JP2011114063A - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の寸法及びパターンで不純物層を形成する。
【解決手段】半導体基板11に対して、厚さ2μm以上のレジスト42を塗布する。第1ストライプパターン(横方向に向けられたストライプが一定間隔で配列されたパターン)を有する露光マスクを用いて、レジスト42に対して第1回目の露光を行う。その後に、第2ストライプパターン(縦方向に向けられたストライプが一定間隔で配列されたパターン)を有する露光マスクを用いて、レジスト42に対して第2回目の露光を行なう。合計2回の露光により得られるレジストマスク55をマスクにしてp型のイオン注入する。これにより、半導体基板11の深い位置に、画素間を分離する画素間分離領域33が形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、レジストマスクを用いて半導体基板にイオン注入することにより、半導体基板内の深い位置に不純物層領域を形成する固体撮像装置の製造方法に関する。
デジタルカメラには、撮像手段として、CCD型やMOS型固体撮像装置が設けられている。固体撮像装置は、半導体基板上に一定のピッチで配列された多数のフォトダイオードを備えており、これらフォトダイオードで被写体からの光を検出する。各フォトダイオードは入射した光の量に応じて電荷を蓄積し、蓄積した電荷は垂直転送領域によって読み出される。フォトダイオードで蓄積できる最大の電荷量(飽和電荷量)は、半導体基板に対するバイアス電圧の印加によって形成されるポテンシャルバリアの高さによって定められる。
フォトダイオードに強い光が入射すると、飽和電荷量以上の過剰電荷が蓄積される。この過剰電荷が、隣接するフォトダイオードや垂直転送領域に流れ込むと、画面が白くなる画素間ブルーミングが起こりうるため、高画質な画像を得ることが困難となる。そこで、ポテンシャルバリアが残るようにバイアス電圧を変化させることによって、過剰電荷を基板から引き出すことができる。これにより画素間ブルーミングを抑制することができる。
しかしながら、近年では、固体撮像装置の微細化(高画素化)が進展している。これに伴って、フォトダイオードのサイズも縮小しているため、各画素における飽和電荷量も低くなっている。したがって、上述のように、画素間ブルーミングを抑制するために過剰電荷を引き出すことによって、逆に、画像を得るために最低限必要な電荷量を確保することが困難となる。
そこで、例えば特許文献1に示すように、フォトダイオードの画素間に、垂直電極領域よりも更に深い位置に画素間分離領域を設けることで、バイアス電圧を引き上げることなく、画素間ブルーミングを抑制することができる。この画素間分離領域は、レジストマスクが塗布された半導体基板に対して、p型不純物をイオン注入することにより形成される。
特開2007−53250号公報
しかしながら、垂直電極領域よりも更に深い位置に画素間分離領域を形成するには、非常に高い打ち込みエネルギーでイオン注入する必要がある。したがって、レジストマスクの厚みが小さい場合には、垂直電極領域の下方だけでなく、その周辺にもイオン注入してしまうおそれがある。これに対して、レジストマスクの厚みを大きくすると、レジストに対して侵入する露光光の深さが浅くなる、即ち十分な焦点深度を得ることができなくなるおそれがある。十分な焦点深度が得られない状態で露光が行なわれたレジストマスクは、マスク開口の面積が画素間分離領域が形成される部分の面積よりも小さくなる。そのため、このようなレジストマスクをマスクにしてイオン注入がなされると、所望の面積よりも小さく、また所望の寸法及びパターンと異なる画素間分離領域が形成されることとなる。
本発明は、垂直電極領域の下方の画素間分離領域のように、半導体基板の深い位置にある不純物層を形成する場合であっても、十分な焦点深度が確保された状態で露光されたレジストマスクを用いてイオン注入することによって、所望の寸法及びパターンで不純物層を形成することができる固体撮像装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の固体撮像装置の製造方法は、厚さ2μm以上のレジストを半導体基板に対して塗布する塗布工程と、所定方向に向けられた第1ストライプパターンが形成された露光マスクを用いて、前記レジストに対し露光を行う第1露光工程と、前記第1ストライプパターンは異なる方向に向けられた第2ストライプパターンが形成された露光マスクを用いて、前記第1露光工程を経たレジストに対し露光を行なう第2露光工程と、前記第2露光工程を経たレジストを現像して、レジストパターンを形成する現像工程と、前記レジストパターンをマスクにしてp型のイオン注入することによって、画素間を分離する画素間分離領域を形成する画素間分離領域形成工程とを備えることを特徴とする。
前記第1ストライプパターンと前記第2ストライプパターンとは互いに直交することが好ましい。前記第1ストライプパターンと前記第2ストライプパターンとは斜めに交差していることが好ましい。
前記画素間分離領域は、フォトダイオードで蓄積した電荷を読み出す垂直転送領域の下方に形成されていることが好ましい。画素間分離領域形成工程では、400keV〜1.0MeVの加速電圧でイオン注入することが好ましい。
本発明によれば、所定方向に向けられたストライプが一定間隔で配列された第1ストライプパターンを有する露光マスクを用いて、レジストに対し第1回目の露光を行い、その後に、第1ストライプパターンのストライプとは異なる方向に向けられたストライプが一定間隔で配列された第2ストライプパターンを有する露光マスクを用いて、第1回目の露光を経たレジストに対して第2回目の露光を行い、合計2回の露光で得られた厚み2μm以上のレジストマスクをマスクにイオン注入することによって、画素間分離領域のような半導体基板の深い位置にある不純物層を、所望の寸法及びパターンで形成することができる。
固体撮像装置の断面図である。 画素間分離領域を形成する工程を示すフローチャートである。 画素間分離領域を形成する工程を(A)〜(E)の順で説明するための説明図である。 露光装置の概略図である。 露光装置の一部である露光マスクの概略図である。 格子パターン状のレジストパターンを示す平面図である。 一方のストライプが他方のストライプに対して斜めに交差するレジストパターンを示す平面図である。 (A)はストライプが斜め右上に向いた第1ストライプパターンを示す平面図であり、(B)はストライプが斜め左上に向いた第2ストライプパターンを示す平面図である。 (A)はストライプが縦方向に向いた第2ストライプパターンが形成された露光マスクの一部を示す平面図であり、(B)は格子パターンが形成された露光マスクの一部を示す平面図である。 格子パターンが形成された露光マスクを用いて、画素間分離領域を形成する工程を示すフローチャートである。 (A)は第2ストライプパターンを用いて形成されたレジストパターンを示す概略図であり、(B)はレジストパターンの上面における空間像を示す平面図であり、(C)はレジストパターンの下面における空間像を示す平面図である。 最初に第2ストライプパターンで第1回目の露光を行い、その後に第2ストライプパターンで第2回目の露光を行なうことによって、実質的に格子状に露光を行なうことを説明する説明図である。 (A)は格子パターンの露光マスクを用いて形成されたレジストパターンを示す概略図であり、(B)はレジストパターンの上面における空間像を示す平面図であり、(C)はレジストパターンの下面における空間像を示す平面図である。 はストライプが縦方向に向いた第2ストライプパターンが形成された露光マスクの一部を示す平面図である。 図14の所定部分(◆と◆との間で連結される領域)におけるFEMを示すグラフである。 図14の所定部分(◆と◆との間で連結される領域)におけるSidewall Angle vs Focusを示すグラフである。 図14の所定部分(◆と◆との間で連結される領域)におけるEL vs DoFを示すグラフである。 格子パターンが形成された露光マスクの一部を示す平面図である。 図18の所定部分(◆と◆との間で連結される領域)におけるFEMを示すグラフである。 図18の所定部分におけるSidewall Angle vs Focusを示すグラフである。 図18の所定部分におけるEL vs DoFを示すグラフである。
図1に示すように、本発明の製法により得られる固体撮像装置10は、n基で形成される半導体基板11の中に、被写体からの光を電荷に変換して蓄積するn型領域のフォトダイオード12を備えている。このフォトダイオード12の上には、高濃度の表面p型領域13が形成されている。また、半導体基板11の上には、被写体からの光が入射するマイクロレンズ15と、このマイクロレンズ15を経た光のうち所定波長の光を透過させるカラーフィルター16と、このカラーフィルターの下方に位置する平坦化領域17とが設けられている。また、マイクロレンズ15等が設けられた半導体基板11と反対側の面には、半導体基板11に対して基板電圧を印加するオーバーフロードレイン端子20が取り付けられている。
半導体基板11内には、フォトダイオード12の下方に、p型領域である第1オーバーフローバリア領域21と、p−wel型領域である第2オーバーフローバリア領域22とが設けられている。第1オーバーフローバリア領域21及び第2オーバーフローバリア領域22は、フォトダイオード12に蓄積する電荷量(飽和電荷量)を定めるポテンシャルバリアを形成する。
オーバーフロードレイン端子20を介して半導体基板11に正の電圧を印加することで、ポテンシャルバリアの高さは低下する。ポテンシャルバリアの高さが低下すると、フォトダイオード12の飽和電荷量は減少する。また、半導体基板11に対して印加する電圧は、強い光がフォトダイオード12に入射して、過剰電荷が発生した場合であっても、その過剰電圧を半導体基板11から引き出して、画素間ブルーミングを抑制することができるような電圧に設定されている。
フォトダイオード12の側方には、p型領域24,25と、n型領域からなるVCCDの垂直転送領域26が形成されている。垂直転送領域26の上には、酸化シリコン等の絶縁膜27が形成され、その上に、ポリシリコン等からなる垂直転送電極28が形成されている。垂直転送電極28は、垂直転送領域26の上方だけでなく、その両脇のp型領域24の上方にも形成されている。垂直転送電極28は、電荷読み出し時に正の電荷が印加されることで、p型領域24が形成するポテンシャルバリアを低下させる。このポテンシャルバリアを低下させることによって、フォトダイオード12から垂直転送領域26に電荷を読み出す。
垂直転送電極28の上には、酸化シリコン等の絶縁膜30と、その表面上にタングステン等で形成された遮光膜31とが設けられている。ただし、フォトダイオード12の上方は受光エリアとなっているため、この部分には遮光膜31が設けられていない。したがって、被写体からの光はフォトダイオード12のみに入射し、それ以外は遮光膜31で入射が遮られる。
垂直転送領域26の下方には、p型の画素間分離領域33が形成されている。この画素間分離領域33は、隣接するフォトダイオード12間の電荷移動を防止するする。これによって、画素間ブルーミングを防止することができるとともに、フォトダイオード12から垂直転送領域26への不要な電荷の漏れ込みを防ぐことで、スミア(垂直転送の途中に余剰の電荷が垂直転送路に流れ込んで、画像中に垂直な白い帯が見えてしまう現象)を抑制することもできる。
画素間分離領域33は、例えばB(ボロン)等のp型不純物をドーズ量1.0×1011〜5.0×1011cm−2、打ち込みエネルギー(加速電圧ともいう)400keV〜1.0MeV、好ましくは800KeVのイオン注入によって形成される。イオン注入は、後述するように、画素間分離領域33に対応したパターンが形成されたレジストマスク55(図6参照)を用いて行なわれる。
次に、半導体基板内に画素間分離領域を形成する工程について、図2のフローチャートに従って説明する。まず、図3(A)に示すようなウエハーなどの半導体基板11を、レジストパターン形成装置(図示省略)に入れる。そして、半導体基板11の表面に薄い酸化膜40を形成した後、この酸化膜40全体に対してイオン注入を行って、ボロン(B)を半導体基板11に導入する。この後に不純物イオンの活性化を行なうことによって、図3(B)に示すように、半導体基板11内に第1オーバーフローバリア領域21及び第2オーバーフローバリア領域22が形成される。
次に、図3(C)に示すように、酸化膜40全体にレジスト42を塗布する。ここで、レジストは厚膜レジストであることが好ましく、その厚みは、後述するように、画素間分離領域を形成する際のイオン注入にも耐えうる程の厚み、例えば2μm以上とすることが好ましい。そして、図3に示すような露光装置45を用いて、レジスト42に対して露光(Exposure)を行なう。露光装置45は、露光光46aを発する光源46と、一定の方向に向けられたストライプ47aが等間隔に配列された周期ストライプパターンを有する露光マスク47と、この露光マスク47を経た光を集光する集光レンズ48と、集光レンズ48の光軸Lを中心として露光マスク47を一定角度だけ回転させる回転機構49とを備えている。
露光を行なうに際しては、まず、回転機構49を操作し、露光マスク47のストライプを横方向(X方向)に向ける(第1ストライプパターン50)。そして、この状態で第1回目の露光を行う。第1回目の露光が完了すると、レジスト42を加熱して硬化させる処理(Post Exposure Bake(PEB))を行なう。
次に、図5に示すように、回転機構を操作し、露光マスクを90度回転させて、露光マスクのストライプを縦方向(X方向と直交するY方向)に向ける(第2ストライプパターン52)。そして、この状態で第2回目の露光を行なう。第2回目の露光が完了すると、第1回目の露光と同様に、レジスト42を加熱して硬化させる処理を行なう。この処理が完了すると、現像(Development)が行なわれる。これによって、図3(D)及び図6に示すように、第1ストライプパターン50と第2ストライプパターン52とが互いに直交し合った格子パターンを有するレジストマスク55が形成される。そして、レジストマスク55が形成された半導体基板11をレジストパターン形成装置から出し、出した半導体基板11をイオン注入装置(図示省略)に入れる。
次に、図3(E)に示すように、レジストマスク55をマスクにして、p型不純物をイオン注入する。これにより、半導体基板11の中に画素間分離領域33が形成される。その後、半導体基板11を画素間分離領域形成装置から出す。イオン注入はドーズ量及び打ち込みエネルギーともに極めて大きいものであるが、レジストマスク55の厚みは2μm以上あるため、レジストマスク55のうちマスク開口55a(図6参照)以外から、イオンが半導体基板11に打ち込まれることはない。さらには、レジストの厚みは2μm以上あるものの、十分な焦点深度を有しているため、露光光46aはレジストマスク55の上面から下面までまんべんなく照射される。したがって、現像時には露光部分のレジストを確実に除去することができるため、所望パターンのレジストマスク55を得ることができる。このようなレジストマスク55を用いてイオン注入を行なうことによって、画素間分離領域33を所望の寸法、面積、パターン、アスペクト比(縦と横の比率)で形成することができる。
なお、上記実施形態では、レジストパターンを形成する際、ストライプが横方向に無為得た第1ストライプパターンで第1回目の露光を行い、その後にストライプが縦方向に向いた第2ストライプパターンで第2回目の露光を行なったが、反対に、第2周キストライプパターンで第1回目の露光を行い、第1ストライプパターンで第2回目の露光を行なってもよい。また、縦のストライプと横のストライプとが直交した格子パターンの他、図7に示すように、ストライプが斜めに交差しているレジストパターン58を用いてもよい。この場合、図8(A)に示すように、斜め右上に向かうストライプが一定間隔で形成された第1ストライプパターン60を用いて第1回目の露光を行い、その後に、図8(B)に示すように、斜め左上に向かうストライプが一定間隔で形成された第2ストライプパターン62を用いて第2回目の露光を行なうことによって、図7のレジストパターン58を形成する。
また、上記実施形態では、ストライプパターンの向きを変えて合計2回の露光を行なったが、これに限らず、各露光毎にストライプパターンの向きを変えて露光を行なえば、露光の回数は3回以上であってもよい。
また、上記実施形態では、第2回目の露光後に現像を行なったが、これに加えて、第1回目の露光後にも現像を行なってもよい。
本発明について、実施例及び比較例により更に具体的に説明する。
実施例では、図9(A)に示すような、ストライプが縦方向に向いた第2ストライプパターン52を有する露光マスク47を用いた場合に、レジストパターン、空間像、フォーカス量とレジストパターンの仕上がり寸法との関係(Focus Exposure Matrix(FEM))、フォーカス量とレジストのマスク開口における側面の角度との関係(Sidewall Angle vs Focus)、露光量と焦点深度との関係(EL vs DoF)がどのようになるかについて、露光シミュレーションを行なった。一方、比較例では、図9(B)に示すような、格子パターンが形成された露光マスクを用いた場合に、実施例と同様の露光シミュレーションを行なった。なお、露光パターン以外については、実施例及び比較例ともに同一条件でシミュレーションを行なった。シミュレーションソフトとしては「Prolith」を用いた。また、図9(B)の格子パターンが形成された露光マスクを用いて画素間分離領域を形成する工程は、図10に示すように、「レジスト塗布」→「露光」→「レジスト硬化処理」→「現像」→「イオン注入」の手順で行なわれる。
実施例で得られる図11(A)のレジストパターンは、図9(A)の露光マスクのパターンとはほぼ一致している。これは露光光に基づく回折光の影響は一方向のみであるため、図11(B)のレジストパターンの上面と図11(C)のレジストパターンの下面とでは、空間像に変化が生じないためである。また、第2ストライプパターンで露光したに加えて、ストライプを横向きにした第1ストライプパターンで2度目の露光を行なうことで、図12に示すように、実質的に格子状パターンで露光した場合と同じことになるとともに、レジストの上面から下面まで確実に露光光を到達させることができるため、所望のレジストパターンを得ることができる、
これに対して、比較例で得られる図13(A)のレジストパターンは、図13(B)のレジストパターン上面と図13(C)の下面とで空間像が異なっているように、図9(B)の露光マスクのパターンとは一致していない。これは、縦/横/斜めから入射する回折光によってパターン形状や有効焦点深度が影響を受けているためである。
また、実施例では、露光マスクのうち所定部分(図14で◆と◆との間で連結される領域)により得られるFEM、Sidewall Angle vs Focus、EL vs DoFは図15〜図17で表され、比較例では、露光マスクのうち所定部分(図18で◆と◆との間で連結される領域)により得られるFEM、Sidewall Angle vs Focus、EL vs DoFは図19〜図21で表される。ここで、図15、図16、図19、図20における各グラフは、それぞれ露光量が異なっていることを示している。
FEMについては、図15と図19とを比較してみると、実施例ではどのような露光量であっても、フォーカス量に対するレジストパターン仕上がり寸法はほぼ同じパターンが得られる。これに対して、比較例では露光量によって仕上がり寸法のパターンが異なっていることが分かる。また、Sidewall Angle vs Focusについては、図16と図20とを比較してみると、実施例ではフォーカス量の変化に対して、Sidewall Angle値の変動が比較例に比べて小さいことが分かる。また、有効焦点深度については、図17と図21を比較してみると、比較例に対して実施例の方が大きいことが分かる。これらシミュレーション結果から、実施例のレジストパターンは、露光マスクのパターンとほぼ同じものを得ることができることが分かる。
10 固体撮像装置
11 半導体基板
12 フォトダイオード
28 垂直転送領域
33 画素間分離領域
42 レジスト
45 露光装置
50,60 第1ストライプパターン
52,62 第2ストライプパターン
55,58 レジストパターン

Claims (5)

  1. 厚さ2μm以上のレジストを半導体基板に対して塗布する塗布工程と、
    所定方向に向けられた第1ストライプパターンが形成された露光マスクを用いて、前記レジストに対し露光を行う第1露光工程と、
    前記第1ストライプパターンは異なる方向に向けられた第2ストライプパターンが形成された露光マスクを用いて、前記第1露光工程を経たレジストに対し露光を行なう第2露光工程と、
    前記第2露光工程を経たレジストを現像して、レジストパターンを形成する現像工程と、
    前記レジストパターンをマスクにしてp型のイオン注入することによって、画素間を分離する画素間分離領域を形成する画素間分離領域形成工程とを備えることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  2. 前記第1ストライプパターンと前記第2ストライプパターンとは互いに直交することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の製造方法。
  3. 前記第1ストライプパターンと前記第2ストライプパターンとは斜めに交差していることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の製造方法。
  4. 前記画素間分離領域は、フォトダイオードで蓄積した電荷を読み出す垂直転送領域の下方に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の固体撮像装置の製造方法。
  5. 画素間分離領域形成工程では、400keV〜1.0MeVの加速電圧でイオン注入することを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の固体撮像装置の製造方法。
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