JP2011113737A - 有機el装置 - Google Patents

有機el装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011113737A
JP2011113737A JP2009267760A JP2009267760A JP2011113737A JP 2011113737 A JP2011113737 A JP 2011113737A JP 2009267760 A JP2009267760 A JP 2009267760A JP 2009267760 A JP2009267760 A JP 2009267760A JP 2011113737 A JP2011113737 A JP 2011113737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
layer
pixel electrode
protective layer
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009267760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4942223B2 (ja
Inventor
Shiro Sumida
祉朗 炭田
Satoshi Okuya
聡 奥谷
Shuhei Yokoyama
周平 横山
Masuyuki Ota
益幸 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Central Inc
Original Assignee
Toshiba Mobile Display Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mobile Display Co Ltd filed Critical Toshiba Mobile Display Co Ltd
Priority to JP2009267760A priority Critical patent/JP4942223B2/ja
Priority to US12/914,221 priority patent/US20110108812A1/en
Publication of JP2011113737A publication Critical patent/JP2011113737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4942223B2 publication Critical patent/JP4942223B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】有機EL素子の紫外線による劣化を抑制することを可能とする有機EL装置を提供する。
【解決手段】絶縁基板と、前記絶縁基板の上方にそれぞれ配置された第1画素電極及び第2画素電極と、前記第1画素電極の上及び前記第2画素電極の上に共通に設けられた有機層と、前記有機層の上に配置された対向電極と、前記有機層の直上に位置する前記対向電極の上に配置され、紫外線を吸収する紫外線吸収剤を含有する保護層と、前記保護層の上に配置された封止膜と、前記封止膜の上方に配置された対向基板と、前記封止膜と前記対向基板との間に充填された充填層と、を備えたことを特徴とする有機EL装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)装置に関する。
近年、自発光型で、高速応答、広視野角、高コントラストの特徴を有し、かつ、更に薄型軽量化が可能な有機エレクトロルミネセンス(EL)素子を用いた表示装置の開発が盛んに行われている。この有機EL素子は、水分や酸素の影響により劣化しやすい薄膜を含んでいる。このため、有機EL素子が大気に曝されないように気密に封止する必要がある。
例えば、特許文献1によれば、有機EL素子を含む基板を覆って有機層を外気から遮断し少なくとも有機層上の領域に紫外線を吸収する紫外線吸収財を含有する封止膜を備えた有機エレクトロルミネッセンス装置が開示されている。特に、この封止膜は、無機化合物を含む膜と有機化合物を含む膜とを有している。
特開2009−37809号公報
本発明は、紫外線による劣化を抑制することを可能とする有機EL装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、
絶縁基板と、前記絶縁基板の上方にそれぞれ配置された第1画素電極及び第2画素電極と、前記第1画素電極の上及び前記第2画素電極の上に共通に設けられた有機層と、前記有機層の上に配置された対向電極と、前記有機層の直上に位置する前記対向電極の上に配置され、紫外線を吸収する紫外線吸収剤を含有する保護層と、前記保護層の上に配置された封止膜と、前記封止膜の上方に配置された対向基板と、前記封止膜と前記対向基板との間に充填された充填層と、を備えたことを特徴とする有機EL装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、
絶縁基板と、前記絶縁基板の上方にそれぞれ配置された第1画素電極及び第2画素電極と、前記第1画素電極の上及び前記第2画素電極の上に共通に設けられた有機層と、前記有機層の上に配置された対向電極と、前記対向電極の上に配置された封止膜と、前記有機層の直上に位置する前記封止膜の上に配置され、紫外線を吸収する紫外線吸収剤を含有する保護層と、前記保護層の上方に配置された対向基板と、前記保護層と前記対向基板との間に充填された充填層と、を備えたことを特徴とする有機EL装置が提供される。
本発明によれば、紫外線による劣化を抑制することを可能とする有機EL装置を提供することができる。
図1は、有機EL装置の一例として、アクティブマトリクス駆動方式を採用した有機EL表示装置の構成を概略的に示す平面図である。 図2は、第1実施形態における有機EL表示装置のスイッチング素子及び第1乃至第3有機EL素子を含む表示パネルの断面図である。 図3は、本実施形態で適用される保護層の膜厚(μm)に対する保護層の紫外線の透過率(I1/I0)の関係を示す図である。 図4は、第2実施形態における有機EL表示装置のスイッチング素子及び第1乃至第3有機EL素子を含む表示パネルの断面図である。 図5は、本実施形態のサンプルB乃至Dにおける表示パネルを概略的に示す断面図である。 図6は、本実施形態のサンプルE乃至Gにおける表示パネルを概略的に示す断面図である。 図7は、有機EL素子の紫外線照射による発光効率への影響を検証する実験の結果を示す図である。
以下、本発明の一態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、有機EL装置の一例として、アクティブマトリクス駆動方式を採用した有機EL表示装置の構成を概略的に示す平面図である。
すなわち、有機EL表示装置は、略矩形状の表示パネル1を備えている。この表示パネル1は、アレイ基板100及び対向基板200を備えている。アレイ基板100は、画像を表示する略矩形状のアクティブエリア(第1領域)102と、このアクティブエリア102の周辺に枠状に形成された周辺エリア(第2領域)104と、を有している。アレイ基板100のアクティブエリア102には、マトリクス状に配置された複数の有機EL素子OLEDが含まれている。
対向基板200は、アクティブエリア102において、アレイ基板100に備えられた有機EL素子OLEDと向かい合っている。この対向基板200は、ガラス基板やプラスチック基板などの光透過性を有する絶縁基板である。
表示パネル1は、さらに、アクティブエリア102を囲む枠状に形成されたシール部材300、及び、アレイ基板100と対向基板200との間において、シール部材300によって囲まれた内側に配置された充填層320を備えている。シール部材300及び充填層320は、例えば、紫外線硬化型樹脂などの有機系材料によって形成されている。なお、本実施形態において、紫外線とは、概略200nm乃至400nmの波長範囲の電磁波に相当する。
アレイ基板100及び対向基板200は、シール部材300及び充填層320によって貼り合わせされている。シール部材300は、アレイ基板100の側に形成されても良いし、対向基板200の側に形成されても良い。シール部材300が硬化した後に充填層320が充填された場合には、充填層320が硬化する前にアレイ基板100及び対向基板200が貼り合わされるため、充填層320が接着剤として機能し、充填層320は、アレイ基板100と対向基板200との双方に接着される。このような充填層320は、アレイ基板100と対向基板200との間の空間すべてに充填されていない場合には、一部に空隙が残るが、望ましくはアレイ基板100と対向基板200との間の空間すべてに充填されている。これらのシール部材300及び充填層320は、アレイ基板100と対向基板200との間に配置された樹脂層に相当する。
また、アレイ基板100の周辺エリア104には、対向基板200の端辺200Eから外方に向かって延在した延在部110が形成されている。この延在部110には、接続部130が設けられている。このような接続部130には、電源や各種制御信号などの有機EL素子OLEDに対して駆動に必要な信号を供給する駆動ICチップやフレキシブル・プリンテッド・サーキット(以下、FPCと称する)などの信号供給源が実装可能である。
図2は、第1実施形態における有機EL表示装置のスイッチング素子SW及び第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を含む表示パネル1の断面図である。なお、ここに示した第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3は、対向基板200の側から光を放射するトップエミッションタイプである。
アレイ基板100は、ガラス基板やプラスチック基板などの光透過性を有する絶縁基板101を備えている。スイッチング素子SW、及び、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3は、絶縁基板101の上方において、画像を表示するアクティブエリア102にそれぞれ配置されている。
絶縁基板101の上には、第1絶縁膜111が配置されている。このような第1絶縁膜111は、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在している。この第1絶縁膜111は、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物などの無機化合物によって形成されている。
第1絶縁膜111の上には、スイッチング素子SWの半導体層SCが配置されている。この半導体層SCは、例えばポリシリコンによって形成されている。この半導体層SCには、チャネル領域SCCを挟んでソース領域SCS及びドレイン領域SCDが形成されている。
半導体層SCは、第2絶縁膜112によって被覆されている。また、この第2絶縁膜112は、第1絶縁膜111の上にも配置されている。このような第2絶縁膜112は、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在している。この第2絶縁膜112は、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物などの無機化合物によって形成されている。
第2絶縁膜112の上には、チャネル領域SCCの直上にスイッチング素子SWのゲート電極Gが配置されている。この例では、スイッチング素子SWは、トップゲート型のpチャネル薄膜トランジスタ(TFT)である。ゲート電極Gは、第3絶縁膜113によって被覆されている。また、この第3絶縁膜113は、第2絶縁膜112の上にも配置されている。このような第3絶縁膜113は、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在している。この第3絶縁膜113は、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物などの無機化合物によって形成されている。
第3絶縁膜113の上には、スイッチング素子SWのソース電極S及びドレイン電極Dが配置されている。ソース電極Sは、半導体層SCのソース領域SCSにコンタクトしている。ドレイン電極Dは、半導体層SCのドレイン領域SCDにコンタクトしている。スイッチング素子SWのゲート電極G、ソース電極S、及び、ドレイン電極Dは、例えば、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)などの導電材料を用いて形成されている。
これらのソース電極S及びドレイン電極Dは、第4絶縁膜114によって被覆されている。また、この第4絶縁膜114は、第3絶縁膜113の上にも配置されている。このような第4絶縁膜114は、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在している。この第4絶縁膜114は、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物などの無機化合物や、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂などの有機化合物によって形成されている。
この第4絶縁膜114は、スイッチング素子SWの上方に配置された絶縁膜に相当する。つまり、第4絶縁膜114は、スイッチング素子SWと第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3との間に配置されている。また、この第4絶縁膜114には、スイッチング素子SWに到達するコンタクトホールCHが形成されている。スイッチング素子SWのドレイン電極Dの一部は、コンタクトホールCHの底部に位置している。
第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を構成する各々の画素電極PEは、第4絶縁膜114の上に配置されている。第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の各々の画素電極PEは、コンタクトホールCH内に延在し、スイッチング素子SWのドレイン電極Dに電気的に接続されている。これらの画素電極PEは、例えば陽極に相当する。各画素電極PEは、互いに離間している。第4絶縁膜114の一部は、隣接する画素電極PEの間に位置する絶縁膜に相当する。
このような画素電極PEの構造については、特に制限はないが、ここに示した例では、画素電極PEは、反射層PER及び透過層PETが積層された2層構造である。反射層PERは、第4絶縁膜114の上に配置されている。透過層PETは、反射層PERの上に積層されている。反射層PERは、例えば、銀(Ag)、アルミニウム(Al)などの光反射性を有する導電材料によって形成されている。透過層PETは、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)、インジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの光透過性を有する導電材料によって形成されている。
なお、画素電極PEは、反射層単層、あるいは、透過層単層であっても良いし、さらには、3層以上の積層構造であっても良い。第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3が対向基板200の側から光を放射するトップエミッションタイプの場合には、画素電極PEは少なくとも反射層PERを含んでいる。
第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を構成する有機層ORGは、各画素電極PEの上に配置されている。この有機層ORGは、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在した連続膜であり、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に亘って延在している。つまり、有機層ORGは、各画素電極PEを被覆するとともに、画素電極PEの間の第4絶縁膜114も被覆している。換言すると、有機層ORGは、各画素電極PEに共通に設けられている。
この有機層ORGは、少なくとも図示を省略した発光層を含んでいる。なお、有機層ORGは、さらに、ホール注入層、ホール輸送層、電子注入層、電子輸送層などを含んでいても良い。また、有機層ORGを構成する発光層は、蛍光材料によって形成されていても良いし、燐光材料によって形成されていても良い。なお、ここでは、『有機層』と称したが、有機層ORGが含む発光層、ホール注入層、ホール輸送層、電子注入層、電子輸送層の一部が無機系材料によって形成されていても良い。
第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を構成する対向電極CEは、有機層ORGの上に配置されている。この例では、対向電極CEは、陰極に相当する。この対向電極CEは、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在した連続膜であり、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に亘って延在し、有機層ORGを被覆している。
このような対向電極CEは、例えば半透過層によって形成されている。半透過層は、例えば、マグネシウム(Mg)・銀(Ag)などの導電材料によって形成されている。なお、対向電極CEは、半透過層及び透過層が積層された2層構造であっても良いし、透過層単層構造、または、半透過層単層構造であっても良い。透過層は、例えば、ITOやIZOなどの光透過性を有する導電材料によって形成可能である。第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3がトップエミッションタイプの場合には、対向電極CEは反射層を含まない。
対向電極CEの上には、保護層150が配置されている。より具体的には、この保護層150は、有機層ORGの直上に位置する対向電極CEの上に配置されている。このような保護層150は、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在した連続膜である。また、保護層150は、光透過性を有し且つ紫外線を吸収する紫外線吸収剤を含有した材料、例えば、有機EL材料などの有機化合物によって形成されている。特に、保護層150は、トップエミッションタイプの有機EL素子の上方つまり光出射側に配置されるため、各有機EL素子から放射された光の透過率が高い材料によって形成されることが望ましい。このような保護層150は、対向基板200の側から第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に到達する紫外線を低減する紫外線低減層として機能する。
保護層150の上には、封止膜120が配置されている。このような封止膜120は、アクティブエリア102の全体に亘って延在した連続膜である。つまり、封止膜120は、保護層150、及び、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を覆っている。この封止膜120は、光透過性を有し且つ水分が浸透しにくい材料、例えば、シリコン窒化物やシリコン酸窒化物などの無機化合物によって形成されている。このような封止膜120は、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3への水分の浸透を防止する水分バリア膜として機能する。
対向基板200は、アレイ基板100に形成された第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3、保護層150、及び、封止膜120の上方に配置されている。この対向基板200は、ガラス基板やプラスチック基板などの光透過性を有する絶縁基板である。
アレイ基板100の封止膜120と対向基板200との間には、充填層320が配置されている。充填層320は、例えば、光透過性を有する紫外線硬化型樹脂などの有機化合物によって形成されている。
本実施形態においては、発光層を含む有機層ORGが第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に亘って延在した連続膜でありながら、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の発光色は、互いに異なるように構成されている。ここに示した例では、第1有機EL素子OLED1の有機層ORGにおける発光色は赤色であり、第2有機EL素子OLED2の有機層ORGにおける発光色は緑色であり、第3有機EL素子OLED3の有機層ORGにおける発光色は青色である。
ここでは、主波長が595nm乃至800nmの範囲を第1波長範囲と定義し、この第1波長範囲内にある色を赤色とする。また、主波長が490nmより長く且つ595nmよりも短い範囲を第2波長範囲と定義し、この第2波長範囲内にある色を緑色とする。さらに、主波長が400nm乃至490nmの範囲を第3波長範囲と定義し、この第3波長範囲内にある色を青色とする。
このような構成は、例えば、以下のような構成で実現可能である。すなわち、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の有機層ORGは、例えば、発光色が赤色の第1ドーパント材料、発光色が緑色の第2ドーパント材料、及び、発光色が青色の第3ドーパント材料を含でいる。第1有機EL素子OLED1については、第1ドーパント材料が発光し、赤色を呈する。第2有機EL素子OLED2については、第1ドーパント材料が消光しており、第2ドーパント材料が発光し、緑色を呈する。第3有機EL素子OLED3については、第1ドーパント材料及び第2ドーパント材料が消光しており、第3ドーパント材料が発光し、青色を呈する。
なお、有機層ORGの形態は、特に制限はなく、第1ドーパント材料を含む第1発光層、第2ドーパント材料を含む第2発光層、及び、第3ドーパント材料を含む第3発光層を積層した3層構造であっても良いし、第1発光層及び第2発光層を積層した2層構造であっても良いし、第1発光層のみからなる単層構造であっても良い。2層構造の場合、第1発光層は、第1ドーパント材料のみならず、第2ドーパント材料や第3ドーパント材料を含んでいても良いし、第2発光層は、第2ドーパント材料のみならず、第1ドーパント材料や第3ドーパント材料を含んでいても良い。単層構造の場合、第1発光層は、第1ドーパント材料、第2ドーパント材料、及び、第3ドーパント材料を含んでいても良い。
また、第1乃至第3ドーパント材料としては、紫外線照射によって発光性能が変化する材料として、消光する材料を適用した場合について説明したが、消光に限らず、紫外線照射によって発光色が変化するなどの発光性能が変化する材料が適用可能である。
例えば、紫外線などの電磁波照射によって分子の立体構造が変化して発光色が変化するあるいは消光する材料が適用可能である。例えば、一方のドーパント材料が他方のドーパント材料の異性体である場合がこの例に相当する。異性体の一種として、シス体及びトランス体の例について簡単説明する。シス体とは、主骨格に対して2つの側鎖(あるいは原子団)が同じ側にある分子の立体構造を示し、トランス体とは、主骨格に対して2つの側鎖(あるいは原子団)が互いに反対側にある分子の立体構造を示している。このようなドーパント材料は、紫外線などの電磁波照射により、シス体からトランス体に変化する、あるいは、トランス体からシス体に変化する材料から選択され、このような材料として、例えば、フォトクロミック材料が挙げられる。
また、他の異性体の例としては、光変換型タンパク質あるいは蛍光タンパク質などと称される材料も挙げられる。例えば、蛍光タンパク質の中には、紫外線などの電磁波照射により、消光状態から活性化されて発光するようになる材料や、ある発光波長から別の発光波長に変換される材料などがあり、これらも本実施形態のドーパント材料として適用可能である。
また、紫外線などの電磁波照射によって発光層に含まれるドーパント材料と添加剤あるいはホスト材料とが化学結合して発光色が変化するあるいは消光する材料も適用可能である。
図2に示した表示パネル1は、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を区画するための隔壁を省略した構成を採用している。このため、各画素電極PEの周縁を含む画素電極全体と有機層ORGとが接している。しかも、有機層ORGが第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に亘って延在した連続膜であるため、有機層ORGは、隣接する画素電極PEの間に位置した第4絶縁膜114とも接している。
なお、表示パネル1は、図示を省略するが、無機化合物の絶縁材料や有機化合物の絶縁材料によって形成された隔壁を備えていても良い。この場合、隔壁は、隣接する画素電極PEの間に位置した絶縁膜に相当する。このため、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に亘って延在した連続膜である有機層ORGは、画素電極PEの各々、及び、隔壁に接している。
このような第1実施形態によれば、トップエミッションタイプの第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3と対向基板200との間に、紫外線低減層である保護層150が配置されている。このため、対向基板200を介して第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に向かって外光が入射した際、この外光に含まれる紫外線による第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の劣化、特に有機層ORGに含まれる発光層の劣化を抑制することが可能となる。
特に、本実施形態で説明したように、発光層を含む有機層ORGが第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に亘って延在した連続膜でありながら、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の発光色が互いに異なる構成においては、有機層ORGに含まれる有機EL材料は、紫外線を吸収して変質する傾向にあり、紫外線に対して敏感である。このため、発光色を制御するために紫外線を照射した以降については、有機層ORGを紫外線から保護する事が必要となる。
したがって、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の上方に保護層150を配置することにより、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の有機層ORGを紫外線から保護することが可能となる。
また、本実施形態で説明したように、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の直上に位置する封止膜120と対向基板200との間に配置された充填層320が紫外線硬化型樹脂によって形成された場合、硬化処理のために照射された紫外線から有機層ORGを保護することが必要となる。
したがって、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3と充填層320との間に保護層150を配置することにより、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の有機層ORGを紫外線から保護することが可能となる。
一般に、光の透過率(入射光強度に対する透過光強度の比率)は、入射光強度をI0、透過光強度をI1、光の角振動数をω、波長をλ、吸収計数をκ、屈折率をn、光速度をC、膜厚をZとすると、I1/I0=exp(−2ωκ/C・Z)=exp(−4πκ/λ/n・Z)で表される。対向電極CEの上方に配置された保護層150による紫外線の吸収量をできるだけ多くする、つまり、保護層150を透過する紫外線をできるだけ少なくするためには、保護層150のκ/n・Zをできるだけ大きくする必要がある。したがって、保護層150の膜厚Zを調整することにより、紫外線による有機層ORGへのダメージを軽減することが可能となる。
特に、有機EL材料が紫外線を吸収しやすい特性を利用して、保護層150は、有機EL材料によって形成することが好適である。このような材料からなる保護層150は、塗布や蒸着といった手法で形成可能である。
図3は、保護層150の膜厚(μm)に対する保護層150の紫外線の透過率(I1/I0)の関係を示す図である。なお、ここでは、保護層150の屈折率nが2.02であり、保護層150の吸収係数κが0.18であり、保護層150に入射する紫外線の波長λは365nmである。
図示したように、保護層150の膜厚が厚いほど、紫外線の透過率が低下する傾向が確認できる。特に、保護層150を透過する紫外線の透過率を50%以下とするためには、保護層150の膜厚は、約0.2μm以上であることが望ましい。
次に、第2実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態における有機EL表示装置のスイッチング素子SW及び第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を含む表示パネル1の断面図である。図4に示した例は、図2に示した例と比較して、対向電極CEと封止膜120との間の保護層150に代えて、封止膜120と充填層320との間に保護層150を配置した点で相違している。なお、図2に示した例と同一構成については、同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
アレイ基板100の絶縁基板101と第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3との間には、第1絶縁膜111、第2絶縁膜112、第3絶縁膜113、第4絶縁膜114、スイッチング素子SWなどが配置されている。この第4絶縁膜114には、スイッチング素子SWのドレイン電極Dに到達するコンタクトホールCHが形成されている。
第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を構成する各々の画素電極PEは、第4絶縁膜114の上に配置されている。第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の各々の画素電極PEは、コンタクトホールCH内に延在し、それぞれスイッチング素子SWのドレイン電極Dに電気的に接続されている。各画素電極PEは、第4絶縁膜114の上に配置された反射層PER及び反射層PERの上に配置された透過層PETによって形成されている。
第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を構成する有機層ORGは、各画素電極PEの上に配置されている。この有機層ORGは、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在した連続膜であり、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に亘って延在している。つまり、有機層ORGは、各画素電極PE及び画素電極PEの間の第4絶縁膜114を被覆している。
第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を構成する対向電極CEは、有機層ORGの上に配置されている。この対向電極CEは、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在した連続膜であり、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3に亘って延在し、有機層ORGを被覆している。
対向電極CEの上には、封止膜120が配置されている。このような封止膜120は、アクティブエリア102の全体に亘って延在した連続膜である。つまり、封止膜120は、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3を覆っている。
封止膜120の上には、保護層150が配置されている。より具体的には、この保護層150は、有機層ORGの直上に位置する封止膜120の上に配置されている。このような保護層150は、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在した連続膜である。
保護層150と対向基板200との間には、充填層320が配置されている。
このような第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本実施形態における有機EL装置について、有機EL素子OLEDの紫外線照射による発光効率への影響を検証する実験を行った。
400mm×500mmの長方形状のガラス基板からなる第1マザー基板の上にスイッチング素子SW、第1絶縁膜111、第2絶縁膜112、第3絶縁膜113、第4絶縁膜114、画素電極PEの反射層PER及び透過層PETなどを形成した。この第1マザー基板には、アクティブエリア102の対角寸法が3.5型となるアレイ基板100を形成するための領域が24箇所形成される。なお、スイッチング素子SWは、半導体層としてポリシリコン薄膜を備えた低温ポリシリコンTFTとして構成されている。このような第1マザー基板を7枚(A、B、C、D、E、F、G)準備した。
続いて、サンプルA乃至Gの7枚の第1マザー基板をそれぞれ抵抗加熱方式の有機EL成膜装置にセットし、画素電極PEの上に有機EL材料として、ホール輸送層を形成し、このホール輸送層の上に、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3が各々形成される領域の全面に亘って赤色に発光する第1ドーパント材料を含む赤色発光層を形成した後、一旦有機EL成膜装置から取り出し、フォトマスクを介して第2有機EL素子OLED2及び第3有機EL素子OLED3が形成される領域に主波長が365nmの紫外光を照射し、これらの領域に形成された赤色発光層に含まれる第1ドーパント材料が発光しないようにした。
その後、サンプルA乃至Gの第1マザー基板のそれぞれを再び有機EL成膜装置にセットして、赤色発光層の上に、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3が各々形成される領域の全面に亘って緑色に発光する第2ドーパント材料を含む緑色発光層を形成した後、一旦有機EL成膜装置から取り出し、フォトマスクを介して第3有機EL素子OLED3が形成される領域に主波長が365nmの紫外光を照射し、この領域に形成された緑色発光層に含まれる第2ドーパント材料が発光しないようにした。
さらに、サンプルA乃至Gの第1マザー基板のそれぞれを再び有機EL成膜装置にセットして、緑色発光層の上に、第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3が各々形成される領域の全面に亘って青色に発光する第3ドーパント材料を含む青色発光層を形成した後、青色発光層の上に電子輸送層を形成し、さらに、電子輸送層の上に電子注入層を形成し、その後、この電子注入層の上にマグネシウム・銀を用いて対向電極CEを形成した。
続いて、サンプルA乃至Gの第1マザー基板について、以下の手順に沿ってそれぞれ対向電極CEの上に封止膜120及び保護層150を形成した。
すなわち、サンプルAの第1マザー基板については、プラズマCVD法を用いて対向電極CEの上に封止膜120として窒化シリコン(SiN)からなる薄膜を1μmの膜厚で形成した。このサンプルAについては、保護層150に相当する部材を備えていないため、(κ/n・Z)の値はゼロである。
サンプルB乃至Dの第1マザー基板については、抵抗加熱方式の有機EL成膜装置を用いて、対向電極CEの上に有機EL材料を用いて保護層150を形成した後に、この保護層150の上にプラズマCVD法を用いて封止膜120として窒化シリコン(SiN)からなる薄膜を1μmの膜厚で形成した。
サンプルBについては、保護層150の膜厚は100nmとした。このサンプルBにおける(κ/n・Z)の値は8.91nmである。サンプルCについては、保護層150の膜厚は200nmとした。このサンプルCにおける(κ/n・Z)の値は17.82nmである。サンプルDについては、保護層150の膜厚は300nmとした。このサンプルDにおける(κ/n・Z)の値は26.73nmである。
サンプルE乃至Gの第1マザー基板については、抵抗加熱方式の有機EL成膜装置を用いて、対向電極CEの上にプラズマCVD法を用いて封止膜120として窒化シリコン(SiN)からなる薄膜を1μmの膜厚で形成した後に、この封止膜120の上に有機EL材料を用いて保護層150を形成した。
サンプルEについては、保護層150の膜厚は100nmとした。このサンプルEにおける(κ/n・Z)の値は8.91nmである。サンプルFについては、保護層150の膜厚は200nmとした。このサンプルFにおける(κ/n・Z)の値は17.82nmである。サンプルGについては、保護層150の膜厚は300nmとした。このサンプルGにおける(κ/n・Z)の値は26.73nmである。
これらのサンプルB乃至Gの保護層150として用いた有機EL材料の、波長365nmの紫外線に対する吸収計数κは0.18であり、屈折率nは2.02であった。
一方、対向基板200としてガラス基板から第2マザー基板を用意した。それぞれの第2マザー基板の上には、シール部材300としてディスペンサーを用いて紫外線硬化型樹脂を塗布し、さらに、シール部材300の内側に充填層320を形成するための紫外線硬化型樹脂を適量滴下した。これらの第2マザー基板は、真空チャンバー内で、サンプルA乃至Gのそれぞれの第1マザー基板に貼りあわせられる。
その後、シール部材300となる紫外線硬化型樹脂及び充填層320となる紫外線硬化型樹脂に紫外線を照射して硬化させた。このとき、照射される紫外線の主波長は365nmであり、波長365nmでのエネルギーは5J/cmであった。
そして、第1マザー基板と第2マザー基板とが貼り合わせられた基板対について、24個の表示パネル1に割断した後、各表示パネル1に信号供給源を実装した。
このようにして形成されたサンプルB乃至Dは、上述した第1実施形態に相当する。
図5は、サンプルB乃至Dにおける表示パネル1を概略的に示す断面図である。なお、この図5において、アレイ基板100は、既に説明したように第1絶縁膜111、第2絶縁膜112、第3絶縁膜113、第4絶縁膜114、スイッチング素子SWなどを備えているが、図示を省略する。
この表示パネル1において、各画素電極PEは有機層ORGによって覆われ、また、有機層ORGは対向電極CEによって覆われている。対向電極CEの上には、保護層150が配置されている。対向電極CE及び保護層150は、封止膜120によって覆われている。シール部材300によって囲まれた内側であって、封止膜120と対向基板200との間には、充填層320が配置されている。
また、形成されたサンプルE乃至Gは、上述した第2実施形態に相当する。
図6は、サンプルE乃至Gにおける表示パネル1を概略的に示す断面図である。なお、この図6において、アレイ基板100は、第1絶縁膜111、第2絶縁膜112、第3絶縁膜113、第4絶縁膜114、スイッチング素子SWなどを備えているが、図示を省略する。
この表示パネル1において、各画素電極PEは有機層ORGによって覆われ、また、有機層ORGは対向電極CEによって覆われている。対向電極CEは、封止膜120によって覆われている。封止膜120の上には、保護層150が配置されている。シール部材300によって囲まれた内側であって、保護層150と対向基板200との間には、充填層320が配置されている。
続いて、サンプルA乃至Gの各々について、24枚の表示パネル1の電流値0.5mAにおける発光効率(cd/A)を測定し、各サンプルの発光効率の平均値を算出した。この結果を図7に示す。
保護層150を備えていないサンプルAについては、シール部材300及び充填層320を形成する工程で照射された紫外線の影響により第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の有機層ORGがダメージを受けている。このため、著しく発光効率が低く、その平均値は2.1cd/Aであった。
保護層150を備えたサンプルB乃至Gについては、紫外線の影響が低減されるため、サンプルAと比較して高い発光効率が得られた。サンプルBの発光効率の平均値は、3.2cd/Aであった。サンプルCの発光効率の平均値は、4.5cd/Aであった。サンプルDの発光効率の平均値は、4.8cd/Aであった。サンプルEの発光効率の平均値は、3.1cd/Aであった。サンプルFの発光効率の平均値は、4.6cd/Aであった。サンプルGの発光効率の平均値は、4.9cd/Aであった。
また、サンプルB、サンプルC、及び、サンプルDの比較、あるいは、サンプルE、サンプルF、及び、サンプルGの比較によれば、保護層150の膜厚が厚いほど紫外線による第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の劣化が抑制でき、高い発光効率が得られることが確認された。
さらに、サンプルBとサンプルEとの比較、あるいは、サンプルCとサンプルFとの比較、あるいは、サンプルDとサンプルGとの比較によれば、同等の発光効率が得られていることから、封止膜120と保護層150との形成順序に関係なく、紫外線による第1乃至第3有機EL素子OLED1乃至3の劣化が抑制できることが確認された。
このように、対向電極CEと封止膜120との間、あるいは、封止膜120と充填層320との間に、紫外線を吸収する保護層150を配置することにより、発光効率の高い表示パネル1を提供することが可能となる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本実施形態は、有機EL装置として、有機EL表示装置について説明したが、有機EL照明や有機ELプリンターヘッドなどにも利用可能である。
1…表示パネル
OLED1…第1有機EL素子 OLED2…第2有機EL素子 OLED3…第3有機EL素子
120…封止膜
150…保護層
200…対向基板
300…シール部材
320…充填層
SW…スイッチング素子
PE…画素電極 PER…反射層 PET…透過層
ORG…有機層 CE…対向電極

Claims (5)

  1. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板の上方にそれぞれ配置された第1画素電極及び第2画素電極と、
    前記第1画素電極の上及び前記第2画素電極の上に共通に設けられた有機層と、
    前記有機層の上に配置された対向電極と、
    前記有機層の直上に位置する前記対向電極の上に配置され、紫外線を吸収する紫外線吸収剤を含有する保護層と、
    前記保護層の上に配置された封止膜と、
    前記封止膜の上方に配置された対向基板と、
    前記封止膜と前記対向基板との間に充填された充填層と、
    を備えたことを特徴とする有機EL装置。
  2. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板の上方にそれぞれ配置された第1画素電極及び第2画素電極と、
    前記第1画素電極の上及び前記第2画素電極の上に共通に設けられた有機層と、
    前記有機層の上に配置された対向電極と、
    前記対向電極の上に配置された封止膜と、
    前記有機層の直上に位置する前記封止膜の上に配置され、紫外線を吸収する紫外線吸収剤を含有する保護層と、
    前記保護層の上方に配置された対向基板と、
    前記保護層と前記対向基板との間に充填された充填層と、
    を備えたことを特徴とする有機EL装置。
  3. 前記第1画素電極と前記対向電極との間の前記有機層は、前記第2画素電極と前記対向電極との間の前記有機層とは異なる色に発光することを特徴とする請求項1または2に記載の有機EL装置。
  4. 前記保護層は、有機EL材料によって形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の有機EL装置。
  5. 前記充填層は、紫外線硬化型樹脂によって形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の有機EL装置。
JP2009267760A 2009-11-06 2009-11-25 有機el装置 Active JP4942223B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009267760A JP4942223B2 (ja) 2009-11-25 2009-11-25 有機el装置
US12/914,221 US20110108812A1 (en) 2009-11-06 2010-10-28 Organic el device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009267760A JP4942223B2 (ja) 2009-11-25 2009-11-25 有機el装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011113737A true JP2011113737A (ja) 2011-06-09
JP4942223B2 JP4942223B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=44235934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009267760A Active JP4942223B2 (ja) 2009-11-06 2009-11-25 有機el装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4942223B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200069372A (ko) * 2017-11-01 2020-06-16 선전 차이나 스타 옵토일렉트로닉스 세미컨덕터 디스플레이 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 Oled 패키지 방법 및 oled 패키지 구조
US12082477B2 (en) 2021-09-17 2024-09-03 Wuhan China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology Co., Ltd. Display panel including light extraction unit and mobile terminal including the same

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997043874A1 (fr) * 1996-05-15 1997-11-20 Chemipro Kasei Kaisha, Limited Element organique multicolore 'el', procede de fabrication associe et affichage mettant en oeuvre cet element
JP2000068050A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Casio Comput Co Ltd 電界発光素子及びその製造方法
JP2001131434A (ja) * 1999-11-08 2001-05-15 Chemiprokasei Kaisha Ltd 光変性可能な発光性有機色素およびそれを用いたマルチカラー有機el素子
WO2004068910A1 (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Semiconductor Energy Laboratory Co. Ltd. 発光装置及びその製造方法、並びに前記発光装置を用いた電気機器
JP2005251721A (ja) * 2003-09-24 2005-09-15 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器
JP2006228573A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Sanyo Electric Co Ltd エレクトロルミネッセンス素子
JP2006237389A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Sanyo Electric Co Ltd 有機el表示素子描画装置
JP2007149468A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Univ Of Tokyo 発光色可変な有機発光素子
JP2009266673A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Toshiba Mobile Display Co Ltd 有機el表示装置の製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997043874A1 (fr) * 1996-05-15 1997-11-20 Chemipro Kasei Kaisha, Limited Element organique multicolore 'el', procede de fabrication associe et affichage mettant en oeuvre cet element
JP2000068050A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Casio Comput Co Ltd 電界発光素子及びその製造方法
JP2001131434A (ja) * 1999-11-08 2001-05-15 Chemiprokasei Kaisha Ltd 光変性可能な発光性有機色素およびそれを用いたマルチカラー有機el素子
WO2004068910A1 (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Semiconductor Energy Laboratory Co. Ltd. 発光装置及びその製造方法、並びに前記発光装置を用いた電気機器
JP2005251721A (ja) * 2003-09-24 2005-09-15 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器
JP2006228573A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Sanyo Electric Co Ltd エレクトロルミネッセンス素子
JP2006237389A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Sanyo Electric Co Ltd 有機el表示素子描画装置
JP2007149468A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Univ Of Tokyo 発光色可変な有機発光素子
JP2009266673A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Toshiba Mobile Display Co Ltd 有機el表示装置の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200069372A (ko) * 2017-11-01 2020-06-16 선전 차이나 스타 옵토일렉트로닉스 세미컨덕터 디스플레이 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 Oled 패키지 방법 및 oled 패키지 구조
JP2020537814A (ja) * 2017-11-01 2020-12-24 深▲セン▼市▲華▼星光▲電▼半▲導▼体▲顕▼示技▲術▼有限公司 Oledパッケージ方法およびoledパッケージ構造
KR102333465B1 (ko) * 2017-11-01 2021-12-03 선전 차이나 스타 옵토일렉트로닉스 세미컨덕터 디스플레이 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 Oled 패키지 방법 및 oled 패키지 구조
US12082477B2 (en) 2021-09-17 2024-09-03 Wuhan China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology Co., Ltd. Display panel including light extraction unit and mobile terminal including the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4942223B2 (ja) 2012-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101155904B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
KR101244706B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
JP4400570B2 (ja) 電界発光素子
WO2011108020A1 (ja) 有機el装置およびその製造方法
EP2284924B1 (en) Organic light emitting diode display
JP4890582B2 (ja) 有機発光ディスプレイ装置の製造方法
US20110108812A1 (en) Organic el device
KR20170028490A (ko) 표시 장치
KR102700944B1 (ko) 베젤이 감소된 표시장치 및 그 제조방법
US20170244064A1 (en) Display device and method for manufacturing display device
KR20160148102A (ko) 표시 장치
JP2011191739A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス装置
KR102160694B1 (ko) 표시 장치 및 그 제조 방법
JP2004006284A (ja) エレクトロルミネッセンス表示装置
JP6814546B2 (ja) 有機発光表示装置
JP2007234391A (ja) エレクトロルミネッセンス表示装置及び電子機器
WO2019176457A1 (ja) 有機el表示装置および有機el表示装置の製造方法
JP2003303682A (ja) エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2011040347A (ja) 有機el装置
KR20120061396A (ko) 유기 발광 표시 장치
KR102094143B1 (ko) 유기발광다이오드 표시장치의 제조방법
JP4942223B2 (ja) 有機el装置
KR102505167B1 (ko) 유기발광소자
JP2011054424A (ja) トップエミッション型有機elディスプレイ及びその製造方法並びにそれに用いる色フィルター
KR20110035444A (ko) 유기전계발광소자의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4942223

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250