)補正値を得ることができる。図4(c)に示す例では、a>bであり、“a/b”>1であるので、上記(実績値(i)-最小電力値)の値を大きくする補正が行われることになる。
そして、この補正値は上記の通り最小値が‘0’基準の値であるので、これを最小値が最小電力予測値基準となるようにオフセットをかける為に、上記(1)式の最後で最小電力予測値を加算している。これによって、例えば図2、図4(a)に示すイメージの修正値(i)(i=1〜1440)が得られることになる。つまり、例えば図4(d)に示すイメージのように、最大・最小予測値に応じて実績値(i)の修正が行われることになる。
上述したように、1分値修正処理部13は、予測対象日の電力負荷予測値(1分値データ)に相当する上記修正値(i)(i=1〜1440))を算出する。この修正値(i)をそのまま予測対象日の1分値の予測値(i)として本予測処理完了としても良いが、修正値(i)を平滑化処理部14によって平滑化して予測値(i)を求めるようにしてもよい。何れにしても、予測対象日の電力負荷の予測データ(1分値データ)が生成されることになる。
平滑化処理部14では、1分値修正処理部13で求めた上記修正値(i)を、例えば移動平均処理等によって平滑化する。
1分値修正処理部13で求めた上記修正値(i)は、例えば図5における部分拡大図内の細線で示すように、ばらつきがある場合が考えられるので、これを例えば移動平均処理等によって平滑化することで、部分拡大図内の太線で示すような、なめらかな値にする。この移動平均処理は、例えば以下の(2)式によって、修正値(i)から予測値(i)を求めるものである。
ただし、i>J
また、Jは予めユーザ等が任意に設定する。
以上、実施例1について説明した。実施例1では、上記の通り、1分値抽出処理部12を設けたことを主な特徴とする。また、実施例1は、最大・最小電力予測処理が、予測対
象日の電力負荷の最大・最小値を予測するものである場合に対応する実施例である。1分値抽出処理部12は、予測対象日と最も類似する過去日(過去の類似日)を、自動的に決定するものである。この“過去の類似日”とは、まず、上記暦区分が同じであることを第1の条件とし、この第1の条件を満たす過去日のなかで、第2の条件に関して最も類似する日を意味するものである。第2の条件としては、例えば上述した説明では「気象類似日」、「電力類似日1」等を例示した。つまり、気象条件が類似すること、あるいは電力負荷の最大・最小値が類似することを一例として挙げた。但し、これらの例に限るものではない。
何れにしても、本手法では、上記一例のようにして1分値抽出処理部12が予測対象日と最も類似する過去日(過去の類似日)を自動的に決定できる。
従来では、過去の類似日に関しては人間が判断していた為、非常に手間が掛かるものであり、また現実的な時間内で様々なデータを勘案して判断することはできないので、精度の高い判断が行えない場合があった。そのため、経済電力負荷配分制御(EDC)の結果も必ずしも最適でない場合があった。
これに対して、上記本手法では、過去の類似日に関して従来より精度の高い判断が行える可能性が高く、それによって精度の高い電力負荷予測を実現することができる。よって、経済電力負荷配分制御(EDC)の結果も最適なものとなることが期待できる。必ずしも最適なものとならないにしても、従来に比べれば良好な結果となる可能性が高いものとなる。
次に、以下、実施例2について説明する。
図6に、実施例2の電力負荷予測システムの構成例を示す。
図示の電力負荷予測システムは、データ入力処理部21、DB(データベース)部22、表示処理部23、及び予測処理部30を有する。予測処理部30は、毎時電力予測処理部31、1分値抽出処理部32、1分値修正処理部33、平滑化処理部34の各種処理機能部を有する。
データ入力処理部21と表示処理部23は、図1のデータ入力処理部1と表示処理部3と同じである。DB(データベース)部22も、基本的には図1のDB(データベース)部2と同じであってよい(毎時電力予測処理部31の処理に係わり格納するデータが多少異なる場合も有り得るが、この処理は従来技術であるのでここでは特に説明しない)。
1分値修正処理部33、平滑化処理部34は、上記実施例1の1分値修正処理部13、平滑化処理部14と同じであってよく、ここでは特に説明しない。
本例では、まず、上記最大・最小電力予測処理部11の代わりに上記毎時電力予測処理部31を設けている。毎時電力予測処理部31は、上記最大・最小電力予測処理部11と同様に従来技術を適用したものであり、ここでは特に詳細には説明しない。但し、上記最大・最小電力予測処理部11では、電力負荷の予測値として最大値、最小値のみを求めたが、毎時電力予測処理部31では例えば1時間単位の電力負荷予測値を求めるものである。この予測処理は、例えば上記特許文献1に記載されており、ここでは特に説明しない。
尚、最大・最小電力予測処理部11や毎時電力予測処理部31は、予測対象日の特徴的な電力需要予測値を求めるものと定義することができ、特徴的な電力需要予測値として例えば電力負荷の最大・最小の予測値や1時間単位の電力負荷予測値を求めるものである。
毎時電力予測処理部31による算出結果は、後述するt時予測電力(t;1〜24)であり、1時間単位の電力負荷予測値である。尚、ここでは、例えば1時予測電力は0時1分〜1時00分(i=1〜60)の1時間分の電力負荷(負荷による消費電力量)の予測
値であり、2時予測電力は1時01分〜2時00分(i=61〜120)の1時間分の電力負荷予測値であり、24時予測電力は23時01分〜24時00分の1時間分の電力負荷予測値であるものとする。
1分値抽出処理部32は、上記毎時電力予測処理部31による算出結果に応じた処理を行うことから、例えば図7に示す条件例に基づく処理を行う点で、上記実施例1の1分値抽出処理部12と異なる。つまり、本実施例2における1分値抽出処理部32では、上記毎時電力予測処理部31で予測した毎時電力予測値(1時間単位の電力負荷予測値)と最も近い(類似する)実績データの過去日を抽出する。また、実施例1と同様、暦区分の条件も適用する。
以下、図7に示す各種条件例について説明する。
図示の通り、ここでは、「気象類似日」、「電力類似日2」、「電力類似日3」、「電力類似日4」の4種類の条件例を示す。図示の通り、これら4種類の条件例は、何れも2つの条件のAND条件となっており、この2つの条件を第1の条件、第2の条件というものとする。尚、上記図3の場合と同様に、ここでは説明の為に図7のように条件例として示すが、実際にはこれら条件に従った処理機能部が、搭載されることになる。この処理機能部は、図3で説明した通り、アプリケーションプログラムとCPU等により実現される。
また、図3で説明したものと同様に、上記4種類の条件例に応じた4種類の処理機能部は、全て搭載されてユーザが任意に選択・指定できるようにしてもよいし、何れか1つの処理機能部のみが搭載されていてもよい。
ここで、上記第1の条件は、4種類の条件例全てに共通する条件であり、これは実施例1の図3に示す例における上記共通条件と同じものである。すなわち、「予測対象日とその前後日の3日間の暦区分(平日、休日区分)と同じ日」である。よって、この共通条件に従った処理例は、既に説明済みであり、ここでは説明しない。
以下、4種類の条件例それぞれについて、上記第2の条件に従った処理例について説明する。
まず、「気象類似日」については、実施例1の図3に示した「気象類似日」と同じであるので、ここでは特に説明しない。気象条件を用いるのであるから、当然、最大・最小電力予測部による予測結果が、最大値・最小値であろうと毎時電力予測値であろうと関係ないので、実施例1の場合と同じとなる。
次に、上記「電力類似日2」について説明する。
「電力類似日2」の上記第2の条件は、図7に示す通り、上記第1の条件を満たす(暦区分が予測対象日と同じである)各過去日に関して、以下の(3)式による二乗誤差を算出し、この二乗誤差が最も小さい過去日を類似日と決定するものである。
Σ(t時予測電力−t時実績電力) ・・・(3)式
尚、上記(3)式においてtは例えば1〜24である。
上記(3)式において、t時予測電力(t;1〜24)は上記毎時電力予測処理部31で算出した毎時電力予測値(1時間単位の電力負荷予測値)である。尚、当該1時間単位の電力負荷予測値は、1時間内の電力負荷の総和または平均値である。
また、t時実績電力は、DB部22から取得した上記第1の条件を満たす各過去日の1時間単位の電力負荷実績値である。尚、DB部22に各過去日の1時間単位の電力負荷実績値が格納されている場合には、単にこれを取得すればよい。但し、上記実施例1で示し
たように過去日の電力負荷実績値が1分単位である場合には、これに基づいて1時間単位の値を求めておく必要がある。これについては、例えば、1時実績電力は0時1分〜1時00分(i=1〜60)までの各実績電力の総和または平均値(総和/60)を求めればよく、2時実績電力は1時01分〜2時00分(i=61〜120)までの各実績電力の総和または平均値(総和/60)を求めればよく、特に説明しない。
(3)式では、実質的に、1時間単位の各時間帯毎に予測値と実績値との差分(実質的に絶対値)を求め、この差分の24時間分の総和を求めることになる。これは、電力負荷の値と変動パターンが、予測対象日と似ている過去日が、類似日として選ばれる可能性が高いものと考えられる。
次に、上記「電力類似日3」について説明する。
「電力類似日3」の上記第2の条件は、図7に示す通り、上記第1の条件を満たす(暦区分が予測対象日と同じである)各過去日に関して、以下の(4)式による二乗誤差を算出し、この二乗誤差が最も小さい過去日を類似日と決定するものである。
Σ(予測電力日量−実績電力日量) ・・・(4)式
尚、予測電力日量は、1時〜24時までの上記t時予測電力の総和である。同様に、実績電力日量は、1時〜24時までの上記t時実績電力の総和である。つまり、1日分の電力負荷総和が、予測対象日の1日分の電力負荷総和に最も近い過去日を、類似日とするものである。
次に、上記「電力類似日4」について説明する。
「電力類似日4」の上記第2の条件は、図7に示す通り、上記第1の条件を満たす(暦区分が予測対象日と同じである)各過去日に関して、以下の(5)式による相関係数を算出し、この相関係数が最も高い過去日を類似日と決定するものである。
つまり、予測対象日に関する1時間単位24時間分の電力負荷予測値の形状(パターン)と、各過去日の1時間単位24時間分の電力負荷実績値の形状(パターン)とを比較して、予測対象日の形状に最も近い形状の過去日を、類似日と決定するものである。
ここで、上記「電力類似日4」の条件例では、上記の通り相関係数を算出するので、他
の条件(実施例1の条件も含む)に比べるとある程度処理負荷が高いものであるが、その一方で上記第1の条件を用いなくても類似日決定の精度がそれほど落ちないと考えられる。よって、相関係数を用いる手法に関しては、上記第1の条件を用いないようにしてもよい。すなわち、全ての過去日を対象として上記相関係数の算出を行い、相関係数が最も高い過去日を類似日と決定するようにしてもよい。
もちろん、他の条件に関しても上記第1の条件を用いないようにしてもよいが、類似日決定の精度を高いものとする為には、上記第1の条件(共通条件)を用いる方が望ましい。
以上、実施例2では、毎時電力予測処理部31による処理結果を用いることから、特に上記「電力類似日2」や「電力類似日4」のような条件による詳細な比較を行うことができ、より精度の高い類似日抽出を実現することが期待できる。
その後の修正や平滑化の処理については、上記の通り実施例1と略同様であってよく、ここでは説明しない。
上記図1や図6に示す電力負荷予測システムは、一般的な汎用コンピュータ(パソコン、サーバ等)により実現される。
図8に、この様なコンピュータのハードウェア構成例を示す。
図8に示すコンピュータ40は、CPU41、メモリ42、入力部43、出力部44、記憶部45、記録媒体駆動部46、及びネットワーク接続部47を有し、これらがバス48に接続された構成となっている。
CPU41は、当該コンピュータ40全体を制御する中央処理装置である。
メモリ42は、任意の処理実行の際に、記憶部45(あるいは可搬型記録媒体49)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CPU41は、メモリ42に読み出したプログラム/データを用いて、上述した各種処理を実行する。
出力部44は、例えばディスプレイ等であり、入力部43は、例えば、キーボード、マウス等であるが、これらは無くてもよい。
ネットワーク接続部47は、例えば上記ネットワーク1等に接続して、他の情報処理装置との通信(コマンド/データ送受信等)を行う為の通信モジュールである。
上記出力部44は上記表示処理部3に相当し、上記入力部43やネットワーク接続部47は上記データ入力処理部1に相当すると考えても良い。
記憶部45は、例えばハードディスク等であり、上述した予測処理部10,30の各種処理機能をCPU41により実現させる為のアプリケーションプログラムが格納されている。
すなわち、上記最大・最小電力予測処理部11、1分値抽出処理部12、1分値修正処理部13、平滑化処理部14等や、上記毎時電力予測処理部31、1分値抽出処理部32、1分値修正処理部33、平滑化処理部34の各種処理機能部の処理機能を、CPU41により実現させる為のアプリケーションプログラムが格納されている。
また、記憶部45の一部は、上記DB部2、22として使用されるものであってよい。
CPU41は、上記記憶部45に格納されている各種プログラムを読み出し・実行することにより、上述した各種処理を実現する。
あるいは、上記記憶部45に格納される各種プログラム/データは、可搬型記録媒体49に記憶されているものであってもよい。この場合、可搬型記録媒体49に記憶されているプログラム/データは、記録媒体駆動部46によって読み出される。可搬型記録媒体49とは、例えば、FD(フレキシブル・ディスク)49a、CD−ROM49b、その他、DVD、光磁気ディスク等である。
あるいは、また、上記プログラム/データは、ネットワーク接続部47により接続しているネットワークを介して、他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。あるいは、更に、インターネットを介して、外部の他の装置内に記憶されているものをダウンロードするものであってもよい。
また、本発明は、上記本発明の各種処理をコンピュータ上で実現するプログラムを記録した可搬型記憶媒体として構成できるだけでなく、当該プログラム自体として構成することもできる。
上述したように、本手法を用いることで、類似日の決定を自動的に行って例えば1分間隔24時間分の電力需要を自動的に予測することができ、運用者の予測業務時間を短縮することが可能になる。また精度高く予測することが可能になる。
この結果、発電機の経済電力負荷配分制御(EDC)において適切な配分が可能になる。
1 データ入力処理部
2 DB(データベース)部
3 表示処理部
10 予測処理部
11 最大・最小電力予測部
12 1分値抽出処理部
13 1分値修正処理部
14 平滑化処理部
21 データ入力処理部
22 DB(データベース)部
23 表示処理部
30 予測処理部
31 毎時電力予測処理部
32 1分値抽出処理部
33 1分値修正処理部
34 平滑化処理部
40 コンピュータ
41 CPU
42 メモリ
43 入力部
44 出力部
45 記憶部
46 記録媒体駆動部
47 ネットワーク接続部
48 バス
49 可搬型記録媒体
49a FD(フレキシブル・ディスク)
49b CD−ROM

Claims (10)

  1. 任意の予測対象日の電力需要量を予測する装置であって、
    各過去日の電力需要実績データを記憶する電力需要実績データ記憶手段と、
    前記予測対象日の特徴的な電力需要予測値を求める負荷電力予測手段と、
    暦情報を用いて前記予測対象日に係わる暦区分を特定し、各過去日のなかでその過去日に係わる前記暦区分が前記予測対象日に係わる暦区分と同一である過去日を全て抽出し、該抽出した過去日のなかから所定の条件に従って前記予測対象日と最も類似する過去日を類似日と決定し、該類似日の前記電力需要実績データを前記電力需要実績データ記憶手段から取得する類似電力需要実績抽出手段と、
    該類似電力需要実績抽出手段で取得した前記類似日の前記電力需要実績データを、前記負荷電力予測手段で求めた前記電力需要予測値を用いて修正することで、前記予測対象日の電力需要予測データを生成する電力需要予測データ生成手段と、
    を有することを特徴とする電力需要予測装置。
  2. 前記予測対象日の特徴的な電力需要予測値は、該予測対象日の電力需要の最大値と最小値の予測値であり、
    前記所定の条件は、前記予測対象日の電力需要の最大値と最小値の予測値と、前記抽出した各過去日の電力需要実績の最大値と最小値との二乗誤差であり、該二乗誤差が最も小さい過去日を前記類似日と決定することを特徴とする請求項1記載の電力需要予測装置。
  3. 前記予測対象日の特徴的な電力需要予測値は、該予測対象日の1時間単位の電力需要予測値であり、
    前記所定の条件は、前記予測対象日の1時間単位の電力需要予測値と、前記抽出した各過去日の1時間単位の電力需要実績値との二乗誤差であり、該二乗誤差が最も小さい過去日を前記類似日と決定することを特徴とする請求項1記載の電力需要予測装置。
  4. 前記予測対象日の特徴的な電力需要予測値は、該予測対象日の1時間単位の電力需要予測値であり、
    前記所定の条件は、前記予測対象日の1時間単位の電力需要予測値に基づいて求められる該予測対象日一日の電力需要予測量と、前記抽出した各過去日の一日の電力需要量との二乗誤差であり、該二乗誤差が最も小さい過去日を前記類似日と決定することを特徴とする請求項1記載の電力需要予測装置。
  5. 前記予測対象日の特徴的な電力需要予測値は、該予測対象日の1時間単位の電力需要予測値であり、
    前記所定の条件は、前記予測対象日の1時間単位の電力需要予測値と、前記抽出した各過去日の1時間単位の電力需要実績値との相関係数であり、該相関係数が最も高い過去日を前記類似日と決定することを特徴とする請求項1記載の電力需要予測装置。
  6. 前記類似電力需要実績抽出手段は、前記暦区分による過去日の抽出を行うことなく、全ての過去日を対象として前記類似日を決定することを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の電力需要予測装置。
  7. 前記所定の条件は、前記予測対象日の最高気温・最低気温予報値と、前記抽出した各過去日の最高気温・最低気温実績値との二乗誤差であり、該二乗誤差が最も小さい過去日を前記類似日と決定することを特徴とする請求項1記載の電力需要予測装置。
  8. 前記電力需要予測データ生成手段が生成した前記予測対象日の電力需要予測データを入力し、該予測対象日の電力需要予測データを平滑化する処理を行うことで、最終的な予測
    対象日の電力需要予測データを生成する平滑化手段を更に有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の電力需要予測装置。
  9. 前記電力需要実績データ記憶手段に記憶される前記電力需要実績データ、及び前記電力需要予測データ生成手段が生成する前記電力需要予測データは、n分単位24時間分のデータであることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の電力需要予測装置。
  10. 任意の予測対象日の電力需要量を予測する装置のコンピュータを、
    各過去日の電力需要実績データを記憶する電力需要実績データ記憶手段と、
    前記予測対象日の特徴的な電力需要予測値を求める負荷電力予測手段と、
    暦情報を用いて前記予測対象日に係わる暦区分を特定し、各過去日のなかでその過去日に係わる前記暦区分が前記予測対象日に係わる暦区分と同一である過去日を全て抽出し、該抽出した過去日のなかから所定の条件に従って前記予測対象日と最も類似する過去日を類似日と決定し、該類似日の前記電力需要実績データを前記電力需要実績データ記憶手段から取得する類似電力需要実績抽出手段と、
    該類似電力需要実績抽出手段で取得した前記類似日の前記電力需要実績データを、前記負荷電力予測手段で求めた前記電力需要予測値を用いて修正することで、前記予測対象日の電力需要予測データを生成する電力需要予測データ生成手段、
    として機能させるためのプログラム。
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