JP2011113276A - エンジニアリングツール - Google Patents

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Abstract

【課題】グラフィック形式のプログラムにおいても、文書比較アルゴリズムを用いて変更点を抽出するようにしたエンジニアリングツールを得る。
【解決手段】グラフィカルなプログラムを作成するプログラムエディタによって作成された変更前の回路図データ121と変更後の回路図データ131とを、ネット情報機能141により、それぞれテキストデータ(変更前)142とテキストデータ(変更後)143とを生成し、これらを入力とするDiff機能144によって、テキストデータ(変更前)142とテキストデータ(変更後)143との最小エディット距離を求めるO(ND)アルゴリズムを用いて、変更点を抽出し、WORD(登録商標)生成機能145により、Diff機能144の出力を、回路図データにマッピングして回路図変更点リスト16を生成する。
【選択図】図3

Description

この発明は、コントローラで使用される図形イメージで作成されたプログラムについて、変更前のプログラムと変更後のプログラムを比較し、変更点を抽出する変更点抽出機能を有するエンジニアリングツールに関するものである。
従来のプログラムの変更点抽出機能に関しては、例えば、特許文献1では、テキストプログラムを、IF文やFOR文などの構造を解析してツリー状にし、ツリー形式でプログラムを表現し、変更前と変更後のツリーを比較することで、プログラムの変更箇所を、高速に特定する方式を提案している。
この特許文献1の例のように、テキスト形式のプログラムの変更点を抽出する方式は、数多く紹介されているが、ラダープログラムのように、グラフィック形式で作成するプログラムの、変更点を抽出する方式については、それを紹介する先行技術文献が少ない。
特開昭63−129419号公報(第3〜8頁、図5A)
従来の方式では、C言語やBASIC言語のような、構造化されたテキスト形式のプログラムの変更点抽出には有効であるが、ラダープログラムのように、グラフィック形式で作成するプログラムには適用できない、という問題があった。
グラフィック形式のプログラムの変更点抽出には、ビットマップレベルでの比較や、図形を配置する座標単位での比較が考えられる。
また、変更点を抽出するために用いるアルゴリズムとして、比較する文書間での最小エディット距離を求めるO(ND)アルゴリズムなどを用いるが、ビットマップや座標単位で比較すると、実際のプログラミングでは変更されていない箇所が数多く抽出されるため、実際に使用する上では、適用が困難である。
グラフィカルなプログラムを、CNS(コントローラ)で実行するためのコンパイル後のニーモニック表現を用いて、変更点を抽出する方式も考えられるが、一般的に、図形表現とニーモニックは1対1に対応しない(同じ図形に見えても、コンパイル後のニーモニックが異なる場合がある)ため、グラフィカルエディタ上では変更していないように見える箇所が、ニーモニックが異なるために変更されたように抽出されることがあり、本方式もプログラムの変更点抽出に適用できない、という問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、グラフィック形式のプログラムにおいても、文書比較アルゴリズムを用いて変更点を抽出するようにしたエンジニアリングツールを得ることを目的にしている。
この発明に係わるエンジニアリングツールにおいては、回路図データを含むグラフィカルなプログラムを作成するプログラムエディタを有するエンジニアリングツールであって、
プログラムエディタによって作成された変更前の回路図データと変更後の回路図データとを、それぞれ接続情報と命令を要素とするマトリクスに分割し、このマトリクスから、変更前のテキストデータと変更後のテキストデータとを生成するテキストデータ生成手段

このテキストデータ生成手段によって生成された変更前のテキストデータと変更後のテキストデータとの最小エディット距離を求める文書比較アルゴリズムを用いて、変更点を抽出するDiff手段、
このDiff手段の出力を、回路図データにマッピングして回路図変更点リストを生成する回路図変更点リスト生成手段を備えたものである。
この発明は、以上説明したように、回路図データを含むグラフィカルなプログラムを作成するプログラムエディタを有するエンジニアリングツールであって、
プログラムエディタによって作成された変更前の回路図データと変更後の回路図データとを、それぞれ接続情報と命令を要素とするマトリクスに分割し、このマトリクスから、変更前のテキストデータと変更後のテキストデータとを生成するテキストデータ生成手段、
このテキストデータ生成手段によって生成された変更前のテキストデータと変更後のテキストデータとの最小エディット距離を求める文書比較アルゴリズムを用いて、変更点を抽出するDiff手段、
このDiff手段の出力を、回路図データにマッピングして回路図変更点リストを生成する回路図変更点リスト生成手段を備えたので、グラフィカルなプログラムであっても、ビットマップレベルでなく、テキストデータにして比較することで、効率よく変更点を抽出することができる。
この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールを有するコントローラシステムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールを示す機能構成図である。 この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能を示す機能構成図である。 この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールで用いられる回路図データの例を示す図である。 この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールで用いられる回路図データの1マトリクスを示す図である。 この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールで用いられるテキストデータの例を示す図である。 この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールのラダープログラムを示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能を示す機能構成図である。 この発明の実施の形態2によるエンジニアリングツールで用いられる修正テキストデータの例を示す図である。 この発明の実施の形態2によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能の変更点抽出結果を示す図である。 この発明の実施の形態3によるエンジニアリングツールを示す機能構成図である。 この発明の実施の形態3によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能の変更ページ一覧の例を示す図である。 この発明の実施の形態4によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能を示す機能構成図である。 この発明の実施の形態4によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能のマーク除去の例を示す図である。 この発明の実施の形態5によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能を示す機能構成図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について図を用いて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールを有するコントローラシステムを示す構成図である。
図1において、エンジニアリングツール1は、エンジニアリング機能を格納するプログラムメモリ101と、エンジニアリング機能を呼び出して実行するCPU100と、演算用の一時記憶装置RAM102と、エンジニアリング機能により生成されるプログラムなどの情報を半永久的に格納する外部記憶装置103から構成され、これらはバス106により接続されている。
エンジニアリングツール1で作成され、外部記憶装置103に格納されたプログラムは、制御ネットワーク4を経由して、コントローラであるCNS(A系)2a、CNS(B系)2bに転送され、コントローラの制御用ロジックとして使用される。
CNS2aは、エンジニアリングツール1で作成されたプログラムを格納する不揮発性メモリ204と、演算用プログラムを格納するプログラムメモリ201と、CNS2bと共有化されたプログラム実行用のデータが格納されるトラッキングメモリ205と、プログラムを読み出して実行するCPU200から構成され、これらはバス206により接続されている。CNS2aにはプラント機器3が接続され、CPU200で実行されるプログラムは、プラント機器3からの入力を受けて演算を行い、その結果をプラント機器3に出力する。
CNS2bは、CNS2aと同様に構成されている。
CNS(A系)2aとCNS(B系)2bは、二重系を構成しており、トラッキングケーブル5で接続される。A系(制御系)がダウン時、B系に制御が切替る。A系からB系には、トラッキングケーブル5経由で、プログラム実行用のデータがコピー(トラッキング)され、切替り後のB系は、それまでにA系(制御系)で実行していたデータで、プログラムを再開できるようになっている。
図2は、この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールを示す機能構成図である。
図2において、プログラムエディタ11は、グラフィカルなプログラムを作成する。変更前プロジェクト12と変更後プロジェクト13は、プログラムエディタ11によって作成されたプログラムで、外部記憶装置103の中にプロジェクト単位で保存される。変更点抽出機能14は、変更前プロジェクト12と、変更後プロジェクト13から、プログラム情報を読み出し、変更点を抽出して、回路図変更点リスト16を生成する。回路図変更点リスト16は、変更箇所にマークされたWORD(登録商標、以下同じ)のドキュメントファイルである。この回路図変更点リスト16は、プロジェクトごとに作成され、ラダーファイルの場合、比較したラダーファイルごとに作成されることになる。
図枠用のWORDファイル15は、回路図変更点リスト16に、図枠をオーバレイしてWORDファイルを生成するためのものである。WORD17は、回路図変更点リスト16を編集したり、紙ファイル18へ印刷する。
図3は、この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能を示す機能構成図である。
図3において、変更前プロジェクト12と、変更後プロジェクト13には、それぞれ、プログラムエディタ11で作成された回路図データ121と、回路図データ131が含ま
れる。ネット情報機能141(テキストデータ生成手段)は、回路図データ121、131から、接続情報と命令からなるネット情報を抽出し、テキストデータ(変更前)142と、テキストデータ(変更後)143を生成する。
Diff機能144(Diff手段)は、テキストデータ(変更前)142と、テキストデータ(変更後)143を入力として、O(ND)アルゴリズム(文書比較アルゴリズム)を使って、両テキストデータの最短エディット距離を求め、変更箇所を抽出する。WORD生成機能145(回路図変更点リスト生成手段)は、Diff機能144により抽出された変更箇所と、図枠用のWORDファイル15を入力として、回路図変更点リスト16を生成する。
図4は、この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールで用いられる回路図データの例を示す図である。
図4において、回路図は、ラダー回路図の例である。ラダー回路図とは、シーケンス図(電気回路図)をベースにしており、入力条件と出力の関係を視覚的にイメージしやすいプログラム言語である。ラダー回路図は、左側に横の列数が固定のマトリクスに分割される。(本例では13列としている。)各マトリクスは、1つの接続情報と、1つの命令から構成される。命令は、ANDやANIを示すシンボルと、命令を実行するための値をリードしたり、結果を保存するデバイスから構成される。
図5は、この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールで用いられる回路図データの1マトリクスを示す図である。
図5において、回路図データの1マトリクスを示すもので、図5の例では、接続情報が、左のマトリクスと、下のマトリクスと接続されていることを示し、命令は、−| |−がAND命令を示し、L12は、L12デバイスから値をリードして、AND命令を実行することを示している。
図6は、この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールで用いられるテキストデータの例を示す図である。
図6において、テキスト2行が、マトリクス1要素に対応する。例えば、↑↓→は、本マトリクスが上のマトリクスと、下のマトリクスと、→のマトリクスに接続されていることを示し、AND L15が、L15のデバイスの値をリードして、AND命令を実行することを示している。
図7は、この発明の実施の形態1によるエンジニアリングツールのラダープログラムを示す説明図である。
図7において、ラダープログラムでは、命令語とデバイスを組み合わせて記述する。図7は、例えば、入力リレー000、001がともにONのときに出力リレー500がONとなるラダー回路図(AND回路)を表現している。
次に、動作について説明する。
エンジニアリングツール1は、コントローラであるCNS(A系)2aとCNS(B系)2bで実行されるプログラムを作成するプログラミングツールで、CPU100、プログラムメモリ101、RAM102、及び外部記憶装置103を備えるパーソナルコンピュータなどが用いられる。
制御ネットワーク4は、CNS2a、2bと、他のCNSや、OPS(Open Profiling Standard)などを接続する制御ネットワークであり、CNS間のデータ通信や、CNSとOPS間のデータ通信に用いられる。
CNS2a、2bは、プラント機器3からの入力を受けて、エンジニアリングツール1で作成されたプログラムを実行し、プラント機器3に結果を出力するコントローラ(CNS)である。CNSは、一般に、A系とB系の二重系で構成され、A系とB系はトラッキ
ングケーブル5で接続され、トラッキングメモリ205のデータの同値化を行う。CNSとしては、CPU200、プログラムメモリ201、不揮発性メモリ204、トラッキングメモリ205を備える、特殊なコンピュータが用いられる。
次に、エンジニアリングツールの動作について説明する。
図2のエンジニアリングツール1は、プログラムエディタ11を使って、グラフィカルなプログラムを作成する。作成されたプログラムは、外部記憶装置103の中に、変更前プロジェクト12と変更後プロジェクト13のように、プロジェクト単位で保存される。
エンジニアリングツール1の変更点抽出機能14は、変更前プロジェクト12と、変更後プロジェクト13から、プログラム情報を読み出し、変更点を抽出して、回路図変更点リスト16のドキュメントを生成する。回路図変更点リスト16は、図2のように、変更前と変更後のグラフィック形式のプログラムを並べて、変更箇所がマークされたWORDのドキュメントファイルになっている。
変更点リストを、そのまま正式な文書として使用するときのために、図枠用のWORDファイル15を別途用意することで、図枠をオーバレイしてWORDファイルを生成する。
次に、変更点抽出機能について詳細に説明する。
変更前プロジェクト12と、変更後プロジェクト13には、それぞれ、プログラムエディタ11で作成された回路図データ121と、回路図データ131が含まれる。ネット情報機能141は、この回路図データ121、131からネット情報(接続情報と命令)を抽出し、テキストデータ(変更前)142と、テキストデータ(変更後)143を生成する。次いで、Diff機能144により、テキストデータ(変更前)142と、テキストデータ(変更後)143を入力として、O(ND)アルゴリズムを使って、両テキストの最短エディット距離を求め、変更箇所を抽出する。さらに、WORD生成機能145により、Diff機能144が抽出した変更箇所と、図枠用のWORDファイル15を入力として、回路図変更点リスト16を生成するようになっている。
次に、回路図データについて説明する。
図4に、回路図データの例を示す。なお、本実施の形態1では、ラダー回路図を用いるが、その他の、命令を表すシンボルと、シンボルとシンボルを接続する一般的なグラフィカルなプログラムエディタでも、同様の方式を用いることができる。
図4の回路図データは、ラダー回路図の例である。ラダー回路図とは、シーケンス図(電気回路図)をベースにしており、入力条件と出力の関係を視覚的にイメージしやすいプログラム言語である。ラダープログラムでは命令語とデバイスを組み合わせて記述する。例えば、入力リレー000、001がともにONのときに出力リレー500がONとなるラダー回路図(AND回路)は、図7のように表現される。
ラダー回路図は、左側に横の列数が固定のマトリクスに分割され、本例では13列としている。各マトリクスは、1つの接続情報と、1つの命令から構成される。命令は、ANDやANIを示すシンボルと、命令を実行するための値をリードしたり、結果を保存するデバイスから構成される。
図5は、マトリクスの詳細を示すもので、この例では、接続情報が、左のマトリクスと、下のマトリクスと接続されていることを示し、命令は、−| |−がAND命令を示し、L12は、L12デバイスから値をリードして、AND命令を実行することを示している。
図3のネット情報機能141は、回路図データを解析して、図5のマトリクスを取り出し、これをテキストデータ(変更前)142や、テキストデータ(変更後)143に、変換する。
テキストデータの例は、図6に示されている。テキスト2行が、マトリクス1要素に対応する。例えば、↑↓→は、本マトリクスが上のマトリクスと、下のマトリクスと、→のマトリクスに接続されていることを示し、AND L15が、L15のデバイスの値をリードして、AND命令を実行することを示している。
図3のDiff機能144は、図6のようなテキスト形式の変更前のファイルと変更後のファイルを比較して、変更点を抽出する。図3のWORD生成機能145は、テキスト形式で抽出された変更点を、元のラダー回路図にマッピングして、回路図形式にして回路図変更点リスト16を生成する。
図7は、ラダープログラムの例を示している。ラダー回路図とは、シーケンス図(電気回路図)をベースにしており、入力条件と出力の関係を視覚的にイメージしやすいプログラム言語である。ラダープログラムでは、命令語とデバイスを組み合わせて記述する。例えば、入力リレー000、001がともにONのときに出力リレー500がONとなるラダー回路図(AND回路)は図7のように表現される。
実施の形態1によれば、変更点抽出機能により、グラフィカルなプログラムを、ビットマップレベルでなく、ユーザのエディット単位である接続情報と命令情報のテキストデータに落とし、このテキストデータに対して、O(ND)アルゴリズムを用いて比較するようにしたことで、ユーザによるエディット作業と同等の変更点が抽出される。
また、ユーザは、この変更点抽出機能を用いることで、他のユーザが行った変更を正しく、かつ効率的に把握できるので、変更箇所の確認作業や、変更箇所を現地プログラムに反映する作業を効率的に行うことができる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2について図に基づいて説明する。
図8は、この発明の実施の形態2によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能を示す機能構成図である。
図8において、12〜16、121、131、141〜145は図3におけるものと同一のものである。図8では、テキストデータを修正するテキスト修正機能146(テキスト修正手段)を有し、テキストデータ(変更前)142をブロック単位に修正して修正テキストデータ(変更前)1421とし、テキストデータ(変更後)143をブロック単位に修正して修正テキストデータ(変更後)1431とする。
図9は、この発明の実施の形態2によるエンジニアリングツールで用いられる修正テキストデータの例を示す図である。
図9において、修正された修正テキストデータ(変更前)1421と、修正テキストデータ(変更後)1431の例が示されている。1行が、ラダープログラムの1ブロックに相当する。
図10は、この発明の実施の形態2によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能の変更点抽出結果を示す図である。
図10において、変更点抽出の結果、ブロック単位で印刷した例を示している。ブロック単位で、同じブロックを並べ、追加・削除された場合は、対応する位置に空白をあけている。
グラフィカルなプログラムは、一般的に線が接続されたブロック単位に、機能がまとめられていて、この機能単位で、すなわち線が接続されたブロック単位で、変更や追加や削除などが行われることが多い。したがって、実施の形態2は、ブロック単位で、変更点を抽出し、ブロック単位で並べて印刷することにより、機能的な変更が、ユーザにとって分かりやすくなるようにした。
図8の、テキスト修正機能146は、この目的を達成するために設けられた機能であり、テキストデータ(変更前)142と、テキストデータ(変更後)143を読み込んで、解析し、ブロックを抽出する。ブロックの切れ目は、ラダープログラムの場合は、出力命令とロード命令が続いた箇所が切れ目と判断できる。(一般的に、グラフィカルなエディタは、ブロックの切れ目を何らかの形で解析できるはずである。)1ブロックを1行として、修正テキストデータ(変更前)1421と、修正テキストデータ(変更後)1431を生成する。
修正テキストデータ(変更前)1421と、修正テキストデータ(変更後)1431の例は、図9に示すとおりで、図9では、1行が、ラダーの1ブロックに相当している。
修正テキストデータ(変更前)1421と、修正テキストデータ(変更後)1431の比較アルゴリズムは、実施の形態1と同じ方式のO(ND)アルゴリズムで実施できる。
図10は、変更点抽出の結果、ブロック単位で印刷した例を示している。ブロック単位で、同じブロックは並べ、追加・削除された場合は、空白をあけて、ブロック同士を並べることによって、変更のあったブロックを簡単に識別できるようにしている。
ブロック単位で以上のような変更点抽出を行った後は、異なるブロック同士を比較して、命令単位での変更点抽出を行う。その方法は、実施の形態1と同じである。
実施の形態2によれば、ブロック単位での比較を行うようにしたので、ユーザは、機能単位での変更点を簡単に把握できるため、変更点の識別が容易になる。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3について図に基づいて説明する。
図11は、この発明の実施の形態3によるエンジニアリングツールを示す機能構成図である。
図11において、1、11〜18は図2におけるものと同一のものである。図11では、変更ページ抽出機能19(変更ページ抽出手段)を設け、回路図変更点リスト16から、変更ページを抽出して、WORDファイル変更ページ一覧20を生成する。
図12は、この発明の実施の形態3によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能の変更ページ一覧の例を示す図である。
図12において、WORDファイル変更ページ一覧20は、変更点を含むページ番号を表形式で印刷したものである。
変更点の回路図を、ユーザにて参照するときに、膨大な回路図の中から、一部の変更箇所を検索する必要がある場合が多い。WORDなどのソフトウェアを使える場合は、WORDの検索機能を使うことができるが、プラントが動いている現地でプログラムを変えるときに、WORDなどのソフトウェアが使用できず、印刷した紙ファイルで変更箇所を検索する必要がある場合がある。
図11の変更ページ抽出機能19は、回路図変更点リスト16から、変更のあったページ番号を抽出して、WORDファイル変更ページ一覧20を出力する。図12に、WORDファイル変更ページ一覧20の例を示してある。単純に、変更点を含むページ番号を表形式で印刷する形式である。
変更点抽出のアルゴリズムなどは、実施の形態1、または実施の形態2と同等である。
実施の形態3によれば、変更点を含むページを印刷するようにしたので、ユーザは、紙ファイルなどで、変更のあった回路図を、簡単に見つけ出すことができる。
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4について図に基づいて説明する。
図13は、この発明の実施の形態4によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能を示す機能構成図である。
図13において、12〜16、121、131、141〜145は図3におけるものと同一のものである。図13は、マーク除去機能147(変更点削除手段)を有し、回路図変更点リスト16のうち、ユーザが変更点としてみなしたくない箇所のマークを、手動で簡単に除去するようにしている。
図14は、この発明の実施の形態4によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能のマーク除去の例を示す図である。
図14において、例えば、AND M5121を選択して除去ボタンを押すと、マークを除去しますか、の警告が表示され、はい、とすることにより、マークが除去される。
実施の形態1、実施の形態2とも、O(ND)アルゴリズムを用いて変更点を抽出する。これにより、ユーザの操作と同じレベルの変更点を抽出可能であるが、エディタ機能により、自動的に行が追加されている箇所も、変更点として抽出される場合がある。このような変更点は、ユーザとしては変更点としてみなしたくない場合がある。
このため、実施の形態4は、図13のマーク除去機能147を設けている。マーク除去機能147は、変更点として抽出されたが、ユーザが変更点としてみなしたくない箇所のマークを、手動で簡単に除去するための機能である。
図14には、マーク除去機能147の簡単な操作イメージを示している。図14では、例えば、AND M5121を選択して除去ボタンを押すと、マークを除去しますか、の警告が表示され、はい、とすることにより、マークが除去されるようになっている。
実施の形態4によれば、マークを除去する機能を設けたので、不要なマークを簡単に除去し、ユーザにとって、より精度の高い、回路図変更点抽出リストを簡単に得ることができる。
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5について図に基づいて説明する。
図15は、この発明の実施の形態5によるエンジニアリングツールの変更点抽出機能を示す機能構成図である。
図15において、12〜16、121、131、141〜145は図3におけるものと同一のものである。図15では、Diff機能144は、テキストデータ(変更前)142とテキストデータ(変更後)143の変更点抽出時に、CNSへの転送用に、変更行リスト148を生成する。転送機能149(転送手段)は、変更行リスト148を参照して、変更のあった行のみCNSに転送する。
実施の形態5では、転送機能149を設け、変更行リスト148を参照して、変更のあった行のみCNS2a、CNS2bに転送するようにしている。このため、実施の形態5のDiff機能144は、テキストデータ(変更前)142とテキストデータ(変更後)143の変更点抽出時に、CNS2a、CNS2bへの転送用に、変更行リスト148を生成し、転送機能149により、この変更行リスト148を参照して、変更のあった行のみCNS2a、CNS2bに転送する。実施の形態5での前提としては、CNS側に、行単位でのプログラムの転送機能が搭載されている必要がある。
実施の形態5によれば、変更のあった行のみをCNSに転送するようにしたので、転送時間を短くすることができる。
1 エンジニアリングツール
2 CNS
3 プラント機器
4 制御ネットワーク
5 トラッキングケーブル
11 プログラムエディタ
12 変更前プロジェクト
13 変更後プロジェクト
14 変更点抽出機能
15 図枠用のWORDファイル
16 回路図変更点リスト
17 WORD
18 紙ファイル
19 変更ページ抽出機能
20 WORDファイル変更ページ一覧
100 CPU
101 プログラムメモリ
102 RAM
103 外部記憶装置
106 バス
121 回路図データ
131 回路図データ
141 ネット情報機能
142 テキストデータ(変更前)
143 テキストデータ(変更後)
144 Diff機能
145 WORD生成機能
146 テキスト修正機能
147 マーク除去機能
148 変更行リスト
149 転送機能
200 CPU
201 プログラムメモリ
204 不揮発性メモリ
205 トラッキングメモリ
206 バス
1421 修正テキストデータ(変更前)
1431 修正テキストデータ(変更後)

Claims (5)

  1. 回路図データを含むグラフィカルなプログラムを作成するプログラムエディタを有するエンジニアリングツールであって、
    上記プログラムエディタによって作成された変更前の回路図データと変更後の回路図データとを、それぞれ接続情報と命令を要素とするマトリクスに分割し、このマトリクスから、変更前のテキストデータと変更後のテキストデータとを生成するテキストデータ生成手段、
    このテキストデータ生成手段によって生成された上記変更前のテキストデータと上記変更後のテキストデータとの最小エディット距離を求める文書比較アルゴリズムを用いて、変更点を抽出するDiff手段、
    このDiff手段の出力を、上記回路図データにマッピングして回路図変更点リストを生成する回路図変更点リスト生成手段を備えたことを特徴とするエンジニアリングツール。
  2. 上記テキストデータ生成手段によって生成された上記変更前のテキストデータから機能的なブロックを検出して、ブロック単位に修正された変更前の修正テキストデータを生成するとともに、上記変更後のテキストデータから機能的なブロックを検出して、ブロック単位に修正された変更後の修正テキストデータを生成するテキスト修正手段を備え、
    上記Diff手段は、上記ブロック単位の変更点を抽出することを特徴とする請求項1記載のエンジニアリングツール。
  3. 上記回路図変更点リストから変更のあったページを抽出して、一覧表にする変更ページ抽出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のエンジニアリングツール。
  4. 上記回路図変更点リストの変更点を削除する変更点削除手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のエンジニアリングツール。
  5. 上記プログラムエディタによって作成されたプログラムをコントローラに転送する転送手段を備え、
    上記Diff手段は、上記変更前のテキストデータと上記変更後のテキストデータとから、変更のあった行を抽出した変更行リストを作成し、
    上記転送手段は、上記変更行リストを参照して、上記変更のあった行のプログラムのみを上記コントローラに転送することを特徴とする請求項1記載のエンジニアリングツール。
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