JP2011114102A - ヒートシンク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 入口部(13a)から出口部(13b)までを結ぶ基線(Ax)を含む鉛直面に対して第1鋭角(θ1)に配置された面内においてベースプレート(100A)の表面から伸びた柱状の複数のフィン(10A)が一定の間隔で並ぶことにより構成された第1フィン列(20a)と、第1鋭角(θ1)とは反対側で基線(Ax)を含む鉛直面に対して第2鋭角(θ2)に配置された面内においてベースプレート(11)の表面から伸びた柱状の複数のフィンが一定の間隔で並ぶことにより構成された第2フィン列(20b)とを備える。出口部側において第1フィン列のフィンと第2フィン列のフィンとは近接して配置され、出口部側に冷却用流体の流れを制限する制限手段(14)を形成する。
【選択図】 図1
Description
特許文献1で提案されている該ヒートシンクは、放熱フィンにおける冷却用流体通路の長さが短くなったことによる冷却効率の低下を補うために、放熱フィンの相互間の間隔を或る程度狭くすることが必要となっている。
また、複数の板状フィンはベースプレート部に嵌合され又はろう付けなどの方法により熱的に接合されて固定される。
しかし、フィン間同士の間隔が2.0mm以上のV字型配置のフィンを試作してみたが、冷却性能が劣り所望の性能が得られないことが分かった。
<第1ヒートシンク100Aの構成>
第1ヒートシンク100Aの構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の第1ヒートシンク100Aの斜視図である。図2(a)は、第1実施形態の第1ヒートシンク100Aの平面図である。図2(b)は、第1実施形態の第1ヒートシンク100Aの側面図である。ここで、ベースプレート部11の面をXY平面とし、冷却用流体が流入する方向を+X軸方向と、XY平面においてX軸方向と垂直な方向をY軸方向とする。また、XY平面に垂直な方向をZ軸方向とする。
そして、図5(b)に示されたように+X側端部に近いフィン101〜103の間の領域が著しく白く表れた。すなわち、空気は+X側端部(出口側)に近いフィン101〜103の領域で速度が著しく速く、他の大部分の領域では速度が遅いことを示している。換言すれば、図3のシミュレーションの結果に近いといえる。
そして、図6(b)に示されたようにフィン105〜106の間の領域が著しく白く表れた。フィン105〜106の間の領域で速度が速く、他の大部分の領域で速度が遅いことを示している。換言すれば、図5に示された上部断面M1に比べて、空気の速度が速い領域が+X側(出口側)端部から少し−X側(入口側)方向に移動したといえる。
そして、図7(b)に示されたようにフィン107〜110の間の領域が著しく白く表れた。すなわち、空気はフィン107〜110の間の領域で速度が速く、他の大部分の領域で速度が遅いことを示している。換言すれば、図6の中間部断面M2に比べて、空気の速度が速い領域は少しだけ更に−X側(入口側)方向へと移動したといえる。
ちなみに、実際にヒートシンクを試作して発熱部品に取り付けて実用試験を行なってみたところ、図3に示されたヒートシンク200では48度の温度上昇となったのに対してが、図1、図2及び図4に示されたヒートシンク100Aでは温度上昇は41度に抑えることができた。
第1実施形態の第1ヒートシンク100Aは、金型鋳造法のひとつであるダイカスト法により形成することが可能である。金型鋳造法は金型を用いる鋳造法の総称で、ダイカスト法は溶湯を鋳型に注入するにあたって、大きな圧力を作用させ射出圧入する。すなわち、ダイカスト法は精密に造られた金型に溶湯を高圧で注入する。
<第2ヒートシンク100Bの構成>
第2ヒートシンク100Bの構成について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、第2実施形態の第2ヒートシンク100Bの斜視図である。図9(a)は、第2実施形態の第2ヒートシンク100Bの平面図である。図9(b)は、第2実施形態の第2ヒートシンク100Bの側面図である。
また、図示しないが、複数のフィン10に、図1または図2で示した横断隔壁14と縦断隔壁16とを組み合わせて配置してもよい。
<第3ヒートシンク100Cの構成>
第3ヒートシンク100Cの構成について、図10及び図11を参照しながら説明する。図10は、第3実施形態の第3ヒートシンク100Cの斜視図である。図11(a)は図10のA−A断面図で、図11(b)は図10のB−B断面図である。
まず、出口部13b側のフィン10Caについて、図11(a)を参照しながら説明する。図11(a)に示されたように、フィン10Caは、直線状があるフィンをその根元部(−Z側)に近い部分で基線Ax側(即ち、内側)に向かって押し曲げ加工(以下、「狭圧加工」という。)されて形成したものである。なお、フィン10Caの根元部より上の押し曲げ加工された部分を、狭圧部17Aという。また、フィン10Caの根元部に近い部分には1対の押し曲げ加工部17Bが形成された。
<第4ヒートシンク100Dの構成>
第4ヒートシンク100Dの構成について、図12を参照しながら説明する。図12は、第4実施形態の第4ヒートシンク100Dの平面図である。図12に示されたように、第4ヒートシンク100Dはベースプレート部41の表面に3つの第1実施形態で説明された「V」字型のフィン列をY軸方向に沿って並列した。したがって、第1実施例で説明された部品については、同じ符号を付けて説明する。
また、第4実施形態では第1実施形態の第1ヒートシンク100Aを一例として説明したが、第2実施形態の第2ヒートシンク100BをY軸方向に沿って並列させてもよい。
<第5ヒートシンク100Eの構成>
第5ヒートシンク100Eの構成について、図13を参照しながら説明する。図13、第5実施形態の第5ヒートシンク100Eの斜視図である。図13に示されたように、第5ヒートシンク100Eはベースプレート部51の表面に3つの第3実施形態で説明された「V」字型のフィン列をY軸方向に沿って並列した。したがって、第3実施例で説明された部品については、同じ符号を付けて説明する。
11、41、51 … ベースプレート部
12 … 発熱部品
13a … 入口部、 13b … 出口部
14 … 横断隔壁
15 … フィン
16 … 縦断隔壁
17A … 狭圧部
18A … 拡圧部
17B、18B … 押し曲げ加工部
19、29 … フィン
20a、30a、40a … 第1フィン列
20b、30b、40b … 第2フィン列
21、22、24 … 速度の速い箇所
23 … 速度の遅い箇所
100A、100B、100C、100D、100E、200 … ヒートシンク
AR1〜AR3 … 冷却用流体の流れ方向
BP … プレート
Claims (9)
- ベースプレートの一端側から冷却用流体が流入する入口部と、前記一端側の反対側の他端側から前記冷却用流体が流出する出口部とを備えたヒートシンクにおいて、
前記入口部から前記出口部までを結ぶ基線を含む鉛直面に対して第1鋭角に配置された面内において前記ベースプレートの表面から伸びた柱状の複数のフィンが一定の間隔で並ぶことにより構成された第1フィン列と、
前記第1鋭角とは反対側で前記基線を含む鉛直面に対して第2鋭角に配置された面内において前記ベースプレートの表面から伸びた柱状の複数のフィンが一定の間隔で並ぶことにより構成された第2フィン列と、を備え、
出口部側において前記第1フィン列のフィンと前記第2フィン列のフィンとは近接して配置され、前記出口部側に前記冷却用流体の流れを制限する制限手段を形成したことを特徴とするヒートシンク。 - 前記制限手段は、前記出口部から同じ距離にある前記第1フィン列のフィンと前記第2フィン列のフィンとの間に前記ベースプレートの表面から伸びた横断隔壁を設けることを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。
- 前記制限手段は、前記第1フィン列のフィン間および前記第2フィン列のフィン間に前記ベースプレートの表面から伸びた縦断隔壁を設けることを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。
- 前記制限手段は、前記出口部から同じ距離にある前記第1フィン列のフィンと前記第2フィン列のフィンとを、それらの先端が互いに近づくように押し曲げて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。
- 前記制限手段は、前記出口部側に近いフィンほど前記冷却用流体の流れをより大きく制限させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヒートシンク。
- 前記入口部に近い前記第1フィン列のフィンと前記第2フィン列のフィンとを、それらの先端が互いに遠ざかるように押し曲げて形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヒートシンク。
- 前記第1フィン列および前記第2フィン列が複数並列され、
前記入口部に一番近い隣り合う前記第1フィン列のフィンと前記第2フィン列のフィンとが一つのフィンに形成され、
前記一つのフィンは、前記冷却用流体の流れを制限することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヒートシンク。 - 前記第1フィン列および前記第2フィン列が複数並列され、
前記入口部に近い隣り合う前記第1フィン列のフィンと前記第2フィン列のフィンとを、それらの先端が互いに近づくように押し曲げて形成されていることを特徴とする請求項5に記載のヒートシンク。 - 前記第1鋭角と前記第2鋭角とを合わせた角度は、10度以内であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの一項に記載のヒートシンク。
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